宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

2/2 みやぎ型事業開始に向けた最後の経営審査委員会 前編 <運営要領の一部改定、運営権者の事業計画概要についての説明など>

2022年2月2日、宮城県庁9階第一会議室にて、みやぎ型事業開始前では最後となる第2回経営審査委員会が開催されました。

コロナ感染防止と広い部屋を確保できないという理由で、傍聴者数は10名に制限され、宮城県庁15階企業局会議室で中継モニターを視聴するという形でのみ、傍聴が許可されました。

f:id:MRP01:20220203135754j:plain

経営審査委員会(第1回・第2回)の議事録と資料は、宮城県のホームページで公開されています。

f:id:MRP01:20220218125633j:plain

 

www.pref.miyagi.jp

 

今回の記事内容

1 開会 委員出席人数と資料の確認・委員長の挨拶・報道各社の撮影終了

2 委員会の運営について (1)公開・非公開の方針確認 

2 委員会の運営について (2)運営要領の一部改定 利害関係・守秘義務

3 議題 (1)運営権者の事業計画について

◆第1回経営審査委員会で各委員より出された意見等の確認

◆株式会社みずむすびマネジメントみやぎの説明

◆運営権者が提出する事業計画書等

◆情報公開取扱規定

◆資料4 事業計画の概要について

◆各計画書の位置づけ

◆基本理念、計画期間および対象地域

◆株主構成・役割

◆議決権株式比率、組織体制

◆内部統制・法令遵守

◆収支計画・資金調達

◆セルフモニタリング

◆改善モニタリング委員会

◆情報公開

◆地域貢献と広報活動

◆維持管理に関する計画

◆上水道・工業用水道の計画

◆水みやぎDXプラットフォーム(MDP)

◆上水道・工業用水道の実施体制

◆上水道・工業用水道の水質・水量・水圧等の監視および制御

◆上水道・工業用水道の水質異常防止に向けた管理

◆上水道・工業用水道の排水・浄水発生土の適正処理

◆流域下水道事業

◆流域下水道事業の実施体制

◆流域下水道事業の水質・水量等の監視および制御

◆流域下水道事業の水質試験

◆流域下水道事業の汚泥の適正処理

◆保守点検・修繕業務

◆保守点検・修繕業務の実施体制

◆保守点検業務、MDP運用

◆安全衛生計画

◆改築に関する計画

◆主な改築予定

◆統合型監視制御システム

◆工業用水道施設のダウンサイジング

◆汚泥焼却施設の改築および長寿命化

◆第1料金期間の改築計画

◆健全度評価方法

◆危機管理に関する計画

◆事業の継続困難時の対応

 

1 開会 委員出席人数と資料の確認・委員長の挨拶・報道各社の撮影終了

 

司会(経営審査委員会事務局)

ただいまより、令和3年度第2回経営審査委員会を開催いたします。

f:id:MRP01:20220204220414j:plain

f:id:MRP01:20220203184922j:plain

f:id:MRP01:20220203184936j:plain

はじめに、会議の成立についてご報告を申し上げます。

本委員会は、10名の委員で構成されておりますが、本日は、会場に8名、リモート参加が2名、10名全員のご出席をいただいております。

公営企業設置等に関する条例第26条第2項の規定により、過半数の委員が出席をしておりますので、本日の会議が成立しておりますことをご報告申し上げます。

それでは、議題に入る前に、本日配布しました資料の確認をさせていただきます。

資料1 宮城県企業局経営審査委員会運営要領改正案

資料2 第1回経営審査委員会で出された意見等の対応方針

資料3 運営権者が提出する事業計画書等

資料4 事業計画の概要について

資料5 各事業計画書に対する意見等

資料6 経営審査委員会の開催スケジュールについて

以上でございます。お揃いでしょうか?

それではここで、田邊委員長より一言ご挨拶をいただきます。お願いします。

田邊委員長

はい。えー、本日の委員会につきましては、前回に引き続き、運営権者が作成する各種事業計画書の適正性について、調査、審議するために開催するものでございます。ぜひ活発な発言をお願いします。

司会(経営審査委員会事務局)

ありがとうございました。それでは、新型コロナウイルスの感染防止対策といたしまして、報道各社に事前にお願いしておりましたとおり、撮影はここまでとさせていただきます。各社記者さんを1名除きましては、ご退出をお願いいたします。

以後の議事進行につきましては、田邊委員長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

 

2 委員会の運営について (1)公開・非公開の方針確認

 

田邊委員長

はい。では、議事に入ります前に、当委員会の運営方法についてお諮りいたします。

まず、(1)公開・非公開の方針確認について、事務局から説明があります。

大沼水道経営改革専門監

えー、それでは、えー、公開・非公開の方針確認について、ご説明させていただきます。本日の議題は、運営権者の事業計画について、えー、審議いたすものでございます。

えー、運営権者の事業計画には、えー、民間事業者のノウハウに関する情報や、経理等、会社の、えー、内部管理に関する情報が含まれており、公開することにより、えー、民間事業者の事業活動等に影響を及ぼす可能性があるため、えー、これらは、情報公開条例における、えー、非開示情報に該当するものであります。

よって、えー、運営権者の事業計画書の多くにつきましては、委員のみなさまにのみ配布しており、えー、傍聴人ならびに報道関係者に対しましては、配布しないものとしております。

本日の審議におきましては、まず、運営権者より事業計画の概要を説明し、その後に、質疑応答を行う予定としております。

委員から事前に提出していただいたご意見等は、本日、資料5として配布しておりますが、この中には、民間事業者のノウハウに関する情報や、えー、経理等の会社の内部管理に関する情報等、非開示情報に係るご意見等も含まれており、そういった項目については、回答または対応方針等の欄に、えー、「非開示情報を含む」と記載しております。

えー、従いまして、えー、質疑応答につきましては、えー、公開の部と非公開の部の2つに分けて実施します。なお、えー、非公開とした審議の概要につきましては、委員会の終了後に、えー、報道取材を受けることとしたいと思います。

えー、非開示情報を審議する場合において、会議の一部を非公開とすることにつきましては、えー、情報公開条例第19条、および、えー、運営要領に従い、出席委員の3分の2以上の賛成を得た場合に認められることとなりますことから、ただいま説明しました 会議の非公開、および、えー、本日の、えー、運営方法につきまして、委員会にお諮りさせていただきます。えー、事務局からの説明は、以上でございます。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。

えー、ただいま事務局から説明がありました会議の公開・非公開および本日の運営方法について、委員のみなさまからご質問等あればお願いいたします。(間)

はい。それでは事務局からご提案があったとおり、本日の審議の、えー、質疑応答につきましては、公開の部と非公開の部の2つに分けて行うことについて、決定することとしてよろしいでしょうか? はい。それでは、そのように決定いたします。

えー、次に、運営要領の一部改定について、事務局から説明があります。

 

2 委員会の運営について (2)運営要領の一部改定 利害関係・守秘義務

 

大沼水道経営改革専門監

えー、続きまして、運営要領の一部改定についてご説明させていただきます。資料の1をご覧ください。

f:id:MRP01:20220203185046j:plain

f:id:MRP01:20220203185930j:plain

第6第1項に、えー、規定しております、えー、公平中立に対する担保を明確にするため、えー、第2項を追加し、「委員は、自己が所属する団体又は自己が従事する業務に直接間接を問わず利害関係のある事業については、その議事に参加することはできない。」ことを定めることを、提案させていただきます。

また、えー、先ほど、えー、非開示情報に関する審議において、会議の一部を非公開で開催することについてお諮りいたしました。

えー、このうち、えー、ご審議いただく非開示情報等、委員の守秘義務に関しましても定める必要があると考えまして、えー、同、えー、第6に第3項を追加し、「委員は、審査の過程において知り得た情報を公開してはならない。ただし、県及び委員会が公表した情報については、この限りではない。」ということを定めることを、提案させていただきます。

えー、このほか、第3において、えー、「会長」という記述があり、えー、正しくは「委員長」となりますことから、合わせてこれも改定させていただきたいと考えております。えー、事務局からの説明は、以上でございます。

田邊委員長

はい。えー、ただいま事務局からの説明がありました運営要領の一部改定、第6(委員の責務)における第2項および第3項の追加につきまして、委員のみなさまからご質問等あればお願いいたします。

はい、じゃあ、小野寺委員お願いいたします。

小野寺委員

第6条の3項についてお尋ねしたいと思います。えー、ここで、ただし書きのですね、 その、「県及び委員会が公表した情報」という部分なんですけども、この公表した情報には、えー、この会議の内容等について、ホームページなどで公表したものが含まれるのは、まあ、あの、理解できるんですけれども、たとえば、今日の会議などで、公開部分と非公開部分に分けてというお話がありましたが、公開部分で議論した内容については、この「公表した情報」というものに含まれるという理解でよろしいかどうか? えー、確認したいと思います。

田邊委員長

はい。えー、それでは、事務局のほうからご回答をお願いいたします。

大沼水道経営改革専門監

ハイ、まず、この、えー、非開示部分は当然開示してはいけないと思ってるんですが、この開示部分の議事につきましては、あのう、知り得た情報にはあたいしないと、えーとー、開示してもかまわないということです。

田邊委員長

はい。それでは、えーとー、ウェブ参加のほう、一旦、ハイ。菊池委員ですか、ハイ、お願いします。

菊池委員

ハイ、じゃあ、ちょっと、運営要領の改正案について、一つ確認させていただきます。えー、事業開始後においては、えー、私は所属している、あの、仙台市水道局では、 運営権者に利用料金などを払うということが、払うなどの一定の関係があります。

えー、改正案では、えー、委員が利害関係にある、えー、事案について、議事に参加することはできないとされておりますけれども、利害関係の範囲については、えー、どのように決定するのか? 確認させていただきたいと思います。

また、あのう、利害関係のある、えー、事案に該当しているか否か? について、委員会ではどのように決定するのか? えー、確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

田邊委員長

はい。それでは、まず、料金から、お願いします。

田代水道経営課長

ハイ、では、私ほうからご回答させていただきます。まず、あの、えー、利用料金の 関係ですね、受水市町村さんであったり、流域下水道の関連市町村さんにつきまして、この部分につきましては、非開示、あ、利害関係者というような考え方はしてございません。

また、あの、えー、詳細ですね、事案によってもですね、利害関係、あの、様々な事案があり得るかと思いますが、こちらにつきましては、もしよろしければですね、今後ですね、われわれ、あの、えー、様々な事案をですね、検討させていただきまして、あの、次回のですね、委員会において、えー、具体の事例をお示しして、えー、ご用意 いただければなあというふうに思ってますが、いかがでしょうか?

菊池委員

はい、わかりました。よろしくお願いいたします。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。あのう、ただいま、小野寺委員、それから菊池委員からご指摘がございましたとおり、確かに、あの、利害関係について、詳細、または具体的な運営についてですね、これからいろいろ確認したほうがいいこと、全員で確認したほうがいいことがあると思います。

ですから、その点につきまして、いま事務局からお話ありましたとおり、えー、少し ちょっと整理していただいて、次回に改めて審議させていただく、と。そういうことで、よろしいでしょうか? 事務局から、何かありますか?

大沼水道経営改革専門監

基本的にはですね、いろんな事案があると思いますので、あのう、その都度ですね、あのう、そういった事案が挙がってくれば、その都度ご審議いただくというのが基本かなと思っております。

田邊委員長

はい。わかりました。そうしますと、あのう、ま、個別具体的な、大きな方向性は定めるにしても、より個別具体的な話については、その事案によってちょっと違ってまいりますので、 こういった場できちんと議論させていただく。そんなことで よろしいでしょうか? はい。

増田委員

一つだけ、すいません。

田邊委員長

はい。

増田委員

増田です。

田邊委員長

はい。じゃあ、増田委員ということで。あ、ゴメンナサイ、佐野委員。

佐野副委員長

大筋、了解いたしましたけれども、あのう、やっぱり、われわれ委員がですね、あのう、該当するかもしれないという段階で申し出が必要になると思いますので、そのタイミングと言いますか、やり方と言いますか、その辺りまで、あの、明確にしていただけれるとありがたいと思います。

田邊委員長

ハイ、よろしいでしょうか?

大沼水道経営改革専門監

はい。大まかな、そういった考え方につきましては、次回示させていただきたいと思います。

田邊委員長

はい。それでは、あのう、あ、では、尾形委員、お願いします。

尾形委員

すいません。1点確認なんですけども、あの、改正案の第6の、おー、えー、3項で、さっき、あの、守秘義務の話をしたと思うんですけども。

あのう、宮城県の審議会なんかの守秘義務を定めるにあたっては、まあ、あの、今回の情報公開とか、あのう、個人情報を委員会で審査するので、条例のほうで守秘義務が定められてると思いますが、あの、まあ、私は公務員なんで、ベース守ります、守秘義務ありますけど、非常勤の特例職(?)はそれ、ないと思います。

それで、この条項入れたと思うんですけども、ま、法的拘束力、要領ではないんじゃないかなと思ったんです。それ、どのように。ま、もちろん、これで、ま、あの、条例とこれの違いだと思う。

ま、罰則の話も出てくると思うんですけども。誰も、これに対して反対はしないと思います。その辺はどういうふうに組み立ててるのかな? と、ちょっと思いますので。

それから、条項改定したんですが、あのう、えとー、2項と3項と条ズレがあるので、他のほうと揃えたほうがいいのかなと考えてますが。えー、今後、タイプで一文字空けてくれれば。お願いします。

田邊委員長

はい。えーと、これについては、事務局のほうから、いかがでしょうか?

大沼水道経営改革専門監

えー、失礼しました。条ズレにつきましては、直させていただきます。

えー、全体にお話にあったことは、あのう、われわれのほうでも、再度整理させていただきたいと思います。

田邊委員長

はい。えーと、他に何かこの点について質疑等ございますでしょうか? よろしいですか。

それでは、あのう、みなさま方、委員からの、あのう、ご指摘は踏まえた中で、ま、ただ、基本的には、この第6という形で、第2項と第3項を追加するということそのものについては、ご了承いただけたということでよろしいでしょうか? 

また、表現等はちょっと、調整させていただくかもしれませんけれども、ハイ。それでは、えー、次第(?)を決定いたします。

 

3 議題 (1)運営権者の事業計画について 

 

◆第1回経営審査委員会で各委員より出された意見等の確認

えーと、それではですね、えー、先の議事に入りたいと思います。議事に先立ち、  第1回経営審査委員会で報告があった運営権者の事業計画の概要に対して、各委員より出された意見等を確認したいと思います。えー、先に、事務局より説明をお願いします。

千葉技術副参事兼総括課長補佐

では、資料の2をご覧ください。

f:id:MRP01:20220203205841j:plain

前回の委員会に置きまして、委員のみなさまからいただきましたご意見等とその対応についてご説明いたします。

まず、〇新技術に関するものとして、MDP(水みやぎDXプラットフォーム)についてのご質問をいただきました。MDPにつきましては、この後の議題になります運営権者の 事業計画についての中で、運営権者から概要を説明いたします。

また、2番の事業対象外の市町村のデータ活用についてでございますが、こちらにつきましては、現時点においては、みやぎ型管理運営方式の事業対象外となっている市町村のデータ収集は予定しておりません。

次の〇実施体制に関するものですが、えー、3番新OM会社の体制、4番改善モニタリング委員会について、また、5番業務における株主企業のとの関わり方につきましては、この後、運営権者から概要を説明いたします。

続いて〇情報公開/情報発信についてです。

まず、情報公開取扱規定の公開についてですが、こちらについては、運営権者のホームページにおいて既に公開されたことをご報告いたします。それ以外の当既定の運用方法や、7番事業収益や報酬、8番新OM会社に関する情報公開について、さらに、9番安全安心についての情報発信については、また、運営権者からご説明します。

最後に、〇その他の項目ですが、えー、10番の人材育成については、運営権者から、11番議会への報告時期を含めた今後のスケジュールにつきましては、えー、次第の4 その他におきまして、事務局から説明させていただきます。事務局からは以上でございます。

田邊委員長

はい。ありがとうございます。えーと、多くは、これからの概要説明の中で説明されるようですので、???????かなと思いますけれども、えーと、何かこの点についてございますでしょうか? よろしいですか? はい。

それでは、早速ですけれども、議題(1)運営権者の事業計画についてということで、えー、株式会社みずむすびマネジメントみやぎより説明をいたします。

◆株式会社みずむすびマネジメントみやぎの説明

酒井社長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、それでは、あの、みずむすびの酒井でございます。えーと、ただいまよりですね、えー、事業計画概要についてご説明をさせていただきたいと思います。

10ページを開けていただいてよろしいでしょうか?

f:id:MRP01:20220203224237j:plain

本日ですね、えーとー、この組織を見ていただいてるんですが、えー、書いてございますように、本日、あの、経営管理部、技術企画部、工務部、施設管理部、それぞれの、あの、おー、内部責任者を同席をさせていただいておりますので、概要につきまして、ほぼ、おー、あの、責任者がご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

はい。えーと、引き続きまして、えーと、経営管理部の守屋のほうから、えーと、資料3をご覧いただければと思います。

◆運営権者が提出する事業計画書等

f:id:MRP01:20220203225053j:plain

えー、資料3にですね、実施契約書および要求水準書等で、えー、本日ご審議いただく、えー、事業計画書が書かれていますが、それの一覧になります。

◆情報公開取扱規定

えー、このうち、先ほど、あの、ご説明あったとおり、情報公開取扱規定においては、えー、すでに提出、書類を終えておりまして、えー、前回の委員会の後、当社のホームページにおいて、えー、公開をしております。

 

f:id:MRP01:20220203225829j:plain

www.mizumusubi.com

えー、運用方法等をですね、付記をして、えー、公開をしております。

◆資料4 事業計画の概要について

また、えーと、各事業計画書につきましてはですね、えー、まあ、えー、事前に配布をさせていただいておりまして、えー、本日、机上にも配布をしているところですが、えー、ご覧のとおり、えー、法人および9事業に分かれて作成しておる関係で、非常に、あのう、量が多く多岐にわたっているものになっております。

そのため、本日は、えーと、事業計画の概要をですね、えー、資料4にまとめましたので、こちらの資料で、えー、説明をさせていただきます。それでは、えーと、資料4を開いてみてください。

f:id:MRP01:20220203224053j:plain

ハイ、資料4の1ページめくっていただきまして、えー、目次にございますが、先ほど、酒井のほうからあったとおり、各部門のコンテンツに分けてですね、説明をさせていただきます。次のページお願いいたします。

◆各計画書の位置づけ

f:id:MRP01:20220203230849j:plain

はじめにで、えー、各計画書、えー、全体事業計画から、えー、重なりますが、各計画書の位置づけを説明をさせていただきます。

このうち、基本理念等の説明をさせていただきます。次、お願いします。

ハイ、ここに各計画書の位置づけでございますが、えー、各計画書の前提なんですが、各計画書は、えー、われわれがですね、1年ちょっとくらい前と言うと、もう、提案をさせていただいた事項をもとに、えー、要求水準書あるいは実施契約書で指定された 内容をカバーするように??改をしております。

えー、なので、えー、ベースとしては、全体事業計画書、20年間全体の計画を書いた 全体事業計画書がございまして、で、その下にですね、えー、各料金期間ごとの中期事業計画書、そして、来年度の年間計画書といったような形で階層的に作っております。

で、さらに、えーと、これをですね、さらに詳細に書いたものとして、それぞれ維持管理の部分に関しては維持管理計画書、改築の部分に関しては改築計画書といったような、えー、構成になっておりますので、これをご理解いただければと思います。次、お願いします。

◆基本理念、計画期間および対象地域

f:id:MRP01:20220203231234j:plain

えー、次がですね、えーと、基本理念全体構成につきましては、第1回、前回の、えー、経営審査委員会でご説明させていただいておりますので、簡単にご説明いたしますと、基本理念としては、やはり、われわれ、えーと、持続可能な上工下水道サービスを実現していくということを、えー、大前提として、ビジョンとして掲げておるということと、ー、様々な施策をですね、3つの全体方針、地域、信頼、革新の3つの方針に従って、えー、施策を実行していくところでございます。次、お願いいたします。

ハイ、えーと、このページ、あの、計画期間および対象地域ということで、????の前提の話になりますが、えー、計画期間は、先ほどの全体事業計画で20年間、えー、来年度から20年間を予定しています。

あと、えー、料金期間というものが定義されておりまして、えー、第1から第5までございます。で、これ、若干変則的なんですが、えーと、第1料金期間が2カ年、その後、5年、5年、5年と3回ありまして、最後に3年という5つに分かれた料金期間で定義されております。

なので、第1料金期間と言った時は、えー、来年度と再来年度の2カ年を表しているということをご注意いただければと思います。

えー、引き続いて、対象地域なんですが、これも、あのう、えーと、これまで説明を させていただいているので、えー、割愛させていただきますが、えー、えーと、9事業プラス9つの浄水場下水処理場を対象にしているという説明でございます。はい。次、お願いします。

◆株主構成・役割

f:id:MRP01:20220204213533j:plain

えと、ここからですね、えー、経営に関する、主に経営業務に関する、えー、計画の 中身の説明をさせていただきます。次のページをお願いいたします。

ハイ、最初に、あのう、株主の情報でございますが、これは、前回の質問で出た部分の説明になりますが、株主とどうやって関わっていくのか? というご質問が出ておりましたが、えー、1行目に書いてあるとおり、えー、各株主は、えー、原則としてというか、基本的に、えー、当社みずむすびマネジメントみやぎへの出向者の派遣を通じて、えーと、事業運営を支援していくというのが基本的なスタンスになります。

えー、で、さらにですね、えーと、この表の下側に、えー、書いてありますが、えー、重要度の高い設計業務、あるいは改築業務、主に提案時に、「こういった施策を実現します」と言ったものに限られているんですが、こういった業務や、あるいは、そのう、会社運営自体の、そのバックオフィス業務ですね、こういったものに関しては、一部、あの、株主へ委託を行っております。

で、その他の業務も、えー、基本的には内製化、あのう、SPCというか、当社の中の人員で業務を進めていくとともに、えー、さらに、委託としてですね、当然、株主だけではなくて、えー、地元企業に、みなさんも含めた委託を組み合わせて、えー、事業全体をマネージしていくという体制にしております。次、お願いします。

◆議決権株式比率、組織体制

f:id:MRP01:20220204215243j:plain

で、あのう、出資比率、えーと、等の質問ございましたので、こちらで、あのう、書かせていただいておりますが、当社の出資比率、このような表になっておりまして、えー、メタウォーターおよびメタウォーターサービスを足したメタウォーターグループで51%出資いただいておりまして、えー、事業運営を主導していくとような体制になってございます。次、お願いいたします。

ハイ、で、えー、こちらはですね、組織体制の説明になります。えー、大きなところは、えー、先ほど酒井からあったとおり、4つの部門があって、私が経営管理、あと、技術企画部、工務部、施設管理部と4つの部門に分かれております。

で、注目されるところなんですが、新OM会社との関係になりますが、えー、施設管理部から新OM会社に委託をするというような形を取っております。

えー、ただしですね、えー、これは、えーとですね、すいません、ちょっと、資料移動して申し訳ないんですが、次第に運営権者の参加者、本日の参加者を書かせていただいてるんですが、えー、そこにもあるとおり、えー、施設管理部の責任者クラス、ここでは、えー、施設管理部長、施設管理部上工水Gr責任者、下水Gr長と、今日は、あのう、来てもらっているんですが、このようにですね、それぞれが施設管理部の要職についている人間は、それぞれ、えーと、新OM会社の立場も併せ持っているというような体制にしております。

f:id:MRP01:20220203184936j:plain

このう、そういう意味では、社長も含めてですね、社長の安藤も含めて、えとー、兼任するような体制にしております。そうすることによって、えー、施設管理を委託する新OM会社と、われわれみずむすびマネジメントみやぎが、一体的にえーと、事業運営をしていくという体制を作っております。次をお願いいたします。

◆内部統制・法令遵守

f:id:MRP01:20220204221616j:plain

11ページになりますが、えー、11ページで内部統制、コンプライアンス関係、ガバナンス関係のことを書いてありますが、内部統制に関しては、えー、原則としてですね、えーと、みずむすびマネジメントみやぎが、先ほど、あの、メタウォーターグループが51%出資していますというお話をさせていただいたんですが、えー、メタウォーターグループ会社としてですね、上場企業水準の内部統制を実施してまいります。

えー、それに関するルールも、えー、複数策定、運用し始めておりまして、実効性を確保していきたいと考えております。

えー、さらに、えー、コンプラのほうですね、法令遵守のほうなんですが、こちらも、あのう、メタウォーターグループの、えーと、コンプライアンス管理体制に入っておりますので、えー、そこでも担保するということです。

で、その中には、当然、その、不正行為等を発見した場合と内部通報制度がですね、えー、そういったルールございますので、違法行為、不正行為等が発生することを未然に防止し、万が一発生した場合でも、早期に発見するという体制を取っております。

◆収支計画・資金調達

続きまして12ページでございます。で、こちらは、えーと、収支計画、資金調達、財務まわりのお話しになります。

えー、収支計画に関しては、えー、「法人及び9事業の20年間の経常利益、当期純利益は、えーと、全て黒字を確保する計画としております」というのが基本です。

で、さらにですね、あのう、これもご質問でご指摘いただいていた部分であるんですが、財務健全性を表す指標などは、えーと、事業期間を通じて、確実に維持していくことをお約束させていただきます。

ハイ、で、資金調達に関してはですね、えー、金融機関からの融資は、えーと、提案時からですね、計画はしておったんですが、計画どおり、えー、事業開始までに契約を締結する予定でございます。

えー、その相手方になります金融機関ですが、えーと、地元の金融機関のみなさまにも、シンジケートへの参画を予定していただいておりまして、この点に関しての地域活性化に寄与できるというふうに考えております。

もう一つの資金調達として、えーと、株主からの劣後融資の想定をしております。こちらも、あの、先ほど、メタウォーターの、代表企業メタウォーターの話をしましたが、えーと、メタウォーター側での融資決裁は、もうすでに取得をしております。

◆セルフモニタリング

じゃあ、続きまして、えー、セルフモニタリング以降は、えーと、清野のほうからお話をさせていただきます。

清野技術企画部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えー、セルフモニタリングは、この図に示しますとおり、まず、各部門による一次モニタリング、そして会議体による二次モニタリング、で、さらに、えー、改善モニタリング委員会による三次モニタリングなど、三段階のモニタリング体制で、多層的・多面的なセルフモニタリングを実施する体制といたしております。

f:id:MRP01:20220205165054j:plain

まず、一次モニタリングにつきましては、えー、紙様式によるチェックシートを用いまして、各部が各自分で所管する業務をモニタリングいたします。各部では、担当者が日々の業務状況をチェックしたうえで、部長が要求水準や提案事項の遵守の状況を確認するダブルチェック体制といたします。

で、二次モニタリングにつきましては、えー、社長および各部長が参加するSPCモニタリング会議を開催いたしまして、工事の進捗や水質管理結果等の重要事項を各部が報告し、確認・審査していくことをいたします。

で、三次モニタリングにつきましては、外部監視機能として、有識者で構成する改善モニタリング委員会を設置いたします。委員は、SPCのセルフモニタリング結果を通じて、事業の運営状況を客観的・多角的に分析し、SPCに対して業務水準向上のための解析というのを行っていくというような体制を取ってございます。次のページをお願いします。

◆改善モニタリング委員会

f:id:MRP01:20220205171352j:plain

ここの改善モニタリング委員会につきましてですが、前回のご質問でもありました。えー、それについてですけども、まず、年1回以上の開催を予定しております。さらに、必要に応じて臨時開催も行うことにしております。

えー、設立時の、えー、委員につきましては、ごらんのように、えー、委員長1名、委員4名で構成することを予定しております。

これらの方々につきましては、上下水道分野の有識者といたしまして、宮城県在住、または、えー、東北在住の学識経験者、さらに、えー、水道および下水道について研究を行っている公的機関になります水道技術研究センター、さらに日本下水道新技術機構、各位にお願いをいたしております。

ま、あの、ここで、えー、経営審査委員会との違いということで書いてますが、われわれの改善モニタリング委員会といたしましては、技術的な改善提案、この辺りを中心に行っていくというようなことを予定しております。以上でございます。

◆情報公開

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

はい。引き続きまして、今度は情報公開のところに移らせていただきます。えー、情報公開に関しては、大きく2つ、あの、発信するというところと、請求を求められた場合にどう扱うか? ということが、2つあるかと思います。

発信に関しましては、ここに書いたとおりですね、えーと、水質データ、あるいは、その、改築工事をどのように、こう、発注したのか? 等の情報に関しては、えー、当社側のホームページ等で、積極的に公開をしてまいりたいというふうに考えております。

一方で、あのう、当社へですね、寄せられる、えーと、「こういった情報を教えてほしい」という公開請求への対応になるんですが、先ほども言いましたとおり、県の情報公開条例の趣旨を汲んでですね、作成をした情報公開取扱規定をすでに公開させていただいております。当社のホームページで見られるようにしております。

この中に書いてあるところなんですが、えー、ま、当然、県の、えー、情報公開ルールと類似の動きをするわけですが、えー、「運営事業情報」と、ま、定義をしておりますが、「運営事業情報」の公開請求があった場合は、えー、ま、「その請求自体がありました」ということと、えー、当社がどういったものを公開したのか? といった部分も含めて、対応しようというふうに考えております。

あと、またですね、あのう、非公開と決しなければならない場合もあるというふうに考えているんですが、その場合はですね、非公開の理由をえー、請求者、および、ま、県民のみなさまに対して、えー、その理由を丁寧に説明する方針でございます。

◆地域貢献と広報活動

はい、続きまして、経営系の最後になりますが、えーと、地域貢献と広報活動の部分でございます。

えー、地域貢献に関しては、えー、新OM会社における積極的雇用と長期的な人材育成というのをやってまいります。

で、えー、現時点で、えー、事業開始時に想定している地域人材、県内在住者の割合というのは、約8割と想定をしております。すでにその大部分が地域人材で、えーと、事業をスタートする予定でございます、ハイ。

あとですね、えー、地元企業、これは人材育成に関わる部分ですが、地元企業や県職員等を対象とした研修を、えー、第2料金期間から実施する予定でございます。

これはですね、えー、第1料金期間中に、えー、当然、われわれが持つ、えーとー、治自体の、その、運転管理とか、えー、改築工事等の、えー、安定したスタートをするという必要があるということで、そこを、まず、重点的にやりたいということと、2年目にですね、えー、具体的な研修メニュー、あるいは教材、えー、中身のところの、えー、検討をしたうえで、えー、万全を期して、第2料金期間からスタートしたいというふうに考えています。

えー、3つめのポチなんですが、えーと、各種調達においての地域貢献というのを非常に重要だと考えておりまして、えーと、地元企業への優先発注ができるようなルールを、えー、調達規定を、えー、すでに運用したいと考えております。

次、えーと、そうですね、考えているというか、調達規定を作りつつありますので、えー、そういった運用をさせていただきたいと思います。

最後に、広報活動ですが、えー、初年度は、えー、ホームページおよび下水道まつり、えー、加えてですね、あのう、前回も申し上げたんですが、機関紙を作って、えー、 安全安心のPRを積極的にしていきたいというふうに考えております。

さらに、あのう、各、えー、9事業ございますので、各事業でのボランティア活動や、えー、万が一何か、あの、苦情等のですね、ご意見が寄せられた場合の対応等についても、あのう、誠意を持って対応していきたいというふうに考えております。

f:id:MRP01:20220205181051j:plain

◆維持管理に関する計画

笹井施設管理部上工水Gr専門技術者(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、ここから、えー、維持管理に関する計画のところの、えー、ご説明をいたします。

最初に維持管理に関する計画の、えー、3の1で、えー、上工水の、えー、運転と水質管理に関すること。

で、2番目に、えー、流域下水道、3番目に保守点検・修繕として、それぞれの、えー、部門の統括部長より、えー、ご説明をしてまいります。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の計画

f:id:MRP01:20220205184437j:plain

まず、えー、上工水の、えー、計画となります。で、各、えー、項目がありますが、えー、そちらのほうを1つずつご説明したいと思います。ハイ、次、お願いいたします。

えー、運転管理・水質管理の、えー、方針、実施方針ですね、こちらのほうは、えー、安心、安全・安心で確実な浄水処理、えー、ま、これまで継続されている、えー、その、えー、処理の状況ですね、えー、しっかり、えー、まず、えー、継承をしていくということを第一に考えております。

で、えー、まあ、各事業の連携、イノベーションということで、えー、期間、技術提案をしているんですけども、こちらのほうは、えー、最初の第1料金期間の、最初の2年の間ですね、えー、ま、導入する技術が効果的になるようにということで、えー、それの準備ということで、検証を実施する期間ということで計画をしております。

で、えー、提案の中の一つにですね、あの、水みやぎDXプラットフォーム、まあ、略してMDPと呼びますけども、こちらのほうも、えー、安心・安全の見える化ということで、えー、技術の導入を考えております。こちらのほうは、次のページで、えー、説明をいたします。

◆水みやぎDXプラットフォーム(MDP)

f:id:MRP01:20220205190503j:plain

えーと、MDPの、ま、主要機能ということなんですけども、あの、ま、簡単に、えー、申し上げますと、ま、クラウドの技術を使ってですね、えー、各、えー、処理場が、えー、9個の処理場があるんですけども、そちらの情報を、ま、リアルタイムに近い形で、えー、クラウドのほうへデータを取り込んで、えー、それを、えー、ま、スマホとかタブレットとかですね、そういったもので、離れた場所から、えー、見ることができる、えー、という、そういう情報を見ることができるというものです。

で、えー、ま、トレンドなんかも見ることができますし、えー、ま、災害時なんかですね、えー、地図情報なんかも合わせたり、えー、ま、情報共有の道具としても使えるという利点があります。電力の見える化もできます。

アセットマネジメントの機能というのも、えー、ありまして、こちらのほうは、また後ほどですね、えー、説明の中で出てくる予定です。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の実施体制

ハイ、えー、続いて、えー、実施体制のところです。えーと、上工水の部分はですね、えーと、この水色、えー、上の段の水色の部分、3つに分かれております。

こちらが、えー、ま、拠点となる浄水場、麓山浄水場、南部山浄水場、大梶浄水場、この3つが拠点になって、えー、それぞれの人数が、えー、書いてございます。

で、えー、まあ、この、それぞれの既存のですね、中で、えー、右上にあります、えー、各事業所と組織というのがありますけども、事業所長がおりまして、えー、プロセス責任者、その下に、水質分析班、運転管理班、場内保守班という、えー、構成になっております。ハイ、次にお願いいたします。

上水道・工業用水道の水質・水量・水圧等の監視および制御

f:id:MRP01:20220205201421j:plain

ハイ、続きまして、えー、水質・水量・水圧等の監視および制御ということで、えー、こちらのほうはですね、えー、ま、主要な項目、主要な監視項目はですね、ま、数百に及ぶものがあるんですけれども、そちらのほうを、ま、常時監視したりですね、えー、適正になるようにということで、えー、上限値、下限値なんかを設定して、その中で運用していくということを設定して、運用しています。ハイ、次、お願いいたします。

ハイ、えー、続いて、水質試験の関係です。えー、水質監視体制の強化ということで、えー、主にですね、有機物の関係が多くなるんですけども、えー、こちらのほうの、えー、まず、頻度を増やすところと、それから、あと、項目を増やしていくのが、えー、それから、あと、隣の水質管理目標値というのがありますけれども、こちらのほうは、えー、ま、基準が示されている県の基準があるんですけれども、そちらよりも、えー、厳しい基準を設けて、えー、ま、県の基準に違反することのないようにということで、監視をしていくという、管理項目ということです。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の水質異常防止に向けた管理

f:id:MRP01:20220205202220j:plain

ハイ、えー、水質異常防止に向けた管理ということです。ハイ、えー、こちらのほうは、えー、水安全計画・マニュアル策定など、MDPに地図の機能がありますので、そちらのほうを活用して、えー、対応して、水安全計画等を計画しております。

あとは、あのう、えー、魚類監視をですね、画像処理、画像解析という、えー、新しい技術をですね、えー、導入するという予定になっております。ハイ、次、お願いいたします。

上水道・工業用水道の排水・浄水発生土の適正処理

ハイ、えー、排水、えー、浄水発生土の適正処理ということです。こちらのほうは、えー、ま、浄水発生土をですね、えー、ま、有価利用可能な製品に利用していこうという計画をしております。

えー、あの、グラウンド用のですね、えー、土壌改良剤ということで、えー、加工して、えー、浄水場内で加工して、利用するということを考えております。

こちらのほうはですね、えーと、令和6年度からということで計画しておりまして、それまでの間はですね、えー、ま、有価ではないですけども、えー、ま、廃棄物としてですね、100%リサイクルをできる、そういった業者さんに委託をして、えー、そういうことを考えております。上工水については以上になります。

◆流域下水道事業

糟谷施設管理部下水GR長(みずむすびマネジメントみやぎ)

続きまして、3.2 流域下水道事業となります。えーと、記載のとおり順次説明していきます。

f:id:MRP01:20220207220200j:plain

えー、まず、運転管理・水質管理の実施方針です。

良好な放流水質の確保とエネルギーの消費量の適正化を図るために、デジタル技術を採用し、環境負荷の低減化を推進します。

えー、初年度から管理方法を変えることは考えておりません。現在の運転方法を、えー、現行踏襲を行い、えー、効率の維持に努め、流域ごとの特徴、過去の実績、季節変動や、えー、流域負荷の変動などを考慮し、法定基準や県の基準を確実に遵守いたします。

◆流域下水道事業の実施体制

えー、実施体制です。

f:id:MRP01:20220207225858j:plain

えー、本社機能としまして、えー、施設統括部長と専門技術者が、えー、4流域下水道事業を統括。えー、事業所長、えー、プロセス責任者が配備され、その下に水質分析、運転管理、場内保守を担う職員を配置して、えー、維持管理のほうを行っていきます。

◆流域下水道事業の水質・水量等の監視および制御

よっこいしょと。えー、水質・水量等の監視および制御。

日々の運転データ、水質管理結果をもとに、適正管理範囲を算出します。

計画書では、運転管理を行ううえで、基準となるパラメータ指標や値を、運転管理指標値として、運転管理目標値は、運転管理を行う上で、目標となる値となります。えー、運転管理指標の確定は、管理責任者のほうで行います。

また、第1料金期間では、MDPに必要なデータの収集、算定などを行う予定でございます。

◆流域下水道事業の水質試験

えー、水質試験です。良好な水質が維持できるように、えー、生物処理状態を確認するため、???や???、???試験を追加で行います。

管理目標値は過去の水質データを参考に、えー、県独自というよりも厳しい管理目標値を設定することで、水質悪化前にプロセス管理を行い、管理を徹底します。

えー、また、管理目標値は、運転施設や季節変動、??変動、改築工事などの影響を踏まえ、県独自のものと、えー、適時に??します。

f:id:MRP01:20220207232959j:plain

◆流域下水道事業の汚泥の適正処理

えー、汚泥の適正処理。

各プロセスにおける総合的な維持管理を行い、えー、処理プロセスの値を安定かつ良好な状態を維持するとともに、えー、環境負荷の低減に配慮した、施設運転を行っていきます。えー、以上となります。

◆保守点検・修繕業務

鹿間施設管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えー、続きまして、3の3、えー、保守点検・修繕業務について、私、鹿間のほうからご説明いたします。

f:id:MRP01:20220209183850j:plain

えー、まず、最初に、保守点検の実施方針です。

えー、運転点検データ、故障データ、修繕履歴等を、えー、MDPに蓄積されたデータから解析することによって、過剰な設備投資を抑制しつつ、健全度を維持し、コストを削減してまいります。

また、あー、維持管理、改築および経営管理の情報を、一元的に集約し、蓄積することで、えー、改築・修繕費用を最適化してまいります。

保守点検・修繕業務については、あー、北部・中南部エリア、2つに分けてですね、えー、3事業包括的な管理体制といたします。

かつ、振動測定器であったり、ベアリングモニターであったりというところ、センシング技術を活用し、劣化診断結果によって、予防保全を計画してまいります。

えーと、特殊な工作機械を有している工作室を、4拠点に設置し、ま、その中で、OJT等の教育により、内製化を進めてまいります。

えー、リスク管理の観点から、あー、納期のかかる部品または重要部品を対象とし、共通部品センターを設置してまいります。次、お願いいたします。

保守点検・修繕業務の実施体制

えー、実施体制についてです。

えー、改善点および故障の応急措置等は、えー、場外保守のほうで行い、広域保全と、おー、常に、あのう、情報を共有し、定期点検および修繕業務については、広域保全のほうで実施してまいります。

また、広域保全では、あー、場外設備の定期点検に加え、高度な専門性を有する本体の分解であったり、部品の交換、および設備の劣化診断等については、あー、場内・外、かかわらず、広域保全のほうで対応してまいります。次、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220209191517j:plain

◆保守点検業務、MDP運用

えー、続いて、保守点検業務、MDP運用についてです。

これは、あのう、施設管理部としても、最も、おー、提案事項の中で、えー、期待しているところなんですが、従来、あの、関連性が比較的薄かった運転データであったり、点検データ、修繕データ、また、改築時の試運転データ等を管理した、独自の健全度評価を実施してまいります。

えー、重要度の高い施設設備への点検頻度の不足であったり、一方で、重要度の高い設備への、低い設備への過剰な点検がないか等を、常に把握することができますので、無駄のない点検計画や、あー、修繕計画へ反映してまいります。

で-、また、各種ツールを導入し、えー、機器の劣化診断を実施し、故障になる前に、えー、修繕等へ反映し、設備の緊急停止を減少させてまいります。

地元企業との連携・協力についてはですね、修繕、また物品、えー、委託点検等を、納期であったり、復旧時間であったり、するところも鑑みながら、可能な限り地元企業と連携・協力のもと、業務を遂行してまいります。次、お願いします。

◆安全衛生計画

ま、ここが最も、あの、重要視しているところでございまして、従業員が安心して、業務していただけるために、ま、環境を提供するのが、あー、本社側だと思っております。

えー、安全衛生委員長のもと、全従業員が参加できるような安全活動を実施するために、ま、月1回の安全衛生委員会はもちろん、安全パトロール、また、あー、安全衛生計画の中で、えー、取り入れている危機管理の訓練など、開催を実施してまいります。

また、委員会においては、安全衛生責任者によって、安全衛生計画がしっかり、当初の予定どおり進捗しているか? 管理とあわせて、また、委員会の中で決まった決定事項については、すぐに水平展開できるように徹底してまいります。以上になります。

f:id:MRP01:20220209193347j:plain

◆改築に関する計画

井家上工務部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、それでは、えー、改築に関する計画につきまして、主に井家上より説明させていただきます。まず、構成につきましてですけれども、基本方針および組織体制、えー、それから、えー、上工下水、それぞれで、えー、われわれが、いま重要と考えてるような代表的な事例を説明させていただきます。

そして、最後に、健全度評価に関しまして、ま、先ほども説明ございましたので、簡単に説明させていただきたいと思います。次のページ、お願いいたします。

まず、最初の基本方針についてですけれども、えー、本事業が20年という、ま、長期の事業になるということを踏まえまして、大きく2つ挙げさせていただいております。

まず、1つ目が、えー、設備の重要度や年々変化していく健全度、これを見極めながら、???もですね、柔軟に計画を見直していくということを1つの方針として挙げております。

そして、2つ目が、えー、災害対応力ですとか、えー、運転管理の効率化、環境負荷低減等の事業に役立つ新技術、こういったものが、ま、開発されていくことが考えられますので、ま、そういったものがある場合には、積極的に導入していくということを方針として掲げております。

えー、続きまして、組織体制については、図示したとおりなんですけれども、えー、発注ですとか契約に関わる部分、それから委託業務の、えー、管理監督に関する部分、そして完了時の検査部署を、それぞれ分離することで、えー、透明性ですとか、客観性、えー、こういったものを確保できる体制としております。以上が改築全体の話になります。次のページをお願いいたします。

◆主な改築予定

f:id:MRP01:20220209200220j:plain

えー、次のページはですね、えー、続きましてはですね、えー、主な改築予定に関しての説明でございます。

◆統合型監視制御システム

えー、1つ目が、えー、統合型監視制御システムでございます。こちらは、9事業すべてで実施する予定です。

この監視制御はですね、SPCの本社ですとか、各事業間、拠点間、えー、こちらで相互に監視するように、えー、できるようにすること、平常時の管理の効率化ですとか、えー、緊急時対応の強化、こういったことを図ることを目的としております。

えー、更新や機能増設等の範囲が、えー、広範囲にわたりますので、各事業間で調整しながら、段階的に実施していくことになります。えー、そのため、えー、本格稼働に関しましては、令和9年度からを目指しているということでございます、ハイ。

で、本件はですね、株主の日立製作所に設計を一括で発注することを、現時点では計画しているところでございます。それでは、次のページ、お願いいたします。

◆工業用水道施設のダウンサイジング

ハイ、次に、工業用水道事業、えー、工業用水道施設のダウンサイジングについてです。こちらは、えー、仙塩工業用水道および仙台圏工業用水道で実施いたします。

こちらは、送水ポンプの容量を、えー、長期水量見込みに応じてダウンサイジングすることで、ポンプ設備や受変電設備の、えー、容量を低減して、更新費用を削減していくということを主目的としています。

また、これに加えて、えー、現在予備機が設置されていない、えー、鶴ケ谷ポンプ場に関しましては、予備機の確保も合わせて行うことで、強靭化というのも合わせて図っていきたいと考えております。

で、この詳細につきましては、えー、来年度に実施する詳細検討の中で決定していく予定でございます。次のページ、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220209203919j:plain

◆汚泥焼却施設の改築および長寿命化

えー、次に、汚泥焼却施設の改築および長寿命化について説明させていただきます。 こちらは、仙塩流域下水道で実施いたします。

整備の目的につきましては、大きく2つの側面がありまして、えー、まず、消耗部品を適時更新して、施設全体の延命化を図っていく長寿命化、これが1つになります。

そして、えー、焼却炉を多層燃焼流動炉に更新しまして、バイナリー発電システムを導入する。ま、いわゆる環境負荷の低減に寄与するようなもの。これを改築として行います。これが2つ目の目的になります。

で、長寿命化のほうはですね、えー、長期間をかけて段階的に行っていきます。で、一方で改築工事に関しましては、令和10年度に設計、令和11年から12年度に工事を行うという予定になっております。

この焼却施設の改築に関しましては、えー、株主のメタウォーターおよびメタウォーターサービスで設計・施工、??して発表する計画となっております。次のページ、お願いいたします。

◆第1料金期間の改築計画

f:id:MRP01:20220209212145j:plain

ハイ、ここのページは、上水および工水の、えー、第1料金期間の改築計画になっております。次のページ、お願いいたします。

次のページが、えー、下水の第1料金期間の改築計画となっております。この辺りにつきましては、えー、詳細については、記載のとおりになっておりますので、ここでの説明を割愛させていただきます。次のページ、お願いいたします。

◆健全度評価方法

えー、最後に、健全度評価方法について概略を説明させていただきます。

えー、われわれで考えている、えー、この健全度評価につきましては、えー、基本的には、ま、国の指針ですとか、あるいは宮城県のほうで、えー、過去に実施した健全度調査方法、こういったものを踏まえて調査を行っていくことを検討しております。

で、評価項目の設定にあたっては、えー、機器の特性ですとか、えー、形式、ま、こういったものに応じて、評価項目を整理するということを考えておりまして、えー、振動ですとか、ま、電流値といった、えー、定量評価項目といったものも加えて算出していく計画としております。

また、えー、故障した際に、あのう、改修時の影響が大きい、ま、ポンプですとかブロワ関係、配電機器に関しましては、この図に表します③に示しました性能劣化予測支援システム、こういったものを導入することを計画しております。

こちらはAI技術を取り入れながら、えー、機器の特性を考慮した、あのう、評価を行うことが、あの、できるとなっておりまして、健全度評価だけでは、えー、判別できないような部分も、えー、補完していくような仕組みとなっております。

また、期間中の健全度評価というのは、維持管理で行う点検ですとか修繕等の記録、えー、それから、センサー等から読み取られる定量データ等をサーバーに取り込んで、定期的に評価することで、毎年作成する修繕計画ですとか、えー、料金期間ごとに作成する改築計画に、えー、適時適切に勘案していくということを計画しております。改築に関する計画についての説明は以上となります。

f:id:MRP01:20220209212459j:plain

◆危機管理に関する計画

守屋経営管理部長(みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、最後に、あの、危機管理および事業の継続困難時の処置について、説明をさせていただきます。えー、47ページをお願いいたします。

ハイ、危機管理の基本方針といたしましては、えー、ま、どんなことが起きてもですね、対応できるように準備をしておくということは、やはり重要となりますので、平時から、えー、訓練やワークショップ等の、えー、危機対応を行いまして、その結果を、えー、事業計画そのものにドンドン反映していくという、BCMサイクルと言いますが、このサイクルを構築し、事業継続対応能力を継続的に改善していくということをおしまいに(?)言っております。

平常時の対応といたしましては、いま述べましたとおり、BCPの運用訓練を、えー、県、市町村、関係する地元企業等と共同で、年1回以上実施したいというふうに考えております。

で、さらにですね、これも提案事項になりますが、AIとか機械学習を使った被災シミュレーションモデルを構築し、そのリスク評価の結果を、えー、いろんな計画にですね、反映していくということも考えております。

えー、次がですね、実際に起きた時の対応なんですが、えー、災害対策本部を設置いたしまして、原則として、えー、宮城県の指揮下で、えー、一体的に対応していくということになります。

で、さらに、当社といたしましては、地元企業や株主とも連携する体制を取っております。

えー、また、計画書等では、あらかじめ、えー、止めてはいけない優先業務を定めまして、えー、その継続的な業務遂行を確保していくというような対応を、えー、してまいります。次、お願いいたします。

f:id:MRP01:20220210223400j:plain

◆事業の継続困難時の対応

えー、こちらがですね、ちょっと経路が変わるんですが、えーと、事業継続困難時の 対応ということで、ま、当社が、あるいは、えーと、新OM会社が、えー、何かしらの事情で事業の継続が難しくなったというような場合の、えー、対応を示しております。

こちらもですね、原則として、県の指示や要請に従って、えー、上水の供給と汚水処理の継続というのを第一として、えー、業務を、えー、移行していくと、県に、あのう、お戻ししていくような業務の移行を準備していくといったことが、えー、ポイントになってまいります、ハイ。

f:id:MRP01:20220210230302j:plain

最後になりますが、えー、われわれですね、えー、本県の水インフラを維持していくのは当たり前のこととして、その上のですね、えー、水インフラへの信頼というものをどうやって支えていくか? ということを良く理解して、えー、この20年間取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。

1/21建設企業委員会でのみやぎ型事業開始に 向けた進捗状況の報告と質疑応答です!!

2022年1月21日、宮城県議会 建設企業委員会で、みやぎ型事業開始に向けた進捗状況の報告に対する質疑応答が行われました。

f:id:MRP01:20220127230042j:plain

 

今回の記事内容

公営企業管理者の報告

公営企業管理者の報告と企業局の所管事務についての質疑応答

◆情報公開あるいは情報発信について、第1回経営審査委員会で確認されたことは?

◆経営審査委員会の議事録はできるだけ早く公開してほしい

◆関連市町村への収支計画や改築計画に関する情報共有はこれまでどおりか?

◆運営権者のノウハウか否かの線引きは、関連市町村にどう示されるのか?

◆下水道改築計画は、これまでどおり内容と概算の金額が関連市町村に示されるのか?

◆水量の情報は、関連市町村にどう示されるのか?

◆水質検査の回数はどうなるのか?

◆水質検査結果の共有はどう行われるのか?

◆SPCの水質検査体制は?

◆なぜ県議会や企業局は、経営審査委員会のメンバーに入らなかったのか?

◆経営審査委員会の副委員長が、SPCの企業と関わり深いのは、問題ではないのか? 

◆第2回経営審査委員会の傍聴制限と録画公開をしない方針について

◆年2回の経営審査委員会で、諮問内容を精査、合議できるのか? 

◆次回の市町村担当者会議はいつか?

◆事業計画書と水質管理体制の新旧対比について

◆関連市町村も負担する下水道改築計画の不安を払拭するような資料の提示と説明を

◆BCPの訓練と情報伝達訓練について

◆みやぎ型開始に必要な人員は、どのぐらい確保できているのか?

 

公営企業管理者の報告

 

f:id:MRP01:20220126233645j:plain

遠藤委員長

執行部より報告したい旨の申し出がありますので、報告を許可します。本日の企業局の報告事項は1カ件です。公営企業管理者の報告を求めます。

櫻井公営企業管理者

ハイ、改めまして明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

えー、企業局からは、あー、みやぎ型管理運営方式の事業開始に向けました、あー、進捗状況等につきまして、えー、ご報告させていただきます。

f:id:MRP01:20220127163917j:plain

まず、あの、第1回目の経営審査委員会の開催結果と、えー、第2回目の、おー、第2回の開催予定についてご報告させていただきたいと思います。

まず、初めに、第1回の委員会の委員会結果でございますけれども、昨年12月24日に、えー、委員10名全員出席を得まして、開催をしたものでございます。

開催内容といたしましては、委嘱状の公布の後に委員長の選出を行いまして、資料裏面に記載してございますが、あー、その委員名簿のとおり、えー、委員長には、宮城大学の、おー、田邊教授、副委員長には、東北大学の佐野教授が選出されたものでございます。

f:id:MRP01:20220127164308j:plain

また、このほか、あー、運営要領を制定いたしまして、県および運営権者の双方より、事業概要の報告を行ったところでございます。えー、報告の内容につきましては、後ほど別紙をご覧願いたいと思います。

えー、各委員から、あー、出された、主な意見といたしましては、情報公開および情報発信の方法や、モニタリング等の組織体制および事業の実施体制について質問がございまして、次回、運営権者より説明する予定としてございます。

なお、第1回委員会議事録につきましては、水道経営課ホームページで公開しているところでございます。

f:id:MRP01:20220127164531j:plain

www.pref.miyagi.jp

えー、続きまして、第2回委員会の開催予定でございます。

えー、2月2日、あー、水曜日の午前9時半から、あー、県庁におきまして開催し、運営権者の事業計画について審議をいただくこととしてございます。

f:id:MRP01:20220127165308j:plain

www.pref.miyagi.jp

最後に、今後の予定につきましては、あー、経営審査委員会の意見を踏まえて、運営権者が事業計画の修正等を行い、えー、現事業者からの引継を経まして、4月よりみやぎ型管理運営方式による事業を開始いたします。私からは以上でございます。

 

公営企業管理者の報告と企業局の所管事務についての質疑応答

 

遠藤委員長
公営企業管理者から報告がありました「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況について質疑を求めます。

◆情報公開あるいは情報発信について、第1回経営審査委員会で確認されたことは?

f:id:MRP01:20220126233720j:plain

岸田委員

あのう、まずですね、あのう、ま、第1回が終わったところということですけれども、あのう、情報公開あるいは情報発信について質問があって、ま、次回、説明するって話ですけれども、ま、会議の公開とかですね、ま、1回目で確認されたことについては、どういうことだったんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、えー、えー、えー、委員会のですね、運営につきましては、えー、原則的に、 公開を原則といたします。

その中でですね、一部ですね、あの、非開示の根拠のようなものがある場合には、その委員会ごとにですね、あのう、議決、あ、審議をいただきまして、公開のものを決めていく、と。そういった運営方法にするということで、決定してございます。

◆経営審査委員会の議事録はできるだけ早く公開してほしい

岸田委員

あのう、1回目の議事録が、ま、すでにね、あのう、ホームページにアップされているようですけれども、ま、できる限り、あのう、早く、あのう、今後もですね、あの、議事録については、あのう、ホームページに載せて、公開をできるだけ早くしてほしいというふうに思いますが、その点についてはどうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あの、可能な限り、公開については、あの、早めてと思ってございます。

◆関連市町村への収支計画や改築計画に関する情報共有はこれまでどおりか?

岸田委員

あのう、経営審査委員会にかかわって、えー、あのう、各市町村、あ、受水団体や、 あの、利用する自治体から、11末までに、あのう、いろんな意見とかね、そういうものが、あのう、出されて、えー12月の年末に、あのう、それ、130項目ぐらいかな、 あのう、えー、回答が出されて、えー、おります。

ま、その中で、あの、その経営審査委員会に、いー、モニタリングとかですね、そういう、あの、そういうものについて、あのう、えー、ま、ぜひ、いー、その資料の開示とかですね、そういうものをしてほしいという要望がありました。

ま、それに対して、あのーー、県からの回答はですね、たとえば、あのう、改築のノウハウとか、ま、そういう改築とか、ま、ノウハウ、そういうものについては、運営権者のノウハウがあるので、まあ、検討できませんということを、合わせて、モニタリングとかそういう内容については、あの、経営審査委員会で、えー、行いますという回答なわけですよね。

でー、ま、それはそれで、あのう、みやぎ型管理運営方式の、あのう、仕組みとしてね、あのう、えー、自主的なモニタリング、県としてのモニタリング、経営審査委員会としてのモニタリング、ま、こういう、あの、構造になっていますから、ま、仕組みとしてはこういう仕組みになるんだと思います。

ただ、そのう、経営審査委員会のですね、そういう、あのう、審議の内容とか、あるいは、その論点になったとことか、ま、こういうものについては、できる限り、あのう、受水団体あるいは利用する団体とですね、えー、ま、情報の共有化、あるいは必要によっては、そういうことに対する、その、あのう、市町村のですね、えー、意見が言える場、ま、こういうものが必要になってくるんじゃないかと思うんですね。こういう点についてはどうなんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、昨年末にですね、ご回答申し上げました資料の段階ではですね、 あの、たとえば収支計画であったり、改築計画につきましては、今の段階では、あの、ご提供できないという回答はしてございましたけれども、たとえば、いまお話しましたような様々な計画につきましては、これまでもそうなんですが、たとえば、あの、おー、料金であったり、毎年の協議の段階で、えー、ま、基本的に5年間の料金期間の中におきまして、えー、改築の計画であったり、えー、経営の見通し等ですね、説明してございます。それはですね、これまでどおり、同じような形で説明してまいります。

また、改築計画の詳細につきましても、おーーー、ですね、あの、たとえば、あの、 おー、流域下水であれば、建設負担金の協議の中において説明してきてございますが、こうした点も同じくこれまでどおりですね、毎年説明していくことにしてございます。

ま、さらにですね、経営審査委員会につきましても、ま、年2回は基本でございますが、あー、それ以上にですね、えー、関連の市町村には、あー、担当者の会議であったり、えー、担当課長会議等を開催してございますので、ま、前後することはあるかとは思いますけれども、丁寧にですね、利用者には説明しながら、事業運営を図ってまいりたいと考えてございます。

岸田委員

ま、今までも、あの、担当者会議とかね、あのう、さまざまな形で、あのう、情報共有、あるいは、あのう、意見を求める、そういう場があったわけで、えー、今後も、今、あのう、課長から言われたような、あのう、内容で、ぜひ、あの、えー、市町村の意見もですね、えー、ぜひ、あの、えー、反映できるような、あるいは情報が共有できるような、そういったのを重視してもらいたいと思います。

で、今、あのう、あの、改築計画とか、えー、そういうものについて、あのう、ま、あのう、ま、予算要求とかね、そういう時に、これまでどおり、あのう、情報提供はするということなんですけれども、あのう、たとえば、えー、ま、この、おー、質問と回答、特に市町村からの質問の中に、「早めに示してほしい」という要望なんかもあって、ま、いま言われたような回答になってるわけですね。

◆運営権者のノウハウか否かの線引きは、関連市町村にどう示されるのか?

で、それで、たとえば、改築計画とか収支計画とか、そういうものについて、あの、市町村は求めているのに対して、まあ、あのう、「運営権者のノウハウなどに関わるので、これについてはお示しすることはできない」ということなんですよね。で、その時に、そのう、一体どこまでノウハウに関わってね、その、えー、示すことができないものなのか? その辺のところの、何て言うですかね、おー、境目というか、そのう、なぜ、示すことができない、この理由が、その、ノウハウによるのかどうか? っていうのは、それはどういうふうにして、こう、市町村っていうのはわかることになるんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、なかなかですね、明確に、「ここです」という線引きをですね、 あのう、ご説明することは、正直言って難しいところではございますが、たとえば改築計画であればですね、あの昨年末の回答にもお書きしましたが、基本的な考え方等につきましては、整理してですね、あの、今ですね、あのう、おー、いくということは、今の段階では回答できませんけれども、基本的な考え方等につきましてはですね、あのう、市町村のほうに、えー、関連市町村のほうには説明することとしてございます。

さらにですね、毎年の、おー、さまざまな協議におきましても、可能な限りですね、SPCのほうと調整しまして、えーーー、あー、説明できるですね、えー、モノを用意してですね、丁寧に説明してまいりたいというふうに考えてございます。

岸田委員

あのう、ぜひ、そこは、あのう、そういう取り扱いでね、ま、説明できないものは当然出てきて、それは、あの、出せないものもあるということは、そのとおりだと思うんだけれども、ま、基本的な線引きの考え方みたいなね、あるいは具体的に説明する時に、あの、そこのところがわかるように、あのう、市町村にわかるように、えー、ぜひ、そこは、いま言われたことをしっかり、あの、対応してもらいたいというふうにですね、思います。

◆下水道改築計画は、これまでどおり内容と概算の金額が関連市町村に示されるのか?

それで、あとね、そのう、えーと、おー、特に下水道改築計画で、あのう、えー、ま、基本的な案件ごとの、あのう、金額の公開はできないという回答になっているわけだけれども、あのう、たとえば、えー、ま、これまで同様、見込み金額と事業概要、あの、おー、示すということになりますけども、ま、下水道だから(国庫)補助事業で、案件ごとに、あのう、もちろん金額が出ないと申請できないことになるから、だから、これは、あれですよね、案件ごとに、あの、もちろん、個別事業ごとに、あの、金額は、市町村に示す、これまでどおり示すということでいいわけですよね?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、下水道の改修につきましては、あー、建設負担金の制度、補助事業の 制度で、えー、確実に実施いたしますので、これまで同様ですね、工事事業ごと、工事ごとに、工事ごとと言いますか、事業ごとにですね、内容と概算の金額をお示しするということになります。

◆水量の情報は、関連市町村にどう示されるのか?

岸田委員

あのう、ま、あのう、えー、今日、あの、経営審査委員会の報告と合わせて資料が出てるので、委員長。
遠藤委員長

あ、はい。

岸田委員

この資料についての質疑も、もちろん、いいわけですよね?

遠藤委員長

はい、そうですね。

岸田委員

運営に関わるので、もう少し続けさせていただきます。

遠藤委員長

はい、はい。

岸田委員

あのう、上水道の関係なんですけれども、えー、市町村への、あの、情報提供の中で、あのう、水質の情報が、専用ホームページでね、あの、共有化、あー、していくということになってますけれども、ま、それ以外の情報も、是非ほしいという、そういうことが言われてますよね。

で、これについては、あの、ニーズを踏まえて検討しますというようなことなんだけれども、ま、少なくとも水量の情報は、あのう、出してもらわないと、おー、困るという話も聞いているので、えー、この辺のところについては、何を出すか? っていうのは、どういう検討になってるんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、現在もですね、当然、すべての市町村に対しまして、当然のことながら、料金調整の段階でですね、水量については、あのう、お示ししながら、料金の調整を行ってございます。

その他ですね、個別の市町村の要望によりまして、水質等の情報を提供しているというのが現状でございます。今後、あの、みやぎ型管理運営方式始まりましたら、あー、始まるとですね、あの、ウェブ等でも、おー、見ることができるようになります。

ここのですね、市町村と言いますか、今後ですね、すべての市町村とですね、協議を行いながら、必要な情報についてはご提供申し上げたいというふうに考えてございます。

岸田委員

ま、あのう、ぜひ、みやぎ型管理運営方式になって、ま、運営権者との関係とか、県とかね、あの、えー、市町村との関係ということで、ま、新たな関係構築にもなるので、ぜひ、あの、必要な情報は何々なのかね、確認をしていただいて、対応、ぜひ、できる限りしてほしいというふうに思います。

その時に、提供の仕方として、水質なら専用ホームページで提供するということになるけれども、必要な情報については、その、一括でですね、提供するということが、一番効率的になるんじゃないかと思うんですけれども、えー、それについてはどうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、今後の調整になりますけれども、あのう、みなさんがですね、引き続き 市町村さんが必要な情報を、「この部分は教えてくれ」というような話がございますれば、われわれとしてですね、あの、隠すものではございませんので、提供していきたいと考えております。

◆水質検査の回数はどうなるのか?

岸田委員

それから、あのう、ま、水質検査について、あの、月1~2回というふうに、あのう、おー、締結されていて、それに対して、あのう、これまでは、そのう、必要に応じてね、月1~2回と固定ということではなくて、あのう、必要に応じて、えー、検査を臨時的にもやって、ま、水質悪化の予兆がある時なんかの場合ですね、えー、臨時的にもやって、その、柔軟な対応してきた、と。

それについて、あの、今後も、ぜひ、あの、そういう対応をですね、おー、してほしいという意見があって、まあ、あのう、「意見を参考にさせていただきます」という回答のようなんだけれども、これは、この対応については、どういうふうに考えていますか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、そちらに、あ、えー、回答に記載しました、まあ、あの、今の、えー、月1~2回というですね、えー、回答上の計画につきましては、水質が悪化する前、たとえばカビ臭物質であればですね、えー、夏場等に発生しますので、そういった、あー、時期にですね、時期に、事前に、あの、監視の強化を図るために、1~2回増やしていきますという計画でございます。

実際にですね、水質が悪化した場合には、まあ、これまで同様ですね、悪化させた物質、原因物質に応じまして、あー、1日に数回であるとかですね、適切に継続的にですね、監視していくということにつきましては、これまでと全く変わりません。

◆水質検査結果の共有はどう行われるのか?

岸田委員

あのう、たとえば、あれですよね、あのう、水質の関係で言うと、あのう、県は、えー、市町村の受水タンクの入り口ですね、要するに、供給する、あのう、水の、えー、水質について県が、あのう、検査をする、と。最終的に提供する水道水の、えー、あのう、水質を確認をするということになってますよね。これについては、当然、あの、えー、受水団体に提供するということなんだと思います。

で、あのう、水質悪化が予想される場合というものになると、その、出口の、県からすれば、出口の検査だけではなくて、たとえば源水とか、あるいは浄水途中のね、水質を、あのう、受水団体に提供するということも、あの、必要になってくるのではないかと思うんですけれども、同じ水質ということ一つ取っても、あのう、どういう提供が必要か? っていうのは、どういうふうに考えてますか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、当然ですね、あの、水道事業者として、えー、市町村さんの受水タンクで、えー、決められてるですね、あの、おー、水質検査を責任を持って行うというのは、当然、絶対条件、必要最低限のものでございます。

当然のことながら、日々の運転管理の状況につきましても、当然、あの、県で実施する部分も、既に設定してございますし、また、さらに抜き打ちの検査もですね、えー、計画してございます。

さらにですね、こういった、あの、水質が悪化した場合につきましては、あの、おー、4月以降も、各事務所には、水質の担当ですね、継続的に配置いたします。そういったものがですね、あの、上限と言いますか、柔軟に対応していくというふうに考えてございます。

岸田委員

あの、共有する水質って言っても、いろんなポイントの水質があるんだけれども、これの、あの、共有する、その、水質、どこのポイントでの水質を共有するか? っていうことについては、どういうふうになりますか?

田代水道経営課長

あのう、当然、あの、源水から浄水場の出口まで、各段階で、水質のですね、えー、試験ですね、を行いながら、浄水処理をするわけですけれども、当然、共有はですね、われわれとSPCではすべてのデータは共有になります。

岸田委員

それと受水団体との共有っていうのは、どうなるんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、即時的にですね、すべてをお出しするか? ということは別にいたしまして、当然のことながら、たとえば、あの、ちょっと専門的になりますけれども、超毒(?)性物などにつきましては、特に源水では発生しないんですけれども、上水の各段階でですね、気を付けなくてはいけないもので、カビ臭等もそうですけれども、そういったところにつきましては、受水市町村さんの要望を受けながらですね、ご提供できるものはしていこうというふうに考えてございます。

◆SPCの水質検査体制は?

岸田委員

あのう、SPCの検査体制っていうのは、どういうふうになってるんですか?

田代水道経営課長

あの、おー、今ですね、あのう、おー、現受託者が行っていますけれども、直営で行う検査、また検査機関に委託する検査は当然ございます。

ほぼですね、4月以降、あのう、新しい設備が4月から入るわけではございませんので、ほぼですね、同じ体制で4月からスタートする、と。現在の委託者と同じような形の検査体制でもって始まるという形になります。

岸田委員

まあ、特に、あのう、水質の問題については、あのう、受水団体はもちろん、あのう、最終的に消費をする住民のみなさんの関心がいちばん高いところだと思うんですね。

そこについては、ま、しっかり、あのう、住民に説明しなきゃならない立場っていうのが市町村なので、えー、ぜひ、あのう、必要な、あー、情報については、共有していくようにですね、よく意見を聞いて、あのう、対応してもらいたいと思いますけれども、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、これまでもですね、丁寧に対応してきたつもりではございますけれども、これまで以上にですね、あの、丁寧にですね、受水市町村の方々とは、また、下水道も含めまして、関連市町村の方々とはですね、情報共有を密にして対応してまいりたいと考えてございます。

岸田委員

はい。よろしくお願いします。

◆なぜ県議会や企業局からは、経営審査委員会のメンバーに入らなかったのか?

f:id:MRP01:20220126233756j:plain

仁田委員

あのう、私、この、えー、経営審査委員会の名簿、初めて見たんだけどね(筆者注: 仁田委員は昨年12月に建設企業委員に就任したため)、まあ、11月定例会辺りに何か、元委員長は出たんじゃないかっていう話なんだけど。

f:id:MRP01:20220127164308j:plain

まず疑問点として、この中にね、議会なり企業局から委員が入んなかった。その主な理由はどうなの? 
私は、これまでだいぶこう、議会ともね、深い部分にわたって議論してきたから、たぶん、この経営者(筆者注:経営審査委員に委嘱された方々のことを指していると思われます)は専門的な人たちだから、たとえば中立的立場とか何とかって、あの、委員のね、状況が書いてあるけどもね、あのう、それだけですまないような気がするし、また、その審査の内容がね、やっぱり、もちろん事務局はやるだろうけども、内容が、 やっぱりがっちりと、その、意図が伝わってね、審査してもらえればいいけど、別な 意図でやられると困る場合も出てくるわけね。

この、独立して、また、県なり運営者を、あの、監視するほうのだからということなんだろうけども、やっぱり議員が入ってることによってね、ま、今さら変えられないんだろうけども、やっぱり、あのう、企業局なり議会からのね、ボクは、やっぱり、今後の、あのう、審査内容を担保する意味でも大事かな、と。今ごろ言っても遅いかなと思うけど、どうなんです?

櫻井公営企業管理者

えー、まず、一つ、このう、執行部が入らなかった理由につきましては、当然、これは、執行部も含めて、いわゆる、そのう、おー、SPCとの経営状況、こういったものについて、えー、お互い、この、利益が相反する場合がありますといったことも考えられます。

従って、これは、かなり三者的な判断として、あの、委員ご指摘の専門的な立場から、あー、審議をしていただく。こういう姿勢が大事だろうということで、えー、今回は、あー、この経営審査委員会には執行部は入れなかったということでございます。

それから、議員の方々を入れるべきかどうか、と。これも実は、中で議論をしてました。たとえば都市計画審議会においては、議員の方々が入っているという事実もございます。

ただ一方で、この経営審査委員会については、その内容について、ま、あの、議会に報告をし、そして、5年に1遍の、おー、その料金について議会の承認を得る、こういったシステムになっている。

そうすると、議員が入るということに対して、その、議員というものについても、確かに、あの、その、委員会が暴走と言いますか、別な形で動くという場合も、あの、ことはございます。

あの、そのリスクは絶対ないとは言いませんけれども、そういった中で、その、議会の報告、そして、えー、料金を承認いただく、こういった、あー、その、おー、関係がありますので、あの、今回は、この委員から、議会からの選任は、あー、やめたというようなことでございます。

仁田委員

まあ、あのう、執行部側がそれだけへりくだっても。

いま答えを聞いたんだけども、事務局には入るでしょ? もちろん、事務局として、 あの、やるんでしょ? まず、それ、ちょっと。

櫻井公営企業管理者

それは、執行部としてと言うよりは、事務局の中に執行部がある、執行部のメンバーがいたり、立場的には、この経営審査委員会の、おー、事務局、うー、に、特化するということですので、決して、その、あー、われわれの思いと言いますか、ま、あの、に優位になるようにとか、あるいはSPCの優位になるようにというような運営をするのではなくて、純粋に、あー、事務局として入ってるということでございます。

仁田委員

はい、あの、事務局としてやるってことであれば、少しはいい。

ただね、今、あのう、いみじくもお話しされた、あのう、やっぱり、この、委員の中で独走しちゃってね、いろんな考え方持ってる人たちが、やっぱり、この中にもおられると思うんで、いくら専門知識持ってたってね、あのう、そういう議論をする方だっておられるんでね、その時に、この、歯止めをかけるっていうかね。あの、ヘンな議論されても困るしね。

その辺のことはやっぱり、ある程度、担保しておかないと、出てからでは遅いんですよ。まあ、あの、料金の改定とか、そっちのほうでは、あの、今後、議会のね。

ただ、議会がどこにも全然見えてこないのも。やっぱりある程度ね、せっかくあれだけみんな勉強してね、あのう、運営権者、運営者に対しても、疑問を言いながらやってたにしては、あまりにもあっさりし過ぎてね、この審査会がね、第三者的なものになり過ぎたなあと思って、危惧するんだけどね。

そこはやっぱり、われわれは、県民に対して、この水道事業も、何でも、議会も執行部もみんな、責任を持ってるわけだから、そういうような事態が起きたら大変だなということを、今からやっぱり想定してやっておかないと、何事が起きるかもわからない(と身振り手振りで熱弁する)。

まあ、運営権者が急に放棄するかもわかんない。まあ、また、料金改定の折に、予想された以上の改訂数値が出てくるかもしれない。そういうものに対する、こう、担保がどこでも取れないような気がするんだけど、その辺、大丈夫なの?!

櫻井公営企業管理者

あのう、今回、あのう、この、おー、仕組みを構築するにあたりまして、あのう、議会のほうにも報告するということを条例のほうに書き込ませていただきました。えー、また、あの、可能な限りの情報公開を望むということでございます。

もちろん、えー、議論の中には、あー、企業のノウハウも入りますので、そのすべてが、オールフリーに開示ができるか疑問がございますけれども、われわれとしては、委員会に対して、しっかりと見直していただき、その内容について可能な限り、えー、開示する。そして、その結果について、逐次、議会に報告をしていく。こういった中で、透明性の確保を示してまいりたいというふうに思ってございます。

仁田委員

あのう、今、ほら、管理者、質疑透明性の確保、もちろん透明性の確保ってのは大事だよ。しかし、この運営がね、県民のためになる運営をしてもらわないと困るんだから。その場合には、企業のコンプライアンスだっていろいろあるわけでね。

その辺も踏まえるとね、あまりにも、こう、第三者的なものが、議会と執行部がなっちゃうと、たとえば、その後に、委員会で議論したことを覆すとかっていうのは、これはなかなか至難の業だと思うんだよね、こういうふうなの。

だから、まあ、あえて老婆心ながら言わせてもらうと、何でもうちょっと執行部の意見がね、それは、執行部だけが、その利益をね、確保しろと、そんな短絡的な話しで言ってるんじゃないんですよ。

県民に利益を与えるためには、第三者的にあまりお任せし過ぎて、まあ、何て言うかなあ、野放図になっちゃうようなことでは大変なんじゃないかなあと思うから言ってるんです。その辺は大丈夫なんですね?! もう一回確認しておきます。

櫻井公営企業管理者

えーと、われわれとしては、あー、いま委員を、おー、選任させていただきまして、委嘱状も渡したわけでございますが、ま、各界、各部門において、しっかりとした審査をしていただけるといった方々を推薦したというふうに思っているところでございますので、まずは、あー、今の、おー、経営審査委員会の方々にしっかりと審査をしていただきまして、その審査の内容について、しっかりと公表していく。まずは、これを徹底することによって、えー、事業の実施を図ってまいりたいというふうに思ってございます。

仁田委員

まあ、いいよ。はい。

◆経営審査委員会の副委員長が、SPCの企業と関わり深いのは、問題ではないのか? 

f:id:MRP01:20220126233840j:plain

福島委員

えと、まず、今お話が出た経営審査委員会の構成についてなんですけど、今日の資料で、あの、裏側に委員名簿があります。で、このう、えと、副委員長になった佐野大輔教授についてですけれども、県民の方から意見をいただきました。

えー、この佐野教授は、過去に、SPCの代表株主会社であるメタウォーターからの寄付金によって作られたメタウォーター賞というのを、そのう、もらってる、と。

f:id:MRP01:20220127183713j:plain

waterqualitytohoku.com

ま、日本水環境学会という学会で、年間、優秀な、あの、論文に対して、えー、与える賞で、まあ、メタウォーターの寄付によってその賞が作られているというのが、その、ホームページに載っております。

www.jswe.or.jp

f:id:MRP01:20220127184612j:plain

メタウォーターHPより https://www.metawater.co.jp/news/2009/09/0909.html

まあ、選考委員会は別にあるようなんですけれども。選考までメタウォーターがやってるとは、ちょっと思わないんですが。ま、ただ、選考委員に入ってるのかどうかは、 ちょっとそこまで調べきれませんでしたけれども。

ま、そういうのを受賞している人なんだということと、あと、現在、あの、SPCの株主であるコンサル会社日水コンと一緒に、下水道の中のコロナウイルス感染陽性者数の 週刊予測に関する検証実験研究を、ま、現在も、あの、行っているということがあります、と。

これは昨年の11月から、ま、報道でも仙台と東北大という形で報道されてますけど、 実は、これには日水コンも参加してるということであります。

www.nissuicon.co.jp

あの、このように、その、具体的にSPCの企業と関わり深い方が、中立であるはずの、中立的な立場が何よりも、こう、求められている、この三者委員会の経営審査委員会の副委員長を務めているというのは、問題ではないのか? という指摘が寄せられました。

まず、企業局として、この事を知っていたうえで人選したのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、まず、あの、水環境学会ですね、共賞、2011年ですので、10年以上前です    けれども、ま、6名の共同研究論文が出て受賞されたというのが事実のようでございます。

また、あの、おーーー、共同研究ですね、あの、新型コロナウイルス感染症の陽性者数の予測の研究、これにおきまして、東北大学、ま、その先生が所属しております東北大学山形大学北海道大学仙台市のですね、えー、実証実験の中でおいて、日水コンさんはあくまで、あの、情報発信のサイトの、おー、運営をですね、えー、担当と言いますか、しているようでございます。

ま、企業局といたしましては、あの、このようなことがあるとかないとか、そういうことではなくて、この教授ですね、あのう、上下水道技術はもちろんのことながら、みやぎ型管理運営方式にも精通された学識者でございます。

えー、経営審査委員会の審議にあたってはですね、当然のことながら、公正中立な立場で厳格に審査いただける方であるということからですね、委員として委嘱したというものでございます。

遠藤委員長

暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。

福島委員

質問に答えてないよね、今のね。

 

遠藤委員長
建設企業委員会を再開いたします。公営企業管理者の報告に対する質疑を継続いたします。

福島委員

ま、先ほどご答弁ありましたが、私が伺ったのは、ま、そういう県民からの指摘がありましたけれども、ま、私も調べられる限り調べて、ま、そういう事実はあったようなんですけれども、そのことを知ったうえで、あの、企業局は人選したのかどうか? を 重ねて伺います。

田代水道経営課長

あの、先ほどの共賞とま、共同の研究と言いますか、おー、事前にですね、知っていたかという話ですけれども、これにつきましてはですね、あの、委員のご指摘があって調べたもので、事前に、えー、審査する前に知っていたか? と問われれば、あー、あー、知っていなかったということでございます。

福島委員

あのう、条例に基づく第三者委員会として中立性を担保するという点は、非常に大事なことだと思うんですけども、重ねて確認させてください。

田代水道経営課長

ハイ、あの、繰り返しになりますけれども、われわれといたしましては、あの、教授ですね、経営審査委員会の審査にあたりまして、公正中立でですね、厳格に審議いただける方であるということから、委員として委嘱したというものでございます。

福島委員

ま、あのう、先ほど仁田委員からは、あのう、えー、当局や議員も、この経営審査委員会にメンバーとして入れるべきだったのではないかというご指摘がありましたけれども、えー、この間、この委員会では、あの、県民の代表もきちんと入れるべきだという、まあ、あの、ユーザーというか、使用者という立場であり、あるいは納税者という立場、あ、納税者じゃない、料金を支払うユーザーとしての立場からも入れるべきと いう声も強く出ていたけれども、ま、それがかなわず、ま、今回、そのう、県民からの指摘では、SPCの企業と関わり深い人が入っている、と。

県民から経営審査委員会の中立性、公平性に疑念を持たれるようなことは、極力避けるべきではないかと思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、いま課長答弁しましたとおり、私自身も、おー、この教授のこのバックグラウンドについては、あー、今日知ったところでございます。

えー、私自身としては、この教授、あのう、余人をもって代えがたいというふうに思っておりますし、これからもしっかりと審議をしていただきたいというふうに思っているところでございます。

ただ、一方で、えー、県民から、「こういったことはどうなんだ? 」という疑問が出されたといったことについては、やはり、これも重く受け止める必要があろうかと思います。

これはやはり、審議の仕方をどうしていくか? ってことをですね、もう少し、われわれとしては検討してまいりたいなというふうに思ってございます。ま、規定の中で、ま、あのう、たとえば、あー、????は同一???に??てもらうとか、そこらへんはちょっと、あの、議員の中で、あ、失礼しました、委員の中で、少し、この審議の あり方について検討させていただきたいなと思いますので、しばらくお時間をいただければというふうに思います。

◆第2回経営審査委員会の傍聴制限と録画公開をしない方針について

福島委員

じゃ、あの、続けて次の質問ですけれども、あの、第2回の経営審査委員会の開催についてもご報告、ご説明ありました。

で、前回、1回目は、あのう、特別会議室で10人の傍聴者ということですけれども、ま、昨日ホームページを見ましたら、今回は、あのう、ま、コロナ感染拡大してると いう理由でしたけれども、別室、企業局の会議室で、ま、モニターを見る、と。

f:id:MRP01:20220127191953j:plain

www.pref.miyagi.jp

あの、外部でモニターを見るという形というご案内で、ただし、やはり10人ということだったんですけれども、あのう、ま、しかも、その、冒頭、第1回の審査委員会で、その、録画をホームページにアップすることはしないという形で、ま、ご報告ありまして、ま、各委員のみなさんには、それぞれご説明あったと思うんですけれども、ま、 こういう状況では、そのう、できるだけ県民に広く理解してもらう情報公開および情報発信をしていきたいと言っていることと、ま、こういう形と、あの、ちょっと、ちぐはぐじゃないかというふうに思います。

ま、もうちょっと、別室やるんだったら別室を大きく取って、傍聴者も、あの、増やすということができないのか? えー、どうなのか? ということを伺いたいということと、それから、マスコミの方はどちらで取材するのかも教えてください。

田代水道経営課長

あのう、会場の都合でですね、また、あの、コロナウイルスオミクロン株のほうも考慮いたしまして、まあ、あの、????を取って、実は、あの、傍聴者を絞るということも検討いたしました。

ただ、あの、みやぎ型管理運営方式、えー、県民にですね、大変関心が強い事業でもあるということからですね、あのう、県庁の中で、おきまして、えー、別室を探しまして、また、あの、機材もですね、えー、確保できたということから、ま、あの、おー、極力ですね、感染防止という観点の中で、えー、十分に確保して、あの、ま、入れると言いますか、あー、聴講していただこうというふうに検討したものでございます。

また、報道関係者でございますが、あの、テレビカメラ等につきましては、冒頭、アタマ撮りだけにさせていただこうと思ってます。その後はですね、公開部分のみ、えー、各社1名、記者のみのとして、なるべくですね、あの、密にならないようにという配慮をしたいというふうに考えてございます。

本木委員
ハイ、ハイ、了解、了解。

福島委員

それは、あのう、同じ部屋で1名だけは同席、あ、傍聴できるということですか?

田代水道経営課長

ハイ、そのように考えております。

福島委員

ま、ちょっと、議会軽視とまでは、あまり言いたくないんですけど、いかがなものか? とは、ちょっと思いますということを述べて、次に、あの、もう1点伺いたいと思います。

◆年2回の経営審査委員会で、諮問内容を精査、合議できるのか? 

先ほど別紙1のことについても、ま、見てくださいというようなご説明がありました。事業概要の報告なんですけども、これのパワーポイントでいうと、経営審査委員会について、17ページ、あ、ま、16ページ、17ページ、18枚、ページというか、16枚目、17枚目、18枚目にあります。

f:id:MRP01:20220127193906j:plain

f:id:MRP01:20220127193920j:plain

f:id:MRP01:20220127194318j:plain

第1回経営審査委員会資料2 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)についてp16~p18より

https://www.pref.miyagi.jp/documents/36868/shiryo2.pdf

で、ここに、特に18枚目に、経営審査委員会は、あのう、開催頻度、年に2回というふうに、やはりなっていています。

これなんですけれども、年2回程度の会合では、このパワーポイント17枚目に出てるような、諮問内容、精査、合議できるのか? 

ま、当初の、ま、1~2年か、3年とか、ま、第1期間の5年、次の料金改定ぐらいまでは、もっと開催回数を増やさないと、県民の、あのう、声に応えるような審査、協議ができないのではないかというふうに思っております。

例えば、次の2月2日に、ま、2時間の予定で経営審査委員会がありますけれども、事業計画っていうのは、みなさんにも行ってると思いますけれども、およそ、ま、確定してる情報取扱要領も含めれば15計画あります。

これについて、あのう、全て審査して、協議終了して、確認するということは、とてもできると私には思えません。えー、原案をただ承認するだけなら、できるかもしれませんけれども、意見を付すとか、SPCとの擦り合わせも必要になるというふうに思っております。

えー、先ほど、えー、岸田委員も引用しました、あの、11月15日に市町村に示した、 市町村の担当者に示した、各種計画のドラフト版については、市町村から131の質問や意見が出されています。

ま、それに基づいて、計画が修正されたり、検討していく、そういう回答もありました。えー、この、詳しくは、あまり、このう、市町村への質問等答弁には触れませんけれども。

あとで所管事務として、ちょっと触れたいと思いますけれども、あのう、市町村の思いと、あのう、県の思いが、すれ違っているんじゃないかというようなやり取りも、ま、垣間見えるようなものです。

事業開始まで、もう2カ月ちょっとしかないのに、まだ計画が細部まで煮詰まっていないと私は受け止めています。

県民や市町村の不安や心配は依然として大きくあって、 解消されていません。経営審査委員会は、そういう県民や市町村に寄り添うものであってほしいと思います。

まあ、ここにカッコ書きで、必要に応じて臨時開催を想定とありますけれども、ぜひ、事務局である県のほうから回数を限定するようなことはせずに、しっかりと審査、協議、合議できる委員会になるように、ま、企業局としても、事務局として動いてほしいんですけども、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、われわれといたしまては、基本的にですね、年2回の開催を基本としてございますけれども、事業者選定時のPFI検討委員会もそうでしたが、審議によりまして 臨時の開催もしてございます。

そういうようにですね、おー、審議の内容によりましては、臨時の開催も行いながらですね、県民の負託にですね、応えられる委員会の運営に努めてまいりたいと考えてございます。

本木委員

ハイ、了解。

◆次回の市町村担当者会議はいつか?

福島委員

ちょっと、このう、所管事項で聞こうと思ってた、このう。

遠藤委員長

じゃ、所管で。

福島委員

所管で。じゃ、企業局の報告については、ここで終わります。

遠藤委員長

他には、ありませんか? (「なし」の声が上がる)
以上で企業局の報告に対する質疑を終了いたします。
議事に入ります。企業局の所管事務についての質疑を求めます。

福島委員

じゃあ、引き続き、みやぎ型について伺いたいと思いますけれども、えー、市町村担当者会議を1月下旬にまた開催するということですけれども、それはいつ開催なのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、事業計画に関しますですね、市町村説明会につきましては、今ですね、えー、2月の開催を予定してございまして、それに向けて準備を進めているところでございます。

福島委員

じゃあ経営審査委員会の後っていうことですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、経営審査委員会が2月の2日になりますので、その後になるかと思います。

◆事業計画書と水質管理体制の新旧対比について

福島委員

えーと、先ほど、あの、岸田委員からは、いくつかの点について、このう、市町村担当者会議で、から説明して、それに対して、あのう、市町村から出された131の項目、いくつか、あのう、取り出して質疑がありましたが、私からも、あのう、簡単にちょっと伺いますけれども。

あの、複数の自治体から、「これだけでは、この説明だけではよくわからない。県が行ってきたことと今後どう変わるのか? 変わらないのか? 比較できる資料を示してほしい」という意見が出されております。

ま、これに対して県は、「新旧対比できるものではない。ただ、水質管理体制については、従前と比較して、どのように強化図っているのか? わかりやすい資料の作成に努める」と回答しています。

私は、こう、噛み合ってない問いに回答みたいな形で、市町村の現場の不安や心配に、正面から県が答えているとは、ちょっと思えない部分もあるなと思ったんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、事業計画書ですけれども、それぞれのですね、事業を実施するにあたって、各企業さんがですね、計画するものでございます。

基本的にですね、現在従事している方々の、おーーー、事業計画と新たな方々と比較するとか、そういったような資料ではございません。

ただですね、えー、今、あのう、委員からもご指摘ありましたとおり、えー、特に重要な水質の管理体制、これにつきましては、ま、同じ施設を使って事業が始まるわけですので、「新旧の比較も含めて、わかりやすいですね、資料を作って説明いたします」と回答してございます。

えー、またですね、2月の説明会におきましては、あー、昨年末にいただきました質問であるとか意見への回答なども含めまして、丁寧に説明し、市町村さんとですね、十二分に理解を得ながらですね、事業を開始したいというふうに考えているところでございます。

福島委員

ま、水質管理体制は、わかりやすい資料を次回の市町村担当者会議に出すということで受け止めたいんですけれども、それでいいのか? 

また、えー、この中では、あのう、「中期事業計画書や年間事業計画書、まだ提示されていないけど、どうなんだ? 」っていう質問がありましたけれども、それも、次回2月開催の市町村担当者会議で提示できるのか? 伺います。

田代水道経営課長

あの、えー、水質管理体制のですね、新旧の比較、また、年間および長期事業計画書ですね、こちらもですね、えー、可能な限りお示ししながら、ご理解を得て、事業開始したいと考えているところでございます。

◆関連市町村も負担する下水道改築計画の不安を払拭するような資料の提示と説明を

福島委員

ぜひ、あのう、市町村の担当者は、そのう、市町村の住民や、それから議会に対して、答えていかなくちゃいけない責任があるので。

えー、ある自治体からは、その、「特に下水道の改築計画については、自分たちもそれなりの負担をしなくちゃいけないけれども、その根拠となるものを、どれだけ出してもらえるのかどうか? 出してほしい」。

ま、それに対して、「企業のノウハウがあるのは、示せません」みたいな回答もあって、非常に、あのう、おぼつかない思いでいらっしゃるんじゃないかなあというか、不安な思いが、市町村の担当者の方には、非常に強く表れてるというふうに、私はこれを見ながら思ったので。

ぜひ、あのう、次回の市町村担当者会議では、そういうことが払拭できるような資料の提示と説明を求めたいんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、今の、あのう、ご意見は、おそらくですね、あの、仙台市さんの、そのう、ご意見を聞いてお話しいただいたと思うんですが、われわれもですね、回答を作る時に、なるべく丁寧に回答したいということで作ったつもりではございますが、どうしても文書でございます。

あの、おー、これまでですね、改築につきまして、建設区間期のですね、協議におきまして、当然のことながら、計画であったり事業費等、説明してございます。

みやぎ型管理運営方式が始まったからと言って、これまでのですね、説明に不足するといったことはないようにですね、もちろん、以上にですね、丁寧に説明してまいりたいと考えているところでございます。

福島委員

ま、そういう思いがあっても、最初に、「企業のノウハウがあるので、収支計画や改築計画は提示できません」というのが最初にあって、その後、まあ、課長がおっしゃったような形で、「従来やってきたことはやりますよ」ということなので、どれだけ本当に見せてもらえるのか? っていう不安と不信が、やはりまだ残ってると思いますので、ぜひ、払拭できるような次回の会議を重ねて求めて、ま、次の質問に行きます。

BCPの訓練と情報伝達訓練について

また、この回答で、あの、BCPの運用、訓練、ま、非常に、あの、大事だということで、あのう、言われています。

ま、あのう、オミクロン株の拡大の中でも、自治体などに対しても、国からBCPの訓練、運用を、きちんとっていうことがされておりますけれども。

えー、事業ごとに数年に1回の実施ということだということが、結局回答にはありますけれども、それでは、数年っていうのは、4~5年に1回、その、やるってことだと、とっても不十分じゃないかと思うんですけども、それについてどうなのか? ということと、あと、「事業開始前の情報伝達訓練実施をやる」というふうにお答えしておりますけれども、いつ頃実施予定なのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

あの、おー、BCPの訓練につきましては、あのう、4~5年、事業ごとと言いますのは、あの、ま、3種類の9事業の、おー、一括した事業でございます。

その中でですね、事業ごとになりますと、おー、4~5年ということでございまして、当然、大規模なですね、BCPの訓練につきましては、年に1回、あ、ま、その他にもですね、さまざまな訓練を行う中で、えー、BCPの訓練、総合的な訓練については年に1回ということでございます。

また、あの、情報伝達訓練でございますけれども、おー、現場からの引継ぎであったり、通信機器の準備、そういったものが整った段階、3月にはですね、えー、実施したいということで、今、あー、SPCのほうと調整しているところでございます。

福島委員

あのう、やはり、文書、文字だけ見ますと、あの、事業ごと、あるいは、その、えー、浄水場とか浄化センターごとに年に1回はやる、あ、ごとにはやる、どっかでは、毎年やるけれども、結局、1事業所、1浄水場だと数年に1回というふうに読み取れるんですけど、そういうことではないってことですか?

田代水道経営課長

あくまでですね、あの、全体、9事業一体での総合的な訓練は、年に1回、さまざまな、あの、事象を設定してということでございますので、事業所ごとという意味では、さまざまな事象ごとにですね、あのう、おー、えー、浄水場下水処理場ごとにですね、さまざまな訓練を年に何回というところまで、まだ具体的なところはないかと思いますけれども、おー、計画しております。

福島委員

ま、そこが、まだはっきりしてないってことも、やっぱり不安だったり、あのう、えー、何度も確認するようなことなんだと思いますので、それも2月の、あのう、えーと、担当者会議でははっきり示せるんですか?

田代水道経営課長
ハイ、あの、えーー、各機序(?)ごとって言いますか、浄水場、処理場ごとの具体の回数までは、今のところは、まだ出てございませんけれども、あのう、市町村説明の段階までにですね、えー、整えばですね、説明してまいりたいと考えてございます。

福島委員

やっぱり現場の職員がほぼ置き換わるわけですから、その現場ごとに、ま、通常の運転はいいとしても、何かの事故、事件、なんらかの事態が起きた時にどうするのか? 

そういう訓練を、数年に1度ではやっぱり不安だということで、年に1回でいいのか? ということも含めて、やっぱり心配されてると思いますので、そこは次回まではっきりとしていただくように、SPCにも求めていただきたいというふうに思います。

◆みやぎ型開始に必要な人員は、どのぐらい確保できているのか?

で、あのう、最後になんですけれども、前回は、えーと、11月末で必要な現場の、っていうか、全体の必要な人員体制、6割確保したというご報告、回答いただいていますけれども、現時点でどのぐらい充足してるのか? を伺いたいと思います。

田代水道経営課長

あの、SPCとですね、OM会社におきましては、あの、新規採用であるとか、構成企業 からの出向、また、あの、おー、現従事者からの転籍なども含めまして、計画のですね、約9割のですね、人員を確保したというふうに伺ってございます。

福島委員

それは、いつの時点で?

田代水道経営課長

1月上旬でございます。

福島委員

はい。

遠藤委員長

他にありませんか? 
企業局の所管事務についての質疑を終了いたします。
次回の委員会につきましては、2月定例会との関係から、追って連絡いたします。

1/12 命の水を守る市民ネットワーク・みやぎによるストップ! 水道民営化 街頭宣伝のチラシと動画です。

2022年1月12日、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎが、 ストップ! 水道民営化 街頭宣伝を行いました。


命の水を守る市民ネットワーク・みやぎの声明文チラシ

f:id:MRP01:20220112160906j:plain

f:id:MRP01:20220112160958j:plain

<お願い>

みなさんでこのチラシを配布していただけませんか?

命の水を守る市民ネットワーク・みやぎの事務局(佐久間敬子法律事務所 tel.022-267-2288)まで、必要な枚数をご連絡ください (^O^)/

 

 

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)のスピーチ

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

片倉の亞紀十郎(@akichan_983)がシェアした投

 

村井知事は、このコンセッション方式で、県営水道を一括して1社の民間企業に運営権を売却するということを主導してきました。

コンセッション方式というのは、所有権を県が持ったままで、そこから運営権を分離して、運営権を民間企業に売却するというやり方です。

村井知事は、事あるごとに、「最終的な所有権は、県が持ったままなのだから、安心です!」という説明をします。だけど、そうでしょうか? 

むしろ、諸外国で明らかになった実態は、宮城県の水道事業の大きな資産価値、3,000億の資産価値があると言われてるわけですが、民間企業にとってみれば、この莫大な宮城県の水道事業の設備・施設を、資産として買い取る必要もなく、それを利用して自らの企業の利益のために活用できる。そういう美味しいやり方なんだ。

むしろ、民間企業にとって一番美味しいやり方が、コンセッションという方法なんだということが、明らかになってきています。

今回、みやぎ型管理運営方式においては、宮城県の水道事業は、20年間で10億円という本当に安い金額で、1民間企業に売却されようとしてるわけです。

みなさん、この4月から、2022年の4月から、宮城県の水道民営化がスタートされようとしています。本当にこれでいいんでしょうか?

水道事業が売却される民間企業は、みずむすびマネジメントという企業です。

村井知事は、「水道民営化によって、水道料金の値上げを抑えるんだ」と、そのことが目的なんだというふうに説明していますが、実は、このみずむすびマネジメントは、20年間で約92億円もの利益を上げるという計画を公開しています。

そんなに利益が上がるんだったら、そのお金を私たちの水道料金の抑制に使ってもらえないのか? あるいは、古くなっていく水道管の設備の更新のための費用にあてるべきじゃないのか? そういう声が上がるのは、当然のことだと思います。

実は、宮城県の水道事業の運営権を買い取る企業は、莫大な利益を上げようとしてるんだということを、みなさん、知ってください。

この92億円という利益は、本来であれば、私たちの水道料金の値上げの抑制に使われるべきです。あるいは、古くなっていく水道管の設備更新に使われるべきお金じゃないでしょうか?

そして、この宮城県の水道施設の現場、つまり浄水場や下水処理施設を実際に運営するのは、みずむすびサービスという民間企業です。

そして、このみずむすびサービスの株の51%を保有して、事実上支配するのは、ヴェオリア・ジェネッツという、あのフランス発の国際水メジャー、グローバル企業ヴェオリアの子会社であるということが明らかになりました。

私たちの宮城県の水道事業の現場の運営は、実は、外資が支配する会社に売却されようとしている。このことが明らかになったのです。

これは、宮城県議会においても大きな問題になりました。

議会の委員会では、この水道民営化=みやぎ型管理運営方式を導入しようとする関連議案で、賛否が同数になり、最後は委員長の決裁によってギリギリ可決される。

そして、宮城県の議会の本会議においても、村井知事の与党である自民党の県議から、大きな疑問の声が上がる。採決においても、退席する県議会議員が出るということまで起きました。前代未聞の波乱の県議会の中で、無理やりこの水道民営化関連議案が通されていったのです。

この一番大きな問題となったカギは、果たして、宮城県民の命と健康に関わる最も高い公共性が問われるべき公共事業である水道事業、この現場を、本当に、外国資本が支配する企業に、運営権を売り渡していいのか? 

このことに、さすがの自民党の県会議員も、疑問を持たざるを得なくなったということであります。

みなさん、この4月から私たちの宮城県の水道事業の現場は、外資が支配する企業によって運営されることになります。宮城県の水道事業の運営権が、事実上外資が支配する会社によって運営されることになるんです。本当にこのまま、私たち県民、見過ごしていいんでしょうか?

私たち宮城県民の命と健康にかかわる水道事業、これが、事実上、運営権が外資に売却されようとしている。これを黙って見ていていいんでしょうか? 県民のみなさん、 もう一度声を上げましょう! 

水道事業が、外資が支配する民間企業にコンセッション方式で売却されるのは、宮城県が全国初です。

全国の自治体が、市民が、宮城県のこの水道民営化、コンセッション方式による水道民営化を注視しています。事実上、水道事業の現場の運営権が、外資が支配する会社によって運営されることになる。これは全国初の事態です。

宮城県が、このみやぎ型管理運営方式、この4月から導入しようとしているわけですが、事実上、全国にこれに追従していこうという、あとを追っていこうという自治体はありません。

宮城県の村井知事が、事実上、独走、暴走することによって、宮城県の水道事業の運営権を民間企業に売却してしまいました。契約が結ばれてしまいました。

この4月1日から、2022年の4月1日から、宮城県の水道民営化の事業がスタートしようとしています。本当にこれで私たち宮城県民の命と健康は守られるんでしょうか? 

これから20年間にわたって、私たちの子供も孫も、安全安心な水は守られるんでしょうか? みなさん、もう一度声を上げて、私たち宮城県民の命の水を守っていきましょう!

宮城県の水道事業、本当に外資が支配する民間企業に売却してしまっていいのか? そのことに疑問の声を上げていきましょう!

私たちは宮城県の水道事業民営化に反対し、もう一度公営に取り戻すべきだというふうに訴えています。みなさん、一緒に声を上げてください。

私たちは、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎです。いま私たちの仲間が青いチラシをみなさんにお配りしています。ぜひ手に取って読んでみてください。

みやぎ型管理運営方式に対する命の水を守る市民ネットワーク・みやぎの見解が書かれている青いチラシ、みなさんにこの場で配っています。ぜひ読んでみてください。

みなさん、今年4月から宮城県の水道民営化がスタートします。本当にこれでいいのか? 宮城県民の命の水が守られるんでしょうか? 最後まで声を上げていきましょう! どうぞよろしくお願いいたします。

 

佐久間共同代表(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)のスピーチ

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

片倉の亞紀十郎(@akichan_983)がシェアした投稿

 

宮城県の水道の民営化、全く県民に対して説明がありません。

県は、私たちが気づく随分前から、2016年から、秘密会、秘密裏にこの水道事業に関わる様々な事業者も含めて、民営化の準備をしてきたようです。

そして、そこでだいたいの骨格を決めて、そして、それが県民に公開されたというのは、それから2~3年後のことです。その後も県は十分な説明を県民にしておりません。

私たち命の水を守る市民ネットワークは、再三にわたって県に公開質問状を出し、説明会の開催を求めてまいりましたけども、県の回答は、十分に私たちの質問、疑問に答えるものとはなっておりませんでした。

そして、さらにまた、昨年の県議会に出された議案も、墨塗りであったり、全体の資料が出ていなかったりということで、県議会でこの問題を追及する野党のみなさん、大変ご苦労してあれこれ追及して、次第々々にその輪郭がわかってきたという状況でありました。

このみやぎ型の水道事業、全国初のコンセッションという方式による水道事業です。

施設の所有は県が持っているんですけども、運営権という重要なこの事業の本体部分、これを一括して今後20年間、民間企業、水メジャーと言われる外資が入っている企業に売り渡すという、そういうものです。

全国初、そして、この水道事業に、水道に関わる県民の人口は190万人ぐらいで、大変巨大な新しい民営化になります。こういうような大きな、全国初の事業、これについて県の説明は全くなっていない。これが第1点目の問題です。前例を見ない最悪の民営化です。

そして、県議会の議論の中でわかってきたことは、大幅なコスト削減はやるけれども、その中で企業の利益は92億円、向こう20年間。これは事業者が受け取るお金の約5.8%で、大変大きな割合になります。

その反面、コスト削減のツケというのはどこに回ってくるか? というと、人件費の 大幅コストカット、それから設備の更新費用は40%以上もカットされる。そういう内容です。

水道の問題、いま災害が多発しております。

熟練した技術者が、目で耳で鼻で現場の様々な問題を感知する。そういうことが一部 行われていたということが、次第々々に明らかになってます。それ以外の地震津波、台風、様々な事故に備えるために、こういうような現場での経験を積んだ優秀な技術者が必要です。こういう人たちがカットされる。そういうことになるわけです。

そして、また、40年間を過ぎた管路も、更新をしないで修繕ですませるというような 内容になっています。

そこで大幅なコストがカットされるというのですが、果たして、人件費をカットして、それから更新費用をカットして、安全安心な水道事業が経営できるのでしょうか? 

必要な費用をかけない、こういう形の民営化、非常に危ないです。

そして、また、みなさまにお配りしているこの声明文の裏にあるんですが、これは、 今のところ民営化されるのは県営水道となっていますが、これから市町村水道にも拡大していこう、そういうようなことが、これは、知事が6月の定例記者会見で初めて述べました。

みやぎ型を県内全域の水道事業に拡大していく、こういう計画を持っていると言っております。県民の合意のないまま、最悪の水道民営化が県営水道で始められようとしている。これを市町村水道にまで拡大していく、これを、到底進めるわけにいかないと思います。

それから、これからの水道事業について、どう考えたらいいのか? 

私たちは、日本の非常に豊かな水を持っている。そして、何の処理もしないままに飲める。これは全世界で10か国ぐらいしかない。そういう豊かで、非常に清潔な、安全安心な水。これが当たり前だと思ってまいりました。

しかし、これからは、これは私たちの貴重な財産、社会的共通資本という言葉がありますが、私たちの暮らしにとって必要不可欠な貴重な財産として、みんなで守っていく。そういうような基本的な考え方をすることが大切と思います。

全世界では、民営化による手痛い失敗を踏まえて、再公営化という、水道事業をもう 一度公営事業に戻す、公共事業に戻す、そういうような動きが進んでいます。全世界で300件ぐらいあるんでしょうか。

(筆者注:政策NGOトランスナショナル研究所の調査では、2019年の段階で311事例に上ります。「水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと」岸本聡子著 集英社新書 ©2020 p28より)

 

 

新しいみんなが関与する水道というのは、そこの地域の住民、その土地、その地域の環境、水道施設の状況をよく知っている住民が関与して、より良き水道にしていく。そういう動きが始まっています。

私たちは、民営化というものの害を踏まえて、新しい公共事業として、水道事業を再生させていく、そういう諸外国の経験に学んで、そして、これからの水道というものを、もう一度考えていくべきではないかと思っています。

今みんなさまにお配りしている昨年12月3日の私たちの、命の水を守る市民ネットワーク・みやぎの「県民合意のない最悪の水道の民営化は許さない」、そして、「この最悪な民営化を、県営水道だけではなくて市町村にまで拡大する、そういうような動きは、決して認めるわけにはいかない」、そして、ここでもう一度、さまざまな国が経験してきた民営化した水道を公営に戻す、それも住民が参画して、新しい形での公営事業として、未来永劫水道事業を守っていく」。それが大切ではないか。そのようなことが、この声明文には書かれています。

どうぞ、みなさま、このブルーの紙に声明文が印刷してありますので、お手に取って ご覧ください。寒い中、恐縮ですけども、どうぞお家に持ち帰って、お時間のある時に読んでください。よろしくお願いいたします。

 

f:id:MRP01:20220112195424j:plain

 

12/24第1回経営審査委員会 後編      みやぎ型の運営権者による事業計画の概要説明と質疑応答です!

f:id:MRP01:20220104164103j:plain

今回の記事内容

事業計画の概要説明 酒井社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

質疑応答

◆水みやぎDXプラットフォームについて

◆マネジメントとサービスの実施体制について

◆情報公開取扱規定の公開について

◆情報公開規定の運用とみやぎ型の周知について

◆MDPと県の水道・下水道運営情報システムの関係について

◆県の情報公開に準拠するものと企業型の情報公開について

◆OM会社自身も情報公開規定を作成するのか?

◆人材育成について

◆安心安全な水のアピールについて

◆株主の関わり方について

◆改善モニタリング委員会について

◆今後のスケジュールについて

 

事業計画の概要説明 酒井社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

 

田邊委員長

えーと、それでは、続きまして、報告2、えー、運営権者の事業計画の概要についてを、株式会社みずむすびマネジメントみやぎから、えー、ご説明いただきます。

f:id:MRP01:20211231203706j:plain

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、承りました。えー、SPCの社長を拝命してる酒井と申します。どうぞよろしく お願いいたします。

それでは、あのう、おー、事業計画の、えー、概要につきまして、えー、概略、極めて概略でございますが、ご説明をさせていただきたいと思います。

えー、資料3を開いていただければというふうに思います。

f:id:MRP01:20211231162309j:plain

えー、目次にございますように、会社のご紹介、理念、それから経営方針、実施体制、それから代表的な施策、えー、新OM会社の設立、えー、えー、信頼という部分、それから、革新という部分、最後、まとめということでペーパーを作成させていただきました。

えー、お開きをいただきまして、会社の紹介をさせていただきます。

f:id:MRP01:20211231162622j:plain

えー、社名が、株式会社みずむすびマネジメントみやぎ。

えー、設立が、あー、本年5月でございます。

所在地は、あー、青葉区立町という場所にございます。

えー、代表は、私、酒井でございます。

えー、副社長が、あー、同席をしている安東でございます。

えー、事業内容、えー、宮城県上工下水一体官民連携運営事業および付帯又は関連する一切の事業の実施をさせていただく会社となっております。

会社の紹介をさせていただきます。えー、資本金、8億飛び百万円。えー、本年12月 現在でございます。

えーと、2024年までにですね、資金需要に応じて、暫時、段階的にですね、増資をさせていただきまして、最終的にはですね、43億の資本金で構成をさせていただく予定になっております。

株主につきまして、1社ずつ、少し読ませていただきます。

えー、代表企業メタウォーター株式会社、えー、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、 オリックス株式会社、株式会社日立製作所、株式会社日水コン。

えー、地元企業さん、3社にご出資をいただいております。株式会社橋本店、株式会社復建技術コンサルタント、産電工業株式会社、東急建設株式会社、メタウォーターサービス(株式)会社。以上10社にご出資をいただいて設立をさせていただいております。

企業理念、申し上げます。

f:id:MRP01:20211231164647j:plain

えー、3事業をむすび、水道事業関係者をむすび、現在と未来をむすび、持続可能な上工下水道サービスを実現させていただきます。

えー、「みずむすび」という言葉はですね、3事業一体事業を持続可能なものとなること等を、県民の皆様にお約束する思いをこめて、えー、創り出した言葉でございます。

えー、経営方針です。

で、あの、提案書に書かせていただきました内容になるんですけども、えー、3つのキーワードを出させていただきました。えー、1つ目は地域、2つ目は信頼、3つ目は革新でございます。

で、まず、地域でございます。えー、みやぎの水を支え続ける地域の基盤を創造し、 地域の皆さまと協働して、その持続的発展に貢献をさせていただきたい。

えー、2つ目が信頼でございます。安全安心な水を安定的に供給する仕組みの構築と、透明性の高い運営と情報発信をさせていただきながら、あー、県民の皆さまからの信頼を醸成をさせていただくことをお約束をさせていただきたいというふうに思っております。

えー、3つ目の革新です。えー、創意工夫と革新的技術の導入と改善を継続する仕組み作りにより、3事業一体運営、9事業一体のですね、運営の効果の最大化を図ってまいりたいというふうに思っています。

えー、めくっていただきまして、実施体制です。

f:id:MRP01:20211231170032j:plain

えー、従来のPFI事業はですね、えー、まあ、あの、SPCは作るんですが、パススルーをして、えー、実態が、あー、ちょっと見えにくい事業でというのが一般的でございますが、本事業はですね、えー、ここに書いてございますように、えー、社長が当社事務所に常駐をさせていただくという体制を整えさせていただきます。

えー、で、あの、実際にはですね、この、おー、4部体制、経営管理、技術企画、工務、施設管理、それぞれ、えー、10社にご出資をいただいた、あー、えー、会社さんからですね、出向いただきまして、えー、まあ、あの、経営体制を確立をさせていただきたいというふうに思っております。

えー、また、維持管理業務はですね、えー、施設管理部より、えー、当社監督のもとで、えー、新OM会社に委託をさせていただきます。

それから、あー、現場の体制なんですが、えー、従来同等の、おー、270名体制で開始をさせていただく予定でございます。

また、あー、期間中にですね、最適化を図りながら、さまざまな効率化を図りながら、えー、ま、期間中に225名体制とすることをですね、えー、目指して、目指させていただいてるような状況でございます。

本事業における代表的な施策の説明を、少し具体的にさせていただきたいと思います。

えー、地域ということにおいて、えー、新OM会社の設立、えー、新OM会社、株式会社みずむすびサービスみやぎといったものを設立をさせていただいております。

2つ目の信頼、安全安心な水の供給をさせていただく、続けさせていただく。えー、 積極的な情報公開に心がけていきたいというふうに思っております。

3つ目が、えー、MDP、下に書いてございますけど、水みやぎデジタルトランスフォーメーションプラットフォームの構築と運用。

えー、これは、あの、データといったものをですね、集約をさせていただき、えー、さまざまな判断をさせていただくような仕組みを構築をさせていただきたいというふうに思っております。

えー、めくっていいただきまして、その具体的な説明をさせていただきます。

f:id:MRP01:20211231185953j:plain

えー、新OM会社の設立

えー、ま、本事業ですね、えー、契約期間20年間でございます。えー、事業期間終了すると同時にですね、解散が義務付けられております。

えー、そのためですね、人材雇用、育成、長期的な事業持続に、継続にですね、えー、若干の課題があるという認識をしておりまして、えー、ま、あの、その解決としてですね、新OM会社の設立をさせていただき、維持管理業務を委託させていただくことによってですね、えー、事業終了後もサービスを続けられる、えー、20年終わってもですね、えー、まあ、継続して担える水企業といったものですね、設立させていただくというような形を取らせていただいております。

また、ただしですね、えー、会社としては独立しつつも、えー、当社の一部門としての位置付けを合わせ持つことで、人材育成等のメリットを得つつ、えー、2社が一体的に、えー、この事業に取り組まさせていただく予定になっております。

また、新OM会社の業務執行は、当社が責任を持って監督をし、えー、経営業務状況は当社の報告に含めて、えー、ま、県に報告をさせていただきたいというふうに思っております。

えー、2つ目のキーワード、信頼。安全安心の水の供給ということでございます。

えー、提案書に書かせていただいております要求水準を上回る管理目標値を設定をさせていただきます。

また、センサー等による水質モニタリングの、をさせていただき、えー、精緻なアセットマネジメントをさせていただくことによる施設の健全性の確保に努めてまいりたいというふうに思っております。

また、突発的故障への対応をする広域保全体制を構築をさせていただきたいと思っております。

また、いざとなった時の事業継続マネジメントBCP、それからBCM、えー、システムの構築をですね、えー、いま、あー、現在、えー、作り上げる、うー、体制を構築をさせていただいているような状況になっております。

めくっていただきまして、えー、信頼の2つ目として、情報開示の姿勢でございます。

f:id:MRP01:20211231191736j:plain

えーと、宮城県様の情報公開条例に沿って作成した情報公開取扱規定といったものをですね、策定をさせていただきました。ステークホルダーからのご要望に、真摯にお応えをさせていただきたいというふうに思っております。

えー、続きまして3つ目のキーワード、革新でございます。

えー、MDP、水みやぎデジタルトランスフォーメーションプラットフォームこれを導入させていただくことによってですね、経営及びオペレーションのサービス水準と透明性を向上させていただきたいと思っております。

これを構築することによってですね、えー、データの集約と活用、事業運営記録の共有、えー、事業終了時の引継ぎの準備、えー、20年間の事業終了してですね、そのデータをですね、えー、まあ、あの、囲い込むことなく、うー、しっかりとですね、えー、次の事業者に引継ぎをさせていただくというご提案をさせていただいております。

最後まとめでございます。

f:id:MRP01:20211231192904j:plain

当社は、その従業員、関係者の力を結集し、えー、これまでの事業と変わらず、本県の水インフラの安全・安心・安定をお支えをさせていただき、未来へ持続させていただくことにですね、貢献できるべく努力を重ねてまいりたいというふうに思っております。以上、概略でございますが、ご説明とさせていただきます。

質疑応答

 

◆水みやぎDXプラットフォームについて

田邊委員長

ハイ、えー、ありがとうございました。えーっと、それでは、今の説明につきまして、何かご質問等ございますでしょうか? ハイ、では、細川委員お願いいたします。

細川委員

ハイ、あのう、細川でございます。えーと、1点、あの、ご質問お願いします。

えーと、12ページのMDPですか、水みやぎDXプラットフォームというところで、

f:id:MRP01:20211231191736j:plain

あのう、非常に、あの、いい取り組みだというふうに期待しておるんですけれども、あの、情報をですね、えー、まあ、集約し蓄積していくということで、あのう、そのためには結構、そのう、ある程度の期間がですね、あの、必要になってくると思います。あの、成果が出てくるには。

で、あのう、その前に、まあ、あのう、今回の出資企業さん達は、国内外で、あのう、豊富な実績を有されてると思うんですけれども、そういった各社のこれまでの、ま、データとかですね、そういったものを活用されるような、えー、予定はあるのかどうか? 

ということと、えーと、それとですね、あの、DXを、まあ、標榜されるということですので、あのう、単なる、あー、データの分析とかですね、解析だけじゃなくてですね、それをもとに、あの、仕事のやり方とかですね、ちょっと踏み込んで、えー、そういった、えー、やり方を、おー、変えていくところまで、えー、想定されているのか? というところをですね、ちょっとお聞きかせいただければ、と。現時点でのお考えで結構です。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、ご質問ありがとうございます。

えーと、まあ、あのう、いま現在ですね、あの、引継ぎといったものに入らせていただいております。

えーと、その中でですね、やはり、あの、えー、構成企業さんが、あー、まあ、あの、代表企業含めてですね、えー、経験をしてきた、えー、現場の、やはり、あの、どうしても、浄水場下水処理場とも、一定のクセがやっぱりございます。

それが、まあ、えー、われわれが経験してきた、そういったものをですね、そこに生かしていくということは、間違いなくあるというふうに確信をさせていただいております。えーと、そういったものを、まあ、活用する。

えー、引継ぎということでですね、いろんなことを、あの、教えていただくということがあるんですが、やはり、それは、あー、構成企業の中でですね、経験してきたものを生かしていく、えー、そういったことを、あの、全面的に発揮をさせていただきたいというふうに思っております、ハイ。

2つ目はDXによる解析ですね。あのう、確かに、あの、こう、データを集約する。その集約したデータを生かしていく。当たり前のことなんですけれども、えーとー、私ども、あの、あらゆるデータを溜めれば、それで解決するとは、あの、思っておりません。

大事なことはですね、やはり、あの、KPIと言いますか、あー、ポイントは何か? 重要なポイントは何であるのか? ということをですね、そこは、あの、われわれ、あの、おー、構成企業みんなで知恵を絞って、そのKPIをしっかりつかんで、それを溜めさせていただくことによっての最適な判断といったものをですね、えー、えー、まあ、結果として出していく。

えー、ま、その中にはですね、あの、おー、えーと、細川委員が おっしゃっておられた、あー、まあ、少しイノベーティブな、あー、改築更新といったところにもですね、えー、ま、及ばなければいけないことではないのかなと、この事業ですね、いうふうに、あのう、感じておりますので、えー、ぜひ、それを具現化させていただきたいというふうに、あのう、思っております。(安東副社長に手を差し伸べ)補足ありますか?

www.nri.com

f:id:MRP01:20211231210457j:plain

安東代表取締役社長(株式会社みずむすびサービスみやぎ)

えーと、みずむすびサービスみやぎの安東と申します。よろしくお願いいたします。 私のほうからも少しコメントさせていただきます。

いま、あの、細川様のほうからご意見いただきました、えーと、このMDPシステムを 使ったデータを今後どういうふうに活用していくか? というところでございますが、まず、あの、やはり、えー、いま酒井申し上げたとおり、1つ浄水場を取っても、ま、基本なんか処理プロセスを有してるもの、また、あのう、置かれてる環境異なるものを、そういったものを、他の事例と比較しながらですね、改善に努めていくということについては、われわれ、まあ、継続して、あの、進めていきたいなと思っています。

また、MDPをですね、通して得られたデータを見える化して、この見える化したものを、きちんとしたベンチマークを設けることで、ま、どこが弱点なのか? ま、どこが優位点なのか? 見極めながら、あのう、設備をですね、ま、最適化を図っていくと いうことについても、あのう、並行して、あのう、取り組んでいきたいと考えていますので、あの、今のご質問については、イエスという形で回答、えー、お答えさせていただければと思います。

細川委員

ありがとうございます。ぜひ、もう一歩踏み込んで、文化を変えるっていうところまでですね、あのう、たぶん、技術的には、あの、水道、ま、工水、あの、上水、下水っていうのは、重なるところもあってですね、あのう、非常に親和性は高いと思うんですけども、やっぱり、えー、事業としての文化が全然違うと思いますんで。

で、それらを、ま、一つでやっていくんですから、あのう、ま、DXっていうのは、最終的には文化まで変えるっていうところが、あの、目標だと思いますので、ぜひ、新たな文化をですね、創造していっていただければということで、よろしくお願いします。 以上です。ありがとうございます。

田邊委員長

ハイ、えーと、非常に重要なご指摘なんじゃないかな、と。あの、実際の運用にあたりましてですね、そう思います。ハイ、その他? ハイ、じゃ、お願いいたします。

◆マネジメントとサービスの実施体制について

今井委員

回答、説明ありがとうございました。日本水道協会の今井でございます。

えとー、この本事業はですね、円滑に、ま、運営されるには、実施体制がですね、しっかり機能することが重要だなというふうに考えてるところです。

ま、そういった意味で、ちょっとご質問させていただければと思うんですが、いま説明いただいた資料3のですね、4のところに実施体制というのが書いてあります。

f:id:MRP01:20211231170032j:plain

で、えーと、みずむすびマネジメントみやぎのほうは、この青のところで、えー、みずむすびサービスみやぎのほうは、この右下の薄いところという理解ですね? 

で、えーっと、私の質問は、一方でですね、この実施計画書の、おー、運営権者は、えー、えー、この実施計画書を締結しているのは、県とマネジメント会社という形になっております。

で、えーと、ここの関係というのは、実施計画書の規定にある、うー、第三者に委託 できるという、そういったところを利用した、そういう、こう、何て言うのかな? 形になっているという理解でよろしいのかな? っていう、ちょっと、まずは、事務局のほうに確認させていただきたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、そのとおりでございます。なお、あの、補足させていただきますと、このですね運営体制につきましては、あのう、提案段階からですね、このような形で、えー地域に根差したですね、新しいOM会社を、おー、宮城県内に設立して事業運営する、と。そこに委託し事業運営するという形で、提案段階から計画されていたものでございます。

今井委員

ありがとうございます。えとー、そうすると、今のご説明でですね、結局この実施体制としましては、マネジメント会社とされる株式会社ということになると思うんですけれども、一方で、その業者の関係っていうのは、ま、契約関係になくということになるのかなあ? というふうに一般的には思うんですけれども、ま、その辺はどんな? いわゆる契約するんでしょうか? っていう、その辺はどんな感じなんでしょうか?

f:id:MRP01:20211231221731j:plain

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

こちらは、守屋のほうから答えさせていただきます。もう既にですね、えと、われわれみずむすびマネジメントみやぎとみずむすびサービスみやぎの間で、えとー、引継業務ありますので、委託契約結んでおります。で、先日、あのう、県のほうにも、その契約書を提出させていただいてる、あの、ところでございます。

今井委員

ありがとうございます。ということで、あのう、今後の議論がですね、スムーズにいかせていただくためにですね、その、次回の資料としてですね、このマネジメント会社、サービス会社のですね、ま、あの、さらっとここに絵は描いていただいてるんですけど、どういう役割分担、どういう、あの、人員体制なのか? で、えー、株主さんも、それぞれいらっしゃるんでしょうから、そういったものがわかるような資料を、こう、ご提示いただければと思います。よろしくお願いします。以上です。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

あの、承知いたしました。

田邊委員長

ハイ、えー、それでは、次回に資料を提出いただくということで、よろしくお願いいたします。えー、その他、何かございますでしょうか? ハイ、では小野寺委員、お願いします。

◆情報公開取扱規定の公開について

小野寺委員

ハイ、弁護士の小野寺です。ご説明どうもありがとうございました。

えーと、質問したかったのはですね、本日の資料、資料3の11ページに、えー、情報公開の、おー、サンプル載っております。

f:id:MRP01:20211231191736j:plain

で、えー、11ページには、情報公開取扱規定の条文の一部が掲載されておりますけれども、この条項は、基本的には、県の情報公開のルールに則ってというような、ま、お話だと思いますが、えー、具体的にですね、この規定全文は、あの、会社のホームページによって公開されてるということでよろしいのでしょうか? 

えー、いまホームページ、いまザッと見たんですけども、あの、見つけられませんで、こういった規定があるということについては、なんらかの形で公開されているのか? ということを伺いたいと思いました。

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あの、また守屋のほうから答えさせていただきます。

あの、現時点で、まだホームページにアップロードしてはいないんですけども、あの、事業開始までには、あのう、実際の運用方法を含めて、えーと、ホームページで、あの、周知するようにしたいと思っております。

小野寺委員

ハイ、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。それでは、あのう、まあ、先ほど資料として、あのう、提出いただきたいというお話あったんですが、この規定についても、できれば次回のこの委員会の時に提供いただければありがたいと思います。

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

承知いたしました。

田邊委員長

ハイ、それでは、本規定につきましても、次回に提出していただくということで、よろしくお願いいたします。え、その他? ハイ、では尾形委員、お願いします。

◆情報公開規定の運用とみやぎ型の周知について

尾形委員

大崎市上下水道の尾形です。

今のご質問に関連して、あの、ちょっと、少し確認したいことがあるんですけれども、ま、情報公開規定、まだ、あの、アップロードされてないということですが、ま、この運用の仕方ですね、今後示すということですけれども、あのう、これは、あの、県のほうでは、ま、あの、情報公開の請求、そういったもので、手続きが、もう、県民のみなさまに十分周知されてると思うんですが、ま、そのようなところを、想定しているということでよろしいのか? ということを、ま、先ほど、運営の観点を詳しく次回ということなんで、それを要望させていただきます。

それから、もう1つなんですが、あのう、本市で、あのう、ま、えー、市民の方と懇談する機会があるわけですけども、ま、その中で、やはり、あの、このみやぎ管理運営方式についての会社のほうの計画とかも、ま、十分に、あの、周知されて、えー、ま、とは思いますが、まだまだ、あー、あー、根付いていないと思いますので、その辺のですね、ま、情報公開に入るのかどうかわかりませんが、ま、その辺のところの計画があれば、あのう、ま、その辺お示しいただければと思います。よろしくお願いいたします。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あの、承知しました。あの、できる限り、あの、ご説明をさせていただく腹積もりでございます。えーと、機会を与えていただければ、あー、そうさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

田邊委員長

えっと、それで、よろしいでしょうか? ハイ、では、できるだけ、あのう、情報公開、あの、留意していただくようお願いいたします。えー、その他何か質問ございますでしょうか? ハイ、では増田委員、お願いします。

◆MDPと県の水道・下水道運営情報システムの関係について

増田委員

えーと、2点あります。

1点は、先ほど、細川委員のほうからあった、えーと、MDPの情報システムの件です。

ま、当然、その、セキュリティーの問題とか、あのう、テロの問題とか、いろいろ重要な問題が、あの、それ自身にもあると思うんですけれども、えーと、1点はですね、ここに宮城県の地図が書かれていますが、えーとー、今回のコンセッションの対象外ではあるんですけれども、たとえば水を卸している各市町村の、えーと、状況が、実はこの運営計画に大きな影響を持ってくるだろうということは、当然のごとく予想されれるわけなんですけれど、そうするとMDPのシステムというのは、えー、直接コンセッションに関わらない、たとえば、宮城県他地域の状況や市町村のデータ等についても、一元で管理して、何かの、こう、有効なシステムに考えるのか? というようなことが、まあ、えー、1つの可能性としては有り得るなあというふうに思うんですけども。

それ、でもコンセッションの対象外なので、そこまで、この、えーと、事業体がやっていいのか? という議論も、ま、同時に出てくるので、えーと、県のこのMDPに関する役割とその、水、県全体の、えー、水道なり下水道の運営のための情報システムと、ま、これはどういう関係にあるのか? というのを、一旦整理しておいていただいて、そのうち、えーと、民間の今回のこのみずむすびマネジメントが、主体的にやる部分はどこで、県として、えーと、やる部分はどこで、それの一部は、こう、インターフェイスがあって、相互にデータを、あの、融通し合うとかですね、えーとー、そういうようなことがあるほうが、あのう、わかりやすいんじゃないかなっていうのが、このMDPに関する、うー、議論です。

◆県の情報公開に準拠するものと企業型の情報公開について

えーと、もう1点は、もう1つ上にある11ページの情報公開のところも含めて、えー、先ほど、県の情報公開に準拠するというふうにあったんですけれども、一方で、えーと、今回、民間でもありますので、えーと、民間企業として、えー、やるべき情報公開っていうのが、ま、県とは違う、あの、仕組みもあるんじゃないか? 

ま、株主の何とかですね、えー、その他、ま、収益に関する情報公開みたいなものも、たぶん有り得るというふうに思いますので、えー、県に準拠するものとその、企業型の情報公開の、ま、両方の、えーと、話を、あの、整理していただきたいというふうに思いました。

◆OM会社自身も情報公開規定を作成するのか?

それと、この文章の中には、よくわからないんですけど、このOM会社の、えーと、情報の公開っていうのは、ここに入ってくるんですか? それとも別途、OM会社自身もえーと、情報公開規定っていうのを作成されるってことになるんでしょうか? 

先ほど、あの、一体で運営ということもありつつ、別会社でもあるということなんで、それはどういう関係になるのか? っていうのを、あの、ちょっと気になりました。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、ありがとうございます。

うんとー、あくまで、あのう、契約は、えー、この、おー、みずむすびマネジメント みやぎと宮城県様でございますので、その情報公開については、あー、みずむすびマネジメントみやぎという立場で、えー、しっかりと、そのう、サービスみやぎの情報を、えー、われわれのほうから、あー、マネジメントのほうから公開をさせていただく、えー、つもりで、予定でございます、ハイ。

安東代表取締役社長(株式会社みずむすびサービスみやぎ)

あのう、ご質問いただきました1点目のMDPのですね、ま、取り扱いについて回答させていただきます。

あのう、ま、現時点では、まず、あのう、われわれがですね、契約でいただいた9事業すべてのですね、あのう、現場情報をきちっとMDPの中にですね、ま、蓄積して、で、先ほど申し上げたような形で運営していくことを、あの、目指していきたいなというふうに考えています。

ただ、本事業は、あの、ま、20年という長期にわたる、えー、ご契約でございますので、その中でシステム自体がやはり、進化していったり、また、この得られたデータをどのような、ま、貴重な財産ですから、どのように活用していくか? っていうのは、これからやっぱり、いろんなご意見いただきながら、また、検討していく機会もあるかと思います。

その中で、えー、ま、われわれの、えーと、業務範囲でないところのですね、自治体様の、ま、情報等のですね、えー、ま、何て言うんですかね、区分であるとか、取り扱い方法を、ま、今後検討していくようには考えていきたいなと思っています、ハイ。

田邊委員長

はい、えーと、あと1つ、アレですかね? えーと、情報公開。県の情報とは、また、ちょっと違った形のものがあるんじゃないか? と、民間として。っていう質問があったかと思うんですが、いかがでしょうか?

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あのう、おっしゃるとおりでございまして、えーと、ま、県の情報公開、県が、あー、公開される情報、それから民間が公開させていただく情報、イコールではないと思っております。

ただし、役割分担みたいなもの、たぶん、あると思いますので、そこは、あのう、行政の方々とよく擦り合わせをさせていただいて、えー、われわれがするべき、しなければいけない情報公開、それから、県様が、あー、公開される情報、ま、棲み分けをするわけではないんですけども、そこはよく詰めていきたいというふうに思っております。

田邊委員長

増田委員、それでよろしいでしょうか?

増田委員

はい。

田邊委員長

ハイ、ありがとうございます。えーとー、それでは、ま、MDPについては、取りあえず、まずは契約の範囲内で話していただいて、ま、中長期的には、果たしてどうしていくか? その稼働状況を見ながら考えていくということで、よろしいでしょうか?

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

はい。

田邊委員長

で、情報公開につきましては、あの、県の情報公開もそうですけれども、ま、準じるということはそうですけれども、民間としてしなければならない情報、ま、東証の適時開示までいくかどうかわかりませんけれども、そういったことも、踏まえながら、えー、検討いただくということで、よろしいでしょうか?

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

承知をいたしました、ハイ。

田邊委員長

ですから、OM会社の情報公開につきましては、この9ページに書かれている「経営/業務状況は当社の報告に含めて県に報告していきます。」、この一環であるという具合に考えてよろしいですか?

f:id:MRP01:20211231185953j:plain

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、この文言のとおりでございます、ハイ。

田邊委員長

えーと、本件はそれで、じゃあ、よろしいでしょうか? では、その他、何か、ご質問等ございませんか? ハイ、では、佐野委員、お願いします。

◆人材育成について

佐野副委員長

どうもご説明ありがとうございました。

あのう、本事業ですね、当然、あのう、この20年というところを超えて、当然、宮城県、県民のみなさまに、この間ですね、上下水道事業、えー、持続可能なものですね、作り上げていく時の、ま、一部なわけですけれども。

ま、その中で大事なところは、やはり、人材の、ま、育成のところでございまして、ま、いかに、この地元の現場でですね、上下水道の技術の知識、経験、これを、えー、有する人材を、おー、繋いでいくか? というところが、非常に大きなところかなと考えてます。

で、その辺り、ちょっと、ま、少し、人材育成の話もいろいろありますけれども、あのう、もう少し詳しく、あのう、お聞かせいただけるとありがたいかなと思います。お願いします。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あのう、提案書に書かせていただいてるんですけれども、あのう、えーと、ま、いかに、こう、あの、地域に根差すと言いますか、あー、地域の人材を、おー、しっかりと、おー、教育をさせていただき、経験を積んでいただき、えー、ま、水道マン、下水道マンという形に、えー、しっかりと、おー、育て上げるということが、あー、極めて重要なことだと思っているが故にですね、えー、20年間という有期ではなくてですね、えー、その先も見据えた新OM会社というものを設立をさせていただいたということが、あー、一番大きな意義でございまして。

その意義を決して忘れることなくですね、できる限り、えー、地域の方々を雇用させていただき、えー、まあ、育っていただいて、えー、ま、これは、あの、私見なんですけれども、えー、そこから、あー、育っていただいた人材を、えー、ま、ひょっとしたら、全国に、むしろ、羽ばたいていただく。ま、そんなことも、こう、視野に入れながらですね、えー、まあ、あの、地域の人材を、おー、活用させていただきたいというふうに、あの、思っております。

で、あのう、おー、えーっと、まあ、あの、そういう人材を育てさせていただくこと自体がですね、あの、えー、この、本事業の、おー、ま、一番重要な持続につながりですね、さらに、あの、発展つながるといったこともですね、あの、ぜひ目指していきたいと思っておりますので。

えーと、ま、今、鋭意、あの、採用進めさせていただいているところでございまして、えーと、まあ、あの、きちっと、あのう、運用開始までにですね、えー、確保させていただいてですね、えー、安定的な滑り出しに、いー、入っていきたいと、あのう、このように考えております。

安東代表取締役社長(株式会社みずむすびサービスみやぎ)

あのう、あ、安東のほうからも一言申し上げさせていただきます。

あのう、いま、ま、お話にあったとおり、えー、ま、この事業、ま、担っていく人材、ま、この教育ですね、えー、育成っていうのは、ま、最大の、やっぱり、えー、課題、重要な課題というふうに言ってもいいぐらいですね、重要な、あのう、取り組みが必要だというふうに考えています。

で、具体的に申し上げると、今、あのう、すでにもう内定ですね、えー、当社のほうに入社が決まった方々については、たとえば法令で定められた特別教育を実施したり、また、あのう、維持管理に必要なですね、あの、情報を、あのう、提供するような県への研修プログラムを提供したり、また、あのう、当社の、あのう、資格取得制度をですね、利用して、その分野分野のですね、えー、の、えー、業務と、えー、有効な、あの、資格取得を奨励したりというような、さまざまな活動を、あのう、提供してるようなところでございます。

また、業務が始まれば、ま、新たに必要な、あの、とかプログラムというのも出てくるかと思いますので、ま、継続的に人材教育をですね、あのう、担うような機会、また、姿勢を構築していくような準備も進めておりますので、また、あの、今後のこの委員会の場でもですね、ご報告差し上げられたらと思ってます。以上です。

田邊委員長

ハイ、ありがとうございました。それでは、よろしいですか?

佐野副委員長

はい。

◆安心安全な水のアピールについて

田邊委員長

では、他にご質問等ございますか? ハイ、では、菊池委員、お願いします。

菊池委員

ハイ、えー、先ほど来から、あのう、情報公開の話が出ておりますけれども、えー、ま、県民というか市民と言いますか、関心事はですね、やっぱり水質管理、安心安全な水がいかに供給されるか? というところでありますので。

えー、その時点で、この情報発信というか、「本当に水質がちゃんと守られてるんだよ。安心安全な水だよ」ってことを、しっかりとアピールしていただきたいんですけども。

そこで情報発信、今の段階で結構ですので、情報発信の方法について、どのような情報発信を行っていくのか? 考えているのか? ということをお聞かせいただければと思います。

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、えーと、じゃ、守屋のほうから答えさせていただきます。

現時点での計画では、あの、ホームページ等は当然になるんですけども、それ以外に、あの、機関紙とかですね、あのう、そういった、あのう、紙媒体での、あの、ピーアールも考えております。

あとは、まあ、あのう、たとえば県内で、えー、イベント、各地でイベントがあった時にですね、あの、ちょっと、そこに、あの、ブース等を出展させていただいて、ま、 そこで、あの、県民の方と、あの、触れ合うというかですね、直接的に説明するような機会も、えー、作っていきたいというふうに考えております。

◆株主の関わり方について

田邊委員長

ハイ、えーと、よろしいでしょうか? ハイ、ありがとうございます。えー、その他、何か質問等ございますか? ハイ、それでは、あの、お願いいたします。

橋本委員

あのう、橋本でございます。えーと、それでは、みずむすびマネジメントみやぎという会社と、それから株主の関係について、1つ伺わせていただきます。

あの、実施体制については、あのう、7ページにございますけれども、その具体的な業務と、それから、この株主の関わり方ですね、単なる資金の、あの、いわゆる出資なのか? あるいは具体的業務にどこかで、あの、何らかの形で関わってくるのか? 

あの、今、あの、次回でも結構なんですけども、その辺り、あのう、概観わかるような資料をいただけたらと思います。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、承知しました。あのう、次回、お示しをさせていただきますけれども、あのう、若干、あの、先ほど説明させていただきましたように、株主は株主として出資をしていただいてるわけで、まあ、それは当然のことながら、あー、ま、配当を含めて尊重させていただかなきゃいけない。

ただし、あのう、この会社のですね、一番大きなところは、あー、独立経営をするというところでございます。で、えー、ま、あの、この3人も、出身母体の会社いるんですけれども、出身母体のために働くんではなくて、この会社のために働く、と。

この会社がいかに健全な経営をして、えー、しっかり、えー、もちろん、株主さんに対する配当は必要なんですけれども、いかに独立した、しっかりとした経営をしていくか? ってところを、えー、逆に、あのう、問われてると思っておりますので、。

えー、まあ、その辺は、ホントに、あの、従来のPFI事業とは、あー、大きく異なるですね、えー、会社組織、えー、独立性といったものをですね、えー、まあ、次回の審査会でですね、えー、少し、あの、わかりやすくご説明をさせていただきたいと、ま、お見せしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

田邊委員長

ハイ、えーと、よろしいでしょうか? 

橋本委員

はい。

田邊委員長

ハイ、非常にこれも重要なポイントだと思いますので、次回ですね、またよく議論させていただければと思います。えー、その他、ご質問ございますか? ハイ、では、内田委員、お願いします。

◆改善モニタリング委員会について

内田委員

えーと、まあ、本委員会、本審査会は、えーと、ま、県のチェックのさらに、えーと、もう一重のチェックということで、本審査会設けていただいてるんですけども、えーと、こちらの会社のほうのこの資料の7ページのほうに、えーと、ま、拝見させていただくと、改善モニタリング委員会というのが設置されているんですけども、これというのは、まあ、この会社自体の、まあ、分社されているものなのか? あの、可能でしたら教えてください。よろしくお願いします。

f:id:MRP01:20211231170032j:plain

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

(守屋取締役に「補足して」と指示してから)えーと、説明させていただきます。

えーと、あの、改善モニタリング委員会という名称なんですけれども、われわれ、われわれ自身が、そのう、セルフモニタリングをさせていただく。えー、それをご報告するという義務を背負ってると思うんですけども、それに加えてですね、えー、まあ、あの、SPCの内なんですけれども、第三者の方にも入っていただいた、あー、まあ、チェックをいただく、ま、セルフの二重と言いますか、まあ、そういう位置付けでですね、えー、まあ、一部の学識の先生方にちょっと入っていただいて、えー、二重のチェックをさせていただくという、まあ、あの、構想でですね、えー、提案をさせていただいてるような委員会でございます。もう少し、補足させていただきます。

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

ハイ、あのう、少々補足させていただきますと、えーとー、従来の、ま、そういう意味ではセルフモニタリングですと、ま、間違いがないようにチェックするというかですね、要求水準どおり遵守されているかチェックするという機能はメインにはなるんですけども。

この改善モニタリング委員会についてはですね、この改善という言葉がついているところに、まあ、ポイントがあるんですが、当然、この審査委員会でも、その改善につながるような意見はいただけるというふうに理解はしておるんですが、われわれも、この改善モニタリング委員会、われわれが設置する委員会の、まあ、あのう、有識者の方からも、具体的に、「これこれこういうふうに、運営を変えていったら」とかですね、あるいは、水処理のやり方を変えていったら、より、えーとー、効率化しますよとかですね、そういった、あの、具体的な、あのう、改善につながるようなご意見をいただく場として、この委員会を設置したという、あのう、点もございます。

◆今後のスケジュールについて

田邊委員長

ハイ、えー、よろしいでしょうか? ハイ、それではですね、えーとー、時間の関係もありますし、あの、次回また、詳しい議論を進めたいと思いますので、えー、(2)の議論については、ここまでにさせていただきまして、えーと、報告3、えー、今後のスケジュールについて、えー、事務局から説明お願いします。

千葉技術副参事

ハイ、では、資料の4をご覧ください。

f:id:MRP01:20220101235016j:plain

えー、今後のスケジュールにつきまして、事務局よりご説明いたします。

えー、まず、本日12月24日の、えー、第1回経営審査委員会後におきましては、えー、12月28日までに、各種事業計画書の案が、運営権者から提出されることになっております。

えー、年が明けまして、えー、令和4年1月から3月までの期間は、えー、浄水場下水処理場の運転管理などについての業務について、現在の事業者から運営権者に対して、OJTも含めまして業務の引継ぎを行うこととしております。

そして、2月2日でございますが、第2回経営審査委員会におきまして、えー、各種事業計画書の調査、審議をいただく予定となっております。

また、調査審議いただいた結果を踏まえまして、えー、3月2日までに、えー、県が事業計画書を承認し、えー、4月1日に、えー、みやぎ型管理運営方式による事業が開始すると、そういった予定となっております。今後のスケジュールに関する説明は以上です。

田邊委員長

ありがとうございました。それでは、いま説明いただきました内容について、ご質問等ございますでしょうか?

増田委員

すいません(と挙手する)。

田邊委員長

ハイ、増田委員。

増田委員

えーと、先ほどの、おー、議会のとの関係もあるんですけれども、この経営審査委員会が開催される議論の流れと、あの、議会で、こう、いろんなことを検討される、時間的感覚が、いま一つわからない。

どちらが先行して、えー、どういう関係になるのか? みたいなことが、少し、あの、年間のスケジュールみたいなもの、後々出していただけると、何月にどういうのがあるということが、あの、お示しいただけると、議論の流れが整理できると思いますけど。

田代水道経営課長

ハイ、あの、事務局のほうから回答させていただきます。

あの、次回ですね、その辺りの、あの、おー、スケジュール感お示ししたいと思いますけれども、基本的にはですね、年2回の開催につきましては、あの、県のですね、予算の、おー、議会、また、決算の議会、2月と9月の議会ございますが、その前にですね、あの、おー、運営権者さんの、おー、経営状況、運営状況も含めまして、えー、この経営審査委員会に報告した上ですね、ご意見伺った上で、県議会のほうに報告していくといったようなことを、いま現在考えてございます。

増田委員

ありがとうございました。

田邊委員長

ハイ、ありがとうございます。えーと、それでは、他に何か、ご質問等ございますか? よろしいですか? ハイ。それでは、次第の7については以上となりますが、えー、最後に委員のみなさまから、何かありますでしょうか? (間) ハイ。

えーと、それではですね、次第の8(筆者注:次第の7の言い間違いです)その他に進みますが、事務局から何かありますか? ハイ、お願いします。

千葉技術副参事

えー、では、事務局から、えーと、次回の会議の日程についてご説明いたします。

えー、先ほども、えー、今後のスケジュールでご説明したとおり、次回の会議は、令和4年2月2日水曜日の開催となります。開催場所や開催時刻等につきましては、えー、 改めて、えー、ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。事務局からは以上です。

田邊委員長

ハイ、えー、他に出席者から何かありますか? よろしいですか? ハイ。それでは、あのう、本日の円滑な議事進行にご協力いただきまして、どうもありがとうございました。あのう、よろしければ、進行を事務局へお渡しいたします。

高橋総括課長補佐

ハイ、田邊委員長、ありがとうございました。

以上を持ちまして、第1回宮城県企業局経営審査委員会を終了いたします。みなさま、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。(出席者一同起立して「ありがとうございました」と互いに礼をする)

 

12/24第1回経営審査委員会 前編      委員会の運営方法の決定&みやぎ型事業概要の報告が行われました!

2021年12月24日、宮城県庁4階特別会議室にて、みやぎ型管理運営方式のモニタリングを担う第1回経営審査委員会が行われました。

f:id:MRP01:20211227173500j:plain

 

今回の記事内容

各委員への委嘱状の公布と委員長・副委員長の選出

◆各委員への委嘱状の公布

◆会議の成立についての報告

◆開会の挨拶 櫻井公営企業管理者

◆出席者の紹介

◆委員長、副委員長の選出

委員会の運営方法決定

◆委員会の運営に関する事務局の説明 大沼水道経営改革専門監

宮城県上工下水一体官民連携運営事業概要についての報告 田代水道経営課長

 

f:id:MRP01:20211224163127j:plain

 

各委員への委嘱状の公布と委員長・副委員長の選出

 

◆各委員への委嘱状の公布

高橋総括課長補佐

本日は、令和30度第1回宮城県企業局経営審査委員会にご出席いただき、ありがとう ございます。

開会前ですが、本委員会の委員となるみなさまに、公営企業管理者櫻井雅之から委嘱状の公布を行います。名簿順にお名前を読み上げますので、呼ばれた方は、あちらの交付 場所にご移動をお願いいたします。えー、それでは読み上げさせていただきます。

f:id:MRP01:20211229204040j:plain

高橋総括課長補佐

今井慈様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と今井氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、内田美穂様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と内田氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、尾形良太様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と尾形氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、小野寺友宏様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と小野寺氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、菊池修一様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と菊池氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、佐野大輔様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と佐野氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、田邊信之様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と田邊氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、橋本潤子様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と橋本氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、細川顕仁様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と細川氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

続きまして、増田聡様。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と増田氏に委嘱状を手渡す)。

高橋総括課長補佐

以上で委嘱状の公布を終わります。

◆会議の成立についての報告

ただいまより、令和3年度第1回宮城県企業経営審査委員会を開催いたします。

初めに、会議の成立についてご報告を申し上げます。

本委員会は、10名の委員で構成されておりますが、本日は全員ご出席をいただいております。公営企業の設置等に関する条例第26条第2項の規定により、過半数の委員が出席しておりますので、本日の会議は成立しておりますことを、ご報告申し上げます。

◆開会の挨拶 櫻井公営企業管理者

それでは、委員会の開催に当たりまして、公益業管理者櫻井雅之よりご挨拶を申し上げます。

f:id:MRP01:20220102175739j:plain

櫻井公営企業管理者

おはようございます。えー、ただいま紹介ありました、公営企業管理者をしております櫻井でございます。

えー、今日は、あー、お忙しい中、あー、えー、年末の忙しい中、この、おー、経営審査委員会のほうにお集まりいただきまして、また、委員の承諾を賜りまして、大変ありがとうございました。この場を借りまして、改めて御礼を申し上げたいと思います(と一礼する)。

えー、経営審査委員会のほう開催にあたりまして、一言、ご挨拶を申し上げたいと思います。えー、また、日頃より、いー、当企業局が関係しております水道用水供給事業、また、あー、工業水道事業、そして、えー、流域下水道事業、えー、これらへのご理解ご協力を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。

えー、県が、あー、進めております、うー、水道3事業、あー、これをコンセッション方式として、一体的に管理運営する、えー、いわゆるみやぎ型、あー、管理、いー、 運営方式でございますが、今年12月の6日に、運営権者、あ、株式会社、あ、むすび、い、え、み、むすび、えー、株式会社みずむすびマネージメントみやぎと、実施契約を締結いたしまして、令和4年の4月から、新たな体制で、え、事業をスタートするということに決まったわけでございます。

えー、本県を取り巻く水道事業でございますが、あー、人口減少、あるいは節水型社会の構築といった中で、大変厳しい経営環境でございます。えー、今後、水道料金の大幅な、あー、上昇が避けられない、えー、自治体が多数出てくるものというふうに、予想さしているわけでございます。

えー、本県では、民間の力を最大限活用することによりまして、えー、これまでと変わらず、安全安心な、あー、水を安定的に、できる限り低廉な価格で、えー、供給し、また、汚水を処理していく、このことを目的といたしまして、えー、この事業を導入するに至ったわけでございます。

えー、これまで、国内外の事業を踏まえまして、えー、事業制度には万全を期している
というふうに考えているところでございますが、あー、民間活用におきましては、厳格な監視体制が、あー、不可欠でございます。

あー、みやぎ型管理運営方式では、あー、運営権者と県、それぞれのモニタリングに加えまして、えー、学識経験者からなる、この今回の経営審査委員会によります、3段階のモニタリング体制を構築することとしております。

みやぎ型管理運営方式につきましては、県民のみなさまに対しまして丁寧に説明を行うとともに、しっかりと情報を公開しながら、あー、水道事業の新しいモデルとなるよう
取り組んでまいる所存でございますので、えー、委員のみなさまにおかれましては、 それぞれの専門に応じまして、厳格なご審査と、そして、忌憚のないご意見をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

以上、開会の挨拶をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします(と深く礼をする)。

◆出席者の紹介

高橋総括課長補佐

続きまして、出席者の紹介に移ります。

f:id:MRP01:20211227184126j:plain

f:id:MRP01:20211227190141j:plain

初めに、委員のみなさまをご紹介いたします。

今井慈様。

今井様は、日本水道協会水道技術総合研究所にて主席研究員を務めておられます。

続きまして、内田美穂様。

内田様は、東北工業大学工学部環境応用学科にて教授を務めておられます。

続きまして、尾形良太様。

尾形さまは、大崎市上下水道にて部長を務められておられます。

続きまして、小野寺友宏様。

小野寺様は、仙台市内において弁護士として務められております。

続きまして、菊池修一様。

菊池さまは、仙台市水道局にて次長を務められております。

続きまして、佐野大輔様。

佐野様は、東北大学大学院工学研究科において教授を務められております。

続きまして、田邊信之様。

田邊様は、宮城大学事業構想学群において教授を務められております。

続きまして、橋本潤子様。

橋本様は、仙台市内において公認会計士として務められております。

続きまして、細川顕仁様。

細川様は、日本下水道事業団において理事を務められております。

続きまして、増田聡様。

増田様は、東北大学大学院経済学研究科において教授を務められております。

続きまして、今回、運営権者として事業を担います、株式会社みずむすびマネジメントみやぎの出席者をご紹介いたします。

代表取締役社長の酒井雅史様でございます。

酒井代表取締役社長(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

酒井でございます。どうぞよろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

続きまして、取締役の守屋由介様でございます。

守屋取締役(株式会社みずむすびマネジメントみやぎ)

守屋でございます。どうぞよろしくお願いします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

また、みずむすびマネジメントみやぎと連携して、維持管理を担うこととなります株式会社みずむすびサービスみやぎの出席者をご紹介いたします。

代表取締役社長の安東武智様でございます。

安東代表取締役社長(株式会社みずむすびサービスみやぎ)

安東です。よろしくお願いします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

ここからは、宮城県側の出席者を紹介させていただきます。

先ほど挨拶をいたしました公営企業管理者の櫻井雅之でございます。

櫻井公営企業管理者

どうぞよろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

企業局副局長兼公営事業課長の西村一慶でございます。

西村副局長

どうぞよろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

同じく、副局長技術担当の籠目勇一でございます。

籠目副局長

よろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

事務局の紹介に移ります。

企業局水道経営課課長の田代浩次でございます。

田代水道経営課長
よろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

同じく、水道経営課水道経営改革専門監の大沼伸でございます。

大沼水道経営改革専門監
よろしくお願いします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐
同じく、水道経営課技術副参事兼総括課長補佐の千葉隆浩でございます。

千葉技術副参事

よろしくお願いします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐
同じく、水道経営課総括技術補佐の小野寺マサシでございます。あ、小野寺正樹でございます。

小野寺総括技術補佐
よろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

同じ水道経営課技術主幹班長の長山恒紀でございます。

長山技術主幹

どうぞよろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

最後に、総括課長補佐をしております高橋(堅)でございます。よろしくお願いいたします。

◆委員長、副委員長の選出

続きまして、委員長、副委員長の選出に移ります。本委員会の委員長および副委員長は、公営企業の設置等に関する条例第25条第1項の規定により、議員の互選により定めることとなっております。

委員長と副委員長が選出されるまでの間、今井委員が仮議長となりまして、選出の手続きを進めてまいります。今井委員、よろしくお願いいたします。

今井委員

みなさま、おはようございます。えー、今井でございます。えー、ただいまよりですね、委員長、副委員長が決まるまで、えー、仮議長させていただきますので、よろしくお願いします。

えー、委員長、副委員長の選出についてですね、委員のみなさまからの意見がありますでしょうか? (間) 特段なさそうですので、えー、事務局から、あー、事務局案の説明お願いします。

田代水道経営課長

ハイ、えー、われわれのほうから、では、あー、推薦させていただきます。

えー、事務局案といたしましては、PFI事業に精通されております田邊委員を委員長に、えー、またですね、上下水道いずれもですね、えー、学術的知見をお持ちである佐野委員を副委員長に選任することを提案させていただきます。

今井委員

ハイ、ただいまですね、事務局から提案があり、委員長に田邊委員、また、副委員長に佐野委員をという提案がありましたが、みなさん、いかがでしょうか? (「異議なし」の声が上がる)ハイ、ありがとうございます。

それではですね、互選の結果、委員長、田邊委員に、副委員長、佐野委員が、えー、選出されました。えー、それでは、これで、えー、仮議長を終わらせていただきます。

高橋総括課長補佐

ありがとうございました。恐れ入りますが、田邊委員長、佐野副委員長、ならびに小野寺委員、菊池委員は、お席のご移動をお願いいたします(各委員、席を移動する)。

それでは、ただいま選任されました田邊委員長と佐野副委員長からご挨拶を頂戴したいと存じます。はじめに、田邊委員長、よろしくお願いいたします。

田邊委員長

えーと、宮城大学の田邊ございます。どうぞよろしくお願いいたします(と一礼する)。えー、ご指名でございますので、大変僭越ではございますけれども、会長を務めさせていただきます。

え、本事業の重要性を十分認識した上で、え、中立的、かつ客観的な立場から、委員会の叡智を結集して、この事業の円滑な運営に努めていきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします(と深く一礼する)。

高橋総括課長補佐

ありがとうございました。続きまして、佐野副委員長、よろしくお願いいたします。

佐野副委員長

ハイ、えー、副委員長を仰せつかいました東北大学の佐野でございます。改めまして、よろしくお願いいたします。

本事業の重要性を考えますと、この経営審査委員会の、えー、役割、非常に大きいものと認識しているところでございます。えー、田邊委員長をしっかりとサポートして、えー、円滑な、えー、運営を、おー、に進めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします(と一礼する)。

高橋総括課長補佐

ありがとうございました。

それでは次第6の委員会の運営についてに入ります前に、資料の確認をいたします。 資料1 委員会の運営について、資料2 宮城県上工下水一体官民連携運営事業について、資料3 事業計画の概要について、資料4 今後のスケジュールについて、参考資料 諮問書になります。以上でございます。資料はお揃いでしょうか?

はい。それでは、ここからの議事進行につきましては、田邊委員長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

 

委員会の運営方法の決定

 

田邊委員長

ハイ、えー、それでは、以降の進行を務めさせていただきます。

まず、本日の委員会につきましては、参考資料として配布しておりますとおり、公営企業管理者より、運営権者が作成する各種事業計画書の適正性について、調査審議を行うよう諮問があったために、開催するものでございます。

しかし、今回は、初回の委員会ということもありますので、本会議においては、えー、今後の委員会の運営方法について決定する会議とし、具体的な審議は、次回に行うものとします。

えー、それでは、初めに、委員会の運営についてお諮りします。えー、事務局から説明をお願いします。

◆委員会の運営に関する事務局の説明 大沼水道経営改革専門監

大沼水道経営改革専門監

えー、それではですね、資料1を用いまして、えー、委員会の運営について、えー、 事務局よりご説明いたします。

f:id:MRP01:20211229221556j:plain

えー、まず1番、えー、本委員会の運営要領の案を説明いたします。

えー、クリップを外していただけますと、えー、別添1として、えー、運営要領本文が分離できますので、えー、そちらもご覧いただければと思います。

f:id:MRP01:20211229221914j:plain

f:id:MRP01:20211229223956j:plain

えー、本委員会は、えー、公営企業の設置に関する条例に規定される附属機関であり、えー、当条例第28条において、委員会の運営に関し、必要な事項は、委員長が委員会にお諮りして定めるものとしております。

えー、運営要領の構成でございますが、第1の目的に始まり、えー、第10の雑則まで、えー、資料記載の目次構成としております。

主な条項でございますが、えー、第4として、えー、ウェブ会議システム利用の可否等を記載しております。えー、ウェブによる、えー、出席についても、正式な出席として取り扱うものとしております。えー、コロナの動向によってはですね、今後増えることも想定して、このようにしてございます。

えー、第5項、えー、所掌事務といたしまして、運営権者および県によるモニタリング結果、えー、利用料金の会計内容等について、審議を行い、意見を述べるものとしており、えー、第6 委員の責務につきましては、えー、委員は中立かつ、えー、公平に審査を行わなければならないものとしております。

2ページ目をお開きください。

f:id:MRP01:20211229223136j:plain

えー、続いて、えー、会議の公開、非公開の方針等について説明いたします。

えー、情報公開条例において、えー、会議は、えー、原則的に公開で行う必要があります。えー、非公開情報が含まれる事項等について、えー、審議を行う場合には、非公開の会議を開くことができると定められております。

えー、本委員会で扱う審議事項には、えー、個人情報や、えー、運営権者その他の株主企業の権利、競争上の地位、正当な利益が損なわれる情報が含まれるものと考えられます。

えー、従って、えー、本委員会は公開としますが、えー、審議内容に非公開情報が含まれる場合には、えー、会議の都度、えー、一部非公開の判断を、本委員会にて行うこととしたいと考えております。

えー、例えば、えー、一つの会議の中でもですね、前半は公開で行い、えー、後半は非公開にするという、そういった運営の仕方が想定されるところでございます。

3ページ目をお開きください。

f:id:MRP01:20211229223834j:plain

えー、その他確認事項といたしまして、えー、傍聴要領を説明いたします。本文は別添2をご覧ください。

f:id:MRP01:20211229224834j:plain

主な事項といたしまして、県の規定に従い、定員として10名としつつ、会場に応じて増員を可能とし、えー、定員を超えた場合には抽選を行うこと、えー、写真撮影、録音等は、えー、会議に支障にならない限り許容することとしたいと思います。

本日既に、えー、傍聴を認めているところでありますが、えー、ご異議がなければ、えー、次回以降の委員会につきましても、今回同様の方法により、傍聴を認めてまいりたいと考えております。

続きまして、えー(2)会議資料及び議事録について説明いたします。

えー、会議資料は、えー、傍聴者にも同様の内容で配布するものとし、えー、会議の議事録と合わせて、県ホームページにて公開することといたしますが、えー、情報公開条例に基づく非開示情報はえー、除いた内容としたいと考えております。

なお、えー、動画の撮影および公開については、予定はして おりません。

以上で、えー、資料1 委員会の運営についての説明を終わります。

田邊委員長

ハイ、ありがとうございます。えーと、それでは、今のご説明2点ございましたので、最初のほうの、えー、まず、宮城県企業局経営審査委員会運営要領について、えー、 ご質問等あればお願いいたします。(間) いかがでしょうか? よろしいですか? ハイ。

では、本委員会の運営については、本要領に則り運営するということで、本日付で委員会として決定することとして、よろしいでしょうか? (「異議なし」の声) ハイ、 それでは、事務局案のとおり決定します。

続いて、えー、会議の公開、非公開の方針について○○したいと思います。えー、これつきましても、質問等あればお願いします。(間) よろしいでしょうか? 

ハイ、えー、では、本委員会の公開については、えー、原則的には公開で行われることとし、一部非開示とする必要がある議事がある場合には、委員会の開催の都度、決定をするということ。

また、傍聴要領、および非公開とした場合の会議の議事録の公開方法についても、事務局案どおりとすること。

ということで、本委員会として決定してよろしいでしょうか? (「異議なし」の声)ハイ、えー、それでは、事務局案のとおり決定したいと思います。よろしくお願いいたします。

 

宮城県上工下水一体官民連携運営事業概要についての報告 田代水道経営課長

 

田邊委員長

えー、それではですね、えー、次に、7の(筆者注:次第7ではなく6の言い間違いです)報告に移ります。えー、報告(1)宮城県上工下水一体官民連携運営事業の概要について、企業局から報告願います。

田代水道経営課長

ハイ、それでは、私からですね、説明させていただきます。着座で失礼いたします。

えー、資料の2をご用意いただければと思います。資料の2になります。よろしいでしょうか。

それでは、あの、宮城県上工下水一体官民連携運営事業、われわれは、みやぎ型管理運営方式と呼んでございますが、こちらの事業概要について説明させていただきます。

まず1ページをご覧ください。

f:id:MRP01:20211229234632j:plain

初めにですね、企業局が運営します3種類の水道事業について説明いたします。

県の上水道事業ですね、えー、水道用水供給事業と呼ばれる、ダムなどから取水しました水を浄水場で水道水に処理し、えー、市町村ののタンクまで届ける、うー、水の卸売りを行う事業で、県内25の市町村に水道水を供給しております。

工業用水道事業は、産業の血液とも言われるもので、水源から取水した水をそのまま、または簡易的な水処理を行いまして工場などに送る事業で、県内74の事業所に供給してございます。

流域下水道事業は、複数の市町村が集めた汚水を、口径の大きな管路で下水処理場に集めて処理し、川や海に放流する事業で、県内26の市町村の汚水を処理しております。

2ページをお開きください。

f:id:MRP01:20211230215459j:plain

みやぎ型管理運営方式の事業区域となります。

水道用水供給事業は、赤枠の区域で、県北部を供給エリアとする大崎と、県中央部から南部を供給エリアとする仙南仙塩の2事業を運営してございます。

工業用水道事業は、緑色のマークの箇所で、北から仙台北部、仙塩、仙台圏の3事業を運営してございます。

流域下水道事業は、青色のマークで示してございますが、県内全7事業ございますが、みやぎ型管理運営方式の対象となりますのは、水道用水供給事業と処理区域が重複いたします北から鳴瀬川、吉田川、仙塩、阿武隈川下流の4事業となります。

以上3つの水道事業を合わせまして、全9事業がみやぎ型管理運営方式の対象事業となります。

3ページをご覧ください。

水道事業の経営環境でございます。ますます厳しくなることが予測されております。 人口減少によりまして、現在の料金水準では、収入がですね、減少してまいります。 また、節水型社会が進んでいることにより、さらに水需要が減少していきます。

このような中におきましても、宮城県の水道事業、事業開始から30年以上経過してございます。今後、管路などの大規模な更新が必要となってまいります。

そのため、既に施設の統廃合や管路のダウンサイジングに取り組んでいるところでございますが、こういった効率化を図るだけでは、水道料金を原資としました、独立採算を原則とする水道事業におきましては、将来の料金単価の上昇は避けられない見通しとなってございます。

4ページをご覧ください。

f:id:MRP01:20211230220326j:plain

県では事業の効率化を図るため、30年以上も前から民間事業者に浄水場などの運転管理を委託などをして実施を、実施してございます。

しかし、現在の契約内容でございますが、期間はですね、長くても5年、また基本的に個別の契約、さらには、上水道は仕様発注となっているため、民間の企業の力を十分に生かせていないという現状にございます。

みやぎ型管理運営方式では、契約期間を20年、9事業一体で、設備機器の修繕や改築工事も、民間事業者の役割といたしました。また、発注方式を、全事業性能発注として、民間の力を最大限に活用できるようにし、コスト削減効果の最大化を図っているところでございます。

5ページをご覧ください。

みやぎ型管理運営方式ですが、民間の資金や経営、技術力を活用することによって、質の高い公共サービスの提供をめざすPFI事業でございます。

その中でも、最も導入効果が期待できる公共施設等運営権制度、ま、いわゆるコンセッション方式を活用した官民連携事業でございます。

この制度は、利用料金の徴取を行う公共事業におきまして、施設の所有権を公共主体が有したまま、施設の運営権を民間事業に設定いたします。

運営権を設定された民間事業者は、この運営権を担保として、金融機関などから資金を調達し、また、利用者からの料金収入によって公共サービスを提供するという、そういう制度でございます。

コンセッション制度の利点は、これまでの委託などと比較いたしまして、事業上における民間事業者の裁量が拡大することにより、民間のノウハウを最大限、質の高い公共サービスの提供が期待できるところにございます。

6ページをお開きねがいます。

f:id:MRP01:20211230220716j:plain

PFI事業の中で、最大の効果が期待できるコンセッション方式を水道事業に適用するため、宮城県が国に働きかけて実現した平成30年の水道法の改正の内容について説明させていただきます。

左側の青色の図がこれまでの方式で、公営として運営してまいりました。えー、図の下から、え、水道施設の所有権は県、え、水道事業者も県。その上で、運転管理や維持管理、更新工事などを、県が民間に委託して事業を運営してございます。

右側の赤色ですね、これが改正以前の水道法でございます。水道事業にコンセッション方式を導入する場合には、県は水道事業の認可を手放した上で、民間事業者が国から 水道事業の認可を取得するという必要がある制度のみでございました。

県では、代替性のない社会資本でございます水道事業にコンセッション方式を導入したとしても、将来とも県が水道事業者としての責任を持ち続け、しっかりと事業をコントロールできる制度でなければならないと考え、平成28年12月の未来投資会議におきまして、知事が国に対して水道法の改正を求めました。

その結果、中央の緑色、官民連携、いわゆるみやぎ型管理運営方式が実現できることとなったものでございます。県は施設の所有権だけでなく、水道事業者として、最終責任を担いつつ、水道事業の現場において、県と民間が連携して最適な役割分担のもとで、え、事業運営をすることが可能となったというものでございます。

7ページをご覧ください。

県では、みやぎ型管理運営方式の制度を構築するために、国などにおいて行われました、民営化した事業を再び公営に戻した事業であるとか、水質悪化や料金高騰など、 海外のさまざまな官民連携事業の調査結果を確認いたしました。

これらの事業を整理いたしますと、失敗と言われている海外の事例ですね、その原因なんですが、以下の3点にまとめられるということがわかりました。

1つ目は、事業計画の妥当性、これをしっかりと確認することが重要であるということです。これは無謀な事業計画によりまして、経営破綻した事例からの教訓です。

そのため、みやぎ型管理運営方式では、事業者の選定段階におきまして、水道事業やPFI事業に精通する各分野の外部の有識者で構成しますPFI検討委員会を組織しまして、応募者の提案をさまざまな角度から、公正で厳格に審査していただき、最適な事業者を選定したところでございます。

2つ目でございます。これはコンセッション方式に限らず、PFI事業におきましては特に重要と言われております事業期間中のモニタリングでございます。

後ほど詳しく説明いたしますが、みやぎ型管理運営方式では、本経営審査委員会が最も重要な役割を担うということになりますが、3段階の監視体制によりまして、水の安全安心はもちろん、経営状況も含めて、しっかりとしたモニタリングを行える体制を構築してございます。

3つ目は料金の関係です。海外の失敗と言われている多くの事業でございますが、施設の老朽化などに伴いまして、料金の値上げをせざるを得なくなった場合、料金改定の方法などが不明確であったことから、利用者の理解が得られずに大きな問題になってしまったというものでございました。

こちらも後ほど説明させていただきますがみやぎ型管理運営方式におきましては、 料金改定の条件や改訂方法も含めまして、全て契約で規定するとともに、民間の側には料金改定の裁量を与えない仕組みにしてございます。

8ページ、9ページには、みやぎ型管理運営方式導入の経緯を記載いたしました。

f:id:MRP01:20211230223829j:plain

このように平成26年度の企業局内部での危機感の共有から、方向性の検討、調査や制度設計、法令改正、県条例の制定、運営権の議決、水道法の事業認可等と、8年にわたる長い時間をかけまして、来年4月に事業開始をできるというところまで来たところでございます。

10ページをお開きください。

f:id:MRP01:20211230224113j:plain

コンセッション事業におきまして、事業を運営する民間事業者は、運営権者と呼ばれます。

みやぎ型管理運営方式におきましては、20年間の事業期間に、運営権者が収受する料金は、原則的に事業者の公募段階の提案額で確定いたします。

そのため、運営権者が事業を継続する限りにおいて、ここで示す事業費の削減は達成される制度となってございます。

そのため、現行の体制で県が20年間事業を継続した場合の9事業合計3,314億円の事業費に対しまして、約10%、337億円の削減が実現してございます。

11ページをご覧ください。

この事業費削減額337億円は、今後必ず訪れます管路の本格更新時の多額の企業債の発行需要に備えるために、現段階では、この企業債の発行、つまりは借入金の残高を抑制し、財務基盤の強化を図るということが重要でございます。

また、一部につきましては、現在の利用者に還元するため、事業期間中の料金の上昇抑制にも活用するということを検討してございます。

具体的な活用方法は、令和6年度に予定してございます次期の料金改定に向けまして、関係市町村と協議を行いながら決定するということになります。

12ページをご覧ください。

f:id:MRP01:20211230225052j:plain

みやぎ型管理運営方式はPFI事業でございます。そのため、運営権者が行う事業内容は、県の予算や決算から切り離され、県の監査の対象からも外れるということになります。

しかし、水道事業は県民生活にとって重要な代替性のない社会資本でございます。運営権者の財務や水質などの運営状況につきましては、県民の代表であります県議会へ報告する必要があると、報告必要がございます。

そのため県では、条例に県議会への定期的な報告を定めました。県は、後ほど説明します運営権者や県のモニタリング結果を、本経営審査委員会の審査や答申を経まして、県議会へ報告し、また、ホームページにおいて公表するということとしてございます。

一方、運営権者におきましては、県の情報公開条例に準じて、すでに策定しております情報公開取扱規定に基づきまして、適時、情報公開を行うことを契約に規定してございます。

13ページをご覧ください。料金と料金改正の仕組みでございます。

みやぎ型管理運営方式におきましては、県が収受する料金と運営権者が収受する料金を合わせた全体額が、利用者が負担する水道料金となります。

水道料金の改定は、基本的に5年に1度、県と運営権者の協議後に、市町村との協議を経まして、本経営審査委員会からも意見をいただいたうえで、県議会の議決によって決定されるということになります。

14ページをお開きください。

f:id:MRP01:20211230230002j:plain

みやぎ型管理運営方式におきましては、運営権者が利用者から収受する利用料金を、 運営権者収受額と呼びます。

金額は後ほど(筆者注:「先ほど」の言い間違いです)説明したとおり、事業者の公募段階の提案額で確定していることから、実施契約でその金額を規定してございます。

f:id:MRP01:20220102191259j:plain

f:id:MRP01:20220102190103j:plain

f:id:MRP01:20220102191132j:plain

f:id:MRP01:20220102191432j:plain

f:id:MRP01:20220102191647j:plain

        みやぎ型管理運営方式 実施契約書 65~68ページより

みやぎ型管理運営方式 実施契約書 https://www.pref.miyagi.jp/documents/35976/keiyakusyo.pdf

また、この運営権者収受学の改定ルールでございますが、基本的に、これも実施契約に規定しております市町村との契約水量、つまりは需要の変動と、これも実施契約に規定しておりますが、日銀等の物価指標、つまりは物価変動によりまして、恣意性なく記載の算出式によりまして算定されるという制度となっております。

f:id:MRP01:20220102192909j:plain


        みやぎ型管理運営方式 実施契約書 目次より

みやぎ型管理運営方式 実施契約書 https://www.pref.miyagi.jp/documents/35976/keiyakusyo.pdf

15ページをご覧ください。

水質事故や災害が発生した場合には、県が主体となって、現在と同じように運営権者と協力して被害状況を調査するとともに、県が関係市町村との調整も行います。

施設が被災した場合には、これも現在と同じですが、国の災害復旧制度を活用しまして、県が主体的に復旧復興業務を行います。

16ページをご覧ください。

f:id:MRP01:20211230230735j:plain

3段階によります運営権者のモニタリング体制です。

運営権者は、県から示されました要求水準を充足する運営方法、これを自ら設定しまして、その運営状況をみずから監視いたします。

県は、運営権者が要求水準を遵守しているか、しっかりとモニタリングを行います。

そのうえで、本経営審査委員会は、運営権者と県のモニタリング結果を確認して、その結果を運営権者にフィードバックしていただきます。また、必要があれば、運営方法の見直しも求めていただくということになります。

17ページ、18ページは、本経営審査委員会の審議事項であるとか、委員の立場等でございますが、確認、先程ですね、確認させて、確認いただきましたので、ここでの説明は割愛させていただきます。

f:id:MRP01:20211230231232j:plain

私からの事業概要の説明は、以上となります。

田邊委員長

ハイ、ありがとうございました。

えーと、ただいまのご説明で、あの、事業についてですね、委員の方に共通認識を持つという意味で、既にご存知の部分もあるかと思いますけれども、再確認していただいた次第でございます。

あの、ご説明にもありましたように、えー、やはり海外の事例なども踏まえた制度設計になっておりますし、また、客観的な運営を可能にするような仕組みも取り入れられておりまして、えー、また、あの、議会および県民への報告も、ま、きちんとした形でするという形になっております。

で、まあ、逆に言いますと、これからこれを実際にオペレーションしていくうえでですね、モニタリングという機能が非常に重要になってくるんだなあと思いますので、改めて、この委員会の重要性というか、役目の重さをですね、認識した次第でございます。

さて、それでは、あの、今のご説明につきまして、何かご質問等ございますでしょうか? ハイ、では、増田委員、お願いします。

増田委員

えーと、増田です。えーと、今いただいた資料の17ページのところに、今回のこの経営審査委員会は、ま、条例で設置されるというふうに書いてあるんですけれども、えーと、この条例自身は、ここに書いてある状況ですと、昭和49年から、あのう、動いているということなんですが、この経営審査委員会と類似の機能を持っている先行の委員会みたいなものが、何か存在してるんでしょうか?

f:id:MRP01:20211230230735j:plain

田邊委員長

これは、じゃあ、事務局のほうからお願いします。

田代水道経営課長

ハイ、ありがとうございます。えー、公営企業の設置等に関する条例が、昭和49年から施行してるというところでございます。

で、実は、あの、この設置条例の中におきましては、この、今回ですね、この、外部の、おー、附属機関的な、あー、位置付けの委員会は、今回初めてでございます。

ただ、あの、県のですね、知事部局と言いますか、本体のほうにはですね、さまざまな附属機関のですね、えー、位置付けを持った、あの、おー、委員会が設置されてございます。今回、企業局としては、初めての外部の専門委員会となります。

増田委員

ハイ、ありがとうございます。

田邊委員長

ハイ、よろしいでしょうか。それでは、他にご質問等ございませんか? (間)ハイ、よろしいでしょうか?

それでは、また、あのう、今後、実際に、あのう、2回目以降ですね、いろんな検討を進めていく中で、いろんな議論も出てくると思いますけれども、今回、次第ということもございますので、この議題については、ここまでにさせていただければと思います。

(「12/24第1回経営審査委員会 後編」に続く)

12/14建設企業委員会では、みやぎ型の情報公開についての様々な議論が行われました!!

f:id:MRP01:20211223184230j:plain

前日に引き続き、2021年12月14日の建設企業委員会でも、みやぎ型の情報公開を中心に質疑応答が行われました。

今回の記事内容

◆20年間の収支計画は議会に提出できないのか?

◆全体事業計画書は、事業開始何日前に完成するのか?

◆全体事業計画書を、県の承認期限前に議会に提供できるか?

◆初年度の年間事業計画書と健全度調査計画書について

◆全体事業計画の中の借入金額が消されたのはなぜか?

◆20年間の事業期間以降も、特許使用料を払い続けなければならなくなる

◆統合型広域監視制御システムのリスク対策は?

◆第1料金期間の改築計画書がないのはなぜか?

◆水質管理目標値が県の基準とSPCの提案で異なる部分がある

◆流域下水道の汚泥含水率について

◆改築計画の設計業務と工事の施行は、運営権者の裁量となる

◆業務計画書の県内地元企業というのは、本社が県内にある企業を指すのか? 

◆SPCが株主企業に発注することで、工事費の実態がつかめなくなる

◆多賀城市大代に下水汚泥ストックヤードを作る提案について

◆県民への説明は?

◆県の利益とベンダーの利益が相反するケースもある

◆情報開示によるSPCやOM会社の損害は、誰が最終的に責任を取るのか?

◆説明会の有無にかかわらず、しっかりとした情報公開、正しい情報発信を

◆情報開示についてはみんなで考えるべき

 

f:id:MRP01:20211223184253j:plain

遠藤委員長

それでは、企業局の所管で何かございますか?

 

◆20年間の収支計画は議会に提出できないのか?

f:id:MRP01:20211223184319j:plain

福島委員

えーと、昨日机上配布されてました、あの、えー、11月15日に受水市町村への説明会を行った際の資料でございます。

あのう、えー、11月19日、まあ、前回の、その、委員会で求めた資料が、まあ、ようやく昨日、配布いただいたということで、ま、配布いただいたことには感謝申し上げますけれども、できるだけ、こう、早めに、えー、こういった資料は、あの、議会のほうに提出をお願いしたいなというふうに思っております。

で、せっかく昨日いただいたので、ま、すべてに資料に目を通すことは、やっぱり、ちょっとできなかったんですけれども、基本である、その、全体事業計画書、ま、あの、ほぼほぼですけれども、目を通させていただいて、えー、いくつか、ちょっと疑問点がありましたので、質問させていただきたいというふうに思っております。

あのう、全体事業計画は、20年にわたる事業計画なんですけれども、えーと、そもそもこの事業計画には、あの、別紙というのがいくつかあるようで、たとえば、あのう、 9ページに、あのう、収支計画等のがありますけれども、ここの中に、別紙2にという ふうに書いてありますが、別紙2が、ちょっと私のいただいたものにはなかったんですけど、これはどういうことなのか? ちょっとお知らせください。

田代水道経営課長

ハイ、えー、えー、収支計画につきましては、あのおーー、11月15日の市町村の担当者会議のほうには、配布しておりませんでした。またですね、あのう、収支計画につきましては、あの、一部ですね、あの、事業のノウハウ等が入ってございますので、すべてをですね、開示はできないものでございます。

福島委員

えーとー、まあ、ただ、議会には、大まかな20年間の収支計画、ま、提案書の時点で、あのう、出していただいたのもあったと思うんですけれども、えー、ま、出せる範囲で20年間の経常利益も含めた、ま、当期純利益等も含めた収支計画は、やはり大事なことなので、えー、議会のほうにも、は提出、どの程度かわかりませんけれども、できないものかどうか? ちょっとご検討いただきたいんですけど。

田代水道経営課長

はい、あの、えーー、最終版はですね、完成した段階になりますけれども、可能な限りですね、ご提供申し上げ、もちろんですね、あの、ホームページのほうにもですね、県民に対して、あの、可能な限り、あの、情報をですね、提供をしてまいりたいと考えてございます。

 

◆全体事業計画書は、事業開始何日前に完成するのか?

福島委員

えーと、全体事業計画書は、えー、最終的には、あのう、事業開始何日前に完成するんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、まずですね、あの、えー、昨日配布しました、あー、市町村担当者会議の2枚目ですね、資料の1の1という資料がございます。

えー、基本的にはですね、おおむね、あの、90日前、ま、ですから年内になりますが、あー、えー、運営権者のほうから県のほうに提出がございます。

えー、その後ですね、われわれ、昨日も申し上げましたが、しっかり中身を審査しまして、市町村からの意見の反映であったり、えー、経営審査委員会からも意見をもらいまして、おおむねですね、あのう、右側のほうに書いてございますが、1カ月前、30日前までは承認を下す、と。必要なものはですね。そういった計画にしてございます。

1カ月前には、準備万端整えて、4月を迎えるといったスケジュール感になってございます。

 

全体事業計画書を、県の承認期限前に議会に提供できるか?

福島委員

えーと、議会のほうには、30日前の承認期限前に、ま、あの、2月の予算議会もありますから、えー、資料提供として、ご努力いただきたいと思うんですけれども、どうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、こちらは、あの、昨日、あのう、ご説明申しあげましたが、第2回の、おー、経営審査委員会のほうを、できれば2月の上旬を目指して開催したいと思って ございます。

その段階におきまして、えー、かなりの事業計画書、ほぼほぼ、あの、おー、固まった形のものを委員会にかけたいと考えてございますので、そのものをですね、えー、もちろんホームページにも、えー、掲載いたしますが、委員のみなさまのほうにもですね、ご提示を申し上げられればなあと考えてございます。

福島委員

ま、あのう、みやぎ型に移行する初年度の、ま、予算の議論でありますし、さらに下水道の、えー、会計については、議会が関わる、ま、国が関わる補助事業もありますので、えー、2月の予算議会の議案としても、えー、みやぎ型の資料というのは、できる限り、あのう、議会のほうに提出を、ま、これだけでなく、お願いしたいと思うんですけど、管理者どうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あの、当然、そのう、おー、議会に予算を提出し、えー、そして県民の理解を得るということで設けてございますので、可能な限りの資料提出を、あー、考えてまいりたいというふうに思っております。

 

◆初年度の年間事業計画書と健全度調査計画書について

福島委員

それで、あの、今回の年間事業計画書を、あのう、市町村担当者会議には提出してなかったんですけども、もちろん、この、えー、初年度の年間事業計画も、そういうことで、できるだけ、あのう、2月の予算議会のほうには、提出されるものだというふうに思ってよろしんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、年間事業計画ですね、あのう、おー、この段階におきまして、あの、 おー、えー、2月、あ、3月の上旬時点だと言ったらいいんでしょうか、そういう時期にですね、あの、ご提出できるか? そこまで準備できるかどうか? 

今ですね、ちょっと、あの、整理がつくかどうかはわかりませんので、あの、もう少しお時間をいただくことになるかもしれません。

福島委員

ま、全体事業計画の中でも、当初の、初年度の、えー、年間事業計画書が、やっぱり、大事だというふうに思っておりますので、ま、努力していただきたいと思います。

合わせてですね、あのう、健全度調査計画書というのも、えー、今回、あの、提出され、ま、市町村担当者の会議には提出してなかったんで、私たちにも入っていないんですけれども、これについて、えー、全体事業計画の中で、そのう、健全度調査は、その、初年度、初年度って言うか、第1期料金期間については、健全度調査を事前に実施することができないため、評価結果の記載は、第2料金期間以降になるというふうに、事業計画書のほうには記載されております。えー、どういうことなのか? 

また、あのう、本来、そのう、事業開始前に、ま、資産である、こうした、あのう、ま、減価償却されるような、あのう、資産である機械などの状態を、相互で確認して、引き渡すということは、あの、必須、必要なことではないかと思うんですけど、その点どういうふうにお考えなのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、みやぎ型管理運営方式の制度設計の中におきまして、えー、事業開始から1年間ですね、令和4年度中に、えー、県のですね、実施しております健全度調査と同等以上の調査を実施しろというような、そういった契約なってございますので、事業開始前にはですね、それがお示しできないというものでございます。明らかになってきますのは、4年度以降という形になってまいります。

福島委員

えと、翌年度以降ではなくて、あの、えーと、第2期料金期間の、えー、記載のための、その、調査は、その、第1期料金期間、つまり、その、令和4年度の8月頃までに、えー、健全度調査をするというような記載が、えーと、見つけたんですけども、えーと、それについては、要するに、令和4年度の8月までには、健全度調査を行うということになってるようなので、えー、速やかに、あのう、えー、議会のほうにも、その結果は、明らかにしていただければなあというふうに思っております。えと、それはですね、改築計画書の8ページにありました。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、今のご指摘の部分でございますが、あー、えー、第1料金期間につきましては、実施しないという記載になっていると思います。で、第2料金期間にですね、これを令和4年の8月までの調査結果を、おー、8月末提出の改築計画に反映する、そういった、あー、計画になってございます。

福島委員

ま、ですから、あのう、これは、そのう、改築計画書そのものの、そのう、話でありますけれども、その、健全度調査については、えー、ま、そのう、改築計画書の中を見れば、あのう、調査結果がわかるということになってるのかどうか? 

ちょっと、わからないので、その、改築計画書の提出ということではなく、そのう、 令和4年8月までの調査結果について、あの、相互に確認した、その、資産の評価ですよね、それについて、議会のほうにも報告お願いしたいということですが。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おーーー、特にですね、補助事業で実施いたします流域下水道につきましては、あー、かなりですね、早めにと言いますか、来年度の早期の健全度の調査を実施してまいります。

令和4年の8月段階で、えー、どこまでですね、あの、終わってるかどうかは、あー、今ここで、あの、おー、ご回答はしかねますけれども、極力ですね、終わったものまで、お示しできるものについては、あー、できる限りご提供申し上げたいと思います。

福島委員

やはり、あの、えーとー、資産がどういう状態で引き渡されるのか? ま、本来であれば、事前に、事業開始前に確認するのがベストだと思いますが、ま、そういうことで、えー、速やかに事業開始後、ま、8月までの間に、調査するということにも、ま、あの、この改築計画書ではなっておりますので、速やかに、上水も工水も含めた、えー、調査結果の公表を求めたいと思います。いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、極力ですね、あのう、できる限り早期にですね、ご提供できればと考えてございます。

 

◆全体事業計画の中の借入金額が消されたのはなぜか?

福島委員

それとですね、えーとー、今回、そのう、えー、資金調達のところに、その、全体事業計画の中にもあるんですけれども、借入金の金額が、あのう、えー、記号で消されていて、金額が明記されていないんですけど、もう、これについては、やはり、あの、SPCからの意見でこうなったということでしょうか? (田代水道経営課長のところに水道経営課職員が来て、資料を確認しながらしばらく話し合っている)あの、収支報告の、9ページ。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、今の段階でですね、えー、確実にお出しできるものについて、ご提供させていただきました。今後ですね、あの、SPCのほうと、運営権者のほうと調整して、可能な限りご提供申し上げたいと思います。

福島委員

たしか、あのう、えーとー、選考過程で、あのう、この、メタウォーターグループ、まあ、みずむすびグループマネジメントが行った、その、提案書類には、えーと、金額が明記されておりまして、それで、だいたい、出資金以外は借入金ということで、だい たい121億円の借入金ということも提案されておりましたし、あのう、ま、どのように運営していくのか? 非常に大事な部分ですので、ま、SPCさんとも、あのう、議論、相談しながら、できる限り、こういった、ま、財政状況についても、明らかにすることを求めたいと思いますが、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、出資株主の劣後ローン、あの、また、外部からのですね、資金調達、タームローン等含めまして、可能な限りですね、整理をいたしましてご提供していきたいと思います。

www.smbcnikko.co.jp

www.nomura.co.jp

 

◆20年間の事業期間以降も、特許使用料を払い続けなければならなくなる

福島委員

はい。

えーと、それとですね、非常に重要なことが、この全体事業計画でわかるんですけれども、と言いますのも、実施契約書が、あのう、当初、公募前に、あの、いろいろ要求水準を含めて示された実施契約書の中身が、あの、結局、昨年の12月24日に変わっているという、大幅な、まあ、変更点があった中で、その、特許とか、技術料とか、そういうものについて、あのう、ま、将来にわたって、契約期間以降も、その、業務の20年間に新たに、そのう、SPCが、あのう、投入したものについて、知的財産権は、将来にわたって、それを使うのであれば、県が支払い続けなければならないというふうに変わったんですが、今回、そのう、9個別事業を一元管理する統合型広域監視制御システム、これ、日立製作所さんが、あのう、ま、構築するということなんですけれども。

これは、あのう、非常に、これまでは、それぞれ9事業個別で、しかも、そのう、それぞれの浄化センター、浄水場、別々に、ま、管理してたのを、5年ぐらいを目途として、そのう、統合型広域監視制御システムに切り替えていくということで、ま、ある意味、これが、あのう、選定過程では評価され、ま、合理的だという、効率的だということにもなっていますけれども。

一方、これについては、心臓部分がそれに置き換わるということは、20年内の事業計画以降も、そのう、心臓部の、その、いろいろ使っているような、そのう、特許であるとか、使用料を、県が払い続けていかなくちゃいけないということにつながるんじゃないかと思って、ちょっと懸念してるんですけど、この点はいかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、使用料につきましてはですね、クラウドシステムを使うということで、当然のことながら、まあ、あのう、20年間ですね、運営権者が支払っている金額を上限として、21年後以降も発生するということになるかと思います。

また、知的財産ですね、特許料等の知的財産につきましては、いま現在ですね、えー、運営権者の開発します、この統合型のシステムに、えー、こういった知的財産が発生するかどうかの確認は取れてございません。

もし、仮にですね、そういった、あの、おー、なんて言うんですか、定期的にお支払いするような、そういったものが発生するのであれば、それもですね、当然、20年間で、えー、運営権者が支払っていたものを上限として、えー、21年後以降も払っていくという形になるかと思います。

福島委員

ぜひ、この統合型広域監視制御システムは、非常に重要な部分ですありまして、さらに、そのう、上水、工水、下水とも、ま、当然ながら、9事業個別事業の一元管理ですから、導入されるということで、あのう、あります。

だから、そのう、えー、20年間の事業内でもそうですけど、それ以降も、そうした、えー、特許料とか使用料が発生するのかどうか? えー、ぜひ、早めに確認していただきたいなというふうに思います。

また、この事業計画書の中には、事業後半に、その、パソコンやサーバー等の使用部品の交換、長寿命化と用備品を納入し、本事業終了後の監視制御システムの継続使用をバックアップするということも、ま、書き込まれておりますから、あのう、ま、中央監視設備を導入し、さらに、えー、それに関するパソコンやサーバーの使用部品も、あのう、20年間の間に、こう、ま、置き換えられるということで、で、それを、えー、20年間の事業終了後、継続使用をバックアップするということで、SPCは考えておりますので、当然、その、ずっと未来永劫ソフト類の使用量の発生というのが懸念されておりますので、ぜひ、その点も含めて確認していただきたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、運営事業ですね、SPCにつきましては、20年間の事業期間終了後に解散するというような、そういった、あのう、おー、当該事業の場合は、そういった、あの、おー、契約になります。

ただ、当然のことながら、21年目以降の契約がどういう形になるのかということについて、今の段階でですね、お答えすることはできませんが、いずれ21年目以降、たぶん 1年か2年間は、また当然ですね、21年目以降、すぐ新しい、仮に新しいシステムを考えたとしても、1年、2年、数年間は、今の、おー、ものを使うということは、当然、あの、考えられますので、いずれ事業終了が見えてきた段階でですね、そういった、あの、フォローについては、現在の、おー、運営権者、あー、にですね、おー、おー、に、あのう、フォローをですね、約束するような形になるかと思います。

福島委員

あのう、この間も、私、この委員会で指摘してまいりましたが、そのう、えーとー、まあ、国内あるいは海外に本社がある子会社が、まあ、宮城県内で、こう、工場なり、なんか、事業活動する際に、その利益の多くが、そのう、特許使用料 という形で、本社のほうに移転するということで、なかなか子会社の利益が、そのう、合法的に本社のほうに移転されるということは、従来から行われてきたことであり、ま、今回も、その、心臓部分とも言える中央監視設備、ま、日立製作所が設計して、施工していくというか、あの、導入するんですけれども、それに伴って、事業後半に、主要部分の交換が、日立製になっていき、で、当然、それには、あのう、えー、月ごとの、そのう、使用料というのが発生する懸念がありますので、この点は、本当に重々確認していただきたいというふうに思いますので、まあ、えー、これはホントに、あのう、20年間のことだけではなくて、それ以降にわたる、ま、大事なことなので、管理者からもちょっとご答弁いただきたい。

櫻井公営企業管理者

ま、われわれ、えー、このコンセッション方式、みやぎ型方式を、おー、おー、採用するということに致したのは、当然、われわれの、その、企業経営に対して、しっかりした安定化を図って、えー、いわゆる料金の上昇を低減化するといったことが目的でございます。

そのためには、ま、民間の力を借りながら、お互い両輪となってやっていく必要があり、それが一番、われわれが置かれた状況では最適解であろうというふうに考えまして、ここまで6年かかりましたけど、やってまいりました。

当然、ご指摘のとおり、いろいろな、その、おー、問題が出てくると思います。そして、今後20年後どうしていくか? という問題も出てくると思います。われわれとしては、えー、20年間だけではなくて、その後の世界も含めて、総合的に判断しながら、あー、考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。

 

◆統合型広域監視制御システムのリスク対策は?

福島委員

ぜひ、あのう、ま、20年間のことを議論するのも難しいんですけれども、でも、責任持った議論、議会としてしていかなければなりませんので、それに、あの、耐えるような資料の公開を求めておきたいというふうに思っております。

それで、このう、中央監視制御、統合型広域監視制御システムですけれども、たしかに効率的になりますし、あの、合理化にもなると思うんですけど、バックアップ体制ということで、その、リスク分散という考え方からはどうなんですかね?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、当然のことながら、あー、?????に関するのですね、えー、吉川委員、あ、吉川議員からの質問にもございましたが、まずはですね、セキュリティ対策、これについては、万全を期した運用改善をしたり、ファイアウォール等によってですね、外部からの、あの、侵入等を防ぐというような、そういった形でまず、しっかりと、おー、構築してまいります。

またですね、バックアップの仕組みにつきましても、おー、われわれのほうでですね、あの、SPCのほうともよく意見交換しながら、あー、とにかく、あの、おー、こういった、あー、仕組み、効率性だけではなくて、安全安心の部分も、あの、確認して、導入を承認してまいりたいと考えてございます。

 

◆第1料金期間の改築計画書がないのはなぜか?

福島委員

はい。あと、ぜひ、その、えー、ま、引き続き、この、今日だけではないので、あの、引き続き継続的に、あの、議論、伺ってもいきたいと思います。

あの、改築計画書も、実は、出されているとは言え、えーとー、昨日、あの、この改築計画書いただきましたけど、大事な、この、第1料金期間という、令和4年5年という、ま、初年度から2年目の、この改築内容については、あのう、ないということになっております。これは、その、どういう、どうしてなのか? 間に合わなかったのか? ちょっと伺いたいと思います。

田代水道経営課長

あのう、当然のことながら、第1料金期間ですね、令和4年度、5年度につきましては、あー、あー、えー、完成しだいですね、あのう、当然のことながら、受水市町村であったり、関連市町村のほうには、あー、お出ししてまいりたいと思います。今の段階で、詰め切れてなかったというところが、あー、実態でございます。

福島委員

あのう、詰め切れてないにしろ、来年4月からの、その、改築計画、当然、あの、国の、下水道に関しては、国の、えー、認可も必要ですから、具体的な、あのう、作業にも、もう入っていると思いますので、でき得る限り完成品の前にも、ま、先ほど言った、そのう、えーと、年間事業計画とも合わせて、そのう、初年度の、そのう、予算審査にも関わることなので、できるだけ早くこちらのほうの資料も出していただきたいと思うんですけど、どうですか?

田代水道経営課長

あの、おー、流域下水道の改築につきましては、いま委員ご指摘のとおり、補助事業で実施いたします。特にですね、令和4年、5年の債務(?)工事につきましては、あー、基本、あのう、県の計画でもって実施するという、そういった契約書になってございます。

ですから、当然のことながら、あー、あー、翌、おー、2月のですね、来年度予算の、おー、議案を、おー、ご提出する段階では、あー、事業の内容につきましてご説明する形になります。あくまで県の計画で実施していただくというような契約になってございます。

福島委員

ま、それは、あの、下水に関してでありますが、改築計画書初年度、第1期料金期間2年間については、あの、上水も工水もあると思いますので、合わせて提供いただきたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、2月の県議会の段階では、かなりですね、上水、工水もですね、計画のほう詰まってくるかと思いますので、可能な限りですね、ご提供したいと思います。

遠藤委員長

福島委員、まだ、アレですか? 

福島委員

もうちょっと、せっかく資料いただいたので。ま、ちょっと、短くする努力は。せっかく、みなさんご参集いただいて、ありがとうございます。

遠藤委員長

はい。

 

◆水質管理目標値が県の基準とSPCの提案で異なる部分がある

福島委員

えーとですね、それから、あの、大事な水質の、あのう、管理計画書、月間管理運転水質管理計画書も、ま、細かいものについては、未定ということなんですが、おおまかなことについては、この事業計画書の中にも、あの、書かれております。

それで、気になってるのは、あのう、えーと、県の計画よりも、あのう、厳しい目標値というのが、ま、上水の場合も、下水の場合もあります。この、えーと、ごめんなさい、全体事業計画書の18ページにあります。

で、ただその中で、PHの表3の1、1の3、重点水質管理項目と水質管理目標値、本事業開始時なんですけれども、大崎や、それから仙南仙塩の、ま、用水のどちらもですが、PHが、えー、県の基準が7.0~7.6というのに、えーとー、SPCの提案では、その、7.5~7.6ことで、その、下限がですね、その、7.0って県は言っているのに、提案のほうは7.5というふうになって、ま、四捨五入すると8にもなっちゃうという。

これが、その、あるいは、その、残留塩素についても、県の基準が0.4~0.7になっているのに、あのう、SPCの提案が0.45ということで、ま、最小の、えー、ところがちょっと、SPCさんの提案のほうが大きくなってるんですね。

これについては、より厳しいというふうには逆にならないように思ってるんですけど、どういう考え方なのか? 

田代水道経営課長

あの、これは、あの、われわれの提案が、幅を持たせてるというところを、逆にSPC、 運営権者の提案は、狭くですね、あのう、提案してるということでございますので、あの、ま、厳しく、より中央値に近い形でもって管理していくという提案でございます。少し、あの、ここまでで私の答弁に、あの、おーー、間違いがありましたら、また、後日訂正させていただきますが。

福島委員

ま、より中央値で範囲が狭まると言っても、その、下限値が上がるっていうことが、私はちょっと問題じゃないかと思っておりますので。ま、その点については、また、あのう、確認してご答弁いただきたいというふうに思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、残留塩素については、低いと、結果、あの、おーーー、水道の場合はですね、残留塩素は蛇口で1ppmという国の基準がございます。これは絶対に守らなくてはいけない基準でございます。ですので、下限値を上げるということは、より厳しくしてるというふうにご理解いただければと思うんですが。

福島委員

ま、ちょっと、そこは考え方として、あのう、異論があるので、まあ、引き続き、ちょっと、えー、予算議会もありますので、あの、検討、つまり、これは、あの、えーと、上水では、えーと、このう、残留塩素とPHであり、それから、あのう、下水のほうでも、PHのほうが、その、下限値が、そのう、えー、上がってる。より緩和されてるというふうに取られかねないというふうに、私はそう取ったものですから、その点について、えー、確認していただきたいと思います。

 

◆流域下水道の汚泥含水率について

で、合わせて、あの、流域下水道の水質管理の中で、これもまた、あのう、かつて議論させていただきましたが、鳴瀬川流域と吉田川流域の汚泥含水率の、えー、目標も、やはり、あのう、えー、事業開始当初の、そのう、含水率が、かつて、これまで鳴瀬川で、えーと、結果が出たことのない非常にちっちゃい単位になってますし、逆に吉田川流域は、えー、これまで、そんなに水を多く含んだら叱られるというような、そういう高いレベルの含水率になっていて、これ、両方、こう、逆転してるんじゃないか? 記述が間違ってるんじゃないの? っていう指摘をしました。

ま、「それは変わりません」ということで、えー、なってました。で、今回も、えー、それは変わってないということなんですけど、それでよろしんでしょうかね?

田代水道経営課長

はい、あのう、おー、これはですね、6月の県議会議案をですね、お願いした段階から、あの、ご説明申し上げてます。あの、あくまで、あの、おー、えー、ま、当時ですから、あーー、あーー、当時ですね、メタウォーターグループの段階で、彼らのノウハウでもって提案を受けたものでございます。現在ですね、えーーー、現地のほうに技術者が入って確認してございます。

さらにですね、年明けからは、現在の指定管理者から、いろいろ運転管理のですね、 えー、OJTを含めまして、含めました引継なども受けてまいります。えー、そういった中においてですね、ホントに、あの、この提案が、あ、あー、う、可能であったのかも含めまして、えー、検討を進めていく、と。

で、仮にですね、やはり、あのう、なんて言いますか、これまでの年報で公表していたものが、やはり、あのう、当然ですね、正しいということがあればですね、あの、訂正を、おー、せざるを得ないのだろうなあというふうに考えてございます。

福島委員

ぜひ、あのう、これ、1%の水分が多くなっても、結局、その、汚泥処理費用とか運搬費用がより多く年間かかるという大事な、あの、ことになっているので、これまでの 指定管理者、かなり気を使って、あの、目標値に掲げていたことなので、それ自体が、あの、不自然であるという、問題があるままでは、やはり、あのう、えー、県民に対しても説明がつきませんので、ぜひ、その点は精査していただきたいというふうに思っております。

 

◆改築計画の設計業務と工事の施行は、運営権者の裁量となる

それから、この、全体の改築に関する計画、まあ、あの、初年度の改築計画、来期のが出ない中なんですが、えーと、設計業務は、ほぼ、あの、このメタウォーターグループの構成員である、ま、日水コンさんであるとか、それから日立製作所さんが、設計業務は、ほぼ担っているんだなあということがわかります。えー、構成員のみに発注ということで、設計はそうなっているという理解でよろしいですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、設計のみならずですね、工事の施行につきましても、ここにつきましてはですね、SPCの、おー、運営権者の裁量となりますので、いま現在はこういった計画をされているということでございます。

福島委員

まあ、あの、結局、いろんな、ま、設計および工事にしても、設計が肝と言いますか、設計するところがどこで、というのは非常に大事な部分、すべて、あのう、日水コンが行うということになっていて、まあ、大丈夫なのかな? っていう気は、ま、ほぼ独占という状態だな、やはり、というふうに思っております。

 

◆業務計画書の県内地元企業というのは、本社が県内にある企業を指すのか? 

ま、ただ、その、設計されたものの工事の発注というのが、まあ、あのう、この業務計画書には、「できるだけ県内地元企業を優先して活用し、地域経済の活性化に努めます」というふうにあります。

で、お伺いしたいのは、その、県内地元企業というのは、本社が県内にある企業を指すのか? はたまた、県内に、ま、事業所があるものも指すのか? その辺はどうなんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、これはですね、あのーーー、ずいぶん長く議論させていただいたところでございますが、基本、あの、おー、SPCのほうに、運営権者のほうに、あの、設備関係のですね、執行を県から移行する部分につきましては、ほとんどがですね、大手メーカーさんが、あー、のノウハウと言いますか、あのう、ま、東京本社のですね、大手メーカーの事業、工事でございます。えー、残念ながらですね、県内にはほとんど見当たらないということが実態でございます。

ただ、そういった中におきましてもですね、あの、ま、えーーー、極力ですね、県内のですね、に本社があるところでノウハウ持っておったりですね、あの、技術者がいるところにつきましては、運営権者のほうでは、県内のほうに発注するということでございまして、そういったところをですね、KPIとして、えー、目標を定めて実施するというような計画になってございますので、今後ですね、明らかになってくるかと思います。

www.nri.com

福島委員

質問そのまま、県内地元企業と言うのは、本社が県内にある企業を指すのか? 県内に事業所がある、ま、本社は東京、あるいは国外にある、そういった大手を含めてなのか? それを伺ったんですけど。

田代水道経営課長

ハイ、あの、今の段階でですね、このう、事業計画書の中では、えー、明確にはなってございません。

ただ、われわれはですね、あのう、県内本社本店の、あ、県内本社のですね、えー、発注をですね、あの、発注状況を、一旦運営権者のほうに移行する事業確認したんですが、だいたいですね、全体の5%程度でございます。今後ですね、ま、そういったものが、われわれとしましては、あー、見ながら、あ、あー、運営権者側の計画なども、お、おー、承認してまいりたいと、おー、考えてございます。

 

◆SPCが株主企業に発注することで、工事費の実態がつかめなくなる

福島委員

あのう、ちょっと、そのう、改築計画書が出てくる時点、あるいは、そのう、具体的な、そのう、来期の、そのう、予算審査の際には、そのう、工事の発注の手続き、ま、今回も、この、33ページ、ま、この、えーとー、34ページとかには、工事に関する県への提出書類とかも、ま、明示されておりますけれども、ま、おー、多くのみなさんから、そのう、結局、コンセッションの際には、その、工事費を、その、受け取ったSPC、運営するSPCが、そのう、株主である企業に、ま、発注して、その中で、その、工事費の、ま、実態がつかめなくなって、ま、そこが非常にブラックボックスというような指摘が、えー、ございます。

やはり、この辺は、非常に、あのう、ま、あの、全体としては、もう、あの、ま、県が、その、運営権を売却したものだから、SPCが、そのう、えー、決めていくものだということはありますけれども、やはり、県が最終的に責任を持つという点でのコンセッション、みやぎ型ということで、ずっとおっしゃっておりますから、この点については、非常に透明性を求めていきたいというふうに思っておりますけれども、その点、 あのう、今日はこのくらいにしますけど、今後の、その、工事発注のあり方についての丁寧なご説明とかも求めていきたいと思いますけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えーー、下水のですね、補助事業で実施するものを除きまして、上水、工水につきましては、あの、執行方法はですね、日本国内の国内法をしっかり準拠していただければ、運営権者の裁量とはなります。

ただですね、工事の執行計画につきましては、可能な限りですね、公開していただきたいと考えてございますので、そういった形の中で説明してまいりたいと考えてございます。

 

多賀城市大代に下水汚泥ストックヤードを作る提案について

福島委員

あと、あのう、ま、この間も問題として指摘してきた多賀城市、ま、仙塩、仙南仙域の、あ、じゃなく、えーと、下水ですね、下水道、大代にある、そこに、浄化センターに汚泥ストックヤードを作るということで提案がありました。

f:id:MRP01:20211223170739j:plain

この、えーと、業務、うんと、事業計画書の中にも、少しだけ、あのう、記述があります。ただ、具体的には、あの、建屋で、えー、作っていくということと、令和7年度から新設するということでしかなくて、ま、十分、そのう、周辺のみなさんに対して配慮したものになるのかどうか? 懸念が表明されておりましたが、この点について、今、わかっている情報だけでもいいので、ちょっとお示しいただきたいと思います。

で、これは、そのう、国の補助事業として成り立つのかどうか? も含めて伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、これもですね、あの、6月の定例会の、あ、あー、事案のですね、審査の段階からご説明申し上げてるとおりでございます。えー、実は、あの、おー、当然のことながら、国庫補助事業で実施いたします。

県のですね、事業として実施いたしますので、当然、あの、おー、ライフサイクルコストですね、経済性が適切なのか? また、あの、周辺環境への影響がどうなのか? 

そういったところを、おー、計画段階から、われわれのほうでしっかり審査をし、これは、あの、適切だというふうに判断した段階になって初めてですね、事業化という形になりますので、えー、そういったですね、えー、ところでですね、しっかりと説明をしてまいりたいと考えてございます。

福島委員

国庫補助事業になるのかどうか? 

田代水道経営課長

あの、日本全国ですね、こういった施設持ってるところございます。また、補助事業で実施してるところもあるようでございますので、そういったところも含めまして、えー、説明してまいりたいと思います。

福島委員

ぜひ、あのう、もう、あのう、契約書も交わされたわけですから、十分、そのう、こうした周辺住民の心配や不安の声に応えられる情報をSPCから入手して、素早く提供していくことに力を注いでいただきたいと思いますけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、適切な時期にですね、適切な情報を公開しながら、説明してまいりたいと考えてございます。

福島委員

じゃ、最後にしたいと思いますけれども(笑)

遠藤委員長

他にも委員の方いらっしゃいますので、よろしくお願いします。

 

◆県民への説明は?

福島委員

はい。あの、ぜひ、あのう、ま、こうした膨大な資料が必要な、それだけ大変な、そのう、えー、業務が、ま、4月から実施されるということで、ま、期待もあれば、不安や心配の声もあります。

ま、重ねて、そのう、えー、県民への説明会の実施、あるいは、その、大勢集めてできないまでにも、そのう、求められれば説明に行くということについては、えー、できる限り、そのう、全力を傾けていただきたいというふうに、最後に、あのう、まとめて管理者に伺いたいと思います。

櫻井公営企業管理者

あの、昨日も答弁いたしましたけども、引き続きの県民への説明、これ、大変大事だというふうに思ってございます。

あのう、まあ、説明会の開催をしたから、あー、もう説明を尽くしたのだ、こういったことはしたくないなというふうに思ってございます。やはり、あの、より多くの県民に対して説明をし、そして疑問があれば、それにしっかりと答えていく。この姿勢が一番大事だというふうに思ってございます。

また、事業実施後も、たとえば、先ほど、あのう、福島委員からも、おー、指摘があった、その地域にとって、非常に、あの、心配な施設、こういったものが作られた場合、ま、これはやはり、しっかりと、その方々に説明を尽くしていく。これが一番大事な姿勢だというふうに思ってございます。

あの、説明会がすべてだというふうには思ってない(と強く言い切って)ということは、まず言っておきたいと思います。より効果的な説明をしてまいりたい。それは事業の、おー、実施前も、それから事業の実施後も、こういった姿勢で臨みたいというふうに思ってございます。

 

◆県の利益とベンダーの利益が相反するケースもある

f:id:MRP01:20211223184402j:plain

庄田委員

ハイ、えーと、私からも3点ぐらいちょっと確認させていただきたいんですが、ま、昨日、ま、各種計画書が、あの、提示をされまして、ま、ドラフトということだったんですが、えー、ま、基本的なところを、あのう、ちょっと確認しておきたいと思います。

まず、あの、これらの計画書について、えーーー、ま、これはSPCの構成企業のみならず、たぶんベンダーさんのほうも、内容を確認されてると思いますけれども、そういう理解でよろしいんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、もちろんですね、あのう、えーーー、関連の市町村ですね、えー、説明する段階では、こういったものについて、えー、提示をしていくということにつきましてはですね、えー、運営権者ならびに、あの、当然のことながら、実施を、あ、融資をですね、考えております、あの、ベンダーさんなどの了解も得たうえで、ご提供差し上げているものでございます。

庄田委員

あのう、ま、基本的に、そのう、通常の、おー、業務範囲であれば、ベンダーと、おー、おー、県の、おー、利益っていうのは一致するもの、ま、当然、その、SPCというのは基本的にデフォルトしない組織体でありますけれども、おー、まあ、それがデフォルトしないように監視をするのが、ベンダーの役目でもあり、まあ、そして、あの、県でいうところの経営審査委員会というふうに、私は認識をしております。

ま、そういった意味では、えー、ま、ベンダーがしっかりと睨みを利かせた上での計画書ということについては、ま、あのう、おー、企業の、おー、経営体をしっかりと、おー、保護するという意味では、しっかりとしたものになってるというふうに理解してるところでありますけれども、おー、ま、デフォルトしないと言いながらもですね、まあ、微妙な状況になった時には、これ、県の利益とベンダーの利益が相反するケースがありますので、そこはしっかりと、県としても監視をしていただきたいと、このように思ってるところでございますけども、それについて一言あれば、いただきたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おーーー、ま、債務不履行、デフォルト、そういったことが起きないようにですね、日々の、おー、日常からもですね、えー、監視をしっかりとしていくということが最も重要だと、われわれは考えてございます。

あの、このみやぎ型管理運営方式、あのう、設計のスタートからですね、とにかく、あの、おー、低リスク低リターンの、そういった事業を目指して制度設計を進めてまいりました。そういった中において実現した事業でございます。

あー、そういった中で、当然のことながら、融資をですね、えーー、ま、約束していただくであろうですね、このシンジケートローンですね、も含めまして、えー、一体となってですね、運営権者のみならずですね、そういった方々と一緒にですね、えー、制度成功に導いていきたいと考えているところでございます。

www.bk.mufg.jp

庄田委員

あの、まあ、最初の案件なので、これは絶対に失敗できないというふうに思っておりますので、えー、その点はちゃんと対応していただきたいというふうに思います。

 

◆情報開示によるSPCやOM会社の損害は、誰が最終的に責任を取るのか?

それと、もう2点あるんですけど、もう1つがですね、えー、ま、資料公開について、ま、できるだけ、えー、ま、公開していきたいということで、ま、先ほども答弁あったんですが、それは、あの、われわれにとっても有難いなと思う一方で、えー、ま、われわれも、おー、地方議会に係る特別職公務員というのは、えーー、まあ、業務上知り得た秘密についての守秘義務を負わない。ま、個人情報保護法に関するところは守秘義務を負うというふうに私は認識をしておりますが、そこの、おー、守秘義務に関して、私の理解がそれで合ってるのかどうか? ちょっと確認だけさせていただきたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、われわれもですね、えー、この辺につきましてですね、えー、調べなくては、正確に調べなくてはいけないと思ってございますが、いま庄田委員がですね、ご指摘された、ご指摘なされたところはですね、えーー、まあ、あのう、各議員さんの、おー、責務だろうというふうには考えてございます。

庄田委員

そうすると、おー、ま、個人情報保護法以外のところの守秘義務は、われわれ地方議員は負わない。ま、地方議員というか、ま、国会議員も含めて、特別職公務員は負わないという理解でいいということでよろしいんですか? 今の答弁は。

田代水道経営課長

ハイ、そういうことだと思いますが、さらにですね、あの、確認させていただければと思います。あの、おー、われわれ一般の公務員とですね、あのう、特別職の特別公務員ですね、その違いっていうのは、明確なようでございますので、さらに確認させていただければと思います。

庄田委員

ハイ、ま、あのう、ま、私が調べた範囲では、確か守秘義務を負わなかったというふうに認識をしております。で、あのう、これ、ちょっと、もう1個、確認しなきゃいけないのは、結局、いろんな資料をお出しいただいて、われわれは守秘義務を負わないわけなんですよね。

それで、えー、まあ、「特別にこの情報は、じゃあ、議員さんにいいですよ」というお話になった時に、じゃあ、それを、たとえば、いろんな所で話をして、情報が洩れて、たぶん実際に、その、SPCなり、OM会社が、ある程度被害食らった場合に、誰が最終的に責任を取るのか? 取らなきゃいけないのか? その損害に対する責任を負わなきゃいけないのか? これ、ちょっと、しっかりと、あのう、クリアにしておきたいなというふうに思っております。その点について。

櫻井公営企業管理者

あの、大変重要なご指摘だというふうに思ってございます。われわれが開示する情報っていうのには、やはり、たとえ議員のみなさまであれ、限界があるんだろうというふうに思ってございます。

特に、気にしなけらばいけないのは、セキュリティーの問題として、やはり、県民のみなさま、非常にセキュリティーに対してご心配されます。あー、大丈夫なのか? あのう、その、侵入されて、えー、いろんなもの入れられないのか? こういった話。

まあ、本会議でも話がありました。私としては、いろいろな、その、ファイアウォールを用いながら、あー、しっかりと見ていきたい、と。こういったことは申し上げました。

じゃ、どこをどういうふうに、どういうふうに安全なのか? ということを事細かく言えば言うほど、そのセキュリティーは、あの、瓦解していくわけです。ま、こういった、ま、端的な例でございますけれども、こういったことはやっぱりしっかり、われわれが、あー、しっかり意識を持ちながら、出していい情報と出してはいけない情報、また、出すべき情報、これは申し訳ありませんけど、われわれのほうで選択せざるを得ないというふうに思ってございます。

これは、やはり、あの、われわれ、あの、経営審査委員会というのを設けて、彼らにいろいろな、まあ、ファイアウォールも含めてですけども、セキュリティーの問題も含めて、いろいろご審議いただく。ま、この内容も、やっぱり限界があるというふうに思います。

えー、われわれとしては、可能な限りの情報は開示してまいりたいと思いますけれども、その中でもやはりできない、開示できない情報っていうのは、あ、すいません、 どこまであるかっていうことは、まだちょっと事例が、その場合によって、えー、いろいろ判断させていただくと思いますけれども、100%情報開示ができるか? ってことについては、なかなか厳しいところがあるのかもしれません。

なお、初めての試みでございますので、県民のみなさん非常に心配されているところも理解してございます。ま、こういったことについては、可能な限り、えー、繰り返しになりますけれども、情報開示をしながら、なお、いいシステムを構築してまいりたいというふうに思ってございます。

庄田委員

まあ、あのう、極めて情報管理が重要だというのは、たぶん、この委員会にいるメンバー全員が、あの、同じ見解だというふうに思っております。でー、ただ、その、実際のSPCないしはOM会社に対して損害を与えた時に、いー、それは、われわれ委員が責任を負うのか? 県が責任を負うのか? この辺り、ちょっと、しっかりしておかないとですね。

たとえば、われわれ委員も、「この資料出せ、あの資料出せ」とか、あの、簡単に言いますけど。私も出してもらいたいですよ、もちろんね。出してもらいたいですけど、でも、その守秘義務というところもあって、経営審査委員会の委員のみなさんも、たぶん守秘義務契約、たぶん宣誓すると思うんです。

でー、そういった中で情報出してくということもあるので、守秘義務を負わないわれわれに、闇雲に情報出すということは、しっかりとここはですね、最終的にはたぶん、県が責任取らなくてはいけなくなる可能性あると思いますので、そこはしっかりと、まあ、われわれ、監視する側なので、「情報出すな」っていうのも変な話なんですけど、そこはしっかりとですね、あの、線引きしていただいて、えー、情報の取り扱いっていうのは、注意いただきたいなと思います。

 

◆説明会の有無にかかわらず、しっかりとした情報公開、正しい情報発信を

最後になりますけれども、えー、まあ、あのう、いろんな説明会のお話、先ほども答弁あったんですが、あのう、これはちょっと、私も、あのう、「もう少し情報の公開のあり方考えないといけないな」と思ったのは、あのう、気仙沼がですね、まあ、水道料金値上がりしたわけですよね。

imakawa.net

でー、この値上がりしたことをとらえて、いや、これはもう、みやぎ型になって、民営化になったので、ま、民営化って言葉、ネット上ではもう民営化ってなってるんですけど、あの、「民営化したから、早速値段が上がりました」みたいなこと書かれてるわけですよね。

まあ、もうまさに、風説流布みたいな形になって、気仙沼はそもそもみやぎ型のテリトリー外ですし、えー、そもそもみやぎ型は民営化ではないですし、えー、さもなんか、その、来年の4月から始まる事業の前段階で水道料金が上がってるとかっていう情報が、独り歩きしてると。こういった状況は非常によろしくないというふうに私は思っております。

このあたり、その、説明会の有無にかかわらず、しっかりとした情報公開、正しい情報を発信していただくということは非常に重要だというふうに思いますし、まあ、しょせん、その、ネットの情報ってのは、ま、あのう、ウソもほとんど紛れてるので、ま、どれが正しい情報か? ってわかりませんけれども、そういったところも含めてしっかりとした情報発信に努めていただきたいと思いますけれども、改めて、えー、ご答弁いただきたいと思います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、ま、いろいろと、おー、ネットでの、おー、情報が飛び交ってることは私も認識ておるところでございますけれども、ま、えー、県といたしましては、やはり正確な情報、そして、わかりやすい情報、こういったことを、おー、様々な、あー、 ツール、媒体用いながら説明していく。これに尽きるというふうに思ってございます。

えー、今後とも、あのう、よりわかりやすい情報、そして正確な情報、可能な限りの情報開示、こういったことを意識しながら、あー、説明をさせていただきたいというふうに、説明してまいりたいというふうに思っているところでございます。

 

◆情報開示についてはみんなで考えるべき

f:id:MRP01:20211223184432j:plain

仁田委員

ちょっと関連だけど、あのう、大事なことはね、まあ、いろんなわれわれなり、また、いろんな、あー、委員から進められる中で、相当、なんて言うか、こう、疑心暗鬼みたいな生じてるんですよ。これは、先ほどから言ってる中で、情報開示があまりにもされなかったりという面が多いんでね。

ただ、あのう、先ほど管理者が答弁したように、大事なことは、やっぱり、出せる部分と出せない部分、コンプライアンスもあるし、企業に損害を与えてもダメだし、また県民に損害を与えてもダメだから、その辺のセキュリティーっていうの、やっぱり、県の執行部ががっちり管理すべきなんです。出せる部分、出せない部分、含めてね。

われわれの守秘義務も限界があるし、だから、その辺の、あの、ことは、えー、委員会でも再度問題にして、どこまで出せるか? 出せないか? 含めて。

先ほどの課長の答弁でもね、大変苦しい場面が結構あるのね、ボク等から聞いてても。また、あのう、聞くほうでも、ちょっと厳しい面もある。だから、そこはお互いに、これ、信頼関係がこれから作られるようにしないと。

だから、県としては、もう手いっぱい出してんだな。これ、コンプライアンスを守る、また、あと、危険性ね、いろんなね、セキュリティーの問題なんか、それの真っただ中ですから。ですから、その辺のことをもうちょっとやっぱり、あのう、コンプライアンスも考える。

みんなで考えるべきだと思いますね。そうじゃないと、情報出したものは疑心暗鬼、また、出す方はギリギリ。もう、そのせめぎ合いで。

まあ、最終的に望むのはね、管理者がさっき言ったように、やっぱり、このコンセッション方式なりをやることによって、県民が利益を得る。また、将来ともに永続できる。そして、安価につながる。そういうことだと思うんでね、その辺、よく考えてみてください。どうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、繰り返しになりますけれども、おー、われわれとして、えー、説明しきれる情報、それから説明すべき情報、これらについては、あのう、先ほどお話したとおり、ま、なかなか出せない情報もあるのかもしれませんけれども、これは可能な限り少なくして、そして、えー、議会、そして県民のみなさまと同じ目線で、こういった資料を出す。そして、これに対してご信用いただく。こういった姿勢で臨みたいというふうに思ってございます。

f:id:MRP01:20211223184458j:plain

本木委員

了解!

仁田委員

それと、もう1点。課長ね、あのう、やっぱり契約上と、将来、こう、ね、企業ですから、生き物ですから、流れる部分もあるし、その辺も踏まえてね、どこまで出せるかっていうのは、事前にね、資料出した限りは答えらるようにしないとね。こちらでも疑心暗鬼に行くからね。その辺はやっぱり、今後とも、ま、勉強されてる人だからいいけれども、よりね、大事なことですから、それを要望しときますが、どうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、えー、仁田委員ご指摘のとおりだと思いますが、とにかく、われわれとしましては、しっかりした、あの、おー、情報を提供し、説明し尽くしていかなければいけないと思ってございます。至らない点はですね、あるかと思いますが、あー、ご指導のほう、引き続きよろしくお願いいたします。

本木委員

(笑いながら)ハイ、了解した!(と周囲の委員とも、ハッハッハッハッと笑い合う)

12/13建設企業委員会でのみやぎ型の進捗状況に関する報告&質疑応答です。

2021年12月13日、宮城県議会 建設企業委員会で、「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告と質疑応答が行われました。

 

今回の記事内容

「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告

「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告に対する質疑応答

◆経営審査委員会の傍聴人数が10名というのは少なすぎるのでは?

◆受水市町村から募った意見の内容は?

◆県民への説明をどう行っていくのか?

◆事業開始に向けた人員確保はできるのか?

◆各事業計画の確定版はいつ出るのか?

◆各事業計画は経営審査委員会でも審議する

◆受水市町村の意見の反映は継続的に行う

◆相互応援協定は引き継がれるのか?

 

「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告

 

f:id:MRP01:20211216174118j:plain

遠藤委員長

続きまして、執行部から報告したい旨の申し出がありますので発言を許可します。本日の企業局の報告事項は1カ件です。公営企業管理者の報告を求めます。

櫻井公営企業管理者

えー、「みやぎ型管理運営方式」の事業開始に向けた進捗状況につきまして、えー、 去る12月6日月曜日でございますが、株式会社みずむすびマネジメントみやぎと実施契約を締結し、同日付けで同社に対し、えー、公共施設等運営権を設定いたしましたので、ご報告させていただきます。

f:id:MRP01:20211213175815j:plain

初めに、実施契約の概要でございますが、県企業局が所有する9つの上工下水道の運営を20年間にわたり民間事業者が実施するために必要な事項を定めたものでございます。

実施契約書につきましては、あー、今年9月の建設企業委員会でお配りし、ホームページにおいて公開してございますが、従前からの変更はございません。

f:id:MRP01:20211213203742j:plain

www.pref.miyagi.jp

次に、えー、公共施設等運営権の設定につきましてご説明いたします。別紙をご覧願います。

f:id:MRP01:20211213203210j:plain

f:id:MRP01:20211213203221j:plain

PFI法の規定の基づき、大崎広域水道はじめ、みやぎ型の対象となります9つの水道施設につきまして、運営権者、株式会社みずむすびマネジメントみやぎに、運営権を設定 いたしました。

今後、運営権者から内閣府に対して、運営権の登録手続きが行われる予定でございます。

えー、報告の本文にお戻り願います。

f:id:MRP01:20211213175815j:plain

今後の予定につきましては、あー、12月24日に、第1回目となる経営審査委員会を開催いたしまして、年明けからは、既存の事業者からの業務の引継が本格化してまいります。
2月上旬には、第2回目の経営審査委員会を開催する予定としてございまして、4月からの事業開始に向けた準備を着実に進めてまいります。私からは以上でございます。

 

「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告に対する質疑応答

 

◆経営審査委員会の傍聴人数が10名というのは少なすぎるのでは?

f:id:MRP01:20211216174157j:plain

福島委員

えーと、経営審査委員会が12月24日に開かれるということで、えー、この傍聴について、ホームページにすでにアップされております。

f:id:MRP01:20211213210652j:plain

www.pref.miyagi.jp

(12月)17日までが申込期間ということですけれども、傍聴人数が10名というのは少なすぎるんじゃないでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、県庁4階のですね、特別会議室を会場といたしました。その関係上ですね、ま、10名というような、ま、少人数というご指摘かもしれませんが、あー、会場の都合から、10名というような傍聴人としたものでございます。

福島委員

えーとー、マスコミ公開はするのか? また、議員の傍聴も、一般と同様抽選となるのか? 伺います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、マスコミの方につきましてもですね、基本的にはですね、あのう、おー、公開、非公開、あー、この委員会の公開、非公開につきましても、第1回の委員会で、えー、お諮りする予定としてございますが、原則的には公開の方向で進めたいと考えてございます。

で、えー、基本ですね、そういったマスコミさんのほうにもですね、案内をしまして、ま、あのう、マスコミのほうにも入っていただこうというふうに考えてございます。

また、議員のですね、えー、えー、傍聴につきましても、われわれとしては、あの、極力、あの、お受けしたいとは思ってるんですが、なにぶんですね、あの、会場の都合がございますので、あの、おー、各、あの、特に建設企業委員会の委員の方々にもですね、あの、傍聴されたいという方につきましては、ご相談いただければ、極力ですね、さしたいなあというふうには考えているところでございます。

福島委員

会場の都合で傍聴者の人数を制約するというのは、逆の話じゃないですかね? 

あのう、できるだけ多くの方に、あのう、傍聴していただけるような会場をセットするという考え方もあると思いますし、また、いま、あのう、うー、オンラインで、その、公開、リアルで公開、ライブで公開するというのも種々行われていますので、その点についてはいかがですか?

田代水道経営課長

あの、おー、ですね、11月の、おー、常任委員会でもご指摘を受けましたが、その時点でですね、会場のほう設定していたということもございまして、今回はこのような形で設営させていただければというふうに思ってございます。ご理解願えればと思います。

あと、あの、オンライン等ですね、ビデオ等につきましてもですね、さまざまな県の機関と言いますか、委員会ですね、ございますが、そちらのほうとですね、窓口のほうとうも相談して、対応のほうについては検討させていただきたいと思います。

福島委員

じゃ、オンラインでの公開というのは、まだ、あの、余地がある、可能性があるというふうに伺ってよろしいですか?

田代水道経営課長

ハイ、まだ今、決定はしてございませんが、これはですね、私、あの、ま、県の、あのう、取りまとめしてる土木であったりとか、また、あの、委員会の委員のほうともですね、相談しなくてはいけないところだと思いますので、検討させていただければと思います。

◆受水市町村から募った意見の内容は?

福島委員

また、あのう、えー、受水市町村から、ま、10月15日説明をして、それで、そのう、意見を募っているというふうに聞いておりますけど、どのくらい意見が出ているのか? ま、どんな内容なのか? ま、もうすでにまとまっているのではないかと思うんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、本日ですね、机上に配布させていただきました。

11月の15日にですね、えー、事業計画書のドラフト版ですね、まだ完成品でないので、取扱注意というような形にさせていただきましたけれども、配布させていただきました。

で、こちらにつきましてはですね、えー、先月末、11月の30日まで、えー、ま、各市町村から意見をいただいたところでございます。全部でですね、130を超えるような意見が出てございます。

で、えー、主なものと言いますのはですね、あの、ま、「今回の事業計画が変更しなくていはいけない」と、そういったものではなくて、様々なですね、お出ししました計画であるとか、検査の項目ですね、そういったものの根拠であったり、えー、あ、根拠ですね、「それはどういう考え方なんですか? 」というようなことを求めるものであったり、あと、あの、こちらはちょっと技術的になるんですが、市町村所有で、県がですね、市町村から委託を受けて、えー、管理してございます第2受水施設っていうのがあります。そこの流量計等なんですが、これのですね、手続きは、今度運営権者が変わりますんで、「どういう形になるんですか? 」という質問であったりとか、そういったものでございます。

で、あの、こちらにつきましては、今ですね、あの、集まったですね、意見につきまして取りまとめまして、回答案を作成しているところでございます。かなり、あの、なんて言うんでしょ、えーと、最初に申し上げました、あの、検査項目等の根拠等につきましては、あの、運営権者との調整なども必要になってきますので、時間がかかってございますが、なんとか年内にはですね、まとめて、各市町村に返したいというふうに考えているところでございます。

福島委員

ま、できれば、そのう、市町村に返すだけではなくて、ま、市町村からこういう質問が出ていて、それに対して県としてはこういうふうに回答したというのを、われわれ委員会の委員にも、ぜひ、あのう、えー、資料として提供いただきたいと思うんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

あのう、委員長とも相談してですね、あの、極力ですね、あの、委員のみなさまにも、おー、お知らせしたいと思います。

福島委員

ぜひ、あの、速やかに、あのう、提供いただくように、委員長からも取り計らっていただきたいなというふうに思っておりますが、どうでしょうか?

遠藤委員長

ハイ、検討させていただきます。

◆県民への説明をどう行っていくのか?

福島委員

えーと、県民への説明会の予定が、今回の、その、今後の流れの中にも、今後の予定の中にも、あのう、記述されておりません。

また、あの、先ほどいただいた、あのう、資料、膨大なので、あの、えー、チラチラって見たら、今後の年間スケジュール案っていうのが、A3で出ておりましたが、これは、私どもがいただいた今後の流れより、より詳しい中身になっておりますが、これについても、県民向け事業説明会というのがありません。

あのう、やらないつもりですか? どうですか? この間、あの、できるだけやりたいということのご答弁は、管理者からもいただいてますけども、この点どうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、われわれとしましてはですね、あの、事業説明会につきまして実施しないということを考えてるわけではないんですが、いかんせん、あの、今コロナのですね、あの、コロナ禍という中で、なかなか、あの、大人数を集めるというところが、あの、いま決断できる状況にないという中で、あの、「この時期になります」という計画がですね、お示しできてないというところでございます。

ただ、あの、いずれ、あの、えー、ま、正式に、あのう、今月、ま、頭に、契約締結 いたしました。その事業実施に向けまして、ま、運営権者となりますけれども、正式にですね、そちらとご一緒にですね、事業説明会に関わらずですね、様々な媒体を使いまして、事業の計画のほうにつきましては、県民のほうに説明してまいりたいというふうに考えてございます。

福島委員

ぜひ、あのう、早急に県民への説明する機会を、あの、設けていただきたいと思います。記者発表では、明日のお昼時間に、知事と、その、みずむすびマネジメントさんとの、ま、なんて言うんですか、初対面みたいなことが、あの、おー、発表されておりますけれども。

f:id:MRP01:20211216182514j:plain

www.pref.miyagi.jp

ま、大事なのは、その、えー、この日本で初めてのみやぎ型が4月から実施されるけども、「さっぱり中身がわからない」という県民に対して、できるだけ、ま、市町村もそうですけれども、県民に対しての説明責任は、決して、あのう、えー、軽いものではありませんし、果たさなければならない重大なことが、後回しになってるというふうに思うんですけども、管理者、さっきからちょっと目をそらしてるようですけども(笑)。

ぜひ、あのう、ギリギリの事業開始直前ということではなく、やはり、あのう、県民に対して、あのう、安全安心に、そして、安価な、あのう、えー、「水道3事業の提供をこのようにしていきます」というような説明は、きちんと、えー、早期に行うべきだと思うんですけど、見通し伺いたいと思います。

櫻井公営企業管理者

あのう、当然、その、県民には、あー、説明をしていく必要があると思っておりますし、ま、それが、あのう、説明会という形、あるいは、いろんな形での説明というのが必要だというふうに思ってございます。

それは、あの、あー、いわば、あの、「始めるまでにはしっかりと」と言っておりますけども、これは始まった後もですね、「具体的にこういった管理をして、こういう結果なんだ」ということについては、普段から、あー、県民に対して説明をし、そして、 議会に対しても説明をし、えー、「しっかりと管理をしているのだ。しっかりとした水を供給をしている」といったことは、普段、われわれの義務としてやっていくべきだというふうに思ってございます。

えー、説明会は、何回したからいいという問題ではないと思っておりまして、ま、あの、必要に応じてやりますし、えー、それ以降も、しっかりと県民に対して説明をする。そして、疑問があれば、あー、出向いて説明をする。こういった姿勢は、あー、これまでもやってまいりましたし、今後のことも、その感じでやっていきたいというふうに思っているところでございます。

福島委員

ま、ただですね、今年の、えー、4月から6月にかけて、ま、4回事業説明会を、これは議案を通す前に行ったのみですので、やはり、実施契約を結び、こういう形で、そのう、事業が始まりますよという時点での、まあ、説明なり、県民への理解を求めるアクションは、ぜひ行うべきだというふうに思います。えー、重ねて、あのう、早期な具体化を求めたいというふうに思います。

◆事業開始に向けた人員確保はできるのか?

ま、ただ、あのう、えー、今後、事業引継が本格的に進められるということで、えー、今日の資料にもありますが、えー、予定した269人体制は、ホントに確保できるのですか? あの、現在、どこまで、あのう、確保できているのか?

えー、みずむすびマネジメントさん、あるいは、みずむすびサービスさんから、えー、「このぐらいの人員は確保できますよ、できてますよ」っていうような情報提供はあるのかどうか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、SPCですね、運営権者と、おー、運転管理を、おー、委託するOM会社合わせて269名体制で、えー、来年の4月から事業開始になるという計画になってございます。

で、いま現在ですね、先月末の時点ですけれども、約6割を超える165~6名の方の採用が決まってるという報告を受けてございます。60%を超えます。

で、もちろんですね、まだ100%ではないわけですけれども、われわれ県といたしまして、えー、水道事業者としての責任としてですね、確実な運営体制の確保をしっかりと求め、また、確認してまいりたいと考えてございます。

福島委員

6割では動かせないんじゃないかなって思います。まあ、まだ3月まで間があるということでありますけども、あのう、実際、やっぱり現場で、あのう、運転業務を行うということは、それなりの経験なり、蓄積なりが必要で、それでずうっとこの間、そのう、えー、指定管理制度で、ま、円滑に、いろいろあっても、えー、安心安全な水、下水道、工業用水ということで、提供してきたわけですから、ここは非常に重大なことだというふうに思っております。

また、あのう、えー、前回も伺ったところ、その、えー、そのう、SPCに参加してる、えー、事業の、ま、株主会社がそれぞれ、その、人を出すというような形で、もう、 とにかく、あの、ま、極端なことを言うと、全国からかき集めても実施してもらいたいみたいな話を、ま、管理者も行っておりますけれども、先ほど説明会の、県民説明会の時にもお話が出ました、その、オミクロン株の感染拡大というのは、非常に、あのう、心配されている中で、本当に県境を越えての人流が規制されることも想定、懸念しなければならないと思いますので、なおさら、この、えー、269人体制を確保するというのは、非常に難しいことだというふうに思っておりますけど、その点についての、ま、 危機管理上のことも含めて、どのように考えているのか? 伺いたいと思います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、いわゆる、あの、彼らの計画、地元採用、あるいは、今ハンドリングをしている会社からの採用、こういったことが、まだ足りてないということを、課長から報告したということでございます。

運営権者側は、当然、そのう、おー、浄水場、処理場、動かしていくためには、それ相当の人が必要ですので、ま、それは、彼らからは、全国から、あー、人事異動によって取り集めていくということは報告、あのう、ちゃんと報告受けておりますので、われわれとしては、しっかり4月からハンドリングをしていく、していただいてるし、当たり前にしていくようになるというふうに思っているところでございます。

えー、あのう、今の、おー、会社からの採用というお話でございますけれども、やはり、今の会社は、今の雇用の中で、今の会社の方がどう動かすかっていうのは、やはり、今の会社の方が、一番、あの、ここでお考えになることだというふうに思ってございます。

現に、えー、前回の委員会でもお話したとおり、えー、引継はしっかりと、まあ、精力的にやってる。それから、あー、われわれの事務所の職員も立ち会いながらやってる。ということを考えて、あの、というふうになっております。したがって、引継はしっかりと行っていけるというふうに思ってございます。

ただ、マンパワーの問題だというふうに思ってございますし、今の運営権者はしっかりと、その点はやっていくということでございますので、えー、われわれとしては、あー、そのような形で4月から運営が開始されるというふうに理解しているところでございます。

(筆者注:このように櫻井公営企業管理者は答弁していますが、daizinamonohaomotenidenai 「大事なものは表に出ない」さんのような悲痛な声もあります)

 

 

 

 

福島委員

そのう、県境を越えての人流の規制については、どれだけ、そのう、危機管理上、その場合どういうふうにするのか? ってことについては、どうですか?

櫻井公営企業管理者

それは、わが国においてはまだ、オミクロン株の、おー、そのう、流行と言いますか、なっていない状況にあり、まだ、こちらは、どのようにこれからなるかということでございますけれども、当然、それに支障がないように人流の移動をするというふうになるだろうと思いますし、そのような対応を運営権者はやっていくというふうに理解してございます。

福島委員

あのう、ま、指定管理者の元でも、あの、浄水場、それから浄化センターの現場で、えー、そのう、感染者が発生した時に、どれだけの人を、そのう、えー、対応すれば動かせるか? みたいなシミュレーションをしていたということを、以前、あの、お聞きしましたけれども、ま、そういったことも含めて、これまでの蓄積、これまでの、その、指定管理の中で、長年、あのう、慣れた方たちの元でのことだということも含めて、やはり、あのう、懸念は大きくなっております。

ま、あのう、えー、できるだけこういう状況で、このように進んでいるというような情報の公開を、われわれ議会にも、それから県民にも、明らかにしながら、ホントに4月から始まるのか? 大丈夫なのか? という心配や不安の声を払しょくするような情報の公開を、引き続きお願いしたいなと思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、可能な限り、県民にみなさま、そして議会のみなさまにも、あー、情報公開に努めてまいりたいというふうに思ってございます。

◆各事業計画の確定版はいつ出るのか?

f:id:MRP01:20211216174252j:plain

岸田委員

あのう、えー、受水団体からの、あのう、そのう、については、ま、年内に回答を出すという話でしたけれども、ま、それを受けた形で、ま、まだドラフト版ということで、調整下ということだけども、あのう、各計画については、えー、いつ頃を目途に確定版って言うんですかね、にするという予定なのか? それを伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、おー、運営権者のほうからは、年内に、今月の末に各事業計画が上がってまいります。

で、われわれのほうで中身をしっかり、そのものについては、ま、いま現在もやってるんですが、あのう、えー、運営権者からの正式な、あの、ことが、年末に上がってからですね、われわれがそこでしっかり審査をし、ま、もちろん、あの、おー、市町村さんからの意見がきちんと反映してあるか? また、経営審査委員会からの意見も伺ったうえで、えー、事業開始の30日前ですので、2月の末ですね、その段階で、あのう、承認を下すというようなスケジュールになってございます。

ですので、えー、えー、2月の末には確定版が出ます。で、えー、ただしですね、そのまま、あのう、おー、かなりですね、事業契約書につきましては、あー、民間企業の ノウハウが、あー、かなり入ってますけれども、そういった形のところですね、あの、おー、極力ですね、あの、公開できるところを整理しまして、えー、なるべく早くですね、あの、年度内のうちには、あの、ホームページ等のほうでですね、公開してまいりたい、と。

もちろん、あの、おー、県民の代表である、あの、県議会のほうにも報告してまいりたいというふうに考えてございます。

◆各事業計画は経営審査委員会でも審議する

岸田委員

あのう、そうすると、あれですね、たぶん経営審査委員会の、ま、1回目っていうのは、いろんな決めごととか、あの、正副委員長とか、そういうことで、ま、スタートということで、中身にはなかなか入り切れないんだと思うんですけど、あのう、第2回目はそういう、あれですね、あの、各種計画についても、えー、それぞれ、おー、審査の対象にするということになるわけですよね?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、第1回の委員会につきましては、先月報告させていただきましたけれども、委員の、あの、委嘱からですね、委員長、副委員長の選出、あとは運営要領ですね、先ほどもありましたが、公開、非公開の取り扱い等ですね、あのう、委員会の進め方についてご議論いただこうと考えてございます。

で、第2回のほうにつきましては、あの、2月の、できれば、あー、上旬にですね、開催したいと考えてございますが、その段階でですね、この事業計画書の中身についてですね、ご審議いただければというふうに考えているところでございます。

◆受水市町村の意見の反映は継続的に行う

岸田委員

あのう、ま、各受水団体からの意見に対して回答出すということで、ま、そういう、あのう、意見交換って言うんですかね、受水団体の意思が反映するプロセスを、あのう、ま、踏んでいるわけですけれども、なお、その、えー、受水団体から継続して、えー、やはり意見が反映できるようなね、ま、そういう、あの、機会っていうのも必要になってくると思うんですが、それについてはどういうふうに考えてらっしゃいますか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、もちろんですね、あの、受水団体、受水市町村さんですね、あと、まあ、受益関連の市町村さんとはですね、あの、こちら、あの、事業開始後も含めてですね、意見交換しながら進めていくということは、当然のことだと考えてございます。

◆相互応援協定は引き継がれるのか?

岸田委員

あと、ま、管理者に伺いたいんですけど、あの、スタートの時ね、あの、やっぱり、一番、あの、引継をして、ま、新たな体制でスタートをする時っていうのが、非常に慎重に、あのう、やらなきゃならない時期だと思います。

前も管理者、言われたけども、たとえば、(県)職員の人事異動があるしね。だから、非常に、こう、人が動く中で、そのう、新たな体制に仕事を引き継いでいくということで、まあ、あのう、みやぎ型に関わらず、ま、新たに何かやる時っていうのは、スタートの時はね、非常にリスクもあるし、慎重にやらなきゃならない。

しかも、あのう、コロナ、オミクロン株みたいなね、そういう不確定要素も入ってくる中で、ま、そういう意味では非常に、こう、なんて言うんですかね、100%でよければ、120%、130%ぐらいの心構えというか準備をしていく必要がね、あのう、あると思うんですよね。だから、やっぱり、あのう、そういうことを前提に様々な、あのう、人の手配にしても、慎重にやってほしいというふうに思います。

そのこととの関連で、たとえば、あの、えー、コロナの関係で、あの、相互応援協定 みたいなもの結んでましたよね。これは当然、新しい、そのう、運営権者についても、それは引き継がれるわけですよね?

櫻井公営企業管理者

そのとおりでございます。

岸田委員

だから、そういうところも、ま、なんて言うんですか、新しく採用されたり、まあ、 現状の、あのう、委託会社からの移行の人もね、当然いますけども、そういう、なんて言うんですかね、該当するところだけの話ではなくて、やっぱり、何か、こう、非常時があった時に、相互応援協定みたいなね、体制もこれまで作ってるわけだから、それも、あの、スムーズにいくように。

たとえば、そういう、あの、応援協定を結んでる会社とのですね、あのう、たとえば、あのう、打ち合わせしたりとか、そういうことも事前にやっといてね、要するに、どういうリスクがあってもしっかり、あのう、事業が継続できるっていう、ま、そういう体制はしっかり作る必要があるんじゃないかと思うんですけれども、そこはどうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、それはご指摘の通りだというふうに思っておりますので、当然、その、今までの枠組みは最大現利用していきたいというふうに思ってございますし、今、あのう、ご指摘があった、その、人事異動、われわれの、その、人事異動との兼ね合いも、4月1日でわれわれ、まあ、通常、人事異動していきますので、4月は非常に、あの、人事的、組織的には弱体化と言いますか、弱い状況です。

で、今、事務所に、われわれも含めてですが、指示しているのは、今の時点で、もう訓練も含めて、可能な限り、こう、踏襲していく。

それは、今やって、ハンドリングしている方もさることながら、今後、運営権者がやるわけですので、えー、そういったわれわれもBCP持ってますので、それはどう動くか? 誰に、えー、連絡するか? 何かあった時に市町村とどう動くか? 

これはですね、一通り4月までに、全部、こう、あの(手を回す身振りをしながら)、ローリングしろというふうにしてまして、これが上手く、4月以降、あのう、人事的にも回るようにですね、これは、ま、引継のことになりますけども、工夫してまいりたいというふうに思ってございます。以上でございます。

岸田委員

相互応援協定、えー、ま、スムーズに運用するためには、その辺はどういうふうにするんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、いま岸田委員ご指摘の、あのう、昨年度ですね、作りました、現在オペレーティングを行っている企業との協定ございます。

また、実際にですね、その他にも様々な協定ございますが、そちらのほうにはですね、あの、今度、運営事業が始まる中で、新しい運営権者が、あー、決まりましたということで、すでにですね、さまざまな協定の見直しですね、たとえば、いまご指摘の、あの、おー、応援協定につきましては、まあ、あの、相手先の企業との挨拶なども、もうすでに進めてございます。自らの4月1日のですね、事業開始に向けまして、万全の体制で臨まなくてはいけないということで、準備をしっかりとやっているところでございます。

岸田委員

ま、いずれにしても、あれですね、体制をどう作るか? 人の手配をしっかり確保するとか、ま、そういうところが重要な点だと思うので、ま、なお、あのう、よろしくお願いしたいと思います。