宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

水道水検査に欠かせないヘリウムが、世界的な 供給不足とウクライナ侵攻に伴う物流混乱により、日本各地で調達できない自治体が続出! 

 

5月18日の讀賣新聞オンライン記事

news.yahoo.co.jp

この記事によると、

ヘリウムは水のカビ臭の原因となる物質や農薬などを検出する分析機に使われ、水道水から成分を分離する際に必要」(ヘリウム品薄、水道水検査に影…契約業者が納入できなくなった自治体「こんなこと初めて」讀賣新聞オンライン 5/17(火) 18:37 配信 Yahoo! JAPAN ニュース掲載 より)

ですが、

ヘリウムは米国やカタールなど一部のガス田からしか産出されていない。輸入価格は年々上昇しており、昨年は1キロ・グラムあたり平均8100円超と、10年前の3倍に達している。」(ヘリウム品薄、水道水検査に影…契約業者が納入できなくなった自治体「こんなこと初めて」讀賣新聞オンライン 5/17(火) 18:37 配信 Yahoo! JAPAN ニュース掲載 より)

全国20政令市と東京都のうち、大阪市のほか、名古屋、新潟、静岡、浜松、岡山の5市が計画通り調達できていない。」(ヘリウム品薄、水道水検査に影…契約業者が納入できなくなった自治体「こんなこと初めて」讀賣新聞オンライン 5/17(火) 18:37 配信 Yahoo! JAPAN ニュース掲載 より)

とのことです。

 

東京大学物性研究所の山下穣准教授は、「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」という記事で、

「これまでのヘリウム危機は,天然ガス関連施設の定期修理やトラブルなどの一時的な原因で発生してきた。一方、現在のヘリウム危機は中国をはじめとする新興国における需要の増大に供給が追い付いていないことが要因となっており、深刻化と長期化を警戒する必要がある。」(「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」より)

とし、2019年に東京大学物性研究所で開催されたヘリウムリサイクルのワークショップについてご紹介しています。

「国内にはヘリウムガスを液化する設備は大学などの研究機関にしかなく、液体ヘリウムを輸入するガス会社で蒸発したヘリウムガスを再液化できるところはほとんど無いようである。研究機関の持つヘリウム液化設備を開放して、民間企業で使われたガスの再利用にもつなげることができれば、日本全体のヘリウムリサイクルに非常に大きな効果があげられるだろう。
 しかし、こうした対策をするにも相当の予算措置が必要である。今後、数年にわたってヘリウムが手に入りにくい状況が続くことを鑑みれば、緊急にこうした予算措置を求める提言が必要である。」(「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」より)

「この『ヘリウム危機』は見方を変えれば、ヘリウムリサイクルに必要な技術開発や制度を整理する、『絶好の好機』なのかもしれない。地球から毎年採取できるヘリウム資源が限られているのに対して、データセンター用のヘリウム充填ハードディスクから超電導リニア中央新幹線量子コンピュータまで、新規のヘリウム需要は世界中で増えるばかりである。こうした状況の中、国内のヘリウムリサイクルを進めて、省ヘリウム技術開発を進めれば日本の産業にとって大きなアドバンテージとなるであろう。」 (「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」より)

「まずは研究機関規模でのヘリウムリサイクルの枠組みと基礎技術の開発を進め、そこで蓄積されたノウハウを産業分野を含めたヘリウム利用者全体に広げることで社会全体に大きなインパクトを与えることができるだろう。政府にはこうした活動への支援をお願いしたい。」(「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」より)

このような趣旨を、「物理学会を中心として 6 学会,2 研究機関連絡会と 39 機関でまとめた」(「ヘリウム危機の現状と今後の課題について」より)緊急声明文が、2019年12月に発表されています。↓

「ヘリウム危機」に臨んでの緊急声明⽂  ヘリウムリサイクル社会を⽬指してhttps://www.jps.or.jp/information/docs/seimei20191220.pdf

ヘリウム危機の現状と今後の課題について 東京大学 物性研究所 山下 穣https://yamashita.issp.u-tokyo.ac.jp/image/HeliumCrisis_2020.pdf

www.k.u-tokyo.ac.jp

 

みやぎ型管理運営方式の状況は?

みやぎ型でのヘリウムの在庫見通しと今後の対応について、みずむすびマネジメントみやぎ、みずむすびサービスみやぎのHPにあるお問い合わせフォームから質問しました。

5月18日の夜に送信した内容は下記のとおりです。

「水道水の検査に欠かせないヘリウムが品薄となり、調達できない自治体が相次いでいる。」という讀賣新聞記事(5月17日)を見ました。御社でも、これからヘリウムの調達に困難をきたすのではないかと心配しています。
この件に関して、次の3点についてお知らせください。
1)現在のヘリウム在庫量で、どれくらいの期間なら、問題なく上水道の水質検査を行える状況なのでしょうか?
2)今後、ヘリウムの供給量が急激に回復することは期待できませんが、御社はどのような対応策を講じていくおつもりでしょうか? 具体的に教えてください。
3)ヘリウムの調達費用が高騰することによって、水道水の市町村への卸売り価格が上がるとしたら、どの程度になると予測されますか?
以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

www.mizumusubi.co.jp

 

みやぎ型管理運営方式の監督部署である宮城県の水道経営課水道経営管理班にも、お問い合わせフォームから、同じく5月18日の夜に下記の内容を送信しました。

みやぎ型管理運営方式でのヘリウムの調達について

「水道水の検査に欠かせないヘリウムが品薄となり、調達できない自治体が相次いでいる。」という讀賣新聞の記事(5月17日)を見ました。みやぎ型の事業においても、これからヘリウムの調達に困難をきたすのではないかと心配しています。
次の3点について、県としてどのように把握なさっているのかをお知らせください。
1)現在のヘリウム在庫量で、どれくらいの期間なら、問題なく上水道の水質検査を行える状況なのでしょうか?
2)今後、ヘリウムの供給量が急激に回復することは期待できませんが、どのような対応策を講じていくのでしょうか? 具体的に教えてください。
3)ヘリウムの調達費用が高騰することによって、水道水の市町村への卸売り価格が上がるとしたら、どの程度になると予測されますか?
以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

www.pref.miyagi.jp

 

 

シンポジウム「東北の山の今と未来を考える」  温暖化対策で森林を破壊するのは本末転倒! 住民の生活と水源涵養林が破壊される!    

現在東北各地で計画されているメガソーラーや巨大風力発電による再生可能エネルギー開発は、大規模な森林伐採による土砂崩れや洪水、地下水や上水道用水の水源枯渇など、住民の生活を脅かし、取り返しのつかない自然破壊をもたらす深刻な問題です。

シンポジウム「東北の山の今と未来を考える」を主催する下記の7団体は、こういった開発計画の中止を訴えています。

 ・耕野の自然と未来を考える会(宮城県丸森町

 ・太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会(宮城県仙台市

 ・鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会(宮城県大崎市

 ・加美町の未来を守る会(宮城県加美町

 ・風力発電を考える色麻の会(宮城県色麻町

 ・Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~(青森県青森市

 ・みやぎ・なめとこ山の会

 

 

シンポジウム「東北の山の今と未来を考える」は、YouTube でもライブ配信されます。

 

このシンポジウムのプレスリリースです。 

www.atpress.ne.jp

 

このシンポジウムを開催するためのクラウドファンディングも行われています。

readyfor.jp

 

上記の2記事から、各地の計画を要約させていただきます。 

 

(1)耕野の自然と未来を考える会(宮城県丸森町

この地区は上水道が未整備で、ほぼ全ての家庭が地下水に頼った生活をしている。

2019年9月に、約115ha の森林を伐採するメガソーラー計画が持ち上がった。
丸森町は、2019年10月の台風19号で甚大な被害を受け、大規模な土砂崩れ、道路崩落が発生した。

メガソーラー計画では、土砂崩れや洪水を防ぐ山林を広範囲に伐採し、切り土や盛土により地形を大きく改変するため、住民に大きな不安を与えている。

 

(2)太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会(宮城県仙台市

最大 4.9㎥/sの上水道用水が取水され、仙台市など仙塩地区3市1町に供給する重要水源地にあり、秋保温泉の観光資源でもある太白カントリークラブを閉鎖し、ゴルフコースすべてを使って、総面積1,115,000㎡(115ヘクタール)に12万7,500枚のソーラーパネルを設置し、現状の樹木を半分伐採する計画。

特に海外製の太陽光パネルには、カドミウム、鉛、セレン、ヒ素インジウム等有害物質が多く含まれているが、今回の事業者である株式会社ブルーキャピタルマネジメントは、中国製の太陽光パネルを使用すると断言。

太陽光パネル破損等により、雨水とともに流出して、土壌汚染や、地下水、河川に水質悪化を招く恐れがあり、現地の秋保のみならず、名取川下流域で使用している多くの仙台市民、農家に多大な被害を起こす原因となる。

太陽光パネルは、水に浸かっても、フレームから外れて壊れていても、光が当たると、発電してしまう。

このため、2020年2月16日に発生した埼玉県のアスクル物流センター火災では、消防士が感電死。放流した水は地表に流れて周辺に広がり、太陽光発電モジュールに直接放水すると、破損した部分から水を伝わって消防士にまで電気の通り道ができてしまう。

 

(3)鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会(宮城県大崎市

鳴子温泉郷の周囲に、7つの風力発電事業の計画がある。陸上では日本最大級となる200m級の風車189基が立ち並ぶといった限度を超えた商業的な大規模開発は、美しい鳴子の景観を損ない、多様な動植物が住む自然を壊してしまう。

この地域では、既に地熱発電水力発電バイオマス発電など、様々な再生エネルギーの活用が進んでいるが、節度を越えた開発に疑問がある。

www.sankei.com

また、上記の産経新聞の記事では、

<7計画のうち「六角牧場風力発電事業」には、23年の東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された東北大の牧場地を、大学が除染しないまま貸し付けていた。>

<環境影響評価(アセスメント)手続きの一つで昨年4月に開かれた宮城県環境影響評価技術審査会では、放射性物質の専門家が、風力発電施設の建設工事で放射性物質が周辺地へ流出することを懸念した。>

<鳴子地区がある大崎市も昨年3月に再エネ条例を制定。事業者に事前協議や住民との合意形成を義務づけた。再エネ固定価格買い取り制度では、関係法令や条例に違反すると認定が取り消される規定があり、全国で前例もある。>

<【宮城県大崎市再生可能エネルギー条例】 事業者に対し、事業着手90日前までに市と事前協議すること、住民説明会や一定の範囲の住民との協議による合意形成を義務づけた。「理解が得られた」とする住民代表(自治会長や行政区長らを想定)の複数の署名が入った「説明会等報告書」の提出を求める。協議は原則、合意形成まで繰り返される。市は「事業者も住民も条例を活用し、しっかり話し合ってほしい」と呼びかけている。>

といったことが紹介されています。

(筆者注:< >内は、上記の産経新聞記事からの抜粋です。)

 

(4)加美町の未来を守る会(宮城県加美町

  風力発電を考える色麻の会(宮城県色麻町

加美町は、宮城県北部に位置し、2017年に「世界農業遺産」として認定された大崎耕土の水源地。

加美郡の水田地帯を取り囲む奥羽山脈の尾根筋に、高さ200m級の風車が、最大約170基立ち並ぶ計画で、日本では、1つの町の山間部にこれだけ大規模な風車群が建設された例はない。

建設予定地は、林野庁の管理する国有林の緑の回廊を含み、水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、土砂崩壊防備保安林、宮城県水道水源特定保安地域、加美町水資源保全地域など。

 

(5)Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~(青森県青森市

十和田八幡平国立公園を含む青森市十和田市、平内町、野辺地町七戸町、東北町の6市町村にまたがる八甲田山周辺で、1事業の規模では、国内最大の陸上風力発電事業を計画。

事業計画区域には、十和田八幡平国立公園も含まれており、ほぼ全てが森林区域で保安林にあたる。

 

シンポジウム「東北の山の今と未来を考える」を後援している全国再エネ問題連絡会のHPに、「白熱エネルギートーク」ダイジェスト(2021年8月29日)という対談記事があます。

saiene-news.com対談のゲストである鈎裕之氏(公益社団法人東京電気管理技術者協会千葉支部長)と、山口雅之氏(全国再エネ問題連絡会共同代表 函南町軽井沢メガソーラーを考える会共同代表)が、端的に再エネ問題についてお話しなさった内容を要約させていただきます。

山口雅之氏談

再生可能エネルギーを大手電力会社が固定価格で買い取ることを義務づけるFITという国の制度のもと、国民は電気料金として再エネ賦課金を払わされているのに、投機目的でFIT認定IDを転売する悪質な事業者たちが放置されている。

森林法には許可の条文はあるが、取消し条文がないので、許可を取った後、残置森林 さえ残さないで森林を切ってしまっても、中止命令をかけられない。

環境アセスメントも、単なるセレモニーでしかない。何の強制力も罰則もなく、環境 アセスメント終了の判断は事業者任せになっているので、形式的な手順さえ踏めば事業ができる。

鈎裕之氏談

電気事業法第1条にあるとおり、メガソーラーも風力発電も、電気工作物である限り、公共の安全と環境の保全は絶対守らないといけない。

第一条 この法律は、電気事業の運営を適正かつ合理的ならしめることによつて、電気の使用者の利益を保護し、及び電気事業の健全な発達を図るとともに、電気工作物の工事、維持及び運用を規制することによつて、公共の安全を確保し、及び環境の保全を図ることを目的とする。

elaws.e-gov.go.jp

 

山口雅之氏が内閣府規制改革会議タスクフォースに招かれた際の発言は、山口氏が準備した文書や資料をもとに内容を補足した記事として、長周新聞に掲載されました。
www.chosyu-journal.jp

 

悪質業者に資金流入  法改正による規制必須

 

 以上からわかる再エネ事業者の実態だが、田舎はご存じのとおり高齢化が進み、後継ぎもおらず、田畑や山を持っていること自体を負担に感じている方も多くいる。事業者は、地主さえ土地を手放すことに同意してもらえれば、他の住民は地主に気遣いをして「反対の声を出しづらくなる」ことを熟知している。地域の住民には、計画が相当進んだ段階になってから説明会を開催し、事業はもう止めることはできない段階にあると思いこませ、住民にあきらめを抱かせる手口をとっている。

 

 一方、事業者は縦割り行政の限界を熟知し、巧妙な話術や事実と異なる虚偽の文書を使い、きわめて狡猾に行政の担当職員をだます。たとえば奈良県平群町のメガソーラー建設をめぐって林地開発許可申請に虚偽があったことを、奈良県知事も「業者に職員がだまされた」といっている。

 

 また事業者は、反対する住民運動の代表者を狙って誹謗中傷をおこなったり、脅迫をしたり、反対運動に対してスラップ訴訟を起こしたりしている。私自身も事業者から脅迫されている。

 昔、「サラ金地獄」といわれた時代があったが、今は「再エネ地獄」といえるのではないかと思っている。その構図が酷似している。いずれも法や制度の不備を突き、悪質な事業者が次々生まれ、国民に多くの被害をもたらすが、その背景にメガバンクや大企業、ファンドなどからの資金が悪質事業者に流れている。

 

(「熱海の悲劇くり返さぬため再エネに対する法的規制を 全国再エネ問題連絡会 共同代表・山口雅之」長周新聞 2021年9月17日 より)

 

山口雅之氏から全国各地の悲惨なメガソーラー被害の報告が行われ、それをもたらしている上記のような悪辣な実態が語られたにもかかわらず、

「この日のタスクフォースをオンラインで視聴した各地の住民からは、住民の真剣な 訴えを経産省環境省林野庁の役人が受け止めようとしていない、タスクフォースの4人の委員も事業者寄りの人物ばかりで公平性に欠ける、など厳しい意見が数多く寄せられている。」(「熱海の悲劇くり返さぬため再エネに対する法的規制を 全国再エネ問題連絡会 共同代表・山口雅之」長周新聞 2021年9月17日 より)

とのことです。

 

そして国は、太陽光発電のさらなる導入拡大を狙う省庁横断の検討会を立ち上げ、

「今年夏ごろに太陽光発電の特性に合った用地を確保するための基本的な考え方を取りまとめる。」(「太陽光発電の設置拡大、山林から平地に誘導 政府検討会」日本経済新聞 2022年4月19日 より)

そうです。

www.nikkei.com

 

 

 

水から始める民主主義を本気で実現するひとしずくプロジェクトを始動します!

みなさん、こんにちは! このブログの筆者ひとしずくです。

これまで3年間あまり、みやぎ型管理運営方式という宮城県の水道民営化をめぐって、その当事者である宮城県に住む人々や、問題意識を共有してくださり、宮城県の動向を見守りつつ、全国から応援してくださった方々が、どのようなことを考え、語り合い、どういった議論を経て、さまざまな行動を起こしていったのかについて、非力ではありますが、でき得る限り克明に記事にしてまいりました。

数え切れないほどたくさんの方々にご協力をいただき、熱心に読んでくださるみなさんがいらっしゃったからこそ、ここまでブログを続けることができました。

関わってくださったすべてのみなさんと、ご一緒に作り上げてきたと言っても過言ではありません。心からの感謝を捧げたいと思います。

3年前、このブログを始めた目的は、未来の世代のために、宮城県の水道が民営化されるに至った経緯を詳細に記録することでした。

水というすべての生命を支える最も重要な問題に対して、この時代に生きた人々がどのように向き合い、どういった困難に阻まれたのか、誰かが書き残しておかなければいけないと考えたのです。

残念ながら、宮城県ではみやぎ型管理運営方式が開始され、企業が私たちの命の水を儲けの手段にすることを止めることはできませんでした。

「命よりカネ」の圧力に抗う民主主義の力が、この地ではあまりにも弱かったのです。私は、「このままでは、水道の再公営化を目指すことも、心許ない」という鬱々とした思いに深く沈み込んでしまいました。

そんな時に、敬愛するオードリー・タンさんの本を読み、大変勇気づけられました。

オードリー・タンさんがデジタル大臣を務める台湾では、人と人をつなぐデジタルの力を使って、多様な人々の視点を問題解決に生かすソーシャルイノベーションが活発に行われ、みんなが参加できる社会システムの構築が急速に進められています。

 

 

私は、公開されている動画や書籍で彼の問題へのアプローチの仕方を学び、この地域の命の水をめぐる問題を解決するために用いることによって、本当の民主主義を育てていこうと決意しました。

 

世界にデジタルが登場してから起こった変化の一つに、「誰もが、自分の視点で世界に貢献できるようになった」ということがあります。

(「まだ誰も見たことのない『未来』の話をしよう」語り オードリー・タン 執筆 近藤弥生子 SB新書574 SBクリエイティブ  ©2022 18ページより)

 

社会問題について意見を述べようとする時、私たちはつい、「自分はそのことに関してあまり知識がないから、まずは勉強をしてから」と考えてしまったり、その分野の有名な先生の講演を聞いたり、本を読んだりして、それでわかったような気になってしまったりしがちです。

もちろん、専門家の知見に学ぶことは大切です。けれども、あなたという世界に唯一無二の人にしか見えないこともあるはずです。同様に、すべての人に、その人にしか見えない何かがあります。そのことは、もっと注目されるべきです。

「自分なんかが感じていることや、考えていることなんか、大して意味がない」と思ってしまうかもしれませんが、オードリー・タンさんが言うように、「世界にデジタルが登場してから起こった変化の一つに、『誰もが、自分の視点で世界に貢献できるようになった』」ということがあります。

実際、国内では全く売れないようなニッチな商品や、関心を持たれることが少ない事柄も、時空間を超えるインターネットを通じて情報発信をすると、それを求める人が意外といたりすることはよくあります。

ただ、どんな原石も磨かなければ、その真の輝きが姿を現すことはありません。きっかけは、素朴な疑問や意見だったとしても、それを深掘りして考えたり、他の人々と議論を重ねたりしながら、ブラッシュアップしていくことによって、社会の課題を解決する素晴らしい何かが生まれる可能性につなげていくことができます。

 

社会問題とはだれかが解決してくれるのを待っていたり、自分一人で解決しようとしても永遠に一部分しか解決できません。異なる能力を持っていたり異なる角度で物事を見る人が、自分とは異なる部分の問題を解決できるのです。だからこそ、皆で分担して問題を解決するということが非常に大切です。そして解決方法をシェアしていくこともまた、とても大切です。こうした姿勢を「オープンイノベーション」と呼び、この姿勢で社会問題の解決にあたることを「ソーシャルイノベーション」といいます。

(「まだ誰も見たことのない『未来』の話をしよう」語り オードリー・タン 執筆 近藤弥生子 SB新書574 SBクリエイティブ  ©2022 75ページより)

 

ひとしずくプロジェクトは、このソーシャルイノベーションのプラットフォームを目指します。メンバー間のコミュニケーションがより円滑になるようなシステムを作り、命の水をめぐる様々なテーマについて、それぞれ分科会のようなコミュニティを形成して議論を深め、様々な情報を蓄積して活用できるようにしていきます。

 

現在、ひとしずくプロジェクトでは、スタートメンバーを募集しています。

 

解決したいテーマを自ら掲げて、調査研究やディスカッションを主導したいという方がいらっしゃいましたら、Twitterアカウントの ひとしずく #命の水を守ろう! までご連絡ください。 ↓

ご自分が極めたいと思われるテーマについて、具体的な内容を2,000字程度にまとめていただき、OneDriveで共有してくださると、あなたのテーマを深めていくためのコミュニティをスタートさせることができます。

命の水を守ることを通じて公共の福祉と持続可能な社会に資するテーマでしたら、制限は特にありませんので、ご自由にお寄せいただければと思います。ご参考までに下記にテーマの事例を挙げさせていただきます。

・すべての人の水へのアクセスを保障するベーシックウォーター

・水源涵養林の保全をめぐる林業、メガソーラーの問題

・水道現場の労働環境の改善と人材育成

・下水道、工業用水道がもたらす環境負荷を監視するシステムの構築

・住民間のつながりや意見交換の場の形成

・住民目線の行政や自治体議会をどう作っていくか

・水道事業の経営に関する会計分析

・セキュリティや知的財産権をめぐる問題

・水分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の動向を把握する

・地下水をめぐる問題

・地域経済や歴史、文化との連携

・住民が参画できる多様な水道事業の模索

携わりたいテーマについて、ご相談や意見交換をなさりたい方も、お気軽にTwitterアカウントまでお問い合わせください。

フラットな関係で信頼と友情を育みながら、息の長い活動にしていきたいと思います。

みんなで価値あるアイデアを作り上げるプロセスを、ご一緒に楽しみましょう!

 

 

台湾のPDIS(Public Digital Innovation Space)のブログ です ↓

pdis.nat.gov.tw

 

 

4/9 「宮城の水が危ない!ストップ!水道民営化」市民集会 後編 小川静治氏報告 「宮城県の水道民営化 現在地とこれから」

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小川静治氏プレゼン画面より

 

今回の記事内容

小川静治氏報告 宮城県の水道民営化 現在地とこれから

◆水道民営化の現在地

◆県民の6割超が水道民営化に否定的

◆宮城県の水道民営化の主な論点と県の言い分

◆字が小さ過ぎて読めない全体収支計画は、HPから印刷できない設定になっている!

◆なぜ337億円もの事業費削減ができるのか?

◆運営企業が「これは非公開で」と言えば、非公開に!

◆水源から蛇口まで民営化が狙われる100%受水自治体

◆危機対応の要は経験豊かな県職員の存在

◆水道の広域連携と民営化の合わせ技

◆水道民営化をやめさせることは十分可能

質疑応答

閉会の挨拶

アンケート結果

 

小川静治氏報告 宮城県の水道民営化 現在地とこれから

 

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

さて、えー、次にですね、えー、当市民ネットワークの知恵袋、えー、小川静治さん から、えー、それでは宮城の状況はどうなんだ? ということについて、えー、ご報告をいただきます。

えー、宮城の水道民営化の現在地、そして、えー、まさに、いま、近藤さんからお話があった広域化の問題も絡めて、これから何が問題点となってくるのか? ということについて、えー、ご報告いたします。小川さん、よろしくお願いします。

 

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ただいまご紹介いただきました小川でございます。

えーとー、今ちょうど、スクリーンのほうに映っていますが、えー、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎとして、えー、現在の状況をどう捉えて、それから、これからどのような方向で、あの、考えていったらいいのか? というような内容をですね、25分程度で説明をしたいと思います。

 

◆水道民営化の現在地

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小川静治氏プレゼン画面より

最初に、あのう、市民集会、何回か、あの、命の水ネットワークでやってるんですけども、毎回出してるのがこの図でして、一番左側のところの下に、ここですね、これが、いわば、まあ、公的なスタートですね。

あの、2017年の2月に、え、第1回の宮城県上工下水一体官民連携検討会とかってやつが、開催されたわけですね。こっから、まあ、公式的には、いわゆる水道民営化の問題が、宮城県の中でも議論をされるというような状況に入っていったわけです。

で、まあ、いくつか、この、今日は詳しい中身は、全部省きますけれども、えー、それ以降、この、現在の、今というところに至るまで、どういうプロセスがあったのか? ということを、特に赤い日付のところですね、これはポイントになるところが、こういう日付の、まあ、イベントでしたっていうところで、ま、見ていただければいいと思います。

えー、水道民営化をめぐっては、今度の4月の12日、来週ですね、えー、出発式みたいなやつが、あー、県と、このみずむすびマネジメントの人たちでやるようです。まあ、1つのイベントですね。

www.mizumusubi.co.jp

えー、この一連のプロセスを考えた時に、この右側の所に、えー、県民への説明ということで、数字を入れてあります。

ちょっと、めんどくさい数字なんですけども、結論から言うと、この、おー、2019年、20年、21年、えー、3年間で、500人の県民の人にしか、説明してないんですよ。県民に直接説明したことっていうのは、ここに書かれていること以外はないんです。

だから、宮城県の人口、200万を超えているわけですけども、500人ですよ。だから、話にならないわけです。

あの、説明したかしないかなんてのは、あのう、いや、それは、十分ですか? 十分でないですか? っていうレベルの全然下のところということになると思います。

で、あのう、命の水ネットワークで、たとえば、宮城県の企業局長、企業局の、まあ、責任者の人と話をした時に、えー、こういうふうに問いかけるわけですよ。

「県民の理解は進んでると思いますか? 」と。

「いや、あの、十分じゃないので、これから丁寧にご説明を、説明責任を果たしていきたい」と。これ、常套文句なんですよ。これしか言わないんですよ。

だけど、結果は500人なんです。で、これはですね、あの、行政としてはですよ、あの、役人としては、あのう、ボクらからすればですね、えー、「何やってんだ? 」っていう話です。

 

◆県民の6割超が水道民営化に否定的

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小川静治氏プレゼン画面より

で、んー、これが、3つの具体的な事例をご紹介しますが、左側、これは、あのう、去年の10月に宮城県知事選挙が行われたわけですね。

その時に河北新報が、世論調査を、県民意識調査をやって、えー、ボクは、水道みやぎ方式っていうのは、あの、見出しとして気に入らないんですけども、まあ、いいとして、要するに、水道民営化については、「否定的な意見6割超える」というのが、去年の知事選挙の時の河北新報の報道でした。これは10月の13日です、去年の。

で、ところが、それに先立つ6月25日に、村井県知事の村井嘉浩さんは、あー、県議会で、えー、あのう、命の水ネットワークが、あの、呼びかけてね、え、定例化、県議会の定例会に対して、請願署名をやりましたね。

1万9千何某の請願をしたわけですけども、「そのことを、どういうふうに、知事、考えますか? 」ってことで、議会で、あの、質問されて、それに対する答えがですね、「すべての県民ではなく、1万人超えのみなさんが、今回の上工下水みやぎ型管理運営方式に対して疑問を持っているということだというふうに受け止めております」。

ここまでは、まあ、いいんですね。この赤文字のところです。「非常に多くの県民は、この県についてご理解をいただいているというふうに思っています」っていうことです。こういうふうに言ったんです。

要するに、あの、「県民の多くは、水道民営化について理解してもらってます」と。「1万9千何某は、少数派です」というふうなことを、一言で言ったわけですね。

で、しかし、先ほど最初に見ていただいたように、河北新報の報道では、調査では6割の人が、「これ、おかしいんじゃない」っていうことで、否定的だったということです。

ボクは、この2つの事例からですね、うーん、村井知事っていうのは、僕自身の感覚ですので、みなさんがどう思うかアレですけども、「何も考えてないんじゃないか? 」と。県民がどういう意識でいるか? っていうことについてね。

「仮にちょっと考えたとしても、完全な見当違い」というふうに言わざるを得ないわけですよ。6割の人が否定的なんだから。それを、あのう、「非常に多くの人」、つまり、普通の日本語で言えば、7~8割の人っていうふうになりますね、数字的に言えば、非常に多くということは。

全然正反対の認識だということですね。それで、こういう重大なことをやられたんじゃ、たまったもんじゃないってことになるわけです。

だから、たとえば、真ん中の記事にありますけども、市町村は、「どうなってるんだろう? 」というふうに疑問を持つのは、当然のことだと思います。

で、全部の紹介ができないんですけども、この右側に、まあ、宮城県が考えている民営化の事業計画に対して、それぞれの市町村、先ほど、あのう、おー、近藤さんが、受水市町村っていうんで、いくつか図解して説明されてましたけども、それらの市町村ではですね、あの、2つの事例だけちょっとご紹介しますが。

角田市「優先交渉権者」、ま、つまり、今回の民営化の運営会社ですね、「の事業計画を見たら、今までと何が変わり、変わらないのかがわからない」っつってんですよ。「どういうふうになんですか? 」ってことが、角田市の水道の担当者が「わからない」っつってんですよ。

わからないんだから、あの、市の担当者もわからないんだから、われわれ庶民がわかるはずがないわけですよ(笑)。ま、自慢するわけではないんですけどもね。

で、もう1つは、えーと、この下のところに、栗原市の担当者の人たちの「各種事業計画書の内容を確認する上で、新旧対照表形式で比較しないと、確認は困難ではないか」と。「困難だ」と。「何が、今までがこうで、これからこう変わりますよっていうふうにして示してくれないと、わかりません」っていうふうに言っている。

で、これらの事やいろんな疑問がですね、131件。仙台市が圧倒的に多いんですけども、あの、この疑問を出したのがね。

ですけど、それ以外の先ほど見ていただいたような市町村でも、多くの市町村が、「どういうふうにすれば、いいんだろうかな? っていうことで、わからない」っていう声を上げているんだということです。

 

宮城県の水道民営化の主な論点と県の言い分

小川静治氏プレゼン画面より

それから、あー、これは、あのう、黒字で書いてあるのは、たとえば料金の値上げから始まってですね、えー、水道の民営化に伴ってですね、どういうことが、あー、問題になるんだろうか? っていうことで、ま、あのう、いろんな方々が、いろんな角度から話をしてきたわけです。

少なくとも、ここにある7~8項目ですか、の内容は、全体がやっぱり、「こういう点が、心配だよね」っていうふうに思っている中身というふうにボクらが考えているのを列挙しました。

で、それぞれ、たとえば、あのう、薄字で書いてあるのは、あのう、報道機関が、この水道の民営化に伴ってですね、宮城県がどういうふうに答えたかっていうことについて書いたものなんです。

だから、「料金の値上げの不安がありますよね? 」っていうことに対して、宮城県は「5年後との」、ごとがちょっと間違ってますけど(笑)、「見直しは2年前から協議を開始するんだ、と。で、経営審査委員会の意見を聞いて、新料金の徴収の半年前までに、県議会で議決するから、複数のチェックが入るから大丈夫ですよ」っていうふうに言っているわけです。

で、そのように、あの、同じようなことで、「こういうふうにやってますから、大丈夫ですよ」っていうふうに、いろいろ県は言っているっていうことですね。

今日は時間がありませんので、個別にそのことは言いませんが、あのう、こういうふうなことで考えてるんだと、答えてるんだということで、見ていただければと思います。

村井知事は、「県民に少しでも安価な水道を供給するための施策である。日本のモデルとなる」。「となる」って、それは自分が決めることじゃなくて、第三者が決めることだとボクは思うんですが、やっぱり本人は、「モデルとなりたい」と思ってるんだろうなっていうふうに思います。

 

◆字が小さ過ぎて読めない全体収支計画は、HPから印刷できない設定になっている!

小川静治氏プレゼン画面より

で、えーと、「みやぎ型管理運営方式」という名の「水道民営化」というふうに書きましたが、左側のところは、あのう、今回の水道民営化の、おー、それを、あの、まあ、司るって言いますかね、運営する会社が、みずむすびマネジメントみやぎ。なんか、 これを、MMMと略すんだそうです。

それから、実際に、あのう、管理を担う、実務をやる人たちは、みずむすびサービス みやぎ。MSMというふうに言うんだそうです。舌が噛みそうなんですけど。

ただ、問題は、実際に作業するみずむすびサービスみやぎとの間では、宮城県は契約はしないんですね。

このMMM、みずむすびマネジメントと契約をして、マネジメントが、この下請けに、MSM、サービスみやぎに作業をしてもらう、と。こういうふうなやり方、してるんですね。

で、ホームページがその下にあります。後で、ぜひホームページ見ていただければいいと思いますが、あー、運営権、ま、運営してもらうので、10億円で、あのう、「あなたのところに売却します」っていうんで、運営権を売却しました。

で、みずむすびマネジメント、20年間の全体収支計画っていうのを作っているんですね。

で、あのう、これね、えーとー、今でも構いませんが、あの、みずむすびマネジメントっていうんでね、グーグルで検索すると、ポンと出てくるんですよ。全体計画っていうのも出てくるんです。

で、その全体計画っていうのはね、ホント私は愕然としましたけど、プリントできないっていう設定になってるんですよ。プリントしようとするでしょ? すると、「できません」っていうふうにしてある。

で、実際に、じゃあ、書いてある数字を見たいと思って、ズームアップしてかないと、ほとんど読めないんです。

(筆者注:宮城県上工下水一体官民連携事業(みやぎ型管理運営方式)全体事業計画書 公開版 別紙1 法人及び9個別事業ごとの収支計画は、↓ でご覧になれます。)

sites.google.com

で、実際に、あのう、紙ベースで、それは、県会議員の方には渡されたんだそうです。

ところが、それ、A4版で、文字を、あのう、ご提供いただいた、あの、福島議員も今日いらっしゃってますけど、ですから、いただいてですね、その紙を見てもですね、数字がわからないんですよ。読めない。字が小さくて。それを、A4版を、A2版という、バカでかい紙に拡大して、初めてわかる、と。

で、そういうような情報提供をするんでね。全体収支計画ですよ。「20年間でこういう経営計画やるんだ」っていう非常に大事な計画が、県会議員が読めないような資料を渡すっていうこと自体が、感覚を疑うわけです。

「ホントにまじめに検討する気あるの? 」っていうことですよね。

で、みずむすびマネジメントの税引き後の利益額っていうのは、20年間で57億円です。後にもご説明しますが、90億円というのは、みずむすびサービスと合わせた金額ということだそうです。

で、実際に、みずむすびマネジメントに電話をして聞いてみたら、「だいたい20年間で、それぞれ45億円、45億円で見てもらって結構です」っていうふうに言っています。

で、右側のほう、民営化によって何が変わるのか? ということ。これは、実を言うと、河北新報の3月31日に記事です。

で、普通の人はですね、ここを見た時に、あのう、「ほとんど変わんないんじゃないの」と。

「赤字の部分、民間、民間って書いてあるやつ、それが、ま、これまで民間でやってたやつが、これからも民間でやるんだよね」と。その他、薬品、資材の調達だとか、修繕、更新工事、これを民間でやるっていうのが、新しく付け加わる項目なのね」と。

「ということは、全体的に言えば、新しく付け加わるのはこの2つだけでしょ」というふうに見れるんですよ。

で、それを河北新報に載せたので、ボクはひょっとしたら、そういうふうに受け止めてしまう人がいるんではないか? というんで、あえてここに持ってきました。

この表が、もしも言おうとするのであればね、あのう、「あまり変わんないんですよ」と。「今までと大して変わんないんです」。

ところが、実際上は、先ほど近藤さんがご説明されたように、民間に委託されることによって劇的に変わるわけです。

で、これは、「変わらないってことを、あえて言えば、まあ、主張するようなもので、今までと大きく変わらないということは全くありません。反対です」ということを言いたくて、これは、あの、ここに掲載しました。

 

小川静治氏プレゼン画面より

で、えー、これは、あの、ほとんど無視してください。

要は、92億円がこの矢印。それから、えーと、あのう、実際に改善効果337億円というのを言いたくてここに持ってきただけです。

 

◆なぜ337億円もの事業費削減ができるのか?

小川静治氏プレゼン画面より

で、あのう、ここにありますように、民営化すると、なぜ337億円もの事業費が削減できるのか? という大きな疑問がありますよね。あるいは、わからないこと。

で、それは、前のいま見ていただいた表、詳しくはカットしていますけども、3つあるんです。

で、337億円の事業費が削減できるのは、1つは人件費183億円削減するからだ。人件費削るんです。

それから、動力費。電気料金ですね、これを削減するんだ。

それから、更新投資、新たないろんな設備や機械の更新の投資を、おー、348億円削減するんだ、と。ま、要するに、やらないっちゅうことですね。

「ということで、トータルで、20年間、今までの運営でやっていたようなパターンからすると、337億円で、非常に大きな金額の削減をするんです」というふうに言ってるんです。

で、ところが、この337億円の事業費が削減できるかどうか? っていうことについて、どのようにしてこれらの品目が、あの、人件費だとかね、動力費とか、それが削減できるのか? ということは、一度も説明されてないんです。

だから、それは「企業ノウハウであります」というのが、県やなんかの言い分なわけです。わからないままなんです、今。

だから、なぜ、人件費をこのように削減できるのか? わからないんですよ。県に言っても、「それは、あのう、企業ノウハウですので説明できません」。

ですから、完全にそういう意味で言えば、県民がね、あのう、なぜ、あのう、こういう非常に大きな、大きな、あのう、改革ですよね? それをやることによって、こんな効果が生まれるっていうことに対して、説明もされない状態が、今の状態なんです、と。私は、極めて異常な事態というふうに、あの、思います。

 

小川静治氏プレゼン画面より

で、ここは、まあ、先ほどのやつとダブりますので、省略させていただきます。

 

◆運営企業が「これは非公開で」と言えば、非公開に!

小川静治氏プレゼン画面より

それで、えーと、非公開という、ま、あのう、経営審査委員会というのが、あー、設けられていて、その経営審査委員会で、あのう、2回、この間、開催されました。私も2回傍聴しました。

で、2回目の、おーー、経営審査委員会の内容が、非常に、あの、象徴的だったので、ここに、えー、議事録的に、あの、紹介をさせていただきました。ま、水ネットで、の方で、あの、テープ起こしをちゃんとやってくれた人がいたんですね。

細川さんという委員の方が、経営審査委員会の中でいらっしゃいます。この方は、日本下水道事業団理事という方です。東京から参加してるんですね。

で、あのう、2回目の会議の最後のところに、「1点だけですね、いま公開ですよね? 質問させていただきますが、この場、公開の部分が少し言いにくかったら、その旨言っていただければ」と。

「言いにくかったら、非公開にしてもいいよ」っていうふうに本人言ってるわけです。

で、ちょっと気になったのが、「下水道事業、おっしゃるとおり国費が入って、結構、調達過程って言うかですね、調達方法についても、会計検査院等でですね、チェックが入る可能性があるんですけれども、その中で、回答」、要するに、(みずむすび)マネジメントみやぎが書いている回答があったんですけども、「民間独自の調達方法」、ま、仕入れ方法ですね、民間独自の仕入れ方法「というのが、われわれ、全然イメージがつかなので、差し障りのない範囲で、『こういうもんですよ』っていうの、教えてください」。

下水道事業団という、あの、全国組織の理事が、「わからない」っつってんですよ。

あの、この(みずむすび)マネジメントみやぎが書いている計画書の中の「民間独自調達の中身がわからないので、教えてください」と言ったら、あー、この守屋さんという人が、「できれば、ちょっと、非公開のほうでお話をさせていただければと思います。ちょっと、その部分、結構なノウハウの部分になってると想定をしています」と。

細川さん「ありがとうございます」。

田邊さんという経営審査委員会の委員長が、「それでは次に行きます」というのは、どういうことかって言うと、「わかりました。非公開にします」っていうふうに言ったんですよね。

で、それで、傍聴も全部シャットアウトです。ボクらは、そっから先わからない。で、非公開になるんです。で、非公開になってどんな話がされたのかってことも、当然公開されないというふうになるわけですね。

これが、本当に、経営審査委員会が公開性が高いっていうふうに言えるんですか? っていうことなんです。

だから、いま言ったように、民間の調達方法っていうのを、あのう、下水道事業団の人もわからないことを質問したことに対して、それは下水道事業団がわかんないんだから、ボクらもわかんないし、たぶん、経営審査委員会の他のメンバーの人たちも、わからないはずなんです。

それを、非公開にして、全体にわからないようにする。そういうやり方って、いいんですか? っていうことですよ。

 

小川静治氏プレゼン画面より

で、「経営審査委員会は非公開にすることができる」っていうのが、第1回目のとこで決めました。

具体的な例というので書かれてるんですけど、「SPCに勤務する従業員の名称」。そんなのは当たり前ですよね(笑)。名称なんか出す必要ないわけで、非公開でいいと思うんすけど。

「収支計画における費用毎の内訳」「改築に係る予算または単価」は、企業ノウハウなんで、えー、非公開っていうことの1つの事例に、あの、挙げています。

で、んー、ここに下に入れましたけど、運営権者、つまりみずむすびマネジメントみやぎが、「企業ノウハウだから」というふうに先ほど見ていただいたようなね、言い方をして、あの、「非公開にしてください」って言ったら、非公開に、その、言ったことがね、非公開に値するノウハウなのかどうか? っていうこと。

つまり、自分たちはノウハウだと思っているけれども、そんなのノウハウじゃないかもしれないんですよ。わかんないんですよ、それは。

だから、あの、経営審査委員長は、あの、自分自身で判断できないはずなので、運営権者が、イヤだというふうに言えば、非公開にならざるを得ない、と。こういう仕掛けになっているのが、経営審査委員会の非公開に関する考え方なんです。

で、企業ノウハウとはなんなのか? っていうことなんです。それは、一切規定されていないんですよ。「例としては、こういう左側にあるような例がありますよ」っていうふうに言っているだけなんですね。

だから、経営審査委員会で先ほど見ていただいたような非公開の申し出があった場合にはですよ、その企業ノウハウなるものが、非公開にする蓋然性、ま、そいういうふうにするのが合理的だっていうふうな合理性があるかどうか? っていうことを判断する、そういうプロセスが、本来は必要だったというふうに思います。

で、たとえば、あのう、呼んでね、「どういう内容ですか? 」って聞いたうえで、「じゃ、非公開にします」っていうふうな、そんなことを、やっぱり、やるべきだったんだろう、と。

だから、そういう意味では、経営審査委員会自身の、あの、情報公開っていうのも、 これから問われる。また、逆に言えば、求めていくことが必要だと思います。

 

小川静治氏プレゼン画面より

で、これはですね(笑)、私も自分で作ってて、「なんじゃこりゃ? 」っていうふうに思ったんですけど、あの、14のいろんな事業計画書、作んなくちゃいけんないんですね、民営化にあたって。ここに書いてあるのは、すべてです。

で、青いふうに書いてるもの、これはね、あの、現在公開されてます。十分かどうかは別としてね。先ほど言ったように、印刷できないようになってるとかって問題はあるんですけど。

それから、オレンジで書いてあるものは、これは、あのう、存在は確認できる、と。 だけど、公開されてない、あるいは一部非公開だっていうものなんです。

で、白いもの、これは、もう、完全に、あるのかないのかも含めて、「われわれ、確認できません」っていう内容なんです。

だから、「4月1日から民営化が開始されたけども、実際に開示されている様々な計画書っていうのは、4つしかないんです」っていうことです。その他のものは開示されない状態で、われわれはわからない状態で、いま民営化が始まっている。というのが、いまの直近の状況というふうに言えると思います。

ま、市町村の担当者会議のとこでも、情報提供はだいたい同じような水準で、まだ、 たぶんわからない状態が続いていると思います。

 

◆水源から蛇口まで民営化が狙われる100%受水自治

小川静治氏プレゼン画面より

で、あのう、これも、先ほど近藤さんのお話しの中でありましたけども、実を言うと、このオレンジの表の100%って書いてあるのは、広域水道からの受水割合が100%の市町村なんです。富谷、村田、柴田、七ヶ浜、ま、大衡。これらの市町村は、100%、広域水道から水をもらっています。

で、これらの所は、狙われているっていうふうに書いてるのは、何が狙われているのか? ってのは、左の隅なんです。

これ、宮城県っていうふうに書いてあるとおり、宮城県の文書で、「水道の民営化の 市町村への展開は、このように考えます」っていうふうにして、出されてるものなんです。公式の文書ですから、間違いないんです。

「まずは広域水道から全量受水している市町村を対象に検討」って書いてあるんです。だから、あー、任意事業で、みずむすびマネジメントは、「様々な市町村の水道事業を受託することができるって書いてあるんですよ。

だから、あのう、「やらしてください」っていうふうに、「やってください」っていうふうに、たとえば、この100%の市町村のどっかが言えば、協議して、「条件が合えばやる」って話になるわけですね。

そういうのを、宮城県としては、「やりましょう」というふうに、あの、「検討してきましょう」というふうに、はっきり書いてあるんですよね。ですから、狙われているんです。

で、実際に、柴田町もそうですけれども、あのう、自分の水源はないので、えー、広域水道で、たとえば料金が上がれば、否と言えないんですよ。その、100%受水してますから。「ハイ、わかりました」で引き取るしかないんです。新しい、あの、料金をね。ま、下がれば一番いいですけどもね。たぶん下がるってことは、一般的にありません。

 

◆危機対応の要は経験豊かな県職員の存在

小川静治氏プレゼン画面より

それから、次が、あのう、ま、最後にしたいなと思うんですが、えー、あのう、近藤さんに、「この方は今、どうされてますか? 」って言ったら、「退職されました。定年退職されました」ってことなんですけど。

あのう、東日本大震災の時に、えー、名古屋市の水道局の方が、支援に仙台市にいらっしゃいました。あの、仙台市です。

で、その方が、あー、帰った後、この、仙台市の、おー、記録にね、寄稿してくれた、その文章が残っています。あの、仙台市の情報公開室かなんか、あそこで見ることができます。

ここに、こういうふうに書いてあるんです。宮城県水道局では、大口径管の通水を経験した職員が足りないので、応援しました」というふうに書いてます。

先ほど言いましたように、この方は仙台市に応援に来たんです。宮城県に応援に来たんじゃないんです。仙台市に応援に来て、大口径、つまり、川上のところの修理が直らないと、その先、末端のところは直せないので、「宮城県が管理してる大口径管を、修理を一緒にやりました。現場作業やりました」って書いてあるんです。

で、えー、その中でこの方は、教訓として、「今後業務の委託化」、今回の事例、委託じゃないですね、民営化でもっと悪いんですけども、「委託が進み、机上の職務の割合が増えて、現場経験の不足が懸念されるため、被災時に対応できる職員の確保も含め、普段の業務のあり方も検討しなければならないと感じました」っていうふうに言ってる。

これ、10年前です。「10年前の懸念が、いま現実になろうとしてます」ということです。

で、このままだと、おー、何か、東日本大震災のような、ああいう震災が起こった時に宮城県企業局は対応できないで、民間に丸投げしてるので、同じようなことを、また、繰り返すことになりかねない。もっと悪いかもしれない。ということを強く感じさせる、そういう、あの、寄稿文でした。

 

◆水道の広域連携と民営化の合わせ技

小川静治氏プレゼン画面より

で、悪いことに、えー、先ほど近藤さんのほうから詳しくご説明いただいた広域連携というものも、合わせ技でやろうとしているということですから、タチが悪いわけですね。今のこの水道民営化のこれからの問題考える時に。

要するに、民営化の問題だけでなくて、広域連携の問題も一緒に、われわれは考えなければいけないというふうなことです。

でも、現実的には、かなり進んでいて、ていうか検討は行われていて、ちょっと小さい字で恐縮なんですけど、今年の3月に、あのう、基本プランの案みたいなものが、広域連携のね、できる予定で、それを議論する予定だったんだそうです。

ところが、3.16 の地震があったために吹っ飛んで、で、この後もう1回議論することになっているようです。

で、えー、一応、あのう、料金の問題も、ここでちょっと入れときました。仙台市議会で、あと、えー、質疑が行われて、「令和7年度以降の受水費の扱い」、料金ですね、「みやぎ型導入の効果も含めて協議がすすめられていく予定ですが、見直しの時期も含めて県において検討がなされているところ」というふうなことで、この料金の問題も、この後、考えなきゃいけない、と。われわれの市民の側で考えなきゃいけないというふうな、そんな状態になっていきます。

 

◆水道民営化をやめさせることは十分可能

小川静治氏プレゼン画面より

えー、最後ですが、これ、去年の9月の市民集会の時にも、ほぼ同様のものを、アップさせていただきました。で、あのう、何も民営化の問題は終わっていないということです。

で、民営化をやめさせることは十分可能なんだということです。その最大のポイントは、知事を変えること。で、知事を変えれば、変えられるんです。だから、4年に1遍チャンスがやってくるということですね、20年間の流れの中で言えば。

だから、水道民営化に反対する首長を選んでいくということが、私たちにとっては大変重要なことで、それを実現するためにも、水道の問題について、われわれが学ぶ機会というのが、様々な形で?????も含めてですね、学ぶ機会というものを、やっぱり、作っていく必要があるし、聞く機会、特に各市町村の水道事業者に、「自分の市の水道事業はこれからどうなるんですか? 」っていうことを、やっぱり、聞いていく必要があると思う。

で、あの、水道事業者っていうのは、あのう、必ずいるんですね、各市町村に。で、説明する責任あるわけですよ。料金の問題含めて変わるわけですから。

で、先ほども前のところで入れてましたけども、町民、あー、市民の関心の非常に大きな一つは料金ですから。料金の問題について問い合わせられた時に答えなきゃいけないわけです、市町村。

それは、水道民営化された後のやり方はどうなるのか? っていうことについて、市町村、答えなきゃいけないわけです。そういう意味でも、説明責任、市町村はあるということですね。で、そういう意味でも、おー、説明の場っていうものを、増やしていくことが、これから求められてくるだろうなと思います。

ま、命の水ネットワークとしては、さまざまな形で、この後、いろんな問題出てきたりですね、進行の状況に応じて、えー、みずむすびマネジメント本体だとか、企業局との間で、えー、やり取り、公開質問状であったり、ま、交渉であったり、様々な場を設けてですね、これから取り組んでいくっていうことになるだろうと思います。

ま、あの、みなさんとご一緒にですね、あの、進めていきたいというふうに思っております。私のほうからは、以上で、報告終わらせていただきたいます。どうもありがとうございました。

 

質疑応答

 

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、小川さん、ありがとうございました。

えー、いまの宮城の水道民営化、みやぎ型管理運営方式の現在地、そして、これから、どういう問題が起こってきそうか? われわれが、どういう監視、そして、取り組みを続けていかなければならないか? えー、見えてきたというふうに思います。

みなさん、すいません。今日の集会、2時間なんですけども、ちょっと、休憩なしで、ぶっ通しでやりますので、あの、各自、自主的に、休憩取りたい方、取ってください。すいません。

えー、近藤さんのお話と小川さんの報告を続けて聞いて、みんなで学んできました。 ここでですね、少し、あのう、会場参加されてる方から、質疑を交えた、質疑応答、 ご質問がありましたら受けてですね、近藤さんや小川さんに答えていただくことにしたいと思います。

えー、ご質問がある方、いらっしゃれば、挙手でお願いしたいと思います。ハイ、じゃあ、こちらの方から、ハイ、お願いします。

Aさん

えーと、まあ、あのう、今回の水道民営化について、あの、新聞等で見てる程度なんですけれども、えー、問題になった宮城県議会では、あのう、確か、あの、県議会の自民党の議員で、可否同数で、委員長判断で、あの、法案、法案っていうかね、議案が通りましたね。

それと、あの、知事が強引に、こういう、あの、わかってない中で強引に進めた理由ってのは、ちょっと見えないんですけども、で、いろいろ、ちょっと調べてみたら、えーと、なんか、竹中平蔵の関係の方が、コンサルになってるのかどうなのか? っていう部分は、ちょっと1つ、わかれば教えていただければと思います。

それから、えーと、あの、日本政府とアメリカとの関係で、えー、まあ、あの、麻生元総理が、2013年にアメリカのCRふうかな? そこで、「日本の水道を民営化する」っていう話をして、以降、日本を代表するトップクラスが、そこで、そのような話をしてるみたいですね。で、その辺の関係と、あと、

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

一旦、切っていただいてよろしいでしょうか。ハイ、すいません。えーとー、どうしましょうね、もう一人、じゃあ、挙手、手上がってますので、お受けします。

Bさん

あ、私は、あの、Bと言います。やっぱり、あのう、これはね、自民党の人たちのね、あの、何て言うんですか、たくらみがね、必ず、この水道民営化とか原発推進とかっていうものにあると思って、間違いないんですよ。利権絡みですよ、すべて。

要するに、既得権益をドンドン、あの、拡大するために、そして、自分たちの、そのう、何て言うか、政治をドンドン進める。国民無視。それが、裏に必ず隠されている。私は、そのように、間違いないと思ってます。以上。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

はい、ありがとうございます。

えー、じゃあ、ちょっと、あの、まず、ご質問あった1つ目ですね、えー、まあ、議会では、委員会では、あのう、可否同数で、最後、委員長決裁で、えー、決まるというね、ギリギリのところで可決されて、水道民営化の法案がですね、関連法案が。

で、えー、非常に、あの、異例の波乱を呼んだ議会でもあったわけですけども、にもかかわらず村井知事は、あの、かなり強引にと言いますか、このことを進めた。その真意はどこにあるのか? という、こういうご質問? なるほどね。

これは、やはり、議会の方、福島さん~、えっ(笑)、ハイ、どうでしょうか? どうなんですかね? ハイ(と手を差し伸べて発言を促す)。あの、福島かずえ県議です。

福島かずえ県議

あ、お世話になっております。県会議員の福島かずえです。いま菅間県議も、たった今までいたんですけども、いなくなっちゃったので、ちょっと私から。

私は所管の、えー、建設企業委員会で、その採決にも立ち会ったんですけれども、ま、異例の、あのう、委員長採決という形は委員会でありましたが、ま、本会議では、残念ながら、自民党公明党の方々が、ま、もっと言うと、自民党単独でも過半数以上持ってたので、そこは、あのう、えー、数の多数で押し切られた形になってます。

ただ、自民党の方でも、2人、あの、棄権した方がいますので、やはり、自民党の中でも、「ちょっと問題じゃないか? 特に、ヴェオリアという外資が入ってくるのはどうか? 」ということが、自民党の中でも、だいぶ問題になったようです。

で、ご質問の村井さんの、あの、思いはどこにあるのか? っていうのは、私は、村井さんとそんな仲がいいわけじゃないですし、わかんないんですけど、やっぱり、あの、国策に、あの、忠実に、しかも、その、一番で、あの、やるというところに、自分の、ま、やりがい、生きがい、それから、その、自分がもっと大きな場に行くのに必要だと思ってるのか、まあ、そういうところなんじゃないかなと思ってます。

実際、あの、水道法改悪する時に、改悪ってか、コンセッション方式が導入された時に、「できるだけ企業のやりやすい形をやってくれ」というのを、あのう、自民党側の参考人として、あのう、知事が行ってお話してますから。

ま、そういった意味では、国と、それから、日本の水道・下水道事業を、国と自治体しかできてなかった分野に民間の、ま、外資系メジャーが入ってくるのを、ま、開放する麻生・竹中ラインに則った形で、村井さんが忠実に、一番最初にやることに意味があるということで。

あの、何も、本当の意味はよくわかってないように、私も思うんですけれども、とにかく、なりふり構わず、強引に進めたというふうに、私は思っています。以上です。

天下みゆき県議

あの、村井知事の、まあ、新将来ビジョンっていうのがあるんですね。

宮城県を10年間、どういう宮城県にしていくか? そこの、あの、知事が、「こういう手法でやっていきます」っていうところの1番目に掲げているのが、「民の力を最大限活用する」ということなんです。

www.pref.miyagi.jp

だから、まあ、水道民営はもとよりなんですが、「民」というのは、県民の「民」ではないんですよ。民間企業の「民」なんですね。ここを最大限に活用するということで、震災直後の水産特区、空港民営化なども行って、ま、今回に至ってくるわけですね。

だから、ま、そういう意味では、あの、病院の統廃合だとか、県立、あの、なんだっけ循環器呼吸器病センターをなくしていくとかね。

逆に言えば、「公の力をどんどん減らして、民間企業の儲けやすい宮城県を作る」ということを、ある意味では宣言している県なんだという、まず、ことを、あのう、私は、ちょっとここで、あのう、みなさんに、えー、補足をして訴えたいと思います。

この姿勢が、一貫して、この間の宮城県政の矛盾を作ってきているということを、あのう、訴えたいと思います。以上です。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ありがとうございます。私も、えー、そうだというふうに、あの、思います。

えー、何と言いますか、えー、いわゆる新自由主義政策と言われるものですけど、第二次安倍政権、アベノミクスというものを掲げてですね、えー、そこで本格化したわけですけども、アベノミクスの成長戦略の3本の矢、3本目、極めつけっていうのは、これは民間活力導入ってやつですね。

要は官から民へという、えー、この流れを、ま、被災地宮城県において、いわば惨事便乗型で、ショックドクトリンをもって、えー、押し進めようとしたというのが、村井知事。

これは、自ら任じてやってるんだと思うんですね。その、えー、そのやりがいを感じている、それに存在意義を見出してる(笑)じゃないかなと、一貫して。私は、この10年間の宮城県政はそういうふうに思います。

ハイ、その他。ハイ、あの、手が、お手がもう一つ上がってます。お願いします。

Cさん

富谷市のCです。あの、Bさんの疑問点、確かに、利権が絡んでるっていうのは、およそ想像つくんですけど、えー、真実は何か? というふうには、まあ、探らなきゃいけないんですけど、あんまり、私のように、うまくいくかどうかわかんないですけども。

1つ言えることはですね、宮城県、えー、水道経営課の人員ですね、いま、えー、2019年現在126名です。あの、統合がなされています。その中で、今後減らされていきます。確実に減ります。

そこが大きな問題で、人減らしってことは、技術力が減るってこと。村井県政にとっては、人件費が減ることです。これが真実ではないでしょうか。

それと、えっと、決算報告なんですけど、えー、黒川郡地域で、大衡村の水道担当2名いるんですけど、その方に聞きましたら、決算報告は、下水道は公開しないと言っています。いま現在ですね。もう、ここ2~3年そうです。

仙台市、どうなんですかね? 決算書を公開しながら、私たちがこれから追跡する事項ではないかと思います。以上です。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、ありがとうございます。その他、会場から、ご質問ご発言、ありますか? あ、じゃあ、先ほどの方で、もう一度、ハイ。

Aさん

えーと、ちょっと、話が半分でしたけども、えーと、アメリカ政府の、この、外交問題評議会ですか、CR、そこで、日本の水道の民営化をするっていうことが、麻生副総理はじめ、ちょっと、お話ししてるってことが、非常に、国民の命っていう点で、非常に心配で(くしゃみが出る)、思ってます。

それと、もう1つ、あのう、法律が、いま通ろうとしてますが、経済安保法、そこに、水道事業者ってのも、いちおう、交通事業者なんかと同じく、あの、規定されてるんで、外資入ってますね。

この辺を、どういうふうに扱いをするのか? っていう部分も、1つ大きい問題になるんじゃないかと。以上です。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、ありがとうございます。これ、どなたか? コメントできる方いらっしゃいますか? 経済安保の観点から、どうなんだ? っていう話ですね(笑)。

外資、あの、えー、水道事業運営させていいのか? っていう話ですよね(笑)。 まあ、確かに、そういう観点もあるというふうに思うんですが。なかなか、ちょっと、これは。近藤さん、何かあります? これ。

近藤さん(自治労連公営企業評議会事務局長)

あのう、私は、労働組合の委員長なんで、政治的には中立な立場で、当然、話をしますけど、あの、間違いなく言えるのは、えーと、水道民営化が失敗をして、ヴェオリアをはじめとした、まあ、いわゆるグローバルな水企業は、シェアを失ってるんです、世界で、ね。

このシェアの失い方は、特にヴェオリアっていう、フランスの中では、ものすごい勢いで失っているわけですよね。だけど、日本の場合は、そこに門戸を開いて、シェアを拡大しようとしてる、うん。

で、まあ、あのう、『最後の一滴まで』とかの映画を、ご覧になられた方も多いと思いますけど、明らかに、ロビー活動するわけですよね。

ロビー活動っていうのは、まあ、政治的癒着とも言いますけど、ま、日本で言えば政治献金ま、そういったものも含めて、外資系が、相当何かをしている、と。その結果、まあ、国の政策がゆがめられてるっていう見方だと思います。

だから、私は、「外資系が」と言うよりも、グローバルな企業っていうのが、別に水だけじゃなくて、他の分野でもたくさん入ってますよね、もうすでに、うん。

だから、そういう見方をするのではなくて、もっと、あの、私がすごく心配してるのは、あの、公でやってることが、「非効率だ」って言われることに対して、すごく敏感に反応するんです。

「や、俺らがやってきた仕事って、非効率か? 」、うん。「そんなこと、ないよね? 」

ただ、私は反省を込めて、よく言うんですけど、あの、30年前とかは、公務員、ひどかったです、ハイ。これは、ハッキリ言います、うん。

だから、その公務員バッシングがあったことも、事実ですけど、今の、ま、コロナ禍の、この、公務員の働き方とかを見ていただければ、「や、やっぱり、住民のために、ね、身体を張って働くことは当たり前だ」っていうふうに、誇りを持って働きたいだけです。

それを、住民から信頼されているというふうになれば、別に公だろうが、私企業だろうが、それは一緒だと思います。

私企業でも地元に密着をして、そんな過大な利益を出さずに、まじめに企業をしていくっていうことも、やっぱり、そういう企業もありますんで、どれだけ、そのう、住民やユーザーのことを思って、その企業を運営してるか? 

そうでない企業が参入してきた時には、それに対してモノを申せるような、いわゆる、規制ですとか、政策的に、それを、まあ、排除とは言いませんけども、抑えれるような政治が、私は、必要なんだろうなというふうに思ってます。まあ、そうじゃないのが、今の現状なんです、ね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

あ、もう1つ、あの、近藤さん、えー、Zoomでご参加の方から、あのう、ご質問いただきまして、えー、こういう質問なんですが、えー、受託した、ま、この水道事業を買い取った民間企業が、「これは、企業ノウハウです」「企業秘密です」と、「民間独自のノウハウなんです」ということで、こう、何て言うんですか、えー、情報公開をしない、秘匿しようとしたものを、えー、それを公開させるには、どんな方法があるのでしょうか? という質問が来てるのですが。

近藤さん(自治労連公営企業評議会事務局長)

わかったら教えてください(笑)。一般的に、そのう、「企業の秘密だ」って言われてるものを公開させる術はないですよね。

たとえば、それが、あのう、ホントに国民にものすごい被害を与えるようなものだったとすると、それを公開するような仕組みを法律で作るとかね、そういうことはされますけど、ま、かつての公害が起きた時のようなこととか。

で、それによって企業に規制をかけていく、情報を公開させるってことは、相当な運動なんで、それが、そのう、このコンセッションの事業の中で、果たして、情報公開をさせることができるのか? っていうのは、私も非常に注目してますんで。

逆に、情報公開ができないんだってことを問題にして、あの、先ほども言いましたけど、給水原価をこれから決めてく時に、そんなあやふやなもので決めることについては、住民は納得できないっていう運動になってくんだと思います。

それによって、やっぱり、再公営化が行われたってのが、世界の事例ですんで、やっぱり、情報公開されなくって、利益率がどれだけかもわからないというのが、やっぱり、問題なんですよね。ま、そこを追求していただきたいな、と。もしわかったら、教えてください(笑)。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ありがとうございます。えー、というわけで、あのう、まだまだ、ご意見ご質問、あるかもしれませんけど、そろそろ、予定の時間が尽きようとしています。えー、だいたいまとめに入るということでよろしいでしょうか、ハイ。

今日は、近藤さんのご講演と小川さんの報告。で、それを受けた、あのう、意見交換の中でですね、宮城県の水道民営化、この4月1日から始まったわけですけども、えー、何かが終わったわけでは全くない、と。「これが、むしろ始まりだ」と。小川さんも言ったとおりね。えー、今から、ドンドンいろんな問題が出てくるんだということが、確認できたと思います。

従って、私たちの運動もですね、えー、決して、私たちの命の水に対する私たち自身の自治権、ね、えー、当事者としての権利を手放さずに、運動を継続していくことが必要だということを確認したいというふうに思います。

えー、それでは、最後に、えー、中嶋信さん、えー、当市民ネットワークの共同代表から閉会のご挨拶を、えー、申し上げて、終わりにしたいというふうに思います。お願いします。

 

閉会の挨拶

 

中嶋さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ共同代表)

ハイ、中嶋でございます。えー、長時間お付き合いいただきまして、ありがとうございます。

あのう、私どもの会は、「民営化を止めるぞ」と言って騒いでおりましたんで、えー、4月1日から実施されたことは、ホントに悔しいです。えー、みなさんも、たぶん、同じような思いだなというふうに思いますけれども、あのう、やはり、これに対して、対抗軸を示してく必要があるなというふうに思いました。

えー、今日の話で、近藤さんは、特に、その、現場の実態を踏まえてですね、いろいろと、「なるほどなあ」というようなお話を伺ってよかったなあと思います。

大事な問題は、その、住民の声が届かない事業になってしまうということなんですね。で、これを変えるために、やはり、私たちとしては、新しい運動を提案していきたいなと思います。

あのう、大変、あのう、説得力のあるお話を伺いまして、どうもありがとうございました(と近藤さんに一礼する)。

で、まあ、アウトソーシングっていう言葉を使ったのは、サッチャーですけどね、えー、1980年代だったと思うんですけども、で、そこで、まずは、そのう、まあ、「公がやっているところを、民間に回してしまえ」ということで進んだことは、みなさんご存じのとおりであります。

で、結果どうなったかについては、これも非常に明らかでして、えー、公共サービスの質が低下した、公共サービスの費用が上昇したということなんですね。で、今日のお話、みなさんから出た話も含めてですね、まったく同じことが、後追いであったということであります。

あの、ヨーロッパでは、すでに、えー、20世紀の最後の段階でですね、えー、アウトソーシングをやめて、外部化をやめてですね、インソーシング、ま、日本語に使うと、再公営化ですね、っていうふうに転換してるわけです。

だから、私たちも、その経過を踏まえて、なんとしてもですね、えー、再公営化の方向を模索しなければいけないなっていうふうに思うわけです。

あのう、ただしですね、ただ再公営化すればいいというのではなくて、今日の話で一部出ましたけれども、住民が主張する質、住民の意見が反映される仕組み、これをきちんと作り上げていく必要があるかなというふうに考えたわけで、いい議論ができたかなあというふうに思います。

えー、もちろん、これを深めていくためには、えー、さらにですね、あのう、みなさんとしっかりと議論して、新しい対案を作っていかなきゃいけないと思いますけれども、この後、私たちの会としては、そのような勉強会や討論会、???してまりますので、今後ともよろしくお付き合いいただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、ありがとうございました。えー、以上を持ちまして、今日の市民集会を終わりにします。みなさんに、参加票をお配りしてると思うんですね。えーとー、これ、一応、コロナ対策上、あの、書いて、あの、受付の所にね、入れていっていただければ、ありがたいと思います。今日のご意見、ご感想なども、あれば、書き加えていただければ、なお、ありがたいです。今日は、どうも、大勢のご参加ありがとうございました。

 

 

アンケート結果

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

4/9 「宮城の水が危ない!ストップ!水道民営化」市民集会 前編 近藤夏樹氏講演 「広域水道に住民の声は届かない」

2022年4月9日、仙台弁護士会館4Fホールにて、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ主催の「宮城の水が危ない!ストップ!水道民営化」市民集会が行われました。

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今回の記事内容

 「宮城のうたごえ」の合唱(ウクライナ国歌と「いのちの水を守ろう」)

開会の挨拶

◆宮城の水道民営化反対する11都市連帯アクション

◆4月1日発表「水道事業民営化開始にあたっての声明」の内容

 近藤夏樹氏講演 全国の水道民営化・広域化の現状と問題点

◆日常的に現場作業をしてるからこそ、災害時に役に立つ

◆みずはみんなのもの

◆広域水道ってなあに?

◆水道法改正

◆住民への情報公開は「検討してね!」

◆広域化推進の旗振り役は都道府県へ

◆「常時給水義務」は自治体にある

◆広域化と民営化は、なぜセットなの?

◆企業にはうま味が大きい広域化には住民の声は届かない

◆貴重な自己水源を廃止、ダム水源による高い水へ

◆市町村合併、簡易水道事業統合により中小事業体が疲弊する

◆IT化による24時間365日労働

◆広域化と民営化への対案

◆考える住民と水道職員が必要

 

「宮城のうたごえ」の合唱

 

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ共同代表)

みなさん、すいません。ちょっとお知らせします。

あのう、水ネットとしては、初めてですね、「宮城のうたごえ」の方が、オープニングで2曲、歌をご紹介してくださるということだったんですが、ちょっと到着される方が遅くなってるかな? もう初めて大丈夫ですか? いいですか? 

ハイ、ではこれから始めたいと思います。えーと、「宮城のうたごえの」っていうのは、一体どういうグループということと、今日ご紹介いただく2曲、これのご紹介を、えー、していただきますね。どうぞよろしくお願いいたします。

「宮城のうたごえ」の方

みなさん、こんにちは。「宮城のうたごえ」です。歌声は生きる力、歌声は平和の力、 ということで、あのう、いろいろな平和の集会、いろんなことを反対する集会(笑)とか、いろんなことに出て、あのう、歌を歌っています。

それぞれ私たちは、いろんな合唱団の、あのう、複合体って言うか、合唱団が集まって、「宮城のうたごえ協議会」っていうのができています、ハイ。

今日は、集会に先立って、2曲歌わせていただくことになり、とても嬉しく思っています。ホントにありがとうございます。

まず、1曲目はウクライナ国歌です。

2月24日以来、世界中がロシア軍の撤退と早期の停戦を願っていると思います。私たちも、「うたごえセンター」が宮城野にあるんですが、そこの駐車場で歌ってアピールをしたり、仙台に住んでいるウクライナのみなさんの街宣を、歌って応援したりしています。

そこで歌っている1曲で、ウクライナ侵略後に「うたごえ」の仲間が日本語訳を付けたものです。日本の国歌とはまるで違っていて、ウクライナの歴史がこの国歌を生んだのだなあと考えさせられています。では、ウクライナ国歌、お聴きください。

(合唱の披露)

次の曲は、「いのちの水を守ろう」です。

この集会にふさわしい曲だと思って、あの、歌わせていただくことになりました。この歌は、2月11日の集会で、水道民営化問題について講演があるということで急遽覚えて、その集会には録画で参加させていただきました。

youtu.be

(筆者注: 上の動画のテロップに、<「いのちの水を守ろう」 作詞・作曲 青山一男>とありますが、 作詞・作曲の方のお名前は青野一男さんだと、浜松の方から教えていただきました。)

この歌をみなさんの前で歌うのは初めてになります。この歌は、静岡の浜松の合唱団の仲間が作った歌です。浜松も民営化が問題になっているところですね。

では、「いのちの水を守ろう」、お聴きください。

(合唱の披露)

どうもありがとうございました。本当に命の水を守りたいと思います。命や暮らしを守っていくことが、未来の子供たちのために、ホントに大切になっていると思います。 今日はホントにありがとうございました(と一礼する)。

 

 

開会の挨拶

 

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、「宮城のうたごえ」のみなさん、ありがとうございました。ホントに素晴らしい歌声で勇気づけられました。

えー、それでは改めまして、えー、「宮城の水が危ない!ストップ!水道民営化」市民集会を、スタートしたいと思います。

えー、私は、本日の司会を務めます「命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ」の多々良と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

この4月1日から、宮城県の水道民営化事業、スタートしてしまったわけなんですけども、えー、私たちは、えー、決してあきらめずですね、えー、今後も、私たちの命の水に対する私たち自身の自治を決して手放さず、粘り強く運動を継続していきたいというふうに思っています。

今後の運動をどうやって進めていくか? 今日は、みなさんと共に考えていく集会にしたいと思います。

それでは、まず、最初に、当市民ネットワークの共同代表である佐久間敬子さんから、開会のご挨拶を申し上げます。佐久間さん、よろしくお願いしまーす。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ共同代表)

みなさま、こんにちは。あの、お久しぶりで市民集会という方、「うたごえ」のみなさんの素晴らしい歌を聴かせていただいて、ホントにですね、明るい気持ちで、これから私たちまた運動を続けてまいりたいというふうに、あの、思いました。

で、あのう、今日は、なんか全国からZoomでご参加いただいているようで、会場にも大勢お越しいただいています。大変ありがとうございます。

4月1日からですね、ついに宮城県の水道民営化事業が開始されてしまいました。

あのう、民営化の問題について、みなさんと私たち、様々な疑問と不安をですね、県に投げかけて、説明を求めて、そして、「時期尚早だから、手続きを凍結しろ」という要求をして、そして、民営化の実態がいよいよ明らかになってからは、「これは絶対反対だ」と、こういう運動を約3年半にわたって展開してまいりました。

ま、そういうことから考えますと、4月1日に、ま、始まってしまったということは大変残念ですし、まあ、宮城県は大変誤った選択をしたな」というふうに、返す返すも無念だなというふうに、あの、思っております。

4月1日ですね、こういうようなことから、みなさんのお手元にあります資料に入ってると思いますが、4月1日に、「水道事業民営化開始にあたっての声明」というものを発表しました。

miyagi-suidou.hatenablog.com

これは、街頭でですね、この声明を、ま、読み上げて、そして、道行く人々に配布して、ま、記者さんにもお渡しして、それから、県と受注権者であるみずむすびマネジメントみやぎにも送って、それから県議さんにもお渡しして、受水市町村にもお送りするという形で、私たちの主張を伝えました。

◆宮城の水道民営化反対する11都市連帯アクション

でー、4月1日ですけども、みなさんのお手元にある資料のですね、レジュメの最後のところにカラーで書いてありますけども、この宮城の(水道)民営化反対の街宣に、全国で11の、まあ、場所で、連帯の街宣をしていただいたんですね。ホントに、あの、有難いというふうに思っております。

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水曜金山街宣 スイカナ✲*゚のチェリールゥ💗アースベィビーさん作成フライヤー

miyagi-suidou.hatenablog.com

その中には、あのう、今ご紹介があった、「うたごえ」さんからご紹介があった浜松の方もやってくださったんですね。浜松は、あの、下水道はコンセッションになってしまったけれども、上水道は、市民のみなさんの素晴らしい運動、闘いで、ストップさせてるという、こういうような力を持っている所なんですね。

それから、あのう、愛知県の岡崎って所がありますが、ここも、まあ、スタンディングで私たちと呼応してくださったわけなんですが、ここはですね、あのう、民営化しない市長さんを市民の力で誕生させた、と。

そしてですね、市長がですね、岡崎氏が民営化のリストに入ってたんですね、「これはけしからん」ということで、このリストから削除させた、と。そういうですね、あの、素晴らしい、また違った形のね、戦いを展開しているところです。

◆4月1日発表「水道事業民営化開始にあたっての声明」の内容

4月1日の声明、お読みいただきたいと思うんですが、あの、私たちが訴えたいと思ったことは2点あります。そして、これを、一応ベースにですね、これからの運動を展開してまいりたいと思ってます。

1つは何かということですが、あのう、水道事業の民営化ですね、ストを削減しつつ、現状の、まあ、水質基準とかですね、性能については、品質を落とさないでやっていく、と。非常に難しい、両立不可能かなと思われるようなことをやっていくということで始まってるわけですね。「では、やってもらいましょう」と。

私たちは非常に心配しています。経済合理性から言うと、ちょっと難しい話なんですけど、やるというからには、「県は、県民に対する公約として、是非これを実現する。 そのために、運営権者を十分に監督指導してほしい」と。こういうことを1つ、言っています。

それから、運営権者、株式会社みずむすびマネジメントみやぎですね、これは、県、県民に対して、いま申し上げたような安全で安心な水を供給し、かつ、コストを下げるということを約束したわけですから、これは契約上の責任であります。これを達成してもらう。

そして、水道事業という市民の命・暮らしに直結する重大な事業を引き受けたからにはですね、これ社会的責任がある企業としてですね、そういう意味で、私たち県民にだけではなくてですね、安全安心な水を求める全国民に、この企業の社会的責任を達成してもらいたい、と。そういうことを求めております。

で、今回の、あのう、水道事業の民営化監視機関ということで、経営審査委員会というものが設けられました。ここは大変大きな役割を担ってるんですね。

声明に書いてありますけれども、運営権者、県の事業をちゃんとチェックする、監視する、と。そして、意見を述べる、と。こういう役割を与えられています。専門家で構成される第三者機関なんですね。

ですから、この経営審査委員会は、そういう大変重要な役割を、県民に代わって果たすということで、ちゃんと仕事をして、しかも、その経営審査委員会で入手した情報は、県民に広く公開してほしい。こういうことを求めてます。

私たちは、こういうことを求め、監視しつつ、適宜にですね、意見を述べてまいりたいと思っております。

ただ、私たちの求めることは、ここに尽きるものではないですね、もちろん。本来の水道事業の在り方の戻していく、もう一度、本来の水道事業の公共性を取り戻していくここにあります。

で、あのう、世界ではですね、再公営化ということで語られることが多いんですね。私たちも、諸外国で、えー、実現している再公営化というものを学んで、そして、それに向かって、えー、行動してまいりたいと思います。

今日、講師としてお招きした近藤さんの本を最近読みましたところ、ちょっと、あの、目から鱗という感じたことがありました。それは何かって言うと、公営企業、公営事業ってのは何か? ということなんですね。

それは、まさに、いま申し上げた「公共というものが担うサービスだ」ということで、これは、まあ、憲法地方自治が認められ、住民自治が認められている。

そして、その地方に独自の水道事業というものは、やはり地方の事業として運営されるべきだ、と。そこには、住民が関与して、自治として運営していく、と。そんなことが書かれておりまして、私は大変感銘を受けました。

で、私たち、あのう、ちょっと不勉強だったんですけれども、今まで、民営化の問題に特化して集会をしてまいりましたし、発言もしてまいりました。

で、これからですね、民営化の先に、えー、知事はね、広域化というものを考えている。で、広域化というものも、また、非常に大きな問題があるということのようなんですね。

で、今日はですね、あの、近藤さんに、民営化とともにですね、その広域化というものは、いま申し上げたような地域の住民が担う水道、地域に即した水道事業にとって、 どういう問題があるのか? ということを、お話ししていただきたいと思います。

たぶん、私たちの、あの、勉強会としては、あのう、初めてこれに特化したものになるのかと思います。それから、現在の宮城県の水道の民営化の現在地はどうなのか? ということを、私たちのネットの小川さんにね、解説していただきたいと思います。

今日は、そういう意味で、あの、大変貴重な機会を、近藤さんに提供していただいて、わざわざ名古屋からですね、えー、他のお仕事も兼ねてですが、お越しいただきましたので、みなさんと共にじっくり勉強したいと思います。今日は、ご参加大変ありがとうございます。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、佐久間さん、ありがとうございました。えー、それでは早速、本日の集会の基調講演を、えー、近藤夏樹さんにお願いしたいと思います。

えー、みなさんに、あの、お配りしたレジュメの表紙にもありますけれども、えー、近藤さんは、えー、名古屋水道労働組合中央執行委員長であられるわけですけども、 えー、それと同時にですね、えー、今でも、今でもというか、こう言っては失礼ですね(笑)、えー、浄水場の現場でですね、勤務なさっている現役の技師、ベテラン技師であられるんですよね。えー、名古屋市の、えー、鍋屋上野浄水場に勤務されています。

ということでは、ホントに現場の視点、現場の目線を持ちながら、一方で労組の委員長として、えー、そして、この全国の水道民営化や広域化の問題に、非常に広い知識と見識をお持ちで、全国で学習会や講演会活動をなさっている方です。

えー、佐久間さんおっしゃったように、今日はいっぱい学んでいくことができると思います。それでは、近藤さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

近藤夏樹氏講演 全国の水道民営化・広域化の現状と問題点

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

近藤夏樹氏講演レジュメは、↓ でダウンロード・印刷できます。

http://www.miyagikenmin-fukkoushien.com/pdf/index/4.9suidoushuukai%20konndounatuki.pdf

 

◆日常的に現場作業をしてるからこそ、災害時に役に立つ

近藤さん(自治労連公営企業評議会事務局長)

みなさん、こんにちは。えー、ただいま紹介にあずかりました、えー、名古屋で、ホントに、ホントにですよ、現役の水道労働者として働いています。

ま、勤続は、40年には満たないですけども、それでも、あのう、いろんな都市へ行くとですね、水道の経験が、たったの3年とか5年とかで、ま、変わってしまうという実例はたくさんあるんですね。

で、そういう中で、えー、ウチの、まあ、名古屋の水道局の中では、他の市長部局へ、滅多なことでは異動させません。ま、それは、あの、非常に長いスパンをかけて、ノウハウを蓄積する必要があるんです。

で、たとえば名古屋の場合は、災害派遣の時に非常に高い評価をいただいてます。

「名古屋の職員が来てくれたから助かった」と。ま、そういったことを、えー、有難い言葉を受けるんですけども、ま、それもですね、やっぱり、日頃から、日常的に現場作業をしてるからこそ、災害時に役に立つんです。

そういう人たちをどう育てるか? これは、もう全国共通の課題だと思っていますけども、果たして民間だからそれができるのか? 

これは、私たちは労働組合ですんで、広く民間労働者も含めて、労働条件を改善していく中で、やっぱり、そういった人たちを育てていくことができると思ってますんで、果たして、そういう企業になるのか? ということを、ま、みなさんもですね、この民営化の問題、民営化がただダメだっていうだけではなくて、そこで働く労働者はどういうふうになってるんだろうなということを含めて、考えていただければなあと思います。

みずはみんなのもの

今日、あのう、「えっ? 民営化の話じゃないの? 」と思われた方もいるかもしれませんが、この難解な広域化っていう問題、あの、寝ないでくださいね。非常に難しいです。

この話をしたら、えー、3日間ぐらいは、たぶん、えー、まあ、3日間みっちりはつらいんで、3時間ずつぐらい、9時間ぐらい、おそらく勉強しないと、広域化の根底の問題は何なんだ? ということがわからないと思いますが。

あの、みなさん、電気使ってますよね。これ、非常に公共性が高いですね。これ、電気がなくなったら困りますよね。

電気って何からできてますか? いまウクライナの問題で、石炭がっていう話がありますよね。原料、燃料は何なんだ? それはどこで作ってるんだ? 考えられたことありますか? 

くしくも原発問題が、これをハッキリさしてくれました。原発は、東京で大電力を作るために、遠く離れた福島で作ってたんだ。そこの安全性はどうだったのか? じゃあ、それを使っていた都民はどうだったのか? 

これを水道に置き換えて考えると、広域化の問題がちょっと見えてきます。よく似てるんです。自分の飲んでる水は、どこのダムだ? どこが水源ですか? それをどう浄化してますか? これはですね、ま、給水原価って言いますけども、水を作るための費用に直結します。

たとえば、自分の庭先に井戸を掘って、その水を飲んでいれば、電気代だけですよね。昔みたいにギコギコやって、私の家もそうでしたけども、人力で井戸水を汲みだせば、原価ゼロですね。

水は、もしかしたら住むところによっては、原価ゼロで賄うことができるんです。ところが、これが大都市に来ると、そんなわけにはいきませんよね。

メッタやたらと、そこら中に、えー、井戸水を掘ったもんだから、地盤沈下が起きて、えー、いわゆる地下水は規制されたわけですけども、ま、規制したが故に、今度は地下水が上がりすぎて、東京なんかは、地下構造物が、船のように浮いちゃうというぐらい地下水が復活してきてる。まあ、そういった水です。

だから、電気と水の違いは何か? っていうと、水はみんなのものなんです。だけど、電気はどうなんだろう? って考えると、非常に、産油国であったり、その仕組みに 利権が絡んできます。

そいういったことから、水は公共性が高いので、各自治体が、その地理的条件に応じて水道の計画を立てて、水を安全に安定的に供給しましょう。よって、水道法は、各自治体運営だとされてるんですよね。

◆広域水道ってなあに?

で、今日お話しするのは、えー、宮城県の水道、これは広域水道という定義になります。じゃ広域水道ってなあに? っていう話を、えー、これからしていきますんで。

あの、結論だけ言っていきますけども、全国に、まあ、100はないんですけども、広域的水道と言われているもののうち、水需要計画があまりにも過大すぎて、「全然売れてないわー」というところが、相当数あるんですよね。

だから、この水道広域化っていうのを、まあ、今日、もし、終わった後にでもですね、ずーっと調べていただければいいんですけども、国が、あの、これから水需要が足りなくなるから、各市町に、えー、ドンドン町が広がって、産業広がって、人口増えるから、水が足りなくなるから! 」って言って、「じゃあ県で何とかしましょう」「国が何とかしましょう」というふうに、水道事業を展開していった。

それは、まあ、1970年代ぐらいからの話なんです。日本の水道の歴史が100年ぐらいだとすると、その半分ぐらいしか、まだ広域水道の歴史はなくて、実は、「その広域水道は、計画がちょっとどうだったの? 」という話ですね。

 

◆水道法改正

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ということで、なんかパカパカしてる。あの、水道法は、えー、改正をされて、その後に、あのう、いろんな省令、基本方針、ガイドライン、手引きとか言って、ずうっといろんなものができていきましたけども、ま、最終的には、えー、コンセッションの許可をしやすくしたりとか、広域化をしやすくする、ま、そんな仕組みになっています。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、基本方針という、ま、パブコメにものすごい件数が殺到して、私もビックリしましたけども、あの、基本方針のほうっていうのは、パブコメが、もう、さみしい限りで、他のやつが万という単位に対して、100代の三桁しかなかったんですけども、私はこっちのほうに頑張って出したんですが、この基本方針にまでいくと、なかなか理解ができなくて、えー、コンセッションを推進するっていうのが1つあったんですけども。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

水道法改正の中で、ホントにクローズアップされなかったんですけど、広域化を推進するような方針に変わっています。しかも、やりやすく。国や都道府県のトップダウンで、何とか、えー、簡単に広域化ができないか。そんなような法律に変わっています。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、先ほども言いましたけども、この基本計画の中にも、あのう、「水需要が、えー、まあ、ちょっと過大だったんで、見直さなきゃいけないわー」みたいなことが書かれてるんですけども、その、この根底にある問題にはなかなか触れられてなくて、ダムがその根源になってるんだというところですね、後ほど紹介をしていきます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

過大な水需要計画には、反省は国はないですね。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、これは公営水道に対する方針なんですけども、「自ら人材の確保をしなさい」。

えー、さっき災害の時の話をしましたけども、「自ら人材の確保及び育成ができる組織となることが重要である」と書かれてるんですが、なかなか採用が応募に応じてこないくらい公務員の人気はなくなりました。

労働人口が減ってきています。これは、民間企業とて一緒のことで、それがホントにできるんでしょうか? という疑問は私はあります。

 

◆住民への情報公開は「検討してね!」

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

情報公開のところ、これはまあ、これから宮城の方にも頑張っていただきたいんですけども、えー、ガイドラインや、えー、手引き。

ま、この手引きになるとひどいんですけども、「実施契約書に規定を盛り込むことが望ましい」ぐらい。まあ、「検討してね」ぐらい。

あのう、こちらに来る前、昨日、東京へ寄って、えー、厚生労働省総務省とお話をしてました。

宮城県は、先に民営化しちゃいましたけども、「これから広域化の協議等をしていく時に、給水原価の元になる資料とかって、情報公開されるんですか? そこは、厚生労働省さんも認可をしたので、ちゃんとね、住民に情報公開することは大事だと書いてるんだから、ちゃんとチェックしてくださいよ」っていう話をして、こっちに来たんですけども。

残念ながらですね、方針には、こんなことは書かれてなくて、「権利や利益を害するおそれのある内容は除く」と書いてあるんで、まあ、宮城県もですね、これから頑張って、情報公開を、あの、迫ってく、これはもう大事ですけども、やっぱり情報が公開されないんだ。

で、これから料金改定の話になった時に、「こんなんでは、給水原価いくらなのかわからないじゃないですか? 」っていうことは、必要なんだろうなって思ってます。

 

◆広域化推進の旗振り役は都道府県へ

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、広域化ですけども、水道法は法改正されました。都道府県が、これから「(水道)基盤強化計画」というのを立てていきます。

「それは、都道府県議会の承認がいるのですか? いらないのですか? 」と尋ねました。必要ない。

なぜか? って言うと、これから行われる広域化、かつての広域化はですね、上流にダムを作らなくてはいけないとか、大きな浄水場を作らなきゃいけないという費用の負担が膨大な額です。

よって、議会の承認がいるということになってましたが、今度はそういうこと考えてませんから、あの、「お金は特段変わるわけではないので、議会の承認はいらないです」と言ってるんです。「えっ? 」て思いましたけども。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

さらに、これから広域化していくにあたって、あらかじめ各市町村のですよ、同意を得なければならないと書かれていますけども、この同意っていうのは、議会の承認がいるんですか? 地方議会ですよ。基礎自治体の同意がいるんですか? 

そういうわけではないみたいなんですね。じゃ、誰の同意を得るんだ? 

これは、どうも水道事業者を含む、まあ、首長であったり、どうもね、この辺が非常に曖昧なまま、この同意ってところが。だから、まあ、みなさんも、これから先、「どうやって、誰の同意を得たんですか? 」って聞いてくださいね。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

今のは、結論は、「国が責任放棄して、ま、こんないろんなものを決めたなあ」と。

これは置いといて。

 

◆「常時給水義務」は自治体にある

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、運営企業が倒産、撤退になったとしても、まちがいなく今の水道法上も、常時給水義務、これは私たちが、私、浄水場で働いてますんで、これは大変なことなんです。24時間、ね、いかなる理由があっても、っていうのは災害とかやむを得ない事情はともかく、あの、水を断水させることできないんです。

「あ、しまった! 」って言ってポンプ止めちゃったら、水道法違反なんですね。「あーっ」て、ものすごい大変なんです。ミスが許されない。ま、そういう中で、私たちは働いてますけども。

ま、結局、そのう、常時給水義務は、今回のコンセッション方式で言えば、県の側に残ってます。だから、企業ラクなんですよね、リスク背負わない。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、これ笑っちゃったのはですね、許可する場合ですよ、「コンセッションを導入します」という時に、いろんな項目があるんですけども、事業継続計画、BCP計画と言いますけども、あの、先だって宮城のほうかもらった資料には、コンセッション事業者にはBCP計画を非公開というふうな資料を見ましたが、こっちは、あの、県の側の話なんで、「最低限必要な人数を確保しておきなさい」、ね。

で、もし、えー、「コンセッションの企業が撤退するようなことがあったら、第三者に委託をしなきゃいけないんで、委託先の候補、挙げときなさい」

普通の企業で、それがいつあるかわからないのに、そんなノウハウを持った投資をしますか? そんな力があれば、コンセッションに参加しますよね。いやいやいや、そんなこと考えられませんよ。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

えー、事業継続計画のイメージっていうのがあるんですけど、こんなふうに書かれてる。ま、通常時はね、えー、ま、コンセッションのほう丸投げしたわけで、で、それがもし撤退したら、最初は、非常に少なく残された公営企業職員と一般行政職。

誰ですか? さっき3年ぐらいで変わってくと、ね、5年で変わっちゃうという話をしました。「俺は10年前やっとったけどなあ」と言う人達が来て、いや(笑)、またできるんですか? 

で、民間企業の協力、さっきのね、「リストを作っとけ」。「いや、できない」って言われたらどうするんですかね? 

ま、ここは置いといて、ま、「これで一か月くらい乗り切って、その後数年間は、一時的に増員しろ」と。こんなことするぐらいなら、最初っから公営でやったらと思うんですけど、ね。

で、えー、他の企業にまた委託をしてく。ま、こんなイメージ書かれてる、国がですよ。ま、これも置いといて。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

結局、まあ、民間に運営を任せましたが、イザとなった時の事業継続は誰がやるんでしょう? ということが、まあ、これは民営化の問題のおさらいの一部なんですね。

 

◆広域化と民営化は、なぜセットなの?

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ということで、まあ、官民連携って言ってますけども、「まあ、官民連携はこういうことですよね~」と。

官というふうに使った時に、私はピクッときたんですけど、今までね、公民連携って言ってきたんです、国も。厚労省もそう言ってましたよ、公民連携。

なんで官になったのか? って。官僚ですよねえ。私は公務員ですので、公民連携だと思うんですけど、ま、これ結論。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、これからです。「広域化をやりましょう」。「官民連携を通じた実質的広域化」って呼ばれてるらしいですけども。

これは、どこかの事業体、さっき岡崎の話、出ましたけども、どこかの事業体をコアな事業体として、順次拡大をしていく。ま、そんな戦略を描いているようです。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、これが、えーとー、ま、作ったのは日本政策投資銀行というところのやつのイメージを、私なりに書き直したやつですけども、「ま、こんなふうにしていきましょう」ということで、この図でもわかりにくいので、こんな感じなんです。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

まず、どっかにコアだと、ね。そこにコンセッションを導入する、と。そらま、利益が確保できるところじゃないとダメだよねえ。で、その周辺のところを、包括委託やら部分委託やらで、段々だんだんやっておいて、最後は丸ごと都道府県を広域化してコンセッションにしてしまおう。

ま、こんなたくらみがあるんではないかなあ、というところですね。これは、まあ、私の想像も入ってますんで、あのう、反論されたら、「いやあ、そういうイメージじゃないですか? 」って私も言いますけど。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、先ほども、あの、いろんな所で起きましたよねっていう、トップセールスリストに上がった所で、やっぱり民営化って話が持ち上がりました。そのどれもが止めました。唯一止められなかったのが宮城県

これはなぜ止めれなかったのか? みなさんの運動が足りなかったのではなくて、この広域水道という仕組みになると非常に止めにくいなっていうのは、私も3年前に宮城県に訪れて、ま、仙台来たんですけども、非常に止めにくい。

「キーマンは、おそらく仙台市です」という話をして帰ってきましたけども、あのう、こういったコアになる所を、候補として国が挙げてやりましたが、ま、そのすべてが中止をさせましたね、水道の場合。ま、下水、公営ガスでやられてます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、その選定指標は、まあ、儲かる所じゃないとできないんで、一番、④のところに書いてある、ま、黒字経営で、人口減少が少ない、黒字が確保できる所。ま、そもそも、そんなところ民営化いらんじゃん」っていう所を狙ってきたんですね。

 

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、これは、もう、全国に、まあ、PPPとかPFIとか、いろんな補助金そういったものを使ってやってる。私は警戒しなきゃいけないなあと思ってる所は、全国にいっぱいあります。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、全国で民営化は、阻止または中止をさせています。総務省は平成30年、まあ、水道法改正の前ですね、都道府県に対して、「広域化を先行して進めなさい」ということを、都道府県に対して出しました。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

「これは何なんだろうな? 」って、まあ、私はすぐピンときましたけども、もう広域化をしたほうが、民営化しやすいんだなということが、これからお話するところでわかっていく、と。

 

◆企業にはうま味が大きい広域化には住民の声は届かない

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

まず、まあ、簡単に3つまとめてますけども、住民の声は届かなくなります。

県議会ならまだしも、企業団議会っていうもの、あの、県の今の、宮城県の水道は県が運営してますけども、えー、企業団というのは、あー、いくつかの市町がその仕事を、えー、やる。一部事務組合って言いますけども、それを作ってやっていく。

ま、そういったゴミの、あのう、なんと言うか、あの、焼却とか、ああいったものも使われていますけども、水道の場合はそれを企業団って言いますけど、こういったところの議会だと、もう、これ住民の声を届かせるの非常に大変。

で、広域化をしたほうが、さっき言ったように、シェアを大きくできますんで、企業にとっては非常にうま味が大きい。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、今回の水道法改正によって、今まではですね、えー、県のほうに対して、えー、各市町が、えー、「これからちょっと、水需要が、水がたくさん要るようになるから、だけど、自分のところの水源はもうこれ以上ないので、お願いします。県で作ってもらえませんか? 」っていう下からお願いする形で用水供給事業ってのができる順番だったんですけども、今後やろうとしてる広域化ってのは、都道府県が計画を作成してやっていく。もしくは、協議会っていうのを作って、計画を作っていく。2つ以上の市町村が、県に対して要請をする。ま、こういったパターンで行われていきます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

パターン①ですけども、都道府県が市町村の同意を得て計画を作成する。

「同意」って、ちゃんと聞いてくださいね。どういう「同意」を得たの? 誰に?  都道府県が計画を定めていきます。市町村は、えー、「同意」を得られます。

議会には出てきませんよ、今の法律の立て付けだと。地方議会には出ないけど、どっかで誰かに「同意」を得てるんですねえ。

で、計画を作っていって、都道府県のほうでも、その計画に対しての議決は不要だ」と国は答えてますんで、いやいやいや、全然知らない間に、住民は計画を知ることになる。はあ、そっから抜け出れるんか? というと、これはかなり苦しいでしょうね。「同意」を得た人によりますけど。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

都道府県が協議会を設置する場合。これは、まだ、「さっきよりは透明性があるかな」って気がしますけども、えー、協議会を作って、その中で計画を作っていく。

法律にはですね、そのう協議会を設置をして計画を作成した場合は、「協議会の決定事項は尊重しなければならない」と書いてあります。法律の立て付けで尊重ってことは、まあ、ほぼダメですよねえ。ダメですねえ。尊重ですからね。これが2つ目。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

2つ以上の市町村が要請をする場合。ま、これは、あるのかな? そんなにあるのかな? って思いますけども、ま、こんなケースもあります。ま、考えられるのは、えー、もう、民営化を推進していきたいような首長が2人揃った時かな? 

まあ、そういう時は、「やっちゃえー!」みたいなね。これ全国ネットなんでね、あんまりどぎついことは言いません、ま、こういうこともあるかなあって。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ま、いずれにしても、都道府県議会も、市町村議会も、承認は不要だという形で進んでいくので、これはですね、「ホントに自治か? 」っていう状態で、物事が進んでいきます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

今は、国は、えー、1都道府県に2~3だというふうに、いま言ってるかどうかは別ですけども、まあ、何年か前、私の情報では、それぐらいを考えてるんだろうなあという情報です。

だいたい、10分の1ぐらいになりますね。「水道法で適用されている水道事業は、どんどん統合していきましょう」という方針です。

だから、まあ、「去年まで、私は何か、あそこの何々川の、えー、あそこの浄水場の水を飲んでたんですけど、えっ? 来年からは、あっちのダムの水を飲むの? 」ということが、全国で起きてるんです。

「え~、今まで美味しい水だったのに」「安かったのに」「えっ? 高い水で、しかも不味いの来るの? 」みたいな。そんな例も出てくるんですね。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、あの、やり方にはいろんな例があるんですけど、これは、まあ、1つの例で、いまスライド、パッパッパッと動いちゃったんですが、もう最終的には県だけ、ね。

いまは、各市町に、末端給水事業って言いますけど、みなさんの家庭まで水を届けるっていう役割があって、料金を徴収してということをやっていますけども、そういうのを全部廃止して、県1つだけの水道事業にしてしまおう、その中で、たとえば全部をコンセッションにしましょうというのは、もう容易ですよね。も、止めようがない。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ま、ちょっと、この辺は置いときます。時間の関係。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

これも。

 

◆貴重な自己水源を廃止、ダム水源による高い水へ

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、こっからです。核心ですね。これを、残り時間あとわずかでしゃべりますけども。あと30分か。ホントですね、最近ちょっと、目が悪くなってきたな(笑)。ハイ。

あのう、私たち公営企業評議会は、えーと、かつては国交省に対して、ダム問題に関してすごく要請をかけてました。ダムは、もう、そもそもダムはいらないだろう。それは水道事業の観点から、私たちは訴えてました。

先ほど来言っている水需要計画、過大すぎる。よって今回の広域化っていうのは、ここに書いてあるように、貴重な自己水源を廃止してまで、わざわざダム水源による高い水へ切り替える。こんなふうになる可能性は、もう、30年以上前からわかってたんです。それを隠すつもりじゃないか? という言い分です。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

さて、ちょっと宮城県に置き換えることはなかなか難しいんですけども、えー、広域水道母体、一番上ですね。ここは、えーと、宮城県の場合は、どこのダムですかねえ。で、県がやっている広域水道母体から、各市町が水をもらっています。これを用水供給事業と言って、まだ各市町には、水道事業が残っています。

全量、ま、紫、濃く写ってますけど、紫になってるのが、これ、「全量自分の所で水を賄っていますよー」。で、ま、「70%は自分の所の水ですよー」。Aとaの市が、まあ、こういう所。で、「もう全量、県から買ってます」。ま、一部だけど、県から買ってる状況。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、国はようやく、水需要は減少するってことを認めましたんで。すごい遅かったんですけどね。これから先、3割減少すると、ま、かりに仮定しましょう。

Aとaは、もともと自己水源あるから、自己水源が100%になるだけで、「や、もう、県から買わなくてもいいじゃん」ということになりますね。3割減るんだから。

そもそも用水供給事業は、このままではA市の人口が拡大して、産業も拡大して、水が足りなくなるから、県から買おうという計画ですよ。「それがダメだったんだったら、いや、もう自己水源だけでいいやん」という理屈になりますね。

ところが、そうはいかない、逃げれないように、責任水量というものがある。

「いやあ、何年か前の話だけどさあ、あんたんとこ買うって言ったでしょ」って話なんですね。

「いやいやいや、そういう契約になってますよ。だから、この責任水量分だけは、払い続けてくださいよ。そうじゃないと、ダムのお金とか、建設費用賄えないんで」って、こんな仕組みになってる。だから、しょうがないから買うんですよね。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、そんなふうになっちゃったら困るので、「いやいやいや、ウチ、3割減ったら困るんで、お前んとこ、もっと買えよ、買えよ。自己水源放棄して、ね、ドンドンドンドン買ってくれよ。ま、場合によっては、えー、この自己水源のとこは余るでしょ。他の市にあげや」。ま、こんな話。

こうやって広域化してくる。そうすると、まあ、県は安泰。今度コンセッションの事業体ですよね、これ。コンセッションの企業も安泰。はあ、なんかおかしくないですか? 自己水源放棄するんですよ。ここに大事なことがある。

どっちの給水原価が安いか? この情報が提供されますか? 県から正しく。自己水源のほうが安いのか? 県の水のほうが安いのか? ね、ブレンド比率はともかく、こういう情報が大事なんです。

水道料金の計算基礎になる情報は、ホントに、公開されるでしょうか? 頑張ってくださいね。

ハイ、ちょっとね、他都市の例を見ていきましょう。なにも宮城だけが悲観することじゃないんです。全国で起きてます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

これ、大都市部ですね、川崎市ですよ。川崎市生田浄水場。えー、多摩川の伏流水を使った浄水場。10万トンです。日量10万トン。まあまあ、でかいですよ。

これを廃止して、神奈川県広域水道の水を、わざわざポンプアップして買うことになりました。それは、上流にある宮ヶ瀬ダムを水源とした水。わざわざ。こういうことが、起きてくる。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

神奈川県広域水道、ね。10万トンの生田浄水場を廃止してまで、この宮ヶ瀬ダムの水を買う。しかも、巨大なポンプで送ります。こんなことが別になくてもいけるんですよ。川崎市は、あの、珍しい人口が増えてってる市なんですけども、ま、何にしても、この自己水源のとこ、廃止する必要はあったのか? 

ま、経営問題なんで、あんまり言うと私も、いろんなところからクレームが付くかもしれない。だけどまあ、市民感情としては、いらない高い水、しかも不安定だということで、川崎市民の会は頑張っています。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

名古屋です。ウチは、あの、広域水道の水は一切買ってませんので。愛知県の水道用水供給事業もありますけども、えー、一切買っていません。

えー、木曽川水系、長良川揖斐川、それぞれにダムを作りました。

で、まあ、木曾川だけでは何かあった時に危ないから、水源の多系統化って言いますけども、えー、木曾川だけでなくて、長良川揖斐川にも水源を求めました。ところが、今は、まだ1滴も使ってません。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

水を得るために長良川河口堰の事業に参加をしました。徳山ダムにも参加をしました。長良川揖斐川ですね。これ、全然使ってないんです。なんで?

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

名古屋の歴史は古いので、えー、木曽川の自流水利権、もともと木曽川に流れてた水だけの水利権、ダムを作る前ですね、で60万トン、日量の水利権を持ってます。

で、さらに木曾川に、ま、いろんなダムを作って、木曾川総合用水事業というのを参加しただけで、ここまで水利権を獲得しました。

ところが、もう今は1日最大100万トン切りました。水利権、余ってんですよね。

これ、グラフ見てもらえばわかるんですけど、私が採用されたのが1985年なんですけど、もうその頃には水需要のピークが越してました。そっから、下がっていく一方ですね。で、この先まだ下がる見通しなんです。

よって、この部分については、ホントにこの建設投資がいったのか? っていう話になってくる。これ以上話すと、ウチの局長に怒られるといけないんで、ね。

ま、これは 公表されている事実ですから、1日最大給水量はもう、獲得してる水利権の半分までになっているってこと。

 

市町村合併簡易水道事業統合により中小事業体が疲弊する

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

もう1つの例。これは、やっぱり、中山間地を含めた小さな水道事業体で起きてる問題です。

ま、市町村合併も行われて、えー、ホントに水道事業が、あれも広域化の一つだというふうにとらえてますけども、市町村合併やったもんだから、あのう、少ない水道の職員で広い範囲を見なきゃいけないというような事態になったんですけども、さらに国は、「1市1水道事業体としたい」ということで、えー、簡易水道事業を統合しなさい」ということで誘導していきました。

で、この辺ちょっと難しい話なんで飛ばしますけども、あの、簡易水道事業統合というのも1つの広域化でした。「さらに進めていこう」。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

何が起きたのかと言うと、簡易水道事業っていうのは、まあ、国が、安全安定的に、まあ、国民の命を守るための水道をやるという義務が国にあるので、補助金を出してたんですよね、簡易水道事業に。「なかなか採算が合わないので、そういった所には、まあ、一般会計からお金を入れましょう」。

ところが、水道っていうのは、水道事業っていうのは独立採算が基本なので、みなさんの水道料金で経費を賄うシステムになってます。

「それではできないから国が補助出していた簡易水道を、水道事業へ統合しなさい」ってことをやったもんですから、そらもう、赤字になるのは決まってるんです。こういうことが、これも全国各地で起きてる。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

結局、独立採算でやって、もともと簡易水道でやっていた人たちが退職していなくなって、「水道事業の、もう受け皿大きいから、頑張ってね」って言って、どこでも。「いや、もう無理でしょ」っていうふうになってくる。

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

また、こんな問題も出てくる。これ、広域化の1つの問題だと思います。

やっぱり現地を知らない。ホントにこの中山間地に点在してる、まあ、水道施設をどう維持してくか? ってのは、ホントに、あの、水道をやってる者の課題なんですけど。

やっぱり、場所もわからない、管理する人もいないでは、確かに広域化をして、人の手がかからないような仕組みにするってことは、一面、大事なことでもありますけども、そこがホントに良質な水源だった時にはどうするか? ってことが問題になってきます。

 

◆IT化による24時間365日労働

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、もう1つ。これ、村井知事も、「IT技術により、どうのこうの」というのを聞かれてね、答弁をされてるビデオを私も見てますけど、こんな実態がある。

これ、何やってるかって言うと、スマホとかタブレット浄水場が運転できるんです。もうこういう時代になりました。だから、自宅で居ながらにしてね、浄水場の運転管理ができてしまう。ま、これはもう技術的には可能です。

セキュリティ上の問題は置いとくとして、これ労働者の立場から言うと、これはもう、「なんか24時間365日、ね、家が浄水場のオペレータールームになってまったわや」っていう話ですよね。これ24時間365日労働じゃないの? これは。

で、これを、ま、私たちは労働組合ですんで、こんなものは、あのう、24時間労働だからダメだっていうふうに突っぱねますけど、民間労働者は、果たして突っぱねれるのか? ねえ、もうスマホに出てくるんですよ、アラームとか、運転状態が。

で、「効率化だ」って言うんですよ。いやいやいや、それは労働者の立場としては絶対に譲れんですよね。

これで、実際に、まあ、笑い話じゃないですけども、あーと、民営化を阻止した奈良市、ここで働いてる子が、実際にこういう装置を持ってて、大阪に遊びに行ってる最中にアラームが鳴って、大阪から奈良まで自分の車に工具とか積んであって帰っていった、と。ねえ、こんな話があるぐらいで、「こんな働き方、有りか? 」てなって。

 

◆広域化と民営化への対案

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ほう、思いのほか、頑張った。

さて、ここまでは、いかなかったかもしれないところなんですけど、あのう、私たち 労働組合は、「民営化を反対」みたいな、「広域化反対」みたいなことを言ってると、えー、「既得権擁護じゃないか」とね、「自分たちが良くなるために」ってよく言われることがあるので、「私たちはちゃんとした対案を示しましょう」、それを住民と共に考えていく、そんな立場で、えー、話をしてきました。

今日も、あのう、ま、膨大な資料、印刷して付けていただいたんで、また、時間のある時に読んでいただければと思いますけども。その対案、広域化や民営化ではない水道事業の立て直し、これは絶対必要なんです。

あの、水道なくすわけにはいかないので、これはみなさんと共有できることだと思うんですけども、水道のない生活は考えられないので、水道は何とかしなあかん。

それは、水道料金が上がってでも公を維持するのか? 水道料金が安くなるということを信じて民営化するのか? いろんな選択肢はあるかもしれませんけども、いずれにしろ、いろんな議論をしなきゃいけないです。

いままで話をしてきたように、大きな水道、それから、どこに水道があるのか? どういう水源を使っているのか? これで、ずいぶん水道ってのは変わってきます。

私は、あの、全国に同じ水道システムは必要ないというか、違ってくると思ってます。似たようなものはあるにしても、同じ水道システムってのは考えられないなと思います。そういう中で、住民がどう考えるか? ですね、これから。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

自分たちの水道、自分たちの町の水道はどういうものを作るのか? これが、広域化や民営化への対案になってくと思う。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、私も、あのう、力尽きてるんで、①から③まで。えー、④から⑥まで、ちゃんとホームページで発表しますと言っておきながら、えー、④から⑥はまだできてないんですけども(笑)、①から③まで、ちょっと紹介します。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

まず、公公連携連携というのの前にですね、ま、水道事業ってのはどういうものなのか? っていうと、これ、バスなんかの例だとすごくわかりますねえ。

市内乗ってたら200円だったのに、市内を離れた途端、ビューーってこう、値段上がりますよね。これは採算が取れないから。

だから、水道事業も広域化してったら、遠くのほうだけ高くて、中心部は安い料金体系、そんなことないよねえって。ま、こういう宿命があります。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

流域っていうふうに見ると、何が問題になってる? どんな課題があるか? って言うと、人口密度が低い所は水源地帯になってくるので、ここを保全しないと、あのう、や、そもそも下流の水がどうなるんだ? ってことが出てくる。安全性の問題が。

中流域や、えー、水をたくさん使ってる所は、やっぱり、それぞれ生活が違います。 流域という点で見なきゃダメですよ。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、水源を考えると、上流域は別に地下水とか沢水ですむし、中流域でも地下水や良質な表流水が得られるかもしれない。下流域になるとダムを作って、水利権を確保しなければいけないかもしれない。水源はどこに求めるんだろう。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、広域化っていうのは、結局、表流水やダム水に頼ることになります。まあ、今回の宮城県がどういうふうになってくか? ですけども、すでに全量ダム水になってる所もあるし、そうでない所もある。

ところが、そういうことだけで、ホントに水源が守っていけるのか? という問題を、持続可能な水道を考える時には、水源をいかに健全に保つか? いかに、給水原価の安い水を得るか? ってことが重要になってきます。これをどうするかですね。

 

◆考える住民と水道職員が必要

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、そのために考える人が要るんです。それを考える人の中に、当然住民も必要だっていうのが私たちの考え。コストの高い水で、ホントにいいのか? 住民は。ただ安いだけを求めるのか? そういったことも、やっぱり一緒に考えていく必要があるなと思う。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

1つ目の公公連携だけ、もう1個いけそうか、ご紹介をして、ま、4つの連携だと言ってますんで、ま、こういう連携があるんですけども、公公連携構想っていうのを、えー、私たちは言ってるんですけども、これ、ちょっと図が細かすぎてわからないんで、こっちの字のほう。

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

中核的事業体、中核的って言ってますけど、ま、たとえば宮城県でいけば、仙台になるかと思います。政令指定都市。私たちの中部圏でいけば名古屋市。ここには、まだ人材が確保できています。

そこに、中小の水道事業体も委託に出しちゃって、「現場なんかわかりませんよ」「バルブってどっち回すんですか? 」「マンホールはどうやって開けるんですか?! 」っていう人たちを、研修ではなく、一定期間、名古屋市に派遣をしていただいて、一緒に仕事をして、育てていく。

「そんなことも必要ですよね」って、昨日、厚労省にも、ま、再三言ってきてますけどね、「そういう位置付けをしてください」。

そうすると、名古屋市もごたぶんに漏れずね、あのう、採用に募集をかけても、ホントに応募をしてこないし、そもそも人を採るのにも、圧力がかかってるような状態では、こんなことできないので、国のお墨付きがほしいんです。

「あなたの所は、中部圏の水道を支えている事業体です」。

ま、そんな位置付けを、えー、してもらってですね、まあ、ちょっと水道事業から離れてしまった各自治体の職員を、もう一度水道ができる職員にしていく。

まあ、人の面からいくと、まあ、いわゆる水道の学校じゃないですけど、そういった機能がどこかに要るのではないかなあと、私は思ってます。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

で、まあ、これが、その、こっちのほうが絵がでかいんで、中核的事業体に、小規模の水道の事業体は、一定期間派遣をして、ここで育って帰っていけば、まあ、モニタリングって、私この言葉好きじゃないんですけど、まあ、国や県も、ね、使うんで、モニタリングって、「人が人をモニタリングする」って、失礼ですよね、うーん。

だから、まあ、ちゃんとやってるか? っていう、まあ、成果品をしっかり監督するっていうのは大事なことなんで、あの、まあ、言葉はともかく、これができないことには、話にならんのですけど。

これをやるためには、知識がないとできない。経験がないとできないので、まあ、この知識を得るために一定期間派遣をして、ちゃんと委託業者ができてるのか? ってことをやったうえで、委託に出すってことが、人の面から言うとすごく大事だなあ、と。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ま、これはカリキュラム。

おー、ちょっと待ってよ。公民連携、公民連携、公民連携(とスライドを探す)。最後に公民連携の部分だけ。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

あのう、私たちはですねえ、水道、いまの日本の非常に高い技術水準の水道、ま、世界一かもしれませんけども、この水道ができたのは、官ではなく、公と民が連携してできたものだ。

私が、重機を運転して、穴掘って、管路を入れることはできません。ね、当然なんですよ。そこには民間企業の手を借りるというより、民間企業と一緒になって、この水道を作ってきました。

よって民間企業の手をなしに、水道事業なんて回るわけがないんです。ただ、それを誰に委ねるか? なんですよね。どこの企業に、ま、「小さい管だったら、地元の管業者を使えるよね」という分割発注を、私たちはしてきました。

どっかの企業に、でかい企業に丸投げをするということではなく、「このぐらいの規模の管工事であれば、このぐらいの設計で、地元の業者を作ろうね、使おうね」っていうことをやるのが、私たちは是だと思ってきました。

ところが、それは不効率だ、と。設計をまとめて出して、まとめてでかい所で出せば、効率的だと言います。で、その中で、民から民への発注のほうが、より効率的だ、と。

いやいやいや。なんで? って言ったら、ダンピングするんですよ。 下請け労働者が泣かされるんですよ。そういうことがあって、ホントにこの先の水道事業が、健全に保てるのか? 地域経済にとって、それはどうなんだ? っていう問題が必ず出てきます。

よって、私たちは、「公民連携だ」と言ってる。地元の業者や、地元の水道のね、やってる、まあ、ホントに一人親方でやってるような、そういった地場の水道屋さんを大事にして、一緒に水道を築いていかないと、やあ、ホントに困った時、ほんのちょっとの時に、お互いの信頼関係でやれるような所でないと、私はダメだと思っています。

ま、それを指揮してるのが公営企業であって、ま、水道料金をどういうふうに使っていくのか? というのを、私たちは経営のサイドで考えて、それを住民に還元していく。ま、これができるのが公だと思ってますんで、ま、公民連携っていうのがすごく大事だ、と。

 

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近藤夏樹氏プレゼン画面より

ま、コンセッションというのはその真逆で、どこか1つの運営企業に任して、こういう利益を出していく仕組みですね。それを、私たちが築いてきた、までみなさんの水道料金で築いてきた水道の施設を貸してあげてですよ、「それで儲けなさい」っていう仕組みが、私は許せんのです。

だから、民営化っていうよりも、この仕組みが許せないんです。だから、「実質民営化」って言ってるのはそういうことなんですが、あの、民営化よりひどいですよね、このコンセッション方式っていうのは。

だから、リスクだけは、まあ、みなさんが背負ったまま、企業だけが儲ける仕組み。

これを今度は、県内全域で広げてったらどうだ? シェアを拡大してったらどうだ? 電力は9社ですよね、全国で。や、国はどこまで考えてるんだろうな? 企業はどこまで考えてるんだろうな? 

これを宮城県の人たちが、その企みを、もし気付いたとしたら、これからの情報公開の仕方っていうのが、また、このヒントになればなと思って、えー、今日、仙台まで来ました。

私もいろんな所で話をしてきましたけど、あの、広域化の問題が、えー、今回、この宮城県のことによって、ほかの全国のみなさんにも、少し理解が深まってくような活動をですね、ぜひ宮城県の人たちに期待をしてます。

あの、再公営化ってのは、そら、遠い目標かもしれませんけども、そこにつなげるためには、必ず住民が情報を得て、声を出していくってことがなければ、これは、できないことだと思いますんで、ぜひですね、遠かった水道について関心を持っていただいて、また一緒に頑張っていきたいと思います。どうも今日はありがとうございました。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、近藤さん、どうもありがとうございました。えー、改めてですね、あのう、全国的な水道事業の将来像、どうやって持続可能な水道事業を展望していくか? という時にですね、えー、水道民営化問題とともに、水道の広域化という大きな問題が絡んでくるんだよ、と。

えー、まさに、その連携の中身ですね、公公連携、公民連携、そして住民参加。えー、どことどういう中身を作っていくんだ? と、連携の中身を作っていくんだ? ということが、これから問われてくるんだということを学びました。

 

 

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全国11カ所になった!宮城県の水道民営化に反対する「ストップ! 水道民営化! 全国アクション」 ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました!

3/30~4/3に行われた宮城県の水道民営化に反対する「ストップ! 水道民営化! 全国アクション」は、当初の名古屋、川口、岐阜、仙台、沖縄、四日市、浜松、東京に加え、広島の「はくりゅ」さん、横浜の「橫濱市民@野黨は國民投票に備へろ」さん、愛知県の「水道民営化を考える会 in 岡崎」さんが、急遽、連帯スタンディングを表明してくださり、全国11カ所でのアクションとなりました!

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水曜金山街宣 スイカナ✲*゚のチェリールゥ💗アースベィビーさん作成フライヤー

 

宮城県の水道民営化に反対する「ストップ! 水道民営化! 全国アクション」スケジュール

① 3/30(水)名古屋 水曜金山街宣 スイカナ✲*゚ 金山駅南口 18時~

② 3/31(木)広島 はくりゅ JR可部線 緑井駅前 17時〜18時

③ 4/1(金) 埼玉 水道料金値上げに反対する川口市民の会 JR川口駅東口 11時〜12時

④ 4/1(金)岐阜 Nao Lion バロー 恵那店付近 11時〜

⑤ 4/1(金) 宮城 命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ  仙台市平和ビル前(Gucci前) 11時~12時

⑥ 4/1(金)沖縄 地域でワクワクする会 北谷アメリカンビレッジ 観覧車下広場 15時~

⑦ 4/2(土)三重 四日市いのちと水を考える会 近鉄四日市駅前 11時~11時30分 

⑧ 4/2(土)横浜 橫濱市民@野黨は國民投票に備へろ 横浜駅西口 16時~17時

⑨ 4/3(日)愛知 水道民営化を考える会 in 岡崎 岡崎駅 10時30分~

⑩ 4/3(日)東京 #みちばた 新宿西口小田急前 11時~12時

⑪ 4/3(日)静岡 浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク 浜松駅北口    11時~12時

 

① 3/30(水)名古屋 水曜金山街宣 スイカナ✲*゚ 金山駅南口 18時~

 

 

 

 

 

 

 

 

背後から爆音のような音楽が流れてくる駅前で、負けずに長時間の連帯スタンディングを行ってくださった「水曜金山街宣 スイカナ✲*゚」さん。ツイキャスで当日のすべての動画をご覧いただけます。↓

twitcasting.tv

twitcasting.tv

 

 

② 3/31(木)広島 はくりゅ JR可部緑井駅前 17時〜18時

 

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はくりゅさんは、一人でも立つおつもりで、チラシ150枚、プラカード5枚、大判手書きプラカードをご用意し、スタンディングをしてくださいました。

 

③ 4/1(金) 埼玉 水道料金値上げに反対する川口市民の会 JR川口駅東口 11時〜12時

 

水道料金値上げに反対する川口市民の会さんが、4月1日の連帯スタンディングの報告を note にまとめてくださいました。 大変読みごたえのある内容です。ぜひご覧になってください!

note.com

 

 

 

 

 

 

④ 4/1(金)岐阜 Nao Lion バロー 恵那店付近 11時〜

 

 

な、なんと! 強風でカメラの三脚が倒れ、撮影したNaoLionさんのスタンディング動画データが全滅してしまったそうです。せっかく宮城を応援してくださっていたのに、何ともお気の毒なことになってしまいました。

NaoLionさんは、後日、各地のスタンディング動画をまとめてダイジェスト版を作ってくださいました 。

 

止めよう宮城の水道民営化 繋がる心でありがとう 11都市連帯アクション     2022-3月30日~4月3日 Stop Miyagi water privatization

 

⑤ 4/1(金) 宮城 命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ  仙台市平和ビル前(Gucci前) 11時~12時

 

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最初に、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ共同代表の佐久間敬子弁護士が、 「水道事業民営化開始に当たっての声明」を読み上げました。
この声明の全文は ↓ でご覧になれます。

miyagi-suidou.hatenablog.com

 

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⑥ 4/1(金)沖縄 地域でワクワクする会 北谷アメリカンビレッジ 観覧車下広場 15時~

 

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宮城県では4月1日から全国初となる水道事業の民営化が始まり、生活を支える水の安全性などへの懸念から、県内でもこの問題に反対する集会が開かれました。

仲宗根由美さん「水はみんなの命の問題であり、みんなの人権の問題です。宮城県の水道が再公営化に向けて動き出すよう、ここ沖縄からも連帯の声を上げます」

水道事業の採算悪化などによる宮城県での水道事業の民営化に対して抗議の声を上げたのは、北谷町に住む仲宗根さんら有志の会です。

事業の民営化に伴って、水道事業の赤字の削減が可能になるといったメリットがある一方、利益を優先するあまり、水の安全性低下や水道代の高騰などが懸念されています。

仲宗根さん「水がお金を稼ぐためのものになってしまう。私たちの健康が脅かされたり、命が脅かされるそういう事態になりかねないと思います」

仲宗根さんらは県内でも有機フッ素化合物PFASをめぐる水の問題への関心が高まっているとして、今後も民営化反対の声を上げ続けていきたいとしています。

 

宮城県での水道民営化を巡り反対集会 4/2(土) 12:19配信 沖縄ニュースQAB

 

news.yahoo.co.jp

 

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⑦ 4/2(土)三重 四日市いのちと水を考える会 近鉄四日市駅前 11時~11時30分 

 

 

 

 

 

 

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⑧ 4/2(土)横浜 橫濱市民@野黨は國民投票に備へろ 横浜駅西口 16時~17時

 

 

 

 

 

「橫濱市民@野黨は國民投票に備へろ」さんは、前日の4月1日に行われた埼玉県の「水道料金値上げに反対する川口市民の会」の連帯スタンディングにご参加くださり、その時に思い立たれて、横浜でも「ぼっちスタンディング」をしてくださいました!

 

⑨ 4/3(日)愛知 水道民営化を考える会 in 岡崎 岡崎駅 10時30分~

 

 

 

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水道民営化を考えるin岡崎 Facebook 

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ジョニーさんのスピーチ全文です ↓

さて、今月1日より宮城県において国内初となる水道事業の民間運営が開始された訳でありますが、常々水道の民営化に対して反対の意を唱えてまいりました我々としましては、誠に遺憾極まるものであります。

世界では西暦2000年から2017年の間に、民営化された水道事業の276件もが再公営化され、年々増え続けているにも関わらず、この世界の流れに逆行する水道の民営化が、なぜ今、この日本において推進されているのか。

その背景に有るものは日本の水道事業が抱えております、非常に苦しい現状であります。

地震等による水道管の破裂がニュースの話題となる事も珍しくは無くなった昨今でありますが、現在我が国の水道管の管路はおよそ15%が耐用年数を超えている即ち、老朽化が進んでいる状況にあります。

しかしながら、人口減少や水の使用量の低下等による水道料金の減収のため資金不足に悩まされており、現在のペースで全ての水道管を更新するには130年かかると言われております。

全国の自治体が運営する水道事業の3割が赤字との事で、料金の値上がりを止めるに止められぬ状況、日本の水道料金は30年後には現在より6割も上がるという予測も有ります。

更には行財政改革に伴う公務員数削減によって、水道局職員は最も多かった昭和55年の7万6千人から現在4万4千人にまで減少し、長年受け継がれて来た知見や技術の喪失、現場の人手不足を招く事態となっております。

この日本の水道事業の危機的状況に対し、政府が対策として打ち出したものは何か?
それが民営化であります。

民営化のメリットとしては、民間企業のノウハウや創意工夫によるコスト削減やサービス向上等がうたわれておりますが、果たしてそれほど単純に上手く行くものでしょうか?

世界では水道民営化によって何がおきたか?
その事例の一部を紐解いてみましょう。

例えばフランス。
フランスと言えば花の都パリ、このパリ市では1985年〜2009年の間水道が民営化されておりましたが、その25年間において水道料金が174%も上昇。
265%と言う説も有りますが、いずれにしてもその間のフランスの物価上昇率はおよそ70%であり、物価上昇を大きく上回る形で水道料金が値上がりしたのであります。

それだけでは無い、その水道料金の30%もが、事業を請け負っていた企業の内部留保に消えたとも言われております。
その後契約期間が終了し、2010年に再公営化。
そして45億円のコストを削減し、水道料金が8%下がったそうであります。
民営化はコストを下げるのではないのか?

例えばアメリカ。
ジョージア州アトランタにおいて1999年民営化。
しかし予想以上に老朽化していた施設の維持に対応出来ず、また民営化の際に職員を半数以下に減らしてしまったがために設備の管理が行き届かず、結果水道から赤錆の混じった水が出る、水道管の破裂が多発するなどの問題が発生したのであります。
民営化によってサービスが向上するのではないのか?

例えば南アフリカ
1994年、民営化によってコストの全てを料金に反映する「フルコストリカバリー」と呼ばれる方式が取られた事により水道料金が高騰し、およそ1000万人が料金を支払う事が出来ず水道を止められたと言われております。
そしてやむを得ず汚れた川の水を生活用水として用いたがためにコレラが蔓延、25万人が感染し、300人が命を落としたと。
ここまで来ればもはや水道ビジネスでは無く非道ビジネス、鬼畜がごとき所業であります。

このような事例を挙げても、所詮海外の話である、日本でそのような事が起こるとは考えにくい、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこの度宮城県から水道事業を売り渡された特別目的会社には、数々の問題を引き起こして来た事で悪名高い、世界最大手の水企業、ヴェオリアの傘下にあるヴェオリア・ジェネッツが参加していると言う事を知っていただきたい。

これは日本の水道を虎視眈々と狙っていた強欲なる外国資本による、侵略の第一歩に他ならぬのであります。

民営化の大いなる問題、それは企業として利益を出さねばならぬと言う事であり、そしてその利益が還元されるのは私達利用者では無く、株主達なのであります。

民営化は英語でPrivatization、即ちプライベート化、これを訳するならば「私有化」となりましょう。
水という公共の財産を商いの売り物としてわたくしの物とするなど、言語道断である!

この奇跡の星地球に水が生まれ幾十億年。
水は何者にも所有される事無く、平等に、わけ隔てなく、数多の生命を育んでまいりました。

私達はお母さんのお腹の中で羊水と言う水に浮かび、そこで生命の進化の過程をたどったのであります。

魚類から両生類へ、両生類から爬虫類へ、そして爬虫類から哺乳類へ。

私達の手の指の間に水かきが有るのは、遥か遠い、遠い、遠いご先祖様が、水の中で生きていた証であります。

皆様のお宅のねこちゃんわんちゃんも、庭のカエルも、水槽の中のメダカも、皆、水なくしては生きられないのであります。

あるゆる生命は水を通して繋がっているのであり、これ即ち命は水、水は命であります。

そのように尊く、有難き水を、自らの利益にのみ汲々とする者達に売り渡すなど、断じて、断じて有ってはならない!

では民営化の誘惑に抗いながら、いかにしてこの国の水道を守って行くのか。

国家事業として水道保全プロジェクトを組み、政府が援助せよ!

国の借金が過去最高だのと、財政健全化だのと出し渋っている場合では無い。

世界でも屈指の安心、安全を誇る日本の水道が維持出来無くなるならば、それこそが将来世代への多大なるツケである。

私達は蛇口をひねれば水が出てくると言う事が、当たり前と言う感覚になってしまいました。

しかしその当たり前が、多くの先輩方のご苦労の上に成り立ってきた事を常々忘れてはなりません。

皆様におかれましては、決して民営化などと言う言葉に欺瞞される事無く、国民共有の財産である水道の大切さを、改めて知ってていただきたいと切に願う次第であります。

 

⑩ 4/ 3(日)東京 #みちばた 新宿西口小田急前 11時~12時

 

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のりサトさんのチャンネルで、「#みちばた」さんの連帯スタンディングをすべてご覧になれます。のりサトさん、ありがとうございます!!


2022/04/03 #みちばた 水道民営化反対街頭デモ(前半)

www.bitchute.com

 

2022/04/03 #みちばた 水道民営化反対街頭デモ(後半)www.bitchute.com

 

 

www.youtube.com

 

 

 

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⑪ 4/3(日)静岡 浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク 浜松駅北口    11時~12時

 

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浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」さんは、暴風雨にもかかわらず連帯スタンディングを行ってくださいました! わかりやすいパネルでの解説に加え、素晴らしく美しい歌声と人形劇まで堪能できる全動画を、↓ でご覧になれます。

youtu.be

 

 

 

 

 

 

odysee.com

4/1 命の水を守る市民ネットワーク・みやぎが、「水道事業民営化開始に当たっての声明文」を 発表しました!!

2022年4月1日、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎが、「水道事業民営化開始に 当たっての声明文」を発表し、仙台市平和ビル前で街頭宣伝を行いました。

声明文は ↓ でダウンロード・印刷できます。

http://www.miyagikenmin-fukkoushien.com/pdf/index/4.1minneikakaishiikenhyoumei.pdf

 

声明の内容

<初めに>

<宮城県、運営権者、経営審査委員会に対する要望>

<「再公営化」を求め実現しよう>

 

声明全文

2022(令和4)年4月1日

「水道事業民営化開始に当たっての声明」

命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ

共同代表 佐久間敬子 中嶋信

<初めに>

 本日、2022(令和4)年4月1日、「上・工・下水一体官民連携運営事業」と呼ばれる宮城県の水道事業の民間による運営が開始されることになった。

 全国初の試みであり対象人口も宮城県の人口の約8割を超える190万人をカバーし、事業期間も20年と長期に亘る巨大事業である。

 私たち「命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ」は県が水道事業民営化政策を検討していることが報じられた2018年末頃から、地方自治・住民自治の基本である県民に対する説明・県民からの意見の聴取等を行って進めるべきことを繰り返し求め、多数の公開質問状・要請書等を提出してきた。

 民営化承認の可否を決する議会(2021年6月県議会)に対しては、審議に必要な資料が提出されないまま結論を出すことは不可能であり、県当局の議会軽視を認めることになること、議会は県民の付託に応えるべく、県当局に対し十分な審議資料の提出を求め、かつ、県民の意向も聴取したうえで結論を出すことを求め、議案の凍結・継続審議を求める請願を行った。請願書には全国から寄せられた19,449筆の賛同署名を添付した。

 以上の要望が、ことごとく聞き入れられないまま、県民の命・健康・暮らしにとって最重要の水道事業の民営化が決定され、本日開始されることになったことは、極めて残念且つ遺憾である。

 水道事業の民営化には、料金高騰・水質悪化・技術者の枯渇・災害時の対応の不十分・地元産業の衰退・情報不開示等の不安が付きまとっている。これまでの県の説明、議会での審議を通じて、この不安は一層強くなったと言える。以上のような不安と懸念を踏まえ、民営化事業開始に当たって、この声明を発表する。

宮城県、運営権者、経営審査委員会に対する要望>

1、県は、コスト削減と水道3事業の水質等の安全性のレベルの維持等は両立できると断言し、民営化事業に踏み切った。よってこの両立困難とも思える事業目的を達成するため、運営権者の事業運営を厳しくチェックし指導することを求める。

 県は以上の事業目的は、県民に対する約束であることを認識し、契約上の権利、行政機関として持つ権限を最大限行使して、水道事業にかかる県民の福祉の維持・向上に努めることを求める。

 運営権者の事業情報は、県民の重大な関心事であることから、最大限の開示に務めることを求める。

2、運営権者の㈱みずむすびマネジメントみやぎ(SPC)は、上記事業目的達成は県と県民に対する契約上の責任であるだけでなく、水道事業の高度の公共性に照らして、企業の社会的責任でもあることを認識し、事業目的を達成すること、運営権者の立場で最大限の情報開示に務めることを求める。

 水道事業の現場で維持管理等を担うOM会社(㈱みずむすびサービスみやぎ)は運営権者の100%子会社であるから、同社の指導・監督に努め、OM会社の情報開示を最大限実施することを求める。

3、経営審査委員会は3段階モニタリング(監視)の最上位に置かれた第三者機関としてその職責である下記事項を十分に果たすことを求める。

 ①運営権者の業務が要求水準書等に則って適正に運営されているかの調査審議

 ②業務内容の客観的な評価・分析

 ③以上を踏まえた意見具申

 今後は、経営審査委員会が、県民・県議会が入手できない運営権者の事業情報
を取得することになるので、事業に係る情報・資料・審査の内容は県民が共有すべき情報として最大限公開することを求める。

 当ネットは、以上の要望の達成状況を監視し、適時、意見表明を行う。

<「再公営化」を求め実現しよう>

 水は命の源泉であり、水道事業は公衆衛生上、重要な社会的インフラである。

 日本では、水道事業の公共性は明治以来疑いの余地なく重視され公営水道として運営されてきた。憲法25条2項は、公衆衛生の向上・増進を国の責務と定め、この規定を受けて水道法2条は国は都道府県に必要な技術的・財政的支援を行うことと定めた。明治以来150年の長きに亘って、公営によって運営されてきた上下水道の資産価値は高く、豊かで良質の水に恵まれていることと相まって、日本の水道事業は世界に誇るべき貴重な存在となっている。

 2010年国連総会で、所謂「水は人権決議」が採択された。以降、世界各地で「再公営化」が進展している。「再公営化」は民営化の失敗を映す鏡と言われる。再公営化によって、コスト削減・料金値下げを実現した都市が多数ある。いま水道事業の課題を解決する道は、宮城県が採用した「民営化」ではなく、むしろ、その反対である。そしてそれは従来の「公営」に戻すことではなく、水の権利者であり、利益を享受すべき地域住民や地方議会が関与する「新たな公共」による運営である。

 この動きは持続可能な世界を追及する動きとも連動している。

 当ネットは各国・各地で進んでいる「新しい公共」による水道事業の運営の仕組みを学び、再び宮城県の水道事業が県民本位の公共が担う事業として再生できるように努力する。

 各国・日本各地の同じ志を持つ市民の皆さんと連携して行動していく。

以上

 

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