2019年6月24日(月)仙台市市民活動サポートセンターにて、第2回「みずcaféー湧き水から考えよう!!」が行われました。
前回のみずcaféでは、「見ずに過ごすな」を合言葉に、まずは、湧き水から現場を見るツアーを企画しようということになりました。
今回は、お茶っこしながら、湧き水からイメージすることを自由に語り合いました。
30年位前、鳥海山湧水下流の滝つぼが合成洗剤の泡でブクブクになっていた
海の幸
人や生き物の起点
森は海の恋人
森といえばお山
おいしい水と温泉は良い山があってこそ
日本で唯一阻止に成功したダム建設反対運動 → 水の豊かさに気づく
暮らしや人生のひとコマにおける水
代々住んでいる蔵王の水は世界一だとおばあちゃんが言っていた
看護師をしていた → 水が人の健康に影響すると実感
46種の水を置いている利き水ショップで働いた
山形の湧水を体感してもらうワークショップをしている
→ お風呂にしても、飲んでも違う
いろんなものをつなぐのが水
農業でも、水を奪い合うのではなく、きれいな水を維持するために力を合わせることになる
商品化された水と自然に湧いてくる水
みなで分け合うべき水なのに、水が政商の道具にされてしまう事態
水を大事にしている地域は争いがない 争わないために水をきれいにしていた
→ 上流の人が下流の人を気遣うという昔からの習わし
湧き水は安全か?と中国人に尋ねられるが、山が浄化してくれる水が一番安全というのが地元民の意識
スイスでは水源環境を維持するために観光地にガソリン車を入れない
料理評論家の服部氏「水が悪くなったのでおいしい料理が作れなくなった」
海辺で生まれたが、大学卒業後に帰ったら、海が全部コンクリート護岸になっていた。
当時の気仙沼市予算50億円のうち20億円が、土木予算
ダムができて川の上流がせき止められると、海の養殖が死ぬ
山の幸、日本酒のためにも山の水が重要
気仙沼は山が多いが荒れ果てた 金がなくて山が売られていく
日本全国、山がダムだらけになってしまい、山が崩壊している
そのダムを壊すという流れもあり、土建でエンドレスに儲かる仕組みになっている
3.11後、防潮堤建設とセットでなければライフラインの復旧もしないと迫られた
→ 自然が政治の道具にされてきた
経済優先ー自然に即した暮らし方
公共と民間企業は役割が違う
→ 民間では担えない利益が出ないけれども住民に必要な仕事を担うのが公共
水道民営化ー水源の森の買収ー核廃棄物
身近な小さな地域も社会の大きな流れに巻き込まれる
蔵王でも、経営難の温泉地などで中国人やロシア人が結婚・就職といった暮らしのレベルで地域に入ってきている
水は公共ということをどう未来につなげていくか
東北は古来自然を大切にする文化圏だったが、西日本が金を取るために1200年前からそれを破壊してきた
ルネサンスは気候変動によってもたらされた
日本にはファッショナブルに自然を守れる環境がある
あらえびすー沢山の人が入れるプラットフォームを作っていこうとしている
山や海から生業が成り立たないために人がいなくなっても、国が公的なお金を入れて山や海を守るべき
自分たちでは先祖の山をどうしたらよいかわからない40~50代は、放置するよりは売ったほうが管理する人ができて良いのではと考える
子供たちに見せるために、まず大人たちが水源を見ておいた方が良い
この百年の歴史にこだわらず、数百年、数千年、数万年単位で地域の自然環境はどう変化してきたかを意識する
などなど、話は尽きず、第2回みずcaféも、あっという間にお時間となりました~