宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

5/20建設企業委員会 「宮城県下水道広域化・共同化計画」とみやぎ型管理運営方式についての質疑応答

2022年5月20日宮城県議会 建設企業委員会が開催されました。

今回は、委員会の間中、ヘリコプターのホバリングのようなひどい騒音が、委員会室のすぐ外で続いていたため、発言者の言葉が聞き取れない箇所が多数ありました。

 

今回の記事内容

「宮城県下水道広域化・共同化計画」の策定状況についての質疑応答

◆国が音頭を取って、都道府県が、「下水道広域化・共同化計画」を2022年度中に策定することになっている

◆汚水処理の現状分析について

◆汚水処理の効率化を躊躇せずに進めてほしい

「下水道広域化・共同化計画」の内容は、市町村の理解を得ているのか?

明治用水頭首工の漏水による取水困難事故を踏まえた本県取水施設緊急点検の報告

みやぎ型維持管理業務に係るモニタリングについての質疑応答

◆みやぎ型開始後1か月間の状況は?

◆みやぎ型4月度モニタリング結果の公表について

企業局の所管事務についての質疑応答

◆広域水道と流域下水道の市町村への料金改訂のスケジュールについて

◆みやぎ型の人員配置、実施体制について

 

①「宮城県下水道広域化・共同化計画」のパブコメは今年11月下旬、計画策定・公表は来年3月下旬 

②みやぎ型4月度モニタリング結果の公表は6月下旬

 

宮城県下水道広域化・共同化計画」の策定状況についての質疑応答

 

 

◆国が音頭を取って、都道府県が、「下水道広域化・共同化計画」を2022年度中に策定することになっている

福島委員

ま、あのう、えーとー、改めて、そのう、この下水道広域化・共同化計画というのは、国が、あのう、?????の、これに取り組まないと、あの、「使えません」みたいなこともあって、まあ、その、国のほうが音頭を取って、まあ、都道府県で、そのう、 ホントに作ってるという状況だと思うんですけども。

 

国土交通省HPより

www.mlit.go.jp

 

汚水処理の事業運営に係る「広域化・共同化計画」策定について(関係4省連名通知)https://www.mlit.go.jp/common/001235467.pdf

 

あくまで、そのう、広域化・共同化の、まあ、主体は市町村であって、市町村が、どういう形で、こう、選んでいくかということになっていると思いますが。

まあ、それを元に、まあ、今年度中に、そのう、えー、ま、今年度の予定で、「具体的な検討および意見聴取を行い、計画を取りまとめます」ということで、ま、中間案が作成されるということでして、この中間案作成の前後に、この委員会にも、一定の、そのう、えー、情報の提示というのはお願いしたいんですけど、いかがですか?

千葉土木部長

あのう、私どもも、今の検討状況、今回説明させていただいておりますが、もちろん、あの、中間案ができた際にはですね、議会のほうにお示ししたうえで、パブコメを開始していくというふうにしたいと思ってますので、できる限り、やっぱり、あのう、委員のみなさまにもご理解いただくうえで、対応できるところは対応してまいりたいと思います。

福島委員

それで、そのう、計画に、ま、盛られることについては、市町村の合意・納得のうえで盛られると思うんですが、この広域化・共同化計画ができたら、その先は、どんなふうに、その、進むのか? 

ま、強制力というか、あるいは、そのう、うんとー、国の支援も含めて、どういう形で、そのう、計画の実行みたいなことの、えー、進捗を、ま、見ていくのかどうか? ちょっと、伺いたいと思います。

計画はできましたが、その後どうなるのか?

千葉土木部長

まさしく、これ、広域化・共同計画というのは、どういったメニュー、ソフト、ハードをどういったメニューで、どういった時期にやっていくか? っていうのを取りまとめたものでございます。

それが、7つのブロック、それぞれの地域性がございますので、それぞれのブロックごとに、いろいろ入れていくという中で、これについては、もちろん、その、たとえば、その、各市町の中で、あのう、たとえば、集約化が、やるとすれば、それは、もちろん、国の、あのう、補助事業を活用しながらやっていく、と。

また、先ほど申し上げたように、たとえば、企業局の流域形成地域と連携しそうな場合は、もちろん県も一緒に入って、こう、やっていきますし、いずれ、その、これから、これをしっかりやっていかないと、立ち行かなくなるということは目に見えてますので、われわれが、もう一緒になって、あの、ここは市町を支援していくということだと思っております。

福島委員

ま、ただ、この間、何度も、こう、勉強会されてますけども、そうは言っても、そのブロックの中の市町村の中、市町の中でも、それぞれ、抱えてる課題なり、状況が違っているので、そう簡単に、こう、まとまっていく場合だけでもないと思うんですけど、それはそれとして、課題や、まあ、方向性は示すけれども、あとは市町村の選択っていう理解でいいですか?

千葉土木部長

あのう、これまでも、勉強会は、ここに伝えたとおり、検討状況に書いてますが、かなりの回数、ペースでもって、市町村といろいろ意見交換をしてまいりました。

市町村の思いっていうのは、もちろん、いろいろたぶん課題はあるんですが、あのう、広域化・共同化していくうえでは、やっぱり必要だというのは、みなさん共通の認識だと思っています。

やり方は、たぶん、いろいろあるだろうし、それをしっかりと、各ブロックごとに盛り込みつつ、あとは、ソフト対策でどうしていくか? っていうのは、いろいろ議論があるかと思います。

そこは、先ほどご説明しましたが、市町の実情を踏まえながら、個別にそこは対応してく、と。そういったことを、できる限り網羅しながらですね、進めてまいりたいというふうに考えています。

福島委員

ま、あのう、懸念だとは思いますが、決して、あの、押しつけになってはいけないというふうに思うんですけど、その点、確認させてください。

千葉土木部長

おっしゃるとおりです。あの、県がと言うよりは、市町が主体となって、そこをやっていくことが大事ですので、そこをうまくサポートしていくことだと思います。

 

◆汚水処理の現状分析について

本木委員

まあ、汚水処理っていうのはね、これは、あのう、われわれも、ほら、市民生活につながるうえで、あの、住民福祉というか、衛生面で非常に大事なことなんで、えー、まさに、命の水の水道とあわせてね、下水道の、おー、ま、下水道というか、汚水処理も、非常に大事なことなんで。

ま、そういった中で、この現状分析および課題抽出という中で、職員数の減少だとか、施設の老朽化だとかということを羅列してますが、まあ、施設はねえ、劣化していくものだし、あのう、災害時の管渠の、あの、再整備なんか、ホント大変だったなあと思ってますし。

あと、職員数の減少ねえ、これは、それぞれの自治体の、やっぱり姿勢を問われるわけですね。だから、これは、私も、その、現状分析が何を意味してるのかよくわかんないんで、当たり前のこと書いてあるんで。

で、あと、その、管理費の増加だとか収入の減少っていうのは、これは、あのう、知恵を出すべき範疇なのかな、と。

簡単に言えば、こないだもちょっと、企業局と話をしたけれども、あのう、汚泥のね、堆肥化だとか、あの、いくらでも今、あのう、対応でき得る部分があるので、こういったことを、やっぱり、積極的に取り入れて、あのう、維持管理費をいかに軽減していくか? ということの一点なのかな、と。そういうふうに思うんだけども、どうなんですか?

(筆者注:下水道汚泥の再利用に関しては、放射能汚染の影響も考慮する必要があります。2021年11月建設企業委員会では下記のような質疑応答がありました。)

 

miyagi-suidou.hatenablog.com

 

宮城県企業局における放射能濃度測定の結果について 

https://www.pref.miyagi.jp/documents/24869/20220509.pdf

 

千葉土木部長

あのう、この現状分析につきましては、これまでも、市町と一緒になって、どういった課題があるか? というのを議論した中で、ま、大きくは、この3つのカテゴリーになるだろう、と。

ま、当たり前の部分ももちろんあります。職員の減少もあり、施設の老朽化は当たり前でございます。それから、今後、維持費かかる。

ただ、今後、あのう、料金収入、回収率が少なくなる中では、どういった形で、そこを、あの、効率化していくか? ということが、最大のテーマだと思っています。

そうすると、やっぱり、1つは、????、施設を集約化して、あるいは管理する施設を少なくするとか。そして、たとえば水道と下水の包括的な、たとえば委託をしていくとか。たとえば、市町村ブロックでもってやっていくとか。そういった、いろいろ様々な工夫があると思いますので、そういったことを、しっかりとこの中で議論していくことが大事だなというふうに思っています。

◆汚水処理の効率化を躊躇せずに進めてほしい

本木委員

まあ、あの、みやぎ管理型の、まあ、事業もね、いまスタートしたわけですけれども、やっぱり、あのう、おー、いろんな議論があって、非常に??にする議論もあって、私たちも、あのう、議論の中で、やや疲れた一面はあったんだけども、やっぱり、こういったことを1つ1つ積み重ねる中で、あのう、まさに少子高齢化ですから、人口減少社会なんで、地方に住む人たちにとってみれば、ホント大変な状況なんだよね、なに一つとっても。

だから、こういったことも含めて、トータル・メリットを追及していくっていうのは、非常に、これ、大事なことでもあるので、えー、そういった中で、えー、そういった中で今度、業態変化を地域に当てはめると、うーん、行政、政治っていう面からすれば、そういったところに、この、きちんとした、あの、対応していかなくちゃいけないかっていう原点があるので、あのう、そこんところは、あのう、知恵を出していきたい、と。

やっぱり、あの、結局は自分たちに跳ね返ってくるね、一面があるので、あの、そこは、あの、行政がしっかりと、あのう、県民の理解を得られる形で、創意工夫をしながら、より効率的に対応できるような仕組みをね、あのう、今きちんと作っておかないと、あの、5年遅れると、また大変になるわけだ、うん。

あのう、もう、とにかく、そういう時には、ホントに将来のことを見据えて、のちのちに感謝されればいいわけだから、うん。あのう、そういったところは、あの、あまり、こう、躊躇せずに、逆に前に進めていただきたい。期待してますから。

 

「下水道広域化・共同化計画」の内容は、市町村の理解を得ているのか?

佐々木委員

えーと、おー、まあ、上工下水道の、まあ、広域化についても、まあ、いろいろ???ことがあって、私なんかは上水道に頭があってですね、えー、下水道の広域化について、あまり、こう、うー、どうなってるか? について、不勉強だったんですけれど。

ま、改めて、えー、令和元年度から3年度にかけて、数えたところ、56回も勉強会開きながらね、ある程度の、その、実施計画書案を、まあ、まとめたということに対して、今までの、あー、ご努力に対して敬意を表したいというふうに思います。えー、まあ、その割には、上水道の広域化ほどは進んでないことが残念なんですけれども。

あのう、この勉強会は、当然、7ブロックに分けて、えー、各市町村を、全部入ってて、えー、進められてたということなのかどうか? これ。

千葉土木部長

そのとおりです。

佐々木委員

えー、それでは、そう、取り組みメニュー、具体的に、実施計画案は、令和3年度に、まあ、あの、提案されてるようなんですけれども、あー、これは、各7地域ブロックごとに、えー、その実施計画書案が示されたというふうに理解してよろしいんですか?

千葉土木部長

ハイ、そのとおりです。あの、ただ、ここは、今回、あのう、検討の状況っていうのは、その???、???でやってますが、それこそいろんな提案があって、こんな相談できないか? っていうものもありますので、そういったことを、これから、あの、 中間案作成までブラッシュアップするという考え方です。

佐々木委員

あのう、この実施計画書の案にまとめられた提案内容については、それに参加した各市町村は、ある程度理解を示したうえで提案されたという考え方でよろしいんですか?

千葉土木部長

あのう、基本的にはこういう項目があるということは理解してます。まあ、もちろん、温度差はたぶん、あることだとは思ってますが。

あの、いずれ、これから、また、あのう、もう少し細分化したものも出てきてますんで、そういったものをしっかり、こう、あの、原因的な対策について、しっかり落とし込んでいくということだと思っています。

あのう、特に、あのう、先行しているところでは、さっき、あのう、申し上げました下水道に対して上水も一緒に、あの、併せて?????とやってございますので、そういった???も紹介しながらですね、あの、これから、計画をしっかり作っていくんだと思っております。

 

明治用水頭首工の漏水による取水困難事故を踏まえた本県取水施設緊急点検の報告

 

佐藤公営企業管理者

報告事項のご説明の前に、今月17日に愛知県の工業用水道事業において、水源である矢作川明治用水頭首工の漏水により、取水が困難となっている事故を踏まえた本県水道事業における取水施設の緊急点検について、口頭でご報告いたします。

えー、企業局では、水道用水供給事業において2つの取水堰と取水塔、工業用水道事業において2つの取水堰の計5カ所の取水施設を有しております。

緊急点検は、県と運営権者が連携して、各取水施設をパトロールし、堰、上下流の河川状況についても、目視点検を行い、特に異常がないことを確認しております。この件につきましては以上でございます。

 

news.yahoo.co.jp

 

みやぎ型維持管理業務に係るモニタリングについての質疑応答

 

 

◆みやぎ型開始後1か月間の状況は?

仁田委員

あのう、まあ、運営されて、開始してから1か月ですけれども、まあ、このモニタリングの結果含めて、また、この1カ月の、その、運営権者と県のやり取り含めてね、あのう、スムーズにいっているのか? 問題点がいろいろあって、いろいろやってるのか? その辺、あの、詳らかに出してください。

佐藤公営企業管理者

あのう、4月1日の、ま、零時からですね、運営権者に、運営が、ま、移行したということなんですが、各、あの、えー、引継ぎもですね、ま、順調にいきまして、あの、運営権者も、非常に、こう、緊張感を持って運営にあたってるということでございます。

で、あのう、県の、まあ、職員、事務所の職員とも、あの、毎日、あの、打ち合わせをしながら、運営状況を確認し、えー、安定的な運営をしてることを確認しておりますので、えー、この状況を引き続き、継続してまいりたいというふうに考えております。

仁田委員

はい、了解。

 

◆みやぎ型4月度モニタリング結果の公表について

福島委員

えー、今回は県が実施した4月度の水質基準項目について、ま、抜粋という形で報告いただきました。

しかし、あのう、えー、要求水準書、ま、県とSPCとで、ま、確認している要求水準書によると、月間の維持管理結果の報告は、維持管理計画書に基づき実施した運転管理保守点検及び修繕の結果を取りまとめ、個別事業ごとに作成し、県に提出することとなっています。

ま、上水で言えば、月間運転管理水質管理報告書と月間保守点検修繕報告書が、報告書の名称で、中身としては、運転管理報告、水質管理報告、エネルギー管理報告、浄水発生土処理報告、保守点検報告、修繕報告、安全衛生報告の7報告書が、県に、ま、月間、月ごとに提出されることになっています。

ま、水質管理報告は、ま、30日以内の提出期限ということで、で、その他の報告は、あのう、12月の時点で、あのう、えとー、ちょっと、あのう、12月って言うか、要求水準書の時点で書いてあるのは、月末から15日以内となっているので、ま、7つのうち、6つの月間報告書は、5月15日までに県に提出されているはずだと思うんですけど、その点いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

あのう、まず、あのう、報告書なんですけども、あの、7つの報告書があるということではなくって、いま、あの、委員からお話あった、ま、月間運転管理水質管理の報告書と、あと、月間保守点検修繕報告書っていう中の内容について、いくつかの内容が入った報告書が提出されるということになっておりますので、まずは、あの、報告書としてそういう形の中に、そういうのが入っているということでございます。

あのう、提出期限につきましては、あのう、委員のご指摘のとおりでございまして、水質管理報告書は、えー、翌月の30日、ま、ここで、4月度につきましてと言うと、5月30日。

それ以外のものについては、えー、翌月の15日ですので、5月15日が、ま、提出期限というふうになってるんですが、あの、まず、その、ここに書いたのは、あの、流れをお示しするということで、「5月30日までには、水質も含めて全部出てきます」という意味で書かせていただいたということですので、ちょっと誤解があったら、申し訳なかったんですが。

で、えー、4月度の報告書なんですが、5月30日にですね、ま、水質管理報告も含めて、すべて、えー、県のほうに提出を受けておりまして、現在、県のモニタリングに着手してるという状況でございます。

福島委員

5月30日?

佐藤公営企業管理者

あ、5月13日に、5月13日に、えーと、その5月30日までという水質のほうの報告書も含めて、すべて提出いただいておりますし、いまモニタリングに着手してるという状況でございます。

福島委員

ぜひ、あのう、水質の管理は、あのう、30日以内だけれども、そのほかは15日以内で、早く出してるということが、ま、わかるようにしていただければということであります。

で、水質管理はもちろん大事ですけれども、他の、そのう、さまざまな報告も大事なものであり、県のモニタリングが欠かせないと思います。

で、確認ですけど、県がモニタリングし、公表するのは、水質管理だけに限らず行うという理解でよろしいですか?

佐藤公営企業管理者

ハイ、そのとおりでございます。

福島委員

えとー、それで、今回、あのう、先ほど6項目、ま、月に1回県が検査するのが、19項目で、そのうち6項目に、えー、絞ったということですけれども、あの、年に4回とか、あの、県が検査する項目いろいろありますけど、合わせて51項目なんですよね。で、そのうちの6項目ということでは、ちょっと、あのう、少ない検査結果だというふうに思うんですけど、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、すいません。先ほど、もうちょっと、えーと、この報告の趣旨でございますが、あのう、ま、1カ月以上過ぎたということで、改めて、その、維持管理業務のモニタリングの流れについて、ま、ご報告させていただきたいということで、で、「6月下旬には、モニタリングの結果の公表させていただきます」という趣旨で、ま、させていただきました。

一方で、その水質基準項目は、みなさま気にされていると思ったので、あの、県のほうで、ま、重要だと思うとこ抜粋してですね、「こう守ってます」ということをお知らせすれば、ご安心いただけるのかなと思いまして、そういうご報告をさせていただいたものでございまして、で、あのう、今ご指摘のとおり51項目ございます。

で、あの、モニタリングの結果の公表についてはですね、えーとー、要求水準満たしてるかどうかをしっかり確認して、ご報告をさせていただきたいと思っています。

福島委員

その際の期日なんですけれども、たとえば残留塩素については、県が毎日検査する4項目の1つになっています。で、これについては、水道法より厳しい県独自の基準も設けていますが、今日のご報告だと、その県基準が表記されておりません。

たとえば、その残留塩素ですと、麓山では0.4㎎/lから0.7㎎/l以下。中峰は同じく。それから、えー、あ、中峰も同じです。で、南部山では、0.22㎎/lから0.4㎎/l以下ということで、やっぱり、こういう場合は、水道法以上に厳しい県の独自基準を書き込んだ中で、そのう、どうだったのか? ということも、やっぱり書き込むべきだというふうに思いますが、ま、どうなのか? ということと、併せて残留塩素だけでなく、一般細菌は、県基準では10個以下ですし、色度は1度以下、濁度は0.1度以下が県の基準です。

で、やはり、県基準でこれまでやってきてますので、それを併せて表記、わかるような形で、その公表をしていただきたいとおもうんですけど、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、公表の際はですね、ま、しっかり、そういうこともわかるような形にして公表させていただきたいと思います。

福島委員

えーとー、そして、今回、あの、広域水道、ま、上水だけの検査結果だけですけれども、流域下水道の放流水質の試験結果はどうだったのか? ま、今回報告がないのは、ま、なぜなのか? 伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

あのう、ちょっと、報告の仕方も、あのう、何て言うんでしょ、誤解を招くようだったかもしれませんが、あの、モニタリングの流れをご説明したいということで、「公表」(と言葉を強調して)ということでご報告させていただいたわけではなかったものですので。

あの、ま、特に水質基準については、あのう、みなさん、あのう、気にされてると思いますので、それは、「県で特定した部分については、大丈夫でした」ということを、お伝えしておいたほう、その、モニタリング結果の公表に際してはですね、ま、しっかりと、あの、わかるようにですね、あの、公表項目について、公表させていただきたいと思います。

福島委員

ま、あのう、全県民だけでなく、全国的に、あの、注目を集めてる事業が4月から始まって、その最初の月の月間報告ですから、非常に注目度もありますし、これまであまりわからなかった方も、あのう、「見てみようかな」みたいなこともありますから、やはり、あの、「わかってるだろう」ではなくて、できるだけ丁寧に、あのう、公表していただきたいというふうに思っております。

それで、えーとー、下水道の、そのう、放流検査の報告の時には、やはり、あの、下水道法や水質汚濁防止法よりも厳しい県基準も書き込んでいただきたいと思いますし、県が行っている日常検査、中検査も、月平均値だけでなく、ま、これまでどおり、毎日の試験結果も合わせて、ま、報告していただきたいというふうに思います。

あの、要求水準書の中には、そのう、えー、この、日常、「水質日常試験、中試験の結果の月平均が県基準を満たすこと」ということが、要求水準になってはおりますけれども、あのう、ま、それは基準の緩和でありますし、これまでよりも放流水質の悪化が心配される方々、流域の住民、漁民のみなさんの心配や不安を減らすという意味でも、ま、毎日検査してるので、その毎日の放流水の状況がどうなのか? を公表すべきというふうに思いますが、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

まず、あの、えーとー、先ほど、委員のほうからの後半のお話にあった、あの、非常になんか変わってるんじゃないか? ということについてはですね、あのう、ま、われわれとしては、ま、そういうことではなくて、ま、これまでも、県の、えー、まあ、月の平均値、県の基準を超えないことを、ということを確認することにしていて、それは中身はまったく、あのう、変わっていないということについては、あのう、申し添えさせていただきたいと思います。

あと、あのう、先ほどの下水道のですね、あの、検査基準、あのう、厳しい県基準を書き込むと、それは、そのとおりと思ってますので、あの、公表に際してはですね、ま、しっかりそういうことがわかるように、ま、させて、ま、いただきたいと思います。

あと、モニタリングの、ま、要求水準が、つまり、遵守されてるか? その遵守状況を確認するということがモニタリングですので、で、あの、ま、公表内容についてもできるだけわかりやすくですね、あのう、添えさせて公表させていただきたいと思います。

福島委員

あのう、何も変わってないと言いますけれども、月平均が県基準を超えてるのかどうか? と、その日その日の、あのう、状況が県基準を超えているのか? いないのか? では、全然違っていますので、やはり、あの、情報公開を進めるという点では、これまでどおり県がやっている検査結果も含めて公表していただきたいなと、求めておきたいと思います。

で、事業開始式では、その、うんと、みずむすびみやぎマネジメント、あ、みずむすびマネジメントみやぎですね、MMMの社長も、あのう、決して隠しごとをせず情報を発信する、都合のいい情報だけじゃなくて、悪い情報も伝えていく隠しごとをしない会社を目指すとおっしゃってますし、挨拶のプログラムにもあって、挨拶にも書き込んでおりますので、ぜひ、あのう、えー、SPCの理解も得られると思います。

ぜひ、あの、えー、上水もですし、下水道も、そのう、水質検査、放流水の検査結果のモニタリング公表では、そうした観点で、えー、進めていただきたいと思いますけど、再度いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、モニタリング、あの、3重のモニタリングになっておりますが、県のモニタリングとしてもですね、しっかり、運営権者のモニタリングの結果をですね、確認させていただいて、わかりやすい形で公表させていただきたいと思います。

 

企業局の所管事務についての質疑応答

 

◆広域水道と流域下水道の市町村への料金改訂のスケジュールについて

福島委員

あの、広域水道と流域下水道の、えー、市町村への料金改訂のスケジュールの詳細を伺いたいと思います。あの、令和6年度から、新しい料金改訂にするということで予定を組んでおりますので、関連市町村への説明は、今どういう段階なのか? それから、県議会で料金改訂条例を提出するのはいつ頃と考えているのか? 伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、今月から来月にかけてですね、あの、料金改訂の、ま、県としての考え方を、ま、市町村のみんなさまに、ま、お示ししまして、ま、夏以降、料金改訂案を、ま、提示していこうというふうに予定しております。そのようにですね、あのう、ま、協議を継続的に行ってですね、来年の夏頃までに、その料金改訂について、ま、市町村のみなさまの合意を得たいと思っておりまして、で、それを経てですね、令和5年の9月議会のほうに、あのう、ま、提案していきたいというふうに考えてございます。

福島委員

ま、大事な問題ですし、みやぎ型に入って初めての料金改訂になりますので、ぜひ、あのう、関係市町村とのやり取り、進捗状況など、この委員会にも丁寧に報告することを求めたいと思いますが、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、協議の中身、相手のある話ですが、あのう、提供可能な範囲でですね、あの、提供させていただきたいというふうに思います。

◆みやぎ型の人員配置、実施体制について

福島委員

えと、先週17日に、えー、南部山浄水場と県南浄化センターを、まあ、視察させていただきました。大変ありがとうございます。えー、(みずむすびサービスみやぎの)安東社長にも同行していただきました。感謝を申し上げてください。

で、あのう、3月の委員会でも質問した人員配置、実施体制について、確認させていただきたいんですけれども、3月18日に企業局からいただいた資料では、そのう、みずむすびサービスみやぎ、MSMの社員は240名と言いますけれども、実際に現場で働く社員は、223名ということでよろしいですか?

大沼水道経営課長

えー、ご指摘のとおりですね、えー、えー、人員数233名で事業がスタートしておりまして、(「223名」と隣席の職員に耳打ちされて)223名で事業がスタートしておりまして、えー、県としてはですね、名簿で確認しているところでございます。

福島委員

えとー、3月15日にもいただいた資料ですけれども、えとー、今年の3月までの指定管理の事業者の人員体制は、ま、契約時だというふうには思いますけれども、合わせて、全部合わせて266名ということでよろしいですか?

大沼水道経営課長

えー、従前のですね、受託者、指定管理者の人員はですね、えー、平成元年度の時点で確認した数字でございまして、(「令和元年度」と隣席の職員に耳打ちされる)すいません、令和元年の時点で確認した数字としておりまして、ご指摘のとおりでございます。

福島委員

ということは、指定管理の時より、現場から43名人員が減っているという理解でよろしいですか?

大沼水道経営課長

えー、数字をですね、単純に比較すれば、そのような形になります。

福島委員

えーとー、まあ、あの、名簿で確認したということのご答弁いただきましたが、あのう、常駐でいる職員と広域保全という形で、ま、遊軍的に各施設を回って保守点検している職員とが、ちょっと、こう、混然としてるなという印象を、ま、現場で受けてるんですけども、事業開始に向けて全国から出向という形で来ている人もいるようです。

ま、現時点で3月で説明されたとおりの人員配置、実施体制なのかどうか? 確認したいんですけど、いかがですか?

大沼水道経営課長

いま現在の、えー、実際の人員がどうなってるのか? っていうのは、えー、県としては確認はしておりません。ただ、大幅に変更はないものとは認識しております。

えー、布陣をですね、一体的に有する新たな体制として、えー、保全業務ですね、えー、2つのエリアに分けて、えー、広域的に対応するなどですね、効率的な体制が築かれておりまして、えー、現時点でですね、管理能力(?)が低下しているということではないと考えております。

第2回経営審査委員会資料4事業計画の概要より

www.pref.miyagi.jp

福島委員

終わります。