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7/14 まったり民主主義を始めようカフェ     「24時間営業にどう向き合うか? 」

2022年7月14日の【まったり民主主義を始めようカフェ】のお題は、「24時間営業に どう向き合うか? 」でした。

「まったり民主主義を始めようカフェ」、民カフェは、結論を急がないで、いろんな人たちとじっくり意見交換をしたり、みんなで新たなアイデアを模索していく場です。

自分とは異なる意見の人を論破したり、批判するのではなく、他の人から学んだり、 ヒントを得たりということを楽しんでいただければと思います。

 

今回の記事の目次

24時間営業の受け手(消費者)になるのか? 提供する側になるのか? で、考える ことや感じることがずいぶん違ってくる

非常時に、大資本経営のチェーン店頼みでいいのか?

所有という概念を変えていかないといけないかも

長時間労働はやめられない?

人口減少社会では、自動化が必須なのに・・・

 

cluster.mu

 

今回の対話内容

 

24時間営業の受け手(消費者)になるのか? 提供する側になるのか? で、考える ことや感じることがずいぶん違ってくる

 

便利すぎて安いのは異常。

田舎のコンビニで24時間営業は必要ないし、ヤンキーの溜まり場になる。

都会でも四つ辻のそれぞれの角に、同じブランドのコンビニが営業している。競合するブランドのコンビニが乱立するならまだわかるが。

近い場所に同じコンビニが乱立しているのは、本部の直轄店がフランチャイズ潰しに 作ったという説も。

コンビニが全部消灯すると、暗くて物騒になるような気がする

夜にスーパーを営業する必要があるのか?

20時に閉まる浅草仲店を見習うべき。

夜にコンビニが開いていると、急におなか減ったとか、急に電球切れたとき助かる。

夜におなかが減る人を救うか、コンビニで激務で疲れている人を救うか、トロッコ問題かも。

 

非常時に、大資本経営のチェーン店頼みでいいのか?

 

東日本大震災の時に、都市部に住む人と過疎地に住む人で、普段からの食料備蓄量が違うことが顕著になった。

都市部では単身世帯も多く、深夜営業の店舗が多数あって、住居が比較的狭いこともあり、普段は食料の備蓄をあまり意識しない人も多かった。過疎地では、買い物が不便なため、そのぶんまとまった量の備蓄をする習慣がある。

近くにいつでも開いているお店があると思うと、自宅でいろいろなものを備蓄しておくというモチベーションがなくなりがち。夜お腹が減る人のために、24時間お店を開けておくというのは、食料を始めとした様々なものを自分で管理するという力を削ぐことにもつながっていく。

大資本経営のチェーン店などに、食料備蓄のリスク管理をすべて任せるのではなく、 家族や近所の人たちとも協力しながら、自分たちの食べるものは、ある程度自分たちで確保するという方向にいったほうがいいと思う。

東日本大震災で物流が止まった時、比較的被害が少なかった人たちが、会社の仲間や 友人たちと手持ちの食料を持ち寄り、一緒に料理して分け合って食べるということが、仙台のあちこちで行われた。

電子マネーとか、便利になればなるほど、災害に弱くなる。

普段から、みんなでシェアするという知恵を育む必要がある。

これからモノが不足するので、共有しないと物事が回らなくなることがありそう。

関東地方の農家の方「ウチは、震災の時は、ちょうど餅をついた後だったので、石油ストーブで餅焼いて、近所の独居の方に配りました。水は発電機があるので、井戸水くみ上げてました」

今は疫病と戦争で世界的に被災状態。

温暖化で穀物が不作になり、輸出をしないと決めた国も出てきている。

 

所有という概念を変えていかないといけないかも

 

単身世帯が多くなり、家族でも別々に食事をするようになると、どういう単位で所有するのか? みんなの同意を得るのがなかなか難しい。

お餅をついたから近所に配るとか、多く作りすぎた料理を友人とシェアするという文化がなくなってしまっている中、どういうまとまりで所有したりシェアするのか?

どういう職業に就いているのかも影響する。

農家などは食料の備蓄があるかもしれないが、頻繫に外に出てPC叩いて帰ったりみたいな人は、コンビニのお弁当で食事を済ませがち。

良くも悪くも、田舎はウザくなるくらい近所付き合いが濃い。

会社の中にはヒエラルキーがあるし、派遣やアルバイトなどの非正規の人もいて、同じ平社員でも成績の良し悪しで扱いが違う縦社会では、分かち合いが難しい。

会社に電気釜と米を常備していれば、食べてから帰ることができるはず。東日本大震災の地元新聞社では、社員食堂にあったお米を炊いて、みんなで乗り切ったとか。

企業は利益を追求するのが目的なので、業績を上げられる人の発言力が大きくなるし、いじめる者といじめられる者も出てくる。

24時間営業をやめるためには、それに依存しなくても良いように個々人が力をつけなくてはいけないし、いろんな形のコミュニティーを復活しなくてはいけない。近所付き合いとか、会社でも困った時は助け合うとか、友人ともマメに付き合うとか。

 

長時間労働はやめられない?

 

普通の会社がみんな夜は7時くらいに仕事が終われば、コンビニも9時ぐらいで終われるかも。終電で帰る就業パターンでは、ヘトヘトになってコンビニに寄って栄養ドリンクを買って帰ることになる。

同じ業種でも、終電時間が違うので、東京よりも京都のほうが早く帰りやすい。

農家さんのように太陽に合わせて働くのが理想。

日本のサマータイムに対して大反発があったのは、労働時間が延びるだけだから。

夜中朦朧として同じミスを連発。なかなか仕事が終わらない沼。

終電時間ひとつ、政府の方針ひとつで、労働時間はたやすくコントロールされる。

古い機械を捨てて、新しいものを導入して効率化、リモート化してしまえばいいのに、日本の会社では稟議書にハンコを押して回るというスタンプラリーをやめられない。 ポケンモンマスター「ハンコ」「インカン」。まずは一つ上の人から倒さないと(笑)

コロナ第一波の時は、企業がみんな足並みそろえて緊急事態宣言に従ったのは驚いた。一定の政府の影響力はある。経団連の政府への影響力も大きいが、どっちが強いかは、その時々の状況によって力関係が変わっていく。

いっそアメリカがやったようにマイナス金利にして、企業が銀行に預金しているお金を設備投資に回すとよいのでは。

日本の企業トップは、新しいシステムの導入をすごくイヤがる。資金があっても、なくても、現状維持したいというのがある。

世代交代がうまくいってないだけかも。若い人なら新しい技術をドンドン導入するけど、物事を決めるのが老人ばかりになると、新しいことをやりたがらなくなる。

勤務時間を短くしたり、営業時間を短くするためには、複雑に絡み合った要因のいろんなことを考えなければならない。

 

人口減少社会では、自動化が必須なのに・・・

 

コンビニがなかった時代にも、うどんの自販機とかラーメンの自販機があった。最近はコパンのパスタ自販機が出ている。生の餃子の自販機もある。

競争するのもいいけど、共助する心も大切にしてほしい。

徐々に数は減っているが、今もうどん・そばの自販機がドライブインにある(とモニターに映す。)

1杯250円。ちゃんとお湯切りまでしてくれる。昔ゲームセンターによくあった。

埼玉とか神奈川に有名なところがある。アメリカンドッグやフライドポテト、ハンバーガーの自販機もある。
そもそもこのような自販機ができたのは、24時間無人でも食料を提供するためだったが、これらの自販機はコンビニとの競争に敗れ、激減。コンビニでは、一本買うともう一本とかというのがあるし。

自販機自体はもう作っていない。こういった自販機のメンテナンス会社もなくなったので、壊れたら修理できなくてオシマイだが、自販機は災害時の補給地点という効果もあった。

配膳ロボットは少しずつ普及してきているが、調理ロボットは実は中国が強い。これから中国は高齢化に向かうので、今のうちにオートメーション化を進めようと必死らしい。日本はオートメーション化を進めるより、「高齢者も働け」となってる。

日本は人口減少でオートメーションをもっともっと進めないといけないのに、その前の段階で、日本の上の人たちは、新しい仕組みを考えるのは、「やりたくな~い!」って感じ。「考えたくないです」みたいな。「このままで誰か奴隷労働してくれ~」とか。

すでにもう忙しすぎて、考えるゆとりがない職場が多い。ちょっと手を止めて、どうしたら効率的にできるのか? を考えたほうが、みんなラクになるのに。

たとえば、沖縄県浦添市では、小中学生の保護者に対する就学援助の申請から通知まで、市役所のなかで20の作業が必要だったのを、2年間かけて韓国のITコンサルタントが2つの作業でできるようにした。(詳細は ↓ の動画をご覧ください。)

youtu.be

ファミマは、3年以内に無人店舗を1000店にするのを目標にしている。

ユニクロの会計は自動化されている。