宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

「宮城県を考えるゆるゆる市民ネットワーク(仮)」のスペースミーティングで、みやぎ型についてのひとしずくの報告を代読していただきました!!

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2021年11月28日19時から、Twitterの音声ライブ機能「スペース」にて、宮城県政の諸問題についてゆるく繋がりながら話し合う「宮城県を考えるゆるゆる市民ネットワーク(仮)」のミーティングが開催されました。

県内外の方が参加して、サンファンバウティスタ号の解体、4病院統廃合、女川原発再稼働、水道民営化などについて、2時間半にわたり、興味深い報告やアイデアの交換が活発に行われました。

 

 

宮城県を考えるゆるゆる市民ネットワーク(仮)」の呼びかけ人であるこうさんは、宮城県知事選において、水道民営化のことが重要な争点として報道されず、多くの県民がみやぎ型について知らないままであることに危機感を抱き、エフエムたいはくの番組「みやぎの水が危ない!~ストップ 水道民営化~」に出演して、このような状況は県民の不利益になると訴えました。

 

miyagi-suidou.hatenablog.com

 

そのこうさんが、今回のスペースミーティングで、みやぎ型についての私ひとしずくの報告を代読してくださいましたので、全文をご紹介します。

 

みやぎ型についてのひとしずくの報告

 

こんばんは。宮城県の水道民営化問題というブログとYouTubeチャンネルをやっているひとしずくです。

今日は、10分ぐらいお時間をいただいて、2つのお話させていただきます。

まず最初に、みやぎ型管理運営方式とは、そもそも、どういう仕組みのものなのかに ついて、簡単にご説明させていただきます。その後で、来年4月の事業開始までのプロセスについて、私が把握している範囲でお知らせさせていただきます。

村井知事や宮城県の担当者は、よくこう言います。

みやぎ型管理運営方式は、水道民営化ではない。官民連携事業であって、みやぎ型になっても、水道事業の所有権は宮城県保有したままだし、今までだって、宮城県の水道事業の現場は、民間企業に30年間お任せしている。

みやぎ型では、宮城県が運営している上水道、工業用水道、下水道の3種類の水道のうち、9事業をまとめて運営するので、スケールメリットが得られるようになり、民間の持つノウハウを最大限に生かせるから、将来の水道料金の値上げ幅を抑制できる。だけど、何かあった時の最終責任は、宮城県がちゃんと取るので、民営化ではない。

知事と県は、こんなふうに、「みやぎ型と今まで県がやってきた水道事業とは、そんなに違いはないんだ」と強調します。けれども、みやぎ型になると、これまでとは決定的に違うことが1つあります。

それは、県とみやぎ型の契約をする株式会社みずむすびマネジメントみやぎという特別目的会社が、みやぎ型の事業を運営する権利を担保にして、 金融機関から約120億円のお金を借りるということです。みずむすびマネジメントみやぎは、そのお金でみやぎ型の事業を運営するのです。

今まで、宮城県の水道事業の現場を任されていた民間企業には、そんなことをする権利など、もちろんありませんでした。

そうやって調達した巨額の資金への支払利息や役員報酬、株主配当といったものが新たに必要となります。これを水道料金で支払っていくことは、県民にとって大きな負担になっていくでしょう。20年間の水道事業の運営権を、10億円で民間企業に売却するということは、そういうことなのです。

海外で水道民営化の問題が大きくなった時も、水質悪化や料金高騰に加えて、こういったお金の流れが隠されていたため、水道事業の負債がどんどん膨らんでいったという事例がいくつもあります。

みやぎ型でも、みずむすびマネジメントみやぎのほうは、「20年間で92億円の純利益を得る」という試算がすでに出されています。

この辺のことをチェックするためにも、情報公開の徹底が望まれるのですが、企業秘密だと言って、県民には開示されない可能性も大いにあります。

次に、来年4月までのスケジュールについてお話しします。

村井知事は、11月22日の定例記者会見で、11月19日付で、水道事業に運営権を設定するための厚生労働大臣の許可が下りたので、今月末か来月早々には、みやぎ型の実施契約を締結したいと言っています。

また、みやぎ型では、3段階のモニタリングで、事業運営をチェックすることになっています。運営権者によるセルフモニタリング、県によるモニタリング、 経営審査委員会によるモニタリングです。

来月12月24日に、その3段階目のモニタリングを担う、経営審査委員会の第1回目が開催されます。この経営審査委員会は公開で行われ、傍聴ができます。リアルタイムオンライン公開ということも検討しているそうです。

年明けにもう1回開催される予定ですが、みやぎ型を実施するために必要な様々な計画書がまだきちんとできていない状況なので、4月の事業開始までに2回だけというのでは、とても足りないことが予想されます。その際には、もっと回数を増やすそうです。

この経営審査委員会が、きちんとチェック機能を果たせるのかどうかが、みやぎ型の命運を握っています。ぜひ、みなさん、この委員会の中身に注目していってください。

委員会のメンバーは、今回委員に決まった人たちだけで、ずっとやっていくというわけではなく、様々な人を必要に応じて追加していくような、柔軟性がある制度にするとのことです。

宮城県の水道事業は、市町村への水の卸売り事業なので、直接的なお客さんは、市町村ということになるのですが、最終的な利用者である県民からも、意見を直接聞く必要性が生じた場合には、臨時にお願いできる制度にする、と県の担当者は答弁していました。私たち県民の代表も送り込めるように、私たち県民のほうからも、働きかけていくことが必要ですね。

また、みやぎ型の現場を直接担うことになる、株式会社みずむすびサービスみやぎでは、120名の人が必要ということで、求人を出しているのですが、まだ必要な雇用者数は集まっていないそうです。

現場の引継ぎ作業は、すでに始めているとのことですが、足りない人数は、みずむすびサービスみやぎの構成企業であるヴェオリア・ジェネッツなどが、全国展開している事業から人員を異動するから大丈夫だ、と県は言っています。

ですが、アフリカから広がりつつある感染力が非常に強いコロナウイルスの変異株オミクロンのショックで、先週、株と原油が暴落しました。この変異株は、スパイク蛋白質の32か所に変異が起きているため、これまでのmRNAワクチンでは太刀打ちできないとのことです。

これが日本に上陸したら、地域間の人の移動ができなくなるという事態も十分考えられます。なぜ、こんな歴史上まれに見る感染症問題が重大で、先の見通しがきかない時期に、その困難に立ち向かう要 となる水道事業を、あえてリスクを取って大々的に変える必要があるのでしょうか? 

以上で、私からのお話はおしまいです。ここまで聞いてくださって、ありがとうございます。

今回のスペースミーティングについて、こうさんは下記のようにツイートしています。

ということで、今後の開催方法を検討するミーティングを行うとのことです ↓

 

11/19建設企業委員会で、みやぎ型のモニタリングを担う経営審査委員会の委員選出と第1回開催予定についての報告&質疑応答が行われましたが、同日付けでみやぎ型に対する国の水道法に基づく認可が下りました!!

2021年11月19日、宮城県議会 建設企業委員会で、みやぎ型管理運営方式の進捗報告と質疑応答が行われました。

 

3日後の9月22日に開かれた定例記者会見で、村井知事は9月19日に水道法に基づく国の許可を取得したと発表しました。

www.pref.miyagi.jp

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記者発表資料(PDF:118KB) 

 

今回の記事内容

公営企業管理者の報告

公営企業管理者の報告に対する質疑応答

◆経営審査委員会は、原則公開なのか?

◆経営審査委員会に、事業スタート前のチェックの役割を果たしていただきたい

◆受水市町村への説明はどうなっているのか?

◆県民への説明はどうするのか?

◆運営権設定の許可と実施契約締結の見通しは?

◆厚労省への許可申請書の非開示部分について

◆みやぎ型の運営権を担保にして、SPCは金融機関から120億円調達する

◆来年の4月実施まで4カ月しかないのに、働く人を確保できるのか?

◆経験に頼る面の引き継ぎはどうなってるのか?

◆経営審査委員会のメンバーについて

◆経営審査委員会の議事録について

◆継続が困難となった場合の委託先候補企業リストについて

◆経営審査委員会の委員の選定について

◆行政が設置する委員会は、事務局主導になってしまいがちでは?

◆非公開時の経営審査委員会の情報の取り扱いは?

◆みやぎ型は公共の福祉のための事業か?

陳情書と所管事務についての質疑応答

◆有事の際の最終責任者は?

 

公営企業管理者の報告

 

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庄田委員長

議事に入る前に、執行部から報告したい旨の申し出がありますので、発言を許可します。本日の企業局の報告事項は1カ件です。公営企業管理者の報告を求めます。

櫻井公営企業管理者

えー、みやぎ型管理運営方式の事業開始に向けました事務手続き等の進捗状況等につきまして、今回モニタリングを担う経営審査委員会の委員および第1回開催予定について報告させていただきます。

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委員の案につきましては、資料の裏面をご覧願います。

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えー、上下水道工学や環境、経済、経営に関する学識経験者や水道事業法務、会計の各専門家、関係市町村の中から、大崎市仙台市のご参画をいただきまして、ご覧の10名を選定してございます。

表面に戻り願いまして、第1回の開催概要につきましては、えー、来月12月24日の金曜日、午前9時半から県庁の特別会議室におきまして開催する予定でございます。

内容といたしましては、委任状を交付したうえで、委員長を選出するほか、えー、運営要領等の制定を行う予定としてございます。

えー、今後の予定につきましては、あー、先月、厚生労働大臣宛申請をいたしました 水道法の許可が得られしだい、SPCと実施契約を締結する予定でございます。私からは以上でございます。

 

公営企業管理者の報告に対する質疑応答

 

庄田委員長

公営企業管理者から報告がありましたみやぎ型管理運営方式事業開始に向けた進捗状況について質疑を求めます。

◆経営審査委員会は、原則公開なのか?

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福島委員
えと、いま経営審査委員会について、ま、1回目の開催概要と、それから委員メンバーの案がお示しいただきましたので、ちょっと伺います。

まず、あのう、えー、12月24日もそうなんですけれども、この経営審査委員会は、原則公開なのか? それから、この1回目は傍聴は可能なのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

えー、会のですね、えー、公開非公開の取り扱いにつきましては、あのう、第1回の委員会の中で定める予定としてございます。

えー、それでですね、われわれ企業局といたしましては、基本的に公開で提案したいと考えてございます。ただですね、当然、取り扱いは、議題であるとかによりましては、一部非公開になることもあり得るのかなあというふうに想定してございます。

あと、傍聴につきましてもですね、あのう、フゾク(?)からの要領に基づきまして、傍聴もですね、それで、あの、会場の都合で人数制限はかかるかと思いますが、傍聴もありというような形で、えー、開催したいと考えてございます。

福島委員

是非、あのう、非常に県民の関心も高いということが、あのう、今回の知事選挙でも、私は、示されたように思っておりますので、是非、あのう、こうした経営審査委員会の、えー、様子の公開、それから傍聴も、部屋をいろいろセレクトすれば、傍聴者の数もそれなりに確保できる場合もあると思いますので。

ちょっと、この特別会議室では、どうなのかな? という感じもしますので、ま、あの、部屋の大きさ、ま、そのう、全体の運営も含めながら、その、できるだけ開かれた中で、そのう、経営審査委員のみなさんが、どのように、こう、チェックしているのか? あのう、県民に伝えるべきだと思いますので、その点、ぜひ考慮していただきたいと思いますけれども、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、ま、あの、第1回目ということで、いろいろ方策もしながらやっていきたいと思いますけれども、当然、えー、こういった、あー、県民生活に直結する、うー、内容でございますので、えー、可能な限り、いー、より多くの方に、えー、あの、説明、そして、えー、あの、その、あの、議員の、あ、失礼しました、あの、議論の内容等について、えー、なるべく多くの県民に触れられるよう工夫してまいりたいというふうに思います。

◆経営審査委員会に、事業スタート前のチェックの役割を果たしていただきたい

福島委員

それで、ま、この間の、そのう、予定としては、その、年内に1回、それから、その、年明けて、事業開始前に1回というようなことはお示しありましたけれども、あのう、まあ、(12月)24日も1時間半ぐらいの予定で、さらに、そのう、年明け事業開始までに1回っていうのでは、ちょっと少ないのではないかな? というふうに思っています。

というのは、基本的な様々な計画について、まだ明らかになってない部分が沢山ありますので、それらについても当然、経営審査委員の方々が、まあ、どのように、あのう、判断して、どのように、こう、やり取りしてくのか? ってことを含めますと、ちょっと、その、委員会の開催自体も、こういうテンポでいいのかどうか? と思っているんです。

十分に経営審査委員の方々に、(事業の)スタート前にチェックすべき役割を果たしていただきたいなと思ってるんですけども、あの、それらについてはどのようにお考えですか?

田代水道経営課長

あの、えー、以前からお話してましたとおり、われわれとしてはですね、年内に1度、また、事業開始前にですね、各種の事業計画の、ま、案が確定した段階で開催しようというふうに考えてございました。

ただ、あくまでそれは、われわれの考えでございまして、えー、各委員ですね、あの、12月の24日の日に正式に委嘱させていただきますが、その時点でですね、各委員から 意見を伺いながらですね、不足があれば、あー、再度ですね、あの、1回とは言わず、さらにですね、何回かの開催も、考えなくてはいけないというふうには考えてございます。

福島委員

非常に、あのう、日本発の上水道のコンセッションということもあり、ま、あの、非常に注目を集めてますし、さらに、そのう、こうした条例に基づいた経営審査委員会設置というのも、ま、おそらく初めてということもありますので、非常に、これらの委員の方々への期待が大きく、県民からあると思いますので。

そうした県民の期待に応えられるような審査の、あのう、審査会の運営をぜひ、あの、委員のみなさんにもしていただきたいなということを、ま、お伝えしながら、ぜひ、 あのう、えー、必要なチェックに十分な回数を、ま、あのう、当局のほうでセーブするということはないと思うんですけども、ぜひ、そういったことで考えていただきたいなと思っています。

で、続けていいですか?

庄田委員長

はい。

◆受水市町村への説明はどうなっているのか?

福島委員

あのう、今後の流れも示されておりますけれども、あのう、事業開始に向けて、あの、受水市町村や県民への説明はどのように考えているのか? 

それらについては何もないんですけれども、まず、あの、受水市町村への説明についてどうなっているのか? 伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、実は、あの、今週の月曜日15日になりますけれども、おー、実は、あの、関係の市町村の担当者の方々に集まっていただきまして、えー、現段階なんですが、優先交渉権者のですね、各種の事業計画、ま、案となりますが、あの、ドラフト版をですね、えー、お示しして、ま、ご意見をいただくというような会を設けていたところでございます。ま、引き続きですね、さらにですね、えー、事業開始前に、何度か、幾度か説明していくことになろうかと思います。

福島委員

あのう、事業計画はじめ、何種類かの計画の、まあ、案を、あのう、お示ししたということですけども、ぜひ、それは、あの、えー、ま、この委員会、その、継続される方も変わる方もいらっしゃると思うんですけども、ぜひ、あのう、議会のほうにも提出していただければなというふうに思っております。

で、あの、まず、15日月曜日に行った、えー、市町村への説明の時には何を、何の計画書を示したのか? えー、伺えればと思いますし、あと、その、今後の開催予定、具体的にはどうなるのか? もう一度聞きたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、具体的に申しますと、全部で6つのですね、計画書を提示いたしました。

1つ目はですね、20年間の全体の計画書でございます。えー、2つ目がですね、えー、 セルフモニタリング、運営権者の自ら実施するモニタリングの計画書。えー、3点目が、えー、運転管理と水質管理の計画書。4つ目がですね、えー、保守点検修繕の計画書。それからですね、あのう、2年間、第1料金期間(?)と呼んでますが、当初2年間の改築計画書。最後がですね、運営事業のBCPですね、えー、BCP。全部で6つの資料を提示いたしました。

それを提示いたしまして、あの、実際にはですね、もちろん、この会議の中でもいくつかご意見ご要望等いただいたんですが、今月末までにですね、いろんなご意見、要望をいただきたいということで、えー、お願いした、と。各市町村さんのほうに、あの、そういった、あのう、質問等のお願いをしたというところでございます。

◆県民への説明はどうするのか?

福島委員

まあ、あの、今後の開催予定は、それを見ながら、ま、返す説明会なのか、何らかのことは行っていただければなと思います。あの、県民説明会はどうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、県民説明会につきましては、あの、コロナだいぶ収まってまいりましたが、今ですね、あの、状況等を見ながらですね、あのう、いずれ、あの、実施契約を締結するというのが、まず第一だと思ってますので、そういったものをですね、状況なども踏まえながら、県民に対する説明責任を果たす方向ですね、事業説明会だけでなくて、他の方法も含めまして、ま、いま検討してるところでございます。

福島委員

ぜひ、これは、あの、管理者もですし、知事も、説明をしていくということは、あの、重ねて答弁されてますので、ぜひ、あのう、ま、忙しいのはもう、わかるんですけど、是非、あの、県民への説明というのは大事なことなので、あのう、脇に置かないで進めていただきたいなというふうに思います。

◆運営権設定の許可と実施契約締結の見通しは?

それで、今、あの、実施契約が第一というお話がありましたけれども、あのう、ま、先月の22日に厚労省に提出して、1カ月ぐらいはかかるだろうということで、もう、そろそろ、今月末ぐらいに一月経つんですけども、見通しとして、なんか感触があるのか? 

れから、えー、ここには、許可が得られしだい締結するということですけれども、そのう、許可が得られたら、その、翌日、翌々日には締結するというような、そんなテンポなのかどうか? ちょっと伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、まず、あの、運営権の設定に係る許可を、厚労大臣の許可なんですが、あのう、先月ご報告いたしましたとおり、10月の22日に申請いたしました。

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でー、その後に、水道コンセッションの1号案件といたしまして、正式にですね、えー、厚労省のですね、えー、厳格な審査を、今、受けている段階でございます。

正直なところ、相手があることであります。明確にはですね、わからないんですが、同じ回答となってしまいますけども、少なくても1カ月は必要なんだろうなというふうに思っております。ですので、「早くても今月末ごろかなあ」というふうに考えているところです。

えー、その折にですね、許可が下りしだい契約というお話をしましたけれども、いずれ、あの、契約(筆者注:これは「許可」の言い誤りだと思います)が下りしだいですね、あくまで契約につきましては、公営企業管理者と、あのー、SPCの契約となります。

ま、2日3日というわけにはいきませんけれども、1週間から10日程度ではですね、実施契約の締結をしたいというふうに考えているところでございまして、準備を並行して進めているところでございます。

厚労省への許可申請書の非開示部分について

福島委員

そのう、10月22日に出した、そのう、えー、許可申請書と、そのう、えーと、それに必要な、ま、事業の計画書、本文と鏡はいただきましたけれども、あのう、その、本文見ますと、その、別添資料というのが、かなり、そのう、重要で、それがないとよくわからないという中身になってまして、それもいただきたいということで、お願いしたら、まあ、昨日、ようやく、あのう、いただきました。

あの、委員のみなさんもいただいたと思いますけれども、かなりのボリュームであります。しかも、あのう、えー、一部が非開示ということであります。

情報はできるだけ公開すべきということで、ま、その点についても、「そのとおりだ」とおっしゃってるんですが、まあ、非開示部分があります。その点についての、ま、説明をちょっと求めたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、非開示と言いますか、今回ですね、委員のみなさまにお配りできなかったものは、大きく2種類ございます。

1つ目はですね、あの、われわれの水道の施設の構造図であったり、配置図等でございます。こちらですね、われわれ水道事業者といたしまして、危機管理上、安全管理上ですね、どうしても、公開というわけにはいかないものでございます。そのあたりはご理解願えないかなあと思います。

えー、2つ目はですね、SPC側のですね、資金調達の方法であったり、20年間の計画の????書等でございます。こちらもですね、ま、条例に則りまして、あの、企業のノウハウに当たります。どうしてもですね、この辺りは、あの、公開できないというところでございます。ご理解願えればと思います。

◆みやぎ型の運営権を担保にして、SPCは金融機関から120億円調達する

福島委員

あのう、ま、安全対策上、そのう、構造図や配置図などは、あの、あんまりオープンにしないほうがというのは理解できますけれども、その、SPCの資金調達も、結局、そのう、今後の予定にもありますけれども、運営権の登録が成立すれば、 それを元に金融機関から、それを物件として担保にしてお金を借りて、まあ、あの、うんと、メタウォーターグループからの提案書によりますと、120億円ぐらいのお金を借りて、それで、こう、資金を、あのう、として運営していくというようなことです。

まあ、あの、細かいところはアレでしょうけど、そうしたことがコンセッションなんだという、そのう、仕組み自体がよく県民の方にもわかっておりませんし、知事なども、委託や指定管理と何も変わらないみたいなことをおっしゃっているので。

ま、その辺のところは、あのう、すべて非開示ではなく、部分的にでも開示できるような形の工夫と、それから、われわれ議会の側には、あの、閲覧可能というものであれば、閲覧も可能にしていただきたいと思いますが、国に審査として上げてる資料ですので、われわれ議会としても、当然、それは、あのう、チェックしていくべきものだというふうに思っていますので、ぜひ、その点はいかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、今回はですね、該当資料のところですね、あの、配布をですね、控えたところでございますけれども、委員ご指摘のとおりですね、当然、たとえば資金調達であったり、財務諸表等につきましては、たとえば勘定科目等ですね、そういったものであったり、あの、可能な限りですね、たとえば調達先の名称等について、可能なんであれば、われわれ、あの、情報公開条例に基づきまして、あのう、極力開示していきたいというふうには考えてございます。

そこが1つ、あのう、今回ですね、あの、提示が不可能だったというところもございまして、あの、おー、提出を押さえましたけれども、引き続きですね、そういった、あの、極力公開できるように、調整してまいりたいと考えてございます。

福島委員

閲覧も。

田代水道経営課長

あの、えー、たとえばコピーでお渡しできないとしてもですね、「こういったものです」という形で、あの、おー、ご覧いただくところまで含めまして、対応していきたいと考えてございます。

◆来年の4月実施まで4カ月しかないのに、働く人を確保できるのか?

福島委員

それで、あのう、ま、今後の予定の中でもありましたけれども、そのう、えー、さまざまな計画が、まだ完全にできてなくて、ま、最終的には一月前に、あのう、協議が整ったり、あの、完成すればいいというような形になっていますけれども、あの、すでに、そのう、えーと、来年の4月実施までは、もう4カ月しかないので、ま、そうした計画でいいのかどうかという、チェックとかもそうですし、実際、その計画に基づいて、あのう、えー、働く人々がきちんと確保しているのかどうか? という点が、非常に、あのう、大変関心を持って見ています。

あのう、みずむすびサービスさんでは、OM会社では、社員募集を行っているのが、こう、ネットを見ますと、バーッと出てきまして、何度も何度も、1回チェックすると、もう、画面のところに出てくるぐらいですので、ま、熱心に社員募集をしているのはわかりますけれども。

えー、120名ほどの社員を確保することになっているようですけれども、それが、あのう、充足しているのかどうか? そして、あと4カ月しかない中で、今の水準の運転維持管理ができていくのかどうか? その点については、どうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、SPCとですね、えー、OM会社を含めまして、構成企業からの出向であるとか、あの、新規の採用ですね、それで、あの、現在の事業者からの転籍も含めまして、新規の採用を進めているというふうにですね、伺ってございます。

えー、いま現在はですね、詳細につきましては、契約の成立後にですね、この辺りしっかりと確認したいとは思ってございますが、あー、えー、契約締結後ですね、4月以降のですね、確実な運営に関しての確保につきましては、水道事業者の責任として、しっかりと、おー、SPCのほうに求めてまいりたいというふうに考えてございます。

福島委員

えーと、あの、私たちも、委員会の調査などで、浄化センターなり浄水場に行って、その、特に浄化センターは、その、その浄化センターそれぞれに、クセがあると言いますが、微生物などの特徴などもあって、その、ほかの所で経験があるからと言って、じゃ、すぐ、来たから、今までどおりの水準での維持運転が可能かと言うと、そういうものではないということも、学んでいっております。

やはり、そうした点では、非常に、あの、一気に、3月31日までと4月1日から、人がまるっきり入れ替わるわけですから、非常に懸念しております。

そして、また、あの、いま指定管理で働いている人たちの雇用についても、私は、県にも社会的道義的責任が存在してるというふうに考えております。

まあ、あのう、いま指定管理で働いてる人たちが、あのう、新たな、その、みずむすびサービス、OM会社で働いていただければ、それは一番いいんですけれども、ま、そういったことは、なかなか、その、人件費等の問題でむずかしい。待遇が下がる中で、 なかなか、それも進んでないような話も聞いております。

ぜひ、あのう、えー、経験も満足にない素人のような人ばかりが、あのう、浄水場や浄化センターを、その、安全安心に運転していけるのかどうか? そこのところが一番、あのう、えー、今後の、ま、計画がきちんとしているか? と同時に、その計画をきちんと実行できる技術力が、あの、スタート時からホントにあるのかどうか? そこのところが非常に問われると思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、まず、うー、今の、その、従事者を、ぜひ、その、新たな管理会社にという お話でございますけれども、まず、これは、民民の、その、今の勤め、あのう、おー、ま、事業した、委託をしてる会社の人事上の問題というところがまずあって、その雇用の関係があって、これは、もう、企業展開してるわけでございますので、やはり、そういったものとの兼ね合いになろうかというふうに思います。

えー、ご指摘のとおり、いー、まだ、計画時の、おー、おー、雇用者数は集まってないようでございますけれども、ま、あのう、おー、彼らとも話をしますが、当然、彼らは全国展開してございますので、えー、彼らが全国に展開してる人員を人事異動によって集約するま、こういった考えもあるんだろうというふうに思ってございます。

また、もうすでに各処理場には、あー、事務所も立てて、えー、いわゆる、その、引き継ぎ行為を精力的にやってます。そういった中で、まさに民間のノウハウを生かしながら、4月1日以降にしっかりとした運営をやっていく、と。

ま、彼らも、そうやっていくというふうに思いますので、ま、非常に、デジタル日こうだから、こうだということではなくて、いろんなやり方を兼ね合いしながらやっていくというふうに思ってございます。

あのう、すべての今の勤めているから勤めて、勤めている方々をこちらにというのは、なかなか、今の雇用のしている、たとえば考えても、なかなかいかないんだなというのは、これは、まあ、自然なことでございます。いずれ4月には、しっかりとした運営をしていかなければならないものと考えてございます。

福島委員

ただ、そうおっしゃいますけれども、あの、実際のところ、どれだけ人が、どのような技術や経験を持ってる人が、どのように集まっているかが見えない中ですので、あのう、どうなっていくのかな? っていう心配や懸念が非常にあります。というのは、やっぱり技術者不足ということもありますので。

それと、あのう、全国的展開をしてるので集めるという話もおっしゃいましたけれども、コロナ禍のもとで、その、人流の、そのう、流れが制限されたことは、もちろん、記憶に新しいことであります。

ま、あの、第6波は来るけれども、それほど第5波ほどにはならないというふうに、今は報道されておりますが、新たな変異種、あるいはコロナではない新たな、その、感染症が出ないとも限らないというのが、今の、こう、われわれの置かれてる状況ですので、この時に、全国から、他県から、人を応援してもらうということができなくなって4月を迎えるということになりかねないということも、危機管理としては、あの、想定していただきたいと思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

まあ、それは、あのう、新たなコロナを迎えるかどうかっていう話に関わらず、現時点での処理場で抱えている問題でもございますので、当然、それは想定しながらやっていっているわけでございます。

あの、ご指摘の、その、4月からの運営に支障が来るんではないか? というご懸念については、われわれとしては、そういう懸念は持っていないといったことをお話したわけでございます。

福島委員

あのう、委託や指定管理も年限が限られていることで、結局、働く人の技術や蓄積、継承という点については、私たちは、問題があるというふうにこれまでも、あの、見てきております。ただし、仕様発注という形で、きちんとした、そのう、ものを求めてきておりますが、今回はそうではありません。

そして、あのう、コロナという、まあ、われわれが想定していなかった状況の中に置かれている中でのこのような大規模な事業の、そのう、新たな展開を迎えるということは、本当に、あのう、リスキーなことだなというふうに思っております。

ぜひ、あのう、引き続き、われわれは、県民の安全安心と、それから疑問や不安を払拭するという立場から、今回のみやぎ型を引き続きチェックしていきたいなというふうに思っておりますので、ぜひ、あの、必要な情報や、あのう、などは公開していただきたいなということを求めて、ま、終わりたいと思います。

 

◆経験に頼る面の引き継ぎはどうなってるのか?

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岸田委員

あのう、ま、今の議論に関連するんですけども、たとえば引き継ぎの問題ね、たとえばマニュアルなんかで、ま、それを、こう、引き継ぐっていうのは、説明すればね、引き継げるものなんですけれども、そのう、経験に頼る面も、もちろん、それぞれ(処理場の)個性がある中で、そのう、教科書には載っていない、ま、その、施設のね、あのう、おー、特有のものについては、マニュアルというよりは、経験に頼るというところもね、当然あるわけですよね。

ですから、そういうところが本当にこうスムーズに引き継げるのか? っていうのが、1つの課題なんだと思うんですよ。その辺がどうなっているのか? あー、については、あの、きちんと県も確認する、これは、あの、もうすでに、あのう、実施契約を、その、まあ、ひな形はできている、そういう作業をしてるわけですよね。

スムーズに、あのう、えー、スタートさせれるための準備ってのはすでにしてるわけで、ま、それをサインするかどうかっていう、そのう、ことは残されているにしてもね、えー、準備は進めてきてるわけだから。

そういう、そのう、経験の面での、経験に頼ってる面での引き継ぎってのはどうなってるのか? っていうことは、非常に大事なポイントなので、それがどうなってるのか? っていうのは、しっかりね、これは、実施契約結ぶか結ばないかに関わらず、確認しておく必要があるのではないかと思うんですけれども、この点についてはどうなんですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、ご指摘のとおりだと思います。あのう、私、あのう、自らですね、えー、この、優先交渉権者が決まって、そして、今のハンドリングをしている会社の両方集めていただいて、集まっていただいて、しっかりとした引き継ぎをする要請、まず致しました。

で、あのう、今の維持管理をしている業者に対しても、当時の契約時に引き継ぎも課すように、しっかりとした引き継ぎをするようにという引き継ぎ義務を課した。ま、これは、彼らも十分理解しておりまして、それに則って今やっております。

で、先ほど、あのう、事務所を立てて、あのう、具体的な引き継ぎが始まったという話をしてございますが、それらについては、当然、そのう、危機的な、その、危機の状況でありますとか、そういったことも含めて、今やっております。

そこに、事務所の職員も立ち会っておりまして、当然、そのう、事務所も、これから、当然、その、やり方は変わらないですけど、やり方というか、維持管理の仕方は当面変わりませんけれども、当然、相手が変わりますので、そこにちゃんと立ち会って、しっかりとした引き継ぎを見届けて、いざとなったら、われわれもしっかりとやれる、こういった体制を構築する必要があるということで、引き継ぎ事務にも、えー、事務所の職員が立ち会う、そして、どういった引き継ぎをしているかということを確認している。

ま、こういった作業を、ま、繰り返しやることだろうなというふうに思ってる、それしかないなというふうに思ってございます。まずは、そういったことで、4月1日からの、おー、円滑な、あー、事業運営に向けて、ま、最大限の努力をしてる、ま、こういったところでございます。

岸田委員

あのう、ま、そういうことをしっかりやるっていうことは大事なことだと思うんだけども、そのう、いつ、何、どんなことが起きるかわからない。災害だったりね、あるいは、えー、ま、故障だったり、ま、いろんな非常時ってのは常に考えられるわけだけれども、その時ってのは、すごく臨機応変の対応がね、必要になるわけですよね。

その、たとえば、なんて言うんですかね、こう、一定の、あの、定型的な引き継ぎ、それでは、あのう、すまない、そのう、なんて言うんですかね、引き継ぎからもうちょっと幅のあるような、そのう、知識とか経験とかね、あの、応用力とか、ま、こういうものが、非常時には必要になってくると思うんですよね。

で、そういうことを考えると、非常にやっぱり、いま働いている、現場にいま働いてる方の力っていうのは、非常に大事なところがあるんだと思うんですよ。でー、転籍も含めて、その、人材確保っていうことになってるようだけども、ま、たとえば、一定期間ね、そのう、いま受託してる企業からの、その、出向も含めてね、経験を何年かかけて、そのう、引き継いでいくというね、そういうことも含めて考える必要があるのではないか? というふうに思うんですけども。

ま、あのう、当事者は民民だから、今ここでするとかしないとかって言えないけれども、いろんな、なんて言うか、幅広い選択をしながらね、えー、さまざまな引き継ぎを、しかも時間をかけられる体制にしてね、えー、やっていくっていうことも、選択肢の中にあっていいんじゃないかと思うんですけども、その辺はどうなんですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、まさにご指摘のとおりだと思います。あのう、いろいろなやり方があるんだろうというふうに思います。先ほど申し上げたのは、やはり、あの、一方の雇用してる相手方の当事者もいるので、なかなか、県がそこに入ってっていうのはむずかしいなっていうのがありますけども、当然、それは相談に乗りながらですね、どういった形があるのか。

また、運営権者のほうも、やっぱり、彼らの見解、方針がございますので、転籍すべきなのか、あるいは、その、今の形のままでっていうのは、いろいろ考えがあるだろうというふうに思ってございます。

ま、あのう、これは緊急と言った中で、いろいろ折り合いを付けながら、あのう、決まっていくんだろうなあと思っていますので、われわれとしては、あのう、ご指摘どおり、いろいろな選択肢にこだわらずに、あの、いろいろご相談に乗っていければというふうに思います。

また、合わせて、先ほど、あのう、引き継ぎの、引き継ぎっていうか、4月から何が起きるかわからないので、引き継ぎ以上の、そういった、その、広い視野、あの、えー、ケースでのというご指摘ですけども、まさにそうでして、いま実は、事務所には、いろいろ危機管理マニュアルとか、いろんなBCPとかあってですね、基本的には変わらないので、そのまま引き継ぎなんですけど、特に4月で人事異動で、こちら側の、そのう、なんて言うんですか、体制がちょっと弱体化して、弱体化せざるを得ない、あの、人変わっちゃいますので。

で、今、「もう一度見直せ」と言っておりまして、その、何か送った時に、どう動くか? 市町村とどう連携するか? それは運営権者とも、「相手が変わっても、ここで、こういうふうに、こうしよう」というものです。

もう一度、マニュアルを見直しながら、必要なところは書き加えるように、もう指示をしたところでして、それはもう、えー、年度明け前から、あー、そういったことをやって、実際は、少し訓練をしながら、4月1日に向けていきたい、と。これは、われわれの新たな管理をするために、ま、こういったこともやっていってるところでございます。

岸田委員

ま、ぜひ、その幅広にね、あのう、検討してほしいと思うし、そういう協議を、あのう、してほしいなと思います。ま、人事管理上、ま、来年4月っていうと、どうするか? っていうと、いまの受託企業だって、検討、もちろん始めてると思うので、時間はそうないと思うんですよね。そこは、ぜひ、早急に、あのう、協議なりしてほしいなと思います。

◆経営審査委員会のメンバーについて

あと、この経営審査委員会のメンバーなんですけど、あのう、えー、たとえば、ここに、あのう、えーと、大崎市仙台市が入ってますよね。これは、ま、前から、あのう、求めていた、そのう、利用団体、受水団体も関わる必要があるということについてね、こういう形で、あのう、なっているんだろうなという点についてはね、あのう、感謝したいというふうに思います。

で、この大崎と仙台が入ってるっていうのは、ま、パッと見ると、大崎広域水道と、その、仙南仙塩広域水道の関連で入ったというふうに見えるんだけども、ま、そういうことで理解していいんでしょうか?

櫻井公営企業管理者

ま、そういった観点もありますし、あのう、大崎は、あのう、下水処理場抱えているんで、それでその知見持っていると、そういった観点もあります。

ま、仙台市は非常に大きな組織体の中で、そして、われわれと、ある意味、一緒に力合わせながらやっておりますので、そういった観点。

いろいろな観点の中で、大崎と仙台市がいいんじゃないかということで出しましたところ、ま、あの、この形で受けていただいたということでございます。

岸田委員

ま、あのう、下水っていうことで言えば、あの、仙南のね、あのう、大きい比重だし、あと仙台市も、あの、七北田川から北側はね、あのう、流域下水道で、あのう、参加してるわけなので、ま、あのう、ま、水道も大事だし、ま、下水道もね、大事なので、その点について、やっぱ自治体、利用団体の意見がね、あの、しっかり、あの、反映される必要があるのではないかと思うんですね。

ですから、ま、大崎はそういうことで下水持っているとこだけども、ま、あの、仙台市は、下水道は、あのう、水道局と別になっているので、だから、まあ、仙台市についてもね、まあ、下水道技術者も、仙台市は、あのう、沢山いるので、しかも経験もあるし、だから、その、仙台市の位置付けとして水道局だけども、なんらかの形で、その、下水道についてもね、あのう、意見が入るというような形にできるといいなというふうに思うんですけども、その点についてはどうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、まさに、あの、われわれとしては、この経営審査委員会、完全にフィックスというよりはですね、必要に応じて、必要な方をお呼びしながらですね、いろんなご意見を賜っていきたいなというふうに思ってございます。

まずは、この形で発車させていただいたうえで、その議論の中で、どうしても専門的な部分がもう少しほしいとかですね、えー、あるいは学究の方々をお呼びして、あるいは部会を作って、その中でもうちょっと揉んでいただく、ここはある程度、経営審査委員会の議論に委ねたいとは思っていますけれども、形としては非常に、あの、緩やか、自由度高くしていきたいなというふうに思ってございます。

ま、こういった考えもしたいということは、この、今回の第1回目の時にですね、あのう、お話しながら、より実効性のある経営審査委員会を構築していければというふうに思っています。

◆経営審査委員会の議事録について

岸田委員

あの、これは、もちろん、議事録は作られるわけですよね。その作成と公表について伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、当然ですね、あの、えー、経営審査委員会自体が、原則公開で進めたいと考えてございますので、議事録も含めてですね、公開が原則だというふうに考えております。

岸田委員

あの、その時に、その議事録の公開を、ぜひ速やかにやってほしいと思うんですね。 PFI検討委員会の議事録っていうのは、1年ぐらい経ってから、あのう、公開されて、その確認を求められた委員の人たちも、記憶を辿るっていうですね、そんなことになっていたようなので、あのう、特に、あの、えー、スタート前後、向こう1年間ぐらいはね、非常に関心も高いし、県民の関心も高いし、大事な期間だと思うんですよ。

ですから、あのう、そういう意味では、その、えー、ま、公開はするけど、さっき言ったように、傍聴者は限られるわけなので、あのう、議事録にアクセスできるようにね、できるだけ早く、その、えー、公開する努力をしてほしいというふうに思いますけれども、その点はどうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、可能な限り速やかにしたいと思いますし、ま、議事録が一番いいツールなのか、あるいは、リアルタイムがいいのか、そういったこともあると思いますので、ま、それは、あの、委員会との兼ね合いもございますので、いずれにしても目的は、今はどういった議論がされてるか? といったことについて、なるべく早く正確に県民に伝えるということだと思いますので、さまざまなツールを利用しながら、あの、努力してまいりたいというふうに思います。

岸田委員

あの、ぜひ、その、リアルタイムができるんだったら、それでね、やっていただいて、その録画も見れるし、いうふうに確認できるということで、できるだけ、その、なんて言うんですかね、その、いろんなツールで、あのう、情報にアクセスできるようにですね、あの、ぜひ、検討してほしいというふうに思います。要望して終わります。

 

継続が困難となった場合の委託先候補企業リスト

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松本委員
ありがとうございます。最終局面ということで、えー、当局ですね、関係者、ホントにお疲れさまでございます。私から、あのう、危機管理の視点でですね、あの、2点お伺いします。あの、委員として、途中から、ま、参加なので、以前あったかもしれないんですけども、よろしくお願いします。

1点目、昨日夕方、あのう、いただいた、あの、実施計画って言うんですか、拝見した、あの、別添資料の12なんですけど、ここに、あのう、継続が困難となった場合の 委託先候補企業で18社、具体的にですね、えー、載ってるものがあったんですけども、えー、言ってみれば、これ、ま、普通は、あんまり、前もってここまで企業、載せないなという、ある意味ですごいなと思ったんですけど、あの、経緯、ここに載っかった18社。

もう1点は、たまたま一番下にですね、18社目に、メタウォーター・サービス株式会社っていうのがあって、あの、私の記憶では、今回のグループ企業の中にメタウォーターっていう会社が入っていたと思うんですけども、そこと同じ会社なのか、そうじゃないのかっていうのを、あの、確認したい、ハイ。

庄田委員長

えーと、まず、答弁の前に、あの、一応、松本委員に、あの、お伝えしますが、今は、一応、あのう、委員の選定についての、質疑のアレだっていうことになりますので、えーとー、あと、後ほどまた所管ありますけど、今の質疑については、一応、あの、答弁いただきますので。また、続きはそういうことで。

松本委員

もう1点は、じゃ、次で。

庄田委員長

所管でいいですか?

松本委員

はい。

庄田委員長

すいません。

田代水道経営課長

えーと、まずですね、別添資料の12の18社のリストなんですけども、これは、あの、一番上のところに、一般社団法人日本水道運営管理協会っていうですね、団体に依頼してございます。

実は、われわれですね、このコンセッション事業と、みやぎ型管理運営方式とは別に、やはり、あの、いろいろな危機管理上の問題ですけれども、万が一ですね、あの、前回の運転管理をお願いしている委託者であったり、指定管理者もですね、あのう、万が一ですね、たとえば、あの、経営に行き詰まるなんていうこともないとは限らないという中で、あのう、やはり、あのう、おー、ま、????と言いますか、代替の運転管理をお願いできるところですね、これは、あの、おー、経営だけでなくて、災害時も含めてですけれども、そういったところの、おー、ですね、えー、を確保しておこうという中で、やっぱり、この、全国で、こういった18の企業がですね、参加しております、この協会がございました。

そことですね、さっきも言ったかと思いますが、運転管理、万が一、災害時であったりとか、あー、に対しまして、どうしても、あのう、既存の企業のほうが運転管理できなかった、継続できなくなったという中でですね、応援していただけるというような、あー、協定を結んだ会社が、この18社、この協会と締結したところでございます。

そういった中で、今回ですね、委託先の候補者のリストとして、それをですね、バックといたしまして、リストとして上げさせていただいたというものでございます。

また、2点目のメタウォーター・サービスにつきましては、あの、代表企業ですね、みやぎ型管理運営方式の代表企業メタウォーターさんの100%出資だったかは記憶にありませんけれども、子会社でございます。

松本委員

わかりました。

 

◆経営審査委員会の委員の選定について

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ゆさ委員

では、経営審査委員会の委員の選定について、まずお伺いします。ま、委員の選定についてはこれまで、あの、経営、収受する受水市町村、私は消費者の視点、納税者の視点ということで、ぜひ、この中に、そういった、あのう、県民が入るべきという強い意見を求めてきました。

ま、見てみますと、増田先生は前から、あのう、活躍されてる方、あるいは各種学識経験および、そのう、専門領域の方ですが、そのう、消費者、納税者の視点、どのように、これを担保するお考えなのか? 伺います。

田代水道経営課長

ハイ、あの、まずはですね、われわれの事業、水道管理事業ですけれども、そのうち、あの、浄水場につきましては、あのう、ご存知のとおり、市町村への水の卸売りでございます。えー、流域下水道につきましてはですね、えー、市町村が集めた汚水の集約処理でございます。

ま、消費者と言いますか、あの視点という意味ではですね、受水市町村の中から参画 いただくことが、適切ではないかなというふうに考えたものでございます。

またですね、最終的な利用者であるですね、県民からですね、直接ご意見を伺いたいというような、そういった必要性が生じた場合にはですね、あの、臨時にもお願いできる制度としてございますので、そういった形のですね、えー、委員の選定にしたというところでございます。

◆行政が設置する委員会は、事務局主導になってしまいがちでは?

ゆさ委員

ありがとうございます。各種こういった委員会を設定しますと、特に、事務局がまず案を作り、いま具体的に部会も作る、臨時委員も設定するということで、あのう、管理者も大変柔軟な運用の案という案をね、まず事務局で提示をするわけです。

そして、今度の12月24日クリスマスイブに提案するわけなんですが、ある意味では、このう、私が心配するのは、この経営審査委員会は、これまである種、行政が設置してる委員会は、どうしてもやはり、事務局主導になってしまいがちではないか? というふうに考えますが。

それでは、これまでの委員の発言においては、各委員が主体性を持って、客観性、それから独立性を担保できるように最大限努力するというふうにお伺いしたんですが、もう一回、あのう、櫻井さんに伺いますと、部会の設置や、それから各委員が独立性を担保するのであれば、それを主にですね、特に事務局から提示された案ではないことも種々取り入れながら、客観性を担保するように、もう一回確認させていただきたいんですが、どうですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、この経営審査委員会、当然、ま、形的には私が指名という形になってございますけれども、ある意味、えー、運営権者とわれわれの、そのう、ことについて、場合によっては紛争も含めて審査いただいたり、一定程度の結論いただく、ま、ある意味、中立的な立場でご判断いただく位置付けになってございます。

まあ、われわれとして、やらせていただきますけども、先ほど申し上げたとおり、その議論の中で必要であれば、まあ、いろいろな、あー、委員の加除ですね、加えたりですね、部会を作ったり、そういったことも自由度を上げたい、と。

というのは、彼らの議論の中に、われわれとしては委ねるというふうに考えてございますので、ま、これは、あの、私からも最初の、この12月24日の日に、そういった趣旨で、ぜひ闊達なご意見とご議論をいただければということを、再度申し上げたいなあというふうに思ってございますので、ハイ。

◆非公開時の経営審査委員会の情報の取り扱いは?

ゆさ委員

ありがとうございます。そうすると、開示、あのう、原則公開制なんですけど、非公開の時の開示上、その情報の取り扱いって非常に重要だというふうに考えます。

非公開であることは、その中での審査の基準に関することや、それから、最終的な、あのう、各委員の、おー、ところと、それからもう1つ、県議会、私たちは委員会との関係性を、ずーっとこれから私は、これまでお話をさせていただきました。

以前、こういうことがあったんです。情報公開条例の制定の時に、会計検査院には情報提供している、監査委員には情報提供しないという県警の、これ県警のことであったんです。議論になりました。

しかしながら、監査委員は議員の選出の人もいるし、私たちは秘密保持、秘密会議ができますから、私たち議会は、県民からの代表であって、非開示情報も県民の代表である県議会および委員長、副院長、この委員には開示する。秘密を保持する。私たちがチェックする。そのように、県議会をしっかりと位置付けるべきではないか? 

非開示情報の取り扱いについては、県議会というチェック機関を十分に対応すべきではないか? これが担保できないと、PFI事業として初めて全国で、この、もしギリギリ前まできた事業が、万が一、非開示のことが事業にリスクを生むんではないか? というふうな危惧がありますので、しっかりと、政治というよりは、議会がチェックできる仕組みを作っていくべきではないか? と強く要望するんですが、その辺どうですか?

櫻井公営企業管理者

あの、もちろん、あのう、県民の代表たる議会に対しまして、なんらかの情報開示をしていくのは、これは当たり前のことだと思ってございます。

ま、これらについては、あのう、ご指摘の情報公開条例との兼ね合いということになると思いますけども、当然、それは、われわれとして、可能な限り情報開示したうえで、えー、議会に対する説明責任を、ひいては県民に対する説明責任を果たして参りたいと思います。

どうしても中には、あのう、企業として、えー、あのう、守らなきゃない部分、あのう、えー、委員には言っていいけど、経営審査委員会には出すけれども、なかなか出せない部分ていうのは、こういうのはあるかもしれません。

これも含めて、まあ、これらは委員会で議論をしていただきたいなあというふうに思いますし、一方で、われわれも情報公開条例持ってますので、ま、そことの兼ね合いということになろうかと思いますけれども、姿勢としてはしっかりと、おー、議会のほうにも、可能な限り情報公開して参りたいと、こういった姿勢で臨みたいというふうに思っています。

ゆさ委員

あのう、関連することで、昨日いただいた、そのう、水道事業の計画書なんですけど、非開示理由、これ、条例第8条第5号相当、危機管理上の公開、それから事業上のノウハウが含まれていること、経営方針からする内部情報。これが、経営審査委員会が求めた場合には開示するんですか? その辺は?

田代水道経営課長

ハイ、あの、経営審査委員会のほうにはですね、当然のことながら、ご提示する形となります。

ゆさ委員

それじゃ、議会、議員には?

田代水道経営課長

ハイ、今、あの、管理者が答弁しましたとおり、われわれとしましては、あの、非開示情報であってもですね、えー、極力閲覧等については、あの、なんて言うんでしょ、 柔軟に対応できる部分についてはしていきたいというふうに考えているところでございます。

◆みやぎ型は公共の福祉のための事業か?

ゆさ委員

あのう、ありがとうございます。あのう、やはり、最終的にはですね、これ、公共の福祉、収入する水道料金で運営されており、公共性だということを担保していかないと、どうしてもこの事業は、担保する時に、県民の利益になっていないというふうになりますと、水道そのものの行く末が危ぶまれてしまいますので、最終的に確認します。

これは公共の福祉を資するための事業であって、公共の利益で、ま、決めるっていうか、そこをしっかりと対応すべきではないか? これ、最終的に確認させていただきます。櫻井さんお願いします。

櫻井公営企業管理者

はい、あのう、われわれの目的は、あー、いわゆる事業経営の健全化と、それから料金の抑制を、この、いわゆる公共の福祉に処するといったことを目的として、最大限官民間の活動、民間のノウハウを生かすということでございます。

民間側からとってみれば当然、利益が出なければどうしょうもないこと、あの、しょうがないですけども、われわれとししては、そこに目的があるのではなくて、えー、冒頭申しあげたとおり、2つの目的によって、これを、おー、始めようとしたわけでございますので、ご指摘のとおりでございます。

 

陳情書と所管事務についての質疑応答

 

庄田委員長

以上で企業局の報告に対する質疑を終了いたします。

議事に入ります。お手元に配布の文書表のとおり陳情書が5カ件送付されておりますので、企業局に係る陳情番号381の2について質疑を求めます。

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(委員からは手が上がらない)質疑を終了いたします。

次に企業局の所管事務についての質疑を求めます。

◆有事の際の最終責任者は?

松本委員

先ほどは失礼しました。あの、危機管理の視点で2点ですね、確認しました。

えーとー、昨日夕方いただいている計画書の案についてですけども、書いてあるのかもしれないんですけど、ちょっと話していなかったんですけども、いわゆる、こと有事、ま、災害有事、人為的な、えー、テロというのがあった時の最終決断責任者はどなたになるのか? 

これが1点と、あとは、それはどこかに、あのう、計画、契約書かわかんないですけど、文字として書いてあるのか? そこを、あの、教えていただきたい。

田代水道経営課長

ハイ、あの、これはですね、あの、おー、制度設計の一番最初から変わってございませんけれども、災害時、最後の責任は県に残すというところから把握をしてございます。

で、万が一ですね、えーと、あ、そういった形でもって、えー、実施方針の段階からですけれども、ですから、あのう、契約書まで謳ってるんですけども、おー、あ-、もし、あのう、そういった、あのう、自然災害等が発生した場合には、あー、運営権者は県の元に入って、指揮の元に入って動くというような契約の内容になってございます。ただ、条文まではアレですけども、実施契約ではそういった建て付けで作り込んでございます。

松本委員

ありがとうございます。えー、県という言葉なんですけども、具体的には、職名はどなたになるんでしょうか?

田代水道経営課長

いま県という言葉を使いましたが、契約者は、あの、公営企業管理者になりますので、公営企業管理者という形になります。

松本委員

ま、そういうことで、えー、一貫して、そのう、災害種別に関わらず、えー、いわゆる公営企業管理者だと思うんですが、いわゆる段階って、あの、いろいろありますよね。ま、程度、強度だとかね。だんだん強くなってくとか、途中で変化するだとか、そういうのはないんですか? 

もう、どんなものでも、あのう、たとえば下部会社さんからね、上がってきたら、あの、県、公営企業管理者がやるようになってるんですか? いかがでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、今の、あの、おー、下請けの、たとえば再委託先とかの、おー、何かあった場合とかというご指摘でしょうか?

松本委員

はい。

田代水道経営課長

そういう意味で、私がご答弁しました、あの、おー、えー、危機管理というのはですね、自然災害等を想定したものでございます。

で、たとえば今のご指摘でいくと、たとえば、あの、再委託先が、たとえばですね、あのう、経営危機に陥って、違うトコにお願いしなきゃない等という場合につきましては、それはあくまでSPCの責任なんだろうなあというふうに思います。

ただ、一方でですね、自然災害等でも、たとえばなんですが、実は、あの、えー、テロ等が発生して、たとえばわれわれの、おー、水処理施設にですね、あのう、水処理施設に毒等が投げ込まれたといった場合につきましては、たとえば浄水場であれば、送水停止の判断は、即しなくてはいけませんので、そういった本当の緊急時につきましては、一部運営権者にお願いしてるところはございますけれども、ことですね、たとえば水道であれば、県民に直接ですね、えー、送水を停止するといった最終的な判断は、すべて企業局のほう、ま、県のほうですね、公営企業管理者のほうにあるというような考え方でもって契約書まで作り込んでございます。

松本委員

どうもありがとうございます。ま、あのう、歴史もあるんで、いろんなマニュアルだとか危機管理をですね、あのう、あると思うんですがね。

ま、こっからは要望なんですけども、なんでこのお話したかと言うと、あのう、10年前ですね、福島原発爆発があった、と。あの時、ま、政権は、まあ、政権の話はしませんけども、東電が責任の所在があるのか? 国が責任の所在があるのか? ということですね。指揮の関係で、混乱して、それで現場がですね、思うように動かなかったというふうに私は思う。細部はわからないですけど、そういう認識しているんですね。

ということで、えー、そういうすごい教訓があったわけですから、そういうところを、フィルターかけながらですね、いわゆる起こっても、起こったときにどうするか? 

起こらないようにするのが、それは、当然、準備するんですが、起こった時にどうなるか? という、そういうところをね、えー、深掘りしながらですね、フィルターかけながら、やっていただければなあと思います。以上です。

宮城県知事選最終盤のオンエア! 【エグすぎる!売国みやぎ型】 宮城の水が危ない!ストップ水道民営化 【第14回 FM放送】 の文字起こしです。

 

2021年10月28日、宮城県知事選、衆院選の最終盤、エフエムたいはく(78.9MHz )の「みやぎの水が危ない! ストップ 水道民営化 」が放送されました。

今回は、仙台市太白区在住のこうさんが、エフエムたいはくの野田社長にインタビューを受けるという形で出演しました。

 

野田さん

みなさん、こんばんは。「ストップ水道民営化」の時間になっております。エフエムたいはくの野田紀子(のりこ)と申します。

この番組はですね、命の水を守る市民ネットワークのみなさんが進めてくださっていたんですけれども、現在ですね、実は、宮城県知事選、真っ最中で、「なかなかちょっと、収録が難しいな」ということになりまして、今日は、ある方から、ちょっとメールをいただいたんですね。

で、あの、こうさんっておっしゃる方ですが、その、エフエムたいはくに、ちょっと、意見というか、質問っていうか、そういうものとしていただいていました。

で、太白区に住んでいらっしゃる方なんですが、その、現在ね、その、水道民営化しようとしていることを、非常に、「やっぱり、それはどうかな? 」というふうに思っていらっしゃる方です。

そして、この水道民営化に関しては、なかなか、その、テレビなんかでですね、主要メディアにて取り上げられている、そういうことがま、少ない、と。議会で可決される前から感じていましたっていうこと。

そして、宮城県が全国で先駆けて水道民営化をしようとしていること。その水道民営化が持つ問題を、おそらく多くの県民が、なかなか、こう、ご存じないような状態なのではないでしょうか。

というような形でね、そのう、メールをいただいたんですね。それで、今日はですね、そのメールをくださった、こうさんっておっしゃいますが、私がちょっとインタビューしながら、話を進めていくというふうにしたいと思っていますので、最後までずっと、お聞きいただければと思います。

それでは、早速こうさんをご紹介します。では、こうさん、ちょっとご自分で声を出していただけますかね。

こうさん

はい。こんばんは。太白区に住むこうと申します。今日はよろしくお願いいたします。

野田さん

ハイ、よろしくお願いします。

こうさん

お願いします。

野田さん

若いですよね。

こうさん

若いですかね(笑)。

野田さん

若いです。

こうさん

30代です。

野田さん

30代、若いですよ。

こうさん

ありがとうございます。

野田さん

はーい。ハイ、えーと、それでね、このメールを10月の13日に、ま、いただいたわけですけどね、このメールを出したいと思われたご自分のお気持ちを、ちょっとお話ししていただけますか?

こうさん

はーい。えとー、水道民営化問題っていうのは、特に、まあ、ネット、SNSをやってるので、それで知ってはいたんですけれども、テレビのニュースを見ていても、本当に、ちょっとしか報道されない。

特に、その民営化することでの、やっぱり、デメリットであったり、問題点っていうところが、ほぼ取り上げられずに、あのう、「議会で可決されました」と、結果だけ報道されてしまったっていうところから、これは、あの、本当にまずいのではないかと、 あの、完全にトップダウンで、民意など関係なく決められてしまう、と。

で、特に、その、ライフラインに関わること、やっぱり水は本当に命に関わることですので、それを、あの、私たち県民の意見を聞かず、トップダウンで決めてしまった。

なおかつ、それを、きちっと、メディアが報道、なぜか取り上げないというところで、非常に危機感を持ったっていうところが、一番のきっかけですね。

野田さん

なるほどね。

こうさん

はい。

野田さん

で、水道のことについて、ちょっと興味なり、なんか問題意識を持ち始めたのは、何かきっかけあったんですかね? 

こうさん

やはり、あの、Twitterやってるんですけれども、Twitterでは、すごく、その、水道民営化の問題っていうのは、きちっと、なんか盛り上がっていると言うか、啓発している方がすごく多いので、情報を得られる機会がすごく多いんですけれども、実際に、そのう、SNSTwitterなどをやっていない方とかは、どうやって情報を得るのかな? と。

テレビでやらないので、何も知らないまま。で、しかも、その、県知事選をこれから迎えるっていうところで、水道民営化の問題を全く知らない人の方が、あの、県民の中でもすごく多いんじゃないかなっていう、その、知らないままに県知事選に突入してしまうっていうことが、やはり最終的には、県民が不利益を被ることになるというふうに、すごく、あのう、危機感を持ったっていうところではあるんですけれども。

野田さん

ふうん、そうね。本当に、あのう、確かに何年か前から、その、水道を、ま、民営化ね、する。「民営化では、ないない」って言ってるんですよね、県はね。

こうさん

ああ、そうですね。

野田さん

そう、みやぎ型管理運営方式って言ってるんですけども、結局は、もう、あの、根本的にって言うか、その、民間に任せちゃう、と。

所有権だけはとりあえず、そのう、所有はしてるんだけど、でも、もう、まず、100% 民間に任せてしまうわけであって、やっぱり民営化そのものなんですね。

こうさん

そうですね。

野田さん

うーん。で、まあ、っていうふうには私は思っています。で、実際にこの番組をね、ま、やらなきゃなって思ったのは、そのう、私も、まあ、ま、きっかけっていうかね、その、命の水を守る市民ネットワークの方の、ま、佐久間弁護士さんっていらっしゃるんですけど、佐久間弁護士さんがおっしゃってること、私、聞いたことがあるんですね。

でー、それを聞いた時に、「これは、ちょっとダメだわ」と思ってね、そして議会の中で採決する、で、運営会社を決めるとか、そういうふうに、もう、なろうとしてるっていうのがわかったので、そこまで、その、もう進めてしまっているとね。

でー、だから、もうしょうがないんじゃなくて、やはりこれはね、こう、みなさんに知ってもらうっていうことが絶対必要だと、ま、思ったんですね。

それで、エフエムたいはくとしても、その、やっぱり事実をね、ともかくみなさんに知ってもらうっていうことが必要だから、だから、みなさんに、これはこういう問題だとね。

で、県政だよりには、時々載るんですけども

こうさん

載ってますね、ハイ。

野田さん

だけど、これって、こういうイイことがある」っていうぐらいしか、載っからない わけですよね。

こうさん

はいはい。

野田さん

だから、やっぱり、それだけではね、事実にもとると言うか、で、こういう側面があるんだっていうことも、やっぱり両方知ってもらわないといけないし、うん。

で、まあ、県政だより載ってることが、本当に、それが実現できるものなのかどうかもね、含めて、やはり、そのう、事実的にはこうじゃないかということで、それはそれとして、今度、県民が判断するっていうことでいいんですね、あくまでね。

だから、ま、そういうものとして、この番組をね、ま、月2回やってきたり、あと、まあ、ちょっと特別番組をね、企画してみたりとか、そういうことを、まあ、やってきたんですね。

そして、まあ、いま現在ね、その、ホントに選挙、県知事選は、もう真っ最中だし、 ほぼ終盤になってますよね。うーん、ま、期日前投票をね、なさった方もいらっしゃるし、一応、投票日としては10月31日ではあるけれども、まあ、かなりの方がね、投票行動をされてると思うんですけどね。

でもまあ、やはり、そういう中で、この番組、特にメールをいただいたこうさんのね、まあ、思いをね、やっぱり、いろいろ話をしていただくとか、やっぱり、それ、大事なことだなと思ったので、あの、今日はね、ホントに、県民の一人としての声を、率直に言っていただければと思います。

こうさん

はい、ありがとうございます。

はい、まさか自分も、あのう、こんなラジオに出演することになるとは夢にも思っていませんでしたので、こんなチャンスを、ホントにいただくことができて、嬉しいなっていう気持ちと、やはり、あのう、ここまで後押ししてもらった、私一人ではなくって、その、Twitter上で、そういう水道民営化に対する危機感、今の県政のトップダウン、あの、県民の声を聞かずに、勝手に進めてしまうやり方に対する反発であったり、そういうところから、すごく多くの方と連帯をしてきて、 こうやってTwitter上では盛り上がってるのに、「どうしたら、SNSをやっていない人達に知ってもらえるだろうか? 」、と問いかけをTwitter上でした時に、ラジオがいいんではないか、と。

で、あのう、「エフエムたいはくさのこの番組がありますよ」ということで、あのう、ご助言いただいて。

野田さん

そうなんですね。

こうさん

で、メールを送るに至ったっていう経過があります。なので、ホントに、なんて言うか、そういう、私は、私個人での行動ではあるんですけれど、そういうふうに、「なんか、まずいよね」っていう、やっぱ危機感を持ってる県民の方も少なくないはずなので、やはり、しっかり、あの、一人でも多くの人に、水道民営化の問題、すごく大きな問題だと思うので、それを知った上で判断していただきたいな、と。ハイ、そういうふうに思っています。

野田さん

そうですねー。ハイ、ありがとうございます。うん、まあね、エフエムたいはくのこの番組を知ってらっしゃった方が、こうさんに、「こういう番組があるよ」って、おっしゃったってことですね。

こうさん

そうなんです。あのう、ホントに見ず知らずの方に、沢山アドバイスをいただきまして、「あ、じゃあ、送ってみよう」ということで、あのう、思いの丈をぶつけるようなメールをお送りした次第なんですけれど、ハイ、まさか、それが届くと、ホントに思っていなかったので、ご連絡をいただいたときは、本当に驚きました、ハイ。

野田さん

まあね、直接お会いして、そして、いろいろ聞いたら、ホントにやっぱり、「ああ、これはね、今日の番組にね、出ていただいたらいいなー」って思いました。

こうさん

あ、ありがとうございます。本当に、水で儲けようっていうことが、そもそもおかしいな話で、誰もが生きていくために必要な水、たとえば収入がなくなって、光熱費が払えなくなっても水は止まらない、と。

野田さん

そうねえ。

こうさん

死んでしまうからですよね。それを、結局、儲けよういうふうに持っていくってことは、そういうふうに生活に困窮された方、特に今、コロナ禍で仕事を失ってるって方が沢山いらっしゃる中で、本当に死んでしまう、と。

そういうところからも、あのう、すごくまずいなと思いましたし、あの、ま、そういうハード面での、その、老朽化っていうのは、全国的に問題だったとしても、やはり、ライフラインを商売にしてはいけないと私は思います。命に直結する、誰もが平等に得られなければいけないものだと思いますので。

野田さん

そうねえ、確かにね、ライフライン、他にもありますよ。確かに、電気とかね、ガスなんかもあるんだけど、選べるんですね。

で、まあ、やっぱり、水はどちらにしても、そういう、その、設備もないし、水が、 その、水道からね、出てくるまでの、その設備って、別のところが作るなんてことは、まずできませんから。

だから、確かに、今おっしゃったように、電気とかね、ま、ガスは止められたとしても、水道は、今の状態では、やっぱり止められないんです、うん。だからこそ、やはり、水っていうものを民間にね、運営を任せてしまうっていうのは、きっと民間だったら止めますよね。

こうさん

うんうんうんうん。

野田さん

止めますよ。

こうさん

そうですね。儲けのためのものだから。

野田さん

払わないほうが悪いっていう感じでね。

こうさん

あ、そうです、もう。「払えないあなたが悪い」と。

野田さん

とは思います。

こうさん

そうなると思います。

野田さん

だから、あのう、結局ですね、あの、今、ちょっとおっしゃったんだけど、その、老朽化したね、ものってね、じゃあ、民営化した時に、その民営化した会社がね、ちゃんとそれを補修したり、それを作り変えたりするのかって言ったら、そうじゃないから。ないんです。

あのう、それっていうのは、逆に、県のほうがやるということで、もう契約になっちゃってるから、だから、ある意味、今、こうさんがおっしゃったように、利益が出るところだけはやるけれども、それ以外の、本当の意味での、この、ライフラインの補修とかね、そういうのは、県民の税金でやらなきゃいけないっていう、もう、契約に変わったんです。

こうさん

ああ、もう、本当に、会社側、民間側のおいしいとこだけ持って行かれてっていうとこですね。

野田さん

そうですね。それって、去年の12月に、結構、見直しをして、そして、なんか100項目以上のところで、こう、変更してるんですよね。で、その中に、それも入っているということもだし、でー、ま、実際に、本当に、こう、具体的にどういうふうに運営していくのか? とか、水質をどう確保するのか? ね、安全にやるのか? とかっていうのも、その、もっともっと、やっぱり、こう、なんと言うか、企画している中身も、非常になんか大雑把で、うん、詳しいことを決められてない状態なんだ、と。これ事実なんですよ。

で、いろんな、こう、分野にわたって、県に、こう、報告出さなきゃいけないわけですけど、なんか、「来年の2月ぐらいには出します」みたいな状況で、結局は、ほとんどフリーの状態で、もう、運営任せちゃうみたいな状態になってるのが、やっぱり、今の現状なんですね。でも、それって、ほとんどわかりませんよね。

こうさん

わからないです。

野田さん

「みなさん、ご存知ですか? 」って言っても、「え~、そうですか? 」みたいな 感じですよね。

こうさん

あ、実際に、あの、私も職場で、あのう、「水道民営化のことって知ってますか? 」って、こう、ちょろっと聞いてみても、「知らない」と。友人でも、「それは知らなかった」と。

あの、きちっと、あのう、県知事、県が、県民への説明をしていないということ。そして、あの、メディアも、そこを報道しないというところが、あの、ものすごく大きな問題だと思います。

野田さん

そうですねー。うん、まあね。そして、この、民間になるということはね、どういうことか? って言うと、その、県民のね、その意思というか、その、届かない状態になっちゃうのね。

結局ね、その、「こういうことについて知りたい」とか、「こういうことは、どういうことですか? 」って言っても、結局、それ、企業秘密になるとかね、いろんな理由が付いて全然出てこないんですよ。民間って、やっぱり、そういうものなのね。

こうさん

そうですよね。

野田さん

よっぽどまずいことが起こった時に、「実はこうだった」みたいな感じでね、偽装問題とかいろいろありますよね。今でもある。

だからね、私は、民間がすべてね、その、悪とは思ってないけども、だけども、やっぱり、いろいろね、みなさん、思い出してもらえれば、なんかほら、検査方法がね、どうだったとか。ちゃんとした検査方法じゃなかったとかね。あと、データ改ざんしているとか、ま、そういうことって、いろんな所でも、今までもあったじゃないですか。

で、民営にすると、民間に運営も任せちゃうってことは、それをやられても、手が届かない状態になってしまうんですね。

だからね、本当に素晴らしい会社が運営してくれるんだったらね、まだいいかもしれないけど、今、その、ヴェオリアていうところは、フランスの会社でね、世界の各地でね、もう、いろんな、その、問題行動になっちゃっていて、そして、結局、これは駄目だってことで、じゃもう1回公営に戻す、ま、再公営化って言われてるけど、そういうことをずっと、もう世界では、そうなっちゃっているんですけどもね。

だから、もう、やっぱり、日本に手を付けてきたのはね、ま、そういう中でも、日本はなんか、こう、組みしやすいと言うかね、というふうに思ったのでしょうかね。

こうさん

世界150カ国で、確か、あのう、民営化に失敗し、再公営化っていう動きがあるという、あの、前例があるわけですよね、うん。

あのうね、よく自治体、あのう、とか、行政なんかはね、あの、前例のないことはちょっとない、やりたくないっていうようなことを、あのう、おっしゃることが多いですけれど。

それは、明らかに失敗例が多い事実があるにも関わらず、それに飛び付くっていうところが、もうホントに周回遅れというか、ハイ。何を考えてるのかな? っていう。

野田さん

まあね。だから、何か、飛び付く何かがあるんでしょうけれどもね、うーん、でも、 やっぱりそこをね、私たちは「え~、本当にそうかな? 」って、まあ、いいことね、なんか、水道の値段が上がるのをなるべく抑えるみたいな。

こうさん

なんかそう言ってですよね。

野田さん

書いてあるんですけれども、それって、全然漠然としていて、ホントにそうなのかっていうところに関してはね、何の保証もないじゃないですか。

こうさん

ないですね。

野田さん

だから、やはりね、あの、ホントに私たち、任せられる状態であればいいんですけど、やっぱり、任せられないっていうところもね、ある意味、こう、ホントに、今回ね、 この番組ね、あの、みなさん、こう、いろんなことを、こう、調べたりして、発信していただいたので、それをね、私は、もう、収録しながら、マイク、録音機を持って、 聞いていて、「いやー、とてもじゃないけど、これ駄目だ」(笑)。ホントにそう思ったんですね。

まあ、そんなわけでね、今、選択の時期だからね、実際ね。という状況を、ま、みなさん、本当に知っていただいて、っていうふうに思いたいですね。

こうさん

あ、ハイ、本当に。

野田さん

まあ、そうですね。このね、28日の夜ですから、ね。あと29、30、31。この三日間ですね。

で、この放送時は、もう、みなさんが広報、選挙公報を手にされてると思うんですね。そういうところをね、しっかり見ていただいて。

で、さすがにうまく書いてあるなあって、ちょっと思いましたけどね、何も、こう、 具体的には書いてないです。みやぎ型管理運営方式を、まあ、やるというようなこととしては書いてあります。

で、そういうことなんですが、やはり、あのう、今はね、ボールは県民一人一人が持ってんですよ、ボール。投げるボール。

どういうボール投げるか? どこにボールを投げるか? っていう、そういう状況なのね、今ね。ま、国政も今そうなんですけど、県政もそうなんですね。

その、ま、ある意味、権利をね、チャンスと見るのか、それとも、そうじゃないと思われてるのかっていうことなんですけど、その辺ついて、こうさんはどう思われます?

こうさん

この県知事選に関しても、本当に、あのう、「なんでだよ? 」って思うことばかりなんですけれど、あの、特に、その、水道民営化に関しては、10月22日にですね、しれーっと村井知事は、厚生労働省に民営化を、もう申請してしまってるんですね。厚生労働省のほうに、あの、県営水道などの民営化を申請した、と。

で、これは、あの、宮城県のホームページのほうにも、しれーっと載っているんですけれども。

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www.pref.miyagi.jp

野田さん

えー、そうですか。

こうさん

はい。あのう、この選挙の、特に県知事選とその、衆院選挙も重なっているそのどさくさの中で、しれーっと申請してしまったので、このまま、あの、村井さんが当選すれば、あの、11月に、その、国はおそらく許可は出してしまうだろうというところで、 これも、あのう、非常に許し難いなあというところでした。

野田さん

そうですか。やー、まあね、あの、やっぱ、民営化賛成の人ばっかりが候補になってるんであれば、それはそれでもね、まあ、いいかもしんないんですけど、そうじゃない方が、いま手を上げて、あのう、選挙にね、今なってるわけで、そういう中で、それこそ今、どさくさに紛れてとおっしゃったんだけど、そういうことですよね。もう本当に、県民がどういう判断をするのかってことについて、全く無視してる状態。

こうさん

ハイ、そうです。ハイ、そうだと思います。で、あのう、まあ、テレビの、あの、テレビでも、その、県知事選の特集などを各局やっておりますけれども、あの、驚いたのが、これは放送局もそうなんですけども、県知事選の争点としてまとめられたものの中に、水道民営化が入ってないんですね。

先日、証拠に写真も撮ってるんですけど、地元の、地元のメディアとして、その、県知事選を取り上げている中で、ま、コロナ対策だったりとか、病院の移転統合というものを取り上げていながら、水道民営化の「す」の字も入ってないんですね。

野田さん

そうですかあ。

こうさん

それが一局だけではなくって、他の民放局でも、あの、同様であったということで、メディアがやはり触れていない。もう、この県知事選直前というところになって、あの、これだけの問題に全く触れないってことが、ちょっと異常だなというのも、すごく危機感と、あと、怒りを持っているところです。

野田さん

そうですか。まあね、あの、河北新報はね、県民意識調査っていうことで、13日かな? 載っかってたんですね。で、やっぱり、その、ま、それは、河北新報は水道のことについては聞いています。6割の方が、やっぱり、「どうかな? 」って思われてるというようなことも記事には載ってたんですけども、テレビは全くそういうことでもないということですね。

こうさん

あ、そうです。あのう、ま、議会を通過してしまった時の報道の仕方も、ほんの数分、「可決されました」っていうだけの結果報告にしか止まりませんでしたし、ま、この、あのう、重要な県知事選、特に、その、もう、ホントに対極な、こんなわかりやすい選挙もないと思うんですけれども、「村井県政にイエスか? ノーか? 」って言うだけの選挙だと思うんですが、その中で、こう、これだけ大きな問題を、テレビが全く触れないっていうことは、ちょっとおかしいのではないか、と。

野田さん

ホントだね。まあね、ウチはラジオですけどもね、うーん、でもやっぱり、この、報道する責任っていうのもあるよね。

こうさん

あ、もう、それでもって、あのう、県民や市民は情報を得て、で、判断をして、投票所に足を運ぶことになるので、メディアとしての、こう、責任と言うか、なんか、それを果たしてないのではないかな? というふうに非常に思います。そこがやっぱり、一番、恐いなあと思っているとこですね。

あの、SNS 上、Twitter ではすごく盛り上がっているけれど、実際 Twitter をやっていない方たちとの温度差、まあ、結局、もう、そもそも知らないという方も、私の周りにも実際いるので、そこがやっぱり、すごく問題だなと思います。

正直、本当に、この県知事選に関しましても、あのう、この、衆議院選挙と同日ということで、ものすごく期日が短い選挙になってしまいましたが、これも、村井さんが定例会見で、「同日にして欲しい」っていうふうに、宮城選管に異例の注文をしてるんですね。

それを10月8日かな、河北新報のほうで一面で報じられてるんです、ハイ。あの、そういう、こう、公平公正な立場にある選管に対して、現知事が、「投票日をここにして欲しい」っていうふうに注文をつけること自体が、おかしいんではないかっていうことを、河北新報が報じたんですけれども、それに対して、今度、11日の、あの、定例会見で、村井さんは、河北の記事は、ま、情報操作だみたいなことで、またプレッシャーをかけたというか。で、結局、河北新報、その後、訂正してしまったんですよ。

野田さん

あ、そうか。

こうさん

そういうちょっと一連の、なんか、メディアと権力で、本来であれば、対等であるはずのものなのに、その、テレビがその、水道民営化を取り上げないというところもそうですけれど、 明らかに忖度していないか? というところで、すごく、そこら辺も、なんか怒りを感じているところでした。

野田さん

はい。じゃあね、ともかく、今日のこの番組を聴いてくれた方はね、ご自分のね、率直なね、投票でもってね、意思をね、表現して、えー、まあ、あと、結果どうなるか? っていうのはありますけれども、やっぱり多くの方が、自らのね、権利です。

ホントに投票はね、全ての日本国籍かな? の方は投票権を持ってるのでね、ま、そこを、やっぱりちゃんと実践して、やっぱり自分たちの社会ですから、ねえ、選択していくという、忖度じゃなくて、選択していく(笑)いうことを、是非ね、この3日間の間にね、やっていただきたいですね。

こうさん

ハイ。まあ、水道民営化のところになかなか触れてくれないっていうところはありながらも、あのう、まあ、メディア、テレビであったり新聞であったり、あとは、ま、ネット上であっても、候補者の、やはり主張というのを比較するものってたくさん出ています。

で、ホントに対極なので、しっかりそれを見比べていただいて、で、その上で判断してもらいたいな、と。とりあえず、なんか、何も見ないで、なんか、「知ってる人でいいや」とかじゃなくて。

野田さん

あの、選挙公報はね、もう出てますからね、ちょっと遅かったけど、うん。あの、やっぱり見比べていただいて、判断していただければと思いますね。

やあ、もう、こうさんね、熱い気持ちを語っていただいてありがとうございます。

こうさん

いえ、こちらこそ。

野田さん

ちょっと、時間が、あの、ないのでね。

こうさん

はい。はい。

野田さん

今日は本当にありがとうございました。

こうさん

こちらこそ、ホントに。

野田さん

では、今後ともね、いろいろと、いろんなことを、あの、感じてね、また発信もして いただければと思いますね。

こうさん

あ、はい。はい。

野田さん

ありがとうございました。

こうさん

はい。ありがとうございました。

野田さん

ありがとうございます。

 

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10/21建設企業委員会では、和歌山の落橋事故を受けた水管橋の緊急点検についての報告&質疑応答と、10/22にみやぎ型申請書を厚労省に提出する旨の口頭説明が行われました!

2021年10月21日、宮城県議会 建設企業委員会では、水管橋の緊急点検とみやぎ型申請書の厚労省への提出についての報告と質疑応答が行われました。

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今回の記事内容

公営企業管理者の報告

◆水管橋の緊急点検についての報告

◆みやぎ型認可申請の厚労省への提出について

水管橋の緊急点検についての質疑応答

◆漏水、落橋以外に、老朽化の恐れはないか?

◆予算上、水管橋管理がみやぎ型に大きな影響を与えるのでは?

◆大震災等強い衝撃による劣化への対応は?

◆体系的な点検計画が必要なのでは?

厚労省へのみやぎ型認可申請についての質疑応答

◆厚労省へ提出する認可申請書類の公開について

◆選挙で政権や厚労大臣が変わった場合は?

◆住民への説明のあり方は?

◆申請書提出が遅くなった理由は?

◆みやぎ型認可までどのくらいの時間がかかるのか? 

◆知事が変わったらどうするか?

◆水を使う事業者への説明が不十分なのでは?

 

公営企業管理者の報告

 

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庄田委員長

建設企業委員会を再開いたします。

議事に入る前に、執行部から報告したい旨の申し出がありますので発言を許可します。本日の企業局の報告事項は1カ件です。公営企業管理者の報告を求めます。

◆水管橋の緊急点検についての報告

櫻井公営企業管理者

ハイ、えー、企業局からは、あー、水管橋の緊急点検についてご報告をさせていただきます。

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えー、10月3日でございますが、和歌山で発生いたしました、いわゆる、うー、水管橋の落橋事故、あの、六十谷と書いて、「むそた」と読むらしいですけど、六十谷水管橋事故を受けまして、えー、企業局管理の水管橋の、おー、緊急点検を実施いたしましたので、ご報告させていただきます。まだ点検は、これからまた続きますけれども、第一報ということでご報告させていただきます。

初めに、企業局管理の水管橋数でございます。上水、工水、下水合わせまして、全部で102橋ございます。管理してございます。そのうち、今回落橋いたしました六十谷水管橋と同等の、同様の形式につきましては、ま、これ、ランガー橋と言うんですけども、ページの上に、あのう、ちょっとこう、半月形って言いますか、そこに、あの、線が、あのう、ぶら下がっていて、下の、下弦材とこう、つながっていて、これ、ランガー橋って言うんですけども、こういった形式は8橋となってございます。

次に、緊急点検実施状況につきまして、企業局が管理している、えー、水管橋は概ね、えー、月1回以上、塗装や空気弁、橋台等の状況を目視点検してございますが、この六十谷水管橋の落橋事故を踏まえまして、優先度の高い水管橋から、構造部材の格子の部分ですね、各点ですね、こういった所などを、構造上重要な箇所について、特に重点的に緊急点検を実施したところでございます。

えー、優先度の高い水管橋といたしまして、えー、ま、今回、落橋の形式だったランガー橋、あるいはトラス形式、あるいは橋梁の長い長大橋ございますが、これらを対象といたしまして、対象水管橋は48橋でございます。

えー、10月18日までに点検を完了いたしまして、漏水、落橋の恐れのある異常は確認されてございません。また、その他の水管橋につきましても、今月中、10月29日を予定してございますが、これまでには、あー、すべて完了させる予定となってございます。

えー、裏面でございますが、あの、その当時の、おー、緊急実施点検の写真を掲載してございます。

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えー、今後の対応でございますけれども、今回のを実施を踏まえまして、日常の目視点検、いわゆる目による、目だけと言いますか、あー、点検のほか、いわゆる近接目視と言いまして、あのう、近くに行った打点と言いますか、高い点にですね、そういったことをしながら、いわゆる目視、近接目視等と言いますけども、この点橋をやります定期点検計画を作りたいというふうに思ってございます。

この計画は今年度中に策定いたしたいと思ってございます。来年度より、それに基づきまして順次実施いたしまして、引き続き適正な、あー、実施、保全、えー、施設保全について万全を期してまいりたいというふうに思っています。これにつきましては以上です。

◆みやぎ型認可申請厚労省への提出について

えー、1点、口頭になりますけども、ご報告させていただきます。

昨日、厚生労働省のほうから、あのう、みやぎ型管理運営方式の、おー、認可申請ですが、「申請を出していいです」という、あの、報告が、報告というか知らせがございましたので、えー、早速、うー、認可申請をしたいというふうに、いま局内決済中でございますので、予定といたしまして、明日付け(10月22日)で、えー、認可申請を出したいというふうに思ってございます。

ま、認可の時期は、相手がございますんでよくわかりませんが、ま、大臣決済まで行くということでございますので、えー、時間的には、あの、出してすぐということはない、と。もちろん、さほど遅れずに認可が下りるのかなあというふうに思ってございます。

ま、あのう、認可が出した段階におきまして、申請書本文につきましては、こちらにご報告するとともに、あの、ホームページ等で公表してまいります。以上でございます。私からは以上でございます。

 

水管橋の緊急点検についての質疑応答

 

庄田委員長

公営企業管理者から報告がありました水管橋の緊急点検について質疑を求めます。

◆漏水、落橋以外に、老朽化の恐れはないか?

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ゆさ委員

あのう、この緊急点検なんですが、結論的には、恐れがある、漏水や落橋などの恐れがある異常は確認されていないけれども、そのほか劣化ですとかね、かなり、あのう、異常とまではいかないけれども、老朽化してる恐れがある、細かくこれは、評価を私どもに報告すべき点ではないかと思う。その結果、もう少し詳しくお知らせください。お願いします。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、まずは、緊急的に点検を実施したということでございまして、これは引き続き、えー、点検のやり方も含めて、えー、継続的に点検をしてまいりたいと思ってございます。えー、先ほども申したとおり、今年度中に、えー、この管理計画を作りたいというふうに思ってございます。

で、あのう、やはり、あのう、老朽化をしてる施設もございますので、ま、われわれの、いわゆるプロの目からすれば、えー、今回の点検において、すぐさま対応しなければならないというようなところについては見受けられませんでしたけれども、ま、何せ、あのう、今回の和歌山の状況もございますので、これはしっかりと修理状況を見ていきたいというふうに思っているところでございますし、まあ、もちろん、何かありましたら、あのう、議会のほうにもご説明申し上げたいと思いますが、現段階においては、あー、まだ、そういった状況にはなかったということでございます。引き続きしっかりと点検してまいりたいと思います。

ゆさ委員

あの、大枠ではね、あの、引き続きということがあったんですけれども、あのう、課長に伺います。いま具体的に異常は認められないけれども、老朽化してる恐れがあるところの具体例と、それから目視点検、これ、目視でいいのかどうかもですね、点検のあり方検討も、これ、必要ではないかと考えます。

◆予算上、水管橋管理がみやぎ型に大きな影響を与えるのでは?

で、次の??にも関連するかもしれませんけども、もしこういった状況が、(みやぎ型)管理運営方式に大きな、あのう、予算の計上等、大きな影響を与える可能性があるのではないか? そう思いますけど、課長に詳しく伺います。

田代水道経営課長

あのう、えー、いまの1点目の老朽化というお話ですけれども、あの、と言うか、あのう、おー、構造もあるかと思うんですが、耐用年数48年とかという数字が出てたと思います。

これの48年と言いますのは、あくまでも、会計上ですね、あの、おー、ま、償却期間でございまして、実際にはですね、あの、橋梁、ま、家具も同じですけれども、100年近く、まあ、実際には使うということで、きちっとメンテナンスしていけば、そういった、あの、100年近くは十分使えるものでございます。

そういった意味で、われわれですね、計画的に、一番大きな塗装ですけれども、あの、計画的にですね、塗装を行ってございます。

で、今回の緊急点検におきましても、あのう、報告上ですね、漏水や落橋などの重大な、そういうですね、異常は発生、確認されなかったということですけれども、やはりですね、あのう、橋梁によってはですね、若干の、あの、なんて言うんでしょ、塗装ですね、一部、あの、ま、あのう、塗装しなくてはいけないところとか、そういった場所は見つかってございますので、えー、そういったですね、対応は、当然のことながら、実施してまいります。

また、実施方法につきましてはですね、あの、ここに書いてありますとおり、あの、 おー、えー、えー、ま、遠方目視と言いますか、それだけでは、やはり、十分ではないということでもってですね、近接目視であったり、打音であったり、また、あの、今、あの、ドローンなどを使った最新の技術も、あー、出てきてるようでございます。

そういったものも踏まえまして、来年度からですね、そういった詳細な点検の計画を、今年度中に作成しまして、来年度から着手していきたいということでご説明したものでございます。

最後、あの、みやぎ型管理運営方式ですけれども、当然のことながら、管路、水管橋は、引き続き、県がですね、所掌してまいります。

われわれはですね、これまで以上にですね、いま説明したような、あー、ですね、ものも含めまして、これまで以上にしっかりと維持管理していきながらですね、えー、ま、あの、県民にですね、安心安全な水を安定的に提供していきたいというふうに考えてございます。

◆大震災等強い衝撃による劣化への対応は?

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守屋委員

あのう、水管橋、あのう、こういう事故、起きて、えー、まあ、われわれ、県内では、あー、2011年に大震災があって、通常であれば、通常の耐用年数をもとにしたものの考え方というのがあるんだと思います。

ただ、しかし、そのう、これからも、おー、そういう強い衝撃が想定をされて、そして、また、管路のジョイント部分、管路そのものと言うより、ジョイント部分の、そのう、強度だったり、そういったところの、その、おー、衝撃に対してね、これから、あー、ま、当然、そのう、衝撃を今まで与えられてくれば、強くなるというものはないので、都度、劣化をしてきてるんだろうと思います。

今後のことにも備えて、あのう、いまの現段階では、問題がないという表現ではあるんだけども、たとえば年数が増してきたら、そのう、診断をする頻度を上げるとかね、たとえば、その、何年に一回だったのを、も少しせばめてやるとか、そういった工夫が、実は、年数を越してきたときに必要になるんだというふうに思うんですけども、その辺の対策っていうのは、どういうふうに?

櫻井公営企業管理者

あのう、ご指摘のとおりだと思います。あのう、どうしても、おー、年度が深くなってきますと、やはり、老朽化の具合が増えてまいりますので、そういったところについては、いろいろ点検の頻度をしっかりと、主要な部分も含めてやってくということは、 やはり重要なご指摘だというふうに思ってございますし、ま、今後作る計画の中でも、そういったことについて勘案してまいりたいと思います。

ただ、あの、私、あのう、落橋の、その、(手振りで表現しながら)実際に落ちた動画見たんですけど、そのまま落ちてる。(笑いながら)そのまま落ちてると言いますか、急にドーンと落ちてるというのは、土木の人間としては、ちょっと、ショッキングな、全く外力が発生していない中での、あの破断なので、ま、これから調査委員会があって、破壊のメカニズムが明らかにされていくと思います。

その中で、われわれのやってきた日常点検では見つけられない部分があったとすると、その部分は、やっぱり、しっかりとケアしてくということだと思いますので、まだ、 ちょっと、その、破断の、破壊のメカニズムが、ちょっと報告されておりませんので、そこを見ながら、ま、これも含めて、点検のほうに、えー、点検計画のほうにフィードバックしていきたいと思いますが、あのう、ご指摘のところ、部分については、当然のことだというふうに思っているところでございます。

◆体系的な点検計画が必要なのでは?

守屋委員

えー、是非そのようにお願いします。それで、あのう、それについては、コンクリートとか管とか、管をジョイントする、ま、ゴムであったり、それぞれが、あの、一定の、そのう、採用する際に設ける耐用基準だとか、いろいろあるんだと思うんですね。

えー、そういったことを、こう、捉えて、体系的に??、要はコンクリート作ってから何年以降は、どういうふうに、こう、点検をするんだとか、これはまた、震災など、おー、こう、衝撃を受けた後には、どうするんだとか、あのう、要は、行き当たりばったりではなくて、そのう、こういうことに関しては、こういう、そのう、計画のもとに点検をするんだということが必要なんだというふうに思うんですね。

そうすることで、それぞれの施設の点検だとか、そういうことが、きちんと定期的に、われわれにも情報が入る。あのう、当局でも抑えることができるということになるんだと思います。そういった形のものを、ぜひ、こう、今回作って、対応いただきたいというふうに思いますので、よろしく。

櫻井公営企業管理者

あのう、しっかりと対応してまいりたいと思いますし、合わせて、その、構造もさる ことながら、その、そこが切れると、その、影響の範囲が非常に大きくなる重要度も、やはり大事だと思います。

名取川にかかる水管橋が切れますと、約120万人、130万人ぐらいの影響が出るはずですので、そこが切れてしまうと、ま、なかなか厳しい状況になると思います。ま、だから、??水系で新たな水管橋という、それをまたぐものを作るということにはなりませんので、そこは絶対死守しなきゃいけない。そういった施設の重要度といったことも、しっかりと管理しながらやってまいりたいというふうに思います。

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櫻井副委員長

水管橋というのは、????なんだけども、基本的統治お話しましたけども、あのう、さっき田代課長が言うように、いろんな様々な、あのう、策定しながら、このう、点検しなくちゃないですけど、あくまでも、ま、検視、目視なり、それで対応していくのか? それとも、いま、あのう、この六十谷水管橋のようになった時に、やはり目視だけでは、基本的な部分で細部までできないという。

ドローンを活用して、今後は細部まで見れるように、そういうやつもしっかりと活用しながら、始めていくというような対策も必要だと思いますので、このランガーとトラスと長大橋ということで、基本的に下回りも見られる、あのう、水管橋だと、どうしても危険を伴いながら目視をする場合には、長い水管橋であれば、やはり、そういう対策もかなり、ま、目視される方々の安全性を考えればですね、あの、これ、合わせながら、あのう、点検していくというの、やっぱり有効的なんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひとも、これは、あのう、導入しながらですね、えー、管橋が長くなればなるほど、あー、浸食すれば、そのままドンと落ちる可能性があるので、やはり、その辺は重視しながらですね、いろんな対策を決めながら、ま、危険なところだけドローンなりを使って、えー、点検していくのが、一番いいのかなというふうに、私、感じましたので、どういうふうに、管理者は?

櫻井公営企業管理者

あのう、ま、この、おー、これからの、おー、点検計画を作ってまいりますけれども、やはり、先ほど申したとおり、今回の破断のメカニズムがどうなってたか? ということも含めて、点検の有り体というのは、有り様というのは出てくると思います。

いま現在、国のほうでもいろいろ検討しているようでもありますし、まあ、それを待ってられないということで今回やったことでもありますので、また大学のほう等の知見もお聞きしながらですね、より効果的な点検のあり方、効率的な点検のあり方について、えー、今後とも研究しながら進めてまいりたいというふうに思います。

櫻井副委員長

やっぱり、そのう、点検の結果とか、そのメカニズムですね、それはなぜか? どういう状況でこうなったのか? というのが、たぶんわかってきますので、それをしっかりとした形で、えー、われわれも見えるというのもおかしいですけども、対策取っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

庄田委員長

ハイ、えー、ここで質疑の途中でありますが、暫時休憩いたします。再開は午後一時といたします。

(休憩)

えー、建設企業委員会を再開いたします。休憩前に引き続き、質疑を継続いたします。
えー、みやぎ型管理運営方式について、厚生労働省への、おー、申請に係る報告について質疑を求めます。

 

厚労省へのみやぎ型認可申請についての質疑応答

 

厚労省へ提出する認可申請書類の公開について

ゆさ委員

先程、あのう、ま、申請した、と。申請した書類にあたっては、申請した処理をしっかりと議会およびホームページで公開するとありました。

その、だいたい、公開する開示した書類は、できるだけ、そのう、申請した書類をということで、ずうっと求めてまいりました。その点について、管理者の考え方をお伺いします。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、「申請した」ではなくて、「申請する」でございます。

ゆさ委員

あ、「する」ね。

櫻井公営企業管理者

えーとー、予定といたしましては、局決済が終わって、決済行為が終わって、明日付けで、えー、する、と。あの、認可申請をする、と。

申請後ただちに、えー、申請内容について、えー、ホームページ等で公表したいというふうに思っておりますし、また、議会のほうにも、あの、会期中以外でも報告できればというふうに思っております。

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www.pref.miyagi.jp

ゆさ委員

あのう、できれば、委員会開くぐらいの大きなことだと思いますが、必要ならば、説明求めたいと考えております。よって、委員会なのか各会派なのか? その考えについてお伺いたします。

櫻井公営企業管理者

基本的には、委員会等に報告したいと思ってございますけど、まあ、あの、あとは委員長と相談しながら、どのような形がいいのか? ということも、あのう、整理させていただきたいと思います。

◆選挙で政権や厚労大臣が変わった場合は?

ゆさ委員

まさに今、解散総選挙中でございます。で、ま、この政権がどうなるかということは、投票して見なけれわかりませんが、その際、申請にあたっては、厚生労働省の考え方、厚労大臣がどうなるかわかりません。

その辺の見通しは、ま、政治的な判断になると思いますけれども、県としては最大の予測をしなければなりません。どのように受け止めて、いま考えておられますか?

櫻井公営企業管理者

あの、政権が変わるとか、あの、厚労大臣が変わるとかではなくて、ま、われわれとしましては粛々と、おー、認可申請をしていく。そして、粛々と4月1日に向けて、えー、整えていくということでございます。

◆住民への説明のあり方は?

ゆさ委員

課題となっている住民説明会のあり方方向、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

あの、必要に応じて、えー、説明をしたいと思いますが、現段階においては、まだ具体的な内容がございませんし、えー、先ほどのとおり、いまコロナは収まってございますけど、感染の状況もございますので、えー、少なくても、その、説明会のみならず、必要に応じて先ほども言った、あー、ホームページの公表であるとか、あるいは、それに伴ういろいろなご質問についても、しっかりと真摯に受け止めて説明をしてまいりたい。このように思ってございます。

ゆさ委員

課長に伺います。様々な細かな質疑が、質問が来ると思いますが、きめ細やかな対応、および、えー、そのう、理解と協力を得るための努力を、どういうふうに課長として考えていらっしゃいますか? 伺います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、ご指摘のようにですね、あのう、えー、知事への、あの、提言であったりとか、われわれの課への直接電話であったり、電子メール等での問い合わせ等ございます。

ま、その一つ一つにつきまして、われわれとしてはですね、可能な限り、あの、丁寧に対応していっているつもりでございます。

まあ、あの、もちろん、おー、おー、ま、あの、そういった、あー、要望、意見を聞かれる方の中にはですね、「不足している」という方もいらっしゃるかとは思いますが、われわれとしてはですね、できる限り県民に対して丁寧にですね、説明をしていきたいと思いますし、今後も継続していきたいと考えております。

ゆさ委員

はい。

◆申請書提出が遅くなった理由は?

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福島委員

えーと、前の委員会では、あのう、もう時期、あの、出せそうだというお話も伺いましたし、ま、私も関心を持ってずっと、あのう、携わってきましたので、報道もないので、「どうなってますか? 」というのは、8日あたりから、ちょっと時々お伺いしてましたけれども、あのう、「ほぼほぼ、あの、事前協議は整ったけれども、国のほうから、ちょっと待ってというふうに言われてるんだ」みたいな話も伺っておりましたが、あのう、予定よりは提出が遅くなったのは、どういう理由なのか? ちょっと伺いたいと思います。

櫻井公営企業管理者

あのう、遅れた理由っていうのは、ちょっと相手のこともございます。相手の都合なので、どういうことで遅れたのか? というのは、ちょっと私どももわかりません。

ご指摘のとおり、当初は、「もう少し早く出せるのかなあ」と思っていたわけでございますけれども、ま、いずれ、あの、先ほどの厚労省の水管橋の落下のところというのも、同じ部署でやってらっしゃるようですし、いろいろ、こう、立て込んでたのかなあと思いますけど、ちょっとわかりかねます。

福島委員

えーと、先ほどのご報告ですと、「昨日、出していいと連絡がありました」ということなんですけど、その辺もう少し、何時ごろに、どのようにというのを伺いたいと思います。

要するに、今日のご報告の配布資料には載ってなくってということなので、結局、間に合わなかったんだろうなとは思うんですけど、ま、その間の、その、タイムラグというか、その辺、説明ください。大事なこと何で。

田代水道経営課長

えーと、おー、細かいですね、細かな正確な時間ということにつきましては、ちょっと、あの、おー、記憶って言いますか、定かではないところございますけれども、実は、あのう、えー、報告につきましては、あの、報告事項につきましては、昨日の午前中が〆切でございました。それには間に合わなかった、と。

午後のですね、確か夕方ぐらいだったと思いますけれども、まあ、電話と言いますか、課電が入ったというところでございます。そういった中でですね、ま、口頭での報告とさせていただいたというところでございます。

その後すぐですね、あのう、書類を整えまして、現在局内の、おー、ま、稟議書と言いますか、決済を取っている真っただ中という状況もございます。

◆みやぎ型認可までどのくらいの時間がかかるのか? 

福島委員

先ほどの管理者のご報告では、「相手のあることなんだけれども」っていう話がありまして、だいたい認可までどのくらいの時間がかかるのか? ということを伺いたいんですが、ま、先ほどゆさ委員がおっしゃったように、国会も解散し、えーと、10月4日に誕生した岸田内閣の厚労大臣、後藤大臣ですね、あのう、になりましたが、ま、結局、うんとー、解散中というか、選挙中にも大臣認可というのは下りるものなのかどうか? その辺はどうなんですか? 見通し。

櫻井公営企業管理者

ま、あのう、選挙期間中の取り扱いはどうされるのかは、ちょっと、よくわかりません。課長、何か聞いてません?

田代水道経営課長

あの、えー、ま、選挙期間中につきましてですね、ちょっと、われわれ、あのう聞いてるということはございませんけれども、ま、以前からですね、あの、おー、「1カ月程度は、少なくても」というお話は、あー、ですね、あの、われわれとしては、あの、考えなくてはいけないんだろうなというふうに考えてございますので、あの、明日ですね、えー、許可申請のほう、提出後ですね、ま、本審査がございますので、ま、それからはですね、1カ月程度は必要ではないかなあというふうには考えているところではございます。

福島委員

ま、あの、要するに、ま、政権が変わるとか、大臣が変わる以前に、まあ、あの、事前協議を十分に詰めたとはいえ、やはり、あのう、大臣認可となると、まあ、どんなに短くても、ひと月ぐらいは見なくちゃいけないってこととして理解してよろしいですか?

田代水道経営課長

ま、あの、えー、それが正しいかどうかというのは、正直、われわれとしては申請者側ですので、明言はできませんけれども、ま、あのう、その程度はですね、あのう、やはり、あのう、1号案件でもございますので、えー、本審査になりますので、そのぐらいはかかるんだろうなというふうに考えてるところでございます。

福島委員

えーと、実施契約の、そのう、取り交わすのが、その、大臣許可が下りて以降だということなんですけども、そうなりますと、当然、あの、ま、スムーズにいっても、11月末か12月に入るっていうことで考えてよろしいですか? 

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、当然のことながら、その、許可の申請を受けた後の、おー、契約締結となりますので、もちろん、契約締結の準備は、あー、もちろん、あの、整えてございますけれども、あの、おー、たとえば、今から、あー、明日から1カ月程度となれば、早くても11月下旬で契約というようなスケジュール感になってくるかと考えます。

◆知事が変わったらどうするか?

福島委員

ま、それで、ま、管理者に聞いても、あのう、何とも答えにくいとは思うんですが、今回の大臣認可が仮に取れたとしても、実施契約をするまでに、ま、1カ月ちょっとかかるということで、当然、今の選挙では知事選挙もございますが、仮に知事が変わっても、そのう、先ほどは、「大臣が変わろうが、政権が変わろうが、粛々と進める」と言いましたが、知事が変わった場合には、必ずしもそうはならないんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

基本的に、あの、企業局といたしましては、あのう、今までのレールの敷かれた中で粛々と進めていくということでございますので、ハイ。

えー、まあ、知事が変わったらどうなるのだ? という質問がちょっとよく(と首をかしげる)。ともかく、われわれといたしましては、しっかりと進めていく。これしかないというふうに思います。

福島委員

まあ、答えにくいと思いますけど、行政の継続性というのはあると思うんですが、ただし、あのう、この水道のみやぎ型っていうのは、知事、現知事のトップダウンと言いますか、非常に強いリーダーシップで進められてきたことでもあり、やはり、そこで、仮に、あのう、トップが変わった場合、ま、契約の相手方は、あのう、管理者ではありますが、知事の意向と、やっぱり、そこはセットで、あの、進んでいかないと、齟齬が生じる、と。マズいんじゃないかなと思うんですけれども、あのう、やはり、まあ、選挙の結果が出てみないと何とも言えないということなんでしょうけれども、そこのところ、ま、知事が契約するんであれば、知事が変われば、それは、その知事がってことですけど、管理者なので、ちょっと、あえて、こう、突っ込んで伺いたいと思うんですけど、その点、再度伺いたいと思います。

櫻井公営企業管理者

ご指摘のとおり、私が契約の相手方でなりますので、私としては、粛々と契約に向けて進めてまいりたいというふうに????(筆者注:櫻井公営企業管理者の声が小さすぎて聞き取れませんでした)。

◆水を使う事業者への説明が不十分なのでは?

福島委員

えーと、ま、先ほど、ゆさ委員からの説明責任のこと、質問がありましたけれども、ま、みなさんのところにも、あと企業局にもいってるかと思いますけど、宮城県の開業医の方々の団体から、あのう、人工透析を行っている医療機関に、この、水道、みやぎ型についての質問をされた結果が、あのう、おー、最近来ました。

それは、非常に私も、「あー、そういう観点も大事だったな」と思うんですけど、人工透析を行う場合、やはり水質というのが非常に大事であり、その、ちょっと水質が悪化すると、あの、余計に、そのう、こう、水質を良くするために費用がかかるということで、かなり関心を持っていらっしゃるんだなということでありました。

で、みやぎ型についても、そのう、反対する方が、ま、43%で、賛成が7%なんですけど、問題は、その、わからないという方が50%ということで、今になっても、そのう、関心を持ってる、まあ、お医者さんたちも、みやぎ型について、どう考えていいかわからないという、ま、これが、今の、えー、現状だというふうに思って、私も見ておりました。

やはり、あの、県民や、それから、そういった水道に関わって、いろいろ、あのう、事業をやってる方々に対しての説明責任というのは、まだまだ不十分だというふうに思ってるんですけど、その点についてどう考えてらっしゃるのか? どうですか?

庄田委員長
えーとー、ちょっと、今のは、申請に関する件から、だいぶちょっと乖離している感じは(他委員が腕組みして「ちょっとどころじゃない!」と声を上げる)あるんですけど(福島委員「所管で聞いても」)、まあ、あの、もう、いま質疑されましたので、えー、ここで、あの、答弁を櫻井公営企業管理者に求めますが、えー、所管というので、そちらのほうで、あのう。

福島委員

もう、これで終わりになります。終わりにしたいと思います(と笑う)。

庄田委員長    

あ、終わりですか。じゃあ、櫻井公営企業管理者。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、これまでも、幾度となく答弁させていただいておりますけれども、今までもしっかりと実現してきたつもりでございます。ただ、えー、なかなか、それに対して、えー、えー、不安を感じてらっしゃる県民の方々も少なからずいるということも理解してございます。われわれといたしましては、しっかりと今後とも説明をしていくということ。

ま、あの、水質のご懸念もあるということでございます。われわれとしては、いわゆる、えー、性能発注で、水質は今まで以上のものを求めていくということでございますので、ま、それで、方法としてどうしていくのか? そういったことを丁寧に説明していくということしかないというふうに思っておりますし、4月1日からの、おー、運営権でのコンセッション始まったのちも、ま、どういう管理をし、どういう水質を保持していくか? しているのか? ということについて、引き続きしっかりと説明していく。これしかないというふうに思ってるところです。

10/1決算特別委員会建設企業分科会では、流域下水道会計の移行(土木部→企業局→みやぎ型)に伴う齟齬についても質疑応答が行われました。

2021年10月1日、宮城県議会 決算特別委員会 建設企業分科会で、令和2年度 公営企業会計決算に関する質疑応答が行われました。

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今回の記事内容

公営企業管理者の説明に対する質疑応答

◆みやぎ型導入後の利益処分決算はどうなるのか?

◆厚労省のみやぎ型許可審査はどうなったのか?

◆みやぎ型の内部統制のあるべき姿は?

◆みやぎ型対象外の流域下水道とみやぎ型の会計上の違いをどう説明していくか?

◆今後の決算を踏まえた人材育成はどうするか?

令和2年度公営企業会計決算の水道経営課に関する報告

◆水道用水供給事業の令和2年度決算について

◆工業用水道事業の令和2年度決算について

◆流域下水道事業の令和2年度決算について

令和2年度公営企業会計決算の水道経営課に関する報告に対する質疑応答

◆工業用水道事業の経営状況は?

◆引継ぎ金とは何か?

◆減債積立金とは?

◆みやぎ型導入で複雑になる会計処理への対応は?

◆みやぎ型の持続可能性について県民にどう説明していくか?

◆流域下水道事業収益の所得年度区分の齟齬について

◆みやぎ型導入では、コスト削減だけでなく経営改善が必要だが?

◆宮城の水道ビジョンの進捗が遅れているのでは?

 

公営企業管理者の説明に対する質疑応答

 

庄田委員長

これより企業局関係の議案の審査を行います。公営企業管理者の説明につきましては、9月16日の本会議において行っておりますので、直ちに説明に対する質疑を求めます。

◆みやぎ型導入後の利益処分決算はどうなるのか?

福島委員
えーとー、利益の処分についてですけれども、地方公営企業法32条に基づき、議会の議決もしくは条例の定めによって可能というふうになっていますので、今回も提案されていると思いますけれども、これ、みやぎ型が導入されても、それは変わらないのか?確認したいと思います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、みやぎ型が導入されても、企業局の決算に関わる部分についての処分については、同様に変わらず行うということでございます。

福島委員

あのう、企業局に関わる部分ということだったんですけども、結局、そのう、20年間は、そのう、売り払っちゃうわけですから、あのう、みやぎ型になる部分についてのそのう、うんとー、利益の処分がどうなっていくのか? っていうのは、全然、それは、もう関知できないってこととして捉えていいんですよね?

櫻井公営企業管理者

あのう、いわゆる、その、決算の認定、そして、そのう、おー、おー、いわゆる利益の処分等々の、こういう部分については、ご指摘のとおり、えー、われわれの決算の外になりますので、これは法令上そういった形、法令上そうなっていくというふうに理解しますが、あのう、議会への報告事項、あのう、それから、あのう、県民への報告事項ということを、ま、われわれとしては、条例に基づいて報告を求めるとして、議会に報告をするということになってございますので、その部分も合わせて、決算時あるいは、どういう形で出すか? っていうこと、これはちょっと、あのう、一番わかりやすい方法がいいかなと思ってるんですけど、あのう、少なくとも決算には、ま、あのう、1年間でどういうことがあったか? 企業の利益、経営状況がどうなったか? その点については報告するという考えでございます。

福島委員

ま、今、あのう、おっしゃったように、そのう、今までの形の決算審査は令和3年度分までということで、それ以降は、ちょっとどうなっていくのか? ということで、ま、検討中ということですけれども、一応、あのう、実施契約書なり要求水準書なりで言いますと、運権者から四半期業務報告書、半期業務報告書、それぞれ末尾から45日以内に提出、それから、6月末までには、前年度の年間業務報告書を提出してもらうということになっておりますので、それを9月議会の決算審査に間に合うように、まあ、あのう、浜松では連結決算のような形にして、あのう、議会に示しているということなんですけれども、ま、なんらかの形で、こう、出されるってことですよね。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、連結っていう表現が、あのう、正しいかどうか、ちょっとわかりませんけれども、いずれにしても、われわれが、そのう、おー、運営者の状況を知った、その業務内容について、つまり、運営権者がやった内容について、その会社のその経営状況も含めて、なんらかの形でわかりやすく説明する、と。報告するというようなことを 考えている。具体にどういう形か? というと、もうちょっと勉強させていただきたいなあというふうに思っています。

福島委員

えーとー、まあ、その、議会に報告する前には、経営審査委員会のモニタリングも受けて、その、今の監査委員の意見のような、まあ、経営審査委員会の意見書も付いてくると想定しているんでしょうか?

櫻井公営企業管理者

あのう、監査委員、あ、失礼しました、経営審査委員会の意見というものも含めて議会に報告すると申し上げてございますので、1年間分まとめてするのがいいのか? あー、やった毎にやったほうがいいのか? これも、いずれ、説明のわかりやすさということになろうかと思いますので、そこはちょっと何らかの形でご報告はさせていただきたいというふうに思ってございます。

厚労省のみやぎ型許可審査はどうなったのか?

福島委員

あの、管理者には、最後の質問になりますけれども、あ、取り合えず、最後の質問ということだと、ここの場では。あの、先の常任委員会の時には、あのう、厚労省への許可審査、まだもう少しかかると、ほぼほぼ終わりに近づいているということだったんですけども、まあ、あのう、お知らせもないですし、報道もないので、まだなのかなあというふうの思いますけれども、もう10月に入りました。まあ、来週あたりには申請されるのかなあと思うんですけども、その辺、どうですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、われわれも、もうすぐ出せるということでお話ししたんですが、結論的には、まだ、あのう、出してないということでございます。見込み上は、まあ、あのう、かなり、もう、われわれとしては、いつ出してもいいと思ってるんですけど、まだ「出していい」と言われておりませんので、一応そういう状況だということです。

福島委員

終わります。

◆みやぎ型の内部統制のあるべき姿は?

ゆさ委員

まず、管理者に。あのう、審査意見書がありまして、監査委員の審査意見書から、「公営企業会計の適応について、しっかりと認可を行い、また職員の議会提出、そして、または、みやぎ型の提案経過に努められたい」というふうに指摘をされております。

そこで内部統制は、すべての部局においてあるべきであります。えー、県民の理解と、それからみやぎ型について、内部統制の、あの、令和2年の決算ふまえた考え方、きちんとそのあるべき姿について伺います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、内部統制、えー、これはもう、なんて言ったらいいのかな、あのう、???にやります。とにかくしっかりと進めていく上で、えー、抜かりなくやっていく必要があると考えてございます。監査委員からも、いろいろと指摘がございました。
やはり、あのう、下水道がこちらに入りまして、帳簿の整理のやり方でありますとか、あと、いわゆる、そのう、建設仮勘定、まあ、ちょっと、あの、専門的になりますけども、本来、そのう、建設勘定のほうに置くべきものを仮勘定に置きっぱなしにしたとかですね、そういった、あのう、処理上の問題、ま、やっぱり、企業経営としてしっかりと県民に説明し、ユーザーに説明すべき内容、こういったことがまだまだ、あのう、思い違いもあったり、あったことがありますので、あとは書類が、あの、すぐ出てこなかったりですね(苦笑)、ちゃんと工夫をしながらやってく必要が、日々改善してく必要があろうかというふうに思ってございますので、この点につていは、しっかりとやっていきたいというふうに思ってございます。

また、今後、みやぎ型が本格実施になった段階においてもですね、われわれの、そのう、いわゆる説明責任という形で、ま、先ほど、あの、福島委員からもご指摘がありましたけれども、どういう形で、今、進んでいるか? どういう状況になっていたか? 結果として1年間どうだったか? こういったことについても、県民への説明をしっかりしてまいりたいと思ってございます。

ゆさ委員

今、あのう、管理者からあった下水道コンペの処理ですよね。そういった部分について、しっかりと、あの、監査委員の指摘事項においては、しっかり次年度、対応するように求めたいと思います。

また、あの、公会計制度の導入にあたって、えー、各部署においては対応すべきというふうに思います。

で、先ほど、福島委員の、あのう、指摘ありましたように、財務諸表についてはね、今管理運営方式については、えー、見える化と、そして出し方と、対応の仕方があると思います。

公会計の観点から、まずは、1点目は、公会計制度の導入にあたって、企業局においてはどのような準備を考えているのか? 2点目は、その財務諸表のチェックの仕方について、えー、福島さんの質疑の関連なんですけど、具体的にわかりやすく説明責任果たすために、いま準備をして、もう少し詳細な答弁を求めたいと思いますが、2点、お答えいただきたいと思います。

櫻井公営企業管理者

それは、あの、みやぎ型の事業の内容についてという趣旨でございますか? 

ゆさ委員

はい。

櫻井公営企業管理者

えーと、まず、あのう、公会計、ま、あのう、先ほど、福島委員にもお答えしましたとおり、この、えー、いわゆる、その、みやぎ型の部分については、われわれの会計からは外れますので、いわゆる、その、決算審査、いわゆる、その、えー、審査、あるいは処分のものについての承認等については外れてしまいますが、今までどおり、今までどおりと言いますか、それも含めて議会、そして県民に対して説明をし、承認を得てきたということがございますので、それから外れる部分の、えー、えー、そのう、みやぎ型の部分についても、しっかりとわかりやすく具体的なケースを持って説明をしていくということになろうかと思います。

具体的にどういう形で、1年分をまとめて出したほうがいいのか? 個別に出したほうがいいのか? これは、まあ、説明の仕方と、それから県民へのわかりやすさということになりますので、もう少し検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。

◆みやぎ型対象外の流域下水道とみやぎ型の会計上の違いをどう説明していくか?

ゆさ委員

管理運営方式以外の下水道ですね、それ以外の対応する下水道に関しては、それは、今の質問は、管理運営方式以外の部分の台帳処理ですとかね、そういったところはどういうふうに考えてらっしゃいますか?

櫻井公営企業管理者

それは、いわゆる企業会計の中で、われわれ、引き続き実施してまいりますので、えー、今までどおりにお示ししたいというふうに思ってございます。その、いわゆる開示のレベルと、それから運営事業、みやぎ型に移った事業の、その差違と言うんですか、それ、わかりやすく、その部分がわかるように、説明できればいいなというふうに思ってございます。

それから、あの、運営権者のほうに移行しますので、これを、どうわかりやすく説明するかについては、あのう、少し工夫をさせていただきたい、と。あの、移らない部分については、今までどおりしっかりと説明をしてまいりたいというふうに思ってございます。

◆今後の決算を踏まえた人材育成はどうするか?

ゆさ委員

そのためには、企業局の体制が必要です。それから、専門的な技術、人材育成等ですね。そういった部分については技術の継承、これは大きな課題です。

よって、今後、決算を踏まえた人材育成の観点なんですけど、プロパー職員含めた、あのう、体制整備と技術継承についての考え方を伺います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、いわゆる決算絡み、あるいは会計絡みでの、まあ、まず、あのう、職員への、おー、いわゆる、えー、スキルアップということになろうかと思いますが、これは、あの、???ですね、えー、事務局の、おー、監査部局長、毎月のように、その、決算の処理の仕方について、いろいろ意見交換をさせていただきながら、整理させていただいたり、これを継続しながら、さらには、えー、あの、別な研修も含めて、えー、職員のスキルアップに努めてまいりたいというふうに思ってございます。

合わせて技術的な研修につきましては、これはもう、いろいろ今まで縷々やってまいりましたけども、今までどおり、そして、えー、運営権者の技術に対しても、しっかりと対応できるような新たな技術の、おー、研鑽といったことにも、合わせて、えー、やってまいりたいというふうに思っているところでございます。

ゆさ委員

はい。

 

令和2年度公営企業会計決算の水道経営課に関する報告

 

庄田委員長

公営企業管理者の説明に対する質疑を終了いたします。
各課長説明に入ります。
(中略)
水道経営課長の説明を求めます。

田代水道経営課長

ハイ、えー、水道経営課の所管いたします水道用水供給事業、工業用水道事業(筆者注:「のうち」という言葉は、田代水道経営課長の言い間違いと思われます)、流域下水道事業の令和2年度の決算の概要について、利益の処分についてご説明申し上げます。

◆水道用水供給事業の令和2年度決算について

初めに、水道用水供給事業について説明いたします。えー、決算報告につきましては、令和2年度宮城県各公営企業会計決算書の1ページから4ページに記載されてございますけれども、A4版横の令和2年度公営企業決算に係る補足説明資料により説明させていただきます。

えー、補足説明資料の1ページをお開き願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

収益的収入及び支出のうち、えー、収入でございますが、第1款大崎広域水道、第2款仙南・仙塩広域水道、いずれも主なものといたしまして、第1項営業収益が給水収益、第2項営業外収益は、国庫補助金収入に沿った資産に係る減価償却費のうち、金利相当額を計上いたします長期前受金戻入、えー、第3項特別利益は、過年度損益修正益となっております。

一番下の合計をご覧願います。算額は136億3,400万3,573円で、予算額に対し、3億1,422万3,573円の増となっております。これは主に、給水量が見込みを上回ったことによるものでございます。

2ページをご覧願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

抽出してございますが、いずれも(収益的支出の)主なものといたしまして、第1項営業費用は、浄水場の運転管理・機器点検等の委託料、施設修繕費、減価償却費。第2項営業外費用は、企業債に係る支払い利息や消費税。第3項特別損失は、過年度損益修正損となっております。

一番下の合計は、算額が116億7,954万712円で、不用額は5億9,444万3,218となっております。これは主に、委託料や修繕費、消費税などのバックの確定によるものでございます。

3ページをご覧願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

資本的収入及び支出のうち、収入でございますが、いずれも主なものといたしまして、第1項企業債は、建設改良工事費に充てるための企業債収入、第3項出資金及び第7項他会計補助金は、耐震化事業に対する一般会計からの繰入金となっております。

一番下の合計は、算額が10億980万6,000円で、予算額に対し、3,824万5,000円の増となっております。これは主に、前年度からの繰越事業の勘定に伴いまして、企業債借入額が増加したことによるものです。

4ページをご覧願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

資本的支出でございますが、第1項建設改良費は、麓山浄水場浄水機械設備更新工事や新電気(?)機械設備他更新工事など、補助事業におきまして、建設工事等を実施してございます。また、いずれの事業も、第2項企業債償還金を計上しているほか、第4項国庫補助金返還金は、補助事業の過去の確定に伴いまして返還金となってございます。

一番下の合計は、算額が71億5,649万2,437円で、不用額は8億3,097万3,277円となっています。これは主に、建設改良工事費の額の設定によるものです。なお、関係官庁の調整に相当の日数を要したことなどによりまして、建設改良工事費等の一部を次年度に繰越しております。

次に財務諸表についてご説明いたします。あの、決算書のほうですね、の5ページのほうをお開きになってもらえればと思います。

損益計算書でございますが、あー、表の中ほど、経常利益でございます。19億786万187円で、下から4行目、当年度純利益は16億6,279万1,512円となってございます。

また、えー、下から2行目、えー、その他未処分利益剰余金変動額の39億4,528万7,491円は、減債積立金に積み立てた額のうち、えー令和2年度中に、企業債の償還に充てたことによりまして、未処分利益剰余金に振り替えられたものでございます。

当年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は、56億807万9,003円となっております。

この未処分利益剰余金の処理につきましては、7ページをご覧願えればと思います。

剰余金等計算書の案の右側の欄のとおり、当年度末の未処分利益剰余金56億807万9,003円のうち、令和2年度の純利益であります16億6,279万1,512円は、翌年度以降の企業債の償還に世する財源といたしまして、減債積立金に積み立てを行い、企業債の償還に使用した39億4,528万7,491円は、資本金に組み入れる予定としてございます。

8ページの貸借対照表をご覧願います。一番下の資産合計は、2,075億113万4,833円となっております。

9ページの一番下、負債合計は625億6,767万3,238円となっております。

10ページをご覧願います。下から2行目、資本合計は1,449億3,346万1,595円となっており、一番下の負債総合計は、8ページの資産合計と同額となります。

なお、資産の部の固定資産については41ページに、負債の部の企業債につきましては42ページから47ページに記載しております。水道用水供給事業については以上でございます。

◆工業用水道事業の令和2年度決算について

えー、続きまして、工業用水道事業についてご説明いたします。

決算報告につきましては、決算書の51ページから55ページとなりますが、補足説明資料により説明いたしますので、補足説明資料のですね、5ぺージをお開き願えればと思います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

収益的収入および支出のうち、収入でございますが、第1款仙塩工業用水道、第2款仙台圏工業用水道、第3款仙台北部工業用水道、いずれも主なものといたしまして、第1項営業収益が給水収益、第2項営業外収益が長期前受金戻入、第3項特別利益は過年度損益修正益となっております。

一番下の合計は、算額が20億2,831万6,631円で、予算額に対しまして、4,767万631円の増となっております。これは主に、前年度から繰り越した受託事業の完了に伴いまして、受託工事収益が増加したことによるものでございます。

6ページから7ページが収益的支出になります。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

いずれも主なものといたしまして、第1項営業費用は、施設保守管理委託料、施設修繕費、減価償却費。第2項営業外費用は、企業債に係る支払い利息や消費税。第3項特別損失は、過年度修正損となっております。

7ページ一番下の合計は、算額が17億22万3,046円で、不用額は9,678万8,704円となっております。これは主に、委託料や修繕費、消費税などの額の確定によるものです。

8ページをご覧願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

資本的収入及び支出のうち、収入でございますが、建設改良工事費に充てるため、第1款仙塩工業用水道及び第2款仙台圏工業用水道は、第1項企業債、第3款仙台北部工業用水道は第7項他会計補助金を、また、いずれの事業も第2項国庫補助金、第5項工事負担金を計上しております。

一番下の合計は、算額が12億7,473万8,759円で、予算額に対しまして、5,332万2,759円の増となっております。これは主に、前年度からの繰越事業の関与に伴いまして、他会計補助金が増加したことによるものでございます。

9ページをご覧願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

資本的支出でございますが、第1項建設改良費は大谷浄水場電気系統設備更新工事や??設置工事など、各事業におきまして建設工事等を実施しております。そのほか、第3款を除く各事業におきまして、企業債償還金を計上してございます。

一番下の合計は、算額が14億3,958万2,146円で、不用額は6,983万8,324円となっております。これは主に、建設改良費等の額の確定によるものです。なお、関係官庁の調整に相当の日数を要したことによりまして、建設改良工事費の一部を翌年度に繰り越ししてございます。

次に財務諸表について説明させていただきます。決算書のほうの、えー、56ページをお開きに願います。56ページとなります。損益計算書でございますが、表の中ほど、経常利益が3億5,209万1,965円で、下から4行目、当年度純利益は3億72万2,252円となってございます。

また、下から2行目、その他未処分利益剰余金変動額の7, 829万1,188円は、減債積立金に積み立てた額のうち、令和2年度中に、企業債の償還に充てたことによりまして、未処分利益剰余金に振り替えられたものでございます。当年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は、3億7,901万3,440円となっております。

この未処分利益剰余金の処分につきましては、58ページをご覧願います。剰余金等計算書の案の右側の欄のとおり、当年度末の未処分利益剰余金3億7,901万3,440円のうち、令和2年度の純利益であります3億72万2,252円は、翌年度以降の施設更新に要する財源といたしまして、建設改良積立金に積み立てを行い、企業債の償還に使用しました7, 829万1,188円は、資本金に組み入れる予定としてございます。

59ページから61ページの貸借対照表をご覧願います。60ページの中ほど、資産合計は、223億2,774万5,646円となっております。

また、61ページの一番下、負債合計は131億5,163万8,630円で、資本の部の61ページの下から2行目、資本合計は91億7,610万7,016円となっており、一番下の負債総合計は、60ページの資産合計と同額となります。

なお、資産の部の固定資産については97ページに、負債の部の企業債につきましては98ページから100ページに記載してございます。工業用水道事業につきましては以上でございます。

流域下水道事業の令和2年度決算について

最後に、えー、流域下水道事業について説明いたします。

決算報告につきましては、決算書の125ぺージから134ページとなりますが、補足説明資料により説明いたしますので、補足説明資料の14ページをお開き願います。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款仙塩流域下水道から15ページの第7款迫川流域下水道まで、いずれも主なものといたしまして、第1項営業収益が、管理運営負担金。第2項営業外収益が、長期前受金戻入や一般会計からの繰入金。第3項特別利益は、過年度損益修正益となっております。

15ページ一番下の合計は、算額は159億6,006万6,999円で、予算額に対し、3億7,280万3,999円の増となっております。これは主に、監査委員からの指導によりまして、性質上一括して償却すべき資産を除却したことに伴いまして、除却額に係る国庫補助金相当額を特別利益として計上したものでございます。

16ページから18ページは、収益的支出になります。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

いずれも主なものといたしまして、第1項営業費用は、指定管理料や減価償却費。第2項営業外費用は、企業債に係る支払い利息や消費税。第3項特別損失は、過年度損益修正損となっております。

18ページ一番下の合計は、算額が155億9,068万7,682円で、不用額の欄は955万8,502円のマイナスとなっておりますが、これは、収入で説明した監査委員からの指導による資産の受託にあたりまして、現金の支出を伴わない経費であるということから、えー、地方公営企業法施行令の規定によりまして、消化(?)支出をしたことによるものでございます。

19ページから22ページは、第1項企業債は、建設改良工事費に充てるための企業債収入、第3項出資金及び第7項他会計補助金は、耐震化事業に対する一般会計からの繰入金となっております。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

一番下の合計は、算額が10億980万6,000円で、予算額に対し、3,824万5,000円の増となっております。これは主に、前年度からの繰越事業の勘定に伴いまして、企業債借入額が増加したことによるものです。

資本的収入及び支出のうち、収入になります。いずれも建設改良工事費に充てるため、第1項企業債、第2項国庫補助金、第5項工事負担金、第7項他会計補助金を計上してございます。また、第4款吉田川流域下水道事業の第6項固定資産売却代金は、土地売却代金を計上してございます。

22ページ一番下の合計は、算額が28億1,719万6,920円で、予算額に対しまして、10億4,736万9,080円の減となっております。これは主に、建設改良工事費を翌年度に繰り越したことによるものです。

23ページから25ページは、資本的支出となります。

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

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令和2年度 公営企業会計決算に係る補足説明資料

令和3年9月 定例県議会 決算特別委員会・建設企業分科会

その主なものといたしまして、第1項建設改良費は仙塩浄化センター水処理機械浚渫機改築工事や石巻浄化センター汚泥処理等耐震改築工事など、各事業におきまして、建設工事等を実施しております。第4款吉田川流域下水道事業の第4項国庫補助金返還金は、国庫補助金事業で敷設した土地を売却したことに伴いまして、補助金相当額を返還したものです。

また、すべての事業におきまして、第2項企業債償還、第5項他会計からの長期借入金償還金を計上しております。

25ページ一番下の合計は、算額が58億4,530万2,323円で、不用額は1,585万5,226となっております。これは、建設改良費等の額の確定などによるものです。なお、関係官庁の調整に相当な日数などを要したことなどによりまして、建設改良工事費等の一部を翌年度に繰越ししております。

次に財務諸表について説明いたします。決算書の135ページをお開き願います。

損益計算書でございますが、表の中ほど、経常利益が7億9,277万6,952円で、下から4行目、当年度純利益は3億2,035万8,608円となっております。

また、下から2行目、その他未処分利益剰余金変動額の9億4, 018万2,478円は、減債積立金に積み立てた額のうち、令和2年度中に、企業債の償還に充てたことによりまして、未処分利益剰余金に振り替えられたものでございます。

当年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は、12億6,054万1,086円となっております。

この未処分利益剰余金の処分につきましては、137ページをご覧願います。

剰余金処分計算書の案の右側の欄のとおり、当年度末の未処分利益剰余金12億6,054万1,086円のうち、令和2年度の純利益であります3億2,035万8,608円は、翌年度以降の企業債の償還に要する財源としまして、減債積立金に積み立てを行い、企業債の償還に使用しました9億4, 018万2,478円は、資本金に組み入れる予定としております。

138ページから140ページの貸借対照表をご覧願います。

138ページの上から3行目、資産合計は、1,452億3,362万4,376円となっております。

139ページの一番下、負債合計は1,330億3,136万9,344円で、140ページの下から2行目、資本合計は122億225万5,034円となっており、一番下の負債資本合計は、140ページの資産合計と同額となります。

なお、資産の部の固定資産につきましては192ページに、負債の部の企業債につきましては193ページから233ページに記載してございます。

以上で水道経営課の報告に関します3事業の決算の概要および利益の処分についての説明を終わります。よろしくご審査を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和2年度公営企業会計決算の水道経営課に関する報告に対する質疑応答

 

庄田委員長

水道経営課庁の説明に関する質疑を求めます。

◆工業用水道事業の経営状況は?

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岸田委員 
えっと、あのう、未処分利益、剰余金処分計算書で、あのう、用水供給事業と、えー、流域下水道、ま、あのう、減債積立金に積み立てがありますよね。で、工業用水道は、あのう、建設改良積立金に、あのう、積立てということですよね。

で、そうすると、あのう、工業用水道については、そのう、おー、起債の償還について、ま、今どうなっているか? と。決算起点で言うと、ま、積立てをしなくても、 この償還については、あの、えー、算定処理ができるということになっているという ことですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、工業用水道事業の減債積立金でございますが、あー、令和2年度末で2億9,600万ほど、いま、減債積立てしてございます。

で、今後ですね、令和3年度から令和5年度までの起債の企業債の償還が、ほぼですね、3億円ほどになってございまして、概ねですね、えー、3年程度、3カ年程度の、おー、積立てがあるということで、利益の処分につきましては、建設改良積立金のほうにですね、えー、積立てるという計画にしてるものでございます。

岸田委員

あのう、金融資本の内部留保も元年度と2年度と比較すると、1億円ぐらい内部留保が増えてるわけですよね。

そうすると、まあ、3事業の中で、一番経営的に苦しいのが、工業用水道かなあというふうに、あの、思ってたんですけれども、まあ、あのう、ユーザーからの、この料金の単価も、あのう、ま、高いということもあるんでしょうけども、えー、現状で言うと、あのう、ま、なんて言うんですかね、えー、経営的には、えー、安定してるというふうに見ていいということでしょうか?

田代水道経営課長

はい、あのう、われわれですね、工業用水道事業、あのう、たとえば仙塩の工業用水道であれば、えー、ま、計画水量10万トンに対しまして、実はピーク時は契約水量9万9千トンまで達しました。いま現在3万トン弱2万8千トンぐらいですね、1日当たり。そういった契約水量で、大変厳しい経営状況でございます。

そういった中におきまして、じゃあ、平成30年度までにですね、えー、今後もですね、経営の見通しをしっかり見直しさせました。

その中で、えー、なんとかですね、あのう、更新投資を抑制し、経費を節減することによりまして、今のですね、契約水量が、あー、継続するというのであればですね、管路の本格的な更新が始まります、だいたい20年先ぐらいかなあと見通してございますが、それまではですね、今の料金水準で、えー、経営できると、安定的に経営できるという見通しを立ててございます。

まあ、そういった見通しのもとですね、みやぎ型管理運営方式を導入いたしましたので、さらにですね、今後も継続して、経費節減に努めながら、さらに安定的な経営ができるように努めてまいりたいと考えているところでございます。

岸田委員

ま、あのう、今後は、あのう、ま、みやぎ型の範疇で、あのう、運営されていくわけだけども、あのう、ま、こういう内部留保が、あのう、えー、積み増しされている、あるいは、あのう、おー、債務償還について、あのう、当面見通しが付いている。

ま、そういう中だと、その、高料金についてもね、あのう、対応ということも、当然、必要になってくるのではないかと思いますが、そういう余裕はないということになりますか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、3つの事業、おー、仙塩工業用水道が1㎥あたり54円、仙台圏が30円、仙台北部が59円でございます工業用水道ですね、全国平均だいたい20円から30円ぐらい。ま、隣県でですね、岩手であるとか山形につきましても、だいたい高くても50円いかないぐらいでございます。

われわれでは、引き続きですね、当然のことながら、それで、あの、なんて言うんでしょ、利用料金の水準につきましても、課題というふうに、あのう、えー、知事部局ともお話してるところでございます。

いずれ、あの、みやぎ型管理運営方式の効果ですね、も含め、また、あの、おー、特に、あの、台北部などは、間もなく、おそらく、あと、おー、2年か3年ぐらいでは、累積欠損金の解消も見えてまいります。

そういった中におきまして、いくらかでも低廉な形でですね、えー、えー、供給できるようにですね、努めていきたいというふうなことも考えてございます。

岸田委員

ハイ、終わります。

◆引継ぎ金とは何か?

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福島委員

はい、えーとー、流域下水道事業会計の、その、えーと、資本的収入が資本的支出に対して不足する額30億2,804万円については、引継ぎ金等で補填するということになっておりますけれども、ここで出てくる引継ぎ金というのについて伺いたいと思います。

ま、まずは、この引継ぎ金とは何なのか? ということと、それから、ま、土木部、 下水道課の特別会計から引き継いだお金の話、引継ぎ金ということなんだと思うんですけども、あのう、何を引き継いだのか? ということで。

で、引き継いだ時点で、いくらで、元年度、2年度、あの、元年度の引継ぎ金も充当してる、補填してるというので、えー、決算書見たら、なっておりましたので、元年度、2年度使ってるということでありますので、現在の残高も伺いたいと思います。

田代水道経営課長

ハイ、あのう、引継ぎ金という勘定科目につきましては、かなり特殊な勘定科目でございます。いま、あの、委員ご指摘のとおりですね、えー、平成31年3月末に、えー、特別会計ですね、えー、現存しておりました現金であるとか、未収金などでございます。

その原資はですね、主なものは、関係市町村からの、おー、納付されておりました維持管理負担金ですね、これが主なものの原資でございます。

えー、引継ぎ金の額ですが、あー、平成30年3月末、ま、われわれが引継いだ時点では、約16億4,000万円ございました。

で、われわれとしましては、これはですね、あの、えー、ま、えー、一般会計の、ま、特別会計にあった時からですね、えー、経営戦略でいただいて(?)われわれ引継いだんですが、その時点から、「維持管理負担金の上昇を抑制するために、企業債の償還金の原資にしましょう」というような計画で、引継ぎでございました。

で、えー、令和元年度末につきましては、あー、16億4,000万が12億6,000万円ほど。で、いま現在、令和2年度末でいきますと、1億6,800万円という状況にございます。

ま、いずれにしましても、決算書上ではですね、現金や未収金、こういったものと内部留保資金と一体として表記させてございますので、えー、いま現在はですね、内部留保資金の残額という意味では16億7,000万円ほどということで、えー、企業会計移行時とほぼ同水準を確保しているところでございます。

福島委員

えーとー、それとですね、あの、監査委員の意見書の73ページに、えーと、「元年度意見に対する執行部の対応について」というところがありまして、特別会計の累積剰余金である管理運営負担繰越金についての記述があります。

えー、ここでは、そのう、令和2年度から5年度に、均等に、そのう、支払いを割いていくということですけれども、これと引継ぎ金は、別のものですかね?

田代水道経営課長

ハイ、あの、先ほど、あの、えー、引継ぎ金の時にお話しましたけれども、16億4,000万であったり、全額の主なものは関係市町村からの、ま、維持管理負担金と言いますか、管理運営負担金でございます。このほかにですね、未収金等があるという意味でございました。

で、全体ではですね、この、えー、維持管理運営負担金につきましては、えー、平成31年度の3月末におきましては、約11億円でございます。これがですね、えー、いま現在、えー、2年度決算では、約8億4,000万円ほどとなってございます。

福島委員

そうすると、先ほどご説明いただいた引継ぎ金の中に、この、うんとー、累積剰余金である管理運営負担金繰越金が入ってきてるということでの、さっきの現在1億6,000万 ぐらい残ってますということになるということです、あ、16億かな? あ、1億6,000万残ってること?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えーと、このですね、あの、管理運営負担金を取り出しますと、約11億円で引継いだものがですね、いま現在、これを、おー、5年間ですね、現在の料金期間で償却しようというふうに、監査委員からの指摘でもって、えー、経理会計見直してございますが、いま現在ですね、8億4,000万になったというところでございます。

あと、先ほどお話しました剰余金につきましては、その他のですね、内部留保資金と一体で管理しているという中で、引継ぎ金だけを取り出せば、いま現在令和2年度末では 1億6,800万円ということでございますが、内部留保資金全体で考えればほぼ同額ということですので、ま、ほぼほぼ資金については安定しているというふうに理解いただければ助かります。

◆減債積立金とは?

福島委員

すると、そのう、引継ぎ金と、それから、そのう、えー、管理運営負担金というか資金の関係が今一つよくわかんなかったんですけども、それは、後でまた、あの、レクしていただくことにして、えーとー、その、減債資金積立金というのがありますけれども、それは、この、えーとー、結局、その、さっきの引継ぎ金とか、それから、えーとー、管理運営繰越金は、現金の中に入ってるということだったんですけれども、減債資金積立金、減債積立金というのは、あの、この、勘定表、貸借対照表ですね、資本のどこのところに、こう、入っているのか、ちょっと教えていただきたい。

田代水道経営課長

ハイ、あの、えーとー、あくまでですね、えー、減債積立金は、利益を処分する中で出てまいります。

そういう意味では、資本の部ですね、貸借対照表、バランスシートの資本の部のですね、えー、一番下に、あの、おー、貸借対照表の一番下の、あの、資本の部の下から1、2、3、4、5、6行目ですか、利益剰余金の中に減債積立金とあるかと思うんですが、そこに積立てる、と。要は、利益の処分の中で出てくる科目というものでございます。

◆みやぎ型導入で複雑になる会計処理への対応は?

福島委員

わかりました。ありがとうございます。

それで、あのう、まあ、特別会計から、その、企業会計に移行する中で、いろいろ、 そのう、ま、齟齬があったりということは、先ほどゆさ委員からの質問にもありましたけれども、あのう、監査委員の意見書3ページは、ま、そういったことも含めて、ま、今後、その、モニタリングを確実に行える職員養成と技術力等の維持向上を図るということがあります。

これは、その、えー、水道用水だけではなくて、工業用水、それから流域下水道のほうにも、それぞれありますけれども、えー、ま、みやぎ型が導入されますと、会計処理はいっそう複雑になって、先ほど管理者の、ま、ご答弁の中でも、どういう形で、そのう、県民や議会にわかりやすく、その、示していくのかは、もうちょっと研究させてほしいというようなことがあるぐらい、非常に、あのう、えー、どういう形で、あのう、報告されるのか? したほうがいいのか? 

ま、連結、企業だと、こう、連結決算、連結財務諸表みたいな形で言いますけど、それでいいのかどうか? 非常に、何しろ初めてのことなので、大変だと思うんですけども、職員のみなさんだけで大丈夫なんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、もちろんですね、えーと、われわれ、あのう、おー、知事部局さんの、全員ですね、知事部局からの出向で、えー、業務を運営してございます。

えー、企業会計のですね、えー、公営企業会計、あのう、ノウハウをですね、取得するというのはなかなかの至難でございます。ま、そういった中でもですね、あの、日々研鑽を積みまして、われわれとしましては、このような形でですね、えー、企業局事業をですね、運営しているところでございます。

そういった中におきまして、あの、えーとー、みやぎ型管理運営方式、導入したからと言ってもですね、あの、おー、民間側の、企業側の会計は、あの、ま、基本的には同じでございます。

そういった中におきまして、それをですね、あの、県の分と民間側と、それを足し合わせて、どういう形で表現してくか? というところになってまいりますので、十分ですね、対応できるというふうには考えてございます。

ま、一方ですね、やはり、あの、えー、ま、専門的な会計の知識も必要だということも考えてございまして、えー、われわれといたしましては、モニタリングの経費の中身におきましてですね、一部、あのう、おー、えー、会計士等のですね、力もお借りしながらということで考えてはいるところでございます。

福島委員

たしか、あの、モニタリングの費用は、20年間で2億円ということで、ま、ざっくりした計上というか、されておりますけれども、それは、あのう、えー、経営状況のチェックとか、会計経理だけではなくて、実際の、そのう、水質であるとか、あのう、えー、えーと、工事とか、あらゆる面でのモニタリングだと思うんですけども、2億円、20年間で大丈夫だというふうに、大丈夫なんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、われわれはですね、あの、繰り返しとなりますが、われわれの、あの、県で、えー、今でも、また今後もですね、えー、持ってる技術力で、基本的には十分足りるんではないかと私としては考えてございます。

ま、そういった中におきましてもですね、これも繰り返しでございますが、やはり、あの、民間の会計もですね、しっかり見ていかなくてはいけない、と。

で、当然、経営審査委員会の方にもですね、説明する中におきましても、専門的な、あの、知識も、おー、借りる必要があるだろうということで、一部ですね、あの、外部委託でですね、あの、えー、支援していただこうという費用でございますので、あの、ま、年間1,000万円程度となりますけれども、そういった金額で十分足りるだろうということで計上させていただいているものでございます。

◆みやぎ型の持続可能性について県民にどう説明していくか?

福島委員

あのう、ま、先の委員会の質疑の中で、「みやぎ型導入でホントにコスト削減がなされているのか検証するのは、それはもう義務だ」というふうに課長も管理者もおっしゃっておりました。まったくその通りだというふうに思っております。

で、監査委員の指摘も、そのう、的確な、そのう、説明責任、情報発信を果たすこそれから、そのう、事業の継続性を確保するため、円滑な事業引継ぎを行うように期待したいということや、それから、さらには運営権者の経営状況、維持管理業務、改築業務等の実施状況についても、あのう、十分に、県自身が確認監視を十分に行うことが重要であるというふうにあります。

何しろ、そのう、代替性のない社会資本であるからということで指摘があります。

えー、今の現行水準を、あらゆる面で維持して、えー、持続させていくことが求められていると思うんですけど、その点について、ま、最後伺って終わりたいと思います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、今の、その、われわれ、あの、性能発注で、ま、今回のPFI、いわばコンセッション方式、みやぎ型管理運営方式を選択いたしました。

従って、少なくても、そのう、おー、県民の方々、それは企業、そして、公共水準への負荷については、現行水準以上のものを、彼らに問うてるわけでございます。

かつ、これらについては、継続的に持続可能なシステムによって、少なくとも20年間は維持できるようにといったことについて、えー、県民のみなさまに、えー、説明する義務が、そういった意味において義務だという話をさせていただきました。

その仕方については、まあ、あの、先ほど福島委員が「どういう形で? 」ということなんですけれども、ま、いろいろとやり方が、わかりやすいやり方、安心していただける説明、そういったことが必要だろうというふうに思ってございますので、ま、これらにつきましても、引き続き検討を加えまして、えー、わかりやすい説明、そして、的確な説明に努めてまいる。このように考えています。

◆流域下水道事業収益の所得年度区分の齟齬について

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ゆさ委員
流域下水道事業会計について、主に監査委員の指摘事項に基づいて、お話伺いたいと思います。

まず、みなさんご存じのとおり、流域下水道事業、先ほどから管理者のお話ありますように、令和元年度から地方公営企業会計企業法を適用して、えー、公営企業会計に移行したんですけども、監査委員の指摘も含めて、経営管理に不可欠な資産の適切な把握 管理に努められたいということもあるんですけども、驚くべきことに、収益の年度所有区分、あるいは、特別会計の取り扱いを踏襲してるという基本的なことについて指摘があるわけですよね。

えー、私はこういった指摘を受けて、えー、流域下水道、いま管理運営方式で縷々やっている状況があるんだけども、そもそもこういう指摘があること自体、基本的なことがなし得ていないのではないか? と厳しく指摘しておきたいと思いますが、なぜ、こういったことになっているのか ??しますか?

田代水道経営課長

はい、あのう、おそらく、あの、えーとー、監査、審査の意見書の11ページのご指摘だと思います。④番のところですね。2行目となりますが、えー、収益の所得年度区分のところか、と。そういったご指摘かと思います。

流域下水道なんですけれども、流域下水道の処理水量につきましては、基本的に各市町村さんが、水道ごとですね、水道の使用量の予算があるかと思いますけれども、それを基本としまして、えー、えー、汚水量のほうの算定も行ってございます。

ただですね、えー、水道にですね、たとえば水道を通らない井戸水であるとか、逆に、えー、汚水に流れない農業水であったりとか、そういった水量を加減して、えー、加算したり減算したりして、えー、われわれのほうにですね、汚水量をですね、まず上げていただきます。

そのうえですね、えー、そのうえで、われわれがですね、それをさらにですね、えー、浄化センターでの処理水量、そういったものと突合しまして、調整、ま、水量の確定を行い、料金の算定をしているというところでございます。

どうしても、あの、えー、下水道の料金算定には大体3カ月ぐらいかかっているというのが現実でございます。で、それにつきまして、所属年度の区分などというご指摘で、あの、一致させたほうがいいというご指摘を受けたところでございます。

で、われわれといたしましても、総務省等に確認いたしました。で、えー、ま、今のですね、この3カ月のズレにつきましては、ま、あの、お互いに、えー、ま、利用者と、おー、われわれ管理者と調整を打つと、ま、料金を確定するという時をもって、時期をもって、えー、なんて言うんでしょ、料金を確定するということについてはやもう得ないというふうな、あの、総務省からの回答を得ているところでございますが、監査委員の指摘ですね、当然、「ズレてないほうがいいよ」ということは間違いございませんので、今後ですね、監査委員の指摘、ごもっともですので、今後ともですね、市町村さんと、あの、協議しながら、このズレをですね、あの、なんて言うんでしょ、「いくらかでも修正できるように努めていきましょう」ということで、協議を進めているところでございます。

ゆさ委員

あのう、数量的な話もそうなんですが、経営管理についてのことで、誤解する特別会計の取り扱いをしてるということについて、その辺はどうなんですか?

田代水道経営課長

あの、まさしく、この特別会計の時から、そのような会計をしてございまして、それを踏襲していると、いま現在もですね。

そこについて、企業会計、あの、えー、企業収益対応の年月ということがございまして、企業と収益が同じ月というのが、えー、不足だという中においてですね、監査委員からの指摘だというふうにわれわれとしては認識してございます。

そこについては、先ほどもお話しましたとおり、いまの段階ではですね、総務省さんからも、「やもう得ないよ」「やもう得ない」というご回答をいただいてるものの、さらにですね、修正していけないかどうかを市町村さんと協議しながら、いくらかでも、その、なんて言うんでしょ、おー、そのズレをですね、修正できなかということで、継続して、えー、検討していきたいというふうに考えてるところでございます。

ゆさ委員

監査委員の指摘と総務省の管理の優先についてなんですけど、監査委員の指摘を踏まえて、しっかりと対応していくということでよろしいですね?

田代水道経営課長

はい、もちろん、監査委員の指摘というのは重く受け止めてございます。

で、ただ、あの、おー、公営企業会計を、おー、所管してございます総務省のほうに伺いを立てながら、またですね、えー、今後もですね、あの、より適正な損益の把握ができるように努めてまいりたいと考えているところです。

◆みやぎ型導入では、コスト削減だけでなく経営改善が必要だが?

ゆさ委員

それから、経営について伺います。えー、7事業の流域下水道の、おー、純利益、これですね、純利益については、前年度に比べて減益になっている、と。

で、その事業別に見ると、阿武隈、そして北上、それから迫は純利益となっているが、仙塩、鳴瀬川、吉田川については、純損益となっている。

このうち、ご存知のとおり、みやぎ型管理運営方式は、仙塩、阿武隈川鳴瀬川、吉田川流域4事業が対象になっているということです。これまで管理者および課長からは、コスト削減ということが大きく言われていますけど、この4つの流域下水道は、経営でも非常に厳しい経営状況でありますよね。

まさに経営状況が厳しい中において、このみやぎ型管理運営方式の導入について、コスト削減はあるけれども、経営改善については、どのように、この管理運営方式の中で取り組んでいくのか? 管理運営方式でどういうふうに考えていくのか? を伺います。

田代水道経営課長

はい、あの、おー、ま、残念ながらですね、あの、今、委員ご指摘の3つの事業、仙塩、鳴瀬川、吉田川がですね、令和2年度事業決算では赤字という、こういう事業経営の中、この主な理由については2点ございます。

1点はですね、えー、令和2年の、あ、令和3年の2月、今年の2月のですね、えー、福島県地震震度6強ですね、地震によります被災でございます。

あの、結局、あの、おー、当然のことながら、あの、費用としましては、あー、えー、令和2年度のほうにですね、あの、おー、コストを計上いたします。ただ、あの、当然のことながら、あー、今年になりまして、4月以降ですね、4月の中旬だったと思いますが、そちらにつきましては、令和3年度に国の災害査定を受けまして、ほぼ同額が収入として入ってくるということだと思います。ですから、まず1つ目は、その災害の関係。

それから、2つ目はですね、これは、あの、これも、あの、監査委員からのご指摘だったんですが、われわれが、えー、流域下水道、おー、ストックマネジメント計画ですね、を立てたうえで、えー、ま、ライフサイクルコストの軽減を図る目的でもって、えー、計画的な更新投資を実施しております。

そういった、あの、おー、業務委託の費用をですね、えー、無形固定資産として、ま、あの、計上いたしまして、5年間で償却する形で会計するようしてございました。

ただ、監査委員のほうから、この、おー、えー、勘定科目のですね、この調査の、「調査の性質上、一括償却するべきではないか」というご指摘を受けました。

これはですね、えー、総務省のほうにもお伺い立てたうえで、ま、これはですね、あのう、「性質から考えると、一括償却すべきだろう」というご指摘も受けたものですから、あの、おー、ま、翌年度以降のですね、えー、えー、に考えてた費用も一括で償却した、と。この移転によってですね、赤字になっってしまったという部分でございます。

ただ、この、先ほどの災害につきましては、今年度入ってまいりますし、あー、一括償却したということは、今年度以降ですね、このストックマネジメント計画等、移行作業については、今年度以降は発生しなくなりますので、あの、通常年であれば赤字にならない状況でございます。

ただ、あの、委員ご指摘のとおり、あの、決してですね、流域下水道、やはり、あの、特別会計の段階から、やはり、あのう、かなりですね、厳しい単価設定、ま、資金ベースでの、あの、おー、維持管理運営負担金の水準で運営してまいりました。

やはり、あの、この公営企業会計を設定する一番の目的が、透明性の確保という中で、やはり、われわれの目から見ますと、かなり厳しい経営だなあというふうに見てます、見通しはですね。

あの、当然、あの、ご指摘のとおり、みやぎ型管理運営方式の効果も見ながら、今後ですね、中長期の視点でもって、安定的に経営できるように、えー、受水市町村さんとも協議しながらですね、経営進めていきたいというふうに考えているところでございます。

ゆさ委員

あのう、2つの最大コストの比較があったことによって、改善すべきではないかと方向性をいただきましたが、もう一つ、みやぎ型管理運営方式の移行の対象になっていない単価設定の話だったんですけども、維持管理負担金の適切な単価設定はどうあるべきか? と。

北上下流東部流域下水道について、これについて、えー、未処分欠損金が損益対象という形ですね。これはなぜ、こういうことになってるんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、北上川下流東部流域下水道われわれ引き継いだ段階で、ま、あの、約2億円の累積欠損があった状態で引き継ぎました。で、いま現在、令和2年度の決算では、だいたい1億5,000万弱ぐらいまで減ってきております。

でー、令和5年から6年、おそらく3年から4年ぐらいで、今の利益水準からいきますと、令和5年から6年度で解消できるのではないかなあというふうに見通してございます。

ま、いずれにしましても、あの、あの、経営はですね、あの、おー、安心してるわけではございません。あの、おー、東部3流域につきましても、経営管理者を継続してまいりますけれども、さらにですね、さまざまな経営改善しながらですね、より中長期の安定性を目指して、えー、進めていきたいと考えております。

ゆさ委員

それでは管理者に伺います。今、あのう、流域下水道会計について質疑をさせていただきました。そもそも、上工下ということについては、流域下水道は下水道法でございまして、上水道、工業用水道は、また別の法律の根拠であり、そもそも、これを、あの、一体化して、管理運営方式にするのは問題ではないか? と、フランスの状況を踏まえて指摘をしてきたところでございます。

今回、質疑の中においては、やはり、この4流域下水道、コスト削減は あるんだけれども、果たして経営改善をするものであるのかどうか? という指摘をしました。

この点に関して、いま課長からの答弁を聞いていて、この方向性でコスト削減あるいは、えー、経営改善もする方向をもって、しっかりと、これは管理運営方式で導入する方向を踏まえ、県民にしっかりと説明責任果たせるのか? 私は非常に疑義があると思っていますが、その辺についていかがですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、まず、そもそも下水道事業、流域下水道事業、おー、かなり、あの、大変厳しい経営状況の中で、いま企業局に入ってきてる。

ま、これは、やはり、あのう、おー、いわゆる、そのう、基礎的な、この、その、生活水準のアップということで、かなり、先ほど、あの、えー、石巻流域も含めて、えー、いわゆる単価設定について、かなり、おー、かなり、ま、設定を、こう、低めにしながら、流域につないでいただいたり、下水道の、おー、その、処理の区域を広げて、政策的に広げていくという、そういった中での一連のことがありました。

えー、一方で、えー、そういった中で下水道事業、そもそも非常に、そのう、入りと出ということの中では大変厳しい状況であるということは、これは、あのう、土木部にあった流域時代から、あのう、内在してあったというふうに思ってます。

まして、西部地域は、そういったことで、あの、平成の3~4年ぐらいから、非常に、あの、早いスピードで、えー、下水道事業を進めてきたものですから、それの更新需要、それなりに出てきたという構造的な問題もあります。

これらを、ま、解消するための、抜本的な解消として、その、みやぎ型が万能か? と言うと、それは、今まで縷々ご議論いただいたように、それはそれではないと思うんですけど、やはり、少しでもスケールメリットを生かしながら、流域下水道事業の入り、出の部分を何とか圧縮したい。こういった意味で、今まで説明をしてきた。こういうふうに思ってございます。

ま、根本的な流域下水道の、その、経営体系についていは、これはこれとして、しっかりと、われわれとしては見直していかなけれがいけないと思ってございます。

ま、それは、処理単価をどうしていくか? ということ、それから、あー、それは流域下水道のみならず、公共下水道との連携がございますので、これは市町村さんとしっかりと今後とも議論していかなければいけないということでございますけど、われわれの経営としては、出の部分をどれだけ低くするか? 

その一つの解が、今回のみやぎ型だというふうに思ってございますので、これは当然、流域下水道、今までのいろいろ問題はございますが、流域下水道においても成立いたしますし、これらについてわかりやすく県民のみなさん、そして関係市町村のみなさまに説明をしていく、これしかないというふうに思ってございます。しっかりと、これについては、あー、対応してまいりたい。このように考えております。

◆宮城の水道ビジョンの進捗が遅れているのでは?

ゆさ委員

ま、出の部分の管理運営方式がそこにある、と。しかしながら、これまで、その、管理運営方式流域下水道の対象になっていない課題を、両方抱えながらやっていかなければならないんだけれども、この間、数年、この管理運営方式にかかってしまったために、今あるべき、そこにある危機というような全体の危機、つまり、水道事業そのもの、公営企業そのもののあるべき方向を見失ってきたのではないか? という非常に危惧あるんですね。

この監査委員の指摘とは、基本のキを言ってるわけですね。ですから、みなさん一生懸命事業してるんだけど、本当は大切なことを、やらなければならないことを見失いながら、事務事業に邁進してきたのではないか? 本当に私は、県民の一人としても、そして議員の一人としても、危機感があります。その辺の総括はどうですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、みやぎ型を進めたいがために、基本的なところをないがしろにしたんではないか? とご指摘がございました。

決してそうではございませんで、先ほど課長が申しあげたとおり、ストックマネジメントを作りながら、これは全体の事業計画で、全体をどう長寿命化していくか? こういったことを作りながら、それに沿って、えー、運営権者にやってもらう。そういった内容で、つまり、根柢のところはしっかりと持ったうえでやってきたつもりでございます。

さらに、関係市町村との下水道料金、これは、あの、えー、みやぎ型が導入しようがしまいが、必ず彼らと調整していかなければならない。これもしっかりとやってきたつもりでございます。

ただ、えー、下水道区域を着実に広げて、そして、公共下水道域の水質確保のために、一定程度料金をかなり絞りながら、市町村のご協力を得ながらやってきたという歴史的背景の中で今ある。

それらについても、市町村に説明をしながらここまでまいりましたので、決して、えー、本来の下水道事業のあるべき、えー、姿をおー、顧みずに、えー、みやぎ型に邁進したというつもりは全くございませんで、両方しっかりとやってきたつもりでございます。

ゆさ委員

もちろん、みなさんの仕事を否定してるわけではありませんが、全体像を見て指摘をしたわけです。

で、水道事業っていうのは、全体像ですよね。宮城の水道ビジョンをしっかりとやらなきゃない。それは完成度と広域化と それから一体化。そういった全体像の水道ビジョンそのものの進捗はどうなのか? と言うと、進捗的な部分について遅れている部分があるんではないか? と総合的な観点からご答弁を求めたいんですが、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

水道事業についての全体的なビジョンというお話がございました。あのう、ご指摘のとおり、欠けあるというふうにも思ってございます。

今回の対象としたのは、県の、いわゆる、ま、3事業、特に水道事業でございます。で、一方で水道法の改正の中で、えー、いわゆる、その、末端給水を担う市町村の水道については、県がしっかりとした旗振りをやりながら、どのようなあるべき姿を示すべき、示すか? といったことについて、県の、おー、仕事と言いますか、県の責任が課せられたわけでございます。

われわれとしては、まずは、企業局、特に企業局のこの、おー、上水道事業については、あのう、的確に、あのう、しっかりとした経営改善のもとに、えー、切れ目なく進める、これも一つの解。一つ、進めていかなければならないことでございますので、これは解をお示ししたつもりでございます。

もう一つ、えー、ご指摘のとおり、これからまだ途上でございますけれども、えー、市町村の公共、おー、失礼しました、あのう、水道事業について、どう、それが一番いいのか? これは最終的には、市町村が自らのご判断で、えー、決めていくということになりますけれども、われわれの浄水場との、あ、浄水場事業との関係、あるいは横との連携、こういったことについて、今、あー、いろいろと提出作業をしながら、県としてお示ししたいというふうに思っているところでございます。

ま、ある意味、それは、あの、「まだ答えが出ていないではないか」というご指摘で、そのとおりでございます。しっかりと、それについて企業局も、おー、知事部局に絡みながら、あー、いい解をお示しできればというふうに思っているところでございます。

ゆさ委員

あのう、何とかしなければならない課題、人口減少および時代の変化に対応することも大切ですが、やはり、県民の理解とそれから受水市町村と、それから、しっかりとした、そういった理解と協力と信頼なくして水道事業はなし。

私は全体像も含めて、まだまだ足りないというふうに考えておりますので、今回、監査委員の指摘、あるいは、いま決意表明的な部分がありましたが、ホントに事務事業という職員のみなさんには敬意を表したいと思いますけれども、やはり県民の理解をしっかりと担保しながら事業を進めていっていただきたいと強く求めて、終わりたいと思います。

9/24建設企業委員会でのみやぎ型管理運営方式の進捗状況報告&質疑応答です。

2021年9月24日、宮城県議会 建設企業委員会にて、「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告と質疑応答が行われました。

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今回の記事内容

◆「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告

◆運営権設定申請書に関する厚労省との事前協議の熟度は?

◆経年劣化監視センサーについて

◆運営権設定申請書に対する厚労省の指摘は?

◆営権設定申請書は、いつ建設企業委員会に提示されるのか?

◆経営審査委員会の位置づけに関して

◆残存価値相当額について

◆実施契約書の収受額合計と運営権者の提案額の違いについて

◆なぜ契約書の一部に空欄があるまま契約するのか?

◆今後、SPCの削減額をどのように検証していくのか? 

◆運営権者の任意事業について

◆運営権を担保にした借入金の債務不履行時はどうなるか?

◆金融機関と県との協定締結について

◆契約解除違約金について

◆県の更新投資額について

 

◆「みやぎ型管理運営方式」事業開始に向けた進捗状況の報告

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庄田委員長

(前略)

執行部から報告したい旨の申し出がありますので、発言を許可します。本日の企業局の報告事項は1カ件です。公営企業管理者の報告を求めます。

櫻井公営企業管理者

おはようございます(「おはようございます」と委員たちからも挨拶の声が返る)。
えー、企業局からは、みやぎ型管理運営方式の事業開始に向けました申請等の進捗状況につきまして、今回、優先交渉権者の提案内容等を踏まえまして、実施契約書の条文等が確定しましたことから、ご報告させていただきます。

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はじめに、調整内容でございますが、えー、提案内容に伴う変更といたしまして、SPCの監査等、機関設計の確定に伴う変更、任意事業の記載、残存価値相当額を期間中に支払うことを選択したことに伴う変更を、確定したところでございます。

このうち、優先交渉権者の提案しております任意事業につきましては、えー、下段に記載のとおりでございまして、再生可能エネルギー発電事業、下水処理水を活用した藻類バイオマスの有効活用、えー、浄水発生土の有価利用がございます。

次に、運営権者収受額等の記載といたしまして、9事業個別ごと、えー、費目ごとの運営権者収受額等の記載、流域下水道事業における改築業務の上限額の記載、SPCの資本金等の記載を確定してございます。

えー、このうち運営権者収受額につきましては、別冊1、ちょっと厚いですけども、別冊の実施契約書、これの65ページをお開きいただきたいと思います。65ページでございます。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

えー、下段に記載しております事業毎の運営権者収受額は、運営権者料金算定の基礎となるものでございまして、えー、月次の収受額は、これを20年間、いわゆる240カ月で除した金額ということになってございます。

66ページから67ページにかけましては、費目ごとの内訳を記載しているところでございます。各費目の金額は、すでに公表しておりますコスト削減額の一覧表と合致してございますが、運営権者が改修した施設の事業期間終了時における残存価値相当額は含まれてございません。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

で、また報告書本文にお戻り願いたいと思います。このほか、あー、7点目といたしまして、運営権者企業名、会議等の名称および日付の記載を確定したところでございます。

お手元には、別冊で、別冊2といたしまして、新旧対照表をお配りしてございますが、右覧の分類は、本報告の番号と合わせてございますので、詳細につきましては後ほど ご確認をお願いいたします。

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最後に、今後の予定でございますが、現在、水道施設運営権設定に係る水道法の許可申請、これを進めてございまして、厚生労働大臣から許可が得られ次第、運営権を設定し、SPCと実施契約を締結する予定でございます。私からは以上でございます。

庄田委員長

公営企業管理者から報告がありました。「みやぎ型管理運営方式」の事業開始に向けた進捗状況について質疑を求めます。

◆運営権設定申請書に関する厚労省との事前協議の熟度は?

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岸田委員
あのう、厚労省と、あのう、ま、事前協議がね、あのう、やっているという、ま、報告が今回ありました。えー、ま、たぶん、こう、やり取りがあるんだと思うんですけれども、その熟度っていうのは、どうなってるんですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、ま、やり取りの熟度につきましては、ほぼほぼ終了したという認識でございます。まだ、あの、相手方から、「本申請を出してよろしい」というところはいただいておりませんけども、宿題としてはすべて出したつもりでございますし、それに対する打ち返しもないというところでございますので、近々に、えー、「申請書を出してよし」ということにはなるんではないかというふうに見ておりますけれども、いずれ、相手があることでございますので、われわれの感触としてはそういうことでございます。

岸田委員

あのう、そうすると、ある意味、今までの、あのう、事前のやり取りっていうのは、 あのう、ま、事前の審査って言うんですかね、あのう、えー、ということで、ま、相当やり取りがあったという前回の報告でもありましたけども、しかも熟度が増してきたということは、そのう、申請をしてよいということになったとすれば、その後の、あのう、実際の審査期間、申請をして、正式の審査に入るという場合の審査期間というのは、ま、あのう、以前は2カ月とか、そういう期間を想定されてましたけども、えー、ま、相当に、あのう、縮まるという感触ということでしょうか?

櫻井公営企業管理者

あのう、ま、これも相手がおりますので、あのう、正確なことは言えないんですけども、今までの調整状況見ますと、それから相手方の感触を見ますと、さほど、そう期間はかからないのではないかなというふうに踏んでおります。

岸田委員

あのう、ま、そういう前提に立つとすれば、ま、あの、えー、許可が出て、あのう、 えー、まあ、その、今日報告があった、えー、契約書が結ばれていくということになると、あの、いろんな計画について、実施契約書締結後に具体化していくっていうものもあるわけで、あの、年末までに、素案、叩き台を示すという、各受水団体とも、約束がありますが、これについては、十分守ることができるという見通しですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あの、われわれとしては、今後、予定どおり進んでおります。あの、進んでいるというのは、予定どおりの工程に戻ると思いますので、えー、年内には市町村のほうにお示しをしたいと思いますし、出来上がった次第から、あー、こちらの意見も含めて、お示しできるようになるんではないかというふうに思っているところでございます。

◆経年劣化監視センサーについて

岸田委員

あのう、ま、いろいろ、水道の現場なんかとも話をしてて、あのう、気になることがあるので、あのう、伺いますけれども、あのう、保守点検、あるいは、そのう、機器更新なんかでね、えー、いろんなセンサーを付けて、あのう、えー、ま、劣化具合っていうんですかね、そういうものを確認して、適時適切に、あのう、えー、更新していくということで、あのう、ま、あのう、効率化って言うんですかね、そういうものを図るという提案がございました。

で、あのう、実際いろいろ確認してみると、現在もそういうセンサーを使って、現場では、あのう、機器の監視と言いますかね、経年劣化の程度を監視したりしているようですけれども、必ずしも経年劣化の、あのう、なんて言うんですかね、進行具合とセンサーの結果が一致しないっていうことなんですよね。

最終的には、その、目視とか、あの、人手による、あのう、点検、操作をしないと、最終的には結果を得られない、と。こういうことが言われているんですけれども、その辺の効果というのは一体どうだったんですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、もちろんですね、あのう、いま現在も様々なセンサーを使っていることは事実でございます。ただ、あの、今回ですね、優先交渉権者の提案におきましては、たとえば温度であったり音であったり、振動であったりとか、モノによっては音ですね、そういった様々なセンサーをこれまで以上に設置して、ま、精度って言いますか、高めていくというような提案の中で最適化を図るという形になってございます。

えー、もちろんですね、最終的には人が判断することは変わらないんだろうとは思いますけれども、あー、長い時間のですね、20年間の計画の中で、そういう精度を高めていくというふうな考え方というふうに、われわれとしては理解してございます。

岸田委員

ま、そうすると、あれですね、あの、スタート時点では試行錯誤しながら、あのう、精度を高めていく、と。ま、それは、一定のスパンが必要だという理解ですね?

田代水道経営課長

ハイ、あの、なんて言うんでしょ、来年の4月1日からすべてのセンサーを付けられるかって言えば、そういうことでもございません。

もちろん、その、そういった、あの、提示自体もですね、あの、おー、時間が、提示すること自体もですね、時間がかかります。

また、そういったデータを把握し、データを蓄積し、評価するということにつきましてはですね、一定の期間は必要だろうというふうに考えております。

岸田委員
ハイ、わかりました。終わります。

運営権設定申請書に対する厚労省の指摘は?

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ゆさ委員

あのう、厚労省との関係性については、以前も質問させていただきまして、その、部長からも、先日、あのう、厚労省で、田村厚生労働大臣に対し、立憲民主党の津村議員が、その問題について、課題を質問した点、モニタリング等、しっかりと厚労省としても対応し、えー、してまいりますという答弁をいただいたことであります。

よって、具体的に厚労省からどういった指摘に応じ、そして具体的にどんな対応をしたのか? もう少し詳細に教えていただけますか?

田代水道経営課長

あの、えーとー、ご指摘というよりはですね、あの、えー、厚労省さんのほうに提出する申請書自体の項目については、以前からお示しされてございます。

それに対しましてのですね、われわれの考え方の確認であったりとか、あと、ま、当然のことながら、あのう、水道法のですね、条文に照らして、そういったものがきちんと満足できるのか? 出来ているのか? というところをですね、あの、われわれが、 あのう、お示ししている申請書類のですね、ま、一語一句と言ったらいいでしょうか、そういったところの確認を、おー、なんて言うんですか、やり取りしているところでございます。

で、あと、おー、われわれの考えている運営事業に対する姿勢、えー、運営権者、優先交渉権者が考えてる計画、そういったものを詳細に説明しているというふうに理解いただければと思います。

ゆさ委員

あのう、添付資料がないです。具体的に、モニタリング、特に厚生労働大臣は、モニタリング等をしっかりと県民の不安に応えるようにという答弁があったんですが、具体的に何を、その中でもプライオリティを高く、県としては、厚生労働省、これとこれとこれはしっかりと提出すべきと国の意見があったか? もう少し詳細に詳しく教えていただけないか?

田代水道経営課長

えー、モニタリングにつきましてもですね、あのう、ま、ある意味でですね、あの、申請図書自体はですね、一つ一つ、一項目ずつすべて、丁寧にですね、事前の審査を受けたというところでございます。

モニタリングにつきましては、あー、以前からお話していますとおり、運営権者のモニタリング、県のモニタリング、経営審査委員会のモニタリング、3段階で、あの、われわれ、この事業進める、と。

もちろん、あの、運営状況から経営状況までしっかり見ていきますというものを、申請書の案として作ってございますが、それに対して一項目ずつですね、きちんと事前の確認を受けていたというところでございます。

で、単にモニタリングというよりは、すべての項目について丁寧に見ていただいたというふうに理解いただければと思うんですが。

運営権設定申請書は、いつ建設企業委員会に提示されるのか?

ゆさ委員

で、その、厚労大臣は、「地元の議会および県民」というふうにおっしゃいまして、私たちの理解なくして国の理解を得ても、県からの申請というのは成り立たないのではないかと考えます。

よって、手元に、国に対した申請書類がなくして、こういう議論していること自体、 このコンセッションのプロセスが明らかにされていないのではないかと考えます。

よって、合理的な理由から、国に対する申請書類も、私たち委員会、委員長、副委員長、そして各委員に提出すべきではないでしょうか。いかがですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、以前もおっしゃったことだと思います。まだ、あのう、まだ最終の、ま、最終っていうか、ほとんどもう、文言の訂正は、正直、ここを直せとかっていうのはなくて、先ほどの課長の答弁、これはどういう意味だ? とかですね、そんな内容だったんですけども、あのう、申請を出す段階、つまり、われわれとしてもしっかり、こう、確定したという段階において、公文書として提示した段階においては、しっかりとお示ししたいというふうに思います。

ゆさ委員

いつ頃になりますか?

櫻井公営企業管理者
まだ、「この申請、出すべし」という指示が来てございませんので、ただ、あの、近々、連絡が来るかと思いますので、いわゆる、その、県として意思決定をして、国に出す段階において、えー、お示しできるというふうに思います。そう遠くないと思います。

ゆさ委員

県政にすべて言えることですが、プロセス、出した書類を提示する公文書化ではなくて、出した途中の公文書化というのもあり、あのう、ここだと??制度もないんですけど、県民の意見がどう反映された水道事業なのかっていうことが、非常に重要だと考えます。よって、事前の案も提出していただきたい。そう思いますが、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、それにつきましては、やはり、われわれとしては確定した段階でお示ししたいというふうに思っているところでございます。

ゆさ委員

確認します。国に提示してOKもらった書類である。それに提出する前の段階ですか?

櫻井公営企業管理者

国に提出した書類ということになります。

ゆさ委員
それは、する前に、この委員会にかけるということも、県の公営企業としての議会に対するプロセスではないですか?

櫻井公営企業管理者

意思決定過程の途中になりますので、われわれといたしましては、あー、いわゆる公文書として、えー、国に提出する段階におきまして、えー、県民の代表となる議会、そして県民のみなさまにもお示ししたいというふうに思っております。

ゆさ委員

そこが今回の事業にすっぽり抜けている信頼が結べないところで、出す前にしっかりと意見を、私たち委員会に答申すべきだというふうに、ここは変わりませんか? 

これは、議会は軽視というのはなくしていいことではないですか? 櫻井管理者、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、決して議会を軽視しているつもりはございません。ただ、??の途中過程の段階というよりは、どういう形で、われわれ、きちんと開示していくべきかといったことについて、県民のみなさま、そして県議のみなさま、県議会にお示しする、これがわれわれとしての県の責任だというふうに思ってございますので、そのように対処したいと思ってございます。

ゆさ委員

では、視点を変えまして、いま国政選挙が、間もなく政権交代、もしくは自民党政府、???政府が低速する可能性があるかもしれない。

しかしながら、厚生労働委員会では報告があると思うんですけど、あのう、こういった言い方は何ですが、政権が変わると制度が変わることもありますし、やはり、全国初めての制度です。

そして、厚生労働審議会、あるいは厚労大臣、および国の意見、そして、もう一度、差し戻しなどあったことも想定できることがあると思いますが、その辺はどういうふうに受け止めていらっしゃいますか? 想定の話です。

櫻井公営企業管理者

先ほど申し上げたとおり、われわれの意思決定において、つまり、公文書として整備し、国に出した資料、これについてはしっかりと説明してまいります。

その中で、修正を求められた、あるいは、あの、理解できないということが差し戻しがあったり、これは当然、その、国の意思が働くわけでございますので、これは当然、あのう、われわれとしては、これを出したけれども、まあ、あの、どういうところがダメだったのかという話はあるかもしれませんが、われわれとして認識してること、われわれとして意思決定したこと、えー、まあ、あのう、知り得ることですね、これについてはしっかりとお示ししたいというふうに思っているところでございます。

ゆさ委員

最後にします。そもそもこういった議論をすること自体、あのう、県民のみなさんに理解と協力と、それから基礎自治体に対して、あの、受水市町村に対しても理解を得るのは重要ではないかということも指摘しておきたいと思います。

◆経営審査委員会の位置づけに関して

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松本委員

進捗状況のご説明ありがとうございます。最終段階を迎えたということですね。あと、素晴らしい契約書、あのう、担当者も大変だったと思うんですけども、えー、大変だったと思います。

それで、1点ですね、ま、私、途中から県議参加なものですから、基本的なことをですね、1~2点確認したいと思います。

まず、あのう、説明資料で一番上に、あのう、「条文等が確定しましたので報告」っていう文言ありますけど、えー、ただ、これからお話しますけど、その、内容で修正したほうがいいかなというのがあれば、その余地はあるんでしょうか?

櫻井公営企業管理者

あのう、先ほども言いましたとおり、まだ、あのう、厚労省等の認可が終わってないことがあります。それを前提に、われわれとしては、彼らと、運営権者と、まあ、ある程度、その、摺り合わせが行われたということになりますので、まあ、今後、かなり、 これが、あのう、問題があるとかですね、それは当然、その、変更の要素であれば、「それは相手方と調整をして、どうするか? 」ということがあろうかと思います。

まあ、今日、今回発表したのは、まあ、ほぼほぼ確定してきたということ、それから、厚労省との調整状況も相当程度、もう、進んできたということ。

これをもって、ま、大体こんな形で行くんでは、行けるのではないかということで、ま、事前にお話をしたということで、かならず fix しなければならないとも思ってございませんが、ほぼほぼ固い形でということで思ってございます。

松本委員

あのう、立派な厚い計画書の中で、急に具体な話になりますけど、1点ですが、経営審査委員会っていうのがあるんですけど、具体的にp48の第16章のその他ですか、まず、あのう、第16章その他、ま、実はすごい大事なことが書いてあるんですけど、「その他かなあ? 」なんて、「違う言葉がなかったのかなあ? 」と思ったりもしますけど、もしくはどこかに入れ込むとか。ま、これはいいですけど。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

で、第106条の経営審査委員会の設置のところです、めくっていただいてですね。

実はこれ、気になったのは、えー、2ですね。2項目目、「経営審査委員会の設置及び運営に係る事項は、県が条例によって定めるものとする。」って書いてあるところですね。

これは、あのう、調べたら、6月議会ですか? その中で改正したようなんですけど、いわゆる、私、思ったのは、ま、3項目目にもあるんですけど、主語ですね、「県及び運営権者」。

県って言うと、一番表紙のところに、県の代表者は管理者ですね。運営権者のほうは、社長さんなんですけど。

えー、条例を可決、議決するのは、ま、議会なんですよね。

そこで、まあ、ある意味、えー、知事だとか、そういう県で、知事と管理者、この2人の名前がよぎる。どちらなのかな? という話があって、頭をちょっと整理したくて、でも、あのう、2番目でいくと、この契約書そのものがですね、「同意を作ります」みたいなことを言い立てて、逆転しているような気がする。そういうイメージを受けたんですが、いかがでしょうか?

櫻井公営企業管理者

ただ、私は、この水道事業は、あの、企業局を代表する者でございまして、その、水道事業、下水道事業、工業用水道事業を所管してございます。

で、PFI法上は、そういった運営権を設定する場合においては、まずは、運営権を設定することについては、議会の議決を得ること、そういった中で、6月議会でお願いした。

その一方で、えー、それから、契約については、あー、いわゆる管理者と結ぶことということになってございまして、この実施契約書は管理者である私が結ばれるということです。

当然、私は県の一部機関でございますので、県条例によって縛られる、業務については縛られると理解してございますので、そういった中で整合性は取れているのではないかというふうに理解してございます。

松本委員

であれば、2番目ですけど、49ぺージの2番目ですけど、ここは後ろの文言が違う。

たとえば、「運営に係る事項は、県の条例によって定められる。」とかね。「定めるものとする。」んじゃなくて、そういうふうな位置付けになるのかなあと私は思ったんですけど、ここ、ご検討いただいて。お願いします。

で、次に行きます。3番目ですね。この3番目っていうのは、もう、ざっくり言って、「削除したほうがいいんじゃないかなあ」と思うぐらいなんですけども、何であえてですね、「経営審査委員会が表明した意見を最大限尊重するものとする。」とされたのか? あのう、ちょっと、お伺いしたいです。

櫻井公営企業管理者

いずれ、あの、それにつきましては、われわれ、あの、委員とも法令関係者も含めて調整したいと思いますけども、基本的にはここは入れておいたほうがよろしいかと思いますけど、3番目につきまして、後段につきましては、ま、基本的に、この、おー、PFI法の定義として、契約行為は、われわれ県と、あ、失礼いたしました、施設管理者の私とそれから運営権者と結ぶものという法令の体系になってございます。

つまり、私ども企業局、いわゆる県と、の施設管理者である私と運営権者ということになりますので、そのなかでいろいろな、いろいろな、なんて言うんですかね、おー、整理のつかないこと、あるいは計画にちょっと変更が出るところ、そして、われわれについて、いろいろと、こう、あー、なんて言うんでしょうか、釣り合わないこと、こういったことについて、もし必要であれば、経営審査委員会の意見を聞きながら、お互い尊重して進む、と。

こういう姿勢でございますので、経営審査委員会の、その意見にすべてが、両者が縛られるというのは、やはり互い尊重しながら、そして、その内容を議会に説明し、そして、われわれの選択、それから決定、こういうことも議会にお示しをする中で、公正な運営ができるのではないかという理解でございまして、やはりこの条項は必要ではないかというふうに思っているところでございます。

松本委員

えーとですね、文言趣旨は、私、理解できるんですが、えー、実は用語の定義で、55ページですね、一番下に37番ってあるんですけど、経営審査委員会の定義があるんですね。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

まあ、お釈迦さんに説法なんですけど、2行目に「県の附属機関」であるわけですね。いわゆる付属機関。で、地方自治法で定められた、しっかり定められた、ご存知のように、付属機関なんですね。

で、経営審査委員会で、私の認識として、一般論として、アウトプットされたものは、確定事項じゃなくて、それを知事が受けて、それで確定されると思っていて、その前段階で、戻ると49ページの「最大限尊重するものとする。」ということですね。

要は、趣旨はわかるけど、後でですね、何かあるような、揉める元になるんじゃないか? と私は思ってるわけです。

いわゆる知事まで上がる前にね、「尊重してやった」とかね。いわば附属機関、諮問 機関であるわけですから。そこら辺、いかがでしょうか? そのように捉えたもんで、ご見解をお願いします。

櫻井公営企業管理者

あのう、まあ、結論から申し上げれば、この附属機関として、その意見について、両者が最大限尊重するという行為、ま、これが知事に上がるか上がらないかは別としても、基本的にはその段階において、その、県の附属機関、つまり、として、そういった意見を具すということになると思いますので、それは当然、えー、あのう、両者、あ、当然、それは知事としても、その、設置、あの、これに、その具体、なんて言うんですか、直接上がるかどうかは、まあ別としても、ここは当然そういった、あー、県の意思というか、県に知らしめられる中で、えー、運営権者と、と言うか、交渉していくということになると思いますので、別段、それは問題ないんではないかというふうに思ってございます。

松本委員

ありがとうございました。

◆残存価値相当額について 

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福島委員

えーとー、まあ、あのう、「契約直前に見せられるだけなのかなあ」と思ったりもしてたんですけども、あのう、比較的、あのう、余裕持って出していただいて、それは感謝したいというふうに思っています。

ただ、なぜこんなに日数がかかってしまったのか? 本来は、実施契約書、6月の議会前に、議会にも県民にも提示すべきものだいう ふうに思っています。

ま、特に、あの、今日ご説明ありました9個別事業ごとの収受額、費目ごとの収受額などの運営権者収受額の記載は、これ基本中の基本のことであります。

えーとー、県民、利用者が支払う水道料金が、いくらどのくらい運営権者に支払われるのか? これを公表するのが、議決後の3カ月近くも経ってからというのは、遅すぎるというより順序が逆なんじゃないかと思うんですけど、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、ま、われわれとしては最大限早く提示するということでやっているわけですけども、あのう、委員おっしゃる通り、あのう、「同時にやるべきではないか」という県民からの意見、こういったことについては中心的な役割を担っているものということで、いずれにしても、相手方との調整の中での結果でございますので、その点につきましてはご理解いただければというふうに思います。

福島委員

この9事業の収受額の合計は、1,275億9,143万7,884円になります。運営権者が20年間に運営経費として提案した1,304億7,899万9,999円とは一致しないわけです。

ま、先ほど、あの、残存価値相当額は混ぜていないというご説明ありましたけども、それ以外にも、そのう、えー、提案金額とも違っていますので、えー、少し丁寧にご説明いただきたいと思うんですけど。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

田代水道経営課長

ハイ、あの、ここにつきましては、あのう、6月の定例会の時にも、あのう、お話したかと思うんですけれども、提案額からですね、えー、流域下水道の改築費と残存価値について控除した額が総額費となっているというところでございます。

福島委員

えーと、その残存価値相当額、まあ、今回、そのう、えー、調整内容、まあ、変更内容の中にも、残存価値相当額を、あのう、事業終了後に支払うのではなくて、事業期中に支払うことを選択したので、ま、そういう文言に、ま、調整した、変更したというご説明もありましたけれども、残存価値相当額はどうやって出してきたのか? 改めて伺います。

田代水道経営課長

あの、おー、残存価値を期中払いを選択したので、修正したと言うよりは、あの、期中払いの、おー、文言を、両方併記してございましたので、期中払いの条文を残したと、逆に期末払いは、期末払いのほうは削除して成案になったというふうにご理解願えればと思います。

また、あの、約、残存価値相当額、下水道を除いた、あー、事業のですね、水道と工業用水の総額で27億ほどございますが、これにつきましては、あくまで運営権者側の水道事業と工業用水道事業5事業の合計のですね、えー、運営権者の、あ、優先交渉権者の提案額の20年後のですね、残存価値の総額ということでございます。

福島委員

まあ、あのう、6月の議会の時にも、ちょっと事前に伺った際には、あのう、運営権者の提案額と、それから、この9事業の収受額の合計が一致しないのは、そのう、下水道の改築額と、それから、あのう、えー、残存価値相当額が含まれてないということに合わせて、そのう、もう一つ、ま、あのう、2億1,500万程度ですけれども、本事業期間中の支払いに伴う調整、県の支払い利息相当額というものも、あのう、入ってないということですけれど、これは、どういう根拠で導いた数字なのか? 

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

◆実施契約書の収受額合計と運営権者の提案額の違いについて

それから、やはり、あのう、大事なお金のことですので、口頭での説明だけではなくて、ぜひ、あの、委員会に、今日お話されたような、えー、「収受額の合計と運営権者の提案額が違っているのは、こういうものがあるので違っています」というような表を、ぜひ、あの、提出いただきたいと思うんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

あの、えー、運営権者の提案額と今回お示ししました20年間および月次の収受額の関係が、ちょっとわかるですね、資料をですね、お示しさせていただきたいと思います。

福島委員

利息も。

田代水道経営課長

そこも含めてですね、あの、お示しできればと思います。

福島委員

ぜひ出していただければと思います。われわれ議員だけではなく、やっぱり県民にも、きちんとわかるような資料が必要だというふうに思います。

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

 

f:id:MRP01:20211009205306j:plain福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

◆なぜ契約書の一部に空欄があるまま契約するのか?

それから、いまお話があった下水道改築費約260億円、259億9,851万4,770円、税抜きですね。4流域ごとの内訳が、今回ようやく、えーとー、発表されました。訂正、赤黒で訂正もありました。この実施契約書の中にきちんと書いてあります。

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別冊2 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書(れいわ3年●月●日締結版)新旧対照表より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

ただ、えーとー、下水道改築費の約260億円の、その流域ごとの内訳は、えーと、68ページにありますけれども、えー、実施契約書98ページの初回の料金期間の改築実施基本協定、それから101ページの年度実施協定も、まだ今の段階でも空白になってますけれども、これはどうなんですか?

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

田代水道経営課長

ハイ、こちらにつきましては、あくまでですね、あの、来年度、また再来年度の予算になってまいりますので、えー、まさしくですね、来年度の県の予算が確定します年明け2月の県議会のほうで承認をいただいた、議決をいただいた後に契約となります。

あくまで、あの、議決を受けてですね、初めて契約額が確定しまして、県とこの、その時点では運営権者となりますが、運営権者との覚書と言いますか、を締結するという形になります。
福島委員

この、あのう、実施契約書の別紙というのは、非常に、あの、重要な、あのう、契約の一部だと思うんですけれども、その一部が、えー、先ほどの話ですと、ま、近々正式に厚労省許可申請を出して、そんなに時間かからずに、あのう、許可が下りたら、えー、いろいろ実施契約を締結するということの今後の流れがご説明されましたけれども、えー、一部に、その契約書の一部に空欄があるままで、契約を交わすってことは、どういうことなのか? そういう契約のあり方って、私はあまり見たことがないんですけれども、空白事項があるなら、削除するなり、ま、別途契約書を作り交わすというような形に、ま、訂正するなり、そういうことなんじゃないですか?

田代水道経営課長

あの、ここにつきましてはですね、こういった、あの、たとえば今の下水道の改築であったり、えー、さまざまな??対策の契約であったり、あと物品の譲渡契約だったり、こちらにつきましては、この本体のですね、実施契約後、来年の3月までに、えー、その、おー、おー、整理の付いた時点によって確定してまいります。

ただ、あくまで実施契約の段階で、あの、その、3月の準備段階で決まってくる内容が、すべて網羅した形で、内容まで網羅した形で、実施契約を締結するというような契約書のスタイルになってございます。

正直、私もですね、これ、まだ、一般の公共工事の請負契約であったり、業務委託の契約であったりという形であれば、こういったものというのは私自身も経験はありませんけれども、PFI事業におきましては珍しいものではないということだそうでございます。

福島委員

ま、あのう、いま課長が言った物品譲渡契約書も、71ページ、相手先は確定したので、あの、えーと、修正、新旧対照表にも出てますけれど、肝心の、その、いくらで何を引き渡すのかというのが空白であります。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

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別冊2 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書(れいわ3年●月●日締結版)新旧対照表より

で、それは、まだ固まっていないということなんですけれども、やはり、その、PFI法ではよくあることだっておっしゃいますが、この、えー、上水、下水、工業用水の9事業を一括して契約するというのは、まさに初めてのことなので、あの、前例を踏襲しなくても、きちんと契約書は、一個一個確認をして、確実なものにしていかなくちゃいけないというふうに思います。

先ほどの松本委員からの、あの、質問に対しても、管理者は、あのう、可能性として、ま、国からの指摘や、それから、そうあるべきだと思えば、そのう、変更することもあり得るかもしれないというようなお話もありましたので、決まってない部分があるのに、ハンコを付くというか、そのう、契約するっていうのは、やはり、常識的に考えてやはり馴染まないんじゃないかと思うんですけど、どうですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、繰り返しになりますけれども、たとえば物品の譲渡契約等につきましては、ここの中にはですね、えー、今ですね、えー、いま現在使ってます薬品等もですね、入ってまいります。あのう、水処理のですね。そういったものって言いますのは、3月末の直前にしか確定できないというのが、実態でございます。

ですので、えー、金額等につきましては、あの、このですね、あの、おー、後ろの別紙につきましては、あの、各段階、来年の3月までの各段階で、えー、ま、こう、抜き出した形でですね、実施契約を締結しているというような進め方をしているものでございます。

また、あの、おー、管理者がお話ししました、あの、厚労省の許可につきまして、えー、われわれとしましては、許可に、許可の内容に、これから申請を上げて、えー、 本審査があり、えー、許可が下りるという手続きになってくるかと思いますけれども、それによって、われわれとしては、その、契約書自体はですね、変更にならないだろうなというふうに考えたうえで、えー、本日ですね、あの、おー、契約書の、実施契約書の成案としてお示しさせていただいたというふうなものでございます。

福島委員

ま、本来であれば十分な時間を取って、それで、えー、余裕持って契約書に必要な事項を盛り込みながら、あの、契約を交わすというのが常套手段だと思うんですけれども、あまりにも、そのう、ボリュームもありすぎるのに対して、ま、期間が、擦り合わせの期間も短くて、それから、そのう、えー、ま、ボリュームが大きいというのが一番あると思うんですけど、薬品だってそれなりのボリュームがあるからそういうふうになっちゃうんだと思うんですけど、ま、そういう問題があると思います。

だから、一般的な、そのう、えー、契約のあり方としてはレアなやり方なんだなということは指摘しておきたいと思います。

◆今後、SPCの削減額をどのように検証していくのか? 

それから、あの、えーと、今日は時間もあまりないようなんですけど、第9章 利用料金の設定および収受等というのは、非常に、あの、大事なところであります。ただ、契約書の収受額自体がきちんとした形で、書き込まれた形で公表されたのは今日ですので、これまで、あまり、そのう、利用料金の設定、変更などについては、私自身はちょっと、質問はしてきませんでした。

ただ、今日、あの、聞きたいですので、まあ、つづめて簡単に聞いていきますけれども、ま、あのう、えー、利用料金の設定および収受等では、定期改定と臨時改定の規定があります。

ま、需要や物価の変動などで、収受額も変わっていくということだと思います。で、 あくまでも、これは今の時点の契約の時点で計算すると、ま、こういう収受額、ま、運営提案額もこうなりますよということだけで、実際に、こう、20年間の間で、定期改定それから臨時改定の中で、この収受額も変動するというのは、当然のことというふうに思ってよろしいですね?

田代水道経営課長

ハイ、あの、本日の契約書の105ページにですね、えーとー、各9つの事業の水量の見通しを、われわれ、年度ごとにお示しさせていただいてございます。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

これを前提といたしまして、ま、物価変動がなければ、この水量が変わらなければ変わらないと、基本ですね。たとえば法令変更等がなければ、変わらないということでございます。

逆に、この見通しの水量であったり物価が変われば、それに合わせて変わるというのは、やもうえないというような契約の内容になってございます。

福島委員

あのう、市町村からは、特に、その、広域水道の、その、契約水量をもっと減らしてほしい」と。ま、料金は下がりましたけれども、契約水量自体も、水が余って使えなくて、そのぶん経営圧迫してるということで、あのう、減らしてほしいという話があります。

で、それについても、あの、このみやぎ型という形とは別個に、そのう、市町村への、そのう、えー、契約水量あるいは単価を今後どうしていくのか? っていうのも近々、そのう、市町村と相談して決めていくという話も、すでに管理者から何度も伺っております。

ま、20年間の長期にわたる期間ですから、当然、物価も、それから工業用水などは、 相手が「もう契約要りません」と言われてしまえば、それまでですので、やはり、あのう、需要も物価も変わる可能性が高いです。

しかし、あのう、今われわれは、そのう、SPCの削減額、ま、運営提案額も、その、現行体制モデルとの総事業費との比較で、この間、あのう、考えてきました。「これだけ削減できます」というのも、これが前提で、あの、計算しております。

で、今後、その、SPCの削減額をどのように検証していくのか? 

検証していくためには、現行モデルの総事業費も、物価の変動、需要の変動によって、その変化を試算できなければ、その時点でのきちんと提案した削減額どおり、削減率どおり削減してるのかどうか? 金額だけのことでは、わからなくなっていくんじゃないかという心配をしているんですけども、その点についてはどうですか?


田代水道経営課長

ハイ、あのう、その前に、 あのう、市町村からはですね、確かに、あのう、受水量減らしたいという意見があるのは事実でございますが、逆に、あの、おー、宮城県の水道事業、共通の財産でございます。

そういった意味では、大切な水源ですので、逆にしっかりと受水していくべきだという意見もございます。

そういった中で、われわれは、市町村さんと調整しながら、今後ですね、あのう、ある意味、県民の財産をですね、しっかりと、あの、将来につないでいかなくてはいけないというような中で、経営していかざるを得ない、いかなくてはいけないというような 考え方で、えー、事業をですね、進めているところでございます。

あと、おー、えー、このSPCの、SPCと言いますか、あのう、モニタリングにつきましては、ご指摘のとおりだと考えてございます。当然、あの、われわれ、あの、おー、令和2年度の段階で、現行体制モデルを、そういった仮定のもとに設定いたしました。

当然ですね、先ほど、あの、同じであればというようなことを話しましたけれども、同じになるということはあり得ないわけです、水量も物価も。

それに対しまして、えー、当然ですね、どのように現行体制モデルが変わっていくのか? それに対して、えー、運営事業のほうがどういうふうに変わっていくのか? っていうのは、きちんとですね、ご説明していかなくてはいけないというのは、われわれの義務であるというふうに考えてございます。

そういったところもですね、しっかりわかりやすく説明していく必要があるというふうに考えてございまして、えー、今後ですね、えー、どういうお示しの仕方をするのが一番適切なのかを考えてですね、説明したいというふうに考えてございます。

福島委員
ぜひ、あの、今後だけでなくても、現状としてもこういう形で、そのう、ま、コンサルのアドバイスを得ながら、そのう、えー、現行体制モデル総事業費、あのう、作り出してきたんだと思うんですけども、やはり、いま令和2年とかに、そのう、あるいはその前からもだと思うんですけども、えー、こういう、そのう、SPCというか、そのう、えー、運営権者の、そのう、事業費とそれからこのまま現行体制でやった場合、「みやぎ型やったほうがこれだけ削減できるよ」っていう、その根拠なり試算のあり方はできるだけ早く、委員会にもですし、県民にも公表できるように、チェックがしやすいように、あのう、努力していただきたいと思うんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、おー、とにかくですね、あの、県民にわかりやすいような資料を作成いたしまして、えー、今後ですね、えー、進めていきたいというふうに考えてございます。

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

福島委員

われわれ議会は、あのう、予算もですし、決算もどれだけ出てくるのかわかりませんけれども、きちんとチェックする役割がありますから、これだけと言ってたとおり、あのう、削減してるんだっていうことを検証しなくちゃいけないわけですから、その土台となる資料は、やはり、きちんと出せるようにしていただきたいというふうに思います。

で、あの、次に伺いますけれども、あ、その点については、管理者からも、ぜひ確認したいと思います。

櫻井公営企業管理者

ハイ、あのう、なにしろ全国で初めて、3事業を一体化して、そのスケールメリットを活用しながら、この、おー、コンセッション方式、みやぎ型管理運営方式を議会にお認めいただき、そして県民に説明をして、ここまできたわけでございますので、当然、 その効果、その評価について、これはしっかりと執行部として、えー、整理をし、説明をしていくというのは、われわれの義務だというふうに思ってございます。

福島委員

われわれも、その、チェックするのが義務ですので、県民から負託を受けている議員として当然のことですから、これが5年経っても10年経っても15年経っても、19年目になっても、きちんとそういうことができないといけないので、「昔のことだから、人も 替わりましたから、わかりません」ということにはならないと思いますので、是非しっかり取り組んでいただきたいと思います。

◆運営権者の任意事業について

それから、次はですね、提案があった任意事業3つ、ま、あのう、再生可能エネルギー発電事業等3つ、ご説明ありました。

ぜひ、あのう、詳しい説明書の提出を、あのう、後日、委員会の委員には出していただきたいと思うんですけど、これ、委員長、お願いしたいんですが。いま聞くと、時間がかかるの?

庄田委員長

あのう、まあ、基本的には、まだ、実施契約書締結してるわけではございませんので、えー、まあ、契約締結後、まあ、えー、それは企業局のほうとも相談しながらですね、まあ、企業の、おー、ま、いわゆるノウハウもあると思いますので、ま、開示できるかも、検討相談させていただきたいと思います。

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

福島委員

是非よろしくお願いしたいと思います。それから、あのう、この3つの任意事業と、 それから、その、えー、この間ちょっと、われわれ取り上げてきました大代の浄化センターのストックヤード建設という、そういう提案との、こう、大きな違いというのは、そのう、本事業と任意事業の違いってことで押さえていいですか?

田代水道経営課長

汚泥のストックヤードは、あくまで、あのう、下水道事業の本体事業でございます。

ここでですね、下水処理水を活用した藻類バイオマスの有効活用と言いますのは、あくまで優先交渉権者のですね、任意事業になりますので、えー、こちらのところとの切り分けは、いま委員ご指摘のとおりでございます。

福島委員
ですが、この3つの任意事業は、あのう、えー、SPC優先交渉権者が、自らの資本を使って自らでやって、利益も自らのものになっていくということで、このみやぎ型の趣旨とは全く別のものだという理解でよろしいですか?

田代水道経営課長

えー、基本的にはそういうことではございますが、当然のことながら、再生可能エネルギー、たとえばですね、例の中の太陽光であったり水力発電、またデマンドレスポンス契約と言いますのもですね、えー、たとえば、太陽光については自己利用を考えているようでございます。

またデマンドレスポンス契約と言いますのは、あのう、どうしても、あのう、下水道が特に多いんですけれども、1日にですね、発電する、あの、おー、あ、使用する電力量ピークをですね、なるべく抑制することによって有利な契約内容、有利に契約できるそうなんですけれども、そういったところでもっては、あの、おー、えー、任意事業ではあるものの本体の下水道事業、水道事業にとっても有利な提案になっているというところがございます。

福島委員

じゃ、そういう形で、任意事業であるけれども本体事業とも関わるし、本体事業のコスト削減にも資するような部分もあるということですが、その辺の、そのう、お金のやり取り、経費削減のあり方としても、先ほどの、その、見える、お金の額が見えるように求めたものとも関連しますけれども、あの、きちんとその辺も、区別しつつ関連もはっきりと明らかにするようなことを、今後、あのう、求めていきたいと思うんですけど、いかがですか?

田代水道経営課長

あの、この中身でですね、お示ししていきたいと思います。

◆運営権を担保にした借入金の債務不履行時はどうなるか?

福島委員

えーと、それからですね、運営権の今後の流れのほうに入りますけど、運営権、実施契約書締結したら、あ、水道法の許可がありましたら、運営権の設定・公表して、それから、実施契約締結、それから運営権の登録ということで、あのう、運営権をめぐっての手続きが、今後も続きます。

で、えーと、以前も聞きましたけど、運営権の手続きとはどういう手続きなのか? 

まあ、不動産で言えば、登記、不動産登記みたいなものなのかな? って思っていたんですけれども、えーとー、どうなんですか?

田代水道経営課長

ハイ、運営権自体は、あの、法律的には、あの、民法で言うみなし物権ということで、漁業権であるとか、ダム使用権等ですね、法令で決められた中で、初めて、あの、効力を、あのう、おー、なんて言うんでしょ、権限を持てるものだということでございます。

こちらは、あの、あくまで運営権自体は、内閣府のほうに登記するというような、ま、登録するというような手続きになってまいります。ということでございます。

福島委員

当然、あのう、みなし物件というか、物件ということですので、内閣府のほうに登録をする、と。

これが、あのう、抵当権も設定され、要するに、そのう、メタウォーターグループの提案の中には、資金調達方法は、あのう、ま、全体20年間で、必要資金の165億を、事業開始3年目までに段階的に調達するというふうになっております。

で、グループ構成員から44億円を出資金として集める。ということは、165億からの44億は出資金で集めるということで、あとの121億円というのは外部資金になり、この みやぎ型水道3事業の運営権を抵当に入れて、担保にして、資金を借りるということになるんですよね? 確認したいと思います。

田代水道経営課長

今の、なんて言うんでしょ、運営権を、ま、担保という言い方が法律的に正しいかどうかわかりませんけども、運営権をもとにして、あの、ま、資金調達するという形にですね、SPCのほうはなります。

福島委員

メタウォーターグループの提案書によれば、ま、オリックスが、構成員が中心となって、三井住友信託銀行をアレンジャーとするシンジケートから調達する。

そのシンジケートには、ま、地元の七十七銀行など6金融機関が参加する方向で、ま、話が進んでいるということでありますけれども、えーとー、宮城県の3水道事業の20年間の運営権はどのぐらい価値があるのか? ということを考えて、金融機関はお金を貸すわけで、当然、121億円以上の価値があるとみて、ま、融資するということだと思います。

えー、ちょっと長くなりますけれども、昨日勉強した、その、担保掛目というのは、そのう、うんとー、当該貸出の担保物件を評価する際の、ま、比率ということで、一般的に、この担保掛目は、保全の確実性を考慮して、たとえば預金は100%、国債は90%、上場企業の株主は80~50%、不動産は80~70%ということで、まあ、あのう、評価額と、それから、その個人の特性というか、そういうのを組み合わせて、個々に、こう、決めていくというようなので、まあ、宮城県のこの3水道の20年間の、あのう、評価をどのようにしたのかは、ま、わかりませんし、聞いても、課長も答えられないというふうには思うんですけども、でも少なくても、121億円の調達をしようとしているわけですから、だいたい150~200(億円)ぐらいの評価はあるんじゃないのかなあと思っていたんですけど、どうですか?(水道経営課員たちから失笑)

田代水道経営課長

私もなかなか、あのう、そういったところにつきましては、あのう、明確にいくらと いうお話はできるわけではありませんけれども、一応われわれ、あのう、そもそも、 あの、この事業、募集開始する時に、197億円でしたね、の削減を条件にさせていただきました。

われわれとしては、これだけの価値は生み出せるだろうということで、募集を開始して、えー、3つの、おー、企業グループが参加していただいたということで、最終提案まで行ったということですので、われわれとしては、あのう、この197億という条件につきましては、まあ、あのう、そんなにですね、えー、適正だったかどうかというのはわかりませんけれども、おー、おかしい数字ではなかったんだろうなあというふうには考えているところではあります。

福島委員

ちょっと違うんじゃないかと、管理者、思うんですけど、要するに197億円というのは、こう、「これだけの経費を削減します」という形で、「それを条件として応募してください」という、その、経費の削減額であって、このみやぎ型の20年間の運営権の評価ではないわけであります。

で、あえて言えば、運営権対価ですが、これはわずか10億円で売却しました。ですから、メタウォーターグループは、大変安い買い物をしたというふうに言えるというふうに思うんですけど、管理者、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

あのう、運営権譲渡の金額について10億円とした意味合いというのは、前にもちょっとご説明したかと思いますが、われわれが持ってる残債分について、えー、そういう??で。

われわれとしては、そのう、まあ、たまたま3グループ手を上げていただいて、その中でどれだけ削減できるかということを、まず第1の指標としてみた中で、一定程度、 削減額についてかなり自由度を持ちながら、まあ、運営権は、たとえば100億、200億ということになれば、当然、これで打ち切りになってしまいます。われわれとしては、しっかりと、おー、フィーを、あの、処理費あるいは水道代、こういったことについて、しっかりと削減していただく。

そして、その中で、えー、健全的な経営をしていただく。こういったことを目的としてございますので、ま、10億円が安かったかどうか? ましてや、そこの部分について、えー、運営権に対する、その、資金調達部分と比較して安かったのではないか? という議論については、私、うーん、そうだとも、(首をかしげて)あの、比較の対象としてちょっと違うんじゃないかというふうに、個人的には思っています。

福島委員

まあ、時間がないので、あのう、これ以上は、この部分はやめますけれども、やはり、この、えー、「委託したのと同じだ」みたいな説明を、よく知事はします。

「これまでも委託して、あるいは指定管理で業務をやってもらってきた」と言いますけども、ま、見える形態はそうかもしれませんけれども、これまでは、そのう、えー、委託あるいは指定管理した業者が、そのう、運営権というものに対して、ま、今回初めて運営権を設定するわけですから、当然なんですけど、それを担保にお金を借りて、自分たちが事業をしていくということは全くあり得なかったわけですから、これまでの指定管理それから委託と今度の、その、コンセッション、一部民営化、ま、民営化は、全く違う次元だということを、あらためて認識していただきたいというふうに思いますし、そういうご答弁は、今後、あの、知事にもされないように言っていただきたいなというふうに思います。

ところで、万々が一なんですけど、メタウォーターグループが撤退した場合、ま、そういうことの場合は、どういうふうにしますというのは、契約書にある部分、書いておりますけれども、私が気になったのは、そのう、金融機関との関係です。

えー、借り入れたお金を、そのう、SPCとして、えー、会社がきちんと返済していればいいんですけれども、それができない事態になってしまった場合、その、抵当権、それを、運営権を担保に、そのう、借りてるお金の、そのう、問題は、結局どうなっていくのか? 

借入金を返済しない限り、抵当権は外れない、で、外したい時に、その、SPCは撤退して、「そんなことはできないし、会社は解散します」というような時に、宮城県は、解散した、あるいは、その、返済できないSPCに代わって、そのう、借入金を弁済しないといけなくなるのかどうか? その点について、どうなのか? 

で、そういうことについて、この実施契約書には、どういうふうにするのか? どこに書き込んでいるのか? 丁寧に教えてほしいと思います。

田代水道経営課長

えーと、当然ですね、SPCの、おー、まあ、デフォルトと言いますか、債務不履行になったものについて、県が、あー、???県が弁済しなくてはいけないというような、 そういった契約にはなってございません。

そこにつきましてはですね、契約書の考え方につきましては、あー、少しお時間をいただきたいと思います。ちょっと、あの、なんて言うんでしょ、おー、今ですね、この場で、あの、「この条項です」というところまでは、今、あの、お答えできずらいですね。今、あのう、おー、時間かかりますので。あの、おー、整理して、回答させていただければと思います。

庄田委員長

あの、今、ファイナンスの件でいろいろと質疑が出ておりますけれども、ま、あの、別に執行部の答弁に対して補足するわけでもないんですが、あの、基本的にPFIあるいはSPCを使ったストラクチャードファイナンスについては、あー、まあ、今回シンジケートローンということですけども、おー、いわゆるその事業から生まれてくるであろうキャッシュフローに着目してローンを実行するというのが一般的ということでございますので、先ほど福島委員が申し上げた、あー、ま、担保評価と融資額については、どちらかというとですね、施設の担保評価というよりは、あー、その事業から生まれてくるであろうキャッシフローに着目してローンを実行してるんじゃないかと、ローンを実行するんじゃないかというふうに、ま、私、あの、実務やってたんで、えー、推測いたします。以上、そこはお伝えさせていただきます。

それと、また、あのう、おー、このローン実行するにあたって、えー、ま、担保権の話もありましたけれども、おー、基本的にはSPCの、おー、一番出資している、ま、メタウォーターさんになると思いますけれども、ま、ここがですね、えー、表明保証という形で、ローンを実行する際には、「何かSPCにあった場合には、メタウォーターグループが責任を負いますよ」というようなですね、えー、まあ、表明保証なんかをするのが、まあ、いわゆるSPCを使ったあー、ファイナンスの一般的なやり方だということでございます。一応、ちょっと補足だけさせていただきます。

 

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福島委員提供資料(9/24建設企業委員会での求めに応じ、10/4企業局から同委員会に 配布された資料)より

 

◆金融機関と県との協定締結について

福島委員

あの、ぜひ、あの、委員長とも教えを請いながらも、答弁を考えていただきたいと思うんですけれども、あのう、私も、ま、実施契約書を、昨日も改めてちょっと見まして、第12章、34ページの74条 運営権者による誓約事項がいろいろあります。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

ま、定款とか、あのう、履歴事項全部証明書とか、云々かんぬんある、その5番目に、えーと、運営権者と金融機関等との間の融資に関する契約書(もしあれば。)の写しの(もしあれば。)っていう、(もしあれば。)は、ホントに要らないんじゃないかなっていうふうに思うんですけども、まあ、そのう、融資に関してどういう契約をしたのか? あの、今、委員長がまさしくおっしゃったような、そういう取り決めがね、あるのかどうか? 

それから②として、運営権に対する担保設定に係る契約書(もしあれば。)の写し、並びに、本契約その他運営権者と県との間で締結された契約に基づく運営権者の権利及び契約上の地位に対する担保権設定に係る契約書(もしあれば。)の写しということで、あのう、それから6のほうも、運営権者の株式に対する担保権設定に係る契約書(もしあれば。)の写しということで、これは、あのう、提出を求めているということで、ま、どういう金融機関とやっているのか? というのを、ま、ここにあるのかなというふうに思いながら見てたわけなんですけれども。

それから、えーとー、111条111条には、えーとー、金融機関との協議ということで、県が、あの、時間もアレなので読みませんけれども、県が金融機関との協定を結ぶ場合は、次の各号に掲げる事項を定めるということなので、あの、必ずしも、あのう、金融機関と県との協定を締結するという形になってないんですけど、これは必ずしたほうがいいんじゃないかと私は思ってるんですけど、これはどうなんですか?

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

田代水道経営課長

ハイ、あのう、これについては、PFI事業で、えー、一般的にこういう形で契約書に織り込んでいるものでございます。

で、あのう、われわれもいろいろと調べてみますと、あのう、金融機関ですね、貸出の、あの、ベンダーさんと言いますか、金融機関から、あー、と結んでいる例も結んでいない例もあるそうでございます。

で、一応われわれとしては、あの、まー、なんて言うんでしょ、おー、そういった金融機関からの情報共有も重要だろうというふうに考えてございまして、えー、こういった協定を、おー、締結の方向で、今ですね、えー、その、貸出の金融機関のほうと調整しているところであります。

福島委員

とにかく、あのう、みやぎ型は、日本で最初の上水道の、その、一部民営化、コンセッションでありますし、しかも9事業一緒に一体化というボリュームも初めてでありますので、これまでの、その、須崎市とか、それから浜松市とは、やっぱり比べ物にならない、そのう、大金というか、その、ボリュームですよね。

そういうこともありますから、ぜひ、あの、その辺は、えー、慎重に、何しろ相手は、世界中でトラブルを起こしているヴェオリアもきちんと入っているというような、えー、SPCですから、大変リスキーな事態になりかねないというふうに思っておりますので、その点はきちんと、やはり、あのう、契約がすべてということで。

で、「本契約は、日本国の法令等に準拠し日本国の条例等に従って解釈するものとする」とありますけど、それがどこまでヴェオリア等に通用するのかな? って不安に思っているわけです。これは、まあ、契約としては当然、必要なものだと思っております。(水道経営課員たちから冷笑が起こる)

筆者注)水質基準が厳しくなるなど事業開始後の法令変更のために、ヴェオリアが期待通りに利益が上げられなかった時、ISD条項を利用して損害賠償請求をされる危険性はないのか? という懸念はあります。

たとえば、日本共産党の山添拓衆議院議員のブログには、TPPに盛り込まれたISDS(投資家対国家紛争解決)条項の危険な仕組みを指摘し、日本政府の「日本は訴えられない」という答弁を厳しく批判したが、石原伸晃TPP担当相は「個々の事例(の詳細)を承知していない」と、答弁回避をしたとあります。

TPP協定のISDS条項の危険性を告発 公共の福祉が攻撃対象に | 国会報告 | 山添 拓 参議院議員・日本共産党

◆契約解除違約金について

福島委員

えーと、それで、最後のほうの質問に行きたいと思うんですけれども、えー、ま、実施契約書に、改めて、こう、いろいろ別紙のほうが、ま、収受額とか、あの、確定してきたものですから、それに関連して、あのう、伺いたいと思いますけど、別紙12、一番最後に、123ページに契約解除違約金というのがあります。

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

ま、これトータルすると3億円ということであります。ただ、この、えーと、契約解除違約金3億円で済むのか済まないのか? 

ま、どういう場合がどうなのか? って、いろんな、ちょっと、法の読み取り方というのはすごく難しくて、いろいろなケースが考えられますけども、えー、仮にですね、 あのう、まあ、ゆさ委員からは、そのう、「政権交代で法令が変われば、変わるんじゃないか」という話もありましたけれども、ま、知事選があります。

で、知事が変わって、県民の理解と納得が得られるまで、事業開始は慎重にすすめていきたいということなので、その、事業開始が6カ月以上遅延するというような場合、えー、85条は適用できるのかどうか? ちょっと伺いたいと思っていました。いかがですか?

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別冊1 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)公共施設等運営権実施契約書より

田代水道経営課長

えーと、85条は運営権者の責めにおける・・・(と実施契約書をめくって条文を探している)

福島委員

あの、いずれの責めにも帰すべきでない事由の。41ページ。

田代水道経営課長

えーと、あの、いずれの責めにも帰さない事由により、あの、まあ、えー、事業開始のできなかった場合につきましては、この、あの、おー、違約金についてはですね、両者に発生しないという仕組みにしてございます。

福島委員

ま、私は、あのう、まあ、「契約者は管理者ではありますけれども、管理者の県の一部であり、整合性がとれてる」というようにお話されました。

ま、知事が推進するもとで、こういう、この事業がずっとみやぎ型が進んでまいりましたが、新しいリーダーが誕生して、そのリーダーが、もうちょっと慎重に、あの、検証してみるべきだし、県民の理解と納得を得たいので、その、4月実施は難しい、と。

で、それが、「6カ月以上遅延するなあ」みたいなことになった場合、私は、あのう、えー、責めに帰すべきではない事由に該当するんじゃないのかなあと思うんですけど、管理者、いかがですか?

櫻井公営企業管理者

まあ、あの、そういう、どういう想定でどうなるかと言われても、それにどうするか?と言われても、よくわかりません。

あのう、契約者は私と運営権者ではございますが、当然、それは、県民の代表で出てくる、あのう、選ばれる知事との意向の中で、これが責めに帰すかどうか? ということについては、それは個々の事例によって整理されるものであろうというふうに考えています。

福島委員

ま、この間にもいろいろ、その、不可抗力とか、いろんな形で、その、3億円の違約金を払わなくても解除できる場合、それから、それ以上に払わなくてはいけない場合とか、いろいろなケースが、この実施契約書の中にはあるんですけれども、ま、時間も来たので、今日はこの辺にして、引き続き、あのう、えー、実施契約書の初案が提出されたのは昨年度でありますので、ま、決算の中でも、議論できるかなというふうに思っております。今日は終わります。

庄田委員長

(前略)

次に、その他、企業局の所管で何かございますか?

◆県の更新投資額について

ゆさ委員

あのう、今回は契約書の話だったので、更新投資額を確認させていただきたいと思います。えー、更新投資額、あのう、上工下水道について、平成32年度から20年間、合計金額について、これ、出された資料におきますと、ま、それぞれ合計金額ありますね。

この更新投資額、変更ありませんですか? 県の責任で更新投資をしなきゃなりません。ま、実施契約書の案は出た。しかしながら、県の更新投資額については、どういう算定をしているのか? 現状をお示しください。

田代水道経営課長

すいません、あの、今ですね、あの、全体のところをご用意しなくて申し訳ありませんでしたが、運営権者側の20年間の金額は、えー、74億という形になってございます。

ゆさ委員

74億ですか?

田代水道経営課長

失礼しました。今の、あの、大崎広域水道だけでした。(しばらく水道経営課員とやり取りして)失礼しました、446億です、運営権者分。で、県と運営権者を含めまして、えー、1,086億、と。県側も含めましてですね。で、あと、現行体制のほうでいきますと、合計が1,434億円でございます。

現行体制でいきますと、1,434億円に対しまして、えー、今回の提案全体で、えー、1,086億円。で、そのうち、運営権者分が446億になります。失礼いたしました。

ゆさ委員

あのう、こういう時はやっぱり、全体像の計画事業、出していかないとね、やはり、県の責任、それからコンセッションでどうなるか? っていう総合的な全体像を見せていかないと、県民への説明は納得できないと思いますよね。

で、私の手元にありますのが、これは平成30年3月22日、これ、資料7、日本総研が出した部分の、これ、県が作った資料によりますと、上工下合計する第2合計は520億。

で、あのう、総額は1,410億円。第三事業合計約190億円、第四事業合計約360億円となっておりまして、1,960億円、これが総額。土木建築管路が1,080億円、電機・機械が880億円ですね。

この年毎については、ストックマネジメントを策定中であることから、????のこれを利用させていただきまして、これからストックマネジメントになった後も、この金額の算定でいいんですか? 変わってませんか?

田代水道経営課長

あの、今、あの、ゆさ委員が読み上げた数字はですね、導入可能性調査の段階で、われわれとですね、当時の日本総研さんと整理した数字でございます。

その後ですね、この事業の募集開始にあたりましては、ま、今、ストックマネジメント計画のお話ございました。

われわれのですね、ダウンサイジングの計画、そういったものも含めまして、えー、1,434億円というですね、そういったところをベースにしまして、募集を開始してございます。

ゆさ委員

そうしましたら、あのう、今のこの資料のその後、あの、ダウンサイジングした後ね、更新投資額がどうかかるか? ということを、委員長、これ、ぜひ提示いただいてですね、しっかりと全体像を、あの、支出を示していただき、えー、????という報告をいただきたいんですが。いかがですか?

田代水道経営課長

これは、あの、えー、令和元年の12月に、あの、ご説明した資料がございますので、それ、改めまして、あの、配布して説明させていただきます。

ゆさ委員

あのう、今日もですね、いろいろ質疑が、ちょっと時間があるということで、こういった資料をいただいているんですが、非常に見にくいというふうに思いますし、全体像がわかりにくい部分がありますので、ぜひ、あのう、県民に対して理解と協力と、そして受水市町村への理解なくして、何度も言いますけど、そして、PFIはプロセスが明確でないと、非常に、この、県民の理解が得られないということがありますので、今後は、更新投資額の全体像も含めて説明をしていただきたいというふうに求めたいと思いますが、いかがですか?

田代水道経営課長

ハイ、あのう、事業計画ですね、えー、えー、ですね、あの、整理してですね、お示ししていければというふうに思います。

ゆさ委員

ハイ、終わります。

9/22建設企業委員会では、気候変動による降雨量増加に対応するための下水道法改正に伴う県の条例改正について審議されました。

2021年9月22日、宮城県議会 建設企業委員会にて、議第181号議案「流域下水道の構造及び終末処理場の維持管理の基準を定める条例の一部を改正する条例」について審議 されました。

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予算外議案について

 

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櫻井公営企業管理者

今回提出しております予算外議案のうち、企業局関係の概要についてご説明申し上げます。

議第181号議案「流域下水道の構造及び終末処理場の維持管理の基準を定める条例の一部を改正する条例」については、下水道法の改正に伴い、規定の整備を行応答するものであります。

以上、企業局関係の概要についてご説明申し上げましたが、詳細については、水道経営課長からご説明申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

田代水道経営課長

水道経営課の予算外議案の概要につきまして、ご説明申し上げます。

お手元の第380回宮城県議会議案書の7ページ、合わせて机上に配布してございます配布資料のほうをお開き願えればと思います。

議第181号議案「流域下水道の構造及び終末処理場の維持管理の基準を定める条例の一部を改正する条例」に関しましては、下水道法の改正に伴いまして、条例において引用します条項に移動があったことから、条例の改正を行うものであります。

 

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改正する本条例は、下水道法において、流域下水道の管理者に求められている施設の 構造基準等を定めるものでございます。

今回の下水道法の改正は、「特定都市河川浸水被害対策法の一部を改正する法律」、 いわゆる流域治水関連法の整備に伴いまして、下水道法に新たに、浸水被害を防ぐべき目標降雨の計画への位置付け等が規定されまして、引用する条項に移動が生じたため、改正するものであり、条例の内容に変更はございません。

流域治水関連法は、気候変動の影響によります降雨量の増加等に対応するため、あらゆる関係者が協働して取り組む「流域治水」の実効性を高める法律で、下水道法の改正の概要につきましては、配布資料の3ページに記載ございますので、ご覧いただければと思います。

 

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なお、法令の施行期日につきましては、「公布の日、又は特定河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律の施行の日のいずれか遅い日」としてございます。説明は、以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

 

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福島委員

ま、今回の、あのう、一部改正条例は、その、引用する法律の、まあ、条ズレに基づいて、まあ、それを直すというようなシンプルな一部改正条例だと思うんですけれども、今ご説明いただきました、あのう、その、下水道法の改正概要、まあ、あのう、えーと、今年の5月ですかね、あのう、流域治水という考え方のもとに関連する法律を、ま、まとめて改正したということですけれども、その流域治水の考え方で、その、今、あの、課長もお話したあらゆる関係者が協働して取り組むということになりまして、 流域ごとに協議会が作られ、いろいろ議論とか、あの、施策の前進というものが、これから進むと思うんですが、そのう、市町村の下水道の計画関係は、都市計画課が、土木部のね、都市計画課が、あのう前の下水道課を引き継いで進めるということだと思うんですけども、えーとー、企業局は、この流域治水の、その、あらゆる関係者が協働して取り組むというような際に、どういう場で、その、参加するようになってくのか?

そのう、都市計画課との、ま、役割分担など、ちょっとお示しいただきたいと思います。

 

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特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律(令和3年法律第31号)について2ページより

https://www-1.kkr.mlit.go.jp/toyooka/topics/pdf/oshirase210528_s2-3.pdf

 

田代水道経営課長

ハイ、えー、あくまでですね、あのう、下水道法に関しますところは、この3ページ目のですね、下水道法の改正概要のところの、あくまで、あの、えー、雨水ですね、豪雨等に対応するところでございます。

 

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企業局といたしましては、汚水のほうの流域下水道事業しか設置してございませんので、そちらのほうについては直接的にはですね、えー、まあ、関係者として位置付けになっているか? というと、なってございません。

ただ、あの、この3ページ目の概要のところの囲みのところにですね、下水道の樋門等の操作のルールの策定を義務付けられております。

ま、われわれ、ですから河川に、あの、処理水を放流してございますので、そこのですね、「放流」とわれわれ呼んでますが、そこの部分にですね、えー、操作ルール等について、きちんと河川管理者と協議を行って、操作ルール、操作規則等を作るというところが、直接的には、ま、関わりがあるというところでございます。

福島委員

と言いますと、その、流域治水という考え方で、そのう、関係者が集まる協議会などで、その、県が、ま、下水の関係という、雨水の関係ということで参加するのは、その、土木部の都市計画課になることが、ま、多いというか、それがスタンダードということで、理解してよろしいですか?

田代水道経営課長

その通りでございます。

 

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守屋委員

あのう、制度の改正の件はよくわかりました。それで、改正の概要のところで、そのう、箱になっている、要は、雨水貯留対策の評価ということが、今度、謳われているということになっている。

ま、これ、自治体で対策する部分もあるんだと思うんですが、貯留浸透機能を、そのう、要するにグリーンインフラ、たとえば公園の下に貯留槽を作るとかという、まあ、降雨量が増えたことによって、河川とか損なわれる部分を、おー、そのところで緩和をするんだというような意味合いなのかなあと捉えているんですが、そういう形なのか? ということと、それから、えー、自治体・民間の雨水貯留浸透施設の整備を支援するということを出してるんだけども、ま、国のほうだと思うんだけど、これ、どのくらいの感覚、感覚というか、あのう、どういうイメージで、国のほうで出してくるのかなあということなんですけど、もし、わかれば。

 

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特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律(令和3年法律第31号)について4ページより

https://www-1.kkr.mlit.go.jp/toyooka/topics/pdf/oshirase210528_s2-3.pdf

 

田代水道経営課長

ハイ、えー、国の法律の概念、ま、ここでは、あの、えー、氾濫をできるだけ防ぐための対策というところで、国のほうに直接関わりのあるところを、あの、例示させていただきました。

ただ、その、おー、ま、えーと、おー、おー、流域治水関連法の概念全体でいきますと、あの、先ほどですね、えー、福島委員のご指摘のあった、えー、計画体制の強化というところで、「流域ごとにですね、協議会を作って、関係する方々の協議会を作って、対策を交わさせていきましょう」というところが1つ目2つ目としまして、あのう、ここに例示してございます氾濫をできるだけ防ぐための対策というところで、ここにですね、雨水貯留対策の強化、と。

それから3つ目といたしまして、被害対象を減少させるための対策ということで、まちづくりであったり、市街であったり、そういったところもですね、えー、しっかりと、あの、「管理者が見ていきましょう」というところ。

それから4つ目、最後になりますが、あー、被害の軽減と復旧というところで、えー、ハザードマップを中小の河川まで作っていったりとか、そういったですね、総合的な対策になってるようでございます。

で、いまご質問がありました、あの、おー、このですね、えー、雨水貯留対策の強化というところにつきましても、グリーンインフラ等ですね、えー、強化の一つにはなってますが、具体的に、まだですね、あの、こういう、あの、なんて言ますか、事業のメニュー等については示されては、まだ、今のところはないようでございます。

守屋委員

わかりました。

 

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ゆさ委員

今までの質疑に関連するかもしれないんですけど、下水道法が改正される場合は、流域治水の気候変動の影響だということもある、と。

そうすると、今まさに進んでいる上工下のコンセッション、いわゆるみやぎ型管理運営方式の位置付けは、これ、どういうふうに位置付けていらっしゃるんでしょうか?

田代水道経営課長

ハイ、あの、えー、ま、この、あの、流域治水関連法につきましては、あくまで、浸水対策ですね、豪雨対策、そういう中での総合的な法律の改正になります。

ま、われわれは、あの、下水道であれば、あくまで、あの、対象としてますのは、汚水ですので、直接的なかかわりがあるか? というと、ないというところがございます。

ただ、われわれ、あの、環境という意味では、当然、一番は下水道ですけれども、環境負荷軽減のですね、そういったところでも、あのう、今も、おー、メタウォーターグループ、評価の中で選定されていますので、間接的には、あー、そういうことになるかと思います。

ゆさ委員

あのう、流域下水、進んでるのは、滋賀県なんですね。これ、前知事が取り組んでおりまして、各下水道、各事業者、施設管理当事者とともに協議会を作って、具体的な方向と方策を立てていき、数値を作りながら進んでいるということで取り組んでいます。

そうすると、いまのお答えですと、下水道については、あの、ま、なんか、運用的に、あまり関係ないような話でいるように感じられるんですけど、今後は、土木部全体としても取り組むということから、もしコンセッションになった場合には、施設管理者そのものが、この流域治水の考え方を、この施設の中においての取り組み講習をする方向も検討されうるということは、可能性あると思います。

よって、今のご答弁ですと、この改正に伴う体制ができていないとういうふうに受け止めるんですが、その辺はいかがですか?

 

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           滋賀県ホームページより

www.pref.shiga.lg.jp


田代水道経営課長

あの、えー、雨水のですね、都市計画事業になります雨水排水での事業という意味では、市町村が今のところメインになって実施してございます。ただ、直接的にというお話をしましたけども、われわれ、あの、流域下水道は、今、汚水事業しかやってございませんので、直接的にはというお話しをしましたけれども、先ほどのですね、守屋委員からのご指摘にあった、たとえば貯留浸透機能等ですね、われわれ、あの、下水だけではなくて、水道も、上水道も、こういう広大な土地、持ってございます。そういったところにですね、もし、あの、事業メニューとして、たとえば一時的な貯留槽等、お話があれば、積極的にですね、検討してまいりたいとは考えてございます。

ゆさ委員

検討するにあたっては、決定権は誰で、どこにあるんですか?

田代水道経営課長

あくまで、あの、ま、あのう、事業主体となりますので、公共事業のメニュー、たとえば国交省所管であれば、国土交通省さんに、われわれの事業計画をお示しして、認可をいただいてという形になるかと思います。

ゆさ委員

それを決めるのは、その管理運営した、その法人ではないんですか? それとも県ですか? そこをお示しください。

田代水道経営課長

実は、あの、この、あくまで治水対策ですので、こういった協議会の中で、有効な対策だというところを認められ、県のほうで意志決定し、こうした事業の内容だとして、国のほうに許可申請を出すというような、そういった手続きになるかと考えます。

ゆさ委員

伺います。管理者に伺います。この、えー、気候変動で、下水道関連さまざまな法令が変わってくる時に、万が一、たとえば、コンセッションになったことを想定しますと、さまざまな法律改正によって、これまでに契約交渉に諮ったんじゃない状況が出てきた場合、その場合は、県としてどういうふうに運用を考えているのか? 

または、予算が必要ですし、しかしながら、管理運営方式になった、たとえば、その経営者が、「それは聞いていません」というふうになると、これは県民の利益にならないという危惧をします。懸念をします。そういったことを想定しながら、どういうふうに考えますか? 想定されることを踏まえつつお答えください。

櫻井公営企業管理者

やはり、あのう、世の中の状況というのは、非常に、あのう、おー、時間とともに変わってまいります。今回の流域治水の概念も、世の中に対応して、「流域全体で治水対策をやっていこう」という、ま、流域治水の概念というのは、前々からあったんですけど、それを法制化したということです。

それを、そのう、コンセッションに照らし合わせた時には、当然、その、世の中の状況に合わせて変わっていけばですね、えー、これが、その、おー、いわゆる、うー、事業の運営権者と密接にかかわる部分、仮りにあったとすれば、当然それは、えー、変更の対象にもなりますし、それは当然、その、今回の場合に照らし合わせれば、その、ま、どういった内容だかわかりませんけど、全体の流域の治水安全に資するという考え方で、これが、あー、ある程度、そのう、われわれの役割として担う必要があって、それが、えー、えー、えー、運営権者がやるべき仕事があったとすると、それは当然、われわれの意思決定の中でやってもらうということになろうかと思いますし、その場合には、当然、議会への説明も必要ですし、県民への説明も必要です。

ま、課長が申しあげたのは、今、われわれは、ただ、汚水のところなので、一義的には、まあ、ないかなと思うんですけど、ただ、どうなってくるかわかりませんので、たとえば、余ってるところの敷地に対して、えー、雨水貯留施設を作ろうと言った時に、ま、これは、基本的には、われわれが直営でやっていくかなあという気はするんですけど、ただ、ま、どういう形になるかわかりません。これは、われわれとしても、しっかりと、あー、対応してまいりたいというふうに思います。

ゆさ委員
いま、あのう、そういった場合については、議会に諮り、県民に説明ということがありました。

よって、これまでの優先交渉権者との契約交渉については、さまざまな、その、弾力的なこと、あるいは、委員会に対応することがあるというふうに受け止めております。

よって、あのう、さまざま、災害適応、あるいは事業運営で、県民の利益、それから説明と合意とをしっかりと対応することを踏まえつつ、対応していただきたいと思います。