2021年10月28日、宮城県知事選、衆院選の最終盤、エフエムたいはく(78.9MHz )の「みやぎの水が危ない! ストップ 水道民営化 」が放送されました。
今回は、仙台市太白区在住のこうさんが、エフエムたいはくの野田社長にインタビューを受けるという形で出演しました。
野田さん
みなさん、こんばんは。「ストップ水道民営化」の時間になっております。エフエムたいはくの野田紀子(のりこ)と申します。
この番組はですね、命の水を守る市民ネットワークのみなさんが進めてくださっていたんですけれども、現在ですね、実は、宮城県知事選、真っ最中で、「なかなかちょっと、収録が難しいな」ということになりまして、今日は、ある方から、ちょっとメールをいただいたんですね。
で、あの、こうさんっておっしゃる方ですが、その、エフエムたいはくに、ちょっと、意見というか、質問っていうか、そういうものとしていただいていました。
で、太白区に住んでいらっしゃる方なんですが、その、現在ね、その、水道民営化しようとしていることを、非常に、「やっぱり、それはどうかな? 」というふうに思っていらっしゃる方です。
そして、この水道民営化に関しては、なかなか、その、テレビなんかでですね、主要メディアにて取り上げられている、そういうことが、ま、少ない、と。議会で可決される前から感じていましたっていうこと。
そして、宮城県が全国で先駆けて水道民営化をしようとしていること。その水道民営化が持つ問題を、おそらく多くの県民が、なかなか、こう、ご存じないような状態なのではないでしょうか。
というような形でね、そのう、メールをいただいたんですね。それで、今日はですね、そのメールをくださった、こうさんっておっしゃいますが、私がちょっとインタビューしながら、話を進めていくというふうにしたいと思っていますので、最後までずっと、お聞きいただければと思います。
それでは、早速こうさんをご紹介します。では、こうさん、ちょっとご自分で声を出していただけますかね。
こうさん
はい。こんばんは。太白区に住むこうと申します。今日はよろしくお願いいたします。
野田さん
ハイ、よろしくお願いします。
こうさん
お願いします。
野田さん
若いですよね。
こうさん
若いですかね(笑)。
野田さん
若いです。
こうさん
30代です。
野田さん
30代、若いですよ。
こうさん
ありがとうございます。
野田さん
はーい。ハイ、えーと、それでね、このメールを10月の13日に、ま、いただいたわけですけどね、このメールを出したいと思われたご自分のお気持ちを、ちょっとお話ししていただけますか?
こうさん
はーい。えとー、水道民営化問題っていうのは、特に、まあ、ネット、SNSをやってるので、それで知ってはいたんですけれども、テレビのニュースを見ていても、本当に、ちょっとしか報道されない。
特に、その民営化することでの、やっぱり、デメリットであったり、問題点っていうところが、ほぼ取り上げられずに、あのう、「議会で可決されました」と、結果だけ報道されてしまったっていうところから、これは、あの、本当にまずいのではないかと、 あの、完全にトップダウンで、民意など関係なく決められてしまう、と。
で、特に、その、ライフラインに関わること、やっぱり水は本当に命に関わることですので、それを、あの、私たち県民の意見を聞かず、トップダウンで決めてしまった。
なおかつ、それを、きちっと、メディアが報道、なぜか取り上げないというところで、非常に危機感を持ったっていうところが、一番のきっかけですね。
野田さん
なるほどね。
こうさん
はい。
野田さん
で、水道のことについて、ちょっと興味なり、なんか問題意識を持ち始めたのは、何かきっかけあったんですかね?
こうさん
やはり、あの、Twitterやってるんですけれども、Twitterでは、すごく、その、水道民営化の問題っていうのは、きちっと、なんか盛り上がっていると言うか、啓発している方がすごく多いので、情報を得られる機会がすごく多いんですけれども、実際に、そのう、SNS、Twitterなどをやっていない方とかは、どうやって情報を得るのかな? と。
テレビでやらないので、何も知らないまま。で、しかも、その、県知事選をこれから迎えるっていうところで、水道民営化の問題を全く知らない人の方が、あの、県民の中でもすごく多いんじゃないかなっていう、その、知らないままに県知事選に突入してしまうっていうことが、やはり最終的には、県民が不利益を被ることになるというふうに、すごく、あのう、危機感を持ったっていうところではあるんですけれども。
野田さん
ふうん、そうね。本当に、あのう、確かに何年か前から、その、水道を、ま、民営化ね、する。「民営化では、ないない」って言ってるんですよね、県はね。
こうさん
ああ、そうですね。
野田さん
そう、みやぎ型管理運営方式って言ってるんですけども、結局は、もう、あの、根本的にって言うか、その、民間に任せちゃう、と。
所有権だけはとりあえず、そのう、所有はしてるんだけど、でも、もう、まず、100% 民間に任せてしまうわけであって、やっぱり民営化そのものなんですね。
こうさん
そうですね。
野田さん
うーん。で、まあ、っていうふうには私は思っています。で、実際にこの番組をね、ま、やらなきゃなって思ったのは、そのう、私も、まあ、ま、きっかけっていうかね、その、命の水を守る市民ネットワークの方の、ま、佐久間弁護士さんっていらっしゃるんですけど、佐久間弁護士さんがおっしゃってること、私、聞いたことがあるんですね。
でー、それを聞いた時に、「これは、ちょっとダメだわ」と思ってね、そして議会の中で採決する、で、運営会社を決めるとか、そういうふうに、もう、なろうとしてるっていうのがわかったので、そこまで、その、もう進めてしまっているとね。
でー、だから、もうしょうがないんじゃなくて、やはりこれはね、こう、みなさんに知ってもらうっていうことが絶対必要だと、ま、思ったんですね。
それで、エフエムたいはくとしても、その、やっぱり事実をね、ともかくみなさんに知ってもらうっていうことが必要だから、だから、みなさんに、これはこういう問題だとね。
で、県政だよりには、時々載るんですけども。
こうさん
載ってますね、ハイ。
野田さん
だけど、これって、「こういうイイことがある」っていうぐらいしか、載っからない わけですよね。
こうさん
はいはい。
野田さん
だから、やっぱり、それだけではね、事実にもとると言うか、で、こういう側面があるんだっていうことも、やっぱり両方知ってもらわないといけないし、うん。
で、まあ、県政だより載ってることが、本当に、それが実現できるものなのかどうかもね、含めて、やはり、そのう、事実的にはこうじゃないかということで、それはそれとして、今度、県民が判断するっていうことでいいんですね、あくまでね。
だから、ま、そういうものとして、この番組をね、ま、月2回やってきたり、あと、まあ、ちょっと特別番組をね、企画してみたりとか、そういうことを、まあ、やってきたんですね。
そして、まあ、いま現在ね、その、ホントに選挙、県知事選は、もう真っ最中だし、 ほぼ終盤になってますよね。うーん、ま、期日前投票をね、なさった方もいらっしゃるし、一応、投票日としては10月31日ではあるけれども、まあ、かなりの方がね、投票行動をされてると思うんですけどね。
でもまあ、やはり、そういう中で、この番組、特にメールをいただいたこうさんのね、まあ、思いをね、やっぱり、いろいろ話をしていただくとか、やっぱり、それ、大事なことだなと思ったので、あの、今日はね、ホントに、県民の一人としての声を、率直に言っていただければと思います。
こうさん
はい、ありがとうございます。
はい、まさか自分も、あのう、こんなラジオに出演することになるとは夢にも思っていませんでしたので、こんなチャンスを、ホントにいただくことができて、嬉しいなっていう気持ちと、やはり、あのう、ここまで後押ししてもらった、私一人ではなくって、その、Twitter上で、そういう水道民営化に対する危機感、今の県政のトップダウン、あの、県民の声を聞かずに、勝手に進めてしまうやり方に対する反発であったり、そういうところから、すごく多くの方と連帯をしてきて、 こうやってTwitter上では盛り上がってるのに、「どうしたら、SNSをやっていない人達に知ってもらえるだろうか? 」、と問いかけをTwitter上でした時に、ラジオがいいんではないか、と。
で、あのう、「エフエムたいはくさのこの番組がありますよ」ということで、あのう、ご助言いただいて。
野田さん
そうなんですね。
こうさん
で、メールを送るに至ったっていう経過があります。なので、ホントに、なんて言うか、そういう、私は、私個人での行動ではあるんですけれど、そういうふうに、「なんか、まずいよね」っていう、やっぱ危機感を持ってる県民の方も少なくないはずなので、やはり、しっかり、あの、一人でも多くの人に、水道民営化の問題、すごく大きな問題だと思うので、それを知った上で判断していただきたいな、と。ハイ、そういうふうに思っています。
野田さん
そうですねー。ハイ、ありがとうございます。うん、まあね、エフエムたいはくのこの番組を知ってらっしゃった方が、こうさんに、「こういう番組があるよ」って、おっしゃったってことですね。
こうさん
そうなんです。あのう、ホントに見ず知らずの方に、沢山アドバイスをいただきまして、「あ、じゃあ、送ってみよう」ということで、あのう、思いの丈をぶつけるようなメールをお送りした次第なんですけれど、ハイ、まさか、それが届くと、ホントに思っていなかったので、ご連絡をいただいたときは、本当に驚きました、ハイ。
野田さん
まあね、直接お会いして、そして、いろいろ聞いたら、ホントにやっぱり、「ああ、これはね、今日の番組にね、出ていただいたらいいなー」って思いました。
こうさん
あ、ありがとうございます。本当に、水で儲けようっていうことが、そもそもおかしいな話で、誰もが生きていくために必要な水、たとえば収入がなくなって、光熱費が払えなくなっても水は止まらない、と。
野田さん
そうねえ。
こうさん
死んでしまうからですよね。それを、結局、儲けよういうふうに持っていくってことは、そういうふうに生活に困窮された方、特に今、コロナ禍で仕事を失ってるって方が沢山いらっしゃる中で、本当に死んでしまう、と。
そういうところからも、あのう、すごくまずいなと思いましたし、あの、ま、そういうハード面での、その、老朽化っていうのは、全国的に問題だったとしても、やはり、ライフラインを商売にしてはいけないと私は思います。命に直結する、誰もが平等に得られなければいけないものだと思いますので。
野田さん
そうねえ、確かにね、ライフライン、他にもありますよ。確かに、電気とかね、ガスなんかもあるんだけど、選べるんですね。
で、まあ、やっぱり、水はどちらにしても、そういう、その、設備もないし、水が、 その、水道からね、出てくるまでの、その設備って、別のところが作るなんてことは、まずできませんから。
だから、確かに、今おっしゃったように、電気とかね、ま、ガスは止められたとしても、水道は、今の状態では、やっぱり止められないんです、うん。だからこそ、やはり、水っていうものを民間にね、運営を任せてしまうっていうのは、きっと民間だったら止めますよね。
こうさん
うんうんうんうん。
野田さん
止めますよ。
こうさん
そうですね。儲けのためのものだから。
野田さん
払わないほうが悪いっていう感じでね。
こうさん
あ、そうです、もう。「払えないあなたが悪い」と。
野田さん
とは思います。
こうさん
そうなると思います。
野田さん
だから、あのう、結局ですね、あの、今、ちょっとおっしゃったんだけど、その、老朽化したね、ものってね、じゃあ、民営化した時に、その民営化した会社がね、ちゃんとそれを補修したり、それを作り変えたりするのかって言ったら、そうじゃないから。ないんです。
あのう、それっていうのは、逆に、県のほうがやるということで、もう契約になっちゃってるから、だから、ある意味、今、こうさんがおっしゃったように、利益が出るところだけはやるけれども、それ以外の、本当の意味での、この、ライフラインの補修とかね、そういうのは、県民の税金でやらなきゃいけないっていう、もう、契約に変わったんです。
こうさん
ああ、もう、本当に、会社側、民間側のおいしいとこだけ持って行かれてっていうとこですね。
野田さん
そうですね。それって、去年の12月に、結構、見直しをして、そして、なんか100項目以上のところで、こう、変更してるんですよね。で、その中に、それも入っているということもだし、でー、ま、実際に、本当に、こう、具体的にどういうふうに運営していくのか? とか、水質をどう確保するのか? ね、安全にやるのか? とかっていうのも、その、もっともっと、やっぱり、こう、なんと言うか、企画している中身も、非常になんか大雑把で、うん、詳しいことを決められてない状態なんだ、と。これ事実なんですよ。
で、いろんな、こう、分野にわたって、県に、こう、報告出さなきゃいけないわけですけど、なんか、「来年の2月ぐらいには出します」みたいな状況で、結局は、ほとんどフリーの状態で、もう、運営任せちゃうみたいな状態になってるのが、やっぱり、今の現状なんですね。でも、それって、ほとんどわかりませんよね。
こうさん
わからないです。
野田さん
「みなさん、ご存知ですか? 」って言っても、「え~、そうですか? 」みたいな 感じですよね。
こうさん
あ、実際に、あの、私も職場で、あのう、「水道民営化のことって知ってますか? 」って、こう、ちょろっと聞いてみても、「知らない」と。友人でも、「それは知らなかった」と。
あの、きちっと、あのう、県知事、県が、県民への説明をしていないということ。そして、あの、メディアも、そこを報道しないというところが、あの、ものすごく大きな問題だと思います。
野田さん
そうですねー。うん、まあね。そして、この、民間になるということはね、どういうことか? って言うと、その、県民のね、その意思というか、その、届かない状態になっちゃうのね。
結局ね、その、「こういうことについて知りたい」とか、「こういうことは、どういうことですか? 」って言っても、結局、それ、企業秘密になるとかね、いろんな理由が付いて全然出てこないんですよ。民間って、やっぱり、そういうものなのね。
こうさん
そうですよね。
野田さん
よっぽどまずいことが起こった時に、「実はこうだった」みたいな感じでね、偽装問題とかいろいろありますよね。今でもある。
だからね、私は、民間がすべてね、その、悪とは思ってないけども、だけども、やっぱり、いろいろね、みなさん、思い出してもらえれば、なんかほら、検査方法がね、どうだったとか。ちゃんとした検査方法じゃなかったとかね。あと、データ改ざんしているとか、ま、そういうことって、いろんな所でも、今までもあったじゃないですか。
で、民営にすると、民間に運営も任せちゃうってことは、それをやられても、手が届かない状態になってしまうんですね。
だからね、本当に素晴らしい会社が運営してくれるんだったらね、まだいいかもしれないけど、今、その、ヴェオリアていうところは、フランスの会社でね、世界の各地でね、もう、いろんな、その、問題行動になっちゃっていて、そして、結局、これは駄目だってことで、じゃもう1回公営に戻す、ま、再公営化って言われてるけど、そういうことをずっと、もう世界では、そうなっちゃっているんですけどもね。
だから、もう、やっぱり、日本に手を付けてきたのはね、ま、そういう中でも、日本はなんか、こう、組みしやすいと言うかね、というふうに思ったのでしょうかね。
こうさん
世界150カ国で、確か、あのう、民営化に失敗し、再公営化っていう動きがあるという、あの、前例があるわけですよね、うん。
あのうね、よく自治体、あのう、とか、行政なんかはね、あの、前例のないことはちょっとない、やりたくないっていうようなことを、あのう、おっしゃることが多いですけれど。
それは、明らかに失敗例が多い事実があるにも関わらず、それに飛び付くっていうところが、もうホントに周回遅れというか、ハイ。何を考えてるのかな? っていう。
野田さん
まあね。だから、何か、飛び付く何かがあるんでしょうけれどもね、うーん、でも、 やっぱりそこをね、私たちは「え~、本当にそうかな? 」って、まあ、いいことね、なんか、水道の値段が上がるのをなるべく抑えるみたいな。
こうさん
なんかそう言ってですよね。
野田さん
書いてあるんですけれども、それって、全然漠然としていて、ホントにそうなのかっていうところに関してはね、何の保証もないじゃないですか。
こうさん
ないですね。
野田さん
だから、やはりね、あの、ホントに私たち、任せられる状態であればいいんですけど、やっぱり、任せられないっていうところもね、ある意味、こう、ホントに、今回ね、 この番組ね、あの、みなさん、こう、いろんなことを、こう、調べたりして、発信していただいたので、それをね、私は、もう、収録しながら、マイク、録音機を持って、 聞いていて、「いやー、とてもじゃないけど、これ駄目だ」(笑)。ホントにそう思ったんですね。
まあ、そんなわけでね、今、選択の時期だからね、実際ね。という状況を、ま、みなさん、本当に知っていただいて、っていうふうに思いたいですね。
こうさん
あ、ハイ、本当に。
野田さん
まあ、そうですね。このね、28日の夜ですから、ね。あと29、30、31。この三日間ですね。
で、この放送時は、もう、みなさんが広報、選挙公報を手にされてると思うんですね。そういうところをね、しっかり見ていただいて。
で、さすがにうまく書いてあるなあって、ちょっと思いましたけどね、何も、こう、 具体的には書いてないです。みやぎ型管理運営方式を、まあ、やるというようなこととしては書いてあります。
で、そういうことなんですが、やはり、あのう、今はね、ボールは県民一人一人が持ってんですよ、ボール。投げるボール。
どういうボール投げるか? どこにボールを投げるか? っていう、そういう状況なのね、今ね。ま、国政も今そうなんですけど、県政もそうなんですね。
その、ま、ある意味、権利をね、チャンスと見るのか、それとも、そうじゃないと思われてるのかっていうことなんですけど、その辺ついて、こうさんはどう思われます?
こうさん
この県知事選に関しても、本当に、あのう、「なんでだよ? 」って思うことばかりなんですけれど、あの、特に、その、水道民営化に関しては、10月22日にですね、しれーっと村井知事は、厚生労働省に民営化を、もう申請してしまってるんですね。厚生労働省のほうに、あの、県営水道などの民営化を申請した、と。
で、これは、あの、宮城県のホームページのほうにも、しれーっと載っているんですけれども。
野田さん
えー、そうですか。
こうさん
はい。あのう、この選挙の、特に県知事選と、その、衆院選挙も重なっているそのどさくさの中で、しれーっと申請してしまったので、このまま、あの、村井さんが当選すれば、あの、11月に、その、国はおそらく許可は出してしまうだろうというところで、 これも、あのう、非常に許し難いなあというところでした。
野田さん
そうですか。やー、まあね、あの、やっぱ、民営化賛成の人ばっかりが候補になってるんであれば、それはそれでもね、まあ、いいかもしんないんですけど、そうじゃない方が、いま手を上げて、あのう、選挙にね、今なってるわけで、そういう中で、それこそ今、どさくさに紛れてとおっしゃったんだけど、そういうことですよね。もう本当に、県民がどういう判断をするのかってことについて、全く無視してる状態。
こうさん
ハイ、そうです。ハイ、そうだと思います。で、あのう、まあ、テレビの、あの、テレビでも、その、県知事選の特集などを各局やっておりますけれども、あの、驚いたのが、これは放送局もそうなんですけども、県知事選の争点としてまとめられたものの中に、水道民営化が入ってないんですね。
先日、証拠に写真も撮ってるんですけど、地元の、地元のメディアとして、その、県知事選を取り上げている中で、ま、コロナ対策だったりとか、病院の移転統合というものを取り上げていながら、水道民営化の「す」の字も入ってないんですね。
野田さん
そうですかあ。
こうさん
それが一局だけではなくって、他の民放局でも、あの、同様であったということで、メディアがやはり触れていない。もう、この県知事選直前というところになって、あの、これだけの問題に全く触れないってことが、ちょっと異常だなというのも、すごく危機感と、あと、怒りを持っているところです。
野田さん
そうですか。まあね、あの、河北新報はね、県民意識調査っていうことで、13日かな? 載っかってたんですね。で、やっぱり、その、ま、それは、河北新報は水道のことについては聞いています。6割の方が、やっぱり、「どうかな? 」って思われてるというようなことも記事には載ってたんですけども、テレビは全くそういうことでもないということですね。
こうさん
あ、そうです。あのう、ま、議会を通過してしまった時の報道の仕方も、ほんの数分、「可決されました」っていうだけの結果報告にしか止まりませんでしたし、ま、この、あのう、重要な県知事選、特に、その、もう、ホントに対極な、こんなわかりやすい選挙もないと思うんですけれども、「村井県政にイエスか? ノーか? 」って言うだけの選挙だと思うんですが、その中で、こう、これだけ大きな問題を、テレビが全く触れないっていうことは、ちょっとおかしいのではないか、と。
野田さん
ホントだね。まあね、ウチはラジオですけどもね、うーん、でもやっぱり、この、報道する責任っていうのもあるよね。
こうさん
あ、もう、それでもって、あのう、県民や市民は情報を得て、で、判断をして、投票所に足を運ぶことになるので、メディアとしての、こう、責任と言うか、なんか、それを果たしてないのではないかな? というふうに非常に思います。そこがやっぱり、一番、恐いなあと思っているとこですね。
あの、SNS 上、Twitter ではすごく盛り上がっているけれど、実際 Twitter をやっていない方たちとの温度差、まあ、結局、もう、そもそも知らないという方も、私の周りにも実際いるので、そこがやっぱり、すごく問題だなと思います。
正直、本当に、この県知事選に関しましても、あのう、この、衆議院選挙と同日ということで、ものすごく期日が短い選挙になってしまいましたが、これも、村井さんが定例会見で、「同日にして欲しい」っていうふうに、宮城選管に異例の注文をしてるんですね。
それを10月8日かな、河北新報のほうで一面で報じられてるんです、ハイ。あの、そういう、こう、公平公正な立場にある選管に対して、現知事が、「投票日をここにして欲しい」っていうふうに注文をつけること自体が、おかしいんではないかっていうことを、河北新報が報じたんですけれども、それに対して、今度、11日の、あの、定例会見で、村井さんは、河北の記事は、ま、情報操作だみたいなことで、またプレッシャーをかけたというか。で、結局、河北新報、その後、訂正してしまったんですよ。
野田さん
あ、そうか。
こうさん
そういうちょっと一連の、なんか、メディアと権力で、本来であれば、対等であるはずのものなのに、その、テレビがその、水道民営化を取り上げないというところもそうですけれど、 明らかに忖度していないか? というところで、すごく、そこら辺も、なんか怒りを感じているところでした。
野田さん
はい。じゃあね、ともかく、今日のこの番組を聴いてくれた方はね、ご自分のね、率直なね、投票でもってね、意思をね、表現して、えー、まあ、あと、結果どうなるか? っていうのはありますけれども、やっぱり多くの方が、自らのね、権利です。
ホントに投票はね、全ての日本国籍かな? の方は投票権を持ってるのでね、ま、そこを、やっぱりちゃんと実践して、やっぱり自分たちの社会ですから、ねえ、選択していくという、忖度じゃなくて、選択していく(笑)ということを、是非ね、この3日間の間にね、やっていただきたいですね。
こうさん
ハイ。まあ、水道民営化のところになかなか触れてくれないっていうところはありながらも、あのう、まあ、メディア、テレビであったり新聞であったり、あとは、ま、ネット上であっても、候補者の、やはり主張というのを比較するものってたくさん出ています。
で、ホントに対極なので、しっかりそれを見比べていただいて、で、その上で判断してもらいたいな、と。とりあえず、なんか、何も見ないで、なんか、「知ってる人でいいや」とかじゃなくて。
野田さん
あの、選挙公報はね、もう出てますからね、ちょっと遅かったけど、うん。あの、やっぱり見比べていただいて、判断していただければと思いますね。
やあ、もう、こうさんね、熱い気持ちを語っていただいてありがとうございます。
こうさん
いえ、こちらこそ。
野田さん
ちょっと、時間が、あの、ないのでね。
こうさん
はい。はい。
野田さん
今日は本当にありがとうございました。
こうさん
こちらこそ、ホントに。
野田さん
では、今後ともね、いろいろと、いろんなことを、あの、感じてね、また発信もして いただければと思いますね。
こうさん
あ、はい。はい。
野田さん
ありがとうございました。
こうさん
はい。ありがとうございました。
野田さん
ありがとうございます。