2019年5月27日(月)仙台市市民活動サポートセンターにて、第1回「みずcaféーみずから水を考えよう!!」が行われました。
鈴木さんは、10年前からあいコープみやぎで水の問題を考えてきたそうです。
鈴木さん「今日から始める一連のセミナーでは、『みずから考える水のこと』という水ジャーナリストの橋本淳司さんの言葉を引用して、みずから水を切り口に持続可能な共生社会を考えてみたいと思います。
誰をどのようにハッピーにしたいのかをイメージしながら、問題を解決するモノやサービスを作り、そういったチームの活動を外で発表することによって、より多くの人の意見を得ていくという、草の根の民主主義にもつながるようなところを目指していきます。 」
簡単なアイスブレイクの後、それぞれ自分にとっての水とは何かを3枚の付箋紙に書いて、模造紙の周囲に持ち寄りました。
その付箋紙をヒントに、水からイメージすることをみんなで模造紙にどんどん書き込んでいきます。
料理の材料 ― スープ ― コーヒー・お茶
災害 ― 大雨・津波・洪水 ー 森林・宅地開発
水エネルギ ー 水力発電
みずから考えよう ― 見ずに過ごすな ― 宮城県民
水道事業 ― 民営化 ― PFI・コンセッション 新自由主義
公営 水道法・憲法 ― 水流保全・保護 ― 広葉樹林植えよう
水フィルター―浄水器―おいしい水―安全な水
せっけんを使おう ― 流域住民の連携・協力
食料の源泉 ― 農業 ― 田畑 ― 水争い ― 戦争 ― 力関係
羊水起源・癒し ― 温泉・海水浴・プール ― 溺死
若林区かびくさい ― 1970年代梅田川ごみだらけ ― 公害問題
地球環境 ― 水の独占 ― 水メジャー
温暖化 ― 砂漠化 ― 難民 ― 紛争
汚染 ― マイクロプラスチック ― 放射能 ー 化学物質
生命の源 ― 公共の権利 ― 河川・土壌の環境
商売にするな
工業用水 ― 地下水問題 ― 地盤沈下
塩素 ― スローサンド ― 浄化方法 ― どう浄水 ― 3.11― トイレ作った
浄水場みる ― 現場を見る ― 行政の苦労話 ― 忘れちゃう ― 仕組みの中でしてもらう ― 受け身
水系 ― 山 ― 川 ― 海
水から連想することのアイデアマップが完成!!
その結果、「見ずに過ごすな」という言葉がクローズアップされました。
この言葉には、「見たくないことからも目をそらすな」という人を戒めるニュアンスがありますが、では一体、わたしたちは何を見ずに過ごしているのか? 特に、都市部に住んでいる人々は?
それは、現場だ!!
ということで、参加者みんなの意見が一致しました。
湧き水という水が生まれる瞬間から、浄水場でわたしたちが使用できる水道水になるまで、水が辿るプロセスの現場を自分の目で見ることによって、水のあるべき姿を考え直すことができるようになるのではないかというのです。
仙台周辺にはおいしい湧水が出るところが沢山あります。
水を自ら考えるきっかけとなるような湧水ツアーなんかいいよね ♪
と盛り上がって、第1回「みずcaféーみずから水を考えよう!!」はお開きとなりました。