宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

2/2 みやぎ型事業開始に向けた最後の経営審査委員会 前編 <運営要領の一部改定、運営権者の事業計画概要についての説明など>

2022年2月2日、宮城県庁9階第一会議室にて、みやぎ型事業開始前では最後となる第2回経営審査委員会が開催されました。

コロナ感染防止と広い部屋を確保できないという理由で、傍聴者数は10名に制限され、宮城県庁15階企業局会議室で中継モニターを視聴するという形でのみ、傍聴が許可されました。

f:id:MRP01:20220203135754j:plain

経営審査委員会(第1回・第2回)の議事録と資料は、宮城県のホームページで公開されています。

f:id:MRP01:20220218125633j:plain

 

www.pref.miyagi.jp

 

今回の記事内容

1 開会 委員出席人数と資料の確認・委員長の挨拶・報道各社の撮影終了

2 委員会の運営について (1)公開・非公開の方針確認 

2 委員会の運営について (2)運営要領の一部改定 利害関係・守秘義務

3 議題 (1)運営権者の事業計画について

◆第1回経営審査委員会で各委員より出された意見等の確認

◆株式会社みずむすびマネジメントみやぎの説明

◆運営権者が提出する事業計画書等

◆情報公開取扱規定

◆資料4 事業計画の概要について

◆各計画書の位置づけ

◆基本理念、計画期間および対象地域

◆株主構成・役割

◆議決権株式比率、組織体制

◆内部統制・法令遵守

◆収支計画・資金調達

◆セルフモニタリング

◆改善モニタリング委員会

◆情報公開

◆地域貢献と広報活動

◆維持管理に関する計画

◆上水道・工業用水道の計画

◆水みやぎDXプラットフォーム(MDP)

◆上水道・工業用水道の実施体制

◆上水道・工業用水道の水質・水量・水圧等の監視および制御

◆上水道・工業用水道の水質異常防止に向けた管理

◆上水道・工業用水道の排水・浄水発生土の適正処理

◆流域下水道事業

◆流域下水道事業の実施体制

◆流域下水道事業の水質・水量等の監視および制御

◆流域下水道事業の水質試験

◆流域下水道事業の汚泥の適正処理

◆保守点検・修繕業務

◆保守点検・修繕業務の実施体制

◆保守点検業務、MDP運用

◆安全衛生計画

◆改築に関する計画

◆主な改築予定

◆統合型監視制御システム

◆工業用水道施設のダウンサイジング

◆汚泥焼却施設の改築および長寿命化

◆第1料金期間の改築計画

◆健全度評価方法

◆危機管理に関する計画

◆事業の継続困難時の対応

 

1 開会 委員出席人数と資料の確認・委員長の挨拶・報道各社の撮影終了

 

司会(経営審査委員会事務局)

ただいまより、令和3年度第2回経営審査委員会を開催いたします。

f:id:MRP01:20220204220414j:plain

f:id:MRP01:20220203184922j:plain

f:id:MRP01:20220203184936j:plain

はじめに、会議の成立についてご報告を申し上げます。

本委員会は、10名の委員で構成されておりますが、本日は、会場に8名、リモート参加が2名、10名全員のご出席をいただいております。

公営企業設置等に関する条例第26条第2項の規定により、過半数の委員が出席をしておりますので、本日の会議が成立しておりますことをご報告申し上げます。

それでは、議題に入る前に、本日配布しました資料の確認をさせていただきます。

資料1 宮城県企業局経営審査委員会運営要領改正案

資料2 第1回経営審査委員会で出された意見等の対応方針

資料3 運営権者が提出する事業計画書等

資料4 事業計画の概要について

資料5 各事業計画書に対する意見等

資料6 経営審査委員会の開催スケジュールについて

以上でございます。お揃いでしょうか?

それではここで、田邊委員長より一言ご挨拶をいただきます。お願いします。

田邊委員長

はい。えー、本日の委員会につきましては、前回に引き続き、運営権者が作成する各種事業計画書の適正性について、調査、審議するために開催するものでございます。ぜひ活発な発言をお願いします。

司会(経営審査委員会事務局)

ありがとうございました。それでは、新型コロナウイルスの感染防止対策といたしまして、報道各社に事前にお願いしておりましたとおり、撮影はここまでとさせていただきます。各社記者さんを1名除きましては、ご退出をお願いいたします。

以後の議事進行につきましては、田邊委員長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

 

2 委員会の運営について (1)公開・非公開の方針確認

 

田邊委員長

はい。では、議事に入ります前に、当委員会の運営方法についてお諮りいたします。

まず、(1)公開・非公開の方針確認について、事務局から説明があります。

大沼水道経営改革専門監

えー、それでは、えー、公開・非公開の方針確認について、ご説明させていただきます。本日の議題は、運営権者の事業計画について、えー、審議いたすものでございます。

えー、運営権者の事業計画には、えー、民間事業者のノウハウに関する情報や、経理等、会社の、えー、内部管理に関する情報が含まれており、公開することにより、えー、民間事業者の事業活動等に影響を及ぼす可能性があるため、えー、これらは、情報公開条例における、えー、非開示情報に該当するものであります。

よって、えー、運営権者の事業計画書の多くにつきましては、委員のみなさまにのみ配布しており、えー、傍聴人ならびに報道関係者に対しましては、配布しないものとしております。

本日の審議におきましては、まず、運営権者より事業計画の概要を説明し、その後に、質疑応答を行う予定としております。

委員から事前に提出していただいたご意見等は、本日、資料5として配布しておりますが、この中には、民間事業者のノウハウに関する情報や、えー、経理等の会社の内部管理に関する情報等、非開示情報に係るご意見等も含まれており、そういった項目については、回答または対応方針等の欄に、えー、「非開示情報を含む」と記載しております。

えー、従いまして、えー、質疑応答につきましては、えー、公開の部と非公開の部の2つに分けて実施します。なお、えー、非公開とした審議の概要につきましては、委員会の終了後に、えー、報道取材を受けることとしたいと思います。

えー、非開示情報を審議する場合において、会議の一部を非公開とすることにつきましては、えー、情報公開条例第19条、および、えー、運営要領に従い、出席委員の3分の2以上の賛成を得た場合に認められることとなりますことから、ただいま説明しました 会議の非公開、および、えー、本日の、えー、運営方法につきまして、委員会にお諮りさせていただきます。えー、事務局からの説明は、以上でございます。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。

えー、ただいま事務局から説明がありました会議の公開・非公開および本日の運営方法について、委員のみなさまからご質問等あればお願いいたします。(間)

はい。それでは事務局からご提案があったとおり、本日の審議の、えー、質疑応答につきましては、公開の部と非公開の部の2つに分けて行うことについて、決定することとしてよろしいでしょうか? はい。それでは、そのように決定いたします。

えー、次に、運営要領の一部改定について、事務局から説明があります。

 

2 委員会の運営について (2)運営要領の一部改定 利害関係・守秘義務

 

大沼水道経営改革専門監

えー、続きまして、運営要領の一部改定についてご説明させていただきます。資料の1をご覧ください。

f:id:MRP01:20220203185046j:plain

f:id:MRP01:20220203185930j:plain

第6第1項に、えー、規定しております、えー、公平中立に対する担保を明確にするため、えー、第2項を追加し、「委員は、自己が所属する団体又は自己が従事する業務に直接間接を問わず利害関係のある事業については、その議事に参加することはできない。」ことを定めることを、提案させていただきます。

また、えー、先ほど、えー、非開示情報に関する審議において、会議の一部を非公開で開催することについてお諮りいたしました。

えー、このうち、えー、ご審議いただく非開示情報等、委員の守秘義務に関しましても定める必要があると考えまして、えー、同、えー、第6に第3項を追加し、「委員は、審査の過程において知り得た情報を公開してはならない。ただし、県及び委員会が公表した情報については、この限りではない。」ということを定めることを、提案させていただきます。

えー、このほか、第3において、えー、「会長」という記述があり、えー、正しくは「委員長」となりますことから、合わせてこれも改定させていただきたいと考えております。えー、事務局からの説明は、以上でございます。

田邊委員長

はい。えー、ただいま事務局からの説明がありました運営要領の一部改定、第6(委員の責務)における第2項および第3項の追加につきまして、委員のみなさまからご質問等あればお願いいたします。

はい、じゃあ、小野寺委員お願いいたします。

小野寺委員

第6条の3項についてお尋ねしたいと思います。えー、ここで、ただし書きのですね、 その、「県及び委員会が公表した情報」という部分なんですけども、この公表した情報には、えー、この会議の内容等について、ホームページなどで公表したものが含まれるのは、まあ、あの、理解できるんですけれども、たとえば、今日の会議などで、公開部分と非公開部分に分けてというお話がありましたが、公開部分で議論した内容については、この「公表した情報」というものに含まれるという理解でよろしいかどうか? えー、確認したいと思います。

田邊委員長

はい。えー、それでは、事務局のほうからご回答をお願いいたします。

大沼水道経営改革専門監

ハイ、まず、この、えー、非開示部分は当然開示してはいけないと思ってるんですが、この開示部分の議事につきましては、あのう、知り得た情報にはあたいしないと、えーとー、開示してもかまわないということです。

田邊委員長

はい。それでは、えーとー、ウェブ参加のほう、一旦、ハイ。菊池委員ですか、ハイ、お願いします。

菊池委員

ハイ、じゃあ、ちょっと、運営要領の改正案について、一つ確認させていただきます。えー、事業開始後においては、えー、私は所属している、あの、仙台市水道局では、 運営権者に利用料金などを払うということが、払うなどの一定の関係があります。

えー、改正案では、えー、委員が利害関係にある、えー、事案について、議事に参加することはできないとされておりますけれども、利害関係の範囲については、えー、どのように決定するのか? 確認させていただきたいと思います。

また、あのう、利害関係のある、えー、事案に該当しているか否か? について、委員会ではどのように決定するのか? えー、確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

田邊委員長

はい。それでは、まず、料金から、お願いします。

田代水道経営課長

ハイ、では、私ほうからご回答させていただきます。まず、あの、えー、利用料金の 関係ですね、受水市町村さんであったり、流域下水道の関連市町村さんにつきまして、この部分につきましては、非開示、あ、利害関係者というような考え方はしてございません。

また、あの、えー、詳細ですね、事案によってもですね、利害関係、あの、様々な事案があり得るかと思いますが、こちらにつきましては、もしよろしければですね、今後ですね、われわれ、あの、えー、様々な事案をですね、検討させていただきまして、あの、次回のですね、委員会において、えー、具体の事例をお示しして、えー、ご用意 いただければなあというふうに思ってますが、いかがでしょうか?

菊池委員

はい、わかりました。よろしくお願いいたします。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。あのう、ただいま、小野寺委員、それから菊池委員からご指摘がございましたとおり、確かに、あの、利害関係について、詳細、または具体的な運営についてですね、これからいろいろ確認したほうがいいこと、全員で確認したほうがいいことがあると思います。

ですから、その点につきまして、いま事務局からお話ありましたとおり、えー、少し ちょっと整理していただいて、次回に改めて審議させていただく、と。そういうことで、よろしいでしょうか? 事務局から、何かありますか?

大沼水道経営改革専門監

基本的にはですね、いろんな事案があると思いますので、あのう、その都度ですね、あのう、そういった事案が挙がってくれば、その都度ご審議いただくというのが基本かなと思っております。

田邊委員長

はい。わかりました。そうしますと、あのう、ま、個別具体的な、大きな方向性は定めるにしても、より個別具体的な話については、その事案によってちょっと違ってまいりますので、 こういった場できちんと議論させていただく。そんなことで よろしいでしょうか? はい。

増田委員

一つだけ、すいません。

田邊委員長

はい。

増田委員

増田です。

田邊委員長

はい。じゃあ、増田委員ということで。あ、ゴメンナサイ、佐野委員。

佐野副委員長

大筋、了解いたしましたけれども、あのう、やっぱり、われわれ委員がですね、あのう、該当するかもしれないという段階で申し出が必要になると思いますので、そのタイミングと言いますか、やり方と言いますか、その辺りまで、あの、明確にしていただけれるとありがたいと思います。

田邊委員長

ハイ、よろしいでしょうか?

大沼水道経営改革専門監

はい。大まかな、そういった考え方につきましては、次回示させていただきたいと思います。

田邊委員長

はい。それでは、あのう、あ、では、尾形委員、お願いします。

尾形委員

すいません。1点確認なんですけども、あの、改正案の第6の、おー、えー、3項で、さっき、あの、守秘義務の話をしたと思うんですけども。

あのう、宮城県の審議会なんかの守秘義務を定めるにあたっては、まあ、あの、今回の情報公開とか、あのう、個人情報を委員会で審査するので、条例のほうで守秘義務が定められてると思いますが、あの、まあ、私は公務員なんで、ベース守ります、守秘義務ありますけど、非常勤の特例職(?)はそれ、ないと思います。

それで、この条項入れたと思うんですけども、ま、法的拘束力、要領ではないんじゃないかなと思ったんです。それ、どのように。ま、もちろん、これで、ま、あの、条例とこれの違いだと思う。

ま、罰則の話も出てくると思うんですけども。誰も、これに対して反対はしないと思います。その辺はどういうふうに組み立ててるのかな? と、ちょっと思いますので。

それから、条項改定したんですが、あのう、えとー、2項と3項と条ズレがあるので、他のほうと揃えたほうがいいのかなと考えてますが。えー、今後、タイプで一文字空けてくれれば。お願いします。

田邊委員長

はい。えーと、これについては、事務局のほうから、いかがでしょうか?

大沼水道経営改革専門監

えー、失礼しました。条ズレにつきましては、直させていただきます。

えー、全体にお話にあったことは、あのう、われわれのほうでも、再度整理させていただきたいと思います。

田邊委員長

はい。えーと、他に何かこの点について質疑等ございますでしょうか? よろしいですか。

それでは、あのう、みなさま方、委員からの、あのう、ご指摘は踏まえた中で、ま、ただ、基本的には、この第6という形で、第2項と第3項を追加するということそのものについては、ご了承いただけたということでよろしいでしょうか? 

また、表現等はちょっと、調整させていただくかもしれませんけれども、ハイ。それでは、えー、次第(?)を決定いたします。

 

3 議題 (1)運営権者の事業計画について 

 

◆第1回経営審査委員会で各委員より出された意見等の確認

えーと、それではですね、えー、先の議事に入りたいと思います。議事に先立ち、  第1回経営審査委員会で報告があった運営権者の事業計画の概要に対して、各委員より出された意見等を確認したいと思います。えー、先に、事務局より説明をお願いします。

千葉技術副参事兼総括課長補佐

では、資料の2をご覧ください。

f:id:MRP01:20220203205841j:plain

前回の委員会に置きまして、委員のみなさまからいただきましたご意見等とその対応についてご説明いたします。

まず、〇新技術に関するものとして、MDP(水みやぎDXプラットフォーム)についてのご質問をいただきました。MDPにつきましては、この後の議題になります運営権者の 事業計画についての中で、運営権者から概要を説明いたします。

また、2番の事業対象外の市町村のデータ活用についてでございますが、こちらにつきましては、現時点においては、みやぎ型管理運営方式の事業対象外となっている市町村のデータ収集は予定しておりません。

次の〇実施体制に関するものですが、えー、3番新OM会社の体制、4番改善モニタリング委員会について、また、5番業務における株主企業のとの関わり方につきましては、この後、運営権者から概要を説明いたします。

続いて〇情報公開/情報発信についてです。

まず、情報公開取扱規定の公開についてですが、こちらについては、運営権者のホームページにおいて既に公開されたことをご報告いたします。それ以外の当既定の運用方法や、7番事業収益や報酬、8番新OM会社に関する情報公開について、さらに、9番安全安心についての情報発信については、また、運営権者からご説明します。

最後に、〇その他の項目ですが、えー、10番の人材育成については、運営権者から、11番議会への報告時期を含めた今後のスケジュールにつきましては、えー、次第の4 その他におきまして、事務局から説明させていただきます。事務局からは以上でございます。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。えーと、多くは、これからの概要説明の中で説明されるようですので、???????かなと思いますけれども、えーと、何かこの点についてございますでしょうか? よろしいですか? はい。

それでは、早速ですけれども、議題(1)運営権者の事業計画についてということで、えー、株式会社みずむすびマネジメントみやぎより説明をいたします。

◆株式会社みずむすびマネジメントみやぎの説明

酒井社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、それでは、あの、みずむすびの酒井でございます。えーと、ただいまよりですね、えー、事業計画概要についてご説明をさせていただきたいと思います。

10ページを開けていただいてよろしいでしょうか?

f:id:MRP01:20220203224237j:plain

本日ですね、えーとー、この組織を見ていただいてるんですが、えー、書いてございますように、本日、あの、経営管理部、技術企画部、工務部、施設管理部、それぞれの、あの、おー、内部責任者を同席をさせていただいておりますので、概要につきまして、ほぼ、おー、あの、責任者がご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

はい。えーと、引き続きまして、えーと、経営管理部の守屋のほうから、えーと、資料3をご覧いただければと思います。

◆運営権者が提出する事業計画書等

f:id:MRP01:20220203225053j:plain

えー、資料3にですね、実施契約書および要求水準書等で、えー、本日ご審議いただく、えー、事業計画書が書かれていますが、それの一覧になります。

◆情報公開取扱規定

えー、このうち、先ほど、あの、ご説明あったとおり、情報公開取扱規定においては、えー、すでに提出、書類を終えておりまして、えー、前回の委員会の後、当社のホームページにおいて、えー、公開をしております。

 

f:id:MRP01:20220203225829j:plain

www.mizumusubi.com

えー、運用方法等をですね、付記をして、えー、公開をしております。

◆資料4 事業計画の概要について

また、えーと、各事業計画書につきましてはですね、えー、まあ、えー、事前に配布をさせていただいておりまして、えー、本日、机上にも配布をしているところですが、えー、ご覧のとおり、えー、法人および9事業に分かれて作成しておる関係で、非常に、あのう、量が多く多岐にわたっているものになっております。

そのため、本日は、えーと、事業計画の概要をですね、えー、資料4にまとめましたので、こちらの資料で、えー、説明をさせていただきます。それでは、えーと、資料4を開いてみてください。

f:id:MRP01:20220203224053j:plain

ハイ、資料4の1ページめくっていただきまして、えー、目次にございますが、先ほど、酒井のほうからあったとおり、各部門のコンテンツに分けてですね、説明をさせていただきます。次のページお願いいたします。

◆各計画書の位置づけ

f:id:MRP01:20220203230849j:plain

はじめにで、えー、各計画書、えー、全体事業計画から、えー、重なりますが、各計画書の位置づけを説明をさせていただきます。

このうち、基本理念等の説明をさせていただきます。次、お願いします。

ハイ、ここに各計画書の位置づけでございますが、えー、各計画書の前提なんですが、各計画書は、えー、われわれがですね、1年ちょっとくらい前と言うと、もう、提案をさせていただいた事項をもとに、えー、要求水準書あるいは実施契約書で指定された 内容をカバーするように??改をしております。

えー、なので、えー、ベースとしては、全体事業計画書、20年間全体の計画を書いた 全体事業計画書がございまして、で、その下にですね、えー、各料金期間ごとの中期事業計画書、そして、来年度の年間計画書といったような形で階層的に作っております。

で、さらに、えーと、これをですね、さらに詳細に書いたものとして、それぞれ維持管理の部分に関しては維持管理計画書、改築の部分に関しては改築計画書といったような、えー、構成になっておりますので、これをご理解いただければと思います。次、お願いします。

◆基本理念、計画期間および対象地域

f:id:MRP01:20220203231234j:plain

えー、次がですね、えーと、基本理念全体構成につきましては、第1回、前回の、えー、経営審査委員会でご説明させていただいておりますので、簡単にご説明いたしますと、基本理念としては、やはり、われわれ、えーと、持続可能な上工下水道サービスを実現していくということを、えー、大前提として、ビジョンとして掲げておるということと、ー、様々な施策をですね、3つの全体方針、地域、信頼、革新の3つの方針に従って、えー、施策を実行していくところでございます。次、お願いいたします。

ハイ、えーと、このページ、あの、計画期間および対象地域ということで、????の前提の話になりますが、えー、計画期間は、先ほどの全体事業計画で20年間、えー、来年度から20年間を予定しています。

あと、えー、料金期間というものが定義されておりまして、えー、第1から第5までございます。で、これ、若干変則的なんですが、えーと、第1料金期間が2カ年、その後、5年、5年、5年と3回ありまして、最後に3年という5つに分かれた料金期間で定義されております。

なので、第1料金期間と言った時は、えー、来年度と再来年度の2カ年を表しているということをご注意いただければと思います。

えー、引き続いて、対象地域なんですが、これも、あのう、えーと、これまで説明を させていただいているので、えー、割愛させていただきますが、えー、えーと、9事業プラス9つの浄水場下水処理場を対象にしているという説明でございます。はい。次、お願いします。

◆株主構成・役割

f:id:MRP01:20220204213533j:plain

えと、ここからですね、えー、経営に関する、主に経営業務に関する、えー、計画の 中身の説明をさせていただきます。次のページをお願いいたします。

ハイ、最初に、あのう、株主の情報でございますが、これは、前回の質問で出た部分の説明になりますが、株主とどうやって関わっていくのか? というご質問が出ておりましたが、えー、1行目に書いてあるとおり、えー、各株主は、えー、原則としてというか、基本的に、えー、当社みずむすびマネジメントみやぎへの出向者の派遣を通じて、えーと、事業運営を支援していくというのが基本的なスタンスになります。

えー、で、さらにですね、えーと、この表の下側に、えー、書いてありますが、えー、重要度の高い設計業務、あるいは改築業務、主に提案時に、「こういった施策を実現します」と言ったものに限られているんですが、こういった業務や、あるいは、そのう、会社運営自体の、そのバックオフィス業務ですね、こういったものに関しては、一部、あの、株主へ委託を行っております。

で、その他の業務も、えー、基本的には内製化、あのう、SPCというか、当社の中の人員で業務を進めていくとともに、えー、さらに、委託としてですね、当然、株主だけではなくて、えー、地元企業に、みなさんも含めた委託を組み合わせて、えー、事業全体をマネージしていくという体制にしております。次、お願いします。

◆議決権株式比率、組織体制

f:id:MRP01:20220204215243j:plain

で、あのう、出資比率、えーと、等の質問ございましたので、こちらで、あのう、書かせていただいておりますが、当社の出資比率、このような表になっておりまして、えー、メタウォーターおよびメタウォーターサービスを足したメタウォーターグループで51%出資いただいておりまして、えー、事業運営を主導していくとような体制になってございます。次、お願いいたします。

ハイ、で、えー、こちらはですね、組織体制の説明になります。えー、大きなところは、えー、先ほど酒井からあったとおり、4つの部門があって、私が経営管理、あと、技術企画部、工務部、施設管理部と4つの部門に分かれております。

で、注目されるところなんですが、新OM会社との関係になりますが、えー、施設管理部から新OM会社に委託をするというような形を取っております。

えー、ただしですね、えー、これは、えーとですね、すいません、ちょっと、資料移動して申し訳ないんですが、次第に運営権者の参加者、本日の参加者を書かせていただいてるんですが、えー、そこにもあるとおり、えー、施設管理部の責任者クラス、ここでは、えー、施設管理部長、施設管理部上工水Gr責任者、下水Gr長と、今日は、あのう、来てもらっているんですが、このようにですね、それぞれが施設管理部の要職についている人間は、それぞれ、えーと、新OM会社の立場も併せ持っているというような体制にしております。

f:id:MRP01:20220203184936j:plain

このう、そういう意味では、社長も含めてですね、社長の安藤も含めて、えとー、兼任するような体制にしております。そうすることによって、えー、施設管理を委託する新OM会社と、われわれみずむすびマネジメントみやぎが、一体的にえーと、事業運営をしていくという体制を作っております。次をお願いいたします。

◆内部統制・法令遵守

f:id:MRP01:20220204221616j:plain

11ページになりますが、えー、11ページで内部統制、コンプライアンス関係、ガバナンス関係のことを書いてありますが、内部統制に関しては、えー、原則としてですね、えーと、みずむすびマネジメントみやぎが、先ほど、あの、メタウォーターグループが51%出資していますというお話をさせていただいたんですが、えー、メタウォーターグループ会社としてですね、上場企業水準の内部統制を実施してまいります。

えー、それに関するルールも、えー、複数策定、運用し始めておりまして、実効性を確保していきたいと考えております。

えー、さらに、えー、コンプラのほうですね、法令遵守のほうなんですが、こちらも、あのう、メタウォーターグループの、えーと、コンプライアンス管理体制に入っておりますので、えー、そこでも担保するということです。

で、その中には、当然、その、不正行為等を発見した場合と内部通報制度がですね、えー、そういったルールございますので、違法行為、不正行為等が発生することを未然に防止し、万が一発生した場合でも、早期に発見するという体制を取っております。

◆収支計画・資金調達

続きまして12ページでございます。で、こちらは、えーと、収支計画、資金調達、財務まわりのお話しになります。

えー、収支計画に関しては、えー、「法人及び9事業の20年間の経常利益、当期純利益は、えーと、全て黒字を確保する計画としております」というのが基本です。

で、さらにですね、あのう、これもご質問でご指摘いただいていた部分であるんですが、財務健全性を表す指標などは、えーと、事業期間を通じて、確実に維持していくことをお約束させていただきます。

ハイ、で、資金調達に関してはですね、えー、金融機関からの融資は、えーと、提案時からですね、計画はしておったんですが、計画どおり、えー、事業開始までに契約を締結する予定でございます。

えー、その相手方になります金融機関ですが、えーと、地元の金融機関のみなさまにも、シンジケートへの参画を予定していただいておりまして、この点に関しての地域活性化に寄与できるというふうに考えております。

もう一つの資金調達として、えーと、株主からの劣後融資の想定をしております。こちらも、あの、先ほど、メタウォーターの、代表企業メタウォーターの話をしましたが、えーと、メタウォーター側での融資決裁は、もうすでに取得をしております。

◆セルフモニタリング

じゃあ、続きまして、えー、セルフモニタリング以降は、えーと、清野のほうからお話をさせていただきます。

清野技術企画部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えー、セルフモニタリングは、この図に示しますとおり、まず、各部門による一次モニタリング、そして会議体による二次モニタリング、で、さらに、えー、改善モニタリング委員会による三次モニタリングなど、三段階のモニタリング体制で、多層的・多面的なセルフモニタリングを実施する体制といたしております。

f:id:MRP01:20220205165054j:plain

まず、一次モニタリングにつきましては、えー、紙様式によるチェックシートを用いまして、各部が各自分で所管する業務をモニタリングいたします。各部では、担当者が日々の業務状況をチェックしたうえで、部長が要求水準や提案事項の遵守の状況を確認するダブルチェック体制といたします。

で、二次モニタリングにつきましては、えー、社長および各部長が参加するSPCモニタリング会議を開催いたしまして、工事の進捗や水質管理結果等の重要事項を各部が報告し、確認・審査していくことをいたします。

で、三次モニタリングにつきましては、外部監視機能として、有識者で構成する改善モニタリング委員会を設置いたします。委員は、SPCのセルフモニタリング結果を通じて、事業の運営状況を客観的・多角的に分析し、SPCに対して業務水準向上のための解析というのを行っていくというような体制を取ってございます。次のページをお願いします。

◆改善モニタリング委員会

f:id:MRP01:20220205171352j:plain

ここの改善モニタリング委員会につきましてですが、前回のご質問でもありました。えー、それについてですけども、まず、年1回以上の開催を予定しております。さらに、必要に応じて臨時開催も行うことにしております。

えー、設立時の、えー、委員につきましては、ごらんのように、えー、委員長1名、委員4名で構成することを予定しております。

これらの方々につきましては、上下水道分野の有識者といたしまして、宮城県在住、または、えー、東北在住の学識経験者、さらに、えー、水道および下水道について研究を行っている公的機関になります水道技術研究センター、さらに日本下水道新技術機構、各位にお願いをいたしております。

ま、あの、ここで、えー、経営審査委員会との違いということで書いてますが、われわれの改善モニタリング委員会といたしましては、技術的な改善提案、この辺りを中心に行っていくというようなことを予定しております。以上でございます。

◆情報公開

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

はい。引き続きまして、今度は情報公開のところに移らせていただきます。えー、情報公開に関しては、大きく2つ、あの、発信するというところと、請求を求められた場合にどう扱うか? ということが、2つあるかと思います。

発信に関しましては、ここに書いたとおりですね、えーと、水質データ、あるいは、その、改築工事をどのように、こう、発注したのか? 等の情報に関しては、えー、当社側のホームページ等で、積極的に公開をしてまいりたいというふうに考えております。

一方で、あのう、当社へですね、寄せられる、えーと、「こういった情報を教えてほしい」という公開請求への対応になるんですが、先ほども言いましたとおり、県の情報公開条例の趣旨を汲んでですね、作成をした情報公開取扱規定をすでに公開させていただいております。当社のホームページで見られるようにしております。

この中に書いてあるところなんですが、えー、ま、当然、県の、えー、情報公開ルールと類似の動きをするわけですが、えー、「運営事業情報」と、ま、定義をしておりますが、「運営事業情報」の公開請求があった場合は、えー、ま、「その請求自体がありました」ということと、えー、当社がどういったものを公開したのか? といった部分も含めて、対応しようというふうに考えております。

あと、またですね、あのう、非公開と決しなければならない場合もあるというふうに考えているんですが、その場合はですね、非公開の理由をえー、請求者、および、ま、県民のみなさまに対して、えー、その理由を丁寧に説明する方針でございます。

◆地域貢献と広報活動

はい、続きまして、経営系の最後になりますが、えーと、地域貢献と広報活動の部分でございます。

えー、地域貢献に関しては、えー、新OM会社における積極的雇用と長期的な人材育成というのをやってまいります。

で、えー、現時点で、えー、事業開始時に想定している地域人材、県内在住者の割合というのは、約8割と想定をしております。すでにその大部分が地域人材で、えーと、事業をスタートする予定でございます、ハイ。

あとですね、えー、地元企業、これは人材育成に関わる部分ですが、地元企業や県職員等を対象とした研修を、えー、第2料金期間から実施する予定でございます。

これはですね、えー、第1料金期間中に、えー、当然、われわれが持つ、えーとー、治自体の、その、運転管理とか、えー、改築工事等の、えー、安定したスタートをするという必要があるということで、そこを、まず、重点的にやりたいということと、2年目にですね、えー、具体的な研修メニュー、あるいは教材、えー、中身のところの、えー、検討をしたうえで、えー、万全を期して、第2料金期間からスタートしたいというふうに考えています。

えー、3つめのポチなんですが、えーと、各種調達においての地域貢献というのを非常に重要だと考えておりまして、えーと、地元企業への優先発注ができるようなルールを、えー、調達規定を、えー、すでに運用したいと考えております。

次、えーと、そうですね、考えているというか、調達規定を作りつつありますので、えー、そういった運用をさせていただきたいと思います。

最後に、広報活動ですが、えー、初年度は、えー、ホームページおよび下水道まつり、えー、加えてですね、あのう、前回も申し上げたんですが、機関紙を作って、えー、 安全安心のPRを積極的にしていきたいというふうに考えております。

さらに、あのう、各、えー、9事業ございますので、各事業でのボランティア活動や、えー、万が一何か、あの、苦情等のですね、ご意見が寄せられた場合の対応等についても、あのう、誠意を持って対応していきたいというふうに考えております。

f:id:MRP01:20220205181051j:plain

◆維持管理に関する計画

笹井施設管理部上工水Gr専門技術者(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、ここから、えー、維持管理に関する計画のところの、えー、ご説明をいたします。

最初に維持管理に関する計画の、えー、3の1で、えー、上工水の、えー、運転と水質管理に関すること。

で、2番目に、えー、流域下水道、3番目に保守点検・修繕として、それぞれの、えー、部門の統括部長より、えー、ご説明をしてまいります。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の計画

f:id:MRP01:20220205184437j:plain

まず、えー、上工水の、えー、計画となります。で、各、えー、項目がありますが、えー、そちらのほうを1つずつご説明したいと思います。ハイ、次、お願いいたします。

えー、運転管理・水質管理の、えー、方針、実施方針ですね、こちらのほうは、えー、安心、安全・安心で確実な浄水処理、えー、ま、これまで継続されている、えー、その、えー、処理の状況ですね、えー、しっかり、えー、まず、えー、継承をしていくということを第一に考えております。

で、えー、まあ、各事業の連携、イノベーションということで、えー、期間、技術提案をしているんですけども、こちらのほうは、えー、最初の第1料金期間の、最初の2年の間ですね、えー、ま、導入する技術が効果的になるようにということで、えー、それの準備ということで、検証を実施する期間ということで計画をしております。

で、えー、提案の中の一つにですね、あの、水みやぎDXプラットフォーム、まあ、略してMDPと呼びますけども、こちらのほうも、えー、安心・安全の見える化ということで、えー、技術の導入を考えております。こちらのほうは、次のページで、えー、説明をいたします。

◆水みやぎDXプラットフォーム(MDP)

f:id:MRP01:20220205190503j:plain

えーと、MDPの、ま、主要機能ということなんですけども、あの、ま、簡単に、えー、申し上げますと、ま、クラウドの技術を使ってですね、えー、各、えー、処理場が、えー、9個の処理場があるんですけども、そちらの情報を、ま、リアルタイムに近い形で、えー、クラウドのほうへデータを取り込んで、えー、それを、えー、ま、スマホとかタブレットとかですね、そういったもので、離れた場所から、えー、見ることができる、えー、という、そういう情報を見ることができるというものです。

で、えー、ま、トレンドなんかも見ることができますし、えー、ま、災害時なんかですね、えー、地図情報なんかも合わせたり、えー、ま、情報共有の道具としても使えるという利点があります。電力の見える化もできます。

アセットマネジメントの機能というのも、えー、ありまして、こちらのほうは、また後ほどですね、えー、説明の中で出てくる予定です。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の実施体制

ハイ、えー、続いて、えー、実施体制のところです。えーと、上工水の部分はですね、えーと、この水色、えー、上の段の水色の部分、3つに分かれております。

こちらが、えー、ま、拠点となる浄水場、麓山浄水場、南部山浄水場、大梶浄水場、この3つが拠点になって、えー、それぞれの人数が、えー、書いてございます。

で、えー、まあ、この、それぞれの既存のですね、中で、えー、右上にあります、えー、各事業所と組織というのがありますけども、事業所長がおりまして、えー、プロセス責任者、その下に、水質分析班、運転管理班、場内保守班という、えー、構成になっております。ハイ、次にお願いいたします。

上水道・工業用水道の水質・水量・水圧等の監視および制御

f:id:MRP01:20220205201421j:plain

ハイ、続きまして、えー、水質・水量・水圧等の監視および制御ということで、えー、こちらのほうはですね、えー、ま、主要な項目、主要な監視項目はですね、ま、数百に及ぶものがあるんですけれども、そちらのほうを、ま、常時監視したりですね、えー、適正になるようにということで、えー、上限値、下限値なんかを設定して、その中で運用していくということを設定して、運用しています。ハイ、次、お願いいたします。

ハイ、えー、続いて、水質試験の関係です。えー、水質監視体制の強化ということで、えー、主にですね、有機物の関係が多くなるんですけども、えー、こちらのほうの、えー、まず、頻度を増やすところと、それから、あと、項目を増やしていくのが、えー、それから、あと、隣の水質管理目標値というのがありますけれども、こちらのほうは、えー、ま、基準が示されている県の基準があるんですけれども、そちらよりも、えー、厳しい基準を設けて、えー、ま、県の基準に違反することのないようにということで、監視をしていくという、管理項目ということです。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の水質異常防止に向けた管理

f:id:MRP01:20220205202220j:plain

ハイ、えー、水質異常防止に向けた管理ということです。ハイ、えー、こちらのほうは、えー、水安全計画・マニュアル策定など、MDPに地図の機能がありますので、そちらのほうを活用して、えー、対応して、水安全計画等を計画しております。

あとは、あのう、えー、魚類監視をですね、画像処理、画像解析という、えー、新しい技術をですね、えー、導入するという予定になっております。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の排水・浄水発生土の適正処理

ハイ、えー、排水、えー、浄水発生土の適正処理ということです。こちらのほうは、えー、ま、浄水発生土をですね、えー、ま、有価利用可能な製品に利用していこうという計画をしております。

えー、あの、グラウンド用のですね、えー、土壌改良剤ということで、えー、加工して、えー、浄水場内で加工して、利用するということを考えております。

こちらのほうはですね、えーと、令和6年度からということで計画しておりまして、それまでの間はですね、えー、ま、有価ではないですけども、えー、ま、廃棄物としてですね、100%リサイクルをできる、そういった業者さんに委託をして、えー、そういうことを考えております。上工水については以上になります。

◆流域下水道事業

糟谷施設管理部下水GR長(みずむすびマネジメントみやぎ)

続きまして、3.2 流域下水道事業となります。えーと、記載のとおり順次説明していきます。

f:id:MRP01:20220207220200j:plain

えー、まず、運転管理・水質管理の実施方針です。

良好な放流水質の確保とエネルギーの消費量の適正化を図るために、デジタル技術を採用し、環境負荷の低減化を推進します。

えー、初年度から管理方法を変えることは考えておりません。現在の運転方法を、えー、現行踏襲を行い、えー、効率の維持に努め、流域ごとの特徴、過去の実績、季節変動や、えー、流域負荷の変動などを考慮し、法定基準や県の基準を確実に遵守いたします。

◆流域下水道事業の実施体制

えー、実施体制です。

f:id:MRP01:20220207225858j:plain

えー、本社機能としまして、えー、施設統括部長と専門技術者が、えー、4流域下水道事業を統括。えー、事業所長、えー、プロセス責任者が配備され、その下に水質分析、運転管理、場内保守を担う職員を配置して、えー、維持管理のほうを行っていきます。

◆流域下水道事業の水質・水量等の監視および制御

よっこいしょと。えー、水質・水量等の監視および制御。

日々の運転データ、水質管理結果をもとに、適正管理範囲を算出します。

計画書では、運転管理を行ううえで、基準となるパラメータ指標や値を、運転管理指標値として、運転管理目標値は、運転管理を行う上で、目標となる値となります。えー、運転管理指標の確定は、管理責任者のほうで行います。

また、第1料金期間では、MDPに必要なデータの収集、算定などを行う予定でございます。

◆流域下水道事業の水質試験

えー、水質試験です。良好な水質が維持できるように、えー、生物処理状態を確認するため、???や???、???試験を追加で行います。

管理目標値は過去の水質データを参考に、えー、県独自というよりも厳しい管理目標値を設定することで、水質悪化前にプロセス管理を行い、管理を徹底します。

えー、また、管理目標値は、運転施設や季節変動、??変動、改築工事などの影響を踏まえ、県独自のものと、えー、適時に??します。

f:id:MRP01:20220207232959j:plain

◆流域下水道事業の汚泥の適正処理

えー、汚泥の適正処理。

各プロセスにおける総合的な維持管理を行い、えー、処理プロセスの値を安定かつ良好な状態を維持するとともに、えー、環境負荷の低減に配慮した、施設運転を行っていきます。えー、以上となります。

◆保守点検・修繕業務

鹿間施設管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えー、続きまして、3の3、えー、保守点検・修繕業務について、私、鹿間のほうからご説明いたします。

f:id:MRP01:20220209183850j:plain

えー、まず、最初に、保守点検の実施方針です。

えー、運転点検データ、故障データ、修繕履歴等を、えー、MDPに蓄積されたデータから解析することによって、過剰な設備投資を抑制しつつ、健全度を維持し、コストを削減してまいります。

また、あー、維持管理、改築および経営管理の情報を、一元的に集約し、蓄積することで、えー、改築・修繕費用を最適化してまいります。

保守点検・修繕業務については、あー、北部・中南部エリア、2つに分けてですね、えー、3事業包括的な管理体制といたします。

かつ、振動測定器であったり、ベアリングモニターであったりというところ、センシング技術を活用し、劣化診断結果によって、予防保全を計画してまいります。

えーと、特殊な工作機械を有している工作室を、4拠点に設置し、ま、その中で、OJT等の教育により、内製化を進めてまいります。

えー、リスク管理の観点から、あー、納期のかかる部品または重要部品を対象とし、共通部品センターを設置してまいります。次、お願いいたします。

保守点検・修繕業務の実施体制

えー、実施体制についてです。

えー、改善点および故障の応急措置等は、えー、場外保守のほうで行い、広域保全と、おー、常に、あのう、情報を共有し、定期点検および修繕業務については、広域保全のほうで実施してまいります。

また、広域保全では、あー、場外設備の定期点検に加え、高度な専門性を有する本体の分解であったり、部品の交換、および設備の劣化診断等については、あー、場内・外、かかわらず、広域保全のほうで対応してまいります。次、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220209191517j:plain

◆保守点検業務、MDP運用

えー、続いて、保守点検業務、MDP運用についてです。

これは、あのう、施設管理部としても、最も、おー、提案事項の中で、えー、期待しているところなんですが、従来、あの、関連性が比較的薄かった運転データであったり、点検データ、修繕データ、また、改築時の試運転データ等を管理した、独自の健全度評価を実施してまいります。

えー、重要度の高い施設設備への点検頻度の不足であったり、一方で、重要度の高い設備への、低い設備への過剰な点検がないか等を、常に把握することができますので、無駄のない点検計画や、あー、修繕計画へ反映してまいります。

で-、また、各種ツールを導入し、えー、機器の劣化診断を実施し、故障になる前に、えー、修繕等へ反映し、設備の緊急停止を減少させてまいります。

地元企業との連携・協力についてはですね、修繕、また物品、えー、委託点検等を、納期であったり、復旧時間であったり、するところも鑑みながら、可能な限り地元企業と連携・協力のもと、業務を遂行してまいります。次、お願いします。

◆安全衛生計画

ま、ここが最も、あの、重要視しているところでございまして、従業員が安心して、業務していただけるために、ま、環境を提供するのが、あー、本社側だと思っております。

えー、安全衛生委員長のもと、全従業員が参加できるような安全活動を実施するために、ま、月1回の安全衛生委員会はもちろん、安全パトロール、また、あー、安全衛生計画の中で、えー、取り入れている危機管理の訓練など、開催を実施してまいります。

また、委員会においては、安全衛生責任者によって、安全衛生計画がしっかり、当初の予定どおり進捗しているか? 管理とあわせて、また、委員会の中で決まった決定事項については、すぐに水平展開できるように徹底してまいります。以上になります。

f:id:MRP01:20220209193347j:plain

◆改築に関する計画

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、それでは、えー、改築に関する計画につきまして、主に井家上より説明させていただきます。まず、構成につきましてですけれども、基本方針および組織体制、えー、それから、えー、上工下水、それぞれで、えー、われわれが、いま重要と考えてるような代表的な事例を説明させていただきます。

そして、最後に、健全度評価に関しまして、ま、先ほども説明ございましたので、簡単に説明させていただきたいと思います。次のページ、お願いいたします。

まず、最初の基本方針についてですけれども、えー、本事業が20年という、ま、長期の事業になるということを踏まえまして、大きく2つ挙げさせていただいております。

まず、1つ目が、えー、設備の重要度や年々変化していく健全度、これを見極めながら、???もですね、柔軟に計画を見直していくということを1つの方針として挙げております。

そして、2つ目が、えー、災害対応力ですとか、えー、運転管理の効率化、環境負荷低減等の事業に役立つ新技術、こういったものが、ま、開発されていくことが考えられますので、ま、そういったものがある場合には、積極的に導入していくということを方針として掲げております。

えー、続きまして、組織体制については、図示したとおりなんですけれども、えー、発注ですとか契約に関わる部分、それから委託業務の、えー、管理監督に関する部分、そして完了時の検査部署を、それぞれ分離することで、えー、透明性ですとか、客観性、えー、こういったものを確保できる体制としております。以上が改築全体の話になります。次のページをお願いいたします。

◆主な改築予定

f:id:MRP01:20220209200220j:plain

えー、次のページはですね、えー、続きましてはですね、えー、主な改築予定に関しての説明でございます。

◆統合型監視制御システム

えー、1つ目が、えー、統合型監視制御システムでございます。こちらは、9事業すべてで実施する予定です。

この監視制御はですね、SPCの本社ですとか、各事業間、拠点間、えー、こちらで相互に監視するように、えー、できるようにすること、平常時の管理の効率化ですとか、えー、緊急時対応の強化、こういったことを図ることを目的としております。

えー、更新や機能増設等の範囲が、えー、広範囲にわたりますので、各事業間で調整しながら、段階的に実施していくことになります。えー、そのため、えー、本格稼働に関しましては、令和9年度からを目指しているということでございます、ハイ。

で、本件はですね、株主の日立製作所に設計を一括で発注することを、現時点では計画しているところでございます。それでは、次のページ、お願いいたします。

◆工業用水道施設のダウンサイジング

ハイ、次に、工業用水道事業、えー、工業用水道施設のダウンサイジングについてです。こちらは、えー、仙塩工業用水道および仙台圏工業用水道で実施いたします。

こちらは、送水ポンプの容量を、えー、長期水量見込みに応じてダウンサイジングすることで、ポンプ設備や受変電設備の、えー、容量を低減して、更新費用を削減していくということを主目的としています。

また、これに加えて、えー、現在予備機が設置されていない、えー、鶴ケ谷ポンプ場に関しましては、予備機の確保も合わせて行うことで、強靭化というのも合わせて図っていきたいと考えております。

で、この詳細につきましては、えー、来年度に実施する詳細検討の中で決定していく予定でございます。次のページ、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220209203919j:plain

◆汚泥焼却施設の改築および長寿命化

えー、次に、汚泥焼却施設の改築および長寿命化について説明させていただきます。 こちらは、仙塩流域下水道で実施いたします。

整備の目的につきましては、大きく2つの側面がありまして、えー、まず、消耗部品を適時更新して、施設全体の延命化を図っていく長寿命化、これが1つになります。

そして、えー、焼却炉を多層燃焼流動炉に更新しまして、バイナリー発電システムを導入する。ま、いわゆる環境負荷の低減に寄与するようなもの。これを改築として行います。これが2つ目の目的になります。

で、長寿命化のほうはですね、えー、長期間をかけて段階的に行っていきます。で、一方で改築工事に関しましては、令和10年度に設計、令和11年から12年度に工事を行うという予定になっております。

この焼却施設の改築に関しましては、えー、株主のメタウォーターおよびメタウォーターサービスで設計・施工、??して発表する計画となっております。次のページ、お願いいたします。

◆第1料金期間の改築計画

f:id:MRP01:20220209212145j:plain

ハイ、ここのページは、上水および工水の、えー、第1料金期間の改築計画になっております。次のページ、お願いいたします。

次のページが、えー、下水の第1料金期間の改築計画となっております。この辺りにつきましては、えー、詳細については、記載のとおりになっておりますので、ここでの説明を割愛させていただきます。次のページ、お願いいたします。

◆健全度評価方法

えー、最後に、健全度評価方法について概略を説明させていただきます。

えー、われわれで考えている、えー、この健全度評価につきましては、えー、基本的には、ま、国の指針ですとか、あるいは宮城県のほうで、えー、過去に実施した健全度調査方法、こういったものを踏まえて調査を行っていくことを検討しております。

で、評価項目の設定にあたっては、えー、機器の特性ですとか、えー、形式、ま、こういったものに応じて、評価項目を整理するということを考えておりまして、えー、振動ですとか、ま、電流値といった、えー、定量評価項目といったものも加えて算出していく計画としております。

また、えー、故障した際に、あのう、改修時の影響が大きい、ま、ポンプですとかブロワ関係、配電機器に関しましては、この図に表します③に示しました性能劣化予測支援システム、こういったものを導入することを計画しております。

こちらはAI技術を取り入れながら、えー、機器の特性を考慮した、あのう、評価を行うことが、あの、できるとなっておりまして、健全度評価だけでは、えー、判別できないような部分も、えー、補完していくような仕組みとなっております。

また、期間中の健全度評価というのは、維持管理で行う点検ですとか修繕等の記録、えー、それから、センサー等から読み取られる定量データ等をサーバーに取り込んで、定期的に評価することで、毎年作成する修繕計画ですとか、えー、料金期間ごとに作成する改築計画に、えー、適時適切に勘案していくということを計画しております。改築に関する計画についての説明は以上となります。

f:id:MRP01:20220209212459j:plain

◆危機管理に関する計画

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、最後に、あの、危機管理および事業の継続困難時の処置について、説明をさせていただきます。えー、47ページをお願いいたします。

ハイ、危機管理の基本方針といたしましては、えー、ま、どんなことが起きてもですね、対応できるように準備をしておくということは、やはり重要となりますので、平時から、えー、訓練やワークショップ等の、えー、危機対応を行いまして、その結果を、えー、事業計画そのものにドンドン反映していくという、BCMサイクルと言いますが、このサイクルを構築し、事業継続対応能力を継続的に改善していくということをおしまいに(?)言っております。

平常時の対応といたしましては、いま述べましたとおり、BCPの運用訓練を、えー、県、市町村、関係する地元企業等と共同で、年1回以上実施したいというふうに考えております。

で、さらにですね、これも提案事項になりますが、AIとか機械学習を使った被災シミュレーションモデルを構築し、そのリスク評価の結果を、えー、いろんな計画にですね、反映していくということも考えております。

えー、次がですね、実際に起きた時の対応なんですが、えー、災害対策本部を設置いたしまして、原則として、えー、宮城県の指揮下で、えー、一体的に対応していくということになります。

で、さらに、当社といたしましては、地元企業や株主とも連携する体制を取っております。

えー、また、計画書等では、あらかじめ、えー、止めてはいけない優先業務を定めまして、えー、その継続的な業務遂行を確保していくというような対応を、えー、してまいります。次、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220210223400j:plain

◆事業の継続困難時の対応

えー、こちらがですね、ちょっと経路が変わるんですが、えーと、事業継続困難時の 対応ということで、ま、当社が、あるいは、えーと、新OM会社が、えー、何かしらの事情で事業の継続が難しくなったというような場合の、えー、対応を示しております。

こちらもですね、原則として、県の指示や要請に従って、えー、上水の供給と汚水処理の継続というのを第一として、えー、業務を、えー、移行していくと、県に、あのう、お戻ししていくような業務の移行を準備していくといったことが、えー、ポイントになってまいります、ハイ。

f:id:MRP01:20220210230302j:plain

最後になりますが、えー、われわれですね、えー、本県の水インフラを維持していくのは当たり前のこととして、その上のですね、えー、水インフラへの信頼というものをどうやって支えていくか? ということを良く理解して、えー、この20年間取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。