元日本郵便副会長稲村公望さんが、水道民営化の愚を語る!(インタビュアー:甲斐まさやすさん)
2022年5月23日、元日本郵便副会長 稲村公望さんのインタビュー動画が、NaoLion Rebel Music Japan チャンネルで公開されました。
水道民営化は、失敗すると犠牲が起きる!
ボリビアでは、お金がない人たちは泥水を飲むハメになった。
「水貧困」世帯が四分の一に
そして、日本でも水道を民営化したら起こりうるのが、「水貧困」(warter poverty)だ。水道料金の支払いがままならないほど困窮している状況をそう呼ぶ。
一般に、上下水道の料金が世帯収入の三%を超えると支払いの負担を大きく感じ、五%を超えると支払いが困難な状況に追い込まれると言われている。
(中略)
日本の総務省の家計調査を見ると、三人世帯の月額上下水道料金はおよそ五〇〇〇円。もしイギリスのように、四二%ほど水道料金が値上がりすれば、月額で七〇〇〇円を超える。年収三〇〇万円弱で暮らす三人以上の世帯が日本でも水貧困に陥るわけだ。ちなみに年収が三〇〇万円以下の世帯は、全世帯の三割以上を占める。水道を民営化すれば、日本でも水貧困の急増は確実だ。
(「水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと」岸本聡子著/集英社新書 ©2020 89ページ ~ 90ページより)
宮城県の水道民営化は、今すぐにでも止めさせるべき。
民営化とは、公のインフラを、国民の財産を、ある特定の勢力に渡して、私物化させることだ。
水道の民営化=コンセッション方式というのは、特に悪辣で、所有権は公のまま、経営権だけを民間と称する一部の連中に渡す、必ず儲かる仕組みになっている。
これから、宮城県は、再公営化じゃなくて、新しいものにすればいい。公営の時だって、全てがいいわけじゃないけど、民営化=私物化よりはいい。前の公営よりも、もっと良いものを目指してやるのが大事。
日本の水の技術は、(世界でも)相当レベルが高い。なぜそれを使って、公営で外国に打って出ないのか。たとえば、東京都の水道水をボトルにして、世界に売ったらどうか。
仙台でも、稲村公望さんの講演会が開催されます!
「民営化について一緒に考えませんか?」
新自由主義とは何か? その特徴とは?
郵政民営化・水道民営化とは?
民営化に成功例がないことなど。
稲村さんご自身の経験を交えてお話をしていただく予定です。
令和4年7月24日(日)
時間:13時半開場
14時開始
(後半30分間質疑応答)
(16時終了予定)
会場:仙台市市民活動サポートセンター
参加費:1000円(学生無料)
申し込み不要でどなたでもご参加いただけます。
直接会場へお越しください。
主催:松島っ子守る会
連絡先:022-290-9125【小澤】
アクセス
仙台市市民活動サポートセンター
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目1−3
交通案内
・JR仙台駅西口から徒歩約15分(約1.1km)
・地下鉄東西線「青葉通一番町駅」北1番出口徒歩約6分(約450m)
・市営バス「商工会議所前」徒歩3分
松島っ子守る会の主催者の方々です。
小澤陽子松島町会議員(無所属)
伊達の おゆきさん