宮城県の水道民営化問題

命の水を守るため、水道の情報公開を求めていきましょう!

令和5年3月31日に給水開始100周年を迎える仙台市で水道サポーター第2期生(令和5年4月~令和7年3月)を募集中です!!

リビング新聞 2022年11月25日号に、仙台市水道局の災害時給水栓の記事が掲載されました。

mrs.living.jp

 

上の記事で紹介されているように、仙台市水道局では現在第2期水道サポーターを募集中です。

 

仙台市水道局HPより

仙台市水道局HPより

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筆者も第1期生水道サポーターとして活動させていただいています。

今年度は、施設見学や水道局での勉強会は、コロナ感染拡大の影響で中止となりましたが、広報動画作成に当たっては、メールを使って水道サポーターに意見募集が行われ、充実した内容の動画講座や応急給水体験に参加させていただきました。

仙台市の水道は、来年3月31日で給水開始100年ということで、先人達が築いてくれた100年の水道の歩みを振り返りつつ、これから100年先も視野に入れた水道の未来を考えていきたいと思います。

その際にも、水道の基礎を学べて市民の意見を反映できる仙台市の「水道サポーター」制度は非常に役立ちます。みなさんも是非ご応募なさってみてください。

 

仙台市水道局HPより

www.suidou.city.sendai.jp

 

仙台市水道局のYouTubeチャンネル「ごくり✦きらり せんだいチャンネル」には、お子さんと楽しめる動画がたくさんアップされています。こちらもどうぞご覧ください。

仙台市水道局YouTube動画一覧より

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11/10 まったり民主主義を始めようカフェ     「メタバースでのマナーとルール」

2022年11月10日の【まったり民主主義を始めようカフェ】のお題は、「メタバースでのマナーとルール」でした。

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「まったり民主主義を始めようカフェ」=民カフェは、結論を急がないで、いろんな人たちとじっくり意見交換をしたり、みんなで新たなアイデアを模索していく場です。

自分とは異なる意見の人を論破したり、批判するのではなく、他の人から学んだり、 ヒントを得たりということを楽しんでいただければと思います。

 

この記事の目次

AKILUXさんのお話

アバターも人格!

距離感を持って接するのは大切なこと

マナーの伝え方について

「クリーンなメタバースを目指す」Cluster

バーチャルハラスメントについての資料

ご案内「モルフォニアの朗読会」

 

今回の民カフェは、アキラックスさんの新作ワールドVR妖精郷 古代遺跡「モルフォニア」で開催しました。

cluster.mu

息を呑むほどに美しい水辺の部屋に集まったみなさんで、黎明期のメタバースでお互いに心地よく過ごすためのマナーについて、今日も素晴らしいディスカッションが繰り広げられました。

 

対話の要約

 

AKILUXさんのお話

メタバースというワードが広がりだしたのは、昨年の10月ぐらい。Facebookがメタ社に改名し、ザッカーバーグが「これからはメタバースの時代だ」と言ったりして、少し市民権を得て来る中、テレビなどでも注目されるようになった。

今まで関心がなかったような人たちもメタバースに来て、Clusterでもいろんなワールドが出来て、さまざまなイベントが開かれ、急速に広まってきた感がある。

でも、その中でどう振る舞えばいいか? とか、今までの人たちはどう振る舞ってきたか? というのが、まだまだみんなわからなくて手探りをしているような状況で、マナーとルールについては、まさに今、出来つつある。

「会話する時は、リバーブ防止のためにイヤホンをしましょう」とか、「たとえアバターと言えども、女性のアバターにセクハラするのは止めてください」とか、「しつこい付き纏いは良くないですよ」「相手には優しく」「Clusterでは、あんまり巨大なアバターで暴れないように」など、要するに「人の嫌がることは止めましょう」という普遍的なルールから始まるのかなと思っている。

私はもともとVRチャットにいたが、VRチャットでガンダムのバズーカ砲で打ち抜かれて、轟音とパーティクルがワーッと出たりといったことがあった。ガンダムのバズーカ砲を手に入れたら、ついやりたくなってしまうんだけど、それを人に向けてやるのは良くない。

セクハラも、メタバースに来たばかりの人は、バ美肉と言って、「美少女アバターだけど中身は成人の男性がやっていて声もオッサンなんだから、セクハラしていいじゃん」と思ってしまったりすることがある。

ただ、よく言われるのは、たとえ中身がオジサンで、外側だけが美少女であったとしても、その美少女アバターはその人の分身であって、家族や恋人のように大切なものだということ。

でも生身の人ではないから、生身の人に対する時とは違うルールが通用すると感じる人がいる。「どうせ仮想空間でしょ」と軽く考えるようなわかっていない人が案外いる。

私がVRチャットで聞いた話で、男の声の美少女アバター2人が、「セクハラってホント最低だよね~」「う~ん、わかる~。そういう男、最低~」という女子会トークをしていたり(笑)、だんだんアバターの性格に引っ張られていくというのはある。

 

アバターも人格!

アバターも人格として尊重されるべき。相手の人格を尊重するという文化を作らないと危ない。

言葉や文化が違うと、ちょっとした言葉が暴力になったり、そうじゃなかったり。それを察知するには、お互いの文化や精神性への理解も必要。それも、個人間なら割と対応しやすいけど、集団や地域間で行うとなると、長い時間がかかるかも。

アバターには「人格」があることを感じてもらいたい。そこにClusterの良さがあるので、それを尊重しないとClusterの良さを損なうことになる。

バーチャルバズーカ砲は、癲癇(てんかん)の人に向けて打つと非常に危険なので配慮が必要。VRというリアルに近い疑似体験をしてしまうと、場合によってはトラウマになってしまう。

アバターの裏側に人がいるって、イメージ出来ていないのかな? ゲームの中のキャラみたいに感じてるのかも。周りにいるアバターの人たちは、生きている人だということを忘れないで。

ボクは常に相手を思いやり、敬意の気持ちを込めて「さん」付けで呼んだり、同じ空間で心地よい時間を過ごせるように心がけている。

人格を守るような防衛策も必要だと思う。

その辺が絶対的にわからない人がいるので、ブロックやパーソナルの使い方は重要。

VR統合失調症の体験会があるが、やった人は統合失調症と同じ苦しみを実際に味わうというので、VRでは気をつける必要がある。

目に余る行為をする方には、通報、ミュート、ブロックの3点セットをしている。

基本はテキストチャットで注意しているが、聞こえていないようだと、ボイスチャットを使う時もある。

 

距離感を持って接するのは大切なこと

メタバースってこういうものだよね」という明確な良さを私たちが提示できたら、人が嫌がるようなことをして楽しもうとは思わないんじゃないか。

すでにClusterで活動している私たち自身が、「みんながこういう関わり方をしたら楽しいし、友情も育つよね」という文化を体現していくことが、遠回りのようでも気持ちが荒れている人たちに良い影響を与えていくのでは。

Clusterでは、荒らしている人にはちゃんと注意する文化が育っている。VRCには、それがないかも。日本人が韓国人をメチャメチャ罵っている現場をVRCで目撃したが、周りは誰も注意しない。

今後、SF映画の「レディ・プレイヤー」みたいな世界がホントに来るとしたら、人生のほとんどの時間をVRアバターとして生活して成人することになる。

そうすると、どんな人格が形成されやすくて、どんなハラスメントや暴力や犯罪が生まれるのか? かなり本気で対応を考えなければならないのでは。

VRCでは、アバターにいろんな音響やエフェクトを仕込める。それで視界ジャックして強制的にグロ画像を見せたり。

Clusterでも、VRゴーグル所持者に対して視界ジャックをしようとする人がいるので、視界ジャックはマナー違反というルールを作るべき。マナー違反というか、常識ある人は普通しない。

アバターでも距離感を持って接するのは大切なこと。むしろ、アバターだからこそリアルよりも慎重になるべき

肉体によるタガがなくなるほど、精神が純化されたり暴走していく。精神には制限があまりないから。VRはその典型で、悪いところも増幅してしまう。

なんでもそうだけど、哲学が必要。特に黎明期では、いろいろ考えながら手探りでやっていく必要がある。

最初は控えめにして、大丈夫かどうかを細かく確認しながら進めていく姿勢を、文化として作ったほうが良さそう。

技術は、心根がよろしくない人に持たせると凶器になる。

これをチャンスと捉えて、世界的に精神文化がもっと深まるといい。そう考えると、VRはすごくいい教材というか、修練場になるのかも。

あまり滅茶苦茶やると、今度は行政が乗り出してきて、変な法律を作られて、自由度がなくなってしまう可能性もある。

こういう対話の中からメタバース哲学が生まれるかも。妖精学派「汝、視界ジャックをするなかれ」と標語をワールドに貼るといい(笑)。

ハグや撫で撫での文化は、それで癒やされる人たちもいるVRCの利点でもある。大人になると、人に撫でられたりハグしたりってないので。

VRCには添い寝文化もある。お砂糖同士の添い寝とか、添い寝フレンドという概念も。勝手に見ず知らずの人と添い寝というパターンもあるみたい。

 

マナーの伝え方について

Clusterを利用するにあたっての注意書きを、立て看板みたいにしてロビー等に設置してほしい。気がつかなかった人に教える効果があるし、どうしたらよいのか迷っている人の助けにもなると思う。

人によって、戯れと迷惑のラインが違うから、難しかったりする。

とは言え、「親しき仲にも礼儀あり」。

リアルの電車の中と同じと想定すると、割とまともになりそう。

いわゆる「マナー講座」のイベントが増えてほしい。

もし「やだな」「迷惑だな」と思うことがあったら、恐れずに、優しい言葉を選んで、相手に伝えることが必要だと思う。「止めてください!!」より、「こうしてくれると助かります。できますか? 」みたいな。

ワールドごとに独自マナーがあってもいいのでは。

人外アバタードレスコードがあるワールドは面白かった。

ワールドによっては、「ボイチャやめて」というところがあって、それに従って遊んでいる。

イベントのテーマによって集まってくる人たちが変わるし、その集まってくる人たちのカラーに合わせてマナーやルールを決めていくのもいいかもしれない。

そのワールドに入ると、身長が強制的に180cm以内に縮小されるとか、暴力的アバターが自動的にnormalクラスタアバターになるとか出来るのも面白い。

Cluster初心者ツアーだと、マナー等の細かいところまでは言わないが、参加者には未成年者や外国の方のもいるので、必ずしも日本人の大人の常識が通じるとは限らない。 わかりやすく伝えることが必要。このツアーでは、エンタメ的なクイズに半分くらいの時間が費やされるが、その中に1問だけでもマナーに関するクイズを入れると良いのでは。

他の人に迷惑をかけるような困った人を排除するという観点だけでなく、それを設定することによってそのワールドのカラーがより際立ち、より楽しめるようなルールとは何かを考えたい。

性的な指向が強いワールドの場合は、入り口にローカルマナーをしっかり掲示しておかないと、そういったことを望まない人や未成年者が誤ってそのワールドに入ってしまい問題が生じる恐れがある。

明らかに相手にダメージを与えるようなことは、「止めてください」と言いやすいが、自分のワールドの来訪者にどこまで自由を与えるかは見極めが難しい。

「ガレージハウスぴよきゃらべーす」では、「排他的なことは言わない」というのが、ローカルルール。

cluster.mu

VR妖精郷で憧れのVR睡眠」では、「みなさんお休み中なので、騒々しい音は立てないでください」というような看板があったと思う。

cluster.mu

場合によっては、Cluster住民のほうから、「こういうルールを、利用者に守らせてください」と、Cluster公式に提案してはどうか。

「ワールド概要欄を読むといいよ」とか、「知らない人でも、軽く挨拶をするといいよ」とか、友人同士で教え合えると良い。

何回か遊びに来てて問題のない人には、そのワールドの奥に行けるドアが見れるようになるとか。ただ、「その人が問題がないということを、どうやって判定するのか? 」が、悩ましいところ。

ワールド主さんが信頼する人が推薦して、推薦ポイントが溜まった人はOKにするとか。

クラッシックコンサート場や茶道や剣道などの世界では、「こうするのが常識」ということが文化として作られている。そういうのを、私たち自身が作っていくのが、未来に対する責任とか、文化や歴史を作っていくことに繋がるのでは。

リアルでのルールにフラストレーションを感じている人たちが、ネットでそのストレスを発散しようと傍若無人なことをすることも多い。

そういうのを止めさせるのに特効薬はないので、ここでの常識というのを普段から流布するのが大事。みんなが少しずつ注意するとか、知らない人には教えてあげるというのを地道にやっていくしかない。

昔のClusterは、午前中は10人しかいないとか、みんなが顔見知りの村だったので、自然とルールのようなものが伝わっていた。今は人口が爆発的に増えてしまったので、出会った人に軽く挨拶するような文化が途絶えているような所もあると感じる。良い文化を継承したい。

挨拶は大事。話しかけるきっかけにもなるので、挨拶してもらえると有り難い。

エヴァ暴走状態の人を止める方法は、物理的なアカウント凍結以外はないかも。

Clusterはみんなが快適に楽しく過ごすためにある。一部の人の憂さ晴らしのためにあるわけではない。

一言でも「私はこういう人です」というプロフィールを書いている人のほうが、書いていない人よりも安心できるので、ビギナーにはそれを推奨したほうが良いと思う。

「何がルール違反、マナー違反か? 」というのは、人それぞれ考えが違うので難しいところもあるが、なぜそう考えるのかをお互いに話し合えるといい。

 

「クリーンなメタバースを目指す」Cluster

子どもが大人のアバターを使っている時もある。App storeにアプリ審査を出す時は、App store側が勝手にレーティングしている。Google Payも、だいたい13才以上という規約だったと思う。Cluster公式は、特に年齢制限はしていない。

妖精郷のイベントには、小さいお友達も来てほしい。

Clusterのレーティングには、「暴力表現・性的表現を含む」とあるし、実際Clusterでもグルーミング的なことがあったので、児童の方には気をつけて与えてほしいと考えている。

Clusterに限らず、ネットは親子同伴が良いと思う。YouTubeにもおかしな動画とかアダルトゲームの広告が沢山あって、子どもに見せられないような広告が多い。

親子でネットを見ると、家族の会話も増える。

Clusterは、建設的な楽しみや趣味の場であってほしい。

Brave Browserだと広告が入らないので、子どもはそちらか動画を見ることを勧める。

Clusterは、ワールドごとにレーティングしたほうが良いかも。そういうことも、公式には考えてほしい。そうすると、安心してワールドに行けるようになる。

VRCだとH目的のワールドもあるので、Clusterも時間の問題かと。キャバレーはあるみたい。ラブホもあったような。

その存在自体は否定しないが、そういった心の準備が出来ていない人が間違って行ってしまって、ダメージを受けるようなことがないように、関わる人が自分で責任を取れる範囲にしておけるような仕組みにするべき。

Cluster初心者や子どもであっても、人に迷惑をかけないという基本は守ってもらいたい。そのために、リアルでも、人が嫌がるようなことはしないという教育や文化を実現していく必要がある。

Cluster公式のドローンが、荒し対策でワールドを巡回しているので、H目的のワールドは出来なさそう。

そのドローンはちゃんとアイコン表示もしていて、私たちにもわかるようになっている。見かけたら「おつかれさま~」と声をかけたりするが、プライベート空間まで監視されたら大問題だと思う。

音声データは記録できないので、その辺をドローンで拾っているのでは。

監視がイヤな人はVRCに行くと思う。その代わりVRCは、マンガ「北斗の拳」のような無法状態だけど。

Cluster公式は、「クリーンなメタバースを目指す」と標榜している。企業のイベントやワールドを設置して稼いでいるので、一定のモラルを保ちたいのかも。

Clusterのロビースタッフは、トラブルの時の対応が甘いと感じることもある。たとえば超巨大アバターを使用している人に対して注意がゆるいかも。

ある程度はっきり明文化してくれないと、問題かどうかわからないのでは。イベントの演出で「巨人が来る!」というのなら、使える時もあるけど、ロビーみたいな公共の場では迷惑だったりする。

ポリ数制限も復活させたほうがいいかな。

制限をかけすぎると、遊び心もなくなってしまう。禁止されない自由は、私たちの行い次第というのもある。Cluster運営側も、その辺のさじ加減を探っているような気がする。

Clusterは、自治体との連携、メディアへの展開を考えているので、クリーンなプラットフォームを目指していると思う。表舞台に出ようというのであれば、ダークすぎるのは問題だし。

VRCは、版権アバターが暴れてても、ほったらかし。これをメタバースの代表格とすると、メタバース=アングラな闇サイトというイメージが付く危険がある。あちらは海外なので、その辺のルールが違う。

そうなると、住人が選ぶので、プラットフォームが分かれていく。監視社会か? 北斗の拳か?

選ぶための基準が明示されているのが重要。上級者=VRC、技術屋=NEOS、Cluster=カジュアルという感じかなあ。

murabitoleg.com

Clusterも、ロビーは100%治安が良いとは言えない気がするが、住人がちゃんとそれを認識して問題意識を感じているのが救いだと思う。何も感じなくなって、それが普通になると、ますます酷くなってしまう。

すごい面倒くさそうな人を注意している人がいて、すごいなあとは思う。

 

バーチャルハラスメントについての資料

note.com

drive.google.com

ハラスメントの原因は、女性型アバターを使っていることによるものが多い。女性が標的になるというのは、社会問題をそのまま反映している気がする。男性でも、無言型の女性アバターになると、標的になりやすいし、おとなしい女性が狙われやすい。

 

ご案内「モルフォニアの朗読会」

cluster.mu

10人ぐらいの参加者のみなさんで、1冊の本を時間をかけて全員で順番に少しずつ朗読していきます。

作者のガエル・ファイユは、アフリカ育ちのフランス人でラッパー。「ちいさな国で」は、フランスの高校生が選ぶゴンクール賞を受賞したベストセラー小説です。

フランス人の父親とアフリカ人の母親の元に生まれた少年が、内戦に巻き込まれ、危機的な状況をからくも生き延びて、フランスに避難。歳月を経て大人になっても、心に負った深い傷は癒やされないまま、意を決して祖国を再訪してみると・・・

開催日時は、毎週土曜日の夜8時から9時まで。毎回参加できなくてもOKですが、12/3の朗読会スタートにあたって、テキストを各自用意していただくことが必要です。

参加ご希望の方は、ひとしずく#命の水を守ろう!のTwitterアカウントをフォローして、ClusterIDをDMでお知らせください。もしくは、Clusterのひとしずくにフレンド申請をして、申込みのメッセージをお願いします。

 

 

【半年たってもまだコレ!?】宮城の水があぶない! ストップ水道民営化【第38回ラジオ放送】の音声と文字起こしです。

2022年11月10日放送、 エフエムたいはくの「みやぎの水が危ない!ストップ 水道民営化」第38回の音声&文字起こしです!

エフエムたいはくHPより

fm-t.net

今回の記事の目次

◆ みやぎ型の下水処理場を見に行ってきました!

◆ 仙塩浄化センターって、どういう施設?

◆ 仙塩浄化センターで処理された水は、太平洋に流れていく

◆ 多様な微生物が汚水を浄化してくれている

◆ 前の運営者が作ったパンフレットの上に、自分の会社の名前をシールで貼ってる!

◆ それぞれの浄化センターには、独自の癖がある

◆ 学習会「仙台市の水道事業の現状とこれから」

 

youtu.be

 

◆ みやぎ型の下水処理場を見に行ってきました!

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

エフエムたいはくをお聞きのみなさん、こんばんは。「みやぎの水が危ない!~ストップ水道民営化~」の時間です。

今晩も、パーソナリティーは命の水を守る市民ネットワーク・みやぎの面々が務めてまいります。私は多々良と申します。よろしくお願いします。そして、私たちのネットワークの共同代表佐久間敬子さん、よろしくお願いします。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

佐久間です。よろしくお願いいたします。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

私たちのネットワークのメンバー、知恵袋である小川さん、よろしくお願いします。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

よろしくお願いします。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

はい。エフエムたいはくの野田さんにも加わっていただいて、進めてまいります。

今日の話題なんですけれども、私たち命の水を守る市民ネットワークは、宮城県の水道民営化という問題が持ち上がってから、ここ何年かずっとですね、宮城県の水道事業に関心を持って、ま、それなりにいろんな勉強をして、いろんな提言や発信もしてきました。なんですが、「よく考えてみると、肝心の水道事業の現場を、ちゃんと見たことなかったよね」という反省をいたしました。

加えてですね、今年の4月から、水道事業民営化された、スタートしたということで、みずむすびマネジメントみやぎ、そして、みずむすびサービスみやぎという会社が、実際に宮城県浄水場下水処理場、浄化センターを運営するということになったんですね。その様子も、これ、ちゃんと見ておかなければならないというふうに考えまして、みずむすびに見学を申込みました。

みずむすびは、それを受け入れてくれて、先日10月27日に見学に行ってまいりました。あちこち見学に行きたいなあと思ってるんですけども、まずは、下水の処理をしている浄化センターを見に行こうというで、一番近くの多賀城市の大代という所にある仙塩浄化センターという施設の見学に行ってまいりました。

多賀城市の中でも七ヶ浜に近いほうですね。仙台火力発電所のすぐ近くにある海に近い所なんですけども、そこに、この仙塩浄化センターというのがあります。佐久間さんと小川さんと私、多々良の3人で見学に行ってまいりました。その様子を今日はみなさんにお伝えしたいなあと思っています。

◆ 仙塩浄化センターって、どういう施設?

ということで佐久間さん、まずは、この仙塩浄化センターというのはどういう施設なのか? どういう位置づけなのか? という辺りを説明していただけますか?

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

はい。今回の水道気事業の民営化ですけども、上水と工業用水と下水と3つの種類の水道事業が入ってまして、そして、下水というのはですね、県営事業としては7つあるんですけども、今回民営化されたのは、そのうちの4つなんですね。

何々か? ということをご紹介すると、私たちが見学した仙塩流域下水道事業、それから阿武隈川下流鳴瀬川、吉田川と4つあるんですね。

 

宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)について
令和4年6月 宮城県企業局 よりhttps://www.pref.miyagi.jp/documents/31565/miyagigata_suraido_20220601.pdf

 

宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)について
令和4年6月 宮城県企業局 よりhttps://www.pref.miyagi.jp/documents/31565/miyagigata_suraido_20220601.pdf

 

仙塩流域下水道事業と阿武隈川の事業が比較的大きいんですね。そして、この仙塩流域下水道事業の浄化センターが比較的近くにある。多賀城の大代ですね。

それで、まず、現場に行く時に、一番近い所、そして規模の大きい所から行こうということで、ここを選びました。

宮城県HPより

宮城県HPより

www.pref.miyagi.jp

ここですけども、どういうところから排水を受けているかということなんですけども、5つの市町村から受けてるんですね。仙台市とか、塩竈市多賀城市七ヶ浜町利府町ということで、仙台市は主に七北田川の北のほう、泉区の北のほうですね。ここから排水を受け取ってるということのようですね。そういう意味で、私たちも、割と身近な浄化センターかなということでまいりました。

ここは、いただいた資料によりますと、人口30万の方々の生活排水やらを受け取っているということですね。それから、1日13万立米の排水を処理しているということのようで、他の施設に比べて、少し大きな能力を備えた施設かなというふうに思いました。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

という施設なんですね。ま、普段なかなか、私たちは意識することはないんですけども、私たちが、たとえばお勝手とか、あるいはトイレとか、そういうとこで流した水のみならず、いろんな商店や会社や工場から流れていく排水も、いま佐久間さんが言った範囲の対象人口30万人ぐらいの非常に大きな規模だと思うんですけどもね、排水がこの多賀城市大代の浄化センターに集まって処理されているということです。

宮城県HPより(掲載日:2019年4月1日)

www.pref.miyagi.jp

◆ 仙塩浄化センターで処理された水は、太平洋に流れていく

さて、次、小川さんにお聞きしたいんですけども、この大代で行われている下水処理の仕組み、これは概要、どういうふうな仕組みになっているのか教えていただけますか?

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

はい。まさに読んで字のごとく下水ですので、家庭から出る家庭のトイレ、浴室、台所からでる汚水、それから工場から出る汚水、これらを集めて、きれいにして海に戻すというのが、この浄化センターの仕事。だから、きれいにする施設をフル稼働させて汚い水をきれいにしますということですね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

大切な役割ですね。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうですね。説明を聞きましたら、入ってきた汚水のだいたい90%ぐらいが排出されるんだそうです。逆に言うと10%ぐらいは減るってことになりますね。この10%っていうのは、要するに汚れの部分、汚泥というふうに言ってらっしゃいました。

それを取り除いていく一連の大きな設備を持ってるんですね。プールみたいな所に順番順番に汚物を沈下させたり、あるいは微生物の働きを利用して汚れを分解したり、いろんな4つぐらいの段取りを取りながら、段々段々きれいにしていく。

で、先ほど言った汚泥というのは、その過程で出るので、その汚泥を取り除いた形で、この仙塩浄化センターの場合は貞山堀にきれいになった水を流す。

だから、重要なのは、貞山堀に流すということは、太平洋に流すっていうことだから、このときの水質基準っていうのを、きちっと守んないと、漁業にものすごく大きな影響を与える、ま、自然界に大きな影響を与えるってことになるので、非常に重要な機能をもって処理されてるんだということですね。

あとは、先ほど言いました汚泥については、処理をするプラントというのは、別にこう大きな、私は、「あんなに大きいのかな? 」ってビックリしたんですけどね。

だから、下水を処理して貞山堀に流すっていう過程と汚泥を処理するっていう2つの大きな工場をもって仙塩浄化センターというのは構成されている。そういうようなことで言っていいんだろうなあ、と。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうでしたね。佐久間さん、現場に行かれて、どういうことを感じましたか? 非常に私は、「広大な敷地に、大規模な施設だなあ」ということで、最初驚きました。初めて見て。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

敷地、ホントに広い面積で事業をしてるんですね。私は、水道施設というのは、初めて見たもんですから、「えっ、こんなに広い空間が必要か! 」と思って驚いたんですが。

あとはですね、下水処理だから、それなりに汚れがあったりね、それから臭いがあったりするのかなあと思ったんですが、ま、ほとんどそういうものはない。排水の処理の過程で、初期はちょっとね、臭いがした感じはしたんですが、段々それが浄化されると、全くそれを感じなくなっちゃうということで、実にまあ、印象としてはクリーンな施設なんだなと思いましたね。

そういう意味ではちょっとビックリしたし、これだけ様々な科学技術を使って水道施設っていうのは出来ているのかなということを思いました。

それから、設備も非常に立派で、この設備っていうのは、ちょっと誰かが競争して下水道事業やろうなんて思っても出来るわけがない。

そういう意味では、私たちがよく言ってきたんですが、水道事業っていうのは、自ずと独占になってしまう。これだけ巨大な敷地、設備、装置を抱えて事業をやっていくというのは、民間が自由に参入できるようなそういう市場ではない、と。

そういうことで、巨大な装置産業だから、だからこそ、公営でやってきた、と。

もしこれを民間に任せたら、競争関係なんか全然成り立たないので、ある意味で、民間事業者が言うがままに、いろんな条件を呑まざるを得なくなるんじゃないかという心配をしたんですが、現場の浄化センターを見ただけでね、そういうことを実感として感じたなあということでしたね、ハイ。

◆ 多様な微生物が汚水を浄化してくれている

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうですね。私が印象的だったのは、一緒に回ってくれた現場の職員の方がおっしゃってたんですけども、「ここでは、生き物を飼ってるんです」という言い方をされてたんですよね、うん。

つまり、さっき小川さんが説明してくれたように、最初こう、汚れた水が入ってくるわけでよね。そこから汚れを取り除いて、汚泥になるわけですけど、汚泥が沈下して溜まるわけですけど、それをこう、水をきれいにして分解してくれる、ま、有機物を分解して無機物にしていくわけですけど、その役割を果たしてくれるのは微生物なんですよね。

バクテリア、現場の職員の方は「虫、虫」って言ってましたね。面白いなあと思いましたけど、いろんな虫がいるんだ、と。それは、その時の汚れの具合だったりとか、どんな汚水が入ってくるかによって、虫の組成も変わるんだそうですね、うん。

いろんな種類のプランクトン、バクテリアがいて、その汚れの種類や汚れの程度によって変わっていく、と。それは人間がコントロールしていると言うよりも、ま、自然界の摂理に基づいて分解されているわけなんですね、うん。

人間が出来ることは、その微生物の働きをたすける、環境を整えてあげるということなんだというようなことをおっしゃっていて、「なるほどな」というふうに思いました、うん。

だから、結構、説明してくれたみずむすびの社員の方は、転勤をされてるっていう方もいましたよね。「全国各地の浄化センターを回って、今回、この宮城に来ました」というようなお話を、ちょっと雑談でしてたんですけど、うん。

もちろん、経験を積んでる方だから、ベテランの経験者なんですけども、「でも、今までの経験が全部生かせるわけではなくて、やはり、その土地その土地、その浄化センターその浄化センターならではの癖があるんだ」って、おっしゃってましたね。

「いろんな入ってくる水の質とか量とか、そういうことを、ちゃんと現場で、その浄化センターならではの癖を習得しないと、なかなか上手く運転できないんだ」みたいなことをおっしゃってたのが印象的でした。どうでした? 小川さん、見て率直な感想。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ボクが一番ビックリしたのは、放流する先が貞山運河だっていうのが、「あ、こんな所に、もう出しちゃうんだ」っていう。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ああ、身近なね。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

たとえば、もう少し先のほうとかね、あの、「人家がない所でやるのかな」とか思ったんだけど、逆に言えば、それだけきれいにして出してるっていうことだと思うんですよね。

だから、改めて、この浄化センターっていうのは、宮城県のっていうか、七ヶ浜とか多賀城のエリアの自然環境を守っていくっていう意味で、非常に重要な役割を果たしてるんだなあっていうのは、実感として強く思いましたね。だから、頑張ってそれを維持していただくっていうのは、ホントに大切なことなんだっていうふうに改めて思いました。

◆ 前の運営者が作ったパンフレットの上に、自分の会社の名前をシールで貼ってる!

ただ、実際に見学させていただいて、いくつか、「ん? これは何なんだろう? 」というのも、ないわけではなかったですね。

1つは、資料は1種類しか渡されなかったんですけど、仙塩流域下水道というパンフレットで4ページものぐらいですかね、これが令和元年の5月ということで4年前の資料なんですね。

今年の4月からは、みずむすびマネジメントとサービスでやってるわけで、「私たちはこういうことで、この仙塩浄化センターを運営していきます」ということが、何かこう書かれたものが渡されるのかなって、ほのかには思ってたんですけども、4年前ですからこれ、宮城県の資料として渡されたんですよね。

ちょっとそういう意味で、みずむすびとして、どういう仙塩浄化センターを運営していくのか? していこうとしてるのか? が、わからなかったっていうのが、1つ感じたところです。

もう1つ感じたのは、それと関係するんですけども、日野自動車って会社がね、燃費の検査不正をやったということがありましたよね。もう20年に渡ってそういう検査の不正をやってたっていうことが、あれだけの大きな自動車会社でもある、と。

この間、もう5~6年の間に、三菱自動車から始まって、燃費の改ざんだとか、いろんなデータのことをインチキをやってきたってことを全部明らかになってきてるわけです。

だから、決して、こういう環境を守るために非常に重要な施設である浄化センターでもね、「全くそんなこと関係ないです。自動車会社のことは、あっちの話ですから」なんてことは、ないなっていう。

人間が関わっている以上、非常に、そういう意味で言えば、検査体制を維持していく、運営体制を維持してくっていうのは、緊張感もってやんなくちゃいけないっていうふうに思うんですけども。

そういう意味で言えば、先ほど触れましたように、「仙塩浄化センターを、みずむすびとして、こうやっていきたいんだ」っていう気概みたいなものはね、感じなくて。

うーん、ちょっと不安っていうものがね、民営化されたことによって、県民の人たちの一番の不安は、利益優先で検査だとか水質だとかがおろそかにならないか? それから料金が不当に上げられないか? ということを懸念してるわけですけども、その懸念が解消されたっていうふうな、そんな印象では、残念ながら、なかったというのが、私の感想でしたね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

なるほどね、うん。ま、確かに、いま小川さんがおっしゃったように、当日渡していただいたパンフレットがですね、最後のページの所に、発行主体が載ってるわけなんですけれども、それがですね、みずむすびマネジメントみやぎとみずむすびサービスみやぎっていうシールが上から貼ってあるんですよね。

つまり、平成元年発行ですから、みずむすびがこの民営化事業を買い取ったのが、今年の春からですから、その前の運営主体が作ったパンフレットの上に、自分の会社の名前をシールで貼ってるっていう、ま、ちょっと準備が追いついていないというか、体制が整っていないというか、そういうことはちょっと感じざるを得ませんでしたよね、これ会社の問題としてね。

野田さん(エフエムたいはく)

でも、逆に言えば、民間だったら、そんなこと、おかし過ぎますよね(笑声が上がる)。だって、他の会社のパンフレットの上に、自分の会社のシールを貼って、これって、そんな普通に渡せませんよね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

まあね。事実で言えばそういうことですよね。間に合ってないんですね。

野田さん(エフエムたいはく)

間に合ってないんですね。だって今、11月ですからね。「4月から何ヶ月経ってるんですか? 」っていう感じですよね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

で、いま小川さんがね、いみじくも例に挙げた日野自動車の最近のニュースなんていうのは、その会社の中で行われてた行為が、内部告発によって最初発覚したんです、たしかね。それが、社長以下、首脳陣がみな退場せざるを得ないぐらいな話になったわけですよ。

ということで、今そういう企業に求められてるのは、企業のガバナンスと言いますかね、しっかり統制が効いてて、しかも、社会に対して、あるいは消費者に対して、ユーザーに対して、ちゃんと明らかに出来る、ちゃんとオープンに、「社内でこういうことやってますよ」っていうことを説明できるということが、非常に重要なんですよね。

そのことが、むしろ会社を守ることにもなるし、もちろんユーザーや消費者を守ることにもなるんだけども、そのことは、この浄化センターにも当てはまりますよね、小川さん。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうですね。まさにその通りで。民間会社でやってるわけですから、人間の集まりなわけですよ。人間の集まりっていうことを考えた時に、人それぞれなわけで。

きちっとルールだとか、それから運営に関する理念だとかというふうなことを、職員の人たち、社員の人たちが、いま言ったようなことで、武装と言いますか、きちっと貫徹して、考え方を、「全体をこれでやってくんだよ」ってことを、企業としてはずうっと教育し続けて、そして技術もずっと研修し続けて維持していく。

これがめちゃくちゃ難しいわけです。維持するっていうのがね。「創業は易く、維持は難し」っていう、その通りだと思うんですよ。

始めたわけですから、始めた以上は、それをどう維持するのか? ってことを、社会にこう、「私たちはこうやって、維持していくための取り組みやってくんです」っていうことをね、示し続けないといけないそれを怠った時に隙が生まれて、いろんな不正が起こる要因の1つになり得るわけですよ。

先ほどの自動車会社の例で言ったように、そういうことは社会的にわかってるわけで、日本の企業はみんなわかってるわけですよね。そのようなことを、どうやって防ぐのか? っていうことについても、ある意味はっきりしてるんです、やり方は。

そういう点で言うと、ガバナンスを、統治能力をですね、みずむすびがきちっと発揮するための努力を是非していただかないと、県民の不安っていうのは、なかなか解消されないなあっていうは改めて思いますけど。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

小川さんは、もともと食品工場やなんかをチェックするお仕事をされてましたからね。見る目がプロだから厳しいんですよ。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

当たり前ですね。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ホントは当たり前のことなんですよ。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

今は特にね、そういうことで、我が企業を守るためには、様々な情報をオープンにしていく、と。ちっちゃなミスがあったら、それを是正するって形で、大きな誤りにならないようにする。それが大切ですよね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そういうこと。説明責任を積極的に果たしていくということが、結局、会社の中を浄化するって言うかね、いつもクリーンにしていくことにもなるわけなんですよね。どうですか? 佐久間さんは、さらに何か、感じたことありましたか?

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

いまの小川さんの事業者的な観点から、それぞれご指摘があって、まさにそうだなあと思いました。たしかにパンフレット、せっかくみずむすびさん、全国で初の3事業一体のコンセッションで、規模も大きいし、これを請け負ったわけですよね。

私たちは賛成はしないけれども、これを第1番目として、モデルとして、いろんなとこにこういう仕組みを広げていこうという第1号ですよね。

そうであれば、なおさら、県民、市民に開かれて、「我が社は、県民のみなさんが様々な不安や疑問をお持ちのことについて、このように対応していくんだ」と、「何か心配事があったら、どうぞ聞いてください」、そういう情報を流していかなくちゃいけない。

だから、令和元年5月の古いパンフレットいただいたっていうのは、いかにも、そういう民間事業者に、ある意味で私たちが期待していることに、全く沿ってないなと思って。

ぜひ情報開示、様々なわかりやすい情報を、いろんな媒体でいいですから、紙も含めて出してもらいたいなと改めて思いましたね。

◆ それぞれの浄化センターには、独自の癖がある

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

というわけで、みずむすびは、今年の4月1日から、この浄水場(筆者注:浄化センターの言い間違えです)運営を移管されて始めたわけです。その前、前年度の後半というか、半年ぐらいは、引継ぎ機関があったんですよね。

つまり、去年の秋、暮れあたりから、みずむすびの社員が、少しずつあちこちの浄水場や浄化センターに入って、引継ぎを始めたんだというふうに思うんです。

それも、おそらく、現場で説明してくださったみずむすびの社員の方のお話を伺うと、大変なご苦労されたんだろうなと、大変だったんだろうなというふうに感じました。

というのは、おっしゃってたのは、各地の浄化センターを経験されたベテランの社員の方でも、「やっぱり、その浄化センター浄化センターによって、癖があるんだ」という言い方をされてたんですね。特徴があるんだ、と。

流れてくる汚水の性質とか、量とか、あるいは気候、風土、気温とか、そういうことがある。それによって、そこに生きている微生物の組成も種類も違ってくるんだ」、と。

そうすると、微妙な管理も違ってくるということになるでしょうから、もちろん、各地で経験積んできた、それは土台なると思うんですけど、それに加えて、「この仙塩浄化センターなら、仙塩浄化センターなりのいろんな工夫が必要なんだ。その癖を読み取って、習得することが必要なんだ」とおっしゃってたのが、印象的でしたね。

小川さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

やっぱり、最後は人なんですよね。技術とかいろいろありますけど、それを運営する人がね、最後のポイントになるので、そこはやっぱり、育てるということをね、やっていただかないといけないなっていう思いを強くしましたね。

 

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多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうですね。そういう意味ではホントに、現場の苦労がしのばれるお話を伺うことができました。一方で、その引継ぎがちゃんとされたのかな? っていう、逆にね、不安要素がちょっとありましたね、佐久間さん。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

そうですね。技術的な問題、事務的な問題、いろいろあるんでしょうけど、ま、技術は一般化されてる公知の技術というか、公にされてる技術は、当然、引継ぎしたんでしょうけど、いま多々良さん、小川さんおっしゃったみたいな、その癖、この施設の癖、個性とか、それから、この地域の様々な地理的環境、そういうもので非常に微妙に違ったノウハウみたいなものがないと、うまく動かせない、と。

そういうものを、ある意味これから自分たちの力で学んでいくしかないんだ、と。それは前任者から教えてもらってるわけではないので、現場の方が1つ1つぶち当たって、ご苦労して獲得してくと、そんなお話がありましたね。それは、やっぱりそうなのかなと、ホントに感じましたね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

本当に勉強になった、タメになった見学でしたね。対応してくださった職員の方には、「ホントにありがとうございました」と申し上げます。

◆ 学習会「仙台市の水道事業の現状とこれから」

で、佐久間さん、前回もしたんですけど、もう一度、私たちのネットワークが準備してる学習会のご案内をお願いいたします。

佐久間さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、それではご案内しますが、「仙台市の水道事業の現状とこれから」というテーマで、仙台市の方から、出前講座として講義をしていただきます。

日にちは、11月19日土曜日10時半から12時まで。

場所は、仙台弁護士会館の4階ホールです。

仙台市の水道事業は来年、給水100周年を迎えます。こういう歴史的な時期に、今年4月から県が上工下水道の民営化を始めた、と。

仙台市は、25%、県から水道を買ってるんですよね。ですから民営化される事業に非常に関心を持っている。そういう仙台市のお立場で、これからの水道事業、仙台市はどういうようなイメージを持っていらっしゃるのか? 

それをお聞きしたいと思いますので、ぜひ、県営水道と仙台市の水道を関連付けて考える機会にしていただければありがたいと思います。どうぞみなさん、ご参加くださいね。

多々良さん(命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ)

ハイ、そういうわけで、11月19日の午前10時半、仙台弁護士会館の4階に、みなさん、ぜひ集まってください。よろしくお願いします。

今日は、佐久間さん、小川さん、どうもありがとうございました。野田さんも、ありがとうございました。聞いてくださったみなさんも、最後までありがとうございました。

 

 

 

10/17決算特別委員会建設企業分科会での水道事業についての報告と質疑応答です!

2022年10月17日、決算特別委員会建設企業分科会が開催され、水道事業についての報告と質疑応答が行われました。

 

今回の記事内容

公営企業管理者の説明に対する質疑応答

◆ みやぎ型導入後の決算資料はどういう形になるのか?

◆ 広域水道の一般会計からの繰入について

水道経営課長の説明

◆ 水道用水供給事業について

◆ 工業用水道事業について

◆ 流域水道事業について

水道経営課長の説明に対する質疑応答

◆ 来年度の決算は、みやぎ型の運営権者分も含めてわかりやすい形で

◆ 大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の一般会計からの繰入金の理由は?

◆ 大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の初期投資の企業債は、ほぼ終わる

◆大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の減価償却費は、なぜ稼働率で算定したのか?

◆ 都道府県営の用水事業では、宮城県の供給単価が最も高い!

◆ みやぎ型運営権対価は、いつ入金になったのか?

◆ 企業債の繰上償還をするはずだった分の運営権対価の使い方は?

 

公営企業管理者の説明に対する質疑応答

 

遠藤委員長

これより企業局関係の議案の審査を行います。公営企業管理者の説明につきましては、9月28日の本会議において行っておりますので、直ちに説明に対する質疑を求めます。

筆者注:10/13の決算特別委員会総括質疑での説明と取り違えられているのではないかと思われます。

宮城県議会HPより

宮城県議会HPより

www.pref.miyagi.jp

miyagi-suidou.hatenablog.com

◆ みやぎ型導入後の決算書、資料はどういう形で出てくるのか?

福島委員

えーとー、ま、令和3年度の決算が示されています。で、そのう、みやぎ型が、ま、4年度から始まってますので、そこに関わる部分については、新たな形で出されるようになるので、今のような形は令和3年度で終わってしまうということですけれども。

そのう、みやぎ型の部分も含めて、あるいは県が引き続きやる部分も含めて、今後どういうふうな形で、そのう、水道、工業用水、流域下水道の決算書、あるいは決算資料が出てくるのか? 

実は昨年も伺いまして、前任管理者は、「運営権者が実施した内容について、その会社の経営状況も含めて何らかの形で報告する。具体的にどうするか? は、もう少し勉強させていただく」いう答弁をいただいております。

ま、具体的にこういう形になるという検討は進んでいるのかどうか? 伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

あのう、まあ、検討は、ま、現在、あのう、今ちょっと調べているところなんですけども、まず、あの、えーとー、みやぎ型の、ま、導入になりまして、令和4年度から運営権者が、ま、実施してる、ま、事業、これは、県の予算、決算からまるっきり離されるということになります。

で、ま、そういう状況なので、あのう、ま、来年の令和4年度決算においてはですね、えー、当初予算と、えーと、前年度決算と比較して、で、その分析を行うなどして、で、そのう、ま、これまで同様ですね、県の予算を、その、ま、説明できるような資料を、ま、作っていきたいというふうに思っております。

で、一方でですね、運営権者の決算のほうにつきましては、あのう、運営権者の株主総会が終わった後に、うちのほうに、ま、年間の、ま、財務諸表等の提出があるということですので、それが経営審査委員会にかかる。

その経営審査委員会の、ま、結果、その内容も含めて、そちらのその経緯、あの、??ということでご報告させていただくということを考えているということで、ま、ちょっと、もうちょっと検討させてください。

福島委員

えー、あの、行政は継続性が大切だと言われています。特に、あのう、企業会計においては決算が大事であります。20年間のみやぎ型の期間も、「全体として、企業局の事業は、これこれこういう状況にある」ということは、ま、全体として議会に報告されなければいけないと思いますし、また、それを審査することが大切だと思います。

で、みやぎ型の運営も、その時々で検証しないといけないというふうに思います。ま、いま管理者もおっしゃったように、えーー、運営会社のほうは、その、四半期ごと、あるいは、その、半期ごとって形で、えー、出されておりますので、ま、適切な形で、あの、委員会にも、あのう、ご報告いただきたいというふうに思っています。

で、今回も、あの、経営審査委員会の開催結果についてのご報告はあったんですけれども、ちょっと、その点が不十分だったと思うんですけど、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、経営審査委員会の結果をですね、ま、どこまで、ま、詳細に報告すればいいか? というところについては、ちょっと、われわれも、あの、いろいろ考えた結果、前回のようなご報告にさせていただいております。

で、もうちょっと詳しくというような、あの、ことでですね、で、その、どこまで詳しくってことについては、あの、こちらで、また考えたいと思いますが、あの、ま、よりわかりやすい形でご報告するには、どうしたらいいのか? っていうのは、あの、今後も引き続き検討していきたいと思います。

いずれ始まったばかりで、これからずうっと続いていくものですので、先ほど言われたことについてはですね、あの、その時点その時点で、ま、ベストだと思うことを、ま、積み重ねていって、で、変えていくってことについては何ら支障ないと思いますので、そういう形でやっていきたいと思います。

広域水道の一般会計からの繰入について

福島委員

今回、広域水道の一般会計からの繰入について、ま、決算年度も含めてどうなってるのか? 総額を調査してもらっております。まだ調査中で数字が出てきていないのかどうか? ちょっと伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、ちょっと時間がかかっておりまして、その、もうちょっとお時間いただきたいと思います。

福島委員

ま、調査の後、ま、確たる数字が出てくることを待っております。

で、昭和の紙ベースの時代から続いてる事業ですので、なかなか、あのう、トータルで出すというのは難しいというのも承知しますが。

ただ、しかし、あのう、えー、トータルで経営がどうなっているのか?公営企業と言えど、相当な額の税金を投入して、これまで維持してきた事業だという、ま、その辺をしっかりと明らかにしていく必要が、今あると思っています。

で、これは、将来の、その、40年先と言われる管路の更新投資ピークの時期の議論のためにも必要なことだというふうに思っています。あのう、ぜひ、引き続き、あのう、大変な作業だと思うんですけれども、資料の提供を求めて、これは要望で終わりたいと思います。

それから、あのう、みやぎ型の20年間があっても、最終責任は企業局にありますので、21年後、みやぎ型が終わった後、ま、その後どうなるかわかっておりませんけれども、とにかく21年後、それから40年後の決算審査も議会がきちんと行えるように、資料の作り方、報告の仕方などを工夫し、県民がわかるような決算とその付属資料をしっかりと作る努力、ま、あの、えー、試行錯誤かもしれないんですけれども、20年間が空白になるということがないように、その辺、ぜひ、よろしくお願いしたいと思うんですけど、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、先ほど、えーと、委員のほうから試行錯誤という話もございましたが、まあ、この、あのう、みやぎ型、ま、始まったばかりでございますので、それがどいうふうに、われわれ?????するか? についてはですね、あの、どのような形の報告がいいのか? ま、十分検討させていただいて、えー、たとえば、その、あの、報告について、もうちょっとこういう方向ということがあれば、それを開示して、よりいいほうに、ま、していくことだと思っておりますので、そういったことについては、継続して検討させていただきたいと思います。

福島委員

ま、重ねてのようで申し訳ないんですけども、ま、3事業の管路部分や、それから流域下水道でも、その、北上川下流流域下水道などの事業は、ま、県が引き続き、あのう、経営主体として行っていく部分でもあります。

えー、前管理者は、その開示のレベルと、みやぎ型に移った事業の、その差違がわかるように説明したいというふうに言っています。

ぜひ、そこのところも、わかりやすく、えー、比較できる、あるいはトータルとしてわかるような資料と説明になるよう、ま、あと1年ありますので、求めたいと思いますが、いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

いま委員からお話ございますように、あの、流域下水道3事業については、みやぎ型に含まれてない事業でございます。その事業が、みやぎ型に含まれているものと、ま、どういった違いがあるのか? ということについては、ま、可能な限りわかりやすく説明する努力をしていきたいと思います。

 

水道経営課長の説明

 

大沼水道経営課長

◆ 水道用水供給事業について

水道経営課が所管する水道用水供給事業、工業用水道事業および流域下水道事業の令和3年度における決算の概要および利益の処分についてご説明申し上げます。

はじめに、水道用水供給事業についてご説明いたします。

決算報告につきましては、令和3年度宮城県公営企業会計決算書の1ページから4ページに記載されておりますが、A4判横の令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料により説明させていただきます。

補足説明資料の1ページをお開き願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款、えー、大崎広域水道、第2款、えー、仙南・仙塩広域水道いずれも主なものとして、えー、第1項営業収益は 給水収益、第2項営業外収益は国庫補助金等により、えー、えー、得した資産に係る減価償却のうち、えー、補助金等相当額を計上する長期前受金戻入でございます。また、仙南・仙塩広域水道の第3項特別利益は、福島第一原発事故に係る損害保証金となっております。

一番下の合計をご覧願います。算額は13,573,088,315円で、予算額に対し224,954,315円の増となっております。これは主に、給水量が見込みを上回ったことによるものです。

補足説明資料2ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

収益的支出でございますが、いずれも主なものとして、第1項営業費用は、浄水場の運転管理、設備点検等の委託料、施設修繕費、えー、減価償却費、第2項営業外費用は、企業債に係る支払利息や消費税、第3項特別損失は、その他特別損失となっております。

一番下の合計は、算額が11,449,713,631円で、不用額は864,222,669円となっております。これは主に、委託料や修繕費、えー、消費税などの額の確定によるものです。

補足説明資料3ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

資本的収入及び支出のうち、収入でございますが、いずれも主なものとして、第1項企業債は建設改良工事費に充てるための企業債収入、第2項国庫補助金えー、第3項出資金および第7項他会計補助金は、えー、耐震化事業に対する一般会計からの繰入金となっております。

また、えー、みやぎ型管理運営方式の導入に伴い、第6項固定資産売却代金、えー、第9項運営権対価を計上しております。

一番下の合計は、算額が1,300,675,130円で、予算額に対し152,463,870円の減となっております。これは主に、えー、事業繰越に伴う企業債借入金の減によるものです。

補足説明資料4ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

資本的支出でございますが、第1項建設改良費は、田尻川水管橋工事や足立送水連絡管布設工事など、えー、各事業において建設工事等を実施しております。

また、いずれの事業も、えー、第2項企業債償還金を計上している他、第4項国庫補助金返還額は、消費税の額の確定に伴う返還金となっております。

一番下の合計は、えー、算額が8,142,934,351円で、不用額は342,720,226となっております。えー、これは主に、えー、施設更新に係る建設改良工事の額の確定によるものです。

なお、関係機関との調整に不測の日数を要したことなどにより、えー、建設改良工事費等の一部を翌年度に繰越しております。

次に、財務諸表についてご説明いたします。決算書の5ページをお開きねがいます。

損益計算書でございますが、表の中ほどよりやや下、えー、経常利益は1,954,831,732円、下から4行目、当年度純利益は1,756,347,298円となっております。

また、下から2行目、その他未処分利益剰余金変動額の2,206,232,884円は、返済積立金、積み立てた額のうち、えー、令和3年度中に企業債の償還に充てたことにより、えー、未処分利益剰余金に振り替えられたものです。

えー、今年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせた、えー、当年度未処分利益剰余金は3,962,580,182円となっております。

この未処分利益剰余金の処分については、7ページをご覧ください。

えー、剰余金処分計算書案の右側の欄のとおり、えー、当年度末の未処分利益剰余金3,962,580,182円のうち、令和3年度の純利益である1,756,347,298円は、翌年度以降に欠損金が発生した場合の、えー、補填財源として、利益積立金に積立てを行い、えー、企業債の償還に使用したり、2,206,232,884円は、えー、資本金に組み入れる予定としております。

決算書8ページの、えー、貸借対照表をご覧願います。1番下の資産合計は、205,317,851,639円となっております。

決算書9ページの1番下、負債合計は、えー、58,497,538,746円となっております。

決算書10ページをご覧ください。下から2行目、資本合計は14,682,312,893円となっており、1番下の負債資本合計は、えー、8ページの資産合計と同額となっております。

えー、なお、資産の部の固定資産については40ページ、負債の部の企業債については41ページから46ページに、明細を記載しております。えー、水道用水供給事業については、以上でございます。

◆ 工業用水道事業について

次に、工業用水道事業についてご説明いたします。

決算報告につきましては、決算書の50ページから54ページになりますが、補足説明資料によりご説明いたしますので、補足説明資料5ページをお開き願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款仙塩工業用水道、えー、第2款仙台圏工業用水道、第3款仙台北部工業用水道いずれも主なものとして、第1項営業収益は給水収益、第2項営業外収益は長期前受金戻入となっております。また、仙台圏工業用水道および仙台北部工業用水道の第3項特別利益は、その他特別利益となっております。

一番下の合計は、算額が1,950,384,148円で、予算額に対し62,724,148円の増となっております。これは主に、JR貨物工業用水道管移設に係る撤去工事の負担金を特別利益として受け入れたことによるものでございます。

補足説明資料6ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

収益的支出でございますが、いずれも主なものとして、第1項営業費用は、施設保守管理委託料、えー、施設修繕費、えー、減価償却費、第2項営業外費用は、企業債等に係る支払利息や、えー、消費税、第3項特別損失は、えー、その他特別損失となっております。

一番下の合計は、算額が1,619,866,432円で、不用額が188,063,668円となっております。これは主に、委託料や修繕費などの額の確定によるものです。

補足説明資料7ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

資本的収入及び支出のうち、収入でございますが、えー、建設改良工事費に充てるため、第1款仙塩工業用水道および第2款仙台圏工業用水道は第1項企業債、第3款仙台北部工業用水道は第7項他会計補助金を、また、いずれの事業も第5項工事負担金のほか、 みやぎ型管理運営方式の導入に伴い、第6項固定資産売却代金および第9項運営権対価を計上しております。

一番下の合計は、算額が1,000,182,432円で、予算額に対し399,151,432円の増となっております。これは主に、前年度からの繰越事業の完了に伴い、他会計補助金の受入額が増加したことによるものです。

補足説明資料8ページをご覧願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

資本的支出でございますが、第1項建設改良費は、JR貨物工業用水道管移設工事や砂押川水管橋ほか、伸縮可とう管補強工事など、えー、各事業において、えー、建設工事等を実施しております。

また、いずれの事業も第5項他会計からの長期借入金償還額を、この他第3款を除く各事業において第2項企業債償還金を計上しております。

一番下の合計は、算額が1,490,287,787円で、不用額は27,924,034円となっております。これは主に、建設改良工事費等の額の確定によるものです。

なお、えー、工法検討に不測の日数を要したことなどにより、建設改良工事費の一部を翌年度に繰越しております。

次に財務諸表についてご説明いたします。決算書の55ページをお開き願います。

損益計算書でございますが、表の中ほどよりやや下、えー、経常利益は331,436,837円、下から4行目、当年度純利益は31,752,409円となっております。

また、下から2行目、その他未処分利益剰余金変動額の83,063,840円は、返済積立金、積立てた額のうち、令和3年度中にえー、企業債の償還に充てたことにより、えー、未処分利益剰余金に振替えられたものです。

えー、今年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせた、えー、当年度未処分利益剰余金は384,816,249円となっております。

この未処分利益剰余金の処分については、えー、57ページをご覧願います。

剰余金処分計算書案の右側の欄のとおり、えー、当年度末の未処分利益剰余金384,816,249円のうち、令和3年度の純利益のうち188,310,519円は、翌年度以降の更新投資に要する財源として、建設改良積立金に113,441,890円は翌年度以降に欠損金が発生した場合の補填財源として利益積立金に積立てを行い、企業債の償還に使用した83,063,840円は、資本金に組み入れる予定としております。

決算書58ページから60ページの、えー、????貸借対照表をご覧願います。59ページの中ほど、資産合計は2,299,064,058円となっております。

また60ページの1番下、えー、負債合計は13,431,204,633円、資本の部の、えー、61ページの下から2行目、資本合計は9,477,859,425円で、1番下の負債資本合計は、えー、59ページの、えー、資産合計と同額になります。

えー、なお、資産の部の固定資産については94ページに、負債の部の企業債については59ページから97ページに、明細を記載しております。工業用水道事業については以上でございます。

◆ 流域水道事業について

次に、流域水道事業についてご説明いたします。

決算報告につきましては、決算書の124ページから133ページになりますが、補足説明資料によりご説明いたしますので、補足説明資料の13ページをお開き願います。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款仙塩流域下水道から14ページの第7款迫川下水道まで、いずれも主なものとして、第1項営業収益は、えー、管理運営負担金、第2項営業外収益は長期前受金戻入や一般会計からの繰入金、えー、第3項特別利益はその他特別利益となっております。

14ページ一番下の合計は、算額が15,305,378,937円で、予算額に対し445,545,063円の減となっております。これは主に、資産の除却に伴い、えー、除却額に対応する、えー、補助金相当額を特別利益として見込んでおりましたが、事業の繰越しにより翌年度の初期となることによるものです。

補足説明資料15ページから17ページは、えー、収益的支出になります。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

いずれも主なものとしまして、えー、第1項営業費用は、えー、指定管理料や減価償却費、第2項営業外費用は、企業債に係る支払利息や消費税、第3項特別損失は、その他特別損失となっております。

17ページ一番下の合計は、算額が14,816,703,931円で、不用額は653,823,669円となっております。これは主に、委託料や修繕費などの額の確定によるものでございます。

補足説明資料18ページから21ページは、資本的収入及び支出のうち、収入になります。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

いずれも建設改良工事費に充てるため、第1項企業債、第2項国庫補助金、第5項工事負担金、第7項他会計補助金を計上しております。

また、第1款仙塩流域下水道から第4款吉田川流域下水道については、みやぎ型管理運営方式の導入に伴い、第6項固定資産売却代金、えー、第9項運営権対価を計上しております。

21ページ一番下の合計は、算額が3,678,450,645円で、予算額に対し348,366,355円の減となっております。これは主に、事業資金の一時的な不足に備えて、予定していた、えー、地域整備事業会計からの借入を行わなかったことによるものでございます。

補足説明資料22ページから23ページは、えー、資本的支出になります。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

その主なものとして、第1項建設改良費は、仙塩浄化センター水処理施設改築工事や、えー、仙南浄化センター送風機等建設改築工事など、各事業において建設工事等を実施しております。また、すべての事業において、第2項企業債償還金を計上しております。

23ページ一番下の合計は、算額が4,881,453,478円で、不用額は2,680,573円となっております。えー、これは主に、施設更新に係る建設改良工事費等の額の確定によるものです。

なお、えー、各流域下水道事業において、関係機関との調整に不測の日数を要したことなどにより、えー、建設改良工事費の一部を翌年度に繰越しております。

次に財務諸表についてご説明いたします。決算書の134ページをお開き願います。

損益計算書でございますが、表の中ほどよりやや下、えー、経常利益は698,109,985円、下から4行目、えー、当年度純利益は476,654,035円となっております。

また、下から2行目、その他未処分利益剰余金変動額の316,673,525円は、えー、返済積立金、積立てた額のうち、令和3年度中に、企業債の償還に充てたことにより、えー、未処分利益剰余金に振替えられたものです。

今年度純利益とその他未処分利益剰余金変動額を合わせた、えー、当年度未処分利益剰余金は793,327,560円となっております。

えー、この、えー、未処分利益剰余金の処分については、136ページをご覧願います。

剰余金処分計算書案の右側の欄のとおり、えー、当年度末の未処分利益剰余金793,327,560円のうち、令和3年度の純利益のうち円476,654,035円は、翌年度以降に欠損金が発生した場合の補填財源として利益積立金に積立てを行い、企業債の償還に使用した316,673,525円は、資本金に組み入れる予定としております。

決算書137ページから139ページの貸借対照表をご覧願います。138ページの上から3行目、資産合計は139,900,699,921円となっております。

決算書138ページの1番下、負債合計は127,221,790,852円、えー、えー、139ページの下から2行目、資本合計は12,678,909,069円で、1番下の負債資本合計は、138ページの資産合計と同額となります。

えー、なお、資産の部の固定資産については191ページに、負債の部の企業債については192ページから233ページに、明細を記載しております。以上で水道経営課が所管する3事業の決算の概要および利益の処分についての説明を終わります。よろしくご審査を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

水道経営課長の説明に対する質疑応答

 

◆ 来年度の決算は、みやぎ型の運営権者分も含めてわかりやすい形で

福島委員

ハイ、えーとー、みなさんの机上にも、先ほど、あのう、開会前に委員長の許可を得まして、えーとー、今年の8月24日に開催された、えー、令和4年度第1回経営審査委員会で資料2として、あの、提出された「第一四半期の事業運営状況について」の中の1枚、あの、経営業務、ま、あの、えーとー、みずむすびマネジメントみやぎさんの、その、四半期、令和4年度の四半期の、その、財務数値として、経営審査委員会に報告されたものが、あのう、お配りさせていただいております。

          みずむすびマネジメントみやぎの報告資料より

miyagi-suidou.hatenablog.com

で、これは、あの、えとー、運営会社みずむすびマネジメントみやぎさんのホームページにも、あのう、出されているものと同じものでありますけれども。

drive.google.com

えーと、この、財務数値、これ、あのう、みやぎ型にあった9事業の売上高や総利益、営業利益、経常利益等が、あのう、示されておりますけれども、要するに、ま、それは、今年度ですけれど。

たとえばの話で、ただいま、われわれが令和3年度の決算を審査しておりますけれども、この令和3年度では、決算書のどこの所に、これらが、ま、含まれていたものなのか? 

それから、その、えー、決算補足説明資料ではどこの所に含まれてたのが、こう、みやぎ型が始まったことによって、あのう、こう、なんて言うか、省かれるもの、別々のものになったのか? えー、もし説明できれば、あの、お願いしたいんですけども。

大沼水道経営課長

えー、ま、令和3年度はですね、まだみやぎ型始まってないので、えー、えー、この中に含めるということは、当然ながら難しいと思います。

で、その中で、みやぎ型に移行する場合は、どの項目に当たるのかというご質問だと思いますが、えー、いま3年度分で説明することなかなか困難でございます。

えー、そもそもですね、みやぎ型管理運営方式はですね、県とみずむすびマネジメントですね、決算、別物でございますので、県の決算とかですね、補足説明には含めてないものでございます。

福島委員

まあ、あの、それはそうなんだとは思うんですけれども、結局、あのう、うんとー、まるっきり違うもの、別物だということなんですけれども、管理者が先ほどおっしゃったように、「来年度の決算は、わかりやすい形で説明したい」と言われております。

ただし、ま、これまでの慣例ですと、その、わかりやすい形での決算書にしても、補足説明にしても、割と、あの、分科会審査の直前であったり、それから、決算書そのものも、あのう、2週間前ぐらいでないとわれわれの手元には来ないと。

ですから、ま、来年のことですけども、決算前で、来年のことに対する提案ということなんですが、やはり、あの、読みこなしたり、前年と比べての比較や審査、検証ができる、そういうことが非常に大事だというふうに思っています。

で、あの、第一四半期は、このように、あの、ま、運営会社としては出しておりますし、これから、あのう、先の、あのう、うんとー、常任委員会でも、今後の予定ということで、11月14日には半期業務報告書の提出期限として、みずむすびマネジメントみやぎから出されますし、それを12月下旬には県がモニタリングして結果を公表するということになっています。

ま、そういう、その、まあ、四半期、それから半期という形で、ま、出てきてるものについて、ま、「こんな感じですよ」というような形で、その、ま、1年分一遍に出されるというよりも、あのう、分けて、ま、来年の決算に備えていくということが、あのう、私としては、あのう、要望していきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか?

大沼水道経営課長

えー、えー、えーと、民間事業者である運営権者の会計はですね、あのう、これまでの県の会計における、えー、予算費目とは全く異なりますので、えー、なかなか単純には比較することは難しいということはご理解いただきたいと思います。

えー、県の、えー、令和4年度の決算においてはですね、えー、前年度の比較を含めですね、みやぎ型になったからといって、どういうふうに変わっていくのか? というところについてはですね、えー、わかりやすい説明をしていこうと思っております。

なおですね、えーー、運営権者の決算を含めて、ま、事業報告についてはですね、えー、運営権者の株主総会を経て、えー、年度末から90日以内に県に提出されるということになっており、えー、運営権者において報告されるということになっておりますので、えー、6月末時点、7月ぐらいですかね、9月議会に十分間に合うと思っております。

それと、四半期ごとでございますが、これもですね、えー、どういった形で出せるのか? っていうのは、検討させていただきたいと思います。

福島委員

ま、これまでの、あの、企業局の、そのう、事業の決算終わると、1年間通じての資料しかないもんですから、それが、その、四半期とか半期というふうに出されてきても、われわれとしても、その、比較するものもないという状況ですので。

もし、あの、可能であれば、そういう、そのう、四半期、まあ、それが無理だったら、半期でも、えー、参考資料として、あのう、みやぎ型とそれ以外の部分ということで、分けて出すような形だと、年に一遍の決算審査の時も、割と、あのう、スムーズにいくのではないのかなというふうに思っておりますので、ま、なお、要望しておきたいと、検討を要望しておきたいと思います。

それから、ま、先ほども、あのう、管理者に要望しましたけれども、経営審査委員会の結果および答申を、常任委員会にする時には、あの、もう少し概要がわかるように、えー、説明資料の配付なども増やし、丁寧に行うことを求めておきたいと思います。これは要望です。

大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の一般会計からの繰入金の理由は?

それからですね、えーと、補足資料3ページの大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道、それぞれ資本的収入の3項の出資金、それから7項他会計補助金のところに、一般会計からの繰入金があります。

令和3年度公営企業会計決算に係る補足説明資料より

それぞれ、どういう理由、根拠で、ま、決算年度は繰入れてるのか? 伺いたいと思います。

大沼水道経営課長

えー、繰入金につきましては、えー、総務省副大臣が、えー、発出する地方公営企業繰出金通知等に基づくものでございます。えー、出資金は一般会計からの繰入金として行ったものでございまして、えー、他会計補助金は、えー、県から補助金として受け入れたものというふうになっております。

えー、一例を申しますと、国庫補助金についてはですね、えー、生活基盤施設耐震化等交付金、えー、われわれとしては、えー、受けております。

で、この対象となった、えー、水道、水源施設および、えー、水道広域化施設に係る建設改良工事の1/3を、補助、受けるという形になっております。

えー、ちなみにですが、えー、この中ではですね、えー、平成元年度以前の、えー、各年度のおける建設改良費の1/3、こういったようなものが条件になっておりまして、そのぶんについて、若干、管路更新等行っていたというところでございます。

福島委員

あのう、いろいろ国のルールもあって、あの、認められている、国で、および、その、国の地方交付税措置というのもあるということなんですけれども。

その、えー、ま更新投資にも国の地方交付税措置や補助制度を、耐震化のみならず、いまのお話ですと、その、平成元年までは、もっと、こう、拡充されていたのが、今、あの、なくなった。それ以降に対してはないということがありますので、拡充するように重ねて求めたいと思います。これも要望で留めたいと思います。

大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の初期投資の企業債は、ほぼ終わる

で、次にですね、えーと、大崎広域用水も仙南・仙塩広域用水も、初期投資の企業債は、ほぼほぼ終わるということを、ま、総括質疑で伺いました。

福島かずえ委員

えー、大崎広域水道の漆沢ダムの企業債はすでに完済し、南川ダムは残高1億8千万円で2024年度には完済予定です。仙南・仙塩広域水道の七ケ宿ダムは残高3億4千万円で来年度には完済できるとのことです。これで間違いありませんか? 確認します。

佐藤公営企業管理者

間違いございません。

miyagi-suidou.hatenablog.com

大崎広域水道、仙南・仙塩広域水道の減価償却費は、なぜ稼働率で算定したのか?

しかし、平成16年以前は、取得価額の全額を減価償却費に計上せず、稼働率を用いて減価償却費を算定していたため、減価償却費の期間満了が後ろ倒しになっています。ま、伸びているということですけれども、それぞれの、ま、あのう、広域用水だけでいいので、それぞれの減価償却期間満了見込みを伺いたいと思います。

大沼水道経営課長

まず、大崎広域水道でございます。えー、減価償却費の、えー、償却完了年度につきましては、えー、漆沢ダムがですね、えー、元々は令和1年度、元年度だったのが、えー、令和13年度に伸びております。

えー、漆沢ダム二期工事については、令和4年度だったものが令和14年度、えー、南川ダムの第一期工事分につきましては、えー、令和16年度だったのが令和24年度に伸びております。

えー、仙南・仙塩広域水道につきましては、えー、七ケ宿ダム分の一期工事については、令和11年度が、えー、完了するのが令和23年度に伸びた。えー、二期工事につきましては、令和14年度が令和24年度に伸びております。という状況でございます。

福島委員

なぜ稼働率を用いて減価償却費を算定したのか? 伺いたいと思います。

大沼水道経営課長

えー、実際の設備の稼働状況を勘案しまして、えー、コストを低減するため、初期のですね、えー、総務省厚労省ですね、指導を受けながら、えー、受水市町村の了解を得て処理したもので、これを進めたものでございます。

福島委員

ま、初期のコスを低減ということは、言い換えれば、そのう、水道料金を、まあ、低減するためということとも読み取れるんですけど、いかがですか?

大沼水道経営課長

えー、そうですね。あのう、取得した資産の全額をですね、減価償却費と算定した場合には、当然ながら費用は増えることになりますし、えー、収益は悪化することに当然なります。

ただ、これを、増額分をですね、料金に反映するかどうか? というのは、その時の判断によろうかと思っております。

福島委員

ま、あのう、取得した資産の全額を減価償却しては、結局、あのう、ま、高い水道料金になってしまう。ま、左様に私は思います。

ま、あのう、当時の議会の本会議等での、えー、やり取りなどでも、ま、水道料金を抑えていくということで、ま、こういうような形をするというようなやり取りもありました。

都道府県営の用水事業では、宮城県の供給単価が最も高い!

えーとー、で、管理者は、先の総括質疑の答弁で、あの、この計画、ま、「広域水道の計画は、将来人口を基に計画給水人口を算定し、1人1日当たりの使用水道などから計画水量を合理的に推計するなど、市町村と十分な協議を行い作成したうえで、国の厳正な審査をして認可されたものであり、妥当なものであった」という認識を示されております。

miyagi-suidou.hatenablog.com

しかし、国が示した将来人口そのものや国の厳正な審査そのものが、まあ、過大だった、間違っていたということが、まあ、今となっては明らかだというふうに私は思います。

えー、これは宮城県だけの話ではなく、全国的な問題となっています。で、こうした国の、ま、最終責任を曖昧にして、使用する市町村や住民にのみ負担を押し付けるべきではないと思いますが、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

あのう、これは、ま、決算特別委員会でもご答弁させていただきました。ま、先ほど、あの、委員からもお話ございました。

こういった時代背景の中でですね、あのう、ま、関係市町村、ま、水が不足するといった、そういう懸念の中で、「ぜひ県事業として、これをやってくれ」というご要望もございまして。

そうした強い要望も含めて、われわれ、市町村と十分協議させさせていただいたうえでですね、で、ま、計画を作り、ま、当時の、ま、厚生大臣に計画を認可されたというところでございますので、ま、そういった厳正な審査を踏まえ、市町村とも協議したうえで、この計画は成り立っているということをご理解いただきたいと思います。

ま、一方で、その、現在、未使用分の、あの、ま、未使用分の水ですね、ま、水利権ございます。それはですね、あの、どういうふうに活用していくか? その有効活用について、現在検討しているところでございますので、引き続き、その、保有資産を、ま、有効に活用していくという視点でもって、検討を重ねてまいりたいというふうに考えております。

福島委員

ま、当時の国の政策的なもの、ま、国策、それから、ま、判断が、結局、えーー、数十年経ってこういう状況になっているということでありますので、そこのところを、やはり、あの、曖昧にしないで、もっとその時の国の、やっぱり行政は継続性が大事ですので、そのう、ま、「間違っちゃった」っていう場合は、やっぱり改めるということとか、それを、そのう、うんとー、国民や住民や市町村のみに、地方自治体のみに負担を押しつけるというのはいかがなものか? というふうに思っております。

えー、それで、総務省が出している地方公営企業年鑑では、令和元年度も、それから令和2年度も、都道府県営の用水事業では、供給単価が、この宮城県が最も高くなっています。

えー、令和3年度、決算年度はまだ公表されていないので、令和2年度が最新のものであります。1㎥あたり146.41円というのが、宮城県の供給単価になっています。

えー、これはダントツ高くて、えー、都府県用水事業を行っている21の平均単価は、90.75円です。平均よりものすごく高いということで、2番目は兵庫県の125.17円、3番目が茨城県の114.48円ということであります。

今もなお、宮城県が、そのう、供給単価が最も高くなっているという現状であります。

で、これに対して、みやぎ型でのコストダウン分334億円と、ま、試算されておりましたけれども、これを高すぎる水道料金を下げるために使ってほしいという、ま、市町村の声、要望は、十分に理解できるものであります。

えー、ぜひ水道料金は値下げすることを求めますが、いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

あのう、みやぎ型の、ま、導入効果につきましては、これまでもご説明させていただいたとおり、その、本格的な管路更新、ま、それに備えた、ま、財務基盤の、ま、強化という面と、その、水需要の減少に伴い上昇が、ま、懸念される料金、ま、それを抑制していくということに使いたいと思っております。

その削減額の取り扱いですが、このみやぎ型9事業含まれておりまして、その9事業それぞれ、ま、特性があったり、経営内容が異なっているということもございます。

で、市町村も、えーと、そういった、いろんな事情があるということですので、ま、現在、あの、改定に向けた協議、その関係市町村との協議の中でですね、十分議論してまいりたいというふうに考えています。

福島委員

えーと、先には、あのう、えー、工業用水の事業で、そのう、結局、そのう、電気料金が上がったために、料金の改定という形がありました。

で、次期料金についても、やはり、このまま、そのう、原油高で電気料が高くなると、当然、その、えー、反映するようになっていくと。それは、基本的な料金の値上げということじゃない、別の要素での、その、値上げをせざるを得ないようなことも予想されます。

ま、そうした中で、やはり、あの、電気、水というのは、ま、市民の生活にとって基本的なものであって、ま、それが値上がりするということは、ものすごく大変なことになりますので、ま、そういったことも含めて、その、今回の次期水道料金の、えー、改定は、そういう情勢も含めて、十分に、あの、市町村それから住民の声を聞いて、決めていっていただきたい、と。

初回ですから、ぜひ、あのうみやぎ型の効果を、まあ、逆説的に言えば、示すためにも、値下げしたほうがよろしいのではないかということも、ま、指摘させていただきたいというふうに思っております。

◆ みやぎ型運営権対価は、いつ入金になったのか?

えー、それから、ちょっと、あの、加えて1点なんですけども、先ほど来から、あのう、資本的収入及び支出の中で、そのう、固定資産売却代金とか、それから、えーとー、運営権対価ということで、それぞれ9事業、あのう、えー、固定資産の売却代金やそれから運営権対価が、あのう、収入として計上されております。

で、えーと、運営権対価、ま、10億円が、あのう、いつ入金になったのか? ちょっと確認させていただければと思います。

大沼水道経営課長

えー、令和4年の3月中旬に入金されてます。

福島委員

で、あのう、これっきりの、ま、運営権対価というのが、ま、初年度現金で入ってるということでありますけれども、ま、それが本当に良かったのかどうか? というのは、今後の、あのう、検証していかなければわからないということですけれども。

ま、令和3年度の決算では、ま、みやぎ型の、そうした、あのう、実際に行うための運営権対価が、ま、あのう、この決算でも計上されているということを、ちょっと確認させていただきました。以上で終わります。

◆企業債の繰上償還をするはずだった分の運営権対価の使い方は?

岸田委員

あのう、運営権対価のことなんですけども、もともと、あのう、みやぎ型に、あの、移行することによって、ま、発生するかかり増し経費と、ま、モニタリングなんかのね、かかり増し経費と、あとは、あの、企業債の繰上償還、あのう、ま、それを、あのう、特例で認められた分ですよね、それに、えー、かかる費用として、積算して10億円というふうに、あのう、なったと思うんですけども。

それで、あの、ま、資本的収入として計上されてるんだけども、あのう、たとえば、その、剰余金の、あのう、処理なんかね、あの、各、あのう、流域下水道とか、これ、どういう処理になってるのか? ちょっと、それ教えてください。ま、どっかの会計の例でいいので。

大沼水道経営課長

えーと、えー、ご指摘のとおりですね、10億円の根拠となるものは、えー、今後のモニタリング経費、20年間のモニタリング経費と繰上償還ということを元に決めさせていただきました。

でー、われわれも手続きを実は進めておったんですが、えー、確認したところですね、えー、流域下水道につきましては、えー、額が非常にわずかであります。

でー、これを、えー、繰上償還した場合に、ただし、あの、デメリットもありまして、えー、今後3年間企業債を借りられないという条件になっております。

ということもあってですね、下水道については、えー、実はわずかであるということもありですね、デメリットが大きいということで、えー、繰上償還しない、ということにいたしました。

でー、上水道につきましては、ま、あのう、下水よりは、えー、繰上償還分、えー、見込みあったんでございますが、えー、繰上償還する条件といたしまして、えー、えー、みやぎ型、コンセッション始まってからの5年間と、えー、始まる前の会計を比べまして、収益が悪化してないということを示す必要がございました。というような条件がございました。

でー、調べましたらですね、提案を受けました、これ、提案受ける前は、あのう、わかっておったんですけど、提案受けて実際に、みやぎ型、みずむすびのですね、決算書出ている、見込み出てきたものを確認しましたらですね、えー、県側と、えー、合計しますと、必ずしも、えー、正直良くなってないと、えー、いう、えー、ことが、わかりました。

まあ、えー、みずむすぎとしては、20年間で収支は良くなるものの、最初の5年間というのは、えー、あんまり良くならないと。えー、当初の投資とか多くなりますので、そういった部分がありましてですね、えー、提案書を確認しました結果、えー、繰上償還の条件に至らないということがわかりましたので、えー、水道についても、えー、繰上償還しないこととしました。

えー、工業用水については、もともと対象になってはございませんでした。

岸田委員

あの、それはわかりました。あのう、そうすると、あの、たとえばね、あのう、えっとー、決算書の流域下水道で言うと、136ページに、そのう、えー、剰余金処分案が出ていて、あ、そうだね、処分が、「こういう形で処分しますよ」ということが出てるわけですよね。

そうすると、その、使ってないわけだから、繰越してるわけだけども、その、運営権対価っていうのは、ま、どういう処分になるんですか? これ。要するに、なんだかわかんないけども、この中に入ってるってこと? 

(水道経営課のメンバーがいろいろ確認し出して、あたふたとしている様子が少し長く続いたため、岸田委員が再度挙手して)ああ、ボクのそんなめんどくさい話じゃないけど。ああ、いい、いい。あ、いや、そんなに調べなきゃ答えられないんなら(と制するように手を振る)。

大沼水道経営課長

すいません、あのう。えーと、意見書のほうのですね、えー、17ページをご覧いただきたいと思います。

そこにですね、貸借対照表がございまして、えー、下のほうですね、えー、繰延収益の中に、(委員から「ちょっ、ちょっと待って、意見書が今持ってなくて」という声が上がり、意見書がその委員に届けられた模様)意見書の17ページでございます。

これ、見開き表がございまして、えー、貸借対照表がございます。その下のほうにですね、えー、5番の(3)、ここに運営権対価があるということでございます。 

岸田委員

事業ごとに、そのう、運営権対価がいくら、あのう、支払われているのか? というのは、あのう、各事業ごとに明確なんですか?

大沼水道経営課長

そのとおりでございます。

岸田委員

そうすると、当初は、その、かかり増し経費と企業債の繰上償還というのが、ま、最初の根拠だったわけだけども、あのう、今後、この運営権対価をどういうふうに充てていくか? っていうことは、これはこれで、あのう、その繰上償還分をなくしたっていうことに伴って、ま、これをどういう、あのう、えー、使い方をしていくか? っていうのは、ま、運営権対価分として何か検討されているっていうことになるんですか?

大沼水道経営課長

えー、運営権対価はですね、えー、経営審査委員会の開催費ですね、報酬とか旅費等とかですね。あとは、モニタリング業務、えー、みやぎ型管理運営方式のモニタリング業務、支援(?)業務ですね、のほうに使うということ、えー、でございます。えー、今のところ、えー、これのみでございます。

岸田委員

いや、だから、そういうものっていうのは、かかり増し経費として、あの、算定されていて、えー、それプラス、あの、繰上償還分ということで合計10億円というのが算出の根拠でしょ。

だから、その、もともと、あのう、経営審査委員会の開催経費とか、あのう、旅費とか、あのう、そういうものっていうのは、もともとかかり増し経費として計算されていたわけですよ、ね? 

で、だから、それ以外の、あのう、繰上償還分として算出されてた分について、ま、繰上償還っていうのはヤメにしたわけだから、ま、今後、今のところは、まあ、今のところ白紙だと思うけれども、あのう、今後、その分として、その繰上償還分としてどういう使い方をするのか? ってのは、それはそれで検討されてるという理解でいいんですか? ということですよ。

大沼水道経営課長

今から検討することになると思います。

岸田委員

あのう、あれですよね、あのう、えー、経費削減分が出てきて、あの、バリューフォーマネーなんかも出されてたけども、ま、そういうものを、たとえば、そのう、浜松なんかで言うと、最初に運営権対価として、あの、最初に、えー、もらってるわけですよね。

だけど、みやぎ型の場合は、そういう形を取らずに、最低限の運営権対価を、あの、最初に受け取って、残りの分については、毎年の按分の中でね、いわば、その、えー、経営改善というか、ま、そういうものとして受け取って、ま、最終的には、あのう、料金の、おー、ま、上昇抑制みたいなものにね、反映させていくというのが、ま、全体の構図ですよね、今回の。

そういう中で、あの、そういう全体の運営権対価と毎年の収入との関係で言えば、運営権対価10億円の、その、かかり増し経費以外の部分っていうのは、当初は、その、何回も言うけども、その、えー、繰上償還分として算定されてたわけだから、ま、そういう明確な根拠があるわけですよ、10億円の算定のね。

だから、それがなくなるわけだから、その、残りのかかり増し経費以外の分についてはね、ま、どういうものに使うか? っていうのは明確にしたうえで、ま、やはり、あのう、議会もね、報告してもらう必要があるんじゃないかと思うんですけど、ま、これは、管理者。

佐藤公営企業管理者

ま、いま、委員、お話ししたとおり、あの、みやぎ型のスキーム上はですね、運営権対価を、ま、できるだけ抑えて、で、経費の?????????させたという???になっております。

その運営権対価の根拠については、先ほど、あの、課長からも申したとおりですが、その根拠の前提になってるのが、多少崩れてるところもございますので、その使い道についてはですね、今後検討しお示ししたいと思います。

岸田委員

ちゃんと報告してくださいね。ハイ、終わります。

 

 

 

第385回宮城県議会決算特別委員会総括質疑での水道事業に関する質疑応答です!

2022年10月13日に行われた宮城県議会決算特別委員会総括質疑において、わたなべ拓委員と福島かずえ委員から水道事業についての質疑がありました。

 

今回の記事内容

わたなべ拓委員の質疑

◆ 検査機器、監視装置、薬剤など、懸念国からの調達について重々留意してほしい

福島かずえ委員の質疑

◆ みやぎ型は当事者抜きの施策だ

◆ 次期料金改定協議資料を議会へ提出するように

◆ 広域水道の過大な計画の縮小を

◆ 企業債完済にあたって、受水市町村への責任水量制を止めるべき

 

わたなべ拓委員の質疑

 

   宮城県議会インターネット中継映像より

miyagi-pref.stream.jfit.co.jp

◆ 検査機器、監視装置、薬剤など、懸念国からの調達について重々留意してほしい

わたなべ拓委員

本年4月1日からみやぎ型管理運営方式に移行したことに伴って、50億円ほど予算を縮減したようであります。えー、また、えー、事業担当班長による優れた資料を拝見いたしますと、モニタリングについても県と管理者の多重的チェックがなされておりまして、まあ、今のところは安心しておりますが、県民の不安解消のため、なお手堅い管理を願います。

えー、さて、仮にですね、管理運営権が、反社会的団体とは断じ得ないものの経済安全保障上、あるいは、人権デューディリジェンスの観点から、問題ある企業に譲渡された場合には、えー、法の定めにより議会の議決によってこれを退けることができますが、取引、すなわち委託、工事の発注、物品の購入がなされた場合には、経営審査委員会が所管するため、議会には、直接関与是正する権限がないと認識しますが、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

えー、運営権者が行う物品や工事等の調達先の企業に、悪質な労働条件を強いる等の、ま、人権デューディリジェンスの観点から問題のある企業が確認された場合、現時点では、これに関する法律による規制がないことから、企業局として直接的に取引への関与や是正を命令することは難しいものと考えております。

一方で、先般、国において、人権リスク対応のガイドラインが公表され、人権リスク対応の推進が検討されていることから、その動向を注視しながら、みやぎ型管理運営方式においても、運営権者の責任ある適切な、えー、運営が行われるよう、企業局として、えー、指導してまいりたいと思います。

なおですね、運営権者は、調達基準の1つに、持続可能な社会に寄与する調達というのを掲げておりまして、えー、環境負荷軽減への取り組みや労働安全性の配慮を行うこと、SDGsの推進を通して、持続可能な社会に寄与することが表明されておりますので、人権リスク対応にも積極的に取り組んでいただけるものと考えております。

わたなべ拓委員

ま、いまご答弁いただきましたけども、あの、9月13日にはですね、あのう、政府は、責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドラインが決定されましたし、また米国においても、ウイグル強制労働防止法などですね、懸念国との取引を制限する枠組みが徐々に実体化しております。

あのう、経済安全保障推進法も、8月から一部施行されましたし、えー、水道が、その基幹インフラに指定される中でですね、今、まあ、あのう、答弁ありましたけれども、懸念国との取引については、ま、現状ですと、経営審査委員会に任せるほかなく、ま、あのう、議会が直接関与する手立てがないっていうのは、やっぱり問題じゃないかなあと思うんですよね。

で、一定程度、いま答弁にありましたように、持続可能性というところで、あの、是正の余地があるんじゃないかという見通しありましたけれども、もっと積極的にですね、基幹インフラ守っていくためにも、懸念国との取引に一定の歯止めをかける手立てを、議会に留保する方法というのはないもんでしょうかね? 伺います。

佐藤公営企業管理者

あのう、まずは、あのう、運営権者のですね、調達基準ということが重要だと思っております。で、われわれとしても、あのう、命令等、是正命令等できない、今、そういう状況でございますけども、あのう、ま、指導等、「や、こういう問題があるんじゃないか」と、話し合いを含め、指導等、これは可能だと思っております。

で、そのうえでですね、議会がどのように関与できるか? ということについては、それ、私のほうからは、なかなか答弁が難しいというふうに考えておりますが、企業局として、また、そういったことは、しっかり対応してまいりたいというふうに思います。

わたなべ拓委員

ま、今、あのう、誠実に答弁していただきましたけども、あのう、ま、われわれとしてはですね、県民一堂、同じ思いだと思うんですけども、あのう、懸念国が提供する検査機器でありますとか、監視装置でありますとか、ま、薬剤などですね、あのう、非常に、まあ、不安があるということはご理解いただいてると思うんです。

ま、こうした、その、懸念国からの調達についてですね、重々留意いただきたい、と。これは、あの、議会も当局も、あの、協働してですね、これから提携しながら、あの、検討して取り組んでいかなくてはいけない事項だと思いますので、えー、これは要望にとどめます。

 

福島かずえ委員の質疑

 

   宮城県議会インターネット中継映像より

miyagi-pref.stream.jfit.co.jp

◆ みやぎ型は当事者抜きの施策だ

福島かずえ委員

次に、大綱3でございますが、水道用水供給事業について伺います。

えー、みやぎ型管理運営方式も、県民への情報公開と説明責任が不十分なまま手続きが進められました。昨年3月に、非公開でメタウォーターグループを選定し、わずか3カ月後の6月議会にはもう、関連条例を提案しました。

住民説明会は、その間、たった4カ所6回のみの開催で、その後は1度も行っていません。OM会社の代表株主が、外資ヴェオリア・ジェネッツだと判明したのは、6月議会開会後で、審議に必要な資料も出揃っていませんでした。

みやぎ型導入手続きの凍結を求める請願が提出され、拙速な手続きに県民の批判も集まりました。昨年11月に開かれた市町村担当者会議でも、「県民向けにもっと説明してほしい」という声が出されています。県民を置き去りにしたあまりにも強引な進め方だったのではないですか? これは知事に伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

えー、みやぎ型管理運営方式の導入にあたっては、県民のみなさまのご理解が重要であることから、これまで事業説明会の開催、ホームページや県政だよりを活用した広報、えー、パブリックコメントの実施など、さまざまな手法を活用して、ま、丁寧に情報発信を行ってまいりました。

また、今年4月からの事業開始後においても、知事のラジオ放送、県政だよりやパネル展示による広報、毎月のモニタリング結果や水質検査結果のホームページによる公表のほか、6月からは施設見学を再開するとともに、下水道の理解を深めていただくイベント等も開催しております。引き続き、わかりやすく丁寧な情報発信に努めてまいりたいと考えております。

福島かずえ委員

いつの間にか、知事からは、「復興の一丁目一番目が、このみやぎ型だ」という話もありましたし、まあ、知事の肝いりで進められたこのみやぎ型ですが、これもまた、当事者抜きの施策だと指摘しておきたいというふうに思います。

◆ 次期料金改定協議資料を議会へ提出するように

えー、2年後の2024年度、令和6年からスタートする新しい料金の協議が、現在、企業局と受水市町村とで行われています。市町村のみならず、利用者である県民や県議会、市町村議会が納得できる料金改定を行うために、必要な情報を公開することを求めます。

8月の市町村会議の資料は、当初、所管の建設企業委員会にも、会議の次第しか出さないという対応でした。来年の9月県議会には議決が求められる次期料金です。

市町村との覚書が交わされるまで県議会にも県民にも秘密では、議会と県民を軽視し、二元代表制民主主義に反するものと言わざるを得ませんが、必要な資料は議会にきちんと提出することを改めて求めます。いかがですか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、料金改定は、受水市町村と、ま、協議を重ねながら合意形成していくものであり、えー、その内容は協議過程で修正が生じうる、いわゆる意思形成過程の情報であることから、全てを公開することは難しいというふうに考えております。

一方で、協議の進捗状況等を開示することは、ま、重要であると、ま、認識していることから、ま、議会に対して、これまでも、会議資料や市町村の主な質問と県の回答内容の提供など、ま、協議の概要をお示ししてきたところです。引き続き、市町村の了解も得ながら、可能な限り、えー、協議状況の説明に努めてまいりたいと考えております。

福島かずえ委員

えー、昨年度の決算審査監査委員から出ておりますけれども、監査委員からも、情報発信、特に求めておりますし、また、えー、8月に開かれた経営審査委員会でも、県民から不安の声や問い合わせがある。より一層の県民の不安や関心に寄り添って、広報内容や手段について検討してほしい」という意見が、委員からも出されております

えー、情報公開と説明責任を果たすことは、本当に重要だということは、ぜひ肝に銘じて、えーとー、たとえ合意形成過程であっても、特別な理由がなければ公開対象でありますので、ぜひ必要な資料は出していただきたいと求めておきます。

◆ 広域水道の過大な計画の縮小を

えー、ところで、仙南・仙塩広域水道は、1977年に工事建設に着手し、計画給水人口は193万人、最終給水量は1日55万3千トンです。しかし、1986年に策定した県の第三次長期総合計画でも、この地域の人口は、2000年で161万人しか見込めないという中身でした。しかし、その際も給水人口を縮小せず、90年から給水を始めています。

決算年度、令和3年度の実績は、えー、仙南・仙塩広域水道は、施設能力の66%、最終水量の33%にしかなっていません。需要が見込めないため白石川河川取水は中止、凍結したままです。大崎広域水道も、南川ダム水系二期工事は凍結したままです。こちらも実績は、施設能力の61%、最終水量の52%です。

計画達成目標年次は、どちらも未定のままです。今後、どちらも水需要が増えるとは思えません。全体計画が過大という認識を、当局はお持ちでしょうか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、わが県の広域水道事業は、ま、人口の急激な増加により、深刻な水不足が懸念されていたことを背景に、関係市町村から県に対し広域水道建設の強い要望があったことを踏まえ、大崎広域水道は昭和48年度に、また仙南・仙塩広域水道は昭和51年度に、当時の厚生大臣により、県事業としての計画が認可されたものであります。

この計画は、将来人口を元に、計画給水人口を算定し、1人1日あたりの使用水量などから、計画給水量を合理的に推計するなど、市町村と十分な協議を行い作成したうえで、国の厳正な審査を経て認可されており、妥当なものであったというふうに考えております。

福島かずえ委員

ま、当時はそうだったかもしれませんが、現状で、いま過大な計画だという認識はお持ちじゃないんでしょうか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

あのう、ま、当時、ま、そのような経緯を経て、ま、策定されたということですので、ま、現状、確かに、えー、量的に、えー、ま、余ってるという部分は、あの、あるというふうな認識は持っております。

福島かずえ委員

えー、仙南工業用水道事業は、95年に需要が見込めず休止を決定し、2009年には県として事業廃止の意思を決定しました。翌年には七ケ宿ダム使用権が消滅し、ダム管理費用の県負担が軽減されました。

使わない使用権や水利権を、実態に合わせて別の用途、何人かの県議の方も伺っておりますけれども、たとえば水力発電、治水などに変更するなど、国と協議して広域水道の過大な計画の縮小を今こそすべきではないでしょうか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、多目的ダムの効用を発揮させることなどを目的に定められている特定多目的ダム法において、えー、ダム使用権は、国土交通大臣の許可を受けなければ移転または変更することができないというふうにされております。

そのダム使用権については、取水の有無にかかわらず、全体計画に基づくダム管理費用が必要となることから、移転または変更後のほかのダム使用権者の負担などを考慮し、引受先を確保できなければ、移転または変更は困難であるというふうに、国のほうから示されております。

ま、現在、ダム使用権として企業局が確保している水量の一部は未利用となっておりますことから、先ほど委員からもお話ございましたように、その水量を新たな小水力発電に活用することについて、国や関係機関と協議を行っているところであり、引き続き、保有資産の有効活用について検討してまいります。

福島かずえ委員

ハイ、えー、ダムだけではなく、過大な管路についても伺います。

えー、過大な管路はそのまま更新するのではなく、当然ダウンサイジングが必要です。料金改定協議の中で、市町村から出された要望に応え、当局は管路の本格的な更新も考慮し、40年先を見据えた経営シミュレーションを11月めどに市町村に示すということです。県議会にも提出することを求めますが、いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

えー、広域水道事業の料金改定協議においては、県議会に対し、えー、会議資料の提出など、ま、可能な限り、えー、協議状況の説明に務めてきたところであります。

あのう、経営シミュレーションにつきましても、受水市町村都の協議状況を踏まえ、ま、適切な時期に内容等をお示ししたいというふうに考えております。

福島かずえ委員

えー、経営シミュレーションは、料金改定にとって欠かせない資料であるから市町村に提示するものだと思います。えー、当然、えー、料金改定には県議会の議決が求められるわけでございますから、そうした必要な資料は早め早めに提出していただきたいというふうに思います。

えー、次に、えー、移ります。これまでも、あまりにも高すぎる料金を下げるために、一般会計からお金を繰り出し支援してきました。えー、長い事業ですので、いま、総額は現在調査中でございます。

えー、仙南・仙塩広域水道が給水を開始した90年からの10年間に、大崎広域水道と合わせて約200億円程度、直近の5年間でも4億4,600万円の繰入金、一般会計からありました。

えー、水道事業でも初期投資には、一般会計から繰り出しができる国の補助もありました。下水道建設事業には、国の補助制度が継続的にあります。水道の更新投資にも、国が補助するよう制度の新設拡充を、他の県とも連携して求めていくべきです。いかがでしょうか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、水道事業における国の補助制度は、平成27年度に生活基盤施設耐震化等交付金が新たに創設され、ま、企業局でもこれまで、施設整備や管路の耐震化事業において活用しております。

ま、しかしながら、えー、水道事業は、人口減少社会の進展による水需要の減少や施設の老朽化等への対応が急務となっていることから、ま、現在、県の政府要望や都道府県政令市および企業団で組織する地方公営企業連絡協議会において、水道施設の更新や耐震化の推進に向けたさらなる制度拡充などの要望を行っているところでございまして、引き続き、関係団体等と連携し、国に求めてまいります。

福島かずえ委員

えー、水は命の源であり、人の暮らしのため、都市のインフラとして欠かせないものです。更新投資を水道料金で賄おうとせずに、税を投入すべきだという働きかけ、企業局だけに任せずに知事も力を出していただければというふうに思っております。

◆ 企業債完済にあたって、受水市町村への責任水量制を止めるべき

えー、大崎広域水道の漆沢ダムの企業債はすでに完済し、南川ダムは残高1億8千万円で2024年度には完済予定です。仙南・仙塩広域水道の七ケ宿ダムは残高3億4千万円で来年度には完済できるとのことです。これで間違いありませんか? 確認します。

佐藤公営企業管理者

間違いございません。

福島かずえ委員

ものすごい企業債があったのがようやく完済しようとしているこの機会に、受水市町村への責任水量制を止めるべきです。県は、契約水量の8割を責任水量として市町村に割り当てています。そのため、他に安く利用できる自己水源があるにもかかわらず、県から高い水を買っている市町村があります。

また、過去3年間の実績で、責任水量まで使用していない市町は、大崎、美里、大郷、白石、蔵王、村田、岩沼、名取、富谷、塩釜、七ヶ浜と11もありました。ぜひ責任水量制を廃止して、市町村の負担を軽くすべきです。いかがですか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、責任水量制は、えー、生活に必要不可欠な社会資本である水道用水供給事業を、安定して経営していくため、他の多くの事業所においてでも採用している制度でございます。

えー、わが県においても、えー、事業開始時に受水市町村と協議し採用したものであり、責任水量制の廃止は、安定経営に支障を来すことから、今後もこの制度を維持していくことが必要であるというふうに考えております。

福島かずえ委員

この責任水量制が市町村を大変苦しめており、住民の料金負担にも結びついております。そもそも過大な人口増大見込みと、それに基づく過大なダムや管路の建設投資が、全国でもトップクラスの水道料金となり、受水市町村やその住民に大きな負担を押しつけました。この誤りの責任を、国と県がきちんと取るべきですが、いかがでしょうか? 伺います。

佐藤公営企業管理者

えー、わが県の広域水道事業計画は、将来人口を元に計画給水人口や計画給水量を合理的に追求するなど、関係市町村と十分な協議を行い作成したうえで国に認可されたものであり、妥当なものであったというふうに考えております。

ま、しかしながら、現在、人口減少や節水型社会の進展などにより、水需要は計画を下回っている状況にあることから、県では、民間の力を最大限に活用し将来にわたり安全安心な水を可能な限り低廉な価格で供給するため、みやぎ型管理運営方式の導入を推進したものであります。

企業局といたしましては、引き続き、管路のダウンサイジングや、新たな収益化方策として保有資産の有効活用を検討するなど、経営の効率化や合理化に努めながら、水道事業者としての責任を果たしてまいりたいというふうに考えております。

福島かずえ委員

終わります。ありがとうございました。

 

 

 

10/11 第385回宮城県議会建設企業委員会でのみやぎ型についての質疑応答です!

2022年10月11日、宮城県議会建設企業委員会が開催され、みやぎ型についての質疑応答が行われました。

 

今回の記事内容

公営企業管理者の報告

◆ 令和4年度第1回経営審査委員会の開催結果について

◆ 仙塩工業用水道事業における漏水対応について

◆ 運営権者による広報活動(みずむすびフェス)の実施について

公営企業管理者の報告に対する質疑応答

◆ 経営審査委員会をもっと頻回にできないか?

◆ 水質抜き打ち検査について

◆ 水質検査の報告について

◆ 汚泥含水率の報告について

◆ 重大な漏水事故などが発生した際の議員への報告について

◆ みやぎ型の正しい情報発信の継続を

◆ 給水を停止した13事業所への影響は?

 

公営企業管理者の報告

 

◆ 令和4年度第1回経営審査委員会の開催結果について

佐藤公営企業管理者

えー、それでは、初めに、みやぎ型管理運営方式のモニタリングを担う経営審査委員会につきまして、令和4年度第1回の開催結果をご報告いたします。

1の開催結果をご覧ください。

日時は、8月24日水曜日の午後2時から午後4時まで。

場所は、白石市仙南・仙塩広域水道事務所 南部山浄水場 にて開催いたしました。

内容といたしましては、委員会の開催に先立って、浄水場をご視察いただき、その後、えー、大会議室において、運営権者より第一四半期の事業運営状況を報告しております。

県からは、えー、県における、県によるモニタリングの状況と、最近の物価上昇に伴う運営権者収受額の臨時改定について報告しております。

主な意見といたしましては、浄水場および下水処理場の運転操作及び維持管理についてのご質問や、県のモニタリングにおける指摘の詳細についてのご質問のほか、運営権者及びOM会社の利益見通しについてもお尋ねがあり、運営権者と県の双方より回答しております。

なお、経営審査委員会の資料および議事録につきましては、9月26日付で水道経営課のホームページにおいて公表しておりますのでご覧ください。

www.pref.miyagi.jp

2 今後の予定につきましては、引き続き、運営権者において、安全安心な水の供給と安定的な汚水処理を継続し、令和4年度上半期業務報告書の提出及びそれに対する県のモニタリングを実施した後、えー、年明けの1月頃に、第2回経営審査委員会を開催する予定としております。この件につきましては、以上でございます。

 

◆ 仙塩工業用水道事業における漏水対応について

続きまして、県営工業用水道事業における漏水対応についてご報告いたします。

1の概要をご覧ください。

発生日時は、9月9日金曜日の午前10時頃。

場所は、仙台市泉区松森地内の県道35号泉塩釜線でございます。

被害といたしましては、午前10時頃から午後8時10分まで、片側2車線のうち1車線の通行制限が生じましたが、幸い、ま、人的・物的被害はありませんでした。

給水停止は、泉パークタウン工業流通団地などに立地する13事業所において、午後0時30分から午後8時30分までの約8時間でございました。

2の原因でございますが、漏水発生場所の上流にある鶴ヶ谷ポンプ場で、定期点検に伴って送水ポンプを停止した際に配水管内の水圧が一時的に上昇いたしました。

その上昇した水圧が、設計耐水圧を下回っておりましたが、配水管と空気弁を繋ぐ立上り管継手の固定用ボルトとナットが劣化し、所定の強度が不足していたことから破断し、配管が離脱したものでございます。

なお、空気弁は定期的に点検を行っておりましたが、この固定用ボルトとナットはマンホール内の埋設部にあることから、定期点検時に経年劣化の進行状況を確認することができなかったものであります。

えー、3の再発防止策につきましては、県道35号泉塩釜線に設置された同じ構造の8か所の立上り管継手について、えー、補強金具設置と防食対策を今月末までに実施することとしております。

詳しい場所やマンホール内につきましては、資料裏面に記載しておりますので、えー、ご覧ください。この件につきましては、以上でございます。

 

◆ 運営権者による広報活動(みずむすびフェス)の実施について

続きまして、運営権者による広報活動(みずむすびフェス)の実施につきましてご報告いたします。

県民のみなさまに対して、水道事業等を広くご理解いただくため、株式会社みずむすびマネジメントみやぎの主催により広報活動が実施されましたのでご報告いたします。

1の開催概要をご覧ください。

日時は、9月10日土曜日の午後10時から午後3時まで。

場所は、多賀城市大代の仙塩浄化センターにて開催いたしました。

内容といたしましては、近隣の幼稚園やダンスサークル等によるステージイベント、浄化センターの見学ツアー、親子で工作を行うワーックショップのほか、多数のイベントが用意されました。

詳しくは、資料裏面のチラシをご覧ください。

来場者数は、約1,000人にのぼり、晴快(筆者注:「快晴」の言い間違い?)のもと大変盛況でありました。

2のその他の会場をご覧ください。

えー、先週10月8日土曜日に、岩沼市の県南浄化センターにて開催しており、仙塩浄化センターと同様大変盛況であったと報告を受けております。

また、10月22日土曜日には、大和町の大和浄化センターにて開催される予定でございます。私からは以上でございます。

sites.google.com

あ、委員長、すいません。あのう、さっきのみずむすびフェス、私、あの、えーとー、午後10時からと、あのう、あの、発言してしまいました。午前10時から(笑声が起こる)でございます。訂正のうえ、お詫びさせていただきます。

 

公営企業管理者の報告に対する質疑応答

 

◆ 経営審査委員会をもっと頻回にできないか?

福島委員

えーとー、ま、ご報告いただきましたが、私も、あの、8月24日、あのう、傍聴に伺いまして、ま、傍聴させていただきました。えー、会場のせいもあるかと思うんですけれども、音響が悪くて、よく委員の方のご発言が聞き取れなかったということもありますので、ま、以後気をつけていただきたいというふうに思います。

miyagi-suidou.hatenablog.com

非常に、あの、えー、当日、そのう、委員会が始まる前に、現地調査、場内視察もされ、そして、2時から4時まで、4時ちょっと回るぐらいに、非常に熱心な、あの、質疑が委員のみなさんからされまして、非常に、あの、私も、あのう、意を強くしたところでございます。

県民の率直な疑問とか、あー、そういったものと専門性も生かしながら、委員のみなさん、非常に熱心に、あのう、審査していただきまして、有り難いなあというふうに思いました。

miyagi-suidou.hatenablog.com

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で、ま、年2回という計画でありますけれども、ぜひ、あのう、開催回数を、ま、初年度2年度、ま、第1期の間は、やはり、あのう、もっと頻回にやっていただくことが、県民への、ま、情報提供にも、それから、安心安全にも繋がっていくものというふうに思うんですけど、その点についてはいかがですか?

佐藤公営企業管理者

ハイ、まず、あの、今回の開催なんですけども、ま、事業開始後、まあ、4ヶ月ほど、まあ、経過したということもあって、第一四半期の運営状況を報告するという意味で、ま、開催させていただいております。

で、ま、経営的にはですね、あのう、ま、半期の報告と年間の報告の、ま、モニタリングを終えた後の、ま、開催を予定しておりますので、何か、こう、有識者のみなさまにご意見を頂戴するというような、そういうものが生じた場合には、ま、委員長とも相談しながら、臨時開催という形で開催したいと思います。

福島委員

ぜひ、あの、臨時開催も含めて、あのう、他の委員会でも、ま、そういうことは、あのう、あるようですので、検討していただきたいと思います。

◆ 水質抜き打ち検査について

で、この中で、その、えーと、県によるモニタリング状況の報告の中で、そのう、えーとー、抜き打ち検査を6月30日と7月5日に実施したということが、あの、報告されておりましたが。

この建設企業委員会が、この8月にも行われてますし、7月もあったかと、ま、議会中でありましたけれども、ありましたが、この委員会に、「この抜き打ち検査を、このようにやって、こうなった」という報告がなかったのは、ちょっと遺憾に思いましたので、今後は報告していただきたいというふうに要望しておきたいと、そういったことについては、要望しておきたいというふうに思っております。

また、抜き打ち検査は、今回広域水道のみでありましたけれども、流域下水道でもぜひ行うべきだというふうに思っていますが、ま、考え方について伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

ハイ、あのう、下水道につきましても、この放流水質を対象として、抜き打ち検査っていうのは実施しておりまして、あのう、9月16日に、ま、仙塩と県南浄化センター、あと9月22日に、ま、大和と鹿島台の浄化センターで、ま、実施しております。

その検査結果報告書につきましては、あの、水質検査機関から、その、県の事務所のほうに、まず提出してもらって、その中身を企業局のほうで、ま、確認したうえで、あの、先ほどの水道と同様にホームページに掲載していくということで考えています。

福島委員

ま、ぜひ、あのう、委員会にも、そのう、月次報告の結果の報告というのもありましたので、それに類するように、その、抜き打ち検査の結果もご報告いただきたいというふうに思います。

まあ、「ホームページに出てますから、見てください」という告知でもかまいませんけれども、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

ハイ、あのう、ま、水道もそうなんですけども、水質検査、たとえば水道で言うと、水道法に基づく51項目の、ま、水質検査について、ま、予告なしに実施するということで、ま、ホームページにも公開させていただいてるんですが。

その水質検査は、ま、通常業務だというふうに思っておりますので、ま、何か特段のことを、まあ、ある場合に報告するという意味で、ま、特にホームページに公開しているということもあって、ご報告しておりませんでしたが、ま、ちょっと、そのやり方ちょっと検討したいと。

福島委員

ま、そのう、定例の報告は、定例の報告があるだろうというふうに思うんですけれども、抜き打ち検査は、今おっしゃったように、いつやるかわからないので、こちらとしても、ずうっとホームページを、ま、チェックしてればいいんでしょうけれども。

やはり、あのう、抜き打ち検査というのは、そのう、えー、このみやぎ型導入の際にも、その、県のモニタリングとして、定例検査だけじゃなくて、抜き打ち検査も年1回以上はやるんだということで、県民のみなさんの信頼を、まあ、得る、理解を得るという形でおっしゃってたことなので。

あのう、しかも、ホームページも、その、月例報告の中に、あのう、開いてみて初めて、抜き打ち検査の報告のペーパーも入っているという形で、ホームページ上でのモニタリングの報告のところをサッと見るだけでは、抜き打ち検査結果が、あの、入ってるかどうか? ちょっと、探すのに、あの、不自由をしたということもありますので。

ぜひ、この辺は、あの、今年初年度ということもありますので、ぜひ、あのう、ま、議会、そして県民への情報提供というのは、なお丁寧にしていただきたいというふうに思っておりますけども。えー、これは、まあ、要望しておきたいというふうに思います。

◆ 水質検査の報告について

それから、時間もないので続けますけれども、えー、広域水道の水質検査の報告、これは、あの、事業者のほうから、SPCのほうからですけれども、トレンドで送水流量と濁度、残留塩素のみでありました。それだけでいいのか? 

          みずむすびマネジメントみやぎの報告資料より

それから、その、水道水質に関しては、全地点、項目で、基準地区に合う確認済み、えー、月次の県モニタリングの結果、県のホームページで公開を参照というような記述で、ま、県のモニタリング報告を見てくれというような形で、経営審査委員会での報告でありましたけれども、これでは、あの、運営会社の自主的なモニタリング報告を丁寧に行ったと言えるのか? ちょっと疑問に思いましたが、いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

ちょっと、いま確認、細かいことは、大沼課長から答弁させます。

大沼水道経営課長

えー、経営審査委員会ではですね、えー、運営権者が報告した上水道の水質について、えー、水質検査報告のスライド資料ではですね、最も代表的な数字としまして、えー、流量、濁度、えー、残塩のトレンドを報告したものでございます。

えー、(経営審査委員会の)委員にはですね、えー、4月から6月の間のデータにつきまして、えー、運転管理報告書のですね、えー、データ、事前交付しておりましてその他の項目についても報告済みでございます。

えー、なおですね、あの、すべてではないんですが、運営権者のホームページにもですね、公表してあるので、そちらをご覧いただければと思います。

sites.google.com

えー、続いては下水道についてでございます。(福島委員が「まだ」と笑い、他の委員からも笑声が上がる。)あ、そうですね。

福島委員

ちょっと、あの、ピッて、ね、以心伝心だということなんですけど(笑)、流域下水道についてなんですけれども、こちらも、あの、いずれの表にも、測定件数が明示されておりませんでしたが、えー、件数を明示して報告すべきではなかったのかと思いますし、また、あの、放流水の県基準は平均が満足すればいいというものなら、なおさら測定件数を明示すべきだと思いますが、いかがですか?

大沼水道経営課長

えー、降雨等によります影響が大きい下水道につきましては、従前から、あのう、月間のですね、最大、最小平均で、えー、水質管理項目を管理しております。

えー、毎月の測定件数は、えー、水質項目によって様々でありまして、えー、委員会において、個々の検査件数を説明することは、えー、非常に難しいものとなっております。

流域下水道ごとにですね、えー、水質等の検査実施計画基本方針というのをですね、ホームページで、えー、定めておりまして、そちらに、えー、測定頻度についても公表しておりますので、そちらをご覧いただければと思います。

なお、上水道と同じくですね、委員の方には、4月から6月の水質管理・運転管理報告書のデータを事前に送付しているところでございます。

福島委員

ま、ぜひ、あのう、今日は経営審査委員会の開催結果の報告ということで、ま、ちょっと、耳にも聞こえてきましたけれども(筆者注:この少し前から、本木委員が「資料がないとわからない」と不満を述べ続けていました)、あのう、非常に大事な初年度の、そのう、事業の、ま、報告が経営審査委員会にされているということで。

その中身がどういうふうにものだったのか? 確かにホームページには全部、県のホームページには載ってますけれども、やはり所管の委員には、そのう、中身についてわかるような資料提供もあれば、なお親切だと思いますし。

いま先ほど来から、あの、「ホームページを見てくれ、見てくれ」というような説明がありましたけれども、やはり、あのう、われわれ議会としては、やはり、このみやぎ型導入されて、どういうふうに、そのう、従前と変わりがあったのか? 変わりがないのか? きちんと、その点はチェックしていく役割がありますし、県民も、それを非常に関心を持って聞いておりますので、ぜひ、あのう、えー、「ホームページを見てください」という形だけではなく、ま、丁寧な情報の提供を求めていきたいというふうに思います。

◆ 汚泥含水率の報告について

えー、それで、ちょっと、今回最後の質問にしますけれども、流域下水道では、そのう、えーとー、うんと、放流水などの、その、えー、水質の結果だけではなくて、汚泥処理の報告もありました。

それぞれの処理場で、どういうふうに形で汚泥処理が何トンあったのか? という報告でありましたけれども、汚泥処理量を報告するなら、脱水汚泥の含水率についても、ま、報告を求めていただきたいというふうに思います。

あの、汚泥の中に含まれている水分のパーセントによって、汚泥量そのものが、重くもなり軽くもなり、ま、それが結局、処理経費にも結びついてますし。

できるだけ水分を軽くして、そのう、汚泥処理をするというのが、その、事業者にとってはいい仕事をする、経費削減に結びつくというので、ま、そういう意味では、非常に、あのう、えー、経営なり、技術がどうなってるのか? が、わかるバロメーターとして非常に重要なものであります。

ま、だからこそ、これまでも企業局が出している年報にも、汚泥含水率については、あのう、検査結果を、あのう、数値として報告されておりますし、SPC公募の際にも必要な要件になっており、提案書にも、今の、ま、メタウォーターグループからの提案書にも、水質とともに含水汚泥率(筆者注:「汚泥含水率」の言い間違いです)の目標値も記されておりました。ぜひ、重要な指標でありますので、えー、求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?

佐藤公営企業管理者

あのう、汚泥の、ま、軽重について要求水準を設定しているわけではございませんので、その、経営審査委員会において、この軽重について細かく報告は必要だというふうには、われわれとしては考えておりません。

ただですね、その、月次の,えーと、水質管理・運転管理報告書においてですね、えー、その、含水率も含めて、汚泥処理の含水率については報告させていただいているというところです。

福島委員

含水率についても、月次報告に載ってなかったと思いますけど、載ってます? ちょっと確認させてください。

大沼水道経営課長

えー、運営権者から提出されます、われわれに提出される月次報告のほうには載っております。えー、ただ、えー、外には出してないデータなのかもしれないです。

福島委員

ま、外には出してないから、ちょっと、われわれは、あの、認知しておりませんので。

ぜひ、あのう、あのう、以前のやりとりでは、そのう、県の年報には、きちんとこれまでの、えー、検査結果項目、何一つ落とさず同等の報告をしますというような答弁ありましたけれども。

先ほど、うーんと、管理者がおっしゃったように、あの、要求水準書には汚泥含水率のことはないので、それについては、あのう、えー、求められないというようなお話がありましたが。

今、課長おっしゃったように、えー、運営会社からは、その、毎回ご報告されているのであるならば、ま、運営会社の方と協議のうえ、ぜひ、それも、えー、貴重な、そのう、事業運営のバロメーター、指標になりますので、えー、われわれにも公表することを求めたいと思います。

これは、あの、即答できないと思いますので、えー、みずむすびのみなさんと協議していただきたいと思いますけれども、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

ハイ、あの、私は求められないというふうにお伝えしたわけではなくって、要求水準で設定しているわけではないので、そういった報告を、経営審査委員会においても報告するということについては、そこまでは必要ないというふうに判断するということでございます。

ま、でも、検討させていただきます。

 

◆ 重大な漏水事故などが発生した際の議員への報告について

庄田委員

えー、2つほどありますけど。

あのう、まずは、あの、この漏水の件は、私はニュースで知りまして、基本的にニュースになるような大きな漏水が起こった時に、あるいは、その、当該立地の選出の議員、あるいは、あのう、ま、所管の委員に対する、ま、起こったという、あの、委員会の前の、その、でもいいですけど、事後の報告とか、そういう体制っていうのは、どのようになってるのか? 

そもそも議員に報告する、報告する考えもないのか?(笑いが起こる) そういうところ、確認させていただきたいと思います。

佐藤公営企業管理者

ハイ、まず、そのう、えーと、ま、重大な事故だというふうにウチのほうで認識して、企業局においても、えー、対策本部をすぐ、あの、私が立ち上げました。で、まずは、その、えーとー、そういった状況を、ま、まとめていく、応急対応をするということが、ま、一番だと思っておりますので、ま、そういう形でさせていただいております。

で、その結果、たとえば、ご報告、今の体制上は、あの、議会に対してその状況を報告するという体制になっておりませんで、で、そのう、どういうことがあって、で、どういう事象があって、どういう結果だったのか? ということ、ある程度整理したうえでご報告したほうがいいんじゃないかなと、われわれは思っておりますので、その、常任委員会の場等に、えー、ご報告させていただいたという形を取ったというものでございます。

庄田委員

あのう、ま、ニュースで見たということもさることながら、ま、この、ニュースで知ったというか、この近所に住んでる方から連絡をいただいて、で、それで知ってニュースを見たら、そうだったというのを知ったわけなんですよ。

で、あのう、ま、いちおう私、建設企業委員会の所管の委員にはなってるんで、まあ、少なくとも所管の委員で、えー、当該選挙区選出の委員がいればですね、ま、あのう、状況はともかく、こういう事案が起こってますんで、あのう、まだ報告だけでもっていうことでも、教えていただけると、大変助かるなというところでございます。

◆ みやぎ型の正しい情報発信の継続を

で、実際、その、もう、2点目がですね、その漏水があった後に言われたのが、あのう、「いや、これ、民営化したからこういうことになったんだべ」と言われるわけですよ。

で、えー、まあ、「それ、民営化じゃないですし、あの、水道管については県が、あの、引き続き所有権持って管理してます」という話はするんですけど、あのう、やはり、その、みやぎ型がスタートした後においてもですね、しっかりとした正しい情報発信というのを、継続的にやっていただきたいなというのが、えー、2つめ。これ、要望ですけれども、あのう、管理者から、あの、一言いただければと。

佐藤公営企業管理者

ハイ、あのう、ちょっと、情報提供のあり方については、あのう、ま、議会事務局との関係もありますので、ちょっと、えー、検討させていただきたいと思います。

でー、ま、みやぎ型についての、あのう、ま、情報発信というのは、あの、委員ご指摘のとおり、非常に、ま、重要で、その重要性は、あの、ずっと変わってないというふうに思っております。

なので、われわれとしても、たとえば4月以降、ま、知事がラジオなどを使って、ま、報告するだとか、あと、その、ま、えーと、現場の見学会を6月からできるようにしているとか。

ま、広報活動も含めて、いろいろやれることについては、やっているつもりですが、そういったことを、ま、しっかり、あの、まあ、地道なものにはなりますが、ま、継続してやっていき、理解を深めていただく努力をしていきたいというふうに思います。

庄田委員

ま、ぜひ、あの、やっていただきたいなと思います。特に、あのう、ま、水道料金改定の度にですね、たぶんまた、その、みやぎ型のせいだとかですね、また、そういう情報が錯綜するんじゃないかというふうに、私、懸念してますので、あのう、なお引き続いてですね、しっかりお願いしたいと思います。

◆ 給水を停止した13事業所への影響は?

福島委員

ま、いま庄田委員からも、ま、質問の中で、ま、確認もされたかなとは思うんですけれども、その、道路地中内の配管部分ということなので、これは、あのう、みやぎ型始まっても引き続き県が、あの、所有、所有権はどこもそうなんですけど、維持管理する部分であるということ、まず確認させていただきたいと思います。

佐藤公営企業管理者

はい、そのとおりです。

福島委員

それから、給水を停止した13事業所への影響、どのようなものだったのか? あのう、いま把握している範囲でいいので、お知らせいただきたいと思います。

佐藤公営企業管理者

ハイ、まず、あのう、給水停止によって、製造ラインの一部を、ま、停止したという事業者が、あの、1社ございました。また、あのう、えーとー、ライン停止ではないんですが、上水道に切り替えて、操業を行ったという事業所が3社ございました。

で、ラインの一部を停止した事業者の方につきましては、その、給水再開後にですね、通常の操業を行ったというふうに伺っております。

福島委員

ま、そうなると、えーと、13事業所で給水停止したけど、実際に、ま、何らかの影響があったというのは4社のみだということだと理解しましたが、その4社の中で、結局、その、県の、まあ、施設の、まあ、不具合により、まあ、故障というか、破断によって停止したわけですから、瑕疵は県のほうにあるということで。

それによって、そのう、ま、営業してるみなさんですから、そのう、製造ライン停止するってことは、結構大きな、あのう、損失だと思うんですけど、それについての、えー、損害賠償とか、そういった、そのう、えー、事業所からの要求などについてはどうなっているのか? 伺いたいと思います。

佐藤公営企業管理者

ハイ、あのう、ま、給水停止となった後は、ま、後日ですけども、13社に対しまして、ま、漏水、なんで漏水になったのか? とか、ま、今後どういう対応を取るのか? とか、あと、その、給水停止期間の、その期間中については、減免をさせていただきますということについて、えー、ご説明をさせていただきまして、ま、ご理解を得られたということから、損害賠償は発生しないものというふうに考えております。

福島委員

それは、あのう、不幸中の幸いということで、ま、減免でご理解を得られたということは、まあ、有り難いことかなというふうに思いますけれども。

結構、そのう、マンホールって、こう、道路上でかなり振動しますので、その振動によって、その、内部の、あの、こうした、あの、ボルトとかナットは、あの、通常より早く、ま、老朽化していくというようなこともありますので。

ま、あの、再発防止策というのを、この、えー、同構造についてとか、ま、行ったようですけども、やはり、あのう、きちんとした、そのう、ま、調査なり、それから、そのう、えー、パトロールなどもしながら、ま、こうしたことが起きないような、あのう、事前策に一層力を入れていただきたいと思いますが、いかがですか?

佐藤公営企業管理者

ハイ、あのう、この、今回のケースは、泉塩釜線の、ま、その、ま、先ほどご説明しました、その、えー、ま、独特な、ま、ちょっと事象があって、ま、起きてるということもございますので、まず、その、えー、この道路上にある箇所ですね、だいたい8か所くらいあるんですが、それにてついては、ま、今月中に、ま、速やかに、えー、ま、処理をしたいというふうに考えております。

えー、ま、いずれ、えーとー、ま、その老朽化対応というのは、全体的な部分がございますが、そういったものについては、あのう、計画的に、ま、実施し、ま、こういったことがないように、ま、企業局としても、ま、努力していきたいというふうに思います。

 

 

 

「浜松市DX推進計画(案)」パブコメは、浜松市民ではない方もご意見をご提出いただけます!   ご協力をお願いいたします!(締切りは10/14です)

私は浜松市民ではありませんが、悪い前例ができて、全国に横展開されると非常に困りますので、意見を送らせていただきました。

浜松市DX推進計画(案)」パブコメの詳細につきましては、浜松市の「スーパーシティを考える会」さんからのメールを転載させていただきますので、ご参考になさっていただければと思います。

twitter.com

 

「スーパーシティを考える会」さんからのメール

 

10/1 に送信されたメール

スーパーシティを考える会より、 お世話になっている皆様に、Bccでお知らせします。

浜松市では、今 浜松市DX推進計画(案)」のパブコメを募集しています。

締め切りは、10/14です。)

意見を出せる対象は、浜松市民や勤務している人に、限定していません。
市民でない方も可能でしたら、ぜひ、よろしくお願い致します。
 
この推進計画には、多数の問題点があると、私たちの会では懸念しています。
 
添付の「パブコメへ意見を」のチラシを、ご覧ください。
会の考えた問題点と、文例をご紹介しています。)

スーパーシティを考える会さんのご意見より

スーパーシティを考える会さんのご意見より

浜松市公式ホームページ・・・https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/dsc/pubcomme/dx_keikaku/boshu/top.html

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

 

上記の中にもありますが、案の内容と、解説です。

※印刷して読みたい場合は、PDF版をご覧ください。

浜松市DX推進計画(案)【本書】(PDF:979KB)https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146444/dx_honsho.pdf

浜松市DX推進計画(案)【解説版】(PDF:2,885KB)https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146444/dx_kaisetsu.pdf

 

下記はコピーです。(浜松市公式ホームページより)

【意見の提出方法】

意見書には、住所、氏名または団体名、電話番号、Eメールアドレス(ある場合)を 記入して、直接持参・郵便・電子メール・FAXのいずれかの方法でデジタル・スマートシティ推進課まで提出してください。

住所、氏名または団体名が未記入の意見には、市の考え方は示しません。

個人情報は、本事業においてのみ使用することとし、個人情報保護に関する法令等に 基づき適正に管理します。

 

また、デジタル関係のお知らせが2件あります。

① 日弁連の第64回人権擁護大会のまとめで、昨日9/30に4つの決議を採択しました。 その中の1つ

デジタル社会において人間の自律性と民主主義を守るため、自己情報コントロール権を確保したデジタル社会の制度設計を求める決議
https://www.nichibenren.or.jp/document/civil_liberties/year/2022/2022_2.html?s=03

www.nichibenren.or.jp

② 日弁連 9月27日、「『マイナ保険証』取得の事実上の強制に反対する会長声明」を公表しました。

「マイナ保険証」取得の事実上の強制に反対する会長声明
https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2022/220927.html

www.nichibenren.or.jp


★最後までお読みくださり、ありがとうございます。 スーパーシティを考える会

 

10/10に送信されたメール

スーパーシティを考える会より、 お世話になっている皆様に、Bccでお知らせします。
前回は、10/1に、パブコメへのご協力のお願いという内容で、メールをお送りしました。

その中の記載で、1か所の補足説明があります。

浜松市では、今 浜松市DX推進計画(案)」のパブコメを募集しています。

(締め切りは、10/14です。)

意見を出せる対象は、浜松市民や勤務している人に、限定していません。
市民でない方も可能でしたら、ぜひ、よろしくお願い致します。」

上記のように記載しましたが、パブコメの募集のページには、その対象について記述はありませんでしたが、浜松市パブリックコメント制度の説明の中には、下記のように記載がありました。

浜松市公式ホームページ・・・

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

 <意見を提出できる人>

  • 市内に住んでいる人
  • 市内に通勤、通学している人
  • 市内に事務所、事業所を有する人
  • 案の利害関係者
上記の記載ですが、市外の方からの意見でも、「案の利害関係者」に該当する・・・
という解釈ならば、提出は可能です。
(私たちの会の事務局で話し合いを持ち、解釈により、「提出は可能」と、判断しました。)
 
 
また、浜松市の広報「広報はままつ」に掲載パブリックコメントの 送り先のFAX番号が、間違っていました。
前回のメールに記載したものは、公式ホームページからの引用で、そこに訂正が載っていた通りです。
 
私たちの会は、この件を重要な事だと判断して、10/3に担当課への抗議要請を提出しました。
その文書を、添付します。

また、10/7にも、継続して浜松市のデジタル・スマートシティ推進課へ要請に行きました。
この件について、また続報を後日お知らせさせていただきます。
 
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
スーパーシティを考える会(メール担当:加藤喜代美)