宮城県の水道民営化問題

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1/30 令和5年度第2回経営審査委員会    ②みやぎ型令和5年度上半期の事業運営について<質疑応答>

2024年1月30日、ハーネル仙台2階松島にて、令和5年度第2回宮城県企業局経営審査委員会が開催されました。

 

今回の記事内容

3 議題 (1)上半期の事業運営状況 <質疑応答>

◆麓山浄水場で末端残留塩素が想定以上に上昇した件について

◆水道事業の工事発注不調について

◆中峰浄水場の9月のTOC上昇の要因は?

◆高校生の職場見学について

◆電力高騰に対して人事異動で対応するのか?

◆人事異動後、災害対応を円滑にできるか?

◆改築工事の地元発注を増やす手立ては?

◆物品調達や小規模修繕の地元発注は進んでいるか?

◆上水の水質表の各月の値は、月平均値か?

◆下水放流水質表の網掛けの意味は?

◆汚泥処理管理目標値はどう見直したのか?

◆焼却処理とか燃料化処理と産廃をリサイクルに出す量のバランスは?

◆監視制御システムの切換え段取りについて

◆広報活動について

◆ヒューマンエラー対策研修と技術教育について

◆地元発注上の制約は、技術と価格のどちらのほうが大きいのか?

◆プレゼン資料に売上増、コスト削減の内訳を加えてほしい

◆簡易連結の形で、水道事業全体の動きがわかるようにしてほしい

 

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3 議題 

(1)上半期の事業運営状況(質疑応答)

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、どうもありがとうございました。えー、それではですね、えー、上半期の事業運営状況で質疑応答を行いたいと思います。えー、ただいまご説明いただいた内容につきまして、ご質問等ありますでしょうか? では、佐藤委員、お願いします。

◆麓山浄水場で末端残留塩素が想定以上に上昇した件について

佐藤委員(仙台市水道局)

仙台市の佐藤です。ご報告ありがとうございました。2点ほどちょっと確認させていただきたい点がございます。

まず、資料で10ページでございますが。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

要求水準違反となる可能性があったトラブルの2つ目のところで麓山浄水場で末端残留塩素が想定以上に上昇したという記載ございますが、どの程度の想定をされて、結果的にどの程度まで残塩があったのか? 教えてください。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

じゃ、運営権者のほうから、ハイ。回答お願いします。

武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ。んと~、上工水の武藤と申します。お世話なります。

んと~、残塩のほうですね、んと~、そちらのほう、あのう、んと~、まず、上水残塩として上ったのは、1.04でした。で、えーとー、実際上、んと~、あ、直接ですね、1.04でありましたけれども、んと~、それでですね、7時間ほど、1.04を超える値が続いております。

んと~、ま、色度の関係もありまして、ちょっと残塩のほう、強めに入れてたっていうこともありまして、ま、日平均としてはですね、んと~、1.00上回る形ではなかったです。(ということで)大丈夫でしょうか?

佐藤委員(仙台市水道局)

ハイ、ありがとうございます。末端点の残塩が1.04ってことでよろしかったでしょうか? 浄水の出口が。
武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)
あと、浄水場出口です。

佐藤委員(仙台市水道局)

浄水場出口が1.04ですか。わかりました、ハイ。

◆水道事業の工事発注不調について

もう1点、教えていただきたい点がございます。13ページになりますが。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

工事の発注実績等々のご説明ございました。その中で、水道事業の工事発注のうち、 1件が不調というふうな記載ございますが、どのような工事内容のものが不調になり、また、あのう、来年度に再発注のようなことがされるのか? を教えていただきたいと思います。

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、工務部長の井家上が回答させていただきます。

ご質問のあった工事なんですけれども、内容的には、大きく、あの、2つの、えー、工事が含まれ、あのう、種類の工事が含まれておりまして、1つが送水流量計の工事です。もう1点が、えー、シーケンサー盤の機能増設というものが含まれておりました。

で、不調になった理由が、シーケンサー盤の機能増設のところで、ま、特定のメーカーさんしかできない、ま、内容になっておりましたので、ちょっとそういったところで価格が、あのう、応募者さんのほうで釣り合わないということで、えー、参加を見送られたというところです。

で、来年度なんですけれども、えー、ちょっと、あの、発注の組み合わせというのを、ちょっと工夫いたしまして、流量計については、あのう、来年度発注する別の工事と、えー、合わせて発注、で、このシーケンサー盤の機能増設も、あの、全体の工事費に余裕を持った、えー、ま、金額規模になるように、その他の工事と組み合わせて発注するというところになっております。

佐藤委員(仙台市水道局)

ありがとうございました。私からは、以上です。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、ありがとうございます。えーと、その他に、何か? ハイ、それでは、今井委員、お願いします。

中峰浄水場の9月のTOC上昇の要因は?

今井委員(日本水道協会)

ご説明ありがとうございました。日本水道協会の今井です。えっと、2点ほどあるのですが、1点はですね、えーっと、資料の5ページですね。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

えーと、一番下にTOCっていうのがあります。これはもう、原水中に含まれる炭素の量だと思うんですが、ま、説明もですね、えー、ま、ここは、「上っているので、活性炭を入れてます」みたいなご説明があったというふうに思っておりまして。

お伺いしたいのはですね、えーとー、この、たとえば、この欄を横に見るとですね、えーとー、麓山浄水場とか、南部浄水場では、そんなに、何ていうのかな、昨年と大きく変わっていないんですけれども。

中峰浄水場の9月の状況はですね、えー、ま、昨年の倍以上に上がった、ま、これ平均なんで、おそらく水質上がっているのだろうなあ、水質的には、こういう数値を示しているのだろうというふうに思うのですが。

この辺がですね、こんな傾向を示していることについて、何か、こう、ご見解というかですね、えー、こういう要因ではないかっていうのは、お考えがあれば、まず、教えていただければと思います。よろしくお願いします。

武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、んと~、上工水の武藤と申します。お世話なります。

んと~、そうですね、あの、今年、われわれのほうですね、んと~、この濁度と色度、TOCが、こう上がるというのを初めて経験していまして、前年と比べてですね、今まで、こう、濁度に対して、んと~、上がり方と、その、色度に対しての上がり方っていう部分が、んと~、ある程度、均質だったんですけども。

今年に関しては、濁度と色度の上がり方がですね、ま、同じぐらい、もしくは色度だと考えていることが、今回、濁度の現象として出ています。この部分が、あのう、んと、影響してるんじゃないかなとは思っています。

ここまでいくと、濁度が、たとえば、ま、ある程度数値出ていけば、んと、色度のほうは、それ、かなり低いっていう形で原水の水質があったんですけども、こちらは、ほぼ同等だったりとかですね、変わり方の比率が同じ、もしくは色度が高いっていう傾向がありましたので、この部分が影響してるんじゃないかと思います。

今井委員(日本水道協会)

ありがとうございます。それでですね、まあ、今日の報告の範囲ではないんですけども、このう、10月以降というのはですね、この傾向はどんなふうになっているのか? もしおわかりであれば、教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?

武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)

10月以降ですね、ま、工事っていう形になってるんですけども、同じような形でですね、んと~、傾向は示しています。

今井委員(日本水道協会)

ということは、高いままで。

武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)

そうです。濁度が上ったときに、色度も上っているっていう。

今井委員(日本水道協会)

あ、そういうことなんですか。なるほど。わかりました。ていうことは、こう、一時的に上がるみたいな感じなんですか? それともずっと、傾向としては高いところで止まってるみたいな、そんな、水質的には、そこら辺はいかがですか?

武藤施設管理部上工水Gr長(みずむすびマネジメントみやぎ)

工事の後はですね、同じように、あの、下がる傾向のほうとしては、下がりますけれども。

今井委員(日本水道協会)

なるほど。あのう、傾向はあまりよく、工区とかによるので、一定の傾向が今のところあるというふうにはご判断いただいて、あ、判断されてないって、なところなんでしょうかね、そこの水質的には。(間)わかりました。

大沼水道経営課長(企業局水道経営課)

あのう、県側で2年前まで運営してたので、えー、われわれの経験をお伝えしますとですね、中峰の浄水場は、南川ダムのほうを水源としております。で、もう1つ、溜池、農業用の溜池が近くにありまして、今年の夏については降雨が少なくて、えー、ま、少ない傾向で、9月になってから雨降ってですね、溜池に溜まってたものが一気に溢れ出したっていう傾向がございますので、9月以降、今年は、高くなってるということだと思います。

今井委員(日本水道協会)

ハイ、ありがとうございます。えっと、ま、あの、ここ上がると、おそらく、そのう、ね、えー、活性炭の使用量とかも変わるのかなあと思いますので、ちょっと質問させていただきました。

◆高校生の職場見学について

もう1点なんですけれどもですね、えーとですね、えーと、26ページを、ちょっと確認させてください。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

えーと、この写真なんですけれども、おー、下はですね、おそらく小学生の方に、ま、浄水処理の方法とかをですね、あのう、ご説明されてる、えー、様子なのかなというふうに思うのですけれども。

上の写真って、どういう状況の、おー、なんていうのかな、あのう、受け入れをされたのか? ちょっと確認させてください。

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

この上はですね、あの、高校生の職場見学ですね。

今井委員(日本水道協会)

えーっと、それは学校から申し入れがあって、みたいな話なんでしょうか?

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

あのう、ご理解のとおりでございます。

今井委員(日本水道協会)

あ、わかりました。あのう、ま、こういうことがね、えー、採用にもつながればいいというふうに私も思っております。ハイ、ありがとうございます。以上です。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

えー、ハイ、どうもありがとうございました。えーと、その他、何かご質問等、あ、では、熊谷委員、お願いします。

◆電力高騰に対して人事異動で対応するのか?

熊谷委員(大崎市上下水道部)

ハイ、お世話になっております。大崎市、熊谷です。よろしくお願いいたします。

えーと、あのう、29ページの説明の中で、今後の、まあ、経営のですね、えー、まあ、支出を抑えていう観点からの話だったと思うんですが、この、おー、電力の高止まりに対しまして、えー、出向者の帰任という、ま、人事異動で対応するというふうな話をお聞きしました。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

まず、この、あの、人事異動なんですけども、どの程度の規模で、今後計画されていくのか? ですね、お聞きしたいと思います。

安東代表取締役副社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

えー、みずむすびの安東でございます。ご質問ありがとうございます。あのう、人件費の抑制ということで、あの、一元的に出向者を返すってわけではございません。あの、あくまでも、えー、組織の安定化が進んだ、えー、こう、現場であるとかですね、そういった部門を、あう、前提に計画しております。

で、今のところ240人のですね、えと、人員、ま、組織体制で、えと、事業、えー、開所時予定したところだったんですけども、いま現在260名ほど要員??っております。で、そこの、あのう、追加したですね、要員を、あの、優先しながらですね、えー、検討のほうを進めているような状況でございます。

熊谷委員(大崎市上下水道部)

あのう、そうしますと、段階的にっていうことでしょうか? 

安東代表取締役副社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

そうですね。あのう、まずは、段階的にということで、えーと、次の年度替わりのところを一つの節目として、ま、計画のほうを、あのう、検討してるところでございますが、ま、その後も状況を見て、まず、あの、できるだけ詰めていければと考えています。

◆人事異動後、災害対応を円滑にできるか?

熊谷委員(大崎市上下水道部)

あのう、ま、大きな異動ではないのかもしれませんけれども、よくあの言われておりますのが、人事異動後に、まあ、組織が脆弱な時期だと言われておりまして、で、まあ、大きな災害なんか来たらですね、それの対応について、どうしても、そのう、滑に対応できないというふうなものが懸念されますので、その辺どういうふうな所見なのか? お聞かせていただければと思います。

安東代表取締役副社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あの、もちろん、人事異動がですね、組織力の低下っていうことに繋がらないように、あの、先ほど申し上げたような、ま、組織の、その、成熟度を見計らいながらですね、あの、検討のほうを行っております。

で、あの、繰り返しになりますが、えー、元々、その、えー、みずむすびのですね、えーと、組織については、現地化というか、ローカルの社員できちっとした、その、事業運営が、えー、進めていけるようにですね、あのう、考えておりますので、そこが、えー、確認できたところから、適宜ということで、あのう、人事異動についてはということでした。

熊谷委員(大崎市上下水道部)

えーと、まあ、災害関連のお話でですね、一点ほど、アレなんですけど。まあ、あのう、災害時の発生中においてはですね、あのう、まあ、宮城県さんとの連携はもとより、地元企業との連携構築っていうのはなされている、まあ、現在構築されているというふうに理解してよろしいでしょうか?

安東代表取締役副社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あの、ま、これからでもございますが、えーと有事に備えてですね、連携ということ、あの、ことについて、株主のですね、地元企業さんをはじめ、いま協力会社としてみやぎ型のほうに参加をしていただいてる地元企業さんと連携しながら、あの、有事の対応等を、えー、ま、準備の態勢を整えているような状況でございます。

◆改築工事の地元発注を増やす手立ては?

熊谷委員(大崎市上下水道部)

すいません、最後にもう1点お願いします。えーとー、ですね、先ほどの、じゃ、11ページですか、あの、改築計画の工事が概ね順調ということですね。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

先ほど、あのう、まあ、地元の発注も増えてきてるということですが、これはまだまだ増加するっていうふうな見通し、余地があるというふうに捉えてよろしいでしょうか?

また、その、それを、その、地元発注を増やす手立てとして、手法として今後どのようなことを考えられておられるでしょうか?

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あのう、地元発注に関しましては、これからドンドン伸びていく、そういうふうに見通しております。

そのための施策なんですけれども、あのう、前回の経営審査委員会でも、あのう、発言したことの繰り返しにはなってしまうんですが、地元企業さんに、まあ、あの、ヒアリングをかけながら、まあ、どういった条件であればやりやすいのか? といったところを、十分聞き取ったうえでですね、まあ、それに沿うような形の発注の仕方というのを、えー、考えていきたいというふうに考えております。

◆物品調達や小規模修繕の地元発注は進んでいる?

熊谷委員(大崎市上下水道部)

えーっと、あの、今回の資料の中で、ま、工事のですね、発注状況っていうのはお示しいただいておるんですけども、工事以外の、たとえば、物品調達ですとか、あるいは、その、小規模修繕と、こういったものについては、地元発注はかなり進んでるっていうふうに捉えてよろしいでしょうか?

鹿間施設管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

えー、施設管理部の鹿間です。

えーと、基本ですね、えー、緊急的な修理であったりっていうところもですね、複数社から見積もりを取って、えー、過去の修理実績であったり、えー、価格であったりっていうところを評価して、えー、発注しておりますが、あー、基本は地元最優先で発注はしております。

熊谷委員(大崎市上下水道部)

ありがとうございます。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

あ、よろしいですか? ハイ。ちょうどまさに、あのう、1年目、うまく、こう、あのう、進められていて、今度、あのう、安定的に運営していく中で、えっと、今、その、人の入れ替えとかですね、物品調達とかですね、そこの問題がきっと出てくるという、そんなご指摘の背景があるのかなという具合に拝見させていただきました。

◆上水の水質表の各月の値は、月平均値か?

増田委員(東北大学大学院経済学研究科)

すいません。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、では、増田委員、お願いします。

増田委員(東北大学大学院経済学研究科)

すいません。あのう、表、あ、じゃなくて、??の読み方なんですけれども、5ページのところの各月の値が書かれているのは、その月の平均値だという考え方でよかったのか? と、

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

◆下水放流水質表の網掛けの意味は?

あと、これ、あんまり大したことではありません。次の8ページのところに、(灰色の)網がかかっている数値とそれ以外のところがあるんですけど、これは、どこでかかってて、何がかかってないのかっていうのは、ご説明いただけると。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えっと、まず、5ページは、平均値でございます。月平均になります。

続いて、8ページですね。8ページの色がついてるところは。

増田委員(東北大学大学院経済学研究科)

最大値に網のかかっているところと、かかってないのが。

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

わかりました。あの、最大値に網がかかってるところは、法定基準がないところですね。法定基準がハイフンになってるところが、網がかかってます。

増田委員(東北大学大学院経済学研究科)

ハイ、わかりました。ありがとうございました。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、よろしいですか? はい。ハイ、それでは、橋本委員、お願いします。

◆汚泥処理管理目標値はどう見直したのか?

橋本委員(日本下水道事業団

1点、教えていただきたいことがありまして、9ページの、あのう、汚泥処理のところで、ご説明の中でも、資料にもありますけれども。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

あのう、管理目標値を見直されたということだということなんですけれども、具体的には、どっち方向に直したか? ということと、おそらく、そのう、脱水の含水率だと思うんですけど。

脱水時の含水率ですので、まあ、あのう、高くすれば、薬品費、脱水にかかる薬品費は下げられますけれども。

えー、多くは仙塩(浄化センター)のほうで焼却されておられたり、ま、県南(浄化センター)のほうも燃料化ということですから、ま、そちらのほうも今度、含水率が高いと燃料費とかですね、かかるということになって、その中で、おそらく、その、効率的な運転というのは、そういうことをおっしゃってるんだと思うんですけれども。

ま、どのような形で、こう、見直されたのか? ということ等を教えていただきたいというのが1点目、と。

◆焼却処理とか燃料化処理と産廃をリサイクルに出す量のバランスは?

あと、2点目の、あのう、産廃で、先ほど口頭で、全て建設リサイクルにされてるというお話でしたけれども、それぞれの処理場で出てる量とその引き取り先というか、そこのところで、こう、出せる量がマックスになっているのか? 

えー、それは、どのあたり、焼却処理とか燃料化処理とかと、産廃に出してる、そこの、こう、量、バランスがどうなっていて、それが、どう効率的なってるのか? 効果的なのか? っていうあたりについて、ご説明いただければ、と。お願いします。

糟谷施設管理部下水Gr.長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、下水グループ長、糟谷のほうからお答えいたします。

えー、まず、含水率つきましてですけども、えーと、まず、実績をもとに、えーとー、各月の平均値、こちらを、運転管理指標として定めるような形を、えー、とっております。

で、えー、ま、仙塩、県南等につきましてですけども、えーと、構内設備の影響等も考慮しながら、えーと、含水率のほうを、えー、定めることとしております。

ですので基本的には、あのう、実績をもとに、えー、ベースとした、えーと、含水率の設定を見直すような形を行っております。

橋本委員(日本下水道事業団

あと、産廃に出されている量というのは、その引受先のほうの、こう、量で決まってるんですか? 何か、この、分けて、意図、量の意図ですね。

糟谷施設管理部下水Gr.長(みずむすびマネジメントみやぎ)

基本的には、えーと、全量焼却を目指すんですけども、えーと、焼却炉が1本しかないということもありまして、その間が、産廃になるような形です。

橋本委員(日本下水道事業団

そういうことですね。???との考え方ですね。ハイ、わかりました。

あのう、今、ま、基本的に、そのう、実績を見てということでお話があったんですけど、やはり、あの、最終的に、そのう、維持管理費を下げていくとかいう観点では、今、後段のやつを見て、あの、設定というふうにご説明されてはいるんですけれども。

やはり、あの、全体として、トータルで、特に、あのう、仙塩に集約処理とかしておられますので、やはり、全体的に何が一番効率的なのか? っていうところを、よく、今後、あの、見極めて運営していただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。私からは、以上です。

大沼水道経営課長(企業局水道経営課)

今のことについてですね、県側としても、ちょっと補足させていただきたいと思います。元々、われわれのですね、えー、実績は持っておったんですが、要求水準には定めてない事項でございます。

で、先生おっしゃられたように、えー、含水率下げれば、処分費等かからない恐れもある、高ければ高いほど、処分費、えー、薬品費とかですね、そういったものがかかる恐れがあるということで、できるだけ下げたい。ただ、あんまり下げすぎると、作業効率が落ちてしまう。詰まり起こしたりとか、いろんなことがあるっていうことなんですけども。

いま現在、今までやってた、えー、みずむすびのほうの、えー、管理目標値はですね、プラマイ0.5から1%と非常に狭い範囲でございました。

ということもあってですね、えー、この範囲をこだわりすぎるあまりにですね、「もっと低いほうを試してみたい」とかですね、そういったことできないような仕組みになってたので、1年間ですね、今後、あのう、試しにいろいろ下げてみて、どれぐらいが、効率がいいか? というのを判断しながら、将来的にはどういった管理目標がいいか?っていうことを、再度トライをしていきたいなと思いますので。

今回、あのう、えー、平均を元にしたとは言いますが、少し範囲を広げて、下側に広げるような形での、えー、運転をしたいなというところでございます。

橋本委員(日本下水道事業団

ありがとうございます。水質もそうだと思うんですけれども、目標値に、こう、合わせ込もうとして、より、こう、無駄なエネルギーを使ったりとかいうこともありますので、あのう、今、県からご説明あったことを踏まえて、適切にやっていただきたいと思います。ありがとうございました。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、えー、それでは、他に何かご質問等ございますか? あ、それでは、えと、お願いします。

◆監視制御システムの切換え段取りについて

内田委員(東北工業大学工学部環境応用化学科)

えーと、それでは、あの、現場がどうなってるのか、現場の状況がわからないので教えていただきたいんですけど、えーと、今後、えーと、まあ、監視制御システムを換えるということで、えーと、機器の製作から切換えというところになると思うんですが。

えーと、まあ、いつ、何どき、災害等起こる可能性もあるかもしれないので、えーと、現状のシステムと、まあ、これから入換えるシステムというのが、同じ場所での入換えになるのか? また、どのような段取りで入換えて、まあ、新しいシステムを動かす前に、試運転みたいな形での確認も含めて、その段取りについて教えていただければと思います。

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ご質問に回答いたします。監視システムの更新に関しましては、既存のシステムを運用しながら、新しいものに切換えていくという形をとっておりますので、既存のシステムが、隣に新しいものを設置して、ま、1個1個切換えながら、で、試運転をしながら、えーと、で、一方では切換えるということをやっております。

なので、ある時点で急に全部切換わるようなことはしないんですね。あの、確認が取れたものから、一つ一つ新旧併用しながら使っていく形を取っております。

内田委員(東北工業大学工学部環境応用化学科)

ということは、このう、えーと、14ページのところの、えー、まあ、種々の切換えというのが、まあ、たぶんに今のシステムと被りながら、徐々にグラデーションして変わっていくという形で、なので、いつ、何どき、何か、こう、まあ、大慌てで対応しなければいけないような事態が発生しても、ま、対応可能ということでよろしいでしょうか?

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あの、ご理解のとおりでございます。

内田委員(東北工業大学工学部環境応用化学科)

ハイ、ありがとうございます。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、えー、ありがとうございます。確かに、更新過程をきちんとやっていくってことは大事なのかなあと思います、ハイ。えーと、その他に何か、ご質問ございますか? ハイ、じゃ、どうぞ。佐野委員、お願いします。

◆広報活動について

佐野委員(東北大学大学院工学研究科)

ハイ、えーと、東北大の佐野でございます。あの、もう大体、お聞きしたかったことは、委員の先生方から、あの、ご質問が出たところでございますが、私、あのう、あと、広報について、あの、少しお聞きしたく質問します。

えーと、25ページ目に広報誌の話がありますけれども。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

あのう、水結便(みずむすびん)この、作った広報紙を、えー、どこに、どのぐらいの部数を配置されてるか? っていうのは、ハイ、教えていただけますか。

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えー、ご質問に回答いたします。えーとですね、そういう意味では、えーと、詳細な数字を、今、この場ではアレなんですけども。

えー、場所に関しては、あの、ホームページ上で、えーと、リストをお出しさせていただいて、そちらを見れば、あの、わかるようにはしております。

基本的には、えー、関係する市町の、県庁もそうなんですけども、関係する市町の窓口に行けばもらえるような形になっています。あと一部、あのう、浄化センターの隣の公民館とかですね、そういったところに置いていただいたりもしております。

で、部数に関しては、あのう、数部だったり、10数部だったり、何10部だったりっていうのは、それぞれの置き場所との話し合いの中で、「何部程度置いてください」ということで決めておりますので、あのう、大体10部前後を置いてるような形になります。

佐野委員(東北大学大学院工学研究科)

ハイ、ありがとうございます。あのう、その、みずむすびフェスですとかですね、その広報誌にイベントなどですね、情報が入ってると思うので、あのう、学校関係ですね、あのう、にも、あの、お配りになると、いいんじゃないかなと思っておりました、ハイ。ぜひ、あの、ちょっとお金もかかりますけれども、ご検討いただければと思います。

で、もう1つだけ、えとー、この中に、えー、ないかな、と。広告っていうのが出されていたりしますか? 街中の、えー、ま、広報ポスターですね。

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

えーと、そうですね、そういう意味では、えー、そういった形の広告というのは、えーと、今まで出してはいなくてですね、一部、あのう、新聞なんかも、河北新報とか新聞だったり、あるいは、その、えーとー、それは下半期の実績になってしまうとアレなんですけども、先日あった復興マラソンのスポンサーになってですね、そこで、あのう、ホームページで、われわれの活動をちょっとだけそこで紹介してもらうようなことはしておるんですが、街中に、こう、見えるような形の広告ってのは、これまでは、やっておりませんでした。

www.fukko-marathon.jp

佐野委員(東北大学大学院工学研究科)

わかりました。ま、それもお金のかかることなので、もし何か効果的な使い方があるようでしたら、ぜひ、ご検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、ありがとうございます。

確かに、広報という観点も非常に大事で、あのう、県民の方に幅広くご理解していただくことによって、ま、その中で、間接的に、ま、みやぎ型っていうもののご理解を深めていただくというのが、一番いいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

えーと、その他、えーと、小野寺委員、何かございますか? 

◆ヒューマンエラー対策研修と技術教育について

小野寺委員(弁護士)

あ、それでは。ハイ、それではですね、10ページの、えー、主なトラブルの対応のところで、4月8日にですね、要求水準レベル違反のトラブルが発生したという話があり、それを踏まえて23ページなんですけれども。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

えー、研修教育のところで、えー、4月8日の濁度上昇による逸脱を受けて、えー、対策研修を6月でしたかね、その研修というのは、そのような、そのう、トラブルが発生しなかったら、特に行われなかった、かえってトラブルに対して、あの、対策として行われたものなのか? というところが、1点、と。

その下にある技術教育っていうのは、これは、まあ、定例的にトラブルの有無に関わらず行われるものなのでしょうか? という点が1つ、1点のところです。まず、そこまででお願いします。

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えーと、まずですね、ヒューマンエラー対策研修においては、この4月の事故を受けて、あのう、新たに企画して実施したものでございます。

で、下の技術教育に関しては、特に、えーと、それとは関係なく、定常的に実施してるものです。

小野寺委員(弁護士)

ハイ。そうすると、まあ、トラブルの有無に関わらず、一定の、その、教育の機会、研修機会を設けられているということですね、ハイ。

それで、このヒューマンエラーの対策研修、トラブルが発生したことによって行う研修なんですけれども、その、10ページ見ますと、そうですね、残念ながら、その後も、やっぱり、こう、トラブルとまではいかないかもしれないけど、可能性があったっていうことで、えー、危ない状況が発生したということがあります。

そうだとすると、この対策研修が行われて参加した方、その方が受けた研修内容ってのは、この、現場でどのように、こう、伝えられてるんだろうなといったことが気になったんですけれども、その辺り、こう、どういう形で、こう、周知してるのか? ってことを教えていただければ、と。

安東代表取締役副社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、みずむすびの安東でございます。

えー、ま、ヒューマンエラー研修に限らずなんですが、あのう、ま、様々な事象に関してですね、えー、横展開が必要だってことが、今年度、断続的に生じております。

そういうことで、あのう、そういった状況を鑑みてですね、弊社としては、えーと、 5月に品質管理室を発足して、その品質管理室が、この、ドライバーになってですね、全職員ですね、えー、ま、こういう研修の、ま、ポイントであるとか、あと、ま、われわれも、その、教育機会を提供するなど、会社の品質管理のポリシーですね、必要な情報を、ま、意見交換しながらですね、整理していこうとかっていうような活動を、ハイ、随時進めているような状況でございます。

◆地元発注上の制約は、技術と価格のどちらのほうが大きいのか?

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、えー、ありがとうございます。他に何かありますか? えーと、それではちょっと、若干、私のほうから、えーと、2~3、えーと、追加でご質問させていただければと思うんですけれども。

えーとー、先ほど、あの、えーと、お話、熊谷委員からもございました地元発注のところですけれども、あのう、やはり、価格とか技術とか、いろいろな問題があると思うんですけれども、地元発注をするうえで制約になってるのは、やはり設備上、技術の問題というのは結構大きいんですか? それとも、価格のほうが? 

まあ、もちろん、両方あると思うんですけれども、特に大型のかなり高度な、ま、機能要するものについては、技術面の問題とかがあるのかなとも思うんですけれども、そこら辺いかがでしょうか?

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

あのう、まず、一番大きなのは、やっぱり技術的なところでございます。

えー、技術でも、まあ、その、経験がないという部分と、そもそも技術者が不足しているというところがあって、なかなか、あのう、こちらが発注したくても、まあ、あの、企業さんも受託したくても、なかなか出せる人がいないっていう悩みの声をよく聞きます。

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

なるほど。だから、そうしたことを、まあ、乗り越えつつ、アレですね、先ほどご指摘あったような、地元事業で発注できる部分をしていただくっていう、そういうことなんでしょうかね。ハイ、わかりました。

◆プレゼン資料に売上増、コスト削減の内訳を加えてほしい

それからもう1つは、あのう、えーと、16ページのところで、あのう、いろいろ要因が書かれてあって、前のと比べますと、ずいぶん、あのう、丁寧に書いていただいてるなと思ってはいるんですけれども。

令和5年度上半期の事業運営について 令和6年1月30日
株式会社みずむすびマネジメントみやぎ より

あのう、この、事前に委員に送られた中の質疑応答を見ますと、売上がどうして増えた? どれくらい増えたのか? ま、コスト削減で、それぞれどれぐらい多かったのか? というのが、結構、質問がワーッと出てますので。

よろしければ、あのう、差し支えない範囲でね、この、えー、プレゼン資料そのものに加えといていただくと、あのう、そういった質問がですね、あのう、なくなるかな、と。

むしろ、コスト削減なんて、拝見しましたけれども、大変よく頑張っていらっしゃる話なので、えー、こういったところは、あの、数字として表したほうがいいのかなという気もいたしました。

それから、逆に、あの、分野別で言いますと、あの、下水道とかは臨時改定もありましたので、そのう、増えている要因が、量的なものもあれば、改定の要因もあるし、ちょっと、実はダブっちゃってるんで。

そこのところ、どっちのが優勢かによりますけれども、そういったところも、あのう、まだ、今回ではありませんけれども、次回あたり、あのう、年度の際にですね、えー、ちょっとご検討いただければなということです。

それから、ちょっと、えーと、ご要望だけということで申し上げますと、えーと、私のほうからは、それくらいが要望なんですけれども、いかがでしょうか?

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、今いただいた要望に関しては、えーと、次回以降ですね、あのう、反映して、えー、業務報告書をお出しするとともに、こういった委員会の前の資料でもですね、あのう、プラスアルファで、ドンドンなるべく、あの、情報を出すように、えー、対応してまいりたいと思います。

◆簡易連結の形で、水道事業全体の動きがわかるようにしてほしい

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ。それから、これは、あのう、以前、前回かな、ちょっと今日お休みなので、橋本委員が発言の場がないんで、その代わりにっていうとこあるんですけれども。

橋本委員のほうから、あのう、会社が別々なので、水道事業全体の動きがちょっとわかりにくいんで、ま、連結は理論的に無理かもしれませんけど、簡易連結みたいなような形で、水道事業どういう具合になってるとか、それを、まあ、あのう、少し示すことはできないかな? っていう要望があったと思うんですけれども。

ま、これも年度単位って話になるかもしれませんけれども、これについてはいかがでしょうか?

守屋取締役経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えーと、そういったご要望、前回受けまして、えとー、ま、今年度の年間業務報告をお出しする段階では、えー、簡易連結というか、あの、MMM+MSMの、えー、表現を、ちょっと、仮に今考えておりまして、えー、何かしらのアウトプットを出させていただきたいと思っております。

筆者注:MMMは株式会社みずむすびマネジメントみやぎ、MSMは株式会社みずむすびサービスみやぎの略称。

www.mizumusubi.co.jp

田邊委員長(一般社団法人不動産証券化協会)

ハイ、わかりました。どうもありがとうございます。えーと、それでは他に何、ご意見ご質問ございませんか? よろしいですか? ハイ。えーと、それではですね、それでは、議題1については、えー、以上となります。