宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会 @仙台市戦災復興記念館         県民の質問や意見をちゃんと聞いてもらうために、みんなでどんどん県との対話の場を作ろう!!

2020年9月9日、仙台市戦災復興記念館記念ホールにて、宮城県企業局の主催で「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会が行われました。

 

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事業説明会は午後1時30分から始まりましたが、企業局次長の佐藤さんによる1時間10分にわたるスクリーンを使ったみやぎ型の説明の後、10分の休憩時間を挟んで、県民との質疑応答は14時50分から始まりました。

 

まず、壇上に座った担当者のみなさんのご紹介が行われました。

宮城県企業局職員

前列向かって右側が岩崎さん(企業局技官)、その左側が佐藤さん(企業局次長)、 後列右側が田代さん(水道経営課長)、その左側が大沼さん(水道経営課技術副参事)

 

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

質疑応答の進め方について説明いたします。本日は多数のご参加をいただいており、 また会場を使用できる時間の都合もございますので、初めの質問はお一人一問とさせていただきます。質問が尽きました後、まだ時間がある場合には、改めて2問目をお尋ねいたしますので、一度の何問もお尋ねになることや一人で質問を続けるようなことは お控えください。

ご質問やご意見のある場合には、まず挙手をしていただきます。私のほうで順番にご指名いたしますので。そして係りの者がマイクをお渡しいたします。ご質問やご意見は マイクを用いてはっきりと、必ずマスクは着用しながらご発言くださりますようお願いいたします。そしてご質問の後は、一旦、係りの者にマイクをお返しください。感染防止のため、一回ごとにマイクを消毒させていただきます。

なおご質問されている方、回答者への野次や意見の発出などは、進行の妨げとなりますのでお控えください。それでは、会場からご意見ご質問のある方は挙手のほうをお願いいたします。

Aさん

下水道の排水の水質の確保と検査についておうかがいしたいんですが、先ほどの説明は上水道についての説明だったんですけれども、現状では下水道の排出については、下水道法の基準よりも相当厳しいというふうに管理しています。この状態を維持するのか、維持されていると確認するとすれば、検査項目と検査の頻度を現状と同じにしなければなりませんが、それは続けるのかどうか。

それから、先ほどたとえ話として、連続測定のような新しい方法が導入される場合も あり得るということをおっしゃいましたけれども、BODの測定なんかを5日後に測定している今のやり方に変えてね、紫外線の吸収なんかで見るような連続測定の方法があるということ聞いてますけども、現在の数値と相関するかどうか。数値が低くなると誤差が非常に大きくなりますから。

確認する県の検査っていうのは、従来と同じ方法でやらないと、ホントにデータが連続してるかどうか、気象庁アメダス分離した時に数値が変わっちゃいましたけれども、同じようなことが起こります。

要するに、下水の排出の現状を維持してほしいという立場から検査の対応は維持されるのかどうか、それを確認したいのでお答えいただきたいんですね。いかがでしょうか?  

岩崎さん(企業局技官)

あハイ、下水道法に規定されておりますえー排出水の基準はですね、あのもちろん守りますけれども、県でですね、あのうそれ以上のあの水質を求めている項目がございますね。BOD水質をはじめですね、もっと放流水の水質を県独自で厳しくしておりますので、それはあのう引き続き、えー求めることにしております。

で、えーその法定のその基準のですね、そのあのう確認の方法ですけれども、それあの現在のえーものよりも、あの現在よりも、ま同等にしなければいけないということで、えー求めていきますけれども、えーそのお話にありましたそのまあ機器ですね、機器によるものにつきましては、えーまあBODのその法定の検査方法が、5日後のまあものでございますので、それが直接変わらないと、そっちはもう法定でですね、もう検査方法が決まっておりますので、BODのえー測定方法を、その機械に変えるということはもうできないと思っております。

ただ、その機械を入れることによって、運転管理上ですね、水質の変化等まあ確認できるようになりますので、そういったことであの、あのうまあ水質管理上ですね、えー運転管理上えーまあ、そのう機械を入れることによって、えー、ま高度な水質管理ができることになろうかと思いますけど、それはあのその場合によってですね、あのう、えー提案によって、えー導入されるされないということが決まってくるかと思います。

Aさん

(筆者注:岩崎さんのこの回答に対するAさんの発言は、マイクが係りの人に戻って いたため、私を含め会場の他の参加者には聞き取れませんでした。

回答の内容が良く理解できなければ、質問した人が何度も聞き直しながら理解を深めていくということが想定されていない段取りで、「質問した人だけがわかれば良い」と いうこの配慮のなさには、みやぎ型について広く県民に理解してもらおうという意識があまりないのではと感じてしまいました。

続く他の質問者とのやり取りの中でも、同様のことが繰り返されたため、参加した県民にとっては非常にストレスになったと思います。) 

大沼さん(水道経営課技術副参事) 

えと補足させてください。えーと機械を導入した場合については、当然先ほどおっしゃられたように、えー今までの方法でやった場合と違う数字が出る可能性もあるということです。そういうことになる場合は、しばらくの間は、同時に、測定を両方するということで、えー調整の期間を設けたいと思っております。そういったことで整合性を図っていきたいと思っております。 

Aさん 

検査の回数とか内容は変えないというふうに考えてるんですか? 

大沼さん(水道経営課技術副参事) 

基本的には考え方変えません。 

 

長山さん(水道経営課・質疑応答進行) 

ではよろしいでしょうか、はい。じゃあ次のご質問に移らせていただきます。では、 そちらの方にマイクをお願いいたします。 

Bさん

えーと性能発注の内容になるんですけども、試験項目や方法、頻度は変わりませんということなんですが、今は仕様発注なんです。仕様書があって発注してるんですね。性能発注っちゅうのは業者サイドになるんですよ。もう運営権が売却されるわけですから、民間会社にね。民間会社は自分のやりやすいようにね、人員配置含めて、あるいは材料とかね、自分の裁量で、当然あのそれ売却して、お金出して業者は買い取るわけですね、浄水場の使用権をね。で、彼らは儲けをやるわけです。

それなのに、「今と同じ試験項目、頻度で行います」と、県はね、自慢げに言うわけです、あなた方は。それじゃダメなんですよ。性能発注っちゅうのはね、業者サイドなんですよね。そうすっと、今はね、あの30日に1回とか、90日に1回なんですね、検査は。これは法定の検査です。つまり、30日に1回、あるいは90日に1回。残りの29日とか、89日はね、今は検査されてないわけです。それで今は大丈夫なんです。なんでかって言うと仕様書があるからなんです。仕様書によって事細かにね、あのう基準が決まってるわけですよ。発注者が指定しているわけです、業者に。

ところが今度、これはね、業者サイドにおいて、業者が作った手順書なり計画書で、 あのう浄水場がね、使用されていくわけですよ。それなのにね、それに対して、県が、発注者が、全然ね、あのう新しく検査を、もう行わないということです。今までどおりしか検査を行わないんです、企業にね。ということは、29日間あるいは89日間、あの 野放しなんです。検査しないんだもの。あの確認しようがないでしょ。

これ、あなた方モニタリングでやると言ってますけども、モニタリングでね、51項目 いちいちわかるわけないでしょ。あのトリハロメタンとかポリクロロエチレンとかね、51項目こんなものいちいち、あのモニタリングでね、大学の先生が見たってね、わかるわけないんですよ。それなのにね、なんでこのコンセッションの浄水場から出た水が 安全だと言えるんですか? 証明できるんですか? 51項目がいちいちね、基準値を 満たすということが、モニタリングでね、あの証明できるんですか? できるわけないでしょ。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行))

お客様、今までについて、では、ご回答のほう県からさせていただきますので。

佐藤さん(企業局次長)

あのう私は、えー今までと頻度とか回数とか、まあそういうもの変わらないと申し上げましたが、それは、今と同じ機械設備をそのまま使うのであれば、当然同じようにやってもらいますというふうに申し上げました。

それはどういうことかと言うと、性能発注ではあるんですけれども、えーどういう機器で、どういう検査体制、どういう頻度とかですね、やるかというような計画書を、一番最初の審査の前に出させます。で、その出させたものが、契約書の一部を構成します。ですから、えー「自分たちは機械設備はこのままです。日々検査をしている頻度については、いま県が10回やってるなら自分たちも10回やります」。そういう計画を出させます。

Bさん

県の検査どうするの? 県がやっていいの? 今までどおり。

佐藤さん(企業局次長)

県は、今までどおりやります。

Bさん

それは中間の29日とか89日が野放しになるから。県はなんでそういうことに対してね、

佐藤さん(企業局次長)

そこは、仕様発注、性能発注という話ではなくてですね、えー県は今までどおり従来 どおりやりますと申し上げています。(Bさんは「だからそれが性能発注になるんだから」と続けようとする)彼らが、あのう、もう一度申し上げます。あの会場にいらっしゃるみなさんにもあの聞いていただきたいので。

今までとおんなじ機械設備であれば、県はたとえばいま頻度10回でやってるとすれば、えー民間も同じ機械設備を使うのであれば、10回というものを出してこないと、当然 それは失格になります。

で、我々が申し上げてるのは、たとえば「県よりももっといい方法がありますよ。たとえば、常時監視とか、そういう最新の施設を投入すればこういうやり方もあります。」という時には、それが同等以上と認められる限りにおいて、「それは認められます」と言ってるんです。

ただ、それは、審査の段階で、彼らはどういう体制でやるかの計画書を出さなければいけません。その計画書は先ほど申し上げましたとおり、県と彼らの契約書の一部を構成するものです。ですから、自分たちが出した契約書に違反するような行為をすれば、それはもうただちに違反行為ということで、えー認められない、罰金とか何とかということになっていきます。

えー自分たちが一番最初に、えー自分たちは、えーいま県と同じように、県が使っている機械設備の中で県と同じ以上にするのか、それとも「もっと工夫するとこういうことができますよ」という提案を出して来るのか、それは、民間の方々の自由ですけれども、結果的には同等以上でなければいけないということも事実です。

Bさん

いいですか。あなたいいですか、あなたね、まともに答えてくださいよ。私が言ってるのは、県が従来どおりにやるんでしょ、そのう、頻度で30日に1回とかね、90日に1回は今やってるとおりに、県がこれまでどおりやるわけでしょ。168 項目 51項目ね、そうすると、それは仕様発注の時の頻度でしょって言ってるわけです。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

あの要するに、旦那様あれですよね、性能発注に変わるのに、県の検査頻度を上げなくてよいのかというご意見ということでよろしいでしょうか。

Bさん

上げないで、なおかつそれでね、51項目のやつの性能がね、水質が大丈夫ですよということがね、検査しないで証明できるんですか? ということを聞いてるんです。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

県のほうの体制として、よろしいかという話ですね。

Bさん

県のほうの話してるんですよ。業者の話じゃないですよ。

佐藤さん(企業局次長)

だから、何度も申し上げますけども、県が行う検査とそれから民間側が行っている検査というのが、両方の両輪でもって動いてますね。で、民間側が現在と同等以上確保できるのであれば、県も従来と同じことをするというので、当然両方合わさって同等だということになると私は考えていますけども。

Bさん

だから、県が。あなた、わざと誤魔化してるな。

佐藤さん(企業局次長)

(笑ってかぶりを振りながら)そんなことないです。

Bさん

仕様発注が性能発注になるんだから、業者サイドになるわけですよ。

佐藤さん(企業局次長)

だから、仕様発注と性能発注の意味を、ちょっと取り違えられてると思いますよ。あの仕様発注というのは確かに事細かに県が決めますが、我々が出す性能発注というのは、あくまでも今の仕様発注と同等以上のものが証明できなければ認めないと言ってるわけです。

Bさん

いや、そうじゃない。

佐藤さん(企業局次長)

ですから同じ機械設備を使う以上は、同じ頻度をやらなければ同等とは認めないと言ってるわけです。

Bさん

いや人員配置とかね、作業手順は業者サイドになるわけです。当然でしょう、運営権を買って

佐藤さん(企業局次長)

(Bさんを遮って)ですからそういう体制とか、そういうものを含めたものを計画書としてで出させると言ってます。

Bさん

誤魔化さないで答えてください。売却するでしょ、運営権を。なんで誤魔化すの。運営権を売却すればね、

佐藤さん(企業局次長)

全然誤魔化してないですよ。

Bさん

運営権を売却すれば、

佐藤さん(企業局次長)

いや全く誤魔化してないです、あの、えーとですね、運営権者の実施体制は、

Bさん

ちょっと待って、ちょっと

佐藤さん(企業局次長)

あらかじめ計画書として出させるんです。そこには人員とかですね、

Bさん

いやそういうふうにいうから

佐藤さん(企業局次長)

頻度とかあらゆることが書いてあるその計画書を持って今と同等かどうかをみる。えーですから、あの県側が今と同じことをやっていれば、民間側も今と同等以上なわけですから、当然両者を足した体制というのは、同等以上であるわけです。全く誤魔化すつもりもないです。

Bさん

それは詭弁なんですよ。仕様書がなくなるんだからね。

佐藤さん(企業局次長)

(処置なしという表情で嘆息しながら何度も首を傾げて、後列に座っている田代さんと大沼さんのほうを振り向くと、二人も困ったという感じで首を傾げ、壇上の4人で顔を見合わせる)

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

あのう、一つご意見の部分もあるかと思いますので、ちょっと次の方に

Bさん

いや、答えてないから。仕様書がなくなるのに、あたかも仕様書がね、まだ生きてるかのように話してる。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

(取りなすように)旦那様のほうのご意見ご質問はいま、じゅうぶん会場のほうにも 伝わったと思いますので。

岩崎さん(企業局技官)

えと、あのですね、ちょっと補足させていただきますと、性能発注はですね、みやぎ型がこう日本で初めて行うわけではなくて、すでにもうあの、日本でですね、そういう包括委託などでですね、実績がございます。ということでですね、あのう検査頻度が空いてるからその間がその素通りするんではないかというようなことはですね、このみやぎ型に限った話ではなくて、日本全国の話ではあるということでございます。でですね、その水道水はですね、もともと、あのう比較的きれいな水をですね、浄水場で非常にきれいな飲める水にするということでございまして、まあ沈殿、ろ過、消毒という工程でまあしてるわけですけども、なんか工業製品とかですね、なんか、たとえばビールとかワインとかそういったもののように、製造工程でミスがあった時に不良品ができると いうようなものではなくてですね、そういう複雑なものではなくて、普通の工程でまああの

Bさん

回答よろしいですから。今あのあなた性能発注は他でもやってると言いますけれども、宮城県土木部発注の性能発注工事というのがあるわけでしょ。それから国の発注も性能発注工事もあるんですよ、もちろんね。その場合は必ずね、性能をあらかじめ決めて、工事終わった時に性能のチェックするんですよ。そうしなければね、性能発注工事が 終わんないわけ。性能が認められたかどうか確認しなければ。そんなので、今回はね、仕様発注だけれども検査しないで、性能発注になってからもね、全然検査増やさないとなれば、あの性能発注業務のね、検査もされてないということなんです。

岩崎さん(企業局技官)

いえあの水道の場合は、水道のその法定基準を満たしてるかどうかというのが、その まずはそのチェックになろうかと思います。

Bさん

それは仕様発注の時の頻度でしょ。

佐藤さん(企業局次長)

(マイクを取るが、壇上の4人でしばらく相談して)まああのご意見は承りましたけども、あのう回答は繰り返しになりますので、えーとー省略させていただきます。

 

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

ではですね、またご意見ご質問、また別の方でですね、挙手いただけますでしょうか。では前の方に。

Cさん

えーCと申します。えー私が、あの最大の関心事、心配事は、みやぎ型で公共性原則が保たれるのかということです。

えーこの不安についてですね、今日の説明も聞きましたが、なぜみやぎ型が必要なのかということについて、スケールメリットやコスト削減のみで必要性が謳われている。 ただバリュー・フォー・マネーのガイドラインを見れば、VFMっていうのは効率性の議論であって、必要性の議論ではないんだ、と。

公共事業だからこそ、なぜみやぎ型でなければならないのか? コンセッション方式を柱としたみやぎ型をなぜ必要なのか? えー前のシンポジウムなんかでも、えー紹介いただきましたが、 水みらい広島のような方式でなぜダメなのか? なぜみやぎ型でなければ公共性が維持できないのか、この点について 全く説明がされていないというふうに思います。

で、この点に関して質問一つということだったので、あのう、この間もずっと申し上げてきましたが、 説明資料が、直してくれ、補強してくれということを再三申し上げてきましたが、おんなじ説明資料、不十分な説明資料しかありません。

具体的に言えば、たとえば今日5の3って示されましたが、

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      「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会資料より

この資料で言えば、現在のデメリット、みやぎ型はメリットのみを記載して、さぞかしみやぎ型がいいような説明をしてるんですが、今日の説明でも実際ありましたが、4~5年だとあのう思い切った投資ができないので20年のほうがいいんだというふうにメリットを主張されていましたが、逆に言えば、競走原則は4~5年のほうが良くて、20年にすれば競走原則はなくなる。そういうメリット、デメリットが両者にあるわけですから、きちっとしっかり県民に示したうえで、本当にみやぎ型が公共性原則があるんだということを実感できるように、あるいは検証できるように解明していただきたい。

あと、今日も説明資料でありましたが、6の1っていう事業費の削減について説明ありました。

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      「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会資料より

県の説明もありましたが、VFMは不確実な前提の上に組み立てられた合理的期待値であり、補助値や絶対値ではあり得ないというふうに言われています。県も今日そういう説明をしましたが、しかしこの6の1の具体的根拠を示す資料が今日は添付されていませんが、今までケース1、ケース2、あるいは10%、20%の数字を組み合わせて、えーこの247億円の事業費削減というふうなのが示されています。まったく、合理的期待値っていうふうには思えません。

今日も、「いや、そうは言っても、事業者には1,653億円ですか、これを下回る額で提示していただくので、必ずなります。」というふうな説明だったんですが、これが合理的でなければ、逆に民間事業者に負担が行くわけですから、そのしわ寄せがどこに行くのか、それは安全対策にしわ寄せが行くのではないかということも含めて、いろんな疑問がありますので、この資料についてもきちんと改めていただきたいというふうに思います。

で、もう一つ最後ですが、えーみやぎ型方式と現行方式の比較について今日もありましたが、現行方式にVFMを試算する場合は、現行方式についてもしっかり試算をすすめていかなければならないと思います。しかしながら、完全に一本化をする、広域化した場合の試算で、20年間で4億円削減しかなりませんというふうな説明なんですが、そうじゃないだろうと。たとえば今日も工業用水の説明がありましたが、工業用水の将来見通しさえ、水量見通しさえ、県は立てられていないんではないですか? で、全国的に見れば、あのー水を再利用したり、えーする事業所も多くなっていますので、それは致し方ないというふうに思いますけれども、ただしこの間、水が売れなくなった場合は、県がやってもみやぎ型でやってもおんなじなんですよと、そういう乱暴な説明を、この間、受けてまいりました。

極端ではありますが、たとえば事業者に補助金を出して水の再利用を促すようなことをしていただいたり、一部は有り余っている上水道を流用できるようにするなどして、工業用水道事業をやめる、そういう選択肢も、あらゆる可能性を含めて現行方式の試算をしてもらいたい。そうでないと、VFMとの比較が全くできない。これはホントにあのう合理的期待値っていうよりは、県の願望でしかないというふうに思いますので、一つだけ、資料をきちっと精査して県民に説明をしていただきたいという要望でした(拍手がある)。

佐藤さん(企業局次長)

えーとですね、まああのうご要望ということなんですが、ちょっといくつかはですね、あのう少しだけあの説明させていただきます。一番最初にですね、PFIガイドラインの中で、えーVFMというのは効率性の議論であって必要性の議論ではないといことが書かれているとおっしゃいましたけれど、それはそのとおりなんです。

あれはどういうことかというとですね、たとえば新しい橋をPFI事業で立てる、とかですね、新しい何か建物をPFI事業で立てるとかいう時に、役所が立てるとたとえば10億でこの建物が立つ、民間だと9億で立つ。1億円安いんだから民間のPFIをやるべきだっていうのは、それは効率性の議論。その前の問いに、そもそも公共事業としてやる必要があるんですかというのが、必要性の議論なわけですよね。

で、私たちは、水道事業、工業用水事業、下水道事業ともに、これまでも30年間以上、公共でやってきました。当然必要性の議論はクリアしたうえで、えー次の効率性の議論に入っているというふうに考えています。

えーそれからですね、えーとー1,653億ですね、これはそうなんじゃないか、それがいい加減だと民間に負担が行くんじゃないかと、ですから我々が申し上げてるとおり、えーとここは合理的な期待です。

で、ただそうは言ってもですね、これは水道事業の場合に限らずですね、PFI事業ってのはすべてそうです。えーと役所がやった場合はたとえば100億でこの建物が立つ。立った上に10年間で運営経費にさらに100億かかる。民間がやったらどれぐらいになるんだろう? これはマーケットサウンディングをやって、様々な人からヒアリングをして、で、さらに先ほど言ったまあ宮城県の場合は日本総研を使いましたが、コンサルティング業者なんかにも入ってもらって、妥当な数字を探っていくというようなことです。

ですから、もし民間側でですね、これはあまりにも低すぎてこれ1,653億ではできませんというお話であれば、当然、応募者はいなかったと思います。で、いま現に3グループ応募が来ているというのは、あながち外れている数字ではないのではないかというふうに私どもは考えています。

それから、工業用水の需給の見通しについてですけども、これはあのおっしゃられるとおりです。工業用水というのは、工場が来れば増えるし、工場が撤退すれば減ってしまいます。ですから需給の見通しというのは、あの事実上あの立てることができません。で、我々は工業用水についても、あのうシミュレーションをしておりますけれども、 それは基本的には今の水量がそのまま継続するという前提のもとで推計をしています。

あの後ほどですね、えーとー足りない資料の精査が必要だという意見についてはですね、後ほどですね、えーとーあの事務局のほうとちょっとあのう擦り合わせをさせてください。

Cさん

いや県民にきちんと、おんなじ資料じゃなきゃきちんとやれてるかという

田代さん(水道経営課長

(Cさんを遮って)現行体制のですね20年間のシミュレーションにつきましては、昨年の12月ですかね、試算したものを公表してございます。いま現在も我々のホームページで公表してございますので、ご覧いただいて、もし不明な点があればですね、またこういったところ詳細にもっと知りたいっていうんであれば、さらにですね、あのなんていうんでしょう、よりわかりやすい資料にしたいと思いますので、問うていただければと思います(とCさんが話すのを拒むように言い切る)。

Cさん

(語気を強めて)いやそれはみやぎ型管理運営方式ありきで作った資料だと思いますよ。それは何回も申し上げてるじゃないですか。改善改良してきちんとやって、比較できるようにしてほしいって言ってるんですよ。

佐藤さん(企業局次長)

わかりました。後ほど事務局にですね、どういう資料が欲しいか、作って欲しいかっていうのは、擦り合わせさせてください。

 

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

ご意見のほうは承りましたので、次の方に移らせていただこうと思います。 じゃ、奥の方にマイク送ってよろしいですか。

Dさん

手短にあの意見言います。えーとあの、冒頭のあいさつの中で県の方が、「この間の一部の誤った報道により、宮城県が言うところのみやぎ型管理運営方式というのは民営化ではないと、ということで話があったと思いますが、 昨年来のこの水道事業の説明会を聞いててもですね、必ずしも丁寧とは言えない県の説明がある中で、私たち一般の人間が知る機会というのは、テレビや新聞の報道なんですよ。それに対して、県として誤った報道というふうに規定した以上、これマスコミ各社に対して抗議なり訂正の申し入れとかってしてるんですか? それだけお聞きします。

岩崎さん(企業局技官)

あハイそれはしております。ただですね、あのう、えー運営化というところに対してですね、あのうそういう抗議をさせていただいております。

佐藤さん(企業局次長)

実際にはですね、記者さんたちを集めまして、詳細に説明会を開いたりとかですね、 そういうようなこともしておりまして、その際にちょっとニュアンスが違いますよとかご説明もさせていただいているというのが実態です。

(会場から「報道の自由」「民営化じゃないか」「そうだ」「そういうこと言うべきじゃない」「威圧するだけじゃない」「安倍政治と同じじゃないの」「自由な報道に対する威圧だよ」といった声が上がる。)

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

ハイ、不規則な発言のほうは。申し訳ありません、次のご質問に移らせていただきます。あ、では、中央の方にご発言いただきます。

 

Eさん

まずあの冒頭でですね、佐藤次長が、「県民の不安の声という言葉を使われました。私たちは科学的に反論している。不安と、それから不完全と、非科学と、全然違う言葉ですね。不安というのは雰囲気だけの議論です。それを不安という活字に置き換えようとする意図はいったい何なのか。それをまずお答えください。

そしてもう一つ、管路は、冒頭におっしゃいましたね、「管路は大変その出費がかさむ、これから。だから、業者に移すときには、管路を外させていただきました。業者のほうからの要望です」。つまり、儲かる部分は業者に出す、そうじゃない部分は県に残しておくというストーリーです。それはあなたが自分の口でおっしゃいました。これについての説明をしてください。

それから3つ目、いま業者はですね、この敷地内にえー太陽光の発電所をいっぱい作ろうとしています。そこで得られた収益は、全部会社が丸取りできるという契約になっています。もしこのままで、発電所設備を置きっぱなしにして、これ高々17年しか使えません。20年後にどうするのか。今まで設備したものは、どのようにして処理して返すのか、原状に復するのか、この点についてもはっきりとした回答をいただきたい。以上です。

佐藤さん(企業局次長)

まず、最初の不安という言葉についてですが、これはあの私のほうに実際にお手紙であったり、我々のホームページにですね、投書であったりというものが来ますけれども、そこで一番多いのは、「私たちは不安を持っています。たとえばこうです、こうです」というような声が沢山寄せられ、まあ沢山と言いますか相当な数、寄せられています。で、ほとんどの方々が「不安を持っています」「不安を抱いています」というようなあのう言い方をされるので、まあ我々もそれを受けて不安というような、あの不安にお答えしてというふうに使いましたけれども、まそれほどその、おっしゃられたような様々な他意はございません。

Eさん

他意がないなら、ここで修正してください。不安という活字にしてあるでしょ。変えてください。

佐藤さん(企業局次長)

実際に県に寄せられているお手紙やご意見で「私は不安を持っています」「私たちは不安を持っています」というので

Eさん

私は不安じゃなくて反論をしています。

佐藤さん(企業局次長)

お客様が不安ではないというのはわかりました。

Eさん

だから不安という活字は間違いです。

佐藤さん(企業局次長)

あのお客様のご意見はわかりました。えーとそれから管路

Eさん

訂正してください。

佐藤さん(企業局次長)

申し訳ありませんが、お客様のご意見はわかりましたが、この場で訂正する気はございません。

それから管路についてですが、わたし今日、管路は儲かるからなどというようなことは申し上げたことは一度も

Eさん

一番出費がかかるのだと、明快に答えました。

佐藤さん(企業局次長)

私が申し上げたのは、管路の更新時期がえーこれからやってくると、それには非常に多額の経費がかかるというふうに申し上げました。 それは間違いございません。で、えーなぜ管路を外したかというのは、去年、一昨年からずうっと話題になってますけれども、まず一つはですね、管路というのは、あの地中にあるもので見えません。で、えーたとえば災害の時とかにですね、えーそのこれまでのそのそういう土木工事とかですね、そういうものの経験がないと。民間事業者とそれから県がやるのがどちらが早いかというとような、そういうような比較もありました。

で、実際にですね、東日本大震災の時に、えー上水道で、えーあの南部山の浄水場、先ほど一番大きいとやりましたが、あれは丸一日で復旧しました。けれども、管路が復旧できませんでした。管路というのは地中ですので、えまあ外、出てるところもありますけれども、そういう意味で、ここは県が担ったほうが安全安心ではないかというような判断で管路は外されたというような経緯があります。

Eさん

業者のほうから言われたので外したと、さっきおっしゃいました。

佐藤さん(企業局次長)

今日はそういうこと申し上げておりません。もしよろしければ後ほどですね、録音なり議事録なりですね、えー確認していただければわかりますが

Eさん

(畳みかけるように)業者に要請されたのでそれは外しましたとおっしゃいました。

佐藤さん(企業局次長)

すいませんが今日は私はそういうことは一言も申しておりません。それからですね、 最後に太陽光発電のパネルの話ですけれども、仮に場内にそういうものが設置されたとしてもですね、基本的に、20年後には原状回復義務がありますので、元の状態に戻して返してもらうっていうのが基本です。

Eさん

その撤去費用は誰が出すことになりますか?

佐藤さん(企業局次長)

当然彼ら、当然民間側が出します。

Eさん

その費用は最終的には、えーとー水道料金で払う形になるんじゃないですか?

佐藤さん(企業局次長)

何度も申し上げましてるとおり、一番最初に20年間で彼らが収受できる額というのは、え一1,650億ですか、というふうに決められていると申し上げました。後からそういうものを、そういう撤去費用などというものを追加するということはできません。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

では回答よろしいでしょうか。まだご質問あるようですので、次に回らせていただきます。お待たせいたしました。 

 

Fさん

ふるさと黒川の生命と水を守る会のFと言います。全体像についてまずお伺いします。

あのう今回の水道の民営化、宮城県方式、これはですね、公共財としての命の水を守るという観点が全くありません。私たちの水は、ホントに、毎日毎日蛇口をひねって安心して水が飲める、そういった水の管理でなければなりません。それを公共財から民間に責任を委託してしまう。先ほどの説明では、県の責任もご説明ありましたけれども、 それでは、地方自治法に反するのではないでしょうか。

公共財としての水の管理は、全体を一貫して、接ぎ木ではなく、トータルとして水を管理する、つまりですね、水源から、水の涵養も含めて、田畑、里山、そして川から海へ、仙台湾三陸の海を守るという県の姿勢が一貫してなければ、水の管理はできないんではないでしょうか。私たちはそのことを非常に不安に思って、今日出席をしているわけです。

50ページの質問の中に、5点説明がありましたけれども、

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      「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会資料より

企業の情報公開の問題とか、それから職員の技術の伝承の問題、さらには災害時の対応についてどうするのか、こういった不安にも、数々答えていただいておりません。

もっと時間を取って、回数も頻繁に、こうした説明会を重ねながら事業するのが、本来の公共の事業ではないでしょうか。こうした全体の姿勢が欠如している限り、私たちは何度でも住民の説明会を要求してまいりたいと思います。ぜひ答えてください(拍手が起こる)。

佐藤さん(企業局次長)

まずあの、地方自治法違反ではないのかというお尋ねありましたけれども、ま違反ではございません。

それからえーとー2つ目にあったそのうたとえば水源林の涵養ですとかね、そういう 水循環の問題というのは私もそれはお客様のご指摘のとおりとても重要な視点だと思います。あのえー水循環の全体の中で、その在り方を考えていくというのは、まさしくお客様ご指摘のとおりなんじゃないかなというふうに思ってます。

ただ、それが、えーそのたとえば水道であれば水道の浄水場の部門のそこを民間が担うから水循環ができなくなるとかですね、今の水循環よりも劣るとか、そういうことではないんじゃないかなというふうに思います。ただ、お客様がおっしゃられている視点というのは、私もとても共感をいたします。

それから、えーとー民間に委ねると、先ほど来、私申し上げてるのは、 宮城県浄水場下水処理場も既に30年来ですね、実際に運転管理をして水処理をしているのは、

Fさん

トータルを20年間というんですよ。20年間管理できますか?

佐藤さん(企業局次長)

もう一度言います。既に30年間、水処理をしているのは、あの現実に現場で、水処理をしているのは民間会社のみなさんです。仙南仙塩広域水道は、オープン以来一度も、 その浄水場の水処理について県職員が従事しているということはありません。最初から民間事業者が、そこは水処理を行ってきています。で、そういう中において、民間に委ねると何か問題が起こるというようなことは必ずしも当たらないんじゃないかなというふうに思っています。

Fさん

それからですね、情報の問題、職員の技術の伝承の問題、それから災害時の問題について、あのここでは、語れなかったでしょって言ってるんです。

佐藤さん(企業局次長)

あ、そうですね、はい。あのえーと今日はあのうどっちかっていうと、いつもよりも違うようなあの話もあったので、えーと―昨年度までしていたその災害時の対応とかですね、そういうところはまあ時間の関係もあって抜いてきましたけれども、たぶんお客様ご存知だと思うんですけれども、災害時の対応についても、えーと従来と基本的には変わらないということは申し上げて、これまでは申し上げてきました。今日は私はそこは申し上げてませんでしたけど。

Fさん

そこが大事なんですよ。自治の問題じゃないですか。

佐藤さん(企業局次長)

ま、すいません、なかなか聞き取りにくいところもあって申し訳ないんですけれども、いずれにしてもですね、えーと災害時の在り方をどうするかとかですね、そういう危機管理体制なども含めて、詳細に検討して現状よりも劣ることのないような体制を組んでいます。で、先ほども申し上げましたが、東日本大震災の時もですね、えー宮城県は、実際の水処理工程には従事していない、宮城県の職員は従事してないと申し上げましたが、そこの復旧、それから管路の復旧などについても、浄水場施設設備の復旧についても、県と民間が協力してですね、実際にちゃんと復旧をしています。で、そこについては今後みやぎ型が導入されようが、今のままだろうからそこは変わらないということで考えています。

 

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

みなさま、すいません。あのご質問ご意見尽きることはないようなのですが、あの会場のですね、使用できる制限がございまして、次のですね一問で最後のご質問とさせて、(会場から「はい、あっち上がってる、あっち先」の声)

むこうからですね(「時間延長してやったらいい二人」の声が会場から上がる)、ちょっとよろしいですか(と壇上の方々に許可を求めて)、じゃお二人いきます。まずは奥の方。

(再び会場から「時間延長してやって。まだ質問あるんだから」の声)申し訳ありません、会場の(「駄目だよそんなの、人が集まってるんだから」の声)時間が、片付けなければいけないので。

(「もっと聞いたら」「長い説明よりも、ちゃんとした質問ができる会場にしなさい!」「いつも決まった説明繰り返すんじゃなくて、もっと質問の時間取って」「何なんだよいったい、おかしいだろ。ケチケチすんなよ、最初からそういう設定したらいいだろ」など不満の声が次々と上がる)会場のいろいろな都合がございまして、申し訳ございません。

Gさん

ハイ長山さん、ご苦労さんです。えーと伊達・水の会のGと言います。今日の説明会を伺ってて非常に残念だったのは、県庁職員に対する説明会なら、まこの内容で良かったかもしれませんが、県民に対する説明会としては、非常に物足りなさを感じました。

なぜかと言うと、内容の奥に隠れてる部分が、すべてブラックボックスなんです。で、非常にうがった見方をしますと、今回の看板に書いていますけど、みやぎ型管理運営方式は、企業局の何かをネグレクトするためにこの事業を拙速に進めているのではないかという危惧を持ちました。これ私の意見です。

で、質問を一点させていただきます。このみやぎ型管理運営方式を、インターネットなり資料によってずっと見てまいりましたが、どうも理解できないのが、ぜひ今日の私の質問に対するお答えをホームページに公開してほしいと思いますが、みやぎ型という 言葉の定義を明確に教えてほしいんです。みやぎ型ってのは何なのか。

で、もう一つ、その前提にあるのはPFI法、平成23年6月国会で通過したPFI法改正案で、コンセッション方式が、公共施設等の運営権が設定されましたけれども、宮城県で今 進めていることは、資料を見ますと、コンセッション方式というふうに言ってますが、私の知る知識ではコンセッション方式ではない。あくまでも、宮城県独自の契約方式を導入しようとしているというふうに理解を私自身はしています。

それで、えー再公営化の資料が、海外の資料がいろいろ列挙されていますけれども、Aの4の資料の内閣府の資料間違っておりますけれども、

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      「みやぎ型管理運営方式」に関する事業説明会資料より

えー先進国ではフランスのコンセッションを前提にしているように思いますが、フランスのコンセッションの何を前提にしているのか、またはコンセッションの、ま今回サービスコンセッションだと思いますけども、どういう意味でコンセッションという言葉を使っているのかをお答えいただきたい。以上です。

岩崎さん(企業局技官)

みやぎ型の定義ということでございますけれども、定義というのを特にまあ定めているわけではありませんけれども、この事業、あの先ほど来、申しておりますけれども、上水、工水、下水、3水道事業を一体化して、えー民間にえー委ねるというものでございまして、えーそのまあ、あのう上工下水というのをあのう一体化して、えーやるというのはこの宮城県が初めての試みで

Gさん

退屈ですから、もう終わりますが、3事業を一体化イコールみやぎ型というふうに理解していいんですか?

岩崎さん(企業局技官)

は? いや、まあそれでも、ちょっと足りないところありますけれども、

Gさん

いやいやちゃんと説明してください。みやぎ型って何ですか?

岩崎さん(企業局技官)

えーまさにこの先ほどご説明したあの事業内容が、そのみやぎ型と(会場から失笑が起こる)

Gさん

それじゃあ全然わかんない。箇条書きにホームページに載せて。

佐藤さん(企業局次長)

あのうですね、よそにないので、みやぎ型と我々呼んでますが、あのじゃあちょっと歴史的に説明しますと

Gさん

いや歴史はいいんです。結論だけ言って。

佐藤さん(企業局次長)

(Gさんの言葉を無視して)コンセッションというのは、そもそもコンセッションの運営権の設定ですね、コンセッション事業というのは、水道法の改正以前から、日本では別に認められていました。で、それは飛行場であったりとかですね、あのう道路であったりとか、

Gさん

いや、そういうことを聞いてるんじゃない。コンセッションを

佐藤さん(企業局次長)

(Gさんの声を押し止めるように)それに運営権を設定するとか認められていました。ただ、ただですね、我々が今やろうとしているように、水道事業のその最終的な責任者は、水道事業者である宮城県だと言いましたよね。で、そういう宮城県が水道事業者として残りながら、その一部分について運営権を設定するということは、PFI法の改正前は認められておりせんでした。で、それが、私は、みやぎ型のその一番の本質、他と違うところというのはそこだと思っています。宮城県が水道の最終責任を負いながら、その水道事業の一部分を切り出して、運営権を設定するというようなやり方です。

Gさん

ちょっと質問をします。えー昨年3月22日に佐藤謙一次長が、第3回厚生労働省の水道課の検討会に出た時に、石井先生からみやぎ型というのは世界のモデルになるという最後の発言がありましたね。それとの関係ってどういうの? どういう意味で言ったと思いますか、石井さん。

佐藤さん(企業局次長)

あのう私の理解は、まずこの水道を民間に丸投げするのではなく、県が水道事業者として責任を持ちながら、より効率的な運営をするための

Gさん

手上げて世界で丸投げしてるとこはないですよ。

佐藤さん(企業局次長)

や、もちろん様々なやり方があるってのは承知しております

Gさん

世界で初めてのみやぎ型っていうのは

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

お客様、マスクのほうを着用してください。

Gさん

ああ、すいません。

佐藤さん(企業局次長)

ま、石井先生がどういう意味でおっしゃったかというのは、私がここで解説するのも おかしいんであれですけれども、我々が考えてるのは特に、PFI法の改正までしていただいて、その我々が水道には最終責任を負いながら、その一部について運営権を設定して効率的にすることによって、えー水道事業の持続化を図っていこうというようなことです。で、それをさらに3事業一体にして、スケールメリットを生かすというようなところも特徴と言えば特徴だと思います。

で、一番最初にお客様申し上げられたその企業局の問題点をね、ネグレクトするためなどということは全くありません。それははっきり反論させていただきます。そのような事実は一切ございません。

それから、これはコンセッションと呼べないのではないかという話ありましたけども、そのさっき申し上げましたとおり、コンセッションというのはその施設、ある事業の施設全体に運営権を設定するというのがもともとのコンセッションですが、えー水道法を改正していただいて、水道事業の場合は一部分を切り出して、そこに運営権を設定するということができるように改正をしていただきましたので、当然これはあのう国も認めていただいてるコンセッション事業でございます。

Gさん

じゃあちょっと大事な論点だけ。えー厚生労働省から意見があったかどうかは3月22日の委員会の質問の中で、ダウンサイジングした時には運営権が一度切れる、新しい施設には、改築の工事については、運営権を設定し直さなきゃいけない。そのことについて佐藤次長は質問されてましたけど、厚生労働省はどういう見解だったんですか?

佐藤さん(企業局次長)

えーとですね、改築工事については、コンセッションは当然継続されます。あの私が 厚生労働省に伺いたかったのは、たぶん私の質問を聞いてるんだと思いますが、伺いたかったのは、えーいま様々なその浄水施設とかポンプ場とかいろいろありますが、それらに運営権が設定されることになるけれども、それらがいらなくなって一部を廃止をした時にですね、実はその運営権がどの施設に付いてるかっていうのは、内閣府のほうに登記簿みたいなものがあるんですよ。それに全部載ってるんですね。

だけど、それは基本的には修正はできないということになっているですよ。ですから、もしその何々広域水道事業のその施設設備一式ではなくて、細かいポンプ場とかそういうものまで登記簿に載せられると、ダウンサイジングしてそれがなくなった時に、修正ができないっていうようなそういう矛盾が生じますが、それについてはいかがでしょうかというふうなご質問をしました。

Gさん

それで回答はどうだった?

佐藤さん(企業局次長)

「それについては、そうならないような登記簿への掲載方法を検討します」という話でした。

Gさん

検討するっていうのは議事録でわかってますが、答えは? その答えは出したの?

佐藤さん(企業局次長)

答えは「そこは支障にならないようにする」という回答でした。

Gさん

ガイドラインにはまだオープンにされてませんよ。

田代さん(水道経営課長)

そこにつきましては、いま水道事業の施設の総体というような形でですね、あのう登記簿のほうに記載しようということで、あの内閣府さんと厚生労働省さんのほうで調整しているところでございます。

Gさん

調整しているってことは結論出てないのに、いま結論の説明会やってるわけですか?

佐藤さん(企業局次長)

あのすごい私の質問っていうのは、そのテクニカルな話でして、えーとーコンセッション事業やる際は、内閣府の登記簿にその施設名を入れることになっているけども、そこの入れ方というのはどういう入れ方になるんですかというような。で、もしも細かい名称まで入れてしまうと、いろいろその差し障りが出るので、そうならないようにお願いしたいということを申し上げたので

Gさん

専門的な質問をして申し訳ないですが、運営権が新たに設定されてないものに改築工事として260億の予算を計上してるわけでしょ。流域下水道の265億。あの事業のほとんどは、運営権が今日現在設定されてないものでしょ。

佐藤さん(企業局次長)

や、最初に申し上げましたとおり、いま現在あるものを改築する場合には、そこには運営権は当然

Gさん

だったら改築だったら、コンセッションの中に、事業費の中に1,600億の中に内包するのが常識でしょ。なぜ別枠で260億も出すんですか?

岩崎さん(企業局技官)

あのですね、下水道の改築が外数になっているのは、国庫補助が入るからでありまして

Gさん

それは関係ないでしょ。

岩崎さん(企業局技官)

それは別途清算にするという趣旨でございます。

Gさん

別途清算なら契約も別途でしょ。

佐藤さん(企業局次長)

や、あのうですね、えー下水道事業の場合は、財源として国の補助金がもらえるんですね。で、コンセッションにするからと言って、国の補助金を断って、えー全部民間の方々にそれをやらせるということになったらそれは料金に跳ね返るということになりかねないので、国の補助金がもらえるものは、当然今までどおりもらうってというようなことで、あのう組み立ているだけでして、決して何もそこが、そこを外してですね、何か隠そうとか何とかそういう意図は何もありません。

Gさん

すいません、うがった見方をするわけじゃありませんが、総額の1,600億円以外に260億設定するということは、民間にとってうまい話だっていうことを言いたかっただけです。

佐藤さん(企業局次長)

あの民間にとっても何もうまいところありません。あの国庫補助でもうもらってきて、それでもって作ってもらって、それはその仕上がりで清算をします。ですからそこに、民間の方々が儲かる要素というのはないです。

Gさん

私はゼネコンのOBですけど、260億は県庁1棟、3棟、建てるぐらいの金額ですよ。

岩崎さん(企業局技官)

えーと、あとですね、この1,653億円の運営権者分の中には、その下水道の改築分も含まれております。

Gさん

あ260億も入ってるの?

岩崎さん(企業局技官)

この中に下水道のぶんも含まれております。それでその今の競争条件の中で切り出しているというそれだけです。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

大変申し訳ございません。あの結構細かいご質問になっていましたので、もしご質問ありましたらまた、お問い合わせ、個別にいただきまして回答させていただきますので。時間もありますので、ちょっと最後の方のほうにですね回させていただきます。申し訳ございません。

 

Hさん

あの、えーとー、今の質問者の方もこだわっておられましたけど、なぜこのみやぎ型に対して、こんだけ県民から、繰り返し執拗に、疑問の声、批判の声が出るのかという ことを、もう1回ちゃんと考えたほうがいいと思います。それはね、そもそも、なんでこんなみやぎ型を導入しようとしているのかという動機の部分、目的、必要性、これに納得がいかないからなんですよ、さっき申し上げましたけど。

そのまあ、つまるところ、えー事業経費の削減、コスト削減ですね。ところがこの説明が、後付けこじつけにしか聞こえないんですよ。ここのところあなた方自覚して、説明の仕方、もうちょっと考えたほうがいいと思います。県民はそう思ってるんだよっていうことを自覚してください。

それとね、もう一つ、なぜ県民からこれだけ批判の声が止まないのかという大きな理由は、情報公開が県民に対してしっかりなされていないからです。これ、我々そもそも、このみやぎ型導入ってこと聞いたときに、その運営権者が、えー水道事業を買い取ったね民間企業が、本当に私たちの命の水、水道に関する水質や経営やその他、重要な必要な情報を、私たち県民にしっかり公開するのかどうか非常に不安に思いました。その不安は全く解消していません。その疑問は解消していません。

それどころか、その運営権者が決まる前のその選定プロセス、募集から競争的対話ですか? このプロセスにおいても、きわめて情報が秘匿されている。これ本当に、県民にとっては疑問です。そもそも、3つの企業グループが応募したということですけど、この名前が我々にはわからないんですね。決まるまでわからないんでしょ? 公表されるまで。来年の議会までわからないんですか? いつまでわからないんですか? これすっごく県民にとっては気持ち悪いですよ。私たちの命の水を買い取ろうとしてる企業がわからないんですよ。なんでこんなことが起こっているのか非常に疑問です。

えーしっかり県民に対する情報公開を、引き続き、プロセスにおいても進めてほしいと思います。なので、今日、まちょっと唐突な感じがして何で今って思ったんですけど、このような説明会が開かれたこと自体は、良かったと思います。評価したいと思います。

えーまあさっき岩崎さん冒頭の説明、あの挨拶だと、ずっと県としては説明会の開催を切望していたんだと。だけど、コロナの感染拡大で開けなかった、やっと開けましたっていう説明ですね。ということは、まあ今後の感染拡大の状況にもよるけども、今後は頻繁に開いていくと、積極的にどんどん説明会を開いていくということで当然よろしいんですね?(「そうだ!」と拍手が起こる)そのことを確認しておきたいです。

えーできれば月1回ぐらいは(壇上の企業局の方々は笑い出す)開いて、今後のプロセスの節目節目で開いて、ここまで進捗きました、ここまで進捗きましたってことを、報告説明してください。

もう今日の前段の「宮城の水道事業はこうなって、3事業はこうなっております」というあの説明は、何度も聞いたからいいです。あの時間省いてもらって、このまさに県民との対話の時間、質疑応答の時間をたっぷり取る説明会を、毎月開いてください。

えーとーそれから、県民から呼ばれたら、当然積極的に説明に出向くということでいいわけですね? これも岩崎さんの冒頭のご挨拶から当然のことだと思いますけれども、えー、「出前講座、その他県民から説明に来てくださいと呼ばれたら、積極的に出向きますよ」ということを約束してください。(会場から「そうだ!」の声)

それから、えーとー情報公開に関わることですけど、この間、あの県のホームページに、あの我々命の水を守る市民ネットワーク・みやぎが提出した公開質問状を掲載してくださいました。県からの回答と一緒に。で、これは、あのう、まあホームページ上でね、県民とのそういう対話を積極的にやっていこうというふうに素直に受け止めたいと思いますから、ホントに評価したいと思います。えー、「載せてくださってありがとうございます」と言いたいと思います。

ですから今後も、県民からいろんな質問状が出たらね、どんどん積極的に公開していく、当然県の回答も公開していくということで、なかなかコロナの状況でしょっちゅうそんな頻繁に説明会を今まで開けなかったわけですから、それを補う意味でも、今まで出てきた県民からの疑問の声、批判の声、不安の声をどんどんホームページに掲載していただいて、それに答えるということをやってください。

あのこの説明会を開いた理由の一つを、さっき佐藤さんおっしゃいましたけど、相当の数の県民からの投書や意見やメールが来てるんでしょ? これも教えてください、どれぐらい来てるんですか? どれぐらい県民からそういう批判の声、疑問の声が来てるのか。で、その中身は、ほとんどたぶん反対意見だと思うけど、どれぐらいその批判、疑問、不安が来てるのか、あのう教えてほしいと思います。

あのよっぽどそういう県民の世論の圧がないと、こんな説明会開こうと思わないと思うから、よっぽど来てるんだと思うんですね。ですからそれも積極的に公開して、「県民からこういう声が来てます」と、それに対して、あのう県政だよりに載せたような通り一遍なやつじゃなくて、もうちょっとちゃんと突っ込んだ中身のやつを出してほしいというふうに思います。

もう一回繰り返しますけど、えー今後説明会、こういう質疑応答、対話の時間をたっぷり取った説明会を、頻繁に開く、数多く開く、そのことによってしか、あなた方が言っている県民の理解ってのは絶対ありえません。それと、えー県民が呼んだら積極的に出向いて、えー積極的に説明すると、ね、それ断ることはない、と。そして質問状が提出されたら、今後は積極的にホームページに公開して、ホームページ上でも対話を深めていくということを約束してほしいと思います。

佐藤さん(企業局次長)

はい、えーとですね、まずみやぎ型導入後の情報公開の話ありましたけれども、えーとー今すでに公表している実施契約書(案)にも載っておりますけれども、えーと宮城県の情報公開条例に沿って、えー自分たちも同趣旨の制度を作って公開するということになっております。えーですから少なくとも宮城県の情報公開条例の運用と同じレベルでの公開がなされるというふうに解しています。

それから、いま現在その情報を秘匿しているのではないか、なぜ応募企業名を出さないのかというお話ですが、基本的にPFIのコンセッションの場合、やはり競争の公平性を保つために、えーどこでも公表しないというのが標準です。

で、それはあのう、えーもちろん企業グループ同士のその接触を避けて、内通って言いますか接触を避けるって意味もありますし、あるいは、えーとーその企業名に引きずられるという意味もありますし、あるいは、えーそのう、そのグループの社員の方々同士がなんか接触して情報交換するっていうのを防ぐっていう意味も、いろんな意味があるんですが、基本的にPFI事業の、えーまあ特にコンセッションの場合に、そのうえーと決定される段階まで、えー企業名を公表しないというのが普通の扱いです。

Hさん

だとしたら水道事業をPFIコンセッションでやることがおかしいじゃないですか?(会場から「そういうことだ!」の声)

佐藤さん(企業局次長)

(苦笑してスルー)それからですね、えーとー出前講座みたいなものですね、えー行くのかという話ですが、これはもう昨年から基本的には呼ばれれば、まあもちろんいろんな日程との擦り合わせとかそういうものありますけれども、えーとー20人以上のグループであれば、基本的には出向いてご説明させていただいております。あの現に結構行ってます。

それからですね、えーとー県民から寄せられた意見を公表したらどうだという話ですが、えーと実はパブリックコメントを昨年やりましたけども、その時にえーと600件ぐらいの意見が寄せられました。

Hさん

ですね。異例の数ですね。

佐藤さん(企業局次長)

その意見の回答については、えーすでにホームページ上で公表しております。

Hさん

その後は? その後の意見は公表しないんですか?

佐藤さん(企業局次長)

えーとその後の意見っていいますか、えーとたとえば知事にこう意見を出すような制度がホームページにありますが、そこでは、公開していいですか? 公開してダメですか? というようなものも載ってます。で、そこで公開してもいいというようなものについては、えーとーま、あの公開をさせていただいています。

Hさん

水道経営課のホームページでも、県民からの疑問寄せてくださいっていうのあったんですよね。あれにすぐすればいいじゃない公開可かどうか。公開可だったら出せばいい。

佐藤さん(企業局次長)

わかりました。あのまあ知事へのものにはそういう制度があるので、既に公開していますが、水道経営課ほうの疑問を寄せられたものはそのままお返ししてますけども、あのご指摘承りまして、あの公開してもいいですかということは、別に検討することはやぶさかではありません。それから説明会の頻度は

田代さん(水道経営課長)

まあ今ご要望で毎月という話のご要望ございましたけれども、なかなか月1回という形ができるかどうかはわかりませんけれども、我々としてですはね、こういった事業説明会を継続していこうというふうに考えてございますので。あのうさらにですね、時間につきましても検討させていただければと思います。

Hさん

次回はいつの予定ですか? 次の節目はいつですか? ま、少なくとも、二次審査の前ですね。

佐藤さん(企業局次長)

あのう1月の前にですね、説明会、できるだけご要望に沿えるように検討させていただきます。

Hさん

それは必須です。

佐藤さん(企業局次長)

それから、あのうもう最初の宮城県の水道3事業はいらないとおっしゃいましたけれども、我々、あのう何回もいらっしゃってる方は当然もうご存知だとは思うんですが、初めてきた方のためにもそこは、あのやりたいなと思ってまして、もしその水道3事業はいらないから後ろだけっていうんであれば、その先ほど申し上げましたとおり、20人の方がいらっしゃれば我々出向いて説明するっていうのはそれはもう、我々やぶさかではございませんので、ぜひ呼んでいただければと思います。

Hさん

あと公開質問状出したら、ホームページにまた掲載してくださいね(壇上の方々、会場の双方から笑声が起こる)。それ当然ですよね。

佐藤さん(企業局次長)

公開してよいかどうかを聞いたうえで。

Hさん

だから公開質問状なんだから公開してください。

 

Bさん

資料の関係で言いたいことあるんだけど。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

お時間がもう、ホントに片づけを含めて(佐藤次長がBさんに手を差し伸べながら、「いい、いい」と、長山さんにBさんの発言許可を促す)、ああそうですか、はい (とBさんの発言を認める)。

Bさん

資料に齟齬がある。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

マイク、いま回しますのでちょっとお待ちくださいね。

Bさん

あの先ほど私言ったのはね、性能発注だから性能検査必要じゃないかという単純な質問ですのでね、そこは県の方、受け止めていただきたいと思います。

それからあの資料のですね、えーと要求水準の資料で、あのう業者さんのあの水質検査のところですが、3の3で県が行うえーとー水質項目の欄が、表の3の3である、今日の資料に載ってないんですけど、あのう別紙3の3現在実施してる水道施設検査項目の欄あるんですが、要求水準の中にね、

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宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)要求水準書(案)
令和 2 年 3 月 13 日版 宮城県 https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/780558.pdf

えーとここに載ってるのではですね、県が行うのが受水点だけとなってるんです。168項目と51項目が載ってないんです。要するに浄水場の検査のね、業者に示した要求水準書ですけど、あの県が実施するのはね、受水点だけになってるんです。浄水場の中はやるってふうになってないんです。私これ見たとき、浄水場の中は業者に任せちゃうのかなと思ったんです。要求水準書のこの3の3は間違いでよろしんですか?

大沼さん(水道経営課技術副参事)

えーと検査につきましては、現行体制と同じでございます。で、資料どうなってるのか、ちょっといま見てないんであれなんですが、(岩崎さんに資料を示されて)あのう受水点はもちろんやりますし、あと浄水場出口でもやります。それはやらせていただきます。

Bさん

それは168項目で?

大沼さん(水道経営課技術副参事)

(頷いて)やります。それは変わりませんので。

Bさん

いま言ったけど、そうすると業者にはこっちまで言ってないの? これで要求水準指示するんでしょ。

大沼さん(水道経営課技術副参事)

あの業者にもその旨は伝えてありますし、要求水準書のほうに載っておりますので、それはご心配されなくてよろしいかと思います。

Bさん

きちんとしたのは載ってない。だからこれ間違えてる。

大沼さん(水道経営課技術副参事)

ちょっとあのうわかりにく部分もあるかもしれませんが、少々確認させてください。

Bさん

間違ってるって。

長山さん(水道経営課・質疑応答進行)

わかりました。今のご意見ご質問加えて確認のうえ、しっかりと回答します。よろしいでしょうか。

ではすいませんが、えーあのうお時間のほうもちょっと超過しておりまして、片付けも含めて会場のほうからホントに怒られてしまいますので、以上を持ちまして、えー質疑応答を終了させていただきます。たくさんのご質問ご意見いただきまして、誠にありがとうございました。